| Oracle® Fusion Middleware Oracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド for Linux Exalyticsソフトウェア・リリース1.0.0.4 for Exalytics X2-4およびX3-4 E52965-02 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
この章では、Exalytics MachineへのOracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (1.0.0.4)の適用について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
X2-4およびX3-4 Exalytics Machine用のOracle Exalyticsパッチセットは、通常は3か月に1回定期的に配信されるシステム・ソフトウェア・コンポーネントで構成されています。
ソフトウェア・コンポーネント用として、Oracle Exalyticsパッチセットに次のいずれかまたはすべての更新が含まれる場合があります。
Linux x86-64用Exalytics Base Image
Oracle VM x86-64用Exalytics Base Image
Exalytics VM Template (ゲスト)
Oracle Business Intelligence、Oracle Enterprise Performance Management、Oracle TimesTen for ExalyticsおよびOracle Endecaの各ソフトウェア・リリースは、Exalyticsパッチセットに対して動作保証されています。これらのソフトウェア更新には、Exalytics専用に構築された新機能が含まれる場合があります。動作保証された最新バージョンのExalyticsでアプリケーション・ソフトウェア・スタックを更新することをお薦めします。
システム・コンポーネントおよびサポートされているアプリケーション製品コンポーネントの詳細は、次のリンク先にあるOracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
この項は次のトピックで構成されています:
Oracle Exalyticsリリース1パッチ4は、システム・コンポーネントに適用される更新で構成されており、これらは表2-1に示されています。
表2-1 システム・コンポーネントとOracle Exalyticsパッチセット4でサポートされるバージョン
| システム・コンポーネント | パッチセット4リリースに含まれるバージョン |
|---|---|
|
Oracle Exalyticsベース・イメージ |
1.0.0.6 |
|
Oracle VM用Oracle Exalytics Base Image |
2.0.1.3 |
|
Oracle Exalytics VM Template (ゲスト) |
2.0.1.3 |
サポートされるアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントの最新情報は、次のリンク先にあるOracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
この項は次のトピックで構成されています:
第2.2.2.1項「非仮想Exalytics MachineでのOracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (1.0.0.4)の適用」
第2.2.2.2項「仮想化用に構成されたExalytics MachineへのOracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (1.0.0.4)の適用」
この項には次のトピックが含まれます:
このパッチセットは、現在Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3 (Oracle Exalytics Base Image 1.0.0.5)を使用しているすべてのOracle Exalyticsユーザーが利用できます。
|
注意: Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3より以前のリリースを使用している場合は、Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4にアップグレードする前に、Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3 (Base Image 1.0.0.5)にアップグレードする必要があります。Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3の適用の詳細は、次のリンク先にある『Oracle Fusion Middleware Oracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド』の第7章「パッチ適用」を参照してください。 |
パッチセットをインストールする前に、次のガイドラインを確認してください。
現在Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3 (Oracle Exalytics Base Image 1.0.0.5)を使用していることを確認してください。
パッチセットに含まれるパッチを適用する前に、現在のインストール、構成ファイルおよびユーザー固有のすべてのアーティファクトをバックアップし、適用可能なすべてのサービスを停止していることを確認します。
Exalytics MachineにOracle Enterprise Performance Managementコンポーネントをインストールしている場合は、パッチを適用する前に、すべてのEnterprise Performance Managementサービスを停止します。また、パッチを適用した後は、すべてのサービスを確実に起動してください。詳細は、次のリンク先の『Oracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイド、リリース11.1.2.3』の第12章「EPM System製品の起動と停止」を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E40248_01/epm.1112/epm_install.pdf
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3にOracle Exalyticsリリース1パッチセット4をインストールする場合は、nqcmdユーティリティを使用してOracle TimesTenの集計を削除してください。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』のOracle BIサーバーの問合せ用の集計の作成と維持に関する項を参照してください。
最新情報は、Oracle Exalytics In-Memory Machine for Linuxリリース・ノートを参照してください。
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3にOracle Exalyticsリリース1パッチセット4をインストールするには、次の手順を実行します。
手順1: ファームウェアのアップグレード
ファームウェアをアップグレードしていない場合は、3.1.2.24bにアップグレードします。Oracle Integrated Lights Out Manager 3.1.2.24b (ILOM)は、新しいユーザー・インタフェースとナビゲーションを備えています。
|
注意: ILOMのバージョンを確認するには、ILOMで、「バージョン情報」ボタンをクリックします。 |
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)の詳細は、次のリンク先にあるOracle Exalyticsライブラリで入手可能なSun Server X2-4のドキュメントを参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E27027_01/index.htm
ファームウェアをアップグレードするには:
My Oracle Supportに移動し、パッチ番号16404931をダウンロードします。
パッチzipファイルには、ILOM-3_1_2_24.b_r79266-Sun_Fire_X4470M2.pkgが含まれています。
zipファイルを一時フォルダに抽出します。
Exalytics Machineで、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)に接続してログオンします。
ILOMで、メンテナンス、ファーム・アップグレード・タブを選択します。
アップグレード・モードに入るをクリックします。
「OK」をクリックします。
「参照」をクリックし、一時フォルダに移動して、ダウンロードしたILOM-3_1_2_24.b_r79266-Sun_Fire_X4470M2.pkgを選択します。
「アップロード」をクリックします。
まだ選択していない場合は、既存の構成を保持を選択します。
アップグレードの開始をクリックします。
「OK」をクリックします。
アップグレードが正常に完了すると、ILOMは自動的に再起動します。
手順2: Exalytics Base Image 1.0.0.6のダウンロードおよびマウント
Exalytics Base Image 1.0.0.6をダウンロードしてマウントするには:
次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトに移動します。
製品パックとして「Oracle Business Intelligence」を選択します。
プラットフォームは、Linux x86-64を選択します。
「実行」をクリックします。
Linux x86-64用Oracle Exalyticsソフトウェア・メディア・パック(リリース1.0.0.4.0)を選択して、クリックします。
Linux x86-64用Oracle Exalytics Base Image 1.0.0.6をダウンロードします。
このベース・イメージには2つのzipファイルが含まれています。
選択したディレクトリに、これら2つのzipファイルを抽出します。
2つのzipファイルには、次のファイルが含まれています。
Exalytics-1.0.0.6-20140128-245_BM-dvd.iso_part1
Exalytics-1.0.0.6-20140128-245_BM-dvd.iso_part2
runme.sh
readme.txt
readmeに記載されている手順に従い、dvd.iso_part1とdvd.iso_part2を組み合せて、Exalytics-1.0.0.6-20140128-245_BM-dvd.isoという名前の最終的なDVD ISOファイルを作成します。
ディレクトリを作成するには、次のコマンドを入力します。
# mkdir /mnt/exalyticsPS4
ベース・イメージをディレクトリにマウントするには、次のコマンドを入力します。
# mount -t iso9660 -o loop,ro Exalytics-1.0.0.6-20140128-245_BM-dvd.iso /mnt/exalyticsPS4
手順3: Oracle Exalytics Base Image 1.0.0.6アップグレード・スクリプトの実行
アップグレード・スクリプトを実行して、Oracle Exalyticsベース・イメージを1.0.0.6にアップグレードします。
|
注意: Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3 (Base Image 1.0.0.5)にOracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (Base Image 1.0.0.6)をインストールする場合、スクリプトによって、既存のインストールに影響を及ぼすことなく新しいrpmがインストールされます。 |
Oracle Exalytics Base Image 1.0.0.6アップグレード・スクリプトを実行するには:
すべてのOracle Business Intelligence、Oracle TimesTenおよび(インストールされている場合は)Enterprise Performance Managementサービスを停止してバックアップします。
Oracle Business Intelligenceの停止方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle Business Intelligenceの起動と停止に関する項を参照してください。
Oracle TimesTenサービスの開始および停止方法の詳細は、『Oracle® TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTenデータ・マネージャ・デーモンの操作に関する項を参照してください。
Enterprise Performance Managementサービスの開始および停止方法の詳細は、次のリンク先の『Oracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイド、リリース11.1.2.3』の第12章「EPM System製品の起動と停止」を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E40248_01/epm.1112/epm_install.pdf
Exalytics rpmsを一時(/tmp)ディレクトリにコピーするには、次のコマンドを入力します。
# cp /mnt/exalyticsPS4/Server/exalytics-update-1.0.0.6-110.noarch.rpm /tmp
一時(tmp)ディレクトリに移動するには、次のコマンドを入力します。
# cd /tmp
アップグレード・スクリプト(exalytics-scripts-1.0.0.6-110.noarch.rpm)をインストールするには、次のコマンドを入力します。
# rpm -Uv --replacefiles exalytics-update-1.0.0.6-110.noarch.rpm
スクリプトがインストールされます。
出力は、次のようになります。
Preparing packages for installation... exalytics-update-1.0.0.6-110 postInstall (exalytics-scripts) 1 ... [EXALYTICS_INFO:GENERAL] starting; Day Month Date HOUR:MIN:SEC YEAR ... [EXALYTICS_INFO:GENERAL] Updating exalytics-node-config file to set EXALYTICS_INSTALL_TYPE=BM ... [EXALYTICS_INFO:GENERAL] finished; Day Month Date HOUR:MIN:SEC YEAR postInstall (exalytics-scripts) 1; done
Oracle Exalytics binディレクトリに移動するには、次のコマンドを入力します。
# cd /opt/exalytics/bin
Oracle Exalyticsベース・イメージをアップグレードするには、次のコマンドを入力します。
# ./update_bm_1.0.0.5_to_1.0.0.6.sh file:///mnt/exalyticsPS4/Server
オプション: /var/log/exalytics/update-1.0.0.6.logと/var/log/exalytics/exalytics.logのログ・ファイルを表示します。
Exalytics Machineを再起動するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/shutdown -r now
|
注意: Integrated Lights Out Manager (ILOM)を使用して、Exalytics Machineを起動することもできます。 |
Oracle Business Intelligence、Oracle TimesTenおよびEnterprise Performance Managementサービスを再起動します。
ベース・イメージを確認するには、rootユーザーとして次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_imageinfo
出力は、次のようになります。
Image version : 1.0.0.6 Creation timestamp : Day Date Month YEAR HOUR:MIN:SEC Kernel version : 2.6.32-400.11.1.el5uek RPM versions: kernel-uek-2.6.32-400.11.1.el5uek kernel-2.6.18-308.24.1.0.1.el5 exalytics-container-bm-1.0.0.6-64 exalytics-scripts-1.0.0.6-110 exalytics-flash-1.0.0.6-90 exalytics-domain-configure-1.0.0.6-122 exalytics-deps-exact-1.0.0.6-64 exalytics-deps-minimum-1.0.0.6-64
|
注意: ビルド番号が、ここに示したものとは異なる場合がありますが、更新されたカーネル・バージョンがここに示されているものと同じであることを確認してください。 |
手順4: ASRの構成
ASRを構成するには:
新しいマシンにOracle Exalyticsリリース1パッチセット4をインストールした場合は、ASRを次のように構成します。
Oracle Exalytics In-Memory Machineオーナーズ・ガイドのAuto Service Request (ASR)のインストールに関する項で説明されている手順に従いますが、次の手順は変更してください。
第9.3項「始める前に」の手順5を次の手順に置き換えます。
/opt/exalytics/asrディレクトリに移動して、/etc/inittabファイルに次の行を追加します。
emh1:345:respawn:/opt/exalytics/asr/bda_mon_hw_asr.pl -server
コマンド行で、次のコマンドを入力し、bda_monサーバーを初期化して起動します。
init q
第9.7項「テレメトリ・ソースの構成」の手順2のコマンドを次のコマンドに置き換えます。
# cd /opt/exalytics/asr
# ./setup_asr_ilom.pl -host <hostname OR ip>
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3にOracle Exalyticsリリース1パッチセット4をインストールし、ASRが構成済の場合は、次の手順を実行しASRが動作中であることを確認します。
ps -ef | grep bdaコマンドを実行して、bda_mon_hw_asr_plが動作していることを確認します。
詳細は、『Oracle Exalytics In-Memory Machineオーナーズ・ガイド』のAuto Service Requestソフトウェアのインストールに関する項を参照してください。
手順5: (オプション) Enterprise Manager Cloud Control DiscoveryのExalyticsホストの構成
Enterprise Manager Cloud Control DiscoveryのExalyticsホストを構成するには:
Enterprise Manager Cloud Control (EMCC)がデプロイされている新しいマシンにOracle Exalyticsリリース1パッチセット4をインストールした場合は、次の手順を実行して、Exalyticsホストを特定するようにEMCCを構成します。
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)にログオンし、ILOM管理、「ID」、「システムの情報」の順に選択します。SPシステム識別子の値に、Oracle Exalytics AK00026925などの一意の値が入力されていることを確認します。
Exalytics Machineにログオンします。
コマンドchmod +x exalytics_configure_for_emcc.shを実行して、実行権限を付与します。
次のコマンドをrootユーザーとして実行し、ファイルを作成します。
./exalytics_configure_for_emcc.sh
出力を確認し、/var/exalytics/info/em-context.infoファイルのコンテンツにOracle Exalytics Machineのシステム識別子が正しく表示されていることを確認します。システム識別子は、この手順1で確認したシステム識別子と同一である必要があります。
Enterprise Manager Cloud Control (EMCC)がデプロイされているOracle Exalyticsリリース1パッチセット3にOracle Exalyticsリリース1パッチセット4をインストールした場合は、次の手順を実行し、EMCCによってExalyticsホストが特定されることを確認します。
/var/exalytics/info/em-context.infoファイルのコンテンツを確認し、そのコンテンツにOracle Exalytics Machineのシステム識別子が正しく表示されていることを確認します。
システム識別子は、前述の手順(a)で確認した、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)に表示されるシステム識別子と同一である必要があります。
使用しているデプロイメントに応じて、このリリースに対して新規に動作保証されたアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードまたはパッチ適用を実行します。
|
注意: この項は、すでにアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントを実行している既存のExalyticsユーザーを対象としています。新規Exalyticsユーザーは、第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」に進んでください。 |
アプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードまたはパッチ適用を実行する前に、インストールしようとしているものが、最新バージョンのExalytics動作保証済アプリケーション・ソフトウェアであることを確認してください。最新の動作保証については、Oracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。Oracle Exalytics動作保証マトリクスは、次のリンク先にあります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle BI EE 11.1.1.7.xのダウンロードとインストール
最新のOracle BI EE 11.1.1.7.xパッチセットをOracle BI EE 11.1.1.7.0インストールに適用するには、パッチ17886497 (Oracle BI EE 11.1.1.7.140114パッチセットの最上位のパッチ)のREADMEファイルに記載された手順を参照してください。
|
注意: 初めてOracle Exalyticsをインストールする場合は、Oracle BI EE 11.1.1.7.0をインストールする必要があります。詳細は、第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」を参照してください。また、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』も参照してください。 |
Oracle BI EE 11.1.1.6.xインストールを実行している場合は、Oracle BI EE 11.1.1.7.0にアップグレードする必要があります。Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのアップグレード・ガイドを参照してください。
|
注意: Oracle BI EE 11.1.1.6.xインストールのインストールまたは管理にExalytics Domain Management Utilityは使用できません。まず、Oracle BI EE 11.1.1.6.xインストールをOracle BI EE 11.1.1.7.0にアップグレードしてから、Exalytics Domain Management Utilityを使用して、このインストールを既存のプライマリ・ドメインとして登録します。 |
Oracle Timesten 11.2.2.6 for Exalyticsのダウンロードとインストール
Oracle TimesTenをダウンロードしてインストールするには:
次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトに移動します。
製品パックとして「Oracle Business Intelligence」を選択します。
プラットフォームは、Linux x86-64を選択します。
「実行」をクリックします。
Linux x86-64用Oracle Exalyticsソフトウェア・メディア・パック(リリース1.0.0.4)を選択して、クリックします。
Linux X86-64ビット用Oracle TimesTen In-Memory Database for Exalytics 11gリリース2 (11.2.2.6.0)をダウンロードします。
|
注意: 初めてOracle Exalyticsをインストールする場合は、以前のOracle TimesTenバージョンにパッチを適用するかわりに、Oracle TimesTen 11.2.2.6をインストールできます。 |
Oracle TimesTenのインストール時に、「このインスタンスをアップグレードしますか。」という質問が表示された場合は「はい」と答えます。
また、既存のファイルは削除しないようにしてください。たとえば、インストール時に、次のような質問が表示された場合は「いいえ」と答えます。
<installation_directory>/TimesTen/tt1122/network/admin/samples内のファイルもすべて削除しますか。
既存のcluster.oracle.iniファイルを置き換えますか。
既存の<installation_directory>/TimesTen/tt1122/info/sys.odbc.iniファイルを置き換えますか。
<installation_directory>/TimesTen/tt1122/info内のファイルもすべて削除しますか。
詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』のインプレース・データベース・アップグレードの実行に関する項およびオフライン・アップグレードの実行に関する項を参照してください。
Oracle BI Applications 11.1.1.7.1のダウンロードとインストール
Oracle BI Applications 11.1.1.7.1をデプロイする場合は、Oracle BI Applications 11.1.1.7.1をインストールします。詳細は、第4.5項「Exalytics MachineでのOracle BI Applications 11.1.1.7.1のインストールおよび構成」を参照してください。
Oracle Endeca 3.1のダウンロードとインストール
Oracle Endeca 3.1をインストールするには、Oracle Exalyticsドキュメント・ライブラリから利用可能なOracle Endeca Information Discoveryのドキュメントを参照してください。
仮想化用に構成されたExalytics MachineにOracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (1.0.0.4)を適用します。Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (1.0.0.4)は、Flashドライバ、Flashユーティリティ、InfiniBand構成スクリプトおよびExalytics Domain Management Utilityで構成されています。
この項には次のトピックが含まれます:
第2.2.2.2.1項「仮想化用に構成されたExalytics MachineにOracle Exalyticsリリース1パッチセット4をインストールする必要があるクライアント」
第2.2.2.2.2項「仮想化用に構成されたExalytics MachineにOracle Exalyticsリリース1パッチセット4を適用するための前提条件」
第2.2.2.2.3項「Oracle VM 3.0.3以降のバージョン用のOracle ExalyticsのOracle VM 3.2.7用へのアップグレード」
第2.2.2.2.7項「仮想化用に構成されたExalytics Machineのアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードおよびパッチ適用」
このパッチセットは、バージョン3.0.3以降のOracle VM Serverおよびバージョン3.0.3以降のOracle VM Managerを実行しているすべてのExalytics仮想化ユーザーが適用できます。
|
注意: 現在Exalytics仮想化を実行しているすべてのユーザーがOracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (1.0.0.4)にアップグレードすることをお薦めします。 |
Exalytics仮想化にOracle Exalyticsリリース1パッチセット4を適用するには、次の前提条件を満たす必要があります。
1つ以上のExalytics Machineが仮想化用に構成されていること。
Oracle VM Manager 3.2.7およびOracle VM Server 3.2.7にアップグレードされていること。
Oracle VM ServerがOracle VM Manager環境に追加されていること。Oracle VM ServerをOracle VM Managerに追加する手順は、第3.1.2.2.2項「Oracle VM Serverの検出」を参照してください。
|
注意: すでにOracle VM 3.2.7にアップグレードした場合は、この項は無視してください。 |
この項は次のトピックで構成されています:
「Oracle VM Manager 3.0.3以降のバージョンのOracle VM Manager 3.2.7へのアップグレード」
「Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.7へのアップグレード」
Oracle VM Manager 3.0.3以降のバージョンのOracle VM Manager 3.2.7へのアップグレード
Oracle VM Managerでは、Oracle VM Server、仮想マシンおよびリソースを管理するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェースを提供します。
Oracle VM Manager 3.0.3以降のバージョンを3.2.7にアップグレードするには:
Oracle VM ManagerがOracle VM Serverに接続されている場合は、Oracle VM Serverおよびすべての仮想マシンを停止します。手順については、「Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.7へのアップグレード」の手順1を参照してください。
My Oracle Supportに移動し、パッチ番号16410417をダウンロードします。
Oracle VM Managerのアップグレードは、READMEの手順に従ってください。
|
注意: 初めてOracle VM Managerをインストールする場合は、Oracle VM Manager 3.2.7を直接インストールできます。詳細は、第3.1.2.2項「Oracle VM Managerのインストールと構成」を参照してください。 |
Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.7へのアップグレード
|
注意: Exalytics Machineを初めて仮想化用に構成する場合は、まずOracle VM Server 3.0.3をインストールしてから、Oracle VM Server 3.2.7にアップグレードする必要があります。Oracle VM Server 3.0.3のインストールの詳細は、第3.1.2.1.1項「Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)のインストール」を参照してください。 |
Oracle VM Serverをアップグレードする前に、Oracle VM Managerがアップグレードされていることを確認してください。
同じリリース・バージョンのOracle VM ManagerとOracle VM Serverを使用することをお薦めします。
Oracle VM Server 3.0.3以降のバージョンを3.2.7にアップグレードするには:
次のアクションを実行して、Oracle VM Serverを停止します。
Exalytics Machineで実行中の該当プロセスをすべて停止します。
サーバーで実行中のすべての仮想マシンを停止します。
Oracle VM Managerに接続します。
サーバーおよびVMタブを選択します。
左側のペインで、サーバー・プールを開いて、exalytics_server_poolを開きます。
Exalytics Machineを右クリックして、サーバーの停止を選択します。
詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.2.1のOracle VM Serverの停止に関する項を参照してください。
My Oracle Supportに移動し、パッチ番号18076644をローカル・ディレクトリにダウンロードします。
このパッチ番号には、p18076644_30_Linux-x86-64.zipファイルが含まれています。
|
注意: このzipファイルには2つのファイルが含まれています。ILOMでは、OVS-3.2.7-732 source.isoファイルではなく、OVS-3.2.7-732.isoファイルをリンク付けします。 |
Exalytics Machineで、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)に接続してログオンします。
ILOMで、リモート制御→リダイレクション→ストレージ・リダイレクション→サービスの起動を選択します。
ILOMリモート・コンソールが表示されます。
メニュー・バーでデバイス→CD-ROMイメージを選択して、ILOMのリモート仮想CD-ROMとしてOracle VM Server 3.2.7イメージ(OVS-3.2.7-732.iso)をリンク付けします。
次のアクションを実行して、マシンを再起動します。
ILOMで、ILOM→ホスト管理→パワー・サイクルを選択します。
次のアクションを実行して、「次のブート・デバイス」の設定を表示します。
ILOMで、ホスト管理→ホスト制御→次のブート・デバイスを選択します。
「次のブート・デバイス」の設定が表示されます。
次のアクションを実行して、マシンを再起動します。
ILOMで、ILOM→ホスト管理→パワー・サイクルを選択します。
Exalytics Machineが再起動し、「CDが検出されました」画面が表示されます。
OKを押して、メディア・テストを開始します。
メディア確認画面が表示されます。
テストを押して、ドライブ内のCDをテストします。
テストが完了すると、メディア確認結果画面が表示されます。
OKを押します。
メディア確認画面が表示されます。
続行を押します。
キーボード選択画面が表示されます。
Exalytics Machineに接続されているモデル・キーボードを選択して、OKをクリックします。
OVS EULA画面が表示されます。
受諾を押します。
「アップグレードするシステム」画面が表示されます。
Oracle VM Server 3.0.3を選択して、OKを押します。
|
注意: Oracle VM Server 3.0.3のインストール先のドライブを書き留めます。ブート・メニューの最上部にドライブを移動する場合に、ドライブの詳細が必要です。手順17-5を参照してください。 |
「ブート・ローダー構成のアップグレード」画面が表示されます。
新しいブート・ローダー構成の作成を選択して、OKを押します。
ブート・ローダー構成画面が表示されます。
ブート・ローダー構成画面で、次のアクションを実行します。
GRUBブート・ローダーの使用を選択して、OKを押します。
さらにカーネル・パラメータを追加しない場合は、OKを押します。
必要に応じてパスワードを入力し、OKを押します。
ドライブ順の変更を押して、ブート・ローダーのインストール先を指定します。
Oracle VM Serverがインストールされているドライブを選択し、上に移動を押し続けてドライブをブート・メニューの最上部まで移動します。
ブート・メニューの最上部からドライブを選択し、マルチパス・デバイスからのブートを許可を選択します。
OKを押します。
「開始するアップグレード」画面が表示されます。
OKを押します。
アップグレードが正常に完了したことを確認し、再起動を押します。
Exalytics Machineが再起動します。
次のアクションを実行して、アップグレードされたOracle VM Serverを再検出します。
Oracle VM Managerに接続します。
サーバーおよびVMタブを選択します。
左側のペインで、サーバー・プールを開いて、exalytics_server_poolを開きます。
対象のExalytics Machineを右クリックして、サーバーの再検出を選択します。
次のサーバーに関する情報を入力します。
- Oracle VMエージェントのポート。デフォルトのポート番号は8899です。
- Oracle VMエージェントのパスワード。デフォルトのパスワードはoracleです。
- IPアドレス。
「OK」をクリックします。
詳細は、Oracle VMインストールおよびアップグレード・ガイド、リリース3.2.1のOracle VM Server for x86のアップグレードに関する項を参照してください。
この項は次のトピックで構成されています:
Exalytics Base Image for Oracle VMの2.0.1.3へのアップグレード
Oracle VM Serverにパッチを適用することによって、Exalytics Base Image for Oracle VMを2.0.1.3にアップグレードします。パッチによって、Base Imageが2.0.1.3にアップグレードされ、FlashドライバおよびFlashユーティリティがインストールされ、InfiniBand構成ユーティリティがインストールされます。
Exalytics Base Image for Oracle VMを2.0.1.3にアップグレードするには:
My Oracle Supportに移動し、パッチ番号17876912: OVS - exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0.zipファイルを含むLinux X86-64用Oracle VM向けのOracle Exalytics Base Image 2.0.1.3アップグレード・ユーティリティをダウンロードします。
zipファイルには、Flashドライバ、Flash構成スクリプトおよびInfiniBand構成スクリプトが含まれます。
rootユーザーとしてExalytics Machineにログオンします。
ファイルを一時(/tmp)ディレクトリに解凍します。
次のディレクトリが作成されます。
exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0
Exalytics Machine上の適切なディレクトリに、このファイルの内容を抽出します。
zipファイルには、次のファイルが含まれています。
exalytics-flash-1.0.0.6-3.x86_64.rpm
kernel-ib-1.5.5.151-2.6.39_300.32.6.el5uek.x86_64.rpm
ovsvf-config-1.0-6.noarch.rpm
exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0.sh
kernel-ib-devel-1.5.5.151-2.6.39_300.32.6.el5uek.x86_64.rpm
readme.txt
Base Imageを2.0.1.3にアップグレードし、FlashおよびInfiniBandをインストールするには、次のコマンドを入力します。
# ./exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0.sh
出力は、次のようになります。
exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0]# ./exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0.sh Update to 2.0.1.3.0 starting at Thu Jan 2 01:22:43 EST 2014 Updating RPM exalytics-flash-1.0.0.6-3.x86_64.rpm Applying rpm exalytics-flash-1.0.0.6-3.x86_64.rpm Preparing... ########################################### [100%] 1:exalytics-flash ########################################### [100%] postInstall (exalytics-flash) 1 ... [EXALYTICS_INFO:GENERAL] Updating exalytics-flash-config file to set FLASH_INSTALL_TYPE=OVS ... postInstall (exalytics-flash) 1; done Updating RPM kernel-ib-1.5.5.151-2.6.39_300.32.5.el5uek.x86_64.rpm Applying rpm kernel-ib-1.5.5.151-2.6.39_300.32.5.el5uek.x86_64.rpm warning: ./kernel-ib-1.5.5.151-2.6.39_300.32.5.el5uek.x86_64.rpm: Header V3 DSA signature: NOKEY, key ID 1e5e0159 Preparing... ########################################### [100%] 1:kernel-ib ########################################### [100%] Updating RPM kernel-ib-devel-1.5.5.151-2.6.39_300.32.5.el5uek.x86_64.rpm Applying rpm kernel-ib-devel-1.5.5.151-2.6.39_300.32.5.el5uek.x86_64.rpm warning: ./kernel-ib-devel-1.5.5.151-2.6.39_300.32.5.el5uek.x86_64.rpm: Header V3 DSA signature: NOKEY, key ID 1e5e0159 Preparing... ########################################### [100%] 1:kernel-ib-devel ########################################### [100%] Uninstalling the IB Virtual Functions Library... Installing the new IB Virtual Functions Library... Updating RPM ovsvf-config-1.0-6.noarch.rpm Applying rpm ovsvf-config-1.0-6.noarch.rpm warning: ./ovsvf-config-1.0-6.noarch.rpm: Header V3 DSA signature: NOKEY, key ID 1e5e0159 Preparing... ########################################### [100%] 1:ovsvf-config ########################################### [100%] Rebuilding dependencies... Done Updating base image version to 2.0.1.3.0 Updating base image name from Exalogic to Exalytics finished; Thu Jan 2 01:22:49 EST 2014 finished; Thu Jan 2 01:22:49 EST 2014 [exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0]#
アップグレードが正常に実行されたことを確認するには、次のコマンドを入力します。
# imageinfo
出力は、次のようになります。
Exalytics 2.0.1.3.0 (build:r) Image version : 2.0.1.3.0 Image build version : Creation timestamp : 2012-08-09 11:47:59 -0400 Kernel version : 2.6.32.21-45.6xen Image activated : 2014-01-02 04:02:58 -0500 Image status : SUCCESS
FlashがインストールされたことおよびインストールされたFlashカードの数を確認するには、次のコマンドを入力します。
# ddcli
6枚のFlashカードが表示されます。出力は、次のようになります。
**************************************************************************** LSI Corporation WarpDrive Management Utility Version 107.00.00.04 (2012.06.05) Copyright (c) 2011 LSI Corporation. All Rights Reserved. ****************************************************************************
ID WarpDrive Package Version PCI Address -- --------- --------------- ----------- 1 ELP-4x100-4d-n 06.05.09.00 00:11:00:00 2 ELP-4x100-4d-n 06.05.09.00 00:21:00:00 3 ELP-4x100-4d-n 06.05.07.00 00:31:00:00 4 ELP-4x100-4d-n 06.05.07.00 00:a1:00:00 5 ELP-4x100-4d-n 06.05.01.00 00:c1:00:00 6 ELP-4x100-4d-n 06.05.01.00 00:d1:00:00
Oracle VMゲストの2.0.1.3へのアップグレード
システム内の各Oracle VMゲストにパッチを適用することによって、Oracle VMゲストを2.0.1.3にアップグレードします。このパッチによってOracle VMゲストが2.0.1.3にアップグレードされ、Exalytics Domain Management Utilityがインストールされます。
|
注意: この項で説明しているパッチは、各Oracle VMゲストに適用する必要があり、Oracle VM Serverに適用してはいけません。 |
Oracle VMゲストを2.0.1.3にアップグレードするには:
My Oracle Supportに移動し、パッチ番号17876920: OVS - exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0.zipファイルを含むLinux x86-64用Oracle VM向けのOracle Exalytics VMゲスト2.0.1.3アップグレード・ユーティリティをダウンロードします。
zipファイルには、Oracle VMゲストのアップグレードおよびExalytics Domain Management Utilityのインストールを実行するためのスクリプトが含まれています。
rootユーザーとしてOracle VMゲストにログオンします。
FTPを使用して、このファイルの内容を、Exalytics Oracle VMゲスト上の一時(/tmp)ディレクトリに抽出します。
zipファイルには、次のrpmファイルが含まれています。
exalytics-vm-hardware-checks-1.0.0.6-103.noarch.rpm
exalytics-domain-configure-1.0.0.6-120.noarch.rpm
zipファイルをダウンロードしたディレクトリに移動するには、次のコマンドを入力します。
# cd /tmp/exalytics_ovm_guest_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0
rpmをインストールするには、次のコマンドを入力します。
# rpm -Uvh --replacefiles exalytics-domain-configure-1.0.0.6-120.rpm
# rpm -Uvh --replacefiles exalytics-vm-hardware-checks-1.0.0.6-103.rpm
rpmファイルによって、Oracle VMゲストがアップグレードされ、Exalytics Domain Management Utilityがインストールされます。
出力は、次のようになります。
exalytics_ovm_guest_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0]# rpm -Uvh --replacefiles exalytics-domain-configure-1.0.0.6-120.noarch.rpm Preparing... ########################################### [100%] 1:exalytics-domain-configure ########################################### [100%] [root@host exalytics_ovm_guest_base_image_upgrade_to_2.0.1.3.0]# rpm -Uvh --replacefiles exalytics-vm-hardware-checks-1.0.0.6-103.noarch.rpm Preparing... ########################################### [100%] 1:exalytics-vm-hardware-checks ########################################### [100%]
この項は、Flashストレージを使用している次のユーザーのみを対象としています。
Exalytics X3-4マシンを実行しているユーザー
アップグレード・キット(フラッシュ・アップグレード・キットまたはメモリーおよびフラッシュ・アップグレード・キット)を適用済のExalytics X2-4マシンを実行しているユーザー
|
注意: 次のユーザーはこの項を無視できます。
|
この項は次のトピックで構成されています:
Oracle VM ServerでのFlashの構成
Exalytics Machine上の各Flashカードには、4つの100GBドライブが含まれており、個々のドライブとしては合計24個になります。ここでは、Oracle VM Server上のFlashドライブの名前をOracle VM Managerで読み取ることができるようにFlashを構成します。
|
注意: フラッシュ・アップグレード・キットを適用済のOracle Exalytics X2-4ユーザーは、Flashを構成する前に、仮想化に使用するExalytics Machineに6枚のFlashカードをインストールするようOracleフィールド・サービス・エンジニアに依頼する必要があります。 |
Oracle VM ServerでFlashを構成するには:
rootユーザーとしてExalytics Machineにログオンします。
FlashDriveMappingsファイルを作成するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_flashovsrepos -script > ~/flashDriveMappings
FlashDriveMappingsファイルによって、Oracle VM Server上のFlashドライブの名前がテキスト・ファイルに抽出されます。
/rootディレクトリに移動して、このテキスト・ファイルを確認します。
Oracle VM Serverで、次のコマンドを入力することによって、/opt/exalytics/bin/exalytics_ovm_scripts/フォルダおよびFlashDriveMappingsファイルにtarを実行します。
# cd /opt/exalytics/bin/
# tar -cvf exalytics_ovm_scripts.tar exalytics_ovm_scripts/
Oracle VM Managerがインストールされているマシンに、tarファイルをコピーします。
Oracle VM Managerがインストールされているマシンに接続します。
スクリプトおよびFlashDriveMappingsファイルをコピーしたディレクトリに移動します。
ファイルにuntarを実行するには、次のコマンドを入力します。
# tar -xvf exalytics_ovm_scripts.tar
expectパッケージが使用可能であることを確認するには、次のコマンドを入力します。
# rpm -qa | grep expect
expectパッケージが使用可能でない場合は、手順10に進む前にexpectパッケージをインストールします。
Oracle VM Manager上のFlashドライブの名前を変更するには、exalytics_ovm_scriptsフォルダに移動して、次のコマンドを入力します。
# ./exalytics_ovm_rename_flash.sh <path_to _flashmappingfile> <Oracle VM Manager Username> < Oracle VM Manager Password>
Oracle VM Manager上のFlashドライブの名前が、FlashDriveMappingsファイルで指定されているものと同じになります。
次のタスクを実行して、Oracle VM ManagerにFlashドライブを接続します。
Oracle VM Managerで、サーバーおよびVMタブを選択します。
左側のペインで、仮想マシンの常駐先のサーバー・プールを選択します。
パースペクティブ・リストから、仮想マシンを選択します。
管理ペインで、仮想マシンを選択します。
ツールバーの編集をクリックします。
仮想マシンの編集ダイアログが表示されます。
ディスク・タブをクリックします。
ディスク・タイプで、物理ディスクを選択します。
アクションで、仮想マシン・ディスクの選択を選択します。
物理ディスクの選択ページが表示されます。
Oracle VMゲスト・マシンに接続するFlashカードを選択して、OKをクリックします。
前の手順を繰り返して、その他のFlashカードをOracle VMゲスト・マシンに接続します。
Oracle VM Managerで、サーバーおよびVMタブを選択します。
左側のペインで、サーバー・プールを開いて、exalytics_server_poolを選択します。
パースペクティブ・リストから、仮想マシンを選択します。
管理ペインで、仮想マシンを選択します。
選択した仮想マシンの左にある拡張矢印をクリックします。
ディスク・タブをクリックします。
Oracle VMゲスト・マシンに接続したFlashドライブが表示されていることを確認します。
Oracle Virtual MachineでのRAID1のFlash用の構成
最後に、RAIDレベル1をFlash用に構成します。
RAIDレベル1は通常、ミラーリングと言われます。RAIDレベル1によって、データがドライブ間で複製されるため、いずれかのドライブに障害が発生した場合にデータが失われることがなくなります。これは、データ・ストレージ容量より信頼性の方が重要な場合に役立ちます。
|
注意: RAID1を構成する場合、RAID1の各Flashドライブが、それぞれ異なるFlashカードに含まれていることを確認してください。これによって、Flashカードに障害が発生した場合にデータが失われることがなくなります。 |
次の手順では、FlashドライブがOracle VM Managerに接続されていることが前提となっています。
|
注意: この例では、RAID1は、2枚の異なるFlashカードに含まれる2つのFlashドライブ(xvdbとxvdc)に対して構成されます。構成内容によって、RAID1を構成できるFlashドライブの数が異なります。 |
Oracle Virtual Machine内のFlashにRAID1を構成するには:
|
注意: 3つ以上のFlashディスクを各Oracle VMゲストに割り当てることができるようにするには、準仮想化ドライバを使用したハードウェア仮想化(PVHVM)モードを作成します。詳細は、第3.7.4項「PVドライバを使用するHVM向けの仮想マシンの構成」 |
Flashドライブを接続したOracle VM Managerにrootユーザーとして接続します。
RAID1を2つのFlashドライブ(xvdbとxvdc)に構成するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/mdadm --create /dev/md2 --level=1 --raid-devices=2 /dev/xvdb /dev/xvdc
RAID1構成をRAID構成ファイルに追加するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm --detail --scan --verbose >> /etc/mdadm.conf
これによって、Oracle VM Managerの再起動時に、RAID構成が認識されるようになります。
新しいRAID1デバイスにファイル・システムを作成するには、次のコマンドを入力します。
# mkfs -t ext3 /dev/md2
仮想ディスクに新しいディレクトリ(/u02)を作成するには、次のコマンドを入力します。
# mkdir -p /u02
このディレクトリにRAID1をマウントするには、次のコマンドを入力します。
# mount /dev/md2 /u02
/u02が、新しいFlashドライブとして作成されます。
このファイル・システムを更新するには、次のコマンドを入力します。
# echo "/dev/md2 /u02 ext3 defaults 0 0" >> /etc/fstab
データ転送速度を向上するために、仮想マシンに接続するようInfiniBandを構成できます。これによって、仮想マシンで、Exalogic、Exadata、SPARC SuperCluster、Oracle Big Data Applianceやその他のOracleのエンジニアド・システムへの接続およびこれらのシステムからのデータ転送に、InfiniBandを使用できるようになります。InfiniBandのインストールの詳細は、「Exalytics Base Image for Oracle VMの2.0.1.3へのアップグレード」を参照してください。InfiniBandの構成の詳細は、第3.5項「InfiniBandのExalytics仮想化用の構成」を参照してください。
|
注意: この項は、すでにアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントを実行している既存のExalytics仮想化ユーザーを対象としています。新規Exalytics仮想化ユーザーは、第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」に進んでください。 |
使用しているデプロイメントに応じて、このリリースに対して新規に動作保証されたアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードおよびパッチ適用を実行します。
アプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードおよびパッチ適用を実行する前に、インストールしようとしているものが、最新バージョンのExalytics動作保証済ソフトウェア・アプリケーションであることを確認してください。最新の動作保証については、Oracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。Oracle Exalytics動作保証マトリクスは、次のリンク先にあります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
仮想マシンでのアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードおよびパッチ適用のプロセスは、非仮想化Exalytics Machineでのこれらのアップグレードおよびパッチ適用と同様です。詳細は、次を参照してください:
|
注意: この項は、Oracle Business Intelligenceソフトウェアにアップグレードまたはパッチ適用を実行しようとしている既存のユーザーを対象としています。新規ユーザーは、第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」に進んでください。 |
Oracle Business Intelligence Enterprise EditionとOracle TimesTenのデータ型マッピングやその他の最適化に整合性があり、それらを活用できるようにするには、次のOracle Exalyticsコンポーネントのインストール後の手順を実行する必要があります。
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle Business Intelligence Enterprise EditionがOracle TimesTenのチェックポイント頻度を設定するようにするには、Oracle TimesTen In-Memory Databaseをアップグレードした後に次の構成手順を実行します。この構成を実行しなかった場合は、Oracle TimesTenのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
Oracle TimesTenのチェックポイント頻度を構成するには:
timesten-install-dir/info/sys.odbc.iniファイルを開きます。
集計の永続性に使用されるスキーマのDSNエントリを検索します。
次のいずれかを実行します。
Oracle TimesTenデータベースに集計の永続性を使用してデータをロードする場合は、次のように3つのパラメータを編集します。
CkptFrequency=-1
CkptLogVolume=0
CkptRate=0
Oracle TimesTenデータベースに集計の永続性を使用しないでデータをロードする場合は、別のサーバーDSNを使用してから、次のように3つのパラメータを編集します。
CkptFrequency=30
CkptLogVolume=0
CkptRate=0
Oracle TimesTenでその他のインストール後の手順を実行するには:
Oracle TimesTenの既存のデータストアを再作成します。
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3にOracle Exalyticsリリース1パッチセット4をインストールする場合は、nqcmdユーティリティを使用して集計を再構築します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』のOracle BIサーバーの問合せ用の集計の作成と維持に関する項を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
集計を高速化し、パフォーマンスを向上させるために、opmn.xmlファイルを編集して適切な要素を追加することをお薦めします。可用性の高い、クラスタ化された環境で構成された各Exalytics Machine上でopmn.xmlファイルを編集するようにしてください。
opmn.xmlファイルを編集して集計とパフォーマンスを向上させるには:
opmn.xmlファイル(MW_HOME/instances/instance1/config/OPMN/opmnに配置されている)を開きます。
次の子要素を<ias-component id="coreapplication_obis1" inherit-environment="true"><environment>の下に挿入します。
<variable id="ORACLE_BI_TT_DISABLE_REDO_LOGGING" value="1"/>
これにより、集計が高速化されます。
<variable id="ORACLE_BI_TT_PARALLEL_INDEX_CREATION" value="1"/>
インデックスをパラレルに作成することで、集計を高速化します。
<variable id="ORACLE_BI_TT_BACKGROUND_CHECKPOINT_INTERVAL" value="5"/>
このBIサーバーによって管理されるパラメータによって、Oracle TimesTenのデータストアがディスクに格納される頻度(データストアの永続性)が決定されます。デフォルト値は10秒ごとです。値の数値が小さくなるほど、Oracle TimesTenではデータストアがディスクに格納される頻度が高くなります。
通知サーバーを停止してから起動します。
OPMNコマンド行ツールを含む次のディレクトリに移動します。
MW_HOME/instances/instance1/bin
次のコマンドを入力します。
./opmnctl stopall
OPMNおよびすべてのOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントが停止します。
次のコマンドを入力します。
./opmnctl startall
OPMNおよびすべてのOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを起動します。
Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』のOracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストールおよびアンインストールに関する項を参照してください。
パッチのインストール後に問題が発生した場合は、Oracle Exalyticsコンポーネントのすべてのパッチをロールバックすることをお薦めします。1つまたは2つのコンポーネント・パッチを個々にロールバックしないでください。ロールバックの手順は、個々のコンポーネントのREADMEファイルに記載されています。
パッチの更新を適用している際に問題が発生した場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
この項には次のトピックが含まれます:
各コンポーネントのライセンスは、Oracle Linuxプログラムとともに配布されるドキュメントやhttp://oss.oracle.com/linux/legal/oracle-list.htmlからオンラインでアクセス可能なドキュメント、あるいはコンポーネントのソース・コードにあります。
バイナリのソース・コードの入手権限を付与するオープン・ソース・ライセンス下で認可されているバイナリ形式の技術の場合は、次のサイトで該当するソース・コードのコピーを入手できます。
https://edelivery.oracle.com/linux
このような技術のソース・コードがバイナリとともに提供されていない場合は、文書によるリクエストを次に送付すると、物理媒体でソース・コードのコピーを入手することもできます。
Oracle America, Inc.
Attn: Oracle Linux Source Code Requests
Development and Engineering Legal
500 Oracle Parkway, 10th Floor
Redwood Shores, CA 94065
リクエストには、次の情報を記入してください。
ソース・コードを要求するコンポーネントまたはバイナリ・ファイルの名前
Oracleソフトウェアの名前とバージョン番号
Oracleソフトウェアを入手した日付
名前
会社名(該当する場合)
郵送先住所と電子メール
連絡が必要な場合の電話番号
物理媒体と手続きの費用は無料です。リクエストを送付できるのは、(i)リクエスト対象のコンポーネントまたはバイナリ・ファイルを含む技術を入手した日から3年以内、または(ii) GPL v3の下でコードが認可されている場合(ただし、オラクル社がそのソフトウェア・モデルのスペア・パーツまたはカスタマ・サポートを提供している場合に限る)です。
Exalytics MachineでFlashを構成する前に、次の前提条件を満たす必要があります。
1.0.0.5以降のバージョンのExalytics Base Imageを実行している。
Oracleフィールド・サービス・エンジニアが、Exalytics Machineに6枚のFlashカードをインストールしている。
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4にアップグレードする場合、FlashドライバはExalytics Base Image 1.0.0.6に含まれています。Exalytics Machineのパフォーマンスと記憶域容量を向上させるには、Flashを構成する必要があります。
|
注意: インストールされたFlashドライバでは、ソフトウェアRAIDが使用されます。 |
Flashを構成するには:
ILOMを使用してExalytics Machineを再起動します。
ILOM Webベースのインタフェースにログオンします。
ILOMで、ILOM→ホスト管理→パワー・サイクルを選択します。
Exalytics Machineが再起動します。
次のコマンドをrootユーザーとして入力します。
# /opt/exalytics/bin/configure_flash.sh --RAID01
ソフトウェアRAIDのみに適用される次の警告が表示されます: Flash構成スクリプトにより既存のRAIDアレイとFlashドライブ上のパーティションが削除され、これらのFlashドライブすべてに新しいRAIDアレイが作成されますこれにより、これらのドライブからすべてのデータが失われます。このFlash構成スクリプトを続行しますか(はい/いいえ)
プロンプトで「はい」と入力して、スクリプトの実行を続けます。
出力は次のようになります。
[EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Warning response was : yes [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] The machine has flash drivers installed. [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] This machine has 6 flash cards [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Flash cards appear to be healthy [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Fetching some info on installed flash drives .... [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdf [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sde [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdd [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdc [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdj [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdi [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdh [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdg [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdm [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdn [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdl [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdk [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdr [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdq [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdp [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdo [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdv [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdu [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdt [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sds [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdz [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdy [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdx [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Removing partitions for /dev/sdw mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdr mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdq mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdp mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdo mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdv mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdu mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdt mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sds mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdz mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdy mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdx mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdw mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdf mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sde mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdd mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdc mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdj mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdi mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdh mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdg mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdm mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdn mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdl mdadm: Unrecognised md component device - /dev/sdk umount: /dev/md1: not found mdadm: cannot open /dev/md1: No such file or directory [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Creating RAID array: /dev/md1, using devices : /dev/sdr /dev/sdq /dev/sdp /dev/sdo /dev/sdv /dev/sdu /dev/sdt /dev/sds /dev/sdz /dev/sdy /dev/sdx /dev/sdw mdadm: array /dev/md1 started. [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] RAID device created : /dev/md1. umount: /dev/md2: not found mdadm: cannot open /dev/md2: No such file or directory [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Creating RAID array: /dev/md2, using devices : /dev/sdf /dev/sde /dev/sdd /dev/sdc /dev/sdj /dev/sdi /dev/sdh /dev/sdg /dev/sdm /dev/sdn /dev/sdl /dev/sdk mdadm: array /dev/md2 started. [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] RAID device created : /dev/md2. [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Creating RAID1 array: /dev/md3 umount: /dev/md3: not found mdadm: cannot open /dev/md3: No such file or directory [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Creating RAID array: /dev/md3, using devices :/dev/md1 /dev/md2 mdadm: array /dev/md3 started. [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] RAID device created : /dev/md3. mke2fs 1.39 (29-May-2006) Filesystem label= OS type: Linux Block size=4096 (log=2) Fragment size=4096 (log=2) 146489344 inodes, 292968368 blocks 14648418 blocks (5.00%) reserved for the super user First data block=0 Maximum filesystem blocks=4294967296 8941 block groups 32768 blocks per group, 32768 fragments per group 16384 inodes per group Superblock backups stored on blocks: 32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616, 78675968, 102400000, 214990848 Writing inode tables: done Creating journal (32768 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done This filesystem will be automatically checked every 21 mounts or 180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override. [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] Flash mounted at /u02 [EXALYTICS_INFO:FLASH_CONFIG] RAID config complete and /etc/mdadm.conf updated. See /var/log/exalytics/exalytics.log for more details #
Flashが正常に構成されたことを確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -h
出力は次のようになります。
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/mapper/VolGroup00-LogVol00
718G 4.4G 677G 1% /
/dev/sda1 99M 15M 79M 16% /boot
tmpfs 1010G 0 1010G 0% /dev/shm
/dev/md3 1.1T 199M 1.1T 1% /u02
Flashは、図2-1のように構成されます。
各Flashカード(F1、F2、F3など)には、4つの100GBドライブがあります。各ドライブは、/dev/sdg、/dev/sdh、/dev/sdi、/dev/sdjなどのデバイスにマップされます。
3つのFlashドライブがRAID0 /dev/md1上に構成され、3つのFlashドライブがRAID0 /dev/md2上に構成されます。
2つのRAID0は、親のRAID1 /dev/md3上に構成されます。
Flashカードの状態を確認するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_CheckFlash.sh
6枚すべてのFlashカードの出力は次のようになります。
Checking Exalytics Flash Drive Status Fetching some info on installed flash drives .... Driver version : 01.250.41.04 (2012.06.04) Supported number of flash drives detected (6) Flash card 1 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdf /dev/sde /dev/sdd /dev/sdc Flash card 2 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdj /dev/sdi /dev/sdh /dev/sdg Flash card 3 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdn /dev/sdm /dev/sdl /dev/sdk Flash card 4 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdq /dev/sdp /dev/sdr /dev/sdo Flash card 5 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdv /dev/sdt /dev/sds /dev/sdu Flash card 6 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdz /dev/sdy /dev/sdx /dev/sdw Raid Array Info (/dev/md3): /dev/md3: 1117.59GiB raid1 2 devices, 0 spares. Use mdadm --detail for more detail. /dev/md3: No md super block found, not an md component. Summary: Healthy flash drives : 6 Broken flash drives : 0 Pass : Flash card health check passed
必要に応じて、エラーまたは欠陥のあるFlashカードを置換できます。次の手順は、親のRAID1 /dev/md3にインストールされたRAID0 /dev/md2に、欠陥のあるFlashカードが存在することを前提にしてます。図2-1を参照してください。
エラーまたは欠陥のあるFlashカードを置換するには:
Flashカードの状態を確認するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_CheckFlash.sh
欠陥のあるFlashカードが検出されたら、「全体的なヘルス: エラー」メッセージが出力に表示され、サマリーに欠陥のあるカードが示されます。
欠陥のあるFlashカードを含むRAIDを見つけるには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md3
出力は次のようになります。
UUID : d97f9d32:906da3fd:bfa0390d:8ae3c2a3 Events : 0.39 Number Major Minor RaidDevice State 0 9 1 0 active sync /dev/md1 1 0 0 1 removed 2 9 2 - faulty spare /dev/md2
|
注意: RAID0 /dev/md2で欠陥のあるカードを確認します。また、表示上部のUUID番号を書き留めておいてください。RAID1を再アセンブルするときにこの番号が必要です。 |
すべてのRAID構成とそのデバイスを表示するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm --detail --scan --verbose
出力にすべてのRAID構成と、各RAIDで使用されるデバイスが表示されます。出力は次のようになります。
ARRAY /dev/md1 level=raid0 num-devices=12 metadata=0.90 UUID=376793cb:2f25b327:66540b80:9a9099f7 devices=/dev/sds,/dev/sdr,/dev/sdq,/dev/sdp,/dev/sdu,/dev/sdw,/dev/sdv,/dev/sdt,/dev/sdaa,/dev/sdz,/dev/sdy,/dev/sdx ARRAY /dev/md2 level=raid0 num-devices=12 metadata=0.90 UUID=d79a8086:ec3d74a5:afe93883:9398ea21 devices=/dev/sdg,/dev/sdf,/dev/sde,/dev/sdk,/dev/sdh,/dev/sdj,/dev/sdi,/dev/sdo,/dev/sdn,/dev/sdm,/dev/sdl ARRAY /dev/md3 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=d45effbc:ca983d64:468f8a99:fa267141 devices=/dev/md1,/dev/md2
|
注意: 次の手順は、RAID0 /dev/md2のデバイス/dev/sddにマップされた欠陥のあるFlashカードが検出されたことを前提にしています。この例では、デバイス/dev/sddがデバイス/dev/sdabに置換されます。 |
RAID0 /dev/md2の欠陥のあるFlashカードを表示するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md2
出力は次のようになります。
Number Major Minor RaidDevice State 0 8 96 0 active sync /dev/sdg 1 8 80 1 active sync /dev/sdf 2 8 64 2 active sync /dev/sde 3 8 48 3 active sync 4 8 160 4 active sync /dev/sdk 5 8 112 5 active sync /dev/sdh 6 8 144 6 active sync /dev/sdj 7 8 128 7 active sync /dev/sdi 8 8 224 8 active sync /dev/sdo 9 8 208 9 active sync /dev/sdn 10 8 192 10 active sync /dev/sdm 11 8 176 11 active sync /dev/sdl
|
注意: 番号3に不明なデバイス(/dev/sdd)があることを確認してください。この例では、これが/dev/sdabに置き換わります。また、他のデバイス(/dev/sdg、/dev/sdf、/dev/sde、/dev/sdkなど)にも注意してください。新しいFlashカードのインストール後にRAID0を再構築するには、これらデバイスが必要です。 |
Exalytics Machineをシャットダウンしプラグを抜きます。
欠陥のあるFlashカードを置換します。
Exalytics Machineを再起動します。
|
注意: Integrated Lights Out Manager (ILOM)を使用して、Exalytics Machineを起動することもできます。 |
新しいFlashカードにマップされるデバイスを見つけるには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_CheckFlash.sh
新しいFlashカードにマップされるデバイスが表示されます。この例では、欠陥のあるFlashカードにマップされている古いデバイス(/dev/sdd)が新しいデバイス(/dev/sdab)に置換されます。
RAID1をアンマウントして停止するには、次のコマンドを入力します。
# umount /dev/md3
# mdadm --stop /dev/md3
エラーのあるRAID0を停止するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm --stop /dev/md2
エラーのあるRAID0を再アセンブルするには、次のコマンドを入力します。
# mdadm /dev/md2 --create /dev/sdg /dev/sdf /dev/sde /dev/sdk /dev/sdh /dev/sdj /dev/sdi /dev/sdo /dev/sdn /dev/sdm /dev/sdl /dev/sdab
|
注意: 前に述べたとおり、古いデバイス(/dev/sdd)は新しいデバイス(/dev/sdab)に置換されます。 |
RAID0が再起動します。
修復されたRAID0のヘルスを確認するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md2
12個のアクティブなデバイスのリストが表示されていることを確認します。
12個すべてのデバイスが表示されない場合は、/opt/exalytics/bin/exalytics_CheckFlash.shスクリプトを再度実行し、エラーを見つけて修正してから、修復されたRAID0のヘルスを確認します。12個すべてのデバイスが表示されるまで、これを繰り返します。
親のRAID1を再アセンブルするには、次のコマンドを入力します。
# mdadm /dev/md3 --assemble -u <UUID number>
修復されたRAID1のヘルスを確認するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md3
コマンドからの出力では、RAID1は動作中であるがRAID0 /dev/md2は不明であると表示されるため、RAID0 /dev/md2を再度追加する必要があります。
再構築されたRAID0 /dev/md2をRAID1 /dev/md3に再度追加するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm /dev/md3 --re-add /dev/md2
RAID1のヘルスを再チェックするには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md3
RAID1の再構築が開始されます。出力をモニターし、プロセスが完了したことを確認します。出力は次のようになります。
Rebuild Status : 2% complete
Number Major Minor RaidDevice State
0 9 1 0 active sync /dev/md1
2 9 2 1 spare rebuilding /dev/md2
mdadm.conf構成ファイルを再作成して、Exalytics Machineを再起動するときにRAIDの詳細情報が維持されるようにするには、次のコマンドを入力します。
# mdadm --detail --scan --verbose > /etc/mdadm.conf
|
注意: mdadm.conf構成ファイルで(各RAIDにマップされるデバイスのリストを更新するなど)他のカスタマイズを行った場合は、手動でファイルを編集する必要があります。 |
/dev/md3を再マウントするには、次のコマンドを入力します。
# mount /dev/md3 /u02