リリース・ノート

     前  次    新規ウィンドウで目次を開く    PDFとして表示 - 新規ウィンドウ  Adobe Readerを入手 - 新規ウィンドウ
コンテンツはここから始まります

SALT 12cリリース2 (12.1.3)リリース・ノート

日付: 2014年4月

表1 改訂履歴
改訂日
変更のサマリー
2014年4月
GAリリース

この節では、以下のトピックを取り上げます。

 


このリリースのSALTについて

SALT12cリリース2 (12.1.3)

このリリースの新機能と改良点

このリリースでは、次の機能が追加されています。

RESTful Web API

既存のOracle Tuxedoサービスは、RESTful Webサービスとしてhttpクライアントからのアクセスを可能にできます。これにより、軽量アプリケーションにSOAP/httpを使用する必要がなくなり、他のアプリケーションとの統合が促進されます。RESTful Web APIは、データ転送にXMLまたはJSONのペイロードを使用できます。

Oracle TuxedoサービスをRESTful Webサービスとしたアクセスが可能であることに加え、コードを記述することなしにOracle Tuxedoアプリケーションから外部RESTfulサービスにアクセスすることも可能です。Oracle Tuxedoアプリケーションは、Oracle Tuxedoサービスを呼び出すのと同じように、RESTfulサービスを呼び出すことができます。SALTゲートウェイは、RESTful Webサービスのプロキシとして動作します。

詳細は、『SALT構成ガイド』SALT構成ツールの有効化、REpresentational State Transfer (REST)オプションに関する項を参照してください。

カスタムHTTPヘッダー

HTTPヘッダーを使用して、関連アプリケーションの制御情報をOracle Tuxedoとの間でやり取りできます。RESTful Webサービスの場合は、Oracle TuxedoバッファにカスタムHTTPヘッダーが添付され、呼び出されたOracle Tuxedoサービスに渡されます。Oracle Tuxedoサービスのヘッダーを読み取るには、提供されるAPIを使用します。同様に、Oracle Tuxedoアプリケーションは提供されるAPIを使用してOracle TuxedoバッファにHTTPヘッダを設定できます。これはSALTゲートウェイによってHTTPヘッダーに変換されます。

詳細は、『SALT構成ガイド』SALT構成ツールの有効化、カスタムHTTPヘッダーに関する項を参照してください。

外部Webサービスに対するWS-Security

メッセージへの署名にX.509証明書を使用したメッセージレベルの認証が用意されています。Oracle Tuxedoは、SOAP/httpとX.509証明書のプリンシパルIDを使用して外部Webサービスを呼び出します。

詳細は、『SALT構成ガイド』Oracle Tuxedo Webサービスの構成/セキュリティ機能の構成に関する項を参照してください。

データ変換のトレース

すべての着信メッセージおよび発信メッセージをトレースできます(RESTful Webサービス、SOAP/http Webサービス、およびXMLとOracle Tuxedo双方向のすべてのデータ変換を含みます)。

詳細は、『SALTプログラミング・ガイド』のデータ型マッピングとメッセージ変換サービスの外部Webサービスを対象としたXMLからTuxedoへのデータ型マッピングに関する項を参照してください。

GWWSトレース

以前の動詞mswsに置き換えられます。

注意: GWWSトレースは、TMTRACEを設定するか、またはtmadminユーティリティのchangetraceコマンドで有効化できます。

詳細は、『SALT管理ガイド』「GWWSサーバーのトレース」を参照してください。

ECIDの伝播

ECID (実行コンテキストID)が、Tuxedo内、およびOracleスタックの様々な製品間で、各リクエストと一緒に伝播されます。ECIDの伝播によって、Oracle TuxedoドメインとOracle製品(Oracle WebLogic Server、Oracle Databaseなど)間のリクエスト相関が可能になり、アプリケーションの問題をすばやく診断できます。

詳細は、「ECIDを伝播するためのTuxedoの設定」を参照してください。

動的構成とMIB

停止することなく構成ファイルの変更を動的にリロードできます。Webサービスの構成とランタイム統計を参照できるMIBインタフェースが用意されています。

詳細は、『SALT構成ガイド』SALT構成ツールの有効化、MIBクラス・インタフェースに関する項を参照してください。

XML複合属性のマッピング

WSDLのcomplexType要素で属性フィールドを使用できるようになったことで、外部Webサービスにアクセスする際の使いやすさが向上しました。complexType属性フィールドは、対応するFML32フィールドに"1対1"でマッピングされます。

詳細は、『SALTプログラミング・ガイド』データ型のマッピングとメッセージの変換に関する項を参照してください。

構成ツールの機能拡張

構成ツールの機能拡張によって、次の機能が提供されます。

詳細は、『SALT構成ガイド』SALT構成ツールに関する項を参照してください。

 


アップグレードに関する考慮事項

以前のリリースのSALTがインストールされている場合は、SALT 12cリリース2 (12.1.3)をインストールする前にアンインストールする必要があります。SALT 12cリリース2 (12.1.3)と以前にインストールしたSALTを、同じOracle Tuxedo上に共存させることはできません。

詳細は、『SALT構成ガイド』SALT 1.1アプリケーションからの移行に関する項を参照してください。

 


SALTのインストールの前提条件

SALT 12cリリース2 (12.1.3)をインストールする前に、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)がインストール済であることを確認する必要があります。

SALT 12cリリース2 (12.1.3)は、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)のインストーラに含まれています。詳細は、『Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)インストール・ガイド』を参照してください。

 


SALTのプラットフォーム・サポート

SALT 12cリリース2 (12.1.3)は、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)と同じプラットフォームをサポートします。

 


相互運用性に関する考慮事項

SALT 12c リリース2 (12.1.3)は、業界標準のWebサービス開発ツールキットのほとんどと互換性があり、それらを完全にサポートしています。詳細は、『SALT相互運用性ガイド』相互運用性に関する考慮事項を参照してください。

 


既知の問題

次の項では、SALT 12c リリース2 (12.1.3)ですでに確認されている問題について説明します。問題の説明と、必要な場合は回避策または解決策を提示しています。

個々の問題はChange Request (CR)またはBugDB番号によって示されます。

実行時のGWWS

CR番号
説明および回避策または解決策
問題が発生したリリース
CR334161
問題: SignBody WS-Securityポリシーを有効に設定すると、GWWSによって、非UTF-8着信SOAPリクエスト・メッセージが拒否されます。
GWWSを複数のエンコーディングをサポートするように構成すると、非UTF-8でエンコードされたSOAPリクエストを受信できます。ただし、GWWSは、その後の作業のため内部的にすべての非UTF-8エンコーディング・メッセージをUTF-8エンコーディング・メッセージに変換します。
サービスが<soap:Body>署名の検証を必要とする場合、GWWSは、常に元の<soap:Body>コンテンツではなく、変換されたUTF-8エンコードの<soap:Body>に対して署名を検証します。これにより、署名の検証は常に失敗します。
2.0
プラットフォーム: すべて
回避策:
Webサービス・クライアント・プログラムは、該当するサービスのWS-Securityポリシー・アサーションSignBodyを有効に設定した時、UTF-8エンコーディングを使用してSOAPリクエストを開始する必要があります。
CR328329
問題: GWWSは、ターゲットのTuxedoサービスが入力としてXML型バッファを使用したり、Tuxedoサービス・メタデータ定義で入力バッファが「サイズ」制限で定義されている場合、有効なSOAPリクエストを受け付けない場合があります。
GWWSによって、変換されたXMLバッファの最後に「\0」が自動的に追加されます。この追加バイトによってXMLバッファの長さが「サイズ」の値を超えた場合、後でGWWSのTuxedoバッファ検証ルーチンによって拒否されます。
2.0
プラットフォーム:すべて
回避策:
Tuxedoサービス・メタデータ定義におけるXML型バッファの制限「サイズ」を増やすか削除します。
CR306710
問題: Tuxedoサービスは、SOAPリクエスト・メッセージで生成された文字列と同様な非UTF-8エンコーディング文字列を受信しない可能性があります。
GWWSの複数のエンコーディング機能を「ON」に設定した状態で、Webサービス・クライアント・プログラムがJavaで記述されている場合、非UTF-8エンコーディングのメッセージを送信すると、GWWSはTuxedoサービスに同じ文字列の値を送信しない可能性があります。
これは、異なるエンコーディングの変換を実装する場合の一般的な問題です。 Javaエンコーディングの実装はTuxedoおよびSALTで使用されるICUエンコーディングの実装と少し異なる。そのため、Javaプログラムで作成したエンコーディング文字列は、ICUからUTF-8またはUTF-8からICUに変換された後、元の文字列に戻らない可能性がある。
2.0
プラットフォーム:すべて
回避策:
なし。顧客がこの文字を使用することは少ません。ICUバグによって一部の文字マッピングが確認された場合は、Oracle Tuxedoカスタマ・サポートに連絡すること。
9281764
問題: WCF (.Net) C#クライアントは、GWWSゲートウェイによって戻されたSOAP 1.2エラーを処理しない場合があります。
SOAP 1.2スタイルを使用したWebサービスとしてTuxedoサービスが公開されると、GWWSは、エラー(サービスが利用できない、起動中の問題など)を戻します。これが発生すると、C#クライアントは、無効なSOAPフォルトを受け取ったことを示す例外を受け取ります。
これは、GWWSは、戻された/Fault/Reason/Text要素に@xml:lang属性を指定しないためです。
11gR1
プラットフォーム: すべて
回避策:
解析できるXMLドキュメントとしてエラーを受け取るように、次のようにC#クライアントのコードを記述します。
...
catch (FaultException ex) {
MessageFault mf = ex.CreateMessageFault();
XmlReader xr = mf.GetReaderAtDetailContents();
...
}
--

相互運用性

CR番号
説明および回避策または解決策
問題が発生したリリース
CR330363
問題: SALTの複数のエンコーディング機能は、Microsoft .NET WCF 3.0エンジンと相互運用できません。
着信呼出しTuxedoサービスは、非UTF-8エンコーディングのMBSTRINGまたはXML型バッファを返すとき、SALTが複数のエンコーディング機能を有効化にする場合、SOAPレスポンス・メッセージはMBSTINGまたはXMLバッファと同じようにエンコードされます。Microsoft .NET WCF 3.0エンジンを使用して開発したWebサービス・クライアント・アプリケーションでは、このようなSOAPレスポンス・メッセージを受け付けできません。
2.0
サードパーティWebサービス・ツールキット: Microsoft .NET WCF 3.0
回避策:
Tuxedoサービスが非UTF-8型バッファを返し、GWWSの複数のエンコーディング機能が有効である場合、顧客は、カスタム・エンコーダ/デコーダを開発する必要があります。
または、TuxedoドメインのすべてのTuxedoサービスは非UTF-8バッファを返さないことを認識している場合は、GWWSの複数のエンコーディング機能を明示的にオフにすることができます。
CR296594
問題: HTTPコンテンツ長が65536を超える場合、SOAPフォルトのレスポンス・メッセージはMicrosoft .NET 3.0で受け付けできません。
HTTPコンテンツ長は65536の範囲を超える場合、GWWSサーバーがSOAPフォルトのメッセージを返すと、.NET WCF 3.0エンジンによって、レスポンスが整形式ではないとレポートする例外が送信されます。

注意: HTTPコンテンツ長は65536の範囲を超える場合、GWWSサーバーが通常のSOAPメッセージ(SOAPフォルトでない)を返すと、.NET Webサービス・エンジンでは、そのメッセージを受け付けできる。

2.0
サードパーティWebサービス・ツールキット: Microsoft .NET WCF 3.0
回避策:
なし。TuxedoサービスにTPFAILステータス・コードとともにtpreturn()を呼び出す時に大きいバッファを返すことを避けます。
CR294785
問題: Apache Axis2/Javaでは、最初に大文字のあるフィールド名を持つTuxedo FML32 TPFAILレスポンスの型付きバッファを扱うことができません。
TuxedoサービスはFML32バッファのTPFAILを返すと、SALTがSOAPフォルトの詳細で各フィールドをXMLセグメントとしてマッピングし、フィールド名は、直接XML要素タグ名として使用します。
FML32バッファには、最初に大文字のあるフィールド名が含まれている場合、Axis2は、このTuxedo FML32バッファから変換されたSOAPフォルト・メッセージを認識しない場合があります。
2.0
サードパーティWebサービス・ツールキット: Apache Axis2/Java
回避策:
FML32のフィールド名は、最初に大文字を使用しないように変更します。対応するTuxedoアプリケーションも変更し、再コンパイルする必要があります。
CR306978
問題: Apache Axis2/JavaがSALTによって生成されたSOAP with Attachment (SwA)機能のあるWSDLファイルを認識しません。
SwA機能を持つWSDLファイルがSALTによって生成される場合、Apache Axis2 wsdl2javaユーティリティによって、Apache Axisと異なるJavaスタブ・コードが生成されます。Axis2によって生成されたスタブ・コードは、SALTサービスへの正常な呼出しを開始できません。
2.0
サードパーティWebサービス・ツールキット: Apache Axis2/Java
回避策:
SwA機能のsoap呼出しにかわり、Apache Axisを使用します。
MTOMは、SALTでサポートされる代替添付形式です。CARRAYバッファ・ストリームに対してApache Axis2/JavaでMTOM機能も使用できます。
CR296221
問題: WSDLファイルにSOAPフォルトのsoap 1.2バインディングを定義すると、Apache Axis wsdl2javaユーティリティを使用してSALTによって生成されたWSDLファイルをコンパイルできません。
2.0
サードパーティWebサービス・ツールキット: Apache Axis
回避策:
これは、Apache Axisバグです。https://issues.apache.org/jira/browse/AXIS-2614を参照してください。
Webサービス・クライアント・プログラミングにApache Axisを使用する必要がある場合、SALT WSDLにSOAPバージョン1.1を定義できます。または、上記のURLで解決済のApache Axisソース・コードを使用してApache Axisクラスを手動で再コンパイルする必要があります。
または、soapフォルト機能を持つsoap 1.2バインディングに対して、Oracle WebLogic 9.x Webサービス、Apache Axis2、Microsoft .NET WCF 3.0などの別のサードパーティWebサービス・クライアント・ツールキットを使用することもできます。
CR323477
問題:非同期WS-Addressing機能を有効化する場合、GWWSがMicrosoft .NET WCF 3.0上に組み込まれた外部Webサービス・アプリケーションを呼び出すことができません。
SALTは、WS-Addressingの標準200408送信に準拠するWS-Addressingの機能をサポートしています。非同期な発信呼出しを起動するとき、GWWSは常にWS-Addressing soapヘッダーに<wsa:ReplyTo>エンドポイント・リファレンスを定義します。次の<wsa:ReplyTo>セグメントのサンプルを参照してください。
<wsa:ReplyTo>
  <wsa:Address>
    http://myhost:7102/?wsa_Msg_ID=uuid:B437A4F4-AF23-111E-FFFFFFAC1622FFFFFF9F0000-6BBE
  </wsa:Address>
</wsa:ReplyTo>
上記に示した例では、ホスト名「myhost」とポート番号「7102」はGWWSによって作成されたリスニング・エンドポイントを示しており、発信呼出しに対する非同期なSOAPレスポンス・メッセージを受け付けるために使用します。
ただし、Microsoft .NET WCF 3.0はリクエスト内の<wsa:ReplyTo>エンドポイントを認識せず、リクエスト接続を通じて常に同期レスポンスを返します。
Microsoft .NET WCF 3.0はGWWSの必要なエンドポイントにレスポンスを送信しないため、GWWSでは、非同期なレスポンスを受信する際、常にタイムアウトが発生します。
2.0
サードパーティWebサービス・ツールキット: Microsoft .NET WCF 3.0
回避策:
なし。Microsoft .NET WCF 3.0上に組み込まれた外部Webサービス・アプリケーションの発信呼出しを起動する時に、WS-Addressing機能を無効にする必要があります。WS-Addressing機能の構成の詳細は、『SALT構成ガイド』Webサービス・メッセージングの拡張機能の構成に関する項を参照してください。

 


関連項目


  先頭に戻る       前  次