リファレンス・ガイド

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Oracle Tuxedo Message Queue MIBリファレンス

この章には、次の項があります。

 


OTMQ_MIB

名前

OTMQ_MIB - Oracle Tuxedo Message Queue (OTMQ)の管理情報ベース

説明

OTMQ_MIBは、OTMQアプリケーション・キューを管理できるクラスを定義します。

OTMQ_MIBは、次のクラスで構成されています。

表4-1 OTMQ_MIBのクラス
クラス名
属性
アプリケーション・キュー
アプリケーション・キュー内のメッセージ
アプリケーション・キュー・スペース
アプリケーション・キューに関連付けられたトランザクション
キュー・スペースのネーミング・エイリアス

各クラスの説明セクションには、次の4つのサブセクションがあります。

概要

このクラスに関連付けられている属性の概要

属性表

クラスの各属性に関する名前、型、パーミッション、値、およびデフォルト値を示す表。属性表の形式については以下に示してあります。

属性のセマンティクス

各属性の意味の説明

制限

このクラスにアクセスし、このクラスを解釈する場合の制限事項

属性表の形式

このMIBに含まれる各クラスは、4つの部分で記述されています。その1つが属性表です。属性表はクラス内の属性のリファレンス・ガイドであり、管理者、オペレータ、一般ユーザーがそれらの属性を使用してアプリケーションと対話するための方法を説明しています。

TA_FLAGS値

MIBは、共通TA_FLAGS属性を定義します。この属性はlong型で、共通MIBフラグ値とコンポーネントMIB固有フラグ値の両方を持ちます。次のフラグの値はOTMQ_MIBのために定義されています。これらのフラグ値は、任意の共通MIBフラグを使用してOR結合する必要があります。

QMIB_FORCECLOSE

T_OTMQSPACEオブジェクトのTA_STATE属性をCLEaningに設定する場合、このフラグは、キュー・スペースの状態がACTiveであっても、状態の変更が成功する必要があることを示します。

QMIB_FORCEDELETE

T_OTMQSPACEオブジェクトのTA_STATE属性をINValidに設定する場合、このフラグは、キュー・スペースの状態がACTiveであったり、そのキュー内にメッセージが存在していても、状態の変更が成功する必要があることを示します。同様に、T_OTMQオブジェクトのTA_STATE属性をINValidに設定する場合、このフラグは、メッセージが存在していたり、キュー・スペースにプロセスがアタッチされていても、キューの削除を許可します。

QMIB_FORCEPURGE

T_OTMQオブジェクトのTA_STATE属性をINValidに設定する場合、このフラグは、キューにメッセージが存在していても、状態の変更が成功する必要があることを示します。ただし、現在、選択したT_OTMQに格納されているメッセージがトランザクションに含まれる場合、状態の変更は失敗し、ユーザー・ログにエラーが書き込まれます。

FML32フィールド表

このリファレンス・ページで説明する属性のフィールド表は、システムにインストールしたOracle Tuxedoソフトウェアのルート・ディレクトリからの相対パスで指定されるudataobj/tpadmファイルにあります。${TUXDIR}/udataobjディレクトリは、FLDTBLDIR32環境変数で指定されるパス・リスト(Windowsの場合はセミコロン区切りのリスト、それ以外の場合はコロン区切りのリスト)にアプリケーションによって追加される必要があり、フィールド表名tpadmは、FIELDTBLS32環境変数で指定されるカンマ区切りのリストに追加される必要があります。

制限

このMIBはOracle Tuxedo Message Queue 12cリリース2 (12.1.3)以上のサイトでのみ提供されます(ネイティブおよびワークステーションの両方)。

 


T_OTMQクラスの定義

概要

T_OTMQクラスは、アプリケーション・キューを表します。単一のアプリケーション・キュー・スペースに1つ以上のアプリケーション・キューが存在する可能性があります。

制限

すべてのキー・フィールドを未設定にすると、このクラスのインスタンスをすべて検索できません。反対に、1つのアプリケーション・キュー・スペースを明示的に指定するには、適切なキー・フィールドを用意する必要があります。これらの必須キー・フィールドはTA_APPQSPACENAMETA_QMCONFIGおよびTA_LMIDです。ただし、アプリケーションが構成されていない場合(つまり、TUXCONFIG環境変数が設定されていない場合)は、TA_LMIDを省略する必要があります。たとえば、TA_APPQSPACENAMETA_QMCONFIGおよびTA_LMID属性が、tpcall()を使用するリクエストに設定されると、指定されたキュー・スペース内のすべてのT_OTMQオブジェクトが取得されます。

属性表

表4-2 OTMQ_MIB: T_OTMQクラス定義の属性表
属性a
タイプ
権限
デフォルト値
TA_APPQNAME(k)(r)(*)
string
ru-r--r--
string[1..127]
なし
TA_APPQSPACENAME(k)(r)(*)
string
ru-r--r--
string[1..15]
なし
TA_QMCONFIG(k)(r)(*)
string
ru-r--r--
string[1..78]
なし
TA_LMID(k)(r)(*)b
string
ru-r--r--
string[1..30]
なし
TA_STATEc
string
rw-r--r--
GET: "VAL"
SET: "{NEW | INV}"
なし
なし
TA_APPQORDERd
string
rw-r--r--
{PRIO | TIME | LIFO | FIFO | EXPIR}
FIFO
TA_DEFEXPIRATIONTIME
string
rw-r--r--
{+seconds | NONE}
なし
TA_DEFDELIVERYPOLICY
string
rw-r--r--
{PERSIST | NONPERSIST}
PERSIST
TA_CMD
string
rw-r--r--
shell-command -string[0..127]
""
TA_CMDHW
string
rw-r--r--
0 <= num [bBm%]
100%
TA_CMDLW
string
rw-r--r--
0 <= num [bBm%]
0%
TA_CMDNONPERSIST
string
rw-r--r--
shell-command-string[0..127]e
""
TA_CMDNONPERSISTHW
string
rw-r--r--
0 <= num[bB%]
100%
TA_CMDNONPERSISTLW
string
rw-r--r--
0 <= num[bB%]
0%
TA_MAXRETRIES
long
rw-r--r--
0 <= num
0
TA_OUTOFORDER
string
rw-r--r--
{NONE | TOP | MSGID}
NONE
TA_RETRYDELAY
long
rw-r--r--
0 <= num
0
TA_CURBLOCKS
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURMSG
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURNONPERSISTBYTES
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURNONPERSISTMSG
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_PID
long
R--R--R--
0 <= num
0
TA_ATTACHSTATE
string
R--R--R--
{ATTACHED|NOTATTACHED}
なし
TA_ACTIVESTATE
string
R--R--R--
string[1..15]
なし
TA_QUETYPE
string
rw-r--r--
{P|S|M|U}
なし
TA_CONFIRM
string
rw-r--r--
{EO|II}
EO
TA_PRIMQUE
string
R--R--R--
string[1..127]
なし
TA_TATTACH
string
R--R--R--
YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]]
なし
TA_TDETACH
string
R--R--R--
YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]]
なし
TA_MSGSENT
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_MSGRCV
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_CURTIME
long
R--R--R--
1 <= num
なし
TA_TIMERESTART
long
R--R--R--
1 <= num
なし
( k ) - GETキー・フィールドe
( r ) - オブジェクトの作成に必要なキー・フィールド
( * ) - 必要なSETキー・フィールド

a T_OTMQクラスのすべての属性はローカル属性です。

b アプリケーションが構成されていない(TUXCONFIG環境変数が設定されていない)場合を除き、TA_LMIDはキー・フィールドとして指定する必要があります。

c T_OTMQオブジェクトのすべての操作(GETSETの両方)は、関連付けられているキュー・スペースをサイレントに開きます。つまり、キュー・スペースの状態がOPEnまたはACTiveになっていない場合、暗黙的にOPEnに設定します。キュー・スペースが大きいと、この操作は時間がかかります。

d アプリケーション・キューの作成後は、TA_APPQORDERを変更できません。

e 1つのアプリケーション・キュー・スペースを明示的に指定するには、GET操作で適切なキー・フィールドを指定する必要があります。

属性のセマンティクス

TA_APPQNAME: string[1..127]

アプリケーション・キューの名前。

TA_APPQSPACENAME: string[1..15]

アプリケーション・キューを含むアプリケーション・キュー・スペースの名前。

TA_QMCONFIG: string[1..78]

アプリケーション・キュー・スペースが存在するファイルまたはデバイスの絶対パス名。

TA_LMID: string[1..30] (カンマなし)

アプリケーション・キュー・スペースが存在する論理マシンの識別子。

TA_STATE

GET: {VALid}

GET操作は、選択したアプリケーション・キューに関する情報を検索します。次に、GETリクエストに対する応答で返されるTA_STATEの意味を示します。

VALid
指定されたキューが存在します。この状態はINActiveと同等で、許可のチェックに使用します。

SET: {NEW | INValid}

SET操作は、選択したアプリケーション・キューの特性を変更するか、または新しいキューを作成します。次に、SETリクエストによって返されるTA_STATEの意味を示します。これ以外の状態を設定することはできません。

NEW
指定したキュー・スペースに新しいキューを作成します。正常に作成された後、キューの状態はVALidになります。
INValid
指定されたキューを削除します。キューを削除するには、その状態がVALidである必要があります。キューにプロセスがアタッチされている(つまり、ACTive状態である)場合、TA_FLAGS属性にQMIB_FORCEDELETEフラグが含まれていないかぎり、キューは削除されません。また、キューにメッセージが含まれる場合、QMIB_FORCEPURGEが指定されていないかぎり、キューは削除されません。正常に終了すると、オブジェクトの状態はINValidになります。
unset
アプリケーション・キューを変更します。正常に終了してもオブジェクトの状態は変わりません。

TA_APPQORDER

キュー内のメッセージが処理される順序。有効な値は、PRIOTIMEまたはEXPIRです。ソート基準を組み合せる場合は、最も重要な基準を最初に指定し、その後に他の基準を指定します。さらにオプションで、LIFOまたはFIFO(互いに排他的)を指定できます。EXPIRが指定されると、有効期限のないメッセージは、有効期限付きのメッセージすべてが取り出された後にキューから取り出されます。FIFOLIFOも指定しない場合は、FIFOと想定されます。キューの作成時に順序を指定しないと、デフォルトの順序はFIFOになります。たとえば、次の設定が有効です。
PRIO
PRIO,TIME,LIFO
TIME,PRIO,FIFO
TIME,FIFO
EXPIR
EXPIR,PRIO,FIFO
TIME,EXPIR,PRIO,FIFO

TA_CMD: shell-command-string[0..127]

永続的(ディスク・ベース)メッセージの最高水位標TA_CMDHWに達した際に自動的に実行されるコマンド。このコマンドは、最低水位標TA_CMDLWに達した後に最高水位標に再度達した際に再実行されます。

TA_CMDHW: 0 <= num[bBm%]およびTA_CMDLW: 0 <= num[bBm%]

TA_CMD属性で指定したコマンドの自動実行を制御する最高水位標と最低水位標です。いずれも0以上の整数です。TA_CMDHWTA_CMDLW両方の後には、次のいずれかのキー文字を指定する必要があります。キー文字はTA_CMDHWTA_CMDLWで整合性が取れている必要があります。

b

最高水位標および最低水位標は、キュー内の永続的(ディスク・ベース)メッセージによって使用されるバイト数と関係があります。

B

最高水位標および最低水位標は、キュー内の永続的メッセージによって使用されるブロック数と関係があります。

m

最高水位標および最低水位標は、キュー内のメッセージ(永続的と一時的の両方)の数と関係があります。

%

上限値と下限値は、キュー容量に対する割合で表されます。これは、永続的メッセージとのみ関係があります。
たとえば、TA_CMDLW50mTA_CMDHW100mである場合、TA_CMDに指定されたコマンドは、キューに100のメッセージがあるときに実行されます。このコマンドは、キュー内のメッセージが50を下回った後にキューが100のメッセージで再度満たされないかぎり、再実行されません。

TA_CMDNONPERSIST: shell-command-string[0..127]

この属性は、一時的(メモリー・ベースの配信)メッセージの最高水位標TA_CMDNONPERSISTHWに達した際に自動的に実行されるコマンドを指定します。このコマンドは、一時的(メモリー・ベースの配信)メッセージの最低水位標TA_CMDNONPERSISTLWに達した後に最高水位標に再度達した際に再実行されます。

TA_CMDNONPERSISTHW: 0 <= num[bB%]およびTA_CMDNONPERSISTLW: 0 <= num[bB%]

これらの属性は、TA_CMDNONPERSIST属性に指定されているコマンドの自動的な実行を制御する最高水位標および最低水位標を指定します。これらはそれぞれゼロ以上の整数で、次のいずれかのキー文字が後ろに付きます。これらのキー文字は、TA_CMDNONPERSISTHWおよびTA_CMDNONPERSISTLWと整合性が取れている必要があります。

b

最高水位標および最低水位標は、キュー内の一時的(メモリー内)メッセージによって使用されるバイト数として表されます。

B

最高水位標および最低水位標は、キュー内の一時的(メモリー内)メッセージによって使用されるブロック数として表されます。

%

最高水位標および最低水位標は、キューによって使用されるキュー・スペース内の一時的メッセージに確保された共用メモリーの容量のパーセンテージとして表されます。
TA_CMDHWおよびTA_CMDLW属性(後ろにmが付く場合)を介して指定されたメッセージのしきい値タイプは、永続的メッセージと一時的メッセージの両方を含む、キュー内のすべてのメッセージに適用されるため、TA_CMDNONPERSISTHWおよびTA_CMDNONPERSISTLWのしきい値タイプとしては使用できません。

TA_CURBLOCKS: 0 <= num

現在キューにより消費されているディスク・ページ数。

TA_CURMSG: 0 <= num

キュー内に現存する永続的メッセージの数。キュー内のメッセージの合計数を確認するには、この値にTA_CURNONPERSISTMSGを追加します。

TA_DEFAULTEXPIRATIONTIME

この属性は、有効期限を明示的に指定しないでキューに登録されたメッセージの有効期限を指定します。有効期限には、有効期限の相対時間またはNONEを使用できます。相対期限切れ時間は、メッセージがキュー・マネージャ・プロセスに達してからの一定時間をメッセージに関連付けて決定されます。メッセージが有効期限に達したとき、メッセージがキューから取り出されていない場合や管理時に削除されていない場合には、メッセージに関連付けられたすべてのリソースが解放されて、統計情報が更新されます。トランザクション中にメッセージが期限切れになった場合、期限切れによってトランザクションが失敗することはありません。トランザクション内でキューへの登録中、またはキューからの取出し中に期限切れになったメッセージは、トランザクションが終了した時点でキューから削除されます。メッセージの有効期限が切れたことの通知は行われません。キューにデフォルトの有効期限が指定されていない場合、有効期限が明示的に指定されていないキューは有効期限が切れません。キューの有効期限が変更されても、変更前にキュー内にあったメッセージの有効期限は変更されません。
形式は+secondsです。secondsはキュー・マネージャが正常に操作を完了してから、メッセージが期限切れになるまでに経過する秒数です。secondsをゼロ(0)に設定した場合、メッセージはすぐ期限切れになります。この属性の値として文字列NONEを設定することもできます。NONE文字列を指定すると、明示的な期限切れ時間を指定せずにキューに登録されたメッセージが期限切れになりません。すでにキューにあるメッセージの期限切れ時間は、OTMQ_MIBT_OTMQMSGクラスのTA_EXPIRETIME属性で変更できます。

TA_DEFDELIVERYPOLICY

この属性は、キューに登録されるメッセージに配信モードが指定されていないとき、キューのデフォルトの配信ポリシーを指定します。値がPERSISTの場合、明示的に配信モードを指定せずにキューに登録されたメッセージは永続(ディスク・ベース)配信モードを使用して配信されます。値がNONPERSISTの場合、明示的に配信モードを指定せずにエンキューされたメッセージは非永続(メモリー内)配信メソッドを使用して配信されます。キューのデフォルトの配信ポリシーを変更しても、変更前にキューにあったメッセージのサービスの配信品質は変化しません。変更中のキューが現在キュー・スペースにあるメッセージに対して名前が付けられている応答キューである場合、キューのデフォルトの配信ポリシーを変更しても、そのメッセージのサービスの応答品質は変わりません。
一時的配信では、メモリー領域のすべてが使用されているか断片化されているためにメッセージをキューに登録できない場合、メッセージ用の永続ストレージが十分にあっても、メッセージのキュー登録は失敗します。同様に、永続ストレージのすべてが使用されているか断片化されているためにメッセージをキューに登録できない場合、メッセージ用の非永続ストレージが十分にあっても、メッセージの登録操作は失敗します。キュー・スペースのT_OTMQSPACEクラスのTA_MEMNONPERSIST属性がゼロ(0)である場合、一時的メッセージ用の領域は確保されません。この場合、非永続メッセージを登録しようとすると失敗します。たとえば、メッセージに対してサービスの配信の品質が指定されずに、ターゲット・キューのTA_DEFDELIVERYPOLICY属性がNONPERSISTに設定された場合などです。

TA_MAXRETRIES: 0 <= num

キュー・メッセージが失敗したときに再試行する最大回数。再試行の最大回数に達すると、メッセージは関連付けられたアプリケーション・キュー・スペースのエラー・キューに登録されます。エラー・キューがない場合、メッセージは破棄されます。デフォルトはゼロです。

TA_OUTOFORDER: {NONE | TOP | MSGID}

問題のあるメッセージを処理する方法。デフォルトはNONEです。

TA_RETRYDELAY: 0 <= num

キュー・メッセージが失敗した場合の再試行の遅延時間(単位は秒)。デフォルトはゼロです。

TA_CURNONPERSISTBYTES: 0 <= num

この属性は、キュー上の一時的メッセージによって現在使用されている共有メモリーのバイト数を指定します。

TA_CURNONPERSISTMSG: 0 <= num

この属性は、キュー内に現存する一時的メッセージの数を指定します。キュー内のメッセージの合計数を確認するには、この値にTA_CURMSGを追加します。

TA_PID: 0 <= num

この属性は所有者プロセスIDを指定します。

TA_ATTACHSTATE: {ATTACHED | NOTATTACHED}

この属性はキューをアタッチしたかどうかを指定します。

TA_ACTIVESTATE = {Y | N}

この属性はキューが永久的にアクティブかどうかを指定します。Yに設定すると、キューが永久的にアクティブであることを意味し、Nを設定すると、キューが永久的にアクティブではないことを意味します。

TA_QUETYPE: {P | S | M | U}

この属性はキュー・タイプを指定します。Pはプライマリ・キューを意味します。Sはセカンダリ・キューを、MはMRQを、Uは無制限キュー(/Qより継承)を意味します。

TA_PRIMQUE: string[1..127]

プライマリ・キューの場合、TA_PRIMQUEはプライマリ・キューの名前です。セカンダリ・キューの場合、TA_PRIMQUEはその制御キューの名前です。MRQまたは一時キューの場合、TA_PRIMQUEUEは空白です。

TA_TATTACH: YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]]

この属性は、キューがアタッチされる時間を指定します。形式については、「TA_TIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}」を参照してください。キューがMRQである場合、このフィールドには意味がありません。

TA_TDETACH: YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]]

この属性は、キューがデタッチされる時間を指定します。形式については、「TA_TIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}」を参照してください。キューがMRQである場合、このフィールドには意味がありません。

TA_MSGSENT: 0 <= num

この属性は、送信されたメッセージの数を指定します。

TA_MSGRCV: 0 <= num

この属性は、受信したメッセージの数を指定します。

TA_CONFIRM: {EO|II}

この属性は確認スタイルのキュー・プロパティを設定します。有効な値は、EOEIおよびIIです。EOは非順序による確認を、EIは順序による確認を、IIは暗黙的な確認を意味します。

TA_TIMERESTART: 1 <= num

T_SERVER:TA_LMIDでtime(2)システム呼出しから返される、1970年1月1日の00:00:00 UTCからの秒数で表した、このサーバーが最後に起動または再起動された時刻(単位は秒)。

TA_CURTIME: 1 <= num

T_SERVER:TA_LMIDでtime(2)システム呼出しから返される、1970年1月1日の00:00:00 UTCからの秒数で表した現在時刻(単位は秒)。この属性は、T_SERVER:TA_TIMESTART属性値およびT_SERVER:TA_TIMERESTART属性値からの経過時間を算出するために使用できます。

 


T_OTMQMSGクラスの定義

概要

T_OTMQMSGクラスは、アプリケーション・キューに格納されているメッセージを表します。メッセージは管理者によって作成されるのではなく、tpenqplus()の呼出しの結果として生成されます。メッセージの破棄は、tpdeqplus()の呼出しによって行うか、管理者によって行われます。また、管理者はメッセージの特定の属性を変更できます。たとえば、管理者は同じキュー・スペース内のキュー間でメッセージを移動したり、その優先度を変更したりできます。

制限

すべてのキー・フィールドを未設定にすると、このクラスのインスタンスをすべて検索できません。反対に、1つのアプリケーション・キュー・スペースを明示的に指定するには、適切なキー・フィールドを用意する必要があります。これらの必須キー・フィールドはTA_APPQSPACENAMETA_QMCONFIGおよびTA_LMIDです。ただし、アプリケーションが構成されていない場合(つまり、TUXCONFIG環境変数が設定されていない場合)は、TA_LMIDを省略する必要があります。たとえば、TA_APPQSPACENAMETA_QMCONFIGおよびTA_LMID属性が、tpcall()を使用するリクエストに設定されると、指定されたキュー・スペース内のすべてのキューのすべてのT_OTMQMSGオブジェクトが取得されます。

属性表

表4-3 OTMQ_MIB: T_OTMQMSGクラス定義の属性表
属性a
タイプ
権限
デフォルト値
TA_APPQMSGID(k)(*)
string
r--r--r--
string[1..32]
なし
TA_APPQNAME(k)(*)
string
r--r--r--
string[1..127]
なし
TA_APPQSPACENAME(k)(*)
string
r--r--r--
string[1..15]
なし
TA_QMCONFIG(k)(*)
string
r--r--r--
string[1..78]
なし
TA_LMID(k)(*)b
string
r--r--r--
string[1..30]
なし
TA_STATEc
string
rw-r--r--
GET: "VAL"
SET: "INV"
なし
なし
TA_NEWAPPQNAME
string
-w--w----
string[1..127]
なし
TA_PRIORITY
long
rw-rw-r--
{ 1 <= num <= 100 | -1 }
なし
TA_TIME
string
rw-rw-r--
{YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}
なし
TA_EXPIRETIME
string
rw-rw-r--
{YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}
なし
TA_CORRID(k)
string
r--r--r--
string[0..32]
なし
TA_PERSISTENCE(k)
string
r--r--r--
{PERSIST|NONPERSIST}
なし
TA_REPLYPERSISTENCE
string
r--r--r--
{PERSIST | NONPERSIST | DEFAULT}
なし
TA_LOWPRIORITY(k)
long
k--k--k--
1 <= num <= 100
1
TA_HIGHPRIORITY(k)
long
k--k--k--
1 <= num <= 100
100
TA_MSGENDTIME(k)
string
k--k--k--
{YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}
なし
TA_MSGSTARTTIME(k)
string
k--k--k--
{YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}
なし
TA_MSGEXPIREENDTIME(k)
string
k--k--k--
{YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds|NONE}
なし
TA_MSGEXPIRESTARTTIME(k)
string
k--k--k--
{YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}
なし
TA_CURRETRIES
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_MSGSIZE
long
r--r--r--
0 <= num
なし
( k ) - GETキー・フィールドd
( * ) - 必須のSETキー・フィールド

aT_OTMQMSGクラスのすべての属性はローカル属性です。

bアプリケーションが構成されていない(TUXCONFIG環境変数が設定されていない)場合を除き、TA_LMIDはキー・フィールドとして指定する必要があります。

c T_OTMQMSGオブジェクトのすべての操作(GETSETの両方)は、関連付けられているキュー・スペースをサイレントに開きます。つまり、キュー・スペースの状態がOPEnまたはACTiveになっていない場合、暗黙的にOPEnに設定します。キュー・スペースが大きいと、この操作は時間がかかります。

d1つのアプリケーション・キュー・スペースを明示的に指定するには、GET操作で適切なキー・フィールドを指定する必要があります。

属性のセマンティクス

TA_APPQMSGID: string[1..32]

キュー・メッセージの一意の識別子で、GETまたはSET操作のメッセージの選択に使用できます。この値は、等号比較用として使用する以上に重要視する必要はありません。

TA_APPQNAME: string[1..127]

メッセージが登録されているアプリケーション・キューの名前。

TA_APPQSPACENAME: string[1..15]

メッセージが含まれるアプリケーション・キュー・スペースの名前。

TA_QMCONFIG: string[1..78]

アプリケーション・キュー・スペースが存在するファイルまたはデバイスの絶対パス名。

TA_LMID: string[1..30] (カンマなし)

アプリケーション・キュー・スペースが存在する論理マシンの識別子。

TA_STATE

GET: {VALid}

GET操作は、選択したメッセージに関する情報を検索します。次に、GETリクエストに対する応答で返されるTA_STATEの意味を示します。

VALid
メッセージが存在します。この状態はINActiveと同等で、許可のチェックに使用します。

SET: {INValid}

SET操作は、選択したメッセージの特性を変更します。次に、SETリクエストによって返されるTA_STATEの意味を示します。これ以外の状態を設定することはできません。

INValid
このキュー・スペースからメッセージを削除します。この操作を実行する前に、メッセージはVALid状態である必要があります。正常に終了すると、オブジェクトの状態はINValidになります。
unset
メッセージを変更します。正常に終了してもオブジェクトの状態は変わりません。

TA_CURRETRIES: 0 <= num

このメッセージに対してこれまでに繰り返された試行の回数。

TA_CORRID: string[0..32]

tpenqplus()リクエストでアプリケーションによって指定されるメッセージの相関識別子。空の文字列を指定すると、相関識別子が存在しないことを意味します。

TA_EXPIRETIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}

この属性は、メッセージの有効期限が切れる時間(つまり、メッセージがまだキューから取り出されていない場合や管理時に削除されていない場合にメッセージをキューから削除する必要がある時間)を指定します。メッセージの有効期限が切れると、メッセージによって使用されるすべてのリソースが解放されて、統計情報が更新されます。トランザクション中にメッセージが期限切れになった場合、期限切れによってトランザクションが失敗することはありません。トランザクション内でキューへの登録中、またはキューからの取出し中に期限切れになったメッセージは、トランザクションが終了した時点でキューから削除されます。メッセージの有効期限が切れたことの通知は行われません。
この値を変更するキュー・マネージャがメッセージの有効期限をサポートしていても、メッセージの有効期限をサポートしていないOracle Tuxedoシステムのバージョンによってキューに登録されたメッセージに期限切れ時間を追加することはできません。期限切れ時間を追加しようとすると、エラーになります。期限切れ時間が設定されている場合には、GET操作で空の文字列が返されます。TA_EXPIRETIMEの形式は次のいずれかです。

+seconds

指定した秒数が経過した後でメッセージが削除されることを指定します。秒の値をゼロ(0)に設定すると、メッセージはすぐにキューから削除されます。相対期限切れ時間は、MIBリクエストが着信し、対応するキュー・マネージャで処理された時刻を基準にして計算されます。

YY[MM[DD[hh]mm[ss]]]]

メッセージがキューから取り出されていない場合や管理時に削除されていない場合、メッセージが削除される年、月、日、時、分および秒を指定します。単位が省略されている場合は、使用可能な最小の値にデフォルト設定されます。たとえば、9506は950601000000に相当します。00年から37年までは2000年から2037年までとして処理され、70年から99年までは1970年から1999年までとして処理され、38年から69年までは無効です。有効期限の絶対時間は、キュー・マネージャ・プロセスが常駐するマシンの時計によって決定されます。

NONE

メッセージが期限切れにならないことを指定します。

TA_LOWPRIORITY: 1 <= num <= 100 and TA_HIGHPRIORITY: 1 <= num <= 100

T_OTMQMSGオブジェクトのオカレンスを検索する最低優先度および最高優先度。これらの属性は、GET操作でキー・フィールドとしてのみ使用できます。

TA_MSGEXPIRESTARTTIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}およびTA_MSGEXPIREENDTIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds|NONE}

T_OTMQMSGオブジェクトのオカレンスを検索する有効期限の開始時刻と終了時刻。範囲には両端が含まれます。開始時刻または終了時刻は絶対時間の値で指定する必要があります。形式については、TA_EXPIRETIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}を参照してください。これらの属性は、GET操作でキー・フィールドとしてのみ使用できます。

TA_MSGSIZE: 0 <= num

メッセージのサイズ(バイト単位)。

TA_MSGSTARTTIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}およびTA_MSGENDTIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}

T_OTMQMSGオブジェクトのオカレンスを検索する開始時刻と終了時刻。範囲には両端が含まれます。開始時刻または終了時刻は絶対時間の値で指定する必要があります。形式についてはTA_TIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}を参照してください。これらの属性は、GET操作でキー・フィールドとしてのみ使用できます。

TA_NEWAPPQNAME: string[1..127]

選択したメッセージを移動する移動先のキューの名前。これは同じキュー・スペースに存在するキューでなければなりません。この操作を成功させるには、メッセージの状態がVALidである必要があります。この属性はGET操作によっては戻されません。移動するメッセージの配信の品質が新規キューのデフォルトの配信ポリシーの結果として変更されることはありません。有効期限のあるメッセージを移動する場合、有効期限が相対時間として前に指定されていても、有効期限は新規キューで絶対時間だとみなされます。

TA_PERSISTENCE: {PERSIST|NONPERSIST}

メッセージの配信の品質。この読取り専用の状態は、一時的メッセージの場合はNONPERSIST、永続的メッセージの場合はPERSISTに設定されます。

TA_PRIORITY: 1 <= num <= 100

メッセージの優先度。

TA_REPLYPERSISTENCE: {PERSIST | NONPERSIST | DEFAULT}

メッセージに対する応答を配信する品質。この読取り専用の状態は、一時的メッセージの場合はNONPERSIST、永続的メッセージの場合はPERSIST、応答を登録するキューに設定されているデフォルトの永続的メッセージを使用する場合はDEFAULTに設定されます。
デフォルトの配信ポリシーは、メッセージに対する応答がキューに登録されるときに決定される点に注意してください。つまり、元のメッセージがキューに登録されてからメッセージに対する応答が登録されるまでの間に、応答キューのデフォルトの配信ポリシーが変更された場合、応答が最後に登録される時点で有効なポリシーが使用されます。

TA_TIME: {YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]] | +seconds}

メッセージが使用可能になる時間。形式は次のいずれかです。

+seconds

メッセージがseconds秒後に処理されることを指定します。値がゼロ(0)の場合、メッセージは即時処理されます。

YY[MM[DD[hh[mm[ss]]]]]

メッセージを処理する年、月、日、時、分および秒を指定します。単位が省略されている場合は、使用可能な最小の値にデフォルト設定されます。たとえば、9506は950601000000に相当します。00年から37年までは2000年から2037年までとして処理され、70年から99年までは1970年から1999年までとして処理され、38年から69年までは無効です。

 


T_OTMQSPACEクラスの定義

概要

T_OTMQSPACEクラスはアプリケーション・キュー・スペースを表します。アプリケーション・キュー・スペースは、Oracle Tuxedoシステム・デバイス内の領域です。デバイスや属性の詳細は、TM_MIB(5) T_DEVICEクラスを参照してください。各キュー・スペースには、通常は1つ以上のアプリケーション・キューが含まれます。各キューはメッセージを格納できます。

キュー・スペースは、複数の属性によって一意に識別されます。これには、名前(TA_APPQSPACENAME属性)、キュー・スペースが含まれるデバイス(TA_QMCONFIG属性)、およびデバイスが格納されている論理マシン(TA_LMID属性)があります。

通常、キュー・スペースは厳密に、構成済アプリケーション内の1つのサーバー・グループに関連付けられます。キュー・スペース名およびデバイス名は、T_GROUPオブジェクトのTA_OPENINFO属性のコンポーネントです。

制限

すべてのキー・フィールドを未設定にすると、このクラスのインスタンスをすべて検索できません。かわりに、3つのキー・フィールドすべてを指定して単一のアプリケーション・キュー・スペースを明示的に指定する必要があります。唯一の例外は、アプリケーションが構成されていない状況(TUXCONFIG環境変数が設定されていない状況)でtpadmcall()を介してローカル・キュー・スペースにアクセスする場合です。この場合、TA_LMIDキー・フィールドを省略する必要があります。

キュー・スペースのアクセス可能性に関する前述の制限は、T_OTMQT_OTMQMSGおよびT_OTMQTRANSオブジェクトにも当てはまります。これは、OTMQ MIB内のすべてのオブジェクトに対する操作にキュー・スペースが暗黙的に関与するためです。

属性表

表4-4 OTMQ_MIB: T_OTMQSPACEクラス定義の属性表
属性a
タイプ
権限
デフォルト値
TA_APPQSPACENAME(k)(r)(*)
string
ru-r--r--
string[1..15]
なし
TA_QMCONFIG(k)(r)(*)
string
ru-r--r--
string[1..78]
なし
TA_LMID(k)(r)(*)b
string
ru-r--r--
string[1..30]
なし
TA_STATE(k)c
string
rwxrwxr--
GET: "{INA | INI | OPE | ACT}"
SET: "{NEW | OPE | CLE | INV}"
なし
なし
TA_BLOCKING
long
rw-r--r--
0 <= num
16
TA_ERRORQNAME
string
rw-r--r--
string[0..127]
""
TA_FORCEINIT
string
rw-r--r--
{Y | N}
N
TA_IPCKEY(r)
long
rw-r--r--
32769 <= num <= 262143
なし
TA_MAXMSG(r)
long
rw-r--r--
0 <= num
なし
TA_MAXPAGES(r)
long
rw-r--r--
0 <= num
なし
TA_MAXPROC(r)
long
rw-r--r--
0 <= num
なし
TA_MAXQUEUES(r)d
long
rw-r--r--
0 <= num
なし
TA_MAXTRANS(r)
long
rw-r--r--
0 <= num
なし
TA_MAXACTIONS
long
rw-r--r--
0 <= num
0
TA_MAXHANDLES
long
rw-r--r--
0 <= num
0
TA_MAXOWNERS
long
rw-r--r--
0 <= num
0
TA_MAXTMPQUEUES
long
rw-r--r--
0 <= num
100
TA_MAXCURSORS
long
rw-r--r--
0 <= num
0
TA_MEMNONPERSIST
string
rw-r--r--
0 <= num[bB]
0
TA_MEMFILTERS
long
rw-r--r--
0 <= num
2560000
TA_MEMOVERFLOW
long
rw-r--r--
0 <= num
0
TA_MEMSYSTEMRESERVED
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_MEMTOTALALLOCATED
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CUREXTENT
long
r--r--r--
0 <= num <= 100
なし
TA_CURMSG
long
r--r--r--
{ 0 <= num | -1 }
なし
TA_CURPROC
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURQUEUES
long
r--r--r--
{ 0 <= num | -1 }
なし
TA_CURTRANS
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_CURACTIONS
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURHANDLES
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CUROWNERS
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURTMPQUEUES
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURCURSORS
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURMEMNONPERSIST
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURMEMFILTERS
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_CURMEMOVERFLOW
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_HWMSG
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWPROC
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWQUEUES
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWTRANS
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWACTIONS
long
R--R--R--
0 <= num <= 100
なし
TA_HWHANDLES
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWOWNERS
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWTMPQUEUES
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWCURSORS
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWMEMNONPERSIST
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWMEMFILTERS
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_HWMEMOVERFLOW
long
R--R--R--
0 <= num
なし
TA_PERCENTINIT
long
r--r--r--
0 <= num
なし
TA_FIRSTTMPQ
long
rw-r--r--
0 <= num
0
TA_MSGSENT
long
-wX------
{Y|N}
なし
TA_MSGRCV
long
R--R--R--
0 <= num
0
TA_MRSJRNSAF
string
R-XR--R--
{ENABLE|DISABLE}
なし
TA_MRSJRNDQF
string
R-XR--R--
{ENABLE|DISABLE}
なし
TA_MRSJRNDLJ
string
R-XR--R--
{ENABLE|DISABLE}
なし
TA_MRSJRNPCJ
string
R-XR--R--
{ENABLE|DISABLE}
なし
TA_CURTIME
long
R--R--R--
1 <= num
なし
TA_TIMERESTART
long
R--R--R--
1 <= num
なし
( k ) — GETキー・フィールド
( r ) — オブジェクトの作成に必要なキー・フィールド
( * ) — 必要なSETキー・フィールド

a. T_OTMQSPACEクラスの属性はすべてローカルです。

b.アプリケーションが構成されていない(TUXCONFIG環境変数が設定されていない)場合を除き、TA_LMIDはキー・フィールドとして指定する必要があります。

c. T_OTMQT_OTMQMSGおよびT_OTMQTRANSオブジェクトのすべての操作(GETSET)は、関連付けられているキュー・スペースをサイレントに開きます。つまり、キュー・スペースの状態がOPEnまたはACTiveになっていない場合、暗黙的にOPEnに設定します。キュー・スペースが大きいと、この操作は時間がかかります。

d.キュー・スペースの作成後は、TA_MAXQUEUESを変更できません。

属性のセマンティクス

TA_APPQSPACENAME: string[1..15]

アプリケーション・キュー・スペースの名前。

TA_QMCONFIG: string[1..78]

アプリケーション・キュー・スペースが存在するファイルまたはデバイスの絶対パス名。

TA_LMID: string[1..30] (カンマなし)

アプリケーション・キュー・スペースが存在する論理マシンの識別子。

TA_STATE

GET: {INActive | INItializing | OPEn | ACTive}

GET操作は、選択したアプリケーション・キュー・スペースに関する情報を検索します。次に、GETリクエストに対する応答で返されるTA_STATEの意味を示します。

INActive
キュー・スペースが存在します。つまり、キュー・スペースに対するディスク領域がデバイスに確保され、領域が初期化されています(リクエスト時または必要時)。
INItializing
キュー・スペースのディスク領域が現在初期化中です。この状態はACTiveと同等で、パーミッションのチェックに使用します。
OPEn
キュー・スペースに対する共有メモリーおよびその他のIPCリソースが割り当てられ、初期化されています。しかし、現在共有メモリーにアタッチされているプロセスがありません。この状態はINActiveと同等で、許可のチェックに使用します。
ACTive
キュー・スペースに対する共有メモリーおよびその他のIPCリソースが割り当てられ、初期化されています。共有メモリーには現在少なくとも1つのプロセスがアタッチされています。これらのプロセスは、キュー・スペースに関連付けられたキュー・サーバー(TMS_TMQMTMQUEUEおよび多くの場合TMQFORWARD)、qmadmin(1)などの管理プロセス、または別のアプリケーションに関連付けられたプロセスです。

SET: {NEW | OPEn | CLEaning | INValid}

SET操作は、選択したアプリケーション・キュー・スペースを変更するか、または新しいキュー・スペースを作成します。次に、SETリクエストによって返されるTA_STATEの意味を示します。これ以外の状態を設定することはできません。

NEW
新しいキュー・スペースを作成します。SETが正常終了してこの状態になると、キュー・スペースの状態はINItializingまたはINActiveになります。
OPEn
キュー・スペースに対する共有メモリーおよび他のIPCリソースを割り当て、初期化します。これは、キュー・スペースの状態がINActiveの場合にのみ実行できます。
CLEaning
キュー・スペースに対する共有メモリーおよび他のIPCリソースを削除します。これは、キュー・スペースの状態がOPEnまたはACTive状態の場合にのみ実行できます。状態がACTiveの場合は、QMIB_FORCECLOSEフラグを指定する必要があります。正常に終了すると、一時的メッセージはすべて完全に失われます。
INValid
キュー・スペースを削除します。状態がACTive、またはメッセージがキュー・スペースのいずれかのキューに存在する場合、QMIB_FORCEDELETEフラグが渡されないとエラーが報告されます。正常に終了すると、オブジェクトの状態はINValidになります。正常に終了すると、一時的メッセージはすべて完全に失われます。
unset
アプリケーション・キュー・スペースを変更します。正常に終了してもオブジェクトの状態は変わりません。

TA_BLOCKING: 0 <= num

キュー・スペースのディスク領域管理で使用するブロック化係数。新しいキュー・スペースが作成された場合のデフォルト値は16です。

TA_CURACTIONS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される現在のアクション数を指定します。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合に指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1が返されます。

TA_CURCURSORS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される現在のカーソル数を指定します。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合に指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1が返されます。

TA_CUREXTENT: 0 <= num <= 100

キュー・スペースによって使用される現在のエクステント数。指定できる最大値は100です。TA_MAXPAGES属性の値が増加するごとに、新規にエクステントが割り当てられます。この属性を変更すると、キュー・スペース内のすべての一時的メッセージは完全に失われます。

TA_CURHANDLES: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される現在のハンドル数を指定します。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合に指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1が返されます。

TA_CURMEMFILTERS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースでフィルタ用に使用される現在のバイト数を指定します。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合に指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1が返されます。

TA_CURMEMNONPERSIST: 0 <= num

キュー・スペース内の一時的メッセージによって使用される現在のメモリー容量(バイト)。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合に指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1が返されます。

TA_CURMEMOVERFLOW: 0 <= num

この属性は、キュー・スペース内のオーバーフロー・メモリーで使用される現在のバイト数を指定します。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合に指定できます。どの条件も適用されない場合は、-1が返されます。

TA_CURMSG: 0 <= num

キュー・スペース内の現在のメッセージ数。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1が返されます。

TA_CUROWNERS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される現在のオーナー数を指定します。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合に指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1が返されます。

TA_CURPROC: 0 <= num

キュー・スペースに現在アクセスしているプロセスの数。

TA_CURQUEUES: 0 <= num

キュー・スペースに存在する現在のキュー数。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1が返されます。

TA_CURTMPQUEUES: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される一時キューの現在の数を指定します。この数は、キュー・スペースがOPEnまたはACTiveの場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合に指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1が返されます。

TA_CURTRANS: 0 <= num

キュー・スペースを使用する未処理トランザクションの現在の数。

TA_ERRORQNAME: string[0..127]

キュー・スペースに関連付けるエラー・キューの名前。エラー・キューが存在しない場合、GETリクエストで空文字列が返されます。

TA_FORCEINIT: {Y | N}

キュー・スペースに対して、新規のエクステントでディスク・ページを初期化するかどうかを指定します。デフォルトは、「初期化しない」です。デバイス・タイプ(通常ファイルやrawスライスなど)によっては、リクエストしなくても初期化を行うことができます。

TA_HWACTIONS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後に開かれた後に、キュー・スペースに同時に到達するアクションの最大数を指定します。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWCURSORS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後に開かれた後に、キュー・スペースで同時に作成されるカーソルの最大数を指定します。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWHANDLES: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後に開かれた後に、キュー・スペースで同時に開かれるハンドルの最大数を指定します。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWMEMFILTERS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後に開かれた後に、キュー・スペースでフィルタ用に使用される最大バイト数を指定します。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWMEMNONPERSIST: 0 <= num

キュー・スペースが最後に開かれた後に、一時的メッセージによって使用される最大メモリー容量(バイト)。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWMEMOVERFLOW: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後に開かれた後に、キュー・スペースのオーバーフロー・メモリーで使用される最大バイト数を指定します。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWMSG: 0 <= num

キュー・スペースが最後に開かれてからの特定の時点でキュー・スペース内に存在する最大メッセージ数。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWOWNERS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後に開かれた後に、キュー・スペースに同時に到達するオーナーの最大数を指定します。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWPROC: 0 <= num

キュー・スペースが最後に開かれた後に、キュー・スペースに同時にアタッチされる最大プロセス数。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWQUEUES: 0 <= num

キュー・スペースが最後に開かれてからの特定の時点でキュー・スペース内に存在する最大キュー数。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWTMPQUEUES: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後に開かれた後に、キュー・スペースで同時に開かれる一時キューの最大数を指定します。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_HWTRANS: 0 <= num

キュー・スペースが最後に開かれてからの特定の時点でキュー・スペースを使用する未処理トランザクションの最大数。キュー・スペースが複数のアプリケーションからアクセスされる場合、TUXCONFIG環境変数で指定されるアプリケーションだけではなく、すべてのアプリケーションを含む値になります。キュー・スペースの状態がCLEaningに設定されると、この値は0にリセットされます。

TA_IPCKEY: 32769 <= num <= 262143

キュー・スペースの共有メモリーにアクセスするときに使用するIPCキー。

TA_MAXACTIONS: 0 <= num

この属性は、Oracle Tuxedoインフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントが同時に処理できる追加アクション数を指定します。ブロッキング操作の発生時に追加操作を利用できる場合、ブロッキング操作は条件を満たす状態になるまで保留されるように設定されます。ブロッキング操作が保留されると、他の操作リクエストを処理できます。ブロッキング操作が完了すると、その操作に関連する操作は続く操作でも実行できるようになります。システムでは、キュー・スペースにアタッチ可能なプロセスの数と同じ数だけ操作が予約されているため、それぞれのキュー・マネージャ・プロセスは少なくとも1つブロッキング操作を所有できます。システムによって予約されているブロッキング操作の数を超える場合、管理者は予約数より多くの追加ブロッキング操作に対応できるようにシステムを設定することができます。ブロッキング操作がリクエストされた時点ですぐに条件を満たす状態にならず、利用可能な操作もない場合には、操作は失敗します。

TA_MAXCURSORS: 0 <= num

この属性は、Oracle Tuxedoインフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントのユーザーが同時に使用できるカーソル数を指定します。カーソルは、キューの操作に使用されます。カーソルを破棄すると、そのカーソル・リソースは次のカーソル作成操作に利用できるようになります。カーソルがアプリケーションによって使用される場合、管理者は同時に割り当てることができるカーソルの最大数に対応するようにシステムを設定する必要があります。ユーザーがカーソルを作成する際に利用可能なカーソル・リソースがないと、操作は失敗します。Oracle Tuxedoアプリケーションではこの値を調整する必要はありません。この値を調整しても、共有メモリーを必要以上に浪費するだけで、Oracle Tuxedoアプリケーションには何の効果もありません。

TA_MAXHANDLES: 0 <= num

この属性は、Oracle Tuxedoインフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントのユーザーが同時に使用できるハンドル数を指定します。キューイング・サービスAPIによって操作されるオブジェクトでは、そのオブジェクトにアクセスするためのハンドルが必要です。キューイング・サービスAPIの呼出しによりオブジェクトが開かれると、新しいハンドルが作成されてユーザーに返されます。オブジェクト・ハンドルを閉じると、そのハンドルは開かれている次のオブジェクトの操作に利用できるようになります。キューイング・サービスAPIがアプリケーションによって使用される場合、管理者は、同時に開かれる最大ハンドル数に対応できるようにシステムを構成する必要があります。ユーザーがキューイング・サービス・オブジェクトを開く際に利用可能なハンドルがないと、操作は失敗します。この値を調整しても、共有メモリーを必要以上に浪費するだけで、Oracle Tuxedoアプリケーションには何の効果もありません。

TA_MAXMSG: 0 <= num

ある時点でキュー・スペースに保存可能な最大メッセージ数。

TA_MAXOWNERS: 0 <= num

この属性は、キューイング・サービスのリソースを同時に使用することを許可された、Oracle Tuxedoインフラストラクチャの認証済ユーザーの追加数を指定します。開いているハンドルの数に関係なく、各ユーザーに1つのオーナー・レコードがあります。開いているハンドルがない場合、次のユーザーがオーナー・レコードを使用できます。システムでは、操作数と同じ数だけオーナーが予約されているため、異なるオーナーが各操作を開始できます。同時にキューイング・サービス・リソースを使用できるシステムによって予約されているオーナー数を超える場合、管理者は予約数より多くの追加オーナーに対応できるようにシステムを設定することができます。ユーザーがハンドルを開こうとした時点で開いているハンドルがなく、利用できるオーナーがないと、操作は失敗します。この値を調整しても、共有メモリーを必要以上に浪費するだけで、Oracle Tuxedoアプリケーションには何の効果もありません。

TA_MAXPAGES: 0 <= num

キュー・スペース内のすべてのキューに対する最大ディスク・ページ数。TA_MAXPAGES属性が増加するたびに、新しいエクステントが割り当てられます(TA_CUREXTENT: 0 <= num <= 100を参照)。この属性に小さい値を指定してページ数を減少させることはできません。この場合、エラーが報告されます。

TA_MAXPROC: 0 <= num

キュー・スペースに追加可能な最大プロセス数。

TA_MAXQUEUES: 0 <= num

ある時点でキュー・スペースに保存可能な最大キュー数。

TA_MAXTMPQUEUES: 0 <= num

この属性は、Oracle Tuxedoインフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントで同時に開くことができる一時キューの数を指定します。一時キューを使用すると、管理者はアプリケーションで使用する各キューを設定する必要がなくなります。一時キューは、動的な自己設定型アプリケーションによって使用されます。一時キューには、永続的メッセージは登録されません。一時キューへのすべてのハンドルが閉じると、一時キューのリソースは次の一時キューの作成で使用できるようになります。一時キューがアプリケーションによって使用される場合は、管理者は同時にアクティブにできる一時キューの最大数に対応できるようにシステムを設定する必要があります。ユーザーが一時キューを開く際に、利用可能な一時キューのリソースがないと、操作は失敗します。この値を調整しても、共有メモリーを必要以上に浪費するだけで、Oracle Tuxedoアプリケーションには何の効果もありません。

TA_MAXTRANS: 0 <= num

キュー・スペースで同時にアクティブにできる最大トランザクション数。

TA_MEMFILTERS: 0 <= num

この属性は、ユーザー定義フィルタのコンパイル表現を格納するために、共有メモリーで確保するメモリー領域のサイズを指定します。メモリー・サイズはバイト単位で指定します。フィルタは、キューからのメッセージの取出し操作やカーソル操作においてメッセージを選択する際に、Oracle Tuxedoインフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントによって使用されます。いろいろな文法を使用して指定されたフィルタは、Oracle Tuxedoインフラストラクチャの通常の形式にコンパイルされて、共有メモリーに格納されます。フィルタは、コンパイル時に返されるハンドルによって参照されます。フィルタを破棄すると、そのフィルタが使用していたメモリーを、次のコンパイル済フィルタで利用できるようになります。フィルタがアプリケーションによって定義される場合、管理者は同時にコンパイルできるフィルタの最大数に対応できるようにシステムを設定する必要があります。ユーザーが新しいフィルタを作成する際に、コンパイル後のフィルタに割り当てるための十分なメモリーがないと、操作は失敗します。この値を調整しても、共有メモリーを必要以上に浪費するだけで、Oracle Tuxedoアプリケーションには何の効果もありません。

TA_MEMNONPERSIST: 0 <= num [bB]

この属性は、キュー・スペース内のすべてのキューの一時的メッセージを格納するために、共有メモリーに確保する領域のサイズを指定します。メモリーのサイズは、バイト(b)またはブロック(B)で指定します。(ここでは、ブロックのサイズはディスク・ブロックのサイズと等しくなります。)[bB]接尾辞は指定してもしなくても構いませんが、指定しなかった場合はデフォルトでブロック(B)になります。
この属性の値をバイト(b)で指定すると、システムはその値をページあたりのバイト数で割り(ページ・サイズはディスク・ページ・サイズと等しい)、結果を最近値の整数に切り捨て、そのページ数のメモリーを割り当てます。たとえば、ページ・サイズを1024バイト(1KB)として考えると、リクエストされた値が2000bの場合は1ページ分(1024バイト)のメモリー割当てが行われ、リクエストされた値が2048bの場合は2ページ分(2048バイト)のメモリー割当てが行われます。ページあたりのバイト数より小さい値をリクエストすると、0ページ(0バイト)が割り当てられます。この属性の値をブロック(B)で指定し、1メモリー・ブロックが1メモリー・ページと等しいとすると、システムは指定した値と同じページ数を割り当てます。たとえば、リクエストされた値が50Bの場合、50ページ分のメモリー割当てが行われます。TA_MEMNONPERSISTが変更されると、指定されたキュー・スペース内のすべての一時的メッセージが永久に失われます。キュー・スペースのTA_MEMNONPERSISTがゼロ(0)の場合、一時的メッセージ用の領域は確保されません。この場合、非永続メッセージを登録しようとすると失敗します。たとえば、メッセージに対してサービスの配信の品質が指定されずに、ターゲット・キューのT_OTMQクラスのTA_DEFDELIVERYPOLICY属性がNONPERSISTに設定された場合などです。非永続的配信では、メモリー領域のすべてが使用されている場合や分割されたメッセージをキューに登録できない場合、メッセージ用の永続ストレージが十分にあっても、メッセージのキュー登録は異常終了します。同様に、永続ストレージのすべてが使用されているか断片化されているためにメッセージをキューに登録できない場合、メッセージ用の非永続ストレージが十分にあっても、メッセージの登録操作は失敗します。

TA_MEMOVERFLOW: 0 <= num

この属性は、割当て済の共有メモリーの一部または全部が使用されたピーク負荷状況に対応するために共有メモリー内に確保する領域のサイズを指定します。メモリー・サイズはバイト単位で指定します。追加オブジェクトは、先着順でこの追加メモリーから割り当てられます。追加メモリーで作成されたオブジェクトを閉じるか破棄すると、次に共有メモリー・リソース不足が発生するときに備えてメモリーは解放されます。この追加メモリー領域では、設定数より多くのオブジェクトを生成できますが、追加メモリーを特定の時点で特定のオブジェクトに対して使用できるとはかぎりません。現在オーバーフロー・メモリーを使用できるのは、アクション、ハンドル、カーソル、オーナー、一時キュー、タイマー、およびフィルタのみです。

TA_MEMSYSTEMRESERVED: 0 <= num

この属性は、キューイング・サービス・システムが使用するために共有メモリー内に確保するメモリー容量の合計(バイト)を指定します。

TA_MEMTOTALALLOCATED: 0 <= num

この属性は、すべてのキューイング・サービス・オブジェクトに割り当てられる共有メモリー容量の合計(バイト)を指定します。

TA_PERCENTINIT: 0 <= num <= 100

キュー・スペース用に初期化されるディスク領域のパーセンテージ。

TA_FIRSTTMPQ: 0 <= num

この属性は、最初の一時キューのキュー番号を指定します。GETリクエストを使用して問い合せます。これはSETリクエスト属性がTA_STATE=NEWである場合にのみ設定できます。キュー・スペースの作成後は、TA_FIRSTTMPQを更新できません。

TA_MSGSENT: 0 <= num

この属性は、送信されたメッセージの数を指定します。

TA_MSGRCV: 0 <= num

この属性は、受信したメッセージの数を指定します。

TA_MRSJRNSAF: {ENABLE|DISABLE}

この属性は、MRSJRNSAFステータスを指定します。
SETリクエストでは、値をENABLEまたはDISABLEに設定できます。SETを使用してSAFステータスを変更できるのは、キューがACTiveの場合のみです。SETリクエスト属性がTA_STATE=NEWであり、TA_MRSJRNSAFDISABLEに設定されている場合、SAFキューは自動的に作成されません。 GETリクエストの場合、TA_MRSJRNSAFによって、ENABLEDISABLEまたはNOTUPが返されます。

TA_MRSJRNDQF: {ENABLE|DISABLE}

この属性は、MRSJRNDQFステータスを指定します。
SETリクエストでは、値をENABLEまたはDISABLEに設定できます。SETを使用してDQFステータスを変更できるのは、キューがACTiveの場合のみです。SETリクエスト属性がTA_STATE=NEWであり、このフィールドがDISABLEに設定されている場合、DQFキューは自動的に作成されません。 GETリクエストの場合、TA_MRSJRNDQFによって、ENABLEDISABLEまたはNOTUPが返されます。

TA_MRSJRNDLJ: {ENABLE|DISABLE}

この属性は、MRSJRNDLJステータスを指定します。
SETリクエストでは、値をENABLEまたはDISABLEに設定できます。SETは、キューがACTiveの場合にのみ使用できます。 GETリクエストの場合、TA_MRSJRNDLJによって、ENABLEDISABLEまたはNOTUPが返されます。

TA_MRSJRNPCJ: {ENABLE|DISABLE}

この属性は、MRSJRNPCJステータスを指定します。
SETリクエストでは、値をENABLEまたはDISABLEに設定できます。SETは、キューがACTiveの場合にのみ使用できます。 GETリクエストの場合、TA_MRSJRNPCJによって、ENABLEDISABLEまたはNOTUPが返されます。

TA_TIMERESTART: 1 <= num

T_SERVER:TA_LMIDでtime(2)システム呼出しから返される、1970年1月1日の00:00:00 UTCからの秒数で表した、このサーバーが最後に起動または再起動された時刻(単位は秒)。

TA_CURTIME: 1 <= num

T_SERVER:TA_LMIDでtime(2)システム呼出しから返される、1970年1月1日の00:00:00 UTCからの秒数で表した現在時刻(単位は秒)。この属性は、T_SERVER:TA_TIMESTART属性値およびT_SERVER:TA_TIMERESTART属性値からの経過時間を算出するために使用できます。

 


T_OTMQTRANSクラスの定義

概要

T_OTMQTRANSクラスは、アプリケーション・キューに関連付けられるトランザクションの実行時属性を表します。

制限

すべてのキー・フィールドを未設定にすると、このクラスのインスタンスをすべて検索できません。反対に、1つのアプリケーション・キュー・スペースを明示的に指定するには、適切なキー・フィールドを指定する必要があります。たとえば、tpcall()を使用して、TA_XIDを除くすべてのキー・フィールドをリクエストで設定した場合、指定されたキュー・スペースに対応するT_OTMQTRANSオブジェクトがすべて検索されます。

このクラスのオブジェクトで表現されるトランザクションは必ずしも検索対象のアプリケーションに関連付けられないので注意してください。トランザクションは実際には別のアプリケーションに属していたり、別のアプリケーションに影響を与えたりする場合があるため、トランザクションをヒューリスティックにコミットまたは中断するときには注意が必要です。TA_XID属性の値は、アプリケーション間でユニークであるとはかぎりません。

属性表

表4-5 OTMQ_MIB: T_OTMQTRANSクラス定義の属性表
属性a
タイプ
権限
デフォルト値
TA_XID(k)(*)
string
R--R--R--
string[1..78]
なし
TA_APPQSPACENAME(k)(*)
string
r--r--r--
string[1..15]
なし
TA_QMCONFIG(k)(*)
string
r--r--r--
string[1..78]
なし
TA_LMID(k)(*)
string
r--r--r--
string[1..30]
なし
TA_STATEb
string
R-XR-XR--
GET: "{ACT | ABY | ABD | COM | REA | DEC | SUS}"
SET: "{HAB | HCO}"
なし
なし
( k ) - GETキー・フィールドc
( * ) - 必須のSETキー・フィールド

a.T_OTMQTRANSクラスのすべての属性はローカル属性です。

b.T_OTMQTRANSオブジェクトのすべての操作(GETSETの両方)は、関連付けられているキュー・スペースをサイレントに開きます。つまり、キュー・スペースの状態がOPEnまたはACTiveになっていない場合、暗黙的にOPEnに設定します。キュー・スペースが大きいと、この操作は時間がかかります。

c.1つのアプリケーション・キュー・スペースを明示的に指定するには、GET操作で適切なキー・フィールドを指定する必要があります。

属性のセマンティクス

TA_XID: string[1..78]

tx_info()から返され、文字列表現にマップされるトランザクション識別子。等号比較の場合を除き、ユーザーはこのフィールドのデータを直接解釈することはできません。

TA_APPQSPACENAME: string[1..15]

トランザクションに関連付けるアプリケーション・キュー・スペースの名前。

TA_QMCONFIG: string[1..78]

アプリケーション・キュー・スペースが存在するファイルまたはデバイスの絶対パス名。

TA_LMID: string[1..30] (カンマなし)

アプリケーション・キュー・スペースが存在する論理マシンの識別子。

TA_STATE

GET:{ACTive | ABortonlY | ABorteD | COMcalled | REAdy | DECided | SUSpended}

GET操作は、選択したトランザクションに関する実行時情報を検索します。次に、GETリクエストに対する応答で返されるTA_STATEの意味を示します。すべての状態はACTiveと同等で、パーミッションのチェックに使用します。

ACTive
トランザクションはアクティブです。
ABortonlY
トランザクションはロールバックされるものと識別されています。
ABorteD
トランザクションはロールバックされるものと識別され、ロールバックが開始されました。
COMcalled
トランザクションのイニシエータがtpcommit()を呼び出し、2フェーズ・コミットの第1フェーズが開始されました。
REAdy
検索サイトの参加グループすべてが2フェーズ・コミットの第1フェーズを正常に完了し、コミット可能な状態です。
DECided
2フェーズ・コミットの第2フェーズが開始されました。
SUSpended
トランザクションのイニシエータがトランザクション処理を中断しました。

SET: {HABort | HCOmmit}

SET操作は、選択したトランザクションの状態を更新します。次に、SETリクエストによって返されるTA_STATEの意味を示します。これ以外の状態を設定することはできません。

HABort
トランザクションをヒューリスティックに中止します。正常に終了すると、オブジェクトの状態はHABortになります。
HCOmmit
トランザクションをヒューリスティックにコミットします。正常に終了すると、オブジェクトの状態はHCOmmitになります。

 


T_OTMQNAMINGクラスの定義

概要

T_OTMQNAMINGはOTMQ NAMINGエイリアスのクラスです。このクラスを使用して、キュー・スペースのエイリアスを取得します。

制限

T_OTMQNAMINGクラスでは、すべてのネーミング・エイリアスをリストするGETリクエストのみがサポートされています。

属性表

表4-6 OTMQ_MIB: T_OTMQNAMINGクラス定義の属性表
属性a
タイプ
権限
デフォルト値
TA_APPQSPACENAME(k)(r)(*)
string
ru-r--r--
string[1..30]
なし
TA_OTMQALIAS
string
ruxr--r--
string[1..1023]
なし
TA_OTMQALIASSCOPE
string
rwxr--r--
{G|L}
なし
TA_OTMQSPACETARGET
string
-u-------
string[1..15]
なし
TA_OTMQTARGET
string
-u-------
string[1..127]
なし
TA_LMID(k)(r)(*)b
string
ru-r--r--
string[1..30]
なし
TA_STATE
string
rw-r--r--
GET: "ACT"
SET: unset
なし
なし
( k ) — GETキー・フィールド
( r ) — オブジェクトの作成に必要なキー・フィールド
( * ) — 必要なSETキー・フィールド

a.T_OTMQNAMINGクラスのすべての属性はローカル属性です。

b.アプリケーションが構成されていない(TUXCONFIG環境変数が設定されていない)場合を除き、TA_LMIDはキー・フィールドとして指定する必要があります。

属性のセマンティクス

TA_APPQSPACENAME

サービスを提供するキュー・スペース・サーバーを設定するキュー・スペースの名前。

TA_OTMQALIAS

キューのエイリアス。

TA_OTMQALIASSCOPE

キュー・エイリアス・スコープ。Gはグローバルを意味します。Lはローカルを意味します。

TA_OTMQSPACETARGET

エイリアスのターゲット・キュー・スペースの名前。

TA_OTMQTARGET

エイリアスのターゲット・キューの名前。

TA_STATE

GET: "{ACT}"

GET操作は、キュー・スペースに対する共有メモリーおよびその他のIPCリソースが割り当てられ、初期化されており、共有メモリーには現在少なくとも1つのプロセスがアタッチされていることを示す実行時情報を取得します。ネーミング・エイリアスを取得するには、キュー・ネーミング・サーバーの状態がACTiveである必要があります。

SET

T_OTMQNAMINGクラスでは、ネーミング・エイリアスを取得するGETリクエストのみがサポートされます。

TA_LMID: string[1..30] (カンマなし)

アプリケーション・キュー・スペースが存在する論理マシンの識別子。

 


OTMQ_MIBに関する追加情報

キュー・スペースに関するOTMQ MIBの使用

Tuxedoドメイン内のすべてのOTMQキュー・スペース(Qspace)のリスト

TSAMエージェントでは、OTMQ_MIBを使用して、特定のTuxedoドメインで構成されたすべてのキュー・スペースを取得します。

アプリケーションが認識しているアプリケーション・キュー・スペースを表示するには、2段階の検索を行います。まず、OTMQトランザクション・マネージャTMS_TMQMを使用するグループがアプリケーション環境設定から検索され、次に各グループが参照しているキュー・スペースが検索されます。以下のコードは、キュー・スペースを使用する各GROUPエントリに1つの論理マシンが関連付けられていると仮定します(つまり、サーバー移行は未使用)。

リスト4-1 アプリケーションが認識しているアプリケーション・キュー・スペース(Qspace)の表示
/* Build the request to retrieve all TMS_TMQM groups */
Fchg32(rqbuf, TA_OPERATION, 0, "GET", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_CLASS, 0, "T_GROUP", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_TMSNAME, 0, "TMS_TMQM", 0);
fldid1 = TA_OPENINFO;
fldid2 = TA_LMID;
Fchg32(rqbuf, TA_FILTER, 0, (char *)fldid1, 0);
Fchg32(rqbuf, TA_FILTER, 0, (char *)fldid2, 1);
 
/* Make the request, assuming we are joined to the application */
rval = tpcall(".TMIB", rqbuf, 0, rpbuf, rplen, flags);
 
/* For each TMS_TMQM group, build the request to retrieve its queue space */
rval = Fget32(*rpbuf, TA_OCCURS, 0, (char *)occurs, NULL);
for (i = 0; i occurs; i++) {
 
 
  /* Reinitialize the buffer and set all common attributes */
  Finit32(rqbuf, (FLDLEN) Fsizeof32(rqbuf));
  Fchg32(rqbuf, TA_OPERATION, 0, "GET", 0);
  Fchg32(rqbuf, TA_CLASS, 0, "T_OTMQSPACE", 0);
 
  /* Get the OPENINFO to determine device and queue space name */
  /* OPENINFO has the format <resource-mgr>:<qmconfig>:<appqspacename> */
  /* or on Windows <resource-mgr>:<qmconfig>;<appqspacename> */
  rval = Fget32(rpbuf, TA_OPENINFO, i, openinfo, NULL);
 
  /* The device is the 2nd field in OPENINFO */
  qmconfig = strchr(openinfo, ':') + 1;
  /* The queue space name is the 3rd field in OPENINFO */
 
#if defined(_TMDOWN) || defined(_TM_NETWARE)
#define pathsep ";" /* separator for PATH */
#else
#define pathsep ":" /* separator for PATH */
#endif
  appqspacename = strchr(qmconfig, pathsep);
  appqspacename[0] = '\e0'; /* NULL-terminate qmconfig */
  appqspacename++; /* bump past the NULL */
 
  /* Set the APPQSPACENAME and QMCONFIG keys */
  Fchg32(rqbuf, TA_APPQSPACENAME, 0, appqspacename, 0);
  Fchg32(rqbuf, TA_QMCONFIG, 0, qmconfig, 0);
 
  /* Get the LMID (assume no migration for this group) */
  rval = Fget32(rpbuf, TA_LMID, i, lmid, NULL);
  Fchg32(rqbuf, TA_LMID, 0, lmid, 0);
 
  /* Make the request */
  rval = tpcall(".TMIB", rqbuf, 0, rpbuf2, rplen2, flags);
}

上記のコードでは、キュー・スペースが作成されていても、アプリケーションの構成に対応するGROUPエントリがないと、キュー・スペースは検索されません。このようなキュー・スペースは、キュー・スペースのキー・フィールド(TA_OTMQSPACENAMETA_QMCONFIGおよびTA_LMID)の優先順位がわかっていなければ検索できません。

OTMQキュー・スペース(Qspace)構成データの表示

TSAMエージェントでは、OTMQ_MIBを使用して、特定のTuxedoドメインで構成された特定のキュー・スペースに関する構成情報を取得します。

リスト4-2 OTMQキュー・スペース(Qspace)構成データの表示
/* Build the request */ 
Fchg32(rqbuf, TA_OPERATION, 0, "GET", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_CLASS, 0, "T_OTMQSPACE", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_APPQSPACENAME, 0, "QSPACE1", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_QMCONFIG, 0, "/dev/q/dsk001", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_LMID, 0, "SITE1", 0);
/* Make the request;*/

キューに関するOTMQ MIBの使用

OTMQキュー・スペース(Qspace)内のすべてのOTMQキューのリスト

TSAMエージェントでは、OTMQ_MIBを使用して、特定のTuxedoドメインで構成されたキュー・リストを取得します。

次のコードは、論理マシンSITE1上のデバイス/dev/q/dsk001のキュー・スペースQSPACE1のすべてのキューを取得します。

リスト4-3 OTMQキュー・スペース(Qspace)のすべてのOTMQキューのリスト
/* Build the request */ Fchg32(rqbuf, TA_OPERATION, 0, "GET", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_CLASS, 0, "T_OTMQ", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_APPQSPACENAME, 0, "QSPACE1", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_QMCONFIG, 0, "/dev/q/dsk001", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_LMID, 0, "SITE1", 0);
/* Make the request; see above */

キューに関する詳細情報の取得

TSAMエージェントでは、OTMQ_MIBを使用して、特定のTuxedoドメインで構成された特定のキューのメッセージ・カウンタおよび割当てなどの詳細情報を取得します。

リスト4-4 キューに関する詳細情報の取得
/* Build the request */ 
Fchg32(rqbuf, TA_OPERATION, 0, "GET", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_CLASS, 0, "T_OTMQ", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_APPQNAME, 0, "errque", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_APPQSPACENAME, 0, "QSPACE1", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_QMCONFIG, 0, "/dev/q/dsk001", 0);
Fchg32(rqbuf, TA_LMID, 0, "SITE1", 0);
/* Make the request;*/

 


関連項目


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