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Oracle® Fusion Middleware Oracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド for Linux
Exalyticsソフトウェア・リリース1.0.0.4 for Exalytics X2-4およびX3-4
E52965-02
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3 Exalytics Machineの仮想化用の構成

この章では、X2-4およびX3-4 Exalytics Machineを仮想化用に構成する際に実行するタスクについて説明します。この作業には、Exalytics MachineへのOracle Virtual Machine Server (Oracle VM Server)のデプロイ、Oracle VM ServerのOracle Virtual Machine Manager (Oracle VM Manager)との構成およびVMテンプレートのデプロイが含まれます。

この章では、次の項目について説明します。

3.1 新規インストールの仮想化用の構成

この項には次のトピックが含まれます:

3.1.1 Exalytics Machineを仮想化する前に

Exalytics Machineを仮想化する前に、次の各項を確認してください。

3.1.1.1 確認するドキュメント

Exalytics Machineの仮想化を準備する際には、次のことを行ってください。

  • Oracle VMリリース・ノートを確認し、実際のOracle Virtual Machineの機能とそのドキュメントに記載されている機能の違い、および現在のリリースに該当するその他の問題について理解します。

  • Oracle VMインストレーションおよびアップグレード・ガイド、リリース3.2.1およびOracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.2.1を確認し、Oracle Virtual Machine Serverのインストール方法と構成方法、ネットワークの設定方法および仮想マシンの作成方法について理解します。

  • 『Oracle Exalytics In-Memory Machineオーナーズ・ガイド』を確認して、データ・センターでExalytics Machineが正しく構成およびコミッショニングされているか確認します。

3.1.1.2 Exalytics Machineの仮想化用の構成の前提条件

Exalytics Machineを仮想化する前に、次の前提条件を満たす必要があります。

  • Exalytics Machineがラックに設置され、データ・センターに配備されている。

  • Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.1.2.24以降が構成され、Webインタフェースを使用してネットワークからアクセス可能な状態にある。

  • ホスト名、IPアドレス、サブネット、ゲートウェイおよびDNSなどのネットワーク情報がすべて揃っている。

  • サーバー・プールおよびExalytics Machine上にデプロイされている各仮想マシン用に、余分な未割当てのIPアドレスが用意されている。

  • Oracle VM Managerのインストール先としてLinux環境が用意されている。

  • Oracle VM Managerスキーマのインストール先としてデータベース・サーバーが用意されている。

    ハードウェアおよびソフトウェアの仕様については、Oracle VMインストレーションおよびアップグレード・ガイド、リリース3.2.1を参照してください。

  • 必要なソフトウェアをダウンロードするために、コンピュータ(Exalytics Machineとは限りません)からインターネットにアクセスする権限を持っている。

3.1.1.3 既存のパーティションの削除

必要に応じて、/u01にマウントされている/dev/sdbの既存パーティションをExalytics Machineから削除します。パーティションが含まれるOracle Virtual Machineディスクにリポジトリを作成することはできません。


注意:

既存のパーティションを削除する前に、sdb1上のすべてのデータをバックアップすることを忘れないでください。新しいマシン上の既存のパーティションを削除する場合は、データのバックアップは必要ありません。


既存のパーティションを削除するには:

  1. rootユーザーとしてログインし、次のコマンドを入力して、ディスク・パーティション・ユーティリティを実行します。

    # parted /dev/sdb

    出力は次のようになります。

    GNU Parted 1.8.1
    Using /dev/sdb
    Welcome to GNU Parted! Type 'help' to view a list of commands.
    
  2. 既存のパーティションを表示するには、次のコマンドを入力します。

    # print

  3. 既存のパーティションを削除するには、次のコマンドを入力します。

    # rm 1

  4. 既存のパーティションが削除されたことを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # print

    既存のパーティションは削除されました。

3.1.1.4 Exalytics Machineにおける既存のRAID構成の再構成

この項は次のトピックで構成されています。

3.1.1.4.1 X2-4 Exalytics Machineにおける既存のRAID構成の再構成

X2-4 Exalytics Machineは6つのハード・ディスクからなり、それぞれの容量は600GBです。そのうちの2つのディスクはRAID1構成で、残りの4つのディスクはRAID5構成です。ディスク領域の使用を最適化するには、Exalytics Machine上でRAID1およびRAID5を再構成する必要があります。RAID1を、100GBと457GBの容量を持つ2つの仮想ドライブから構成されるように再構成します。RAID5は、残りのドライブから構成されます。

X2-4 Exalytics Machine上の既存のRAID構成を再構成するには:

  1. Integrated Lights Out Manager (ILOM)を使用して、Exalytics Machineを再起動します。

  2. [Ctrl]キーを押しながら[Y]キーを押して、Exalytics Machineの再起動中にRAID CLI(コマンド行インタフェース)を入力します。


    注意:

    RAID CLI.を入力できる状態になったら、再起動シーケンス中に「Copyright LSI Logic Corporation」と表示されます。このメッセージは短期間の間表示されるため、画面を注意して観察してください。これにより、マシンの再起動が再度必要になる事態を回避できます。


  3. 次のMegaRAIDコマンドを入力して、既存のRAID構成を削除します。

    # -CfgLdDel -LALL -a0

  4. 次のコマンドを入力して、RAID1パーティションを100GBおよび457GBの2つの仮想ディスクで作成します。

    # -CfgLdAdd -r1[252:0, 252:1] WB Direct NoCachedBadBBU -sz102400 -sz467968 -a0

  5. 次のコマンドを入力して、RAID5パーティションを残りのディスクで作成します。

    # -CfgLdAdd -r5[252:2, 252:3, 252:4, 252:5] WB Direct NoCachedBadBBU -a0

  6. ILOMで、ILOMホスト管理パワー・サイクルを選択します。

    Exalytics Machineが再起動します。

3.1.1.4.2 X3-4 Exalytics Machineにおける既存のRAID構成の再構成

X3-4 Exalytics Machineは6つのハード・ディスクからなり、それぞれの容量は900GBです。2つのディスクがRAID1として構成され、4つのディスクがRAID5として構成されます。ディスク領域の使用を最適化するには、Exalytics Machine上でRAID1およびRAID5を再構成する必要があります。RAID1を、100GBと657GBの容量を持つ2つの仮想ドライブから構成されるように再構成します。RAID5は、残りのドライブから構成されます。

X3-4 Exalytics Machine上の既存のRAID構成を再構成するには:

  1. Integrated Lights Out Manager (ILOM)を使用して、Exalytics Machineを再起動します。

  2. [Ctrl]キーを押しながら[Y]キーを押して、Exalytics Machineの再起動中にRAID CLI(コマンド行インタフェース)を入力します。


    注意:

    RAID CLI.を入力できる状態になったら、再起動シーケンス中に「Copyright LSI Logic Corporation」と表示されます。このメッセージは短期間の間表示されるため、画面を注意して観察してください。これにより、マシンの再起動が再度必要になる事態を回避できます。


  3. 次のMegaRAIDコマンドを入力して、既存のRAID構成を削除します。

    # -CfgLdDel -LALL -a0

  4. 次のコマンドを入力して、RAID1パーティションを100GBおよび657GBの2つの仮想ディスクで作成します。

    # -CfgLdAdd -r1[252:0, 252:1] WB Direct NoCachedBadBBU -sz102400 -sz672768 -a0

  5. 次のコマンドを入力して、RAID5パーティションを残りのディスクで作成します。

    # -CfgLdAdd -r5[252:2, 252:3, 252:4, 252:5] WB Direct NoCachedBadBBU -a0

  6. ILOMで、ILOMホスト管理パワー・サイクルを選択します。

    Exalytics Machineが再起動します。

3.1.1.4.3 RAID構成のリセット(オプション)

仮想Exalyticsによる仮想化を使用しているときに、非仮想Exalyticsデプロイメントに戻る場合、次の手順を実行して、RAID構成をリセットする必要があります。

RAID構成をリセットするには:

  1. Integrated Lights Out Manager (ILOM)を使用して、Exalytics Machineを再起動します。

  2. [Ctrl]キーを押しながら[Y]キーを押して、Exalytics Machineの再起動中にRAID CLI(コマンド行インタフェース)を入力します。


    注意:

    RAID CLI.を入力できる状態になったら、再起動シーケンス中に「Copyright LSI Logic Corporation」と表示されます。このメッセージは短期間の間表示されるため、画面を注意して観察してください。これにより、マシンの再起動が再度必要になる事態を回避できます。


  3. 次のMegaRAIDコマンドを入力して、既存のRAID構成を削除します。

    # -CfgLdDel -LALL -a0

  4. 次のコマンドを入力して、RAID1パーティションをExalyticsデプロイメントにリストアします。

    # -CfgLdAdd -r1[252:0, 252:1] WB Direct NoCachedBadBBU -a0

  5. 次のコマンドを入力して、RAID5パーティションを残りのディスクで作成します。

    # -CfgLdAdd -r5[252:2, 252:3, 252:4, 252:5] WB Direct NoCachedBadBBU -a0

  6. ILOMで、ILOMホスト管理パワー・サイクルを選択します。

    Exalytics Machineが再起動します。

3.1.2 Exalytics Machineの仮想化用の構成

この項には次のトピックが含まれます:

3.1.2.1 Oracle VM Serverのインストールと構成

Oracle VM Serverは、仮想マシンを実行するためのセキュアなサーバー・ベースのプラットフォームを提供する、管理された仮想化環境です。仮想マシンを作成するには、まずExalytics MachineにOracle VM Serverをインストールする必要があります。

新規ユーザーの場合は、Oracle VM Server 3.2.7にアップグレードする前に、Oracle VM Server 3.0.3をインストールして、構成しておく必要があります。

この項には次のトピックが含まれます:

3.1.2.1.1 Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)のインストール

Oracle VM Server 3.0.3をインストールするには:

  1. 次の手順を実行し、Oracle Exalytics Base Image 2.0.1.1.0 for Exalytics Oracle VM x86-64 (部品番号V34491-01)をダウンロードして保存します。

    1. 次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトに移動します。

      http://edelivery.oracle.com

    2. 製品パックの選択リストから「Oracle Business Intelligence」を選択します。

    3. 「プラットフォーム」リストで、「Linux X86-64」を選択します。

    4. 「実行」をクリックします。

    5. Linux x86-64用Oracle Exalyticsソフトウェア・メディア・パック(リリース1.0.0.4.0)を選択します。

    6. 「続行」をクリックします。

    7. Oracle Exalytics Base Image 2.0.1.1.0 for Exalytics Oracle VM x86-64 (部品番号: V34491-01)をダウンロードします。

      このベース・イメージにはOracle VM Server 3.0.3が含まれています。

    8. これをローカル・ディレクトリに保存します。

  2. Exalytics Machineで、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)に接続してログオンします。

  3. ILOMで、リモート制御リダイレクションストレージ・リダイレクションサービスの起動を選択します。

    ILOMリモート・コンソールが表示されます。

  4. メニュー・バーでデバイスCD-ROMイメージを選択して、ILOMのリモート仮想CD-ROMとしてOracle VM Serverイメージをリンク付けします。

  5. 次のアクションを実行して、マシンを再起動します。

    • ILOMで、ILOMホスト管理パワー・サイクルを選択します。

  6. ILOMで、ホスト管理ホスト制御次のブート・デバイスを選択します。

    「次のブート・デバイス」の設定が表示されます。

  7. ブート・メニューの最上位にCD-ROMを移動するには、次の手順を実行します。

    1. 「次のブート・デバイス」のリストで、CD-ROMを選択します。

    2. 「保存」をクリックします。

  8. ILOMで、ILOMホスト管理パワー・サイクルを選択します。

    Exalytics Machineが再起動し、Oracle VM Server画面が表示されます。

  9. [Enter]キーを押して、Oracle VM Serverをインストールします。

    Oracle VM ServerがExalytics Machineにインストールされます。Oracle VM Serverがインストールされたら、Exalytics Machineが自動的に再起動します。

  10. メニュー・バーでデバイスを選択してから、CD-ROMイメージの選択を解除します。

  11. メニュー・バーで、デバイスホストのデフォルトとして保存を選択します。

  12. ILOMで、ILOMホスト管理パワー・サイクルを選択します。

    Exalytics Machineの構成の準備ができました。

  13. Oracle VM Serverにログオンし、次のコマンドを入力してRAID構成を確認します。

    /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -LDinfo -LALL -aALL

3.1.2.1.2 Oracle VM Server上のネットワークの構成

ネットワークを構成する前に、Exalyticsのネットワーク構成が完了していることを確認してください。

Oracle VM Serverでネットワークを構成するには、次の手順を実行します。

Exalytics Machineが再起動したら、次のアクションを実行します。

  1. Iと入力して、インタラクティブ・モードを使用します。

  2. プロンプトで、次の情報を入力します。

    1. フル・ラックを選択する場合は、3と入力して確定します。

    2. ノード索引を選択する場合は、1と入力します。

    3. InfiniBandインタフェースのIPアドレスを入力します。InfiniBandが構成されていない場合は、既存のネットワークと競合しないネットワーク構成を入力します。たとえば、192.168.21.112と入力します。

    4. InfiniBandインタフェースのネットマスク・アドレスを入力します。InfiniBandが構成されていない場合は、既存のネットワークと競合しないネットワーク構成を入力します。たとえば、255.255.255.0と入力します。

    5. イーサネットbond0のシステムIPアドレスを入力します。

    6. bond0のネットマスクとゲートウェイ・アドレスを入力します。

    7. ホスト名を入力します。

    8. ドメインを入力します。

Exalytics Machineが自動的に再起動します。

3.1.2.1.3 Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)のOracle VM Server 3.2.7へのアップグレード

Oracle VM Server 3.0.3をOracle VM Server 3.2.7にアップグレードするには、「Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.7へのアップグレード」を参照してください。

3.1.2.2 Oracle VM Managerのインストールと構成

Oracle VM Managerでは、Oracle VM Server、仮想マシンおよびリソースを管理するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェースを提供します。Oracle VM Managerを使用すると、仮想マシンとサーバー・プールの作成、VMテンプレートのインポート、およびネットワークとストレージの管理が行えます。

新規ユーザーの場合は、Oracle VM Manager 3.2.7を直接インストールできます。

この項には次のトピックが含まれます:

3.1.2.2.1 Oracle VM Manager 3.2.7のインストール

Oracle VM Managerは、Exalytics Machineとは別のマシンにインストールすることをお薦めします。特に、同じ地理的な場所にあるOracle VM Server内に配置しておくと最適です。

Oracle VM Manager 3.2.7をインストールするには:

  1. 次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトから、Oracle VM Manager 3.2.7 (部品番号V42727-01)をダウンロードします。

    http://edelivery.oracle.com/oraclevm

  2. Oracle VM Manager 3.2.7をインストールします。手順については、Oracle VMインストレーションおよびアップグレード・ガイド、リリース3.2.1の第4章「Oracle VM Managerのインストール」を参照してください。

3.1.2.2.2 Oracle VM Serverの検出

Oracle VM Manager環境へのOracle VM Serverの追加は、Oracle VM Serverの検出と呼ばれます。サーバーの検出は、仮想化環境の構成における最初のステップです。

Oracle VM Serverを検出するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Managerに接続します。

  2. サーバーおよびVMタブを選択します。

  3. 左側のペインで、サーバー・プールを右クリックして、サーバーの検出を選択します。

    検出ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. 次のサーバーに関する情報を入力します。

    1. Oracle VMエージェントのポート。デフォルトのポート番号は8899です。

    2. Oracle VMエージェントのパスワード。デフォルトのパスワードはoracleです。

    3. IPアドレス。

  5. 「OK」をクリックします。

    Oracle VM Serverとその詳細(プロセッサの数、IPアドレス、プロセッサの速度、RAM、ネットワーク・ポートおよびその構成を含む)が検出され、「未割当てのサーバー」フォルダに追加されます。

詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.2.1の第6章「サーバー・プールおよびOracle VM Serverの管理」を参照してください。

3.1.2.2.3 仮想ネットワーク・インタフェース・コントローラの作成

仮想ネットワーク・インタフェース・コントローラ(VNIC)は、仮想マシンによってネットワーク・カードとして使用されます。各VNICに使用するMACアドレスの範囲を定義することで、仮想ネットワーク・インタフェースを作成します。各MACアドレスは単一の仮想ネットワーク・インタフェース・コントローラ(NIC)に対応し、仮想マシンによって使用されます。

仮想ネットワーク・インタフェース・コントローラを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Managerにログオンします。

  2. サーバーおよびVMタブを選択します。

  3. 左側のペインで、サーバー・プールを右クリックして、VNICの作成を選択します。

    MACセレクタ・パネルが表示されます。

  4. 「次へ」をクリックして、次の使用可能なMACアドレスを検出します。

  5. 作成するアドレスの数を選択して、作成をクリックします。


    注意:

    デプロイする仮想マシンの数と同じ個数のアドレスを選択します。


    VNICが作成され、「仮想NIC」表にリストされます。

  6. 「閉じる」をクリックします。

詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.2.1の第7章「仮想マシンの管理」を参照してください。

3.1.2.2.4 サーバー・プールの作成とサーバーの追加

サーバー・プールは、少なくとも1つのOracle VM Serverからなります。仮想マシンを実行できる十分なリソース(CPU、メモリーなど)がサーバー・プールにない場合は、Oracle VM Serverを追加することによってサーバー・プールを拡張できます。

サーバー・プールを作成する前に、次が必要です。

  • サーバー・プールのIPアドレス

  • 各仮想マシンのIPアドレス

  • Oracle VM ServerにインストールしたOracle VMエージェントにアクセスするためのパスワード

サーバー・プールの作成およびサーバーの追加の詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.2.1の第6章「サーバー・プールおよびOracle VM Serverの管理」を参照してください。


注意:

サーバー・プールを作成する際には、「クラスタのアクティブ化」オプションの選択を解除する必要があります。


3.1.2.2.5 Exalyticsリポジトリの作成

リポジトリには、仮想マシン、仮想マシンの作成用テンプレート、仮想マシン・アセンブリなどのOracle VMリソースが格納されます。


注意:

使用する物理ディスクごとにリポジトリを作成することをお薦めします。Oracle VMテンプレートとクローニングされた仮想マシンの格納用には小さなリポジトリを、仮想マシンに割り当てられた仮想ディスクの格納用には大きなリポジトリを使用します。


Exalyticsリポジトリを作成および構成してから、そのリポジトリをOracle VM Serverに提示するには、Oracle VM Managerを使用します。

Exalyticsリポジトリを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Managerにログオンします。

  2. 「リポジトリ」タブを選択します。

  3. ツールバーの新規リポジトリの作成を選択して、データ・リポジトリの作成ダイアログを表示します。

  4. 次の手順を実行します。

    1. 「リポジトリ名」フィールドに、リポジトリの名前を入力します。

    2. リポジトリの場所を見つけるには、「物理ディスク」を選択してから「検索」をクリックします。

    3. ドロップダウン・リストから、ローカルのストレージ・アレイを選択し、2つのストレージ・ディスクのうちの小さいほうを選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. リポジトリ用のサーバー・プールを選択します。

    6. 「次」をクリックします。

      Oracle VM Serverに提示する新しいリポジトリが用意されました。Oracle VM Serverでのリポジトリの使用を有効化するには、Oracle VM Serverに対してリポジトリを提示する必要があります。

  5. Oracle VM Serverを選択して、「サーバー」フィールドから「サーバーに提示」フィールドへ移動してから、「終了」をクリックします。

    リポジトリは、「リポジトリ」タブにリストされます。

詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.2.1の第4章「ストレージの管理」を参照してください。

3.1.2.3 仮想マシンの作成

仮想マシンの作成には、仮想テンプレートを使用します。テンプレートから仮想マシンを作成するプロセスは、クローニングと呼ばれています。仮想マシンを作成する前に、次のリソースが使用できることを確認してください。

  • サーバー・プール

  • Oracle VM Server

  • VMテンプレート

テンプレートから仮想マシンを作成するプロセスは、次の手順からなります。

3.1.2.3.1 VMテンプレートのダウンロード

VMテンプレートをダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. 次の手順を実行し、Exalytics Oracle VM Template 2.0.1.1.0 for Exalytics Oracle VM x86-64をダウンロードして保存します。

    1. 次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトに移動します。

      http://edelivery.oracle.com

    2. 製品パックの選択リストから「Oracle Business Intelligence」を選択します。

    3. 「プラットフォーム」リストで、「Linux X86-64」を選択します。

    4. 「実行」をクリックします。

    5. Linux x86-64用Oracle Exalyticsソフトウェア・メディア・パック(リリース1.0.0.4.0)を選択します。

    6. 「続行」をクリックします。

    7. Oracle Exalytics Oracle VM Template 2.0.1.1.0 for Exalytics Oracle VM x86-64 (部品番号: V34468-01)をダウンロードします。

    8. これをWebサーバーに保存します。

3.1.2.3.2 Oracle VM ManagerへのVMテンプレートのインポート

テンプレートをダウンロードしたら、Oracle VM Managerにインポートします。

VMテンプレートをOracle VM Managerにインポートするには:

  1. Oracle VM Managerにログオンします。

  2. 「リポジトリ」タブを選択します。

  3. 左側のペインで、テンプレートを保存するリポジトリを選択します。

  4. VMテンプレートを選択します。

  5. ツールバーのVMテンプレートのインポートをクリックして、VMテンプレートのインポート・ダイアログを表示します。

  6. Oracle VM Serverを選択し、WebサーバーにダウンロードしたVMテンプレートのURLまたはFTPサーバーを入力します。

  7. 「OK」をクリックして、VMテンプレートをインポートします。

3.1.2.3.3 VMテンプレートからの仮想マシンの作成

Oracle VM Managerにテンプレートをインポートしたら、そのテンプレートを使用して仮想マシンを作成します。


注意:

Oracle VM Managerを使用して、必要なサイズの仮想ディスクを大きいほうのリポジトリに作成することをお薦めします。これらの仮想ディスクを、システムにデプロイされている仮想マシンと関連付けます。仮想ディスクには、Exalyticsソフトウェアや、Exalytics Machineに関連付けられている様々なファイルをインストールするための十分な容量が確保されています。


VMテンプレートから仮想マシンを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Managerにログオンします。

  2. サーバーおよびVMタブを選択します。

  3. 左側のペインのツールバーの仮想マシンの作成をクリックします。

    仮想マシンの作成ダイアログが表示されます。

  4. 既存のVMテンプレートからのクローニングを選択します。

  5. 次の手順を実行します。

    1. クローニング数リストで、クローニングするマシンの数を選択します。

    2. リポジトリ・リストで、マシンに使用するリポジトリを選択します。

    3. VMテンプレート・リストで、仮想マシンの作成元とするVMテンプレートを選択します。

    4. 仮想マシンの名前を入力します。

    5. サーバー・プール・リストで、サーバー・プールを選択します。

    6. 仮想マシンの説明を入力します。

  6. 終了をクリックします。

    仮想マシンが作成され、いつでも構成できる状態になります。

詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.2.1の第7章「仮想マシンの管理」を参照してください。

3.2 既存インストールの仮想化用の構成

Oracle VM 3.0.3以降のバージョンを実行している既存のユーザーは、次のタスクを実行する必要があります。

3.3 Oracle VM ManagerおよびOracle VM Serverの3.2.7へのアップグレード

この項には次のトピックが含まれます:


注意:

同じリリース・バージョンのOracle VM ManagerとOracle VM Serverを使用することをお薦めします。


3.3.1 Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.7へのアップグレード

Oracle VM Server 3.0.3以降のバージョンを実行している新規または既存のユーザーは、Oracle VM Server 3.2.7にアップグレードする必要があります。手順については、「Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.7へのアップグレード」を参照してください。

3.3.2 Oracle VM Manager 3.0.3以降のバージョンのOracle VM Manager 3.2.7へのアップグレード


注意:

すでにOracle VM Server 3.2.7がインストールされている場合は、この項は無視してください。


Oracle VM Manager 3.0.3以降のバージョンを実行している既存のユーザーは、Oracle VM Manager 3.2.7にアップグレードする必要があります。手順については、「Oracle VM Manager 3.0.3以降のバージョンのOracle VM Manager 3.2.7へのアップグレード」を参照してください。

3.4 仮想化環境へのOracle Exalyticsリリース1パッチセット4の適用

新規ユーザーおよび既存ユーザーの双方が、リリース1パッチセット4 (1.0.0.4)を仮想化環境に適用する必要があります。手順については、第2.2.2.2項「仮想化用に構成されたExalytics MachineへのOracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (1.0.0.4)の適用」を参照してください。

3.6 仮想マシンでのアプリケーション・ソフトウェアのインストールおよび構成


注意:

既存のユーザーであり、仮想Exalytics Machineにすでにソフトウェアをインストールして、構成済である場合は、この項は無視できます。


仮想マシンにExalyticsソフトウェアをインストールするプロセスは、非仮想Exalytics Machineにそのソフトウェアをインストールする場合と同じですが、仮想マシンではExalyticsメモリー全体にアクセスできない点が異なります。共有メモリー関連のカーネル・パラメータを設定する場合や大きなページを作成する場合は、この制限を念頭に置いてください。

この項は次のトピックで構成されています:

3.6.1 仮想マシンにExalyticsソフトウェアをインストールして構成する際の前提条件

Exalyticsソフトウェアを仮想マシンにインストールする前に、次の前提条件を満たす必要があります。

3.6.2 仮想マシンへのExalyticsソフトウェアのインストールと構成

この項は次のトピックで構成されています:

3.6.2.1 /u01パーティションの作成とマウント

Exalyticsソフトウェアをインストールするには、まず仮想ディスクに/u01パーティションを作成してマウントする必要があります。


注意:

次の手順では、/u01パーティションのサイズが1.6TBであることが前提となっています。特定のニーズや構成に応じて、/u01パーティションに異なるサイズを使用できます。


/u01パーティションを作成してマウントするには、次の手順を実行します。

rootユーザーとしてログインしたら、次のようなコマンドを使用して仮想ディスク上に/u01ディレクトリを構成します。

  1. パーティションを作成するには、次のコマンドを入力します。

    parted /dev/xvdb

    GNU Parted 1.8.1

    Using /dev/xvdb

    Welcome to GNU Parted! Type 'help' to view a list of commands.

    (parted) mklabel msdos

    (parted) mkpart primary 0 1600GB

    (parted) print

    Model: Xen Virtual Block Device (xvd)

    Disk /dev/xvdb: 1600GB

    Sector size (logical/physical): 512B/512B

    Partition Table: msdos

    Number Start End Size Type File system Flags

    1 32.3kB 1600GB 1600GB primary

    (parted) quit

  2. 論理ボリュームを作成するには、次のコマンドを入力します。

    lvm pvcreate /dev/xvdb1

    Physical volume "/dev/xvdb1" successfully created

    lvm vgcreate VolGroup01 /dev/xvdb1

    Volume group "VolGroup01" successfully created

  3. VolGroup01の使用されていないエクステントを表示するには、次のコマンドを入力します。

    vgs -o +vg_free_count,vg_extent_count

    VG #PV #LV #SN Attr VSize VFree Free Ext

    VolGroup01 1 0 0 wz--n- 1.46T 1.46T 381469 381469

    lvm lvcreate --extents 381469 --name LogVol00 VolGroup01

    Logical volume "LogVol00" created

  4. ファイル・システムを作成するには、次のコマンドを入力します。

    mkfs.ext3 /dev/VolGroup01/LogVol00

  5. 次の行を/etc/fstabファイルに追加します。

    /dev/VolGroup01/LogVol00 /u01 ext3 defaults 0 0

  6. ディレクトリをマウントするには、次のコマンドを入力します。

    mkdir /u01

    mount /u01

  7. 次のコマンドを入力して、パーティションが作成されたことを確認します。

    df –lh

3.6.2.2 Oracleユーザーの変更および権限の付与

Virtual Machineテンプレートには、オペレーティング・システムのユーザー名としてoracleが含まれています。このユーザー名を「oinstall」グループに関連付けてから、そのパスワードを作成します。

この項内の手順では、ユーザーに「oracle」、グループに「oinstall」という名前を付けることを前提とします。


注意:

別のユーザーおよびグループを追加するには、rootユーザーとして次のコマンドを入力します。

groupadd <name of the group>

useradd -g <name of the group> <name of the user>


Oracleユーザーを変更して権限を付与するには:

  1. rootユーザーとしてログインします。

  2. 次のコマンドを入力して、ユーザー名「oracle」をグループ「oinstall」に関連付けてからパスワードを作成します。

    groupadd oinstall

    usermod –g oinstall oracle

    passwd oracle

  3. 次のコマンドを入力して、ソフトウェアのインストール先である/u01ドライブに対する権限を付与します。

    chown oracle:oinstall /u01

    chmod 775 /u01

  4. 仮想マシンでVNCサーバーを起動します。

3.6.2.3 アプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのインストール

仮想Exalytics Machineへのアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのインストール・プロセスは、非仮想化Exalytics Machineへのこれらのインストールと同様です。第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」を参照してください。

3.7 仮想マシンの保守

この項には次のトピックが含まれます:

3.7.1 仮想マシンの情報およびイベントの表示

仮想マシンの詳細および仮想マシンに関連付けられているジョブを表示できます。

仮想マシンの詳細を表示するには:

  1. Oracle VM Managerにログオンします。

  2. サーバーおよびVMタブを選択します。

  3. 左側のペインで、仮想マシンの常駐先のサーバー・プールを選択します。

  4. パースペクティブ・リストから、仮想マシンを選択します。

  5. 管理ペインで、仮想マシンを選択します。

  6. 選択した仮想マシンの左にある拡張矢印をクリックします。

    表示されるタブは次のとおりです。

    • 構成:メモリーとプロセッサの最小および最大サイズ、オペレーティング・システム、ドメイン・タイプ、高可用性の状態などの仮想マシンに関する一般情報が表示されます。

    • ネットワーク: 仮想マシンで使用されているネットワークおよびVNICが表示されます。

    • ディスク: 仮想マシンに接続されている仮想ディスクおよび物理ディスクが表示されます。

仮想マシンのイベントを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Managerにログオンします。

  2. サーバーおよびVMタブを選択します。

  3. 左側のペインで、仮想マシンの常駐先のサーバー・プールを選択します。

  4. パースペクティブ・リストから、仮想マシンを選択します。

  5. 管理ペインで、仮想マシンを選択します。

  6. ツールバーの選択したVMイベントの表示をクリックします。

    イベント・ダイアログが表示されます。

  7. 仮想マシンに関連付けられているジョブを確認します。

詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.2.1の第7章「仮想マシンの管理」を参照してください。

3.7.2 仮想マシンの構成と起動

仮想マシンはOracle VM Managerから起動します。

仮想マシンを構成して起動するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Managerにログオンします。

  2. サーバーおよびVMタブを選択します。

  3. 左側のペインで、仮想マシンの常駐先のサーバー・プールを選択します。

  4. パースペクティブ・リストから、仮想マシンを選択します。

  5. 管理ペインで、仮想マシンを選択し、ツールバーの編集をクリックします。

    仮想マシンの編集ダイアログが表示されます。

  6. 「構成」タブを選択します。

  7. 仮想マシンの必要な構成を選択して、「OK」をクリックします。

  8. 「ネットワーク」タブを選択します。

  9. VNICを選択して仮想マシンに割り当てた後、「OK」をクリックします。

  10. 「ディスク」タブを選択します。

  11. 仮想ディスクを選択して仮想マシンに割り当てます。

  12. 「OK」をクリックします。

  13. ツールバーの起動をクリックします。

    仮想マシンが起動します。

詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.2.1の第7章「仮想マシンの管理」を参照してください。

3.7.3 仮想マシン上のネットワークの構成

仮想マシンを起動したら、仮想マシン上のネットワークを構成して、仮想マシンがネットワークにアクセスできるようにします。

仮想マシン上のネットワークを構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Serverにログオンします。

  2. 次のコマンドを入力します。

    xm list

    仮想マシンのDomain-0およびUUID番号が表示されます。

  3. 次のコマンドを実行します。

    xm console <UUID_NUMBER_FOR_VIRTUAL_MACHINE>

    仮想マシンのコンソールが表示されます。

  4. デフォルトのパスワード「ovsroot」を使用して、rootユーザーとしてログインします。

  5. 次のコマンドを入力します。

    system-config-network

  6. 次の情報を入力して、eth0デバイスを編集します。

    • IPアドレス

    • ネットマスク

    • ゲートウェイ

    • DNS設定

  7. 保存と終了をクリックします。

  8. 次のコマンドを実行して、ネットワーク構成をリロードします。

    service network reload

  9. /etc/hostsファイルを編集して、マシン名とIPアドレスを追加します。

3.7.4 PVドライバを使用するHVM向けの仮想マシンの構成

Oracle Virtual Machineは、次の2つのモードのいずれかで実行されます。

パフォーマンスを向上し、3つ以上のFlashディスクを各Oracle VMゲストに割り当てることができるようにするには、準仮想化ドライバを使用したハードウェア仮想化(PVHVM)モードを作成します。このモードはハードウェア仮想化と同様ですが、ゲストのオペレーティング・システムに追加の準仮想化ドライバがインストールされています。

PVドライバを使用するHVM用に仮想マシンを構成するには:

  1. Oracle VM Managerにログオンします。

  2. Oracle VM Managerで、リポジトリ・タブを選択します。

  3. Oracle VM Managerの左側のペインで、リポジトリを開き、対象のリポジトリを選択します。

    管理ペインに、このリポジトリのGUIDが表示されます。


    注意:

    リポジトリのGUID番号を書き留めておきます。このGUID番号は、vm.cfgファイルを編集するときに必要になります。


  4. サーバーおよびVMタブを選択します。

  5. 左側のペインで、仮想マシンの常駐先のサーバー・プールを選択します。

  6. パースペクティブ・リストから、仮想マシンを選択します。

  7. 管理ペインで、仮想マシンを選択します。

  8. ツールバーの停止をクリックして、サーバーを停止します。

  9. ツールバーの編集をクリックします。

    仮想マシンの編集ウィンドウが表示されます。

  10. 「構成」タブを選択します。


    注意:

    仮想マシンのGUID番号を書き留めておきます。このGUID番号は、vm.cfgファイルを編集するときに必要になります。


  11. ドメイン・タイプ・リストで、Xen HVM、PVドライバを選択します。

  12. 「OK」をクリックします。

  13. rootユーザーとしてOracle VM Serverコマンド行に移動し、テキスト・エディタで、仮想マシンの構成(vm.cfg)ファイルを開きます。


    注意:

    vm.cfgファイルは通常、Oracle VM Server上の/OVS/Repositories/<Repository GUID>/VirtualMachine/<Virtual Machine GUID>/vm.cfgにあります。


  14. hda、hdb、hdcなど、ハードウェア・デバイスを含む各ディスク・エントリを、xvda、xvdb、xvdcなどのxvdマッピングに置き換えて、vm.cfgファイルを編集します。

    例:

    hdaをxvdaに置き換えます。

    hdbをxvdbに置き換えます。

    hdcをxvdcに置き換えます。

  15. 必要に応じて、Oracle VM Managerにログインします。

  16. ツールバーの起動をクリックして、サーバーを起動します。

詳細は、My Oracle Supportに移動して、Oracle VM: ゲスト用の仮想化モードであるHVM、PVM、HVMとPV Driverとの比較というドキュメント(Doc ID 757719.1)を参照してください。

3.7.5 仮想マシン上のSWAPの構成

仮想マシンを最初に再起動する際には、スワップが正しく構成されていない可能性があります。必要に応じて、正しいスワップを構成してください。

仮想マシンにSWAPを構成するには、次の手順を実行します。

  1. /etc/fstabファイルの最後に、次の行があることを確認します。

    LABEL=SWAP-VM swap swap defaults 0 0

  2. /etc/fstabファイルの最初のエントリがLABEL=SWAP-hda3の場合、次のようにファイルを編集します。

    LABEL=SWAP-VM

  3. スワップ・デバイスを使用可能にするには、次のコマンドを実行します:

    swapon-a

  4. スワップが構成されていることを確認するには、次のコマンドを実行します:

    swapon-s