第2章 Oracle NoSQL Databaseのインストール

目次

インストールの前提条件
インストール
インストールの構成

この章では、複数ホスト環境でのOracle NoSQL Databaseのインストール・プロセスについて説明します。大規模なシステムを本番に使用することを計画している場合は、「初期容量計画」を参照して、ソフトウェアをインストールするストレージ・ノードの数を見積もってください。使用するストレージ・ノードがすでにわかっている場合は、次の指示に従うことで、Oracle NoSQL Databaseはストレージ・ノードを最大限に活用します。

インストールの前提条件

Oracle NoSQL Databaseインストールに使用するホストのすべてにJava SE 6 (JDK 1.6.0 u25)以上がインストールされていることを確認します。コマンドは次のとおりです。

java -version

これをこの確認に使用できます。

LinuxおよびSolaris 10のみが、Oracle NoSQL Databaseに対して公式にサポートされているプラットフォームです。LinuxまたはSolaris 10以外のプラットフォームが希望するデプロイに適している場合もあります。しかし、Oracle NoSQL DatabaseはLinuxとSolaris 10以外のプラットフォームではテストされていないため、Oracle NoSQL Databaseデプロイに対する他のプラットフォームの適否については言及しません。

また、Oracle NoSQL Databaseのノードに仮想マシンを使用することは推奨されません。これは、仮想マシンを使用すると、Oracle NoSQL Databaseのパフォーマンスの判断が難しくなるからです。最善の結果を得るには、LinuxまたはSolaris 10プラットフォームでOracle NoSQL Databaseノードをネイティブで(VMを使用せずに)実行します。

インストール・プロセスには、各ノードに対するrootアクセスは必ずしも必要ありません。

最後に、なんらかの信頼できるクロック同期が各マシンで実行されていることを確認します。通常、0.5秒未満の同期デルタが必要です。ネットワーク・タイム・プロトコル(ntp)はこの目的に叶っています。