管理コンソール・オンライン・ヘルプ

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メイン・ウィンドウのツアー

Oracle Tuxedo管理コンソールは、企業のWebサーバーからJava対応WebブラウザにダウンロードできるJavaベースのアプレットです。Oracle Tuxedo管理コンソールでは、便利なWebアクセスでOracle Tuxedoシステム管理リソースを管理できます。

このトピックには次の項が含まれます:

 


メイン・ウィンドウ

図2-1に、Oracle Tuxedo管理コンソールのメイン・ウィンドウを示します。メイン・ウィンドウは次のビューから構成されます。

メイン・ウィンドウの項目が空白または非アクティブな理由

初期のOracle Tuxedo管理コンソール・ウィンドウでは、空のペインのみ表示される場合や、一部のツールバー・ボタンとメニュー・バー項目が無効になっている場合があります。システム管理のためにOracle Tuxedoシステム・リソースにアクセスするには、ドメインへの接続を確立するか、初期化ファイルでドメイン接続が指定されている必要があります。詳細は、Oracle管理コンソールの製品概要を参照してください

ドメイン接続を確立するまで、次の項目は使用できません。

図2-1に示すように、ドメインを設定してアクティブにすると、Oracle Tuxedo管理コンソールはドメイン内の管理クラス・オブジェクトを表すラベル付アイコンをツリー・ビュー・ペインに移入します。構成ツールの使用を開始すると、Oracle Tuxedo管理コンソールの構成ツール・ペインにタブ・ページが表示され、構成情報を指定できるようになります。

ツリー・ビュー・ペインと構成ツール・ペインのサイズ変更

ツリー・ビュー・ペインまたは構成ツール・ペインの表示領域を増やすには、次の操作を行うことで領域の幅を調整できます。

  1. マウスを使用して、(ツリー・ビュー領域のスクロールバーのすぐ右側にある)2つのウィンドウ・ペインを分割している枠をポイントします。
  2. マウス・ボタンを押すと、ポインタが二重矢印に変わります。
  3. 枠を右にドラッグするか(ツリー・ビュー・ペインを広くする場合)、左にドラッグします(構成ツール領域を広くする場合)。

 


メイン・ウィンドウのパーツ

この項では、メイン・ウィンドウのパーツと、メイン・ウィンドウのメニュー、ツールバー・ボタン、ツリー・ビューオブジェクトおよび構成ツールで使用可能なアクションについて説明します。

図2-1に、ドメイン接続が確立されたOracle Tuxedo管理コンソールを示します。表2-1で、メイン・ウィンドウの主要部分について説明します。

表2-1 メイン・ウィンドウ
項目
説明
メニュー・バー
すべてのアクションにアクセスできます。
ツール・バー
よく使用するアクションや管理ツールをアクティブにできるボタンの行を提供します。
ツリー・ビュー・ペイン
Oracle Tuxedoドメイン内の管理クラス・オブジェクト(サーバーやクライアントなど)の階層表現を表示します。
構成ツール・ペイン
マシンの名前など、オブジェクトの属性を表示、定義および変更できるタブ・ページのセットを提供します。
タブ・ページ
構成情報の表示専用のフィールドと構成情報を指定するフィールドを含むページとラベル付タブのセット。
構成ツールのボタン
タブ・ページの構成フィールドに対して行う変更を制御できます。

次の各トピックでは、これらの主要部分を詳細に説明します。

メニュー・バー

メニュー・バーは、Oracle Tuxedo管理コンソールのメイン・ウィンドウの左上に表示されます。表2-2で、使用可能なメニュー・アクションについて説明します。

注: 特に明記されていないかぎり、クリックという語句はマウスの左ボタンをすばやく押して離すことを意味します。

表2-2 メニュー・バー・オプション
メニュー
説明
ドメイン
「ドメイン」メニューには、操作するドメイン(Oracle Tuxedoアプリケーション)を指定するオプションが含まれます。このメニューには次のオプションがあります。
  • 新規 - 新規ドメインを作成します。
  • オープン - 既存のドメインをオープンします。
  • 終了 - 現在のドメインをクローズし、Oracle Tuxedo管理コンソール・アプレットを終了します。
このメニューには、すべての作成済ドメイン名もリストされます。別のドメインに切り替えるには、目的のドメインをクリックします。
設定
「設定」メニューでは、セッションに対して次の一般的なデフォルト設定を指定します。
  • Oracle Tuxedoドキュメントの場所(オンライン)。
  • データの格納方法(状態別または名前別)。
  • 操作のデフォルト・モード(「編集」モードまたは「表示」モード)。
「設定」メニューの機能は、「設定」ツールバー・ボタンの機能と同じです。
ツール
「ツール」メニューには、ツールバー・ボタンと同じオプションがあります。詳細は、「ツールバーのボタン」の項を参照してください。
ヘルプ
「ヘルプ」メニューでは、メインのヘルプ・トピックと状況依存(CS)ヘルプにアクセスできます。同じヘルプ・オプションは、ツールバーでそれぞれ「ヘルプ」および「CSヘルプ」としても使用できます。
CSヘルプを使用するには、「ヘルプ」→「CSヘルプ」をクリックして十字ポインタに変更し、ウィンドウのフィールドまたは特定の領域をクリックして選択した項目に関する情報を表示します。

このオンライン・ヘルプ全体を通して、メニュー選択は次の形式で指定します。

メニュー→メニュー項目

たとえば、「「ドメイン」→「新規」をクリック」という指示は、「ドメイン」メニューをクリックしてメニュー項目を表示してから、「新規」をクリックしてコマンドを選択することを意味します。

<a name="P_STOP"></a>

<a name="P_REFRESH"></a>

<a name="P_SEARCH"></a>

<a name="P_ACTIVATE"></a>

<a name="P_DEACTIVATE"></a>

<a name="P_MIGRATE"></a>

<a name="P_ULOG"></a>

<a name="P_EVENT"></a>

<a name="P_STATS"></a>

<a name="P_SETTINGS"></a>

<a name="P_CSHELP">

</a> <a name="P_HELP"></a>

ツール・バーのボタン

ツールバーは、メイン・ウィンドウの上部のメニュー・バーのすぐ下に水平に表示されます。

表2-3で、よく使用される管理操作に使用可能なツールバー・ボタンについて説明します。

表2-3 管理操作

ボタン
説明 

構成ツール・ペインのタブ・ページ

現在のプロセスを中断し、管理者に制御を戻します(管理者は、新しい操作をリクエストできます)。「停止」ボタンでは、現在処理中のプロセスを中断できるため、Oracle Tuxedo管理コンソールの制御を取り戻すことができます。その後、新しいプロセスを開始できます。
「停止」ボタンで中断するプロセスが完了したことは想定できません。Oracle Tuxedo管理コンソールの制御が戻される前に完了する場合と完了しない場合があります。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

ツリー・ビューと構成ツール・ペインを最新のデータで更新します。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

展開したOracle Tuxedo管理コンソール・ツリーで、特定の管理オブジェクト・クラスまたはオブジェクトを検索します。「検索」ボタンをクリックして、検索ポップアップ・ウィンドウを開きます。検索するオブジェクトの名前を入力します。必要に応じて、ツリー・ビューがスクロールされてターゲット・オブジェクトが表示されます。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

Oracle Tuxedoドメインのすべてまたは一部をアクティブにします。「アクティブ化」ボタンでは、「オブジェクトのアクティブ化」ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、Oracle Tuxedoドメインのすべてまたは一部をアクティブにできるクラス固有のタブ・ページのセットが表示されます。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

Oracle Tuxedoドメインのすべてまたは一部を非アクティブにします。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

サーバー・グループまたはマシンを別の場所に移行するか、マスター・マシンとバックアップ・マシンをスワップします。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

アクティブなドメインの特定のマシンからULOGファイルを表示します。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

システム生成イベントをモニタリングするためのウィンドウを表示します。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

Oracle Tuxedoシステムのアクティビティをグラフィカルに表示できるタブ・ページを表示します。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

セッションの次のデフォルト設定を設定するオプションを提供します。
  • Oracle Tuxedoドキュメントの場所(オンライン)。
  • データの格納方法(状態別または名前別)。
  • 操作のデフォルト・モード(「編集」モードまたは「表示」モード)。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

状況依存(CS)ヘルプを呼び出します。「CSヘルプ」ボタンをクリックして十字カーソルに変更し、GUIウィンドウのフィールドまたは特定の領域をクリックして選択した項目に関する情報を表示します。

構成ツール・ペインのタブ・ページ

Oracle管理コンソール・オンライン・ヘルプを別のWebブラウザに開きます。

 


ツリー・ビュー

ツリー・ビュー・ペインは、メインGUIウィンドウの左の列に表示されます。ツリーは、単一のOracle Tuxedoシステム・ドメイン内の管理オブジェクトの階層表現です。GUIは、ネスト・レベルと親オブジェクトを表示することでオブジェクト間の関係を示します。ツリー全体(ドメイン内のすべてのタイプのすべての構成可能オブジェクトから構成されます)またはオブジェクトのサブセットの表示を選択できます。

図2-2に、メイン・ウィンドウに表示されるツリー・ビューを示します。

図2-2 メインGUIウィンドウのツリー

ツリー・ビューの項目を追加または削除できます。また、表示から項目を追加または削除できます。デフォルトでは、ツリー・ビューには選択したドメインで使用可能なすべての管理クラスが表示されます。

ツリー・ビューのパーツ

Oracle Tuxedo管理コンソールのツリー・ビューには複数のルートがあり、管理オブジェクトごとに1つのルートがあります。最初のルートはアプリケーション・ドメインから構成されます。次のルートには、Oracle Tuxedo TMIBで定義されているオブジェクト・クラスが表示されます。オブジェクト・クラスの各セットは、アプリケーション・ドメインの一部です。第3レベルは、オブジェクト・クラスに属するオブジェクトのインスタンスを表します。

Oracle Tuxedo管理コンソールには、一度に1つのドメインのみ表示できます。現在のドメインは、管理オブジェクトを含むオブジェクト・クラスの複数のセットとしてツリー・ビューに表示されます。Oracle Tuxedo管理コンソールでは、折りたたみ可能可能なツリー構造と「フォルダ」チェックリスト・ダイアログの組合せを通じてドメインに対して表示されるオブジェクト・クラスとオブジェクトを制御できます。

図2-3に、図2-2に示したサンプル・ツリーの上部を示します。(「マシン」、「グループ」、「サーバー」、「ルーティング表」などは、オブジェクト・クラスの例です。「ルーティング表」の下に表示されているFML表とVIEW表は、ルーティング表クラスに属するオブジェクトの例です。)

図2-3 ドメイン・ツリー階層

ドメイン・ツリー階層

ツリー・ビュー階層

次の各項では、ツリー・ビューに表示される可能性のあるすべての管理オブジェクトについて説明します。

Oracle Tuxedoシステム・ドメインおよびクラス

表2-4に、ツリー・ビューのドメイン部分とクラス部分、および関連するアイコンをリストし、各部分について簡単に説明します。

表2-4 ツリー・ビュー

ツリー項目
アイコン
説明
ドメイン

構成ツール・ペインのタブ・ページ

Oracle Tuxedo管理コンソールには、ドメイン・アイコンとドメインの名前(Oracle Tuxedoシステム・アプリケーション)がツリーのルートとして表示されます。ドメインは、接続済、未接続および非アクティブの場合があります。
管理クラス

構成ツール・ペインのタブ・ページ

フォルダ・アイコンと管理名は、各オブジェクト・クラス(「マシン」、「サーバー」、「クライアント」、「ファクトリ」など)を表します。
  • プラス記号(+)の付いた閉じたフォルダは、フォルダにオブジェクトが含まれていることを示します。
  • マイナス記号の付いた開いたフォルダは、すべてのフォルダ・オブジェクトが表示されていることを示します。
ツリー・ビューには、クラス・フォルダの下のクラスの一部である個々のオブジェクトが表示されます。

Oracle Tuxedo管理コンソールのクラス・オブジェクト

表2-5で、Oracle TuxedoシステムTMIBクラスに含まれる個々のオブジェクトとそれらの関連アイコンについて説明します。

表2-5 TMIBクラス

ツリー項目
アイコン
説明
マシン

構成ツール・ペインのタブ・ページ

「マシン」は、アプリケーションが置かれているマシンを表します。マシンは、構成名ごとにツリー・ビューにリストされ、アクティブ、一時停止、不明という3つの状態があります。
グループ

構成ツール・ペインのタブ・ページ

「グループ」は、グループとして構成され、マシンに置かれている管理リソースを表します。これらのリソースにはサーバーが含まれます。管理単位として、グループをアクティブ化、非アクティブ化および移行できます。
サーバー

構成ツール・ペインのタブ・ページ

「サーバー」は、クライアント・アプリケーションとサーバー・アプリケーションのペアのサーバー側を表します。サーバーはクライアントからのリクエストに応答します。サーバー・アイコンは、Oracle Tuxedoシステムベースのアプリケーション・サーバーを表します。サーバーは、オペレーティング・システム(OS)プロセスに対応します。
ルーティング表

構成ツール・ペインのタブ・ページ

ルーティング表により、システム管理者は、名前を設定し、メッセージとその他のデータを送信できるターゲット・サービスを設定できます。
サービス・デフォルト

構成ツール・ペインのタブ・ページ

サービス・デフォルトでは、システム管理者が、優先度、タイムアウト、負荷、ルーティングなど、サービスの属性の標準設定を定義できます。
サービス

構成ツール・ペインのタブ・ページ

サービスは、サービス・リクエストを実行するアプリケーション・コードのモジュールを表します。これらはOracle Tuxedoシステム・サービスです。
デバイス

構成ツール・ペインのタブ・ページ

デバイスは、物理ストレージ・デバイス上に存在するOracle Tuxedoシステム・ファイル(TUXCONFIGTLOGなど)を表します。
クライアント

構成ツール・ペインのタブ・ページ

クライアントは、Oracle Tuxedoサーバーのドメインに接続するプロセスを表します。
WSリスナー

構成ツール・ペインのタブ・ページ

Oracle Tuxedoワークステーション・リスナー(WSL)は、ワークステーション・クライアントの単一の接続ポイントとして機能するプロセスです。Oracle Tuxedoワークステーション・ハンドラ(WSH)のワークステーション接続の分散も処理します。WSLには、サーバーと同じアイコンがあります。
WSハンドラ

構成ツール・ペインのタブ・ページ

Oracle Tuxedoワークステーション・ハンドラ(WSH)は、ワークステーション・クライアント接続のセットを管理するクライアントを代理します。これらのハンドラは、ワークステーション・リスナーによって動的に開始されます。
ブリッジ

構成ツール・ペインのタブ・ページ

ブリッジは、ノード間でアプリケーション・メッセージを転送する目的でアプリケーションに参加している他のノードへの仮想回線を維持するために使用されます。
ACL
ACLプリンシパル
ACLグループ

構成ツール・ペインのタブ・ページ

アクセス制御リスト(ACL)は、標準アクセス制御リスト・セキュリティの管理に使用される管理リソースです。次のタイプのACLオブジェクトが含まれます。
  • ACLは、サービス、アプリケーション、キューおよびイベントへのアクセスを許可されているグループのリストを表します。このリストは、認可のチェックに使用されます。
  • ACLプリンシパルは、Oracle Tuxedoシステム・アプリケーションにアクセスできるアプリケーション管理者、アプリケーション・オペレータ、クライアントおよびリモート・ドメインの名前を表します。
  • ACLグループは、Oracle Tuxedoシステム・アプリケーションにアクセスできるプリンシパルのグループまたはコレクションです。

Oracle Tuxedo管理コンソールのアプリケーション・キュー・クラス・オブジェクト

表2-6で、Oracle TuxedoシステムTMIBクラスに含まれる個々のアプリケーション・キューおよび関連するクラス・オブジェクトと、それらの関連アイコンについて説明します。

表2-6 TMIBクラス

ツリー項目
アイコン
説明
アプリケーション・キュー

構成ツール・ペインのタブ・ページ

アプリケーション・キューは、メッセージがキューに登録されるストレージ領域を表します。
アプリケーション・キュー・メッセージ、スペースおよびトランザクション

構成ツール・ペインのタブ・ページ

  • アプリケーション・キュー・メッセージは、アプリケーション・キューに格納されます。
  • アプリケーション・キュー・スペースは、1つ以上のアプリケーション・キューを含む記憶域です。
  • アプリケーション・キュー・トランザクションは、キュー・スペースに関連付けられているトランザクションです。
トランザクション

構成ツール・ペインのタブ・ページ

トランザクションは、Oracle Tuxedoシステム・アプリケーションが分散クライアント/サーバー・コンテキストで処理するアクティビティの単位です。

Oracle Tuxedo CORBAシステム・クラス・オブジェクト

表2-7に、個々のOracle Tuxedo CORBA管理クラス・オブジェクトとそれらの関連アイコンをリストします。

表2-7 CORBA管理クラス

ラベル
アイコン
説明
ファクトリ

構成ツール・ペインのタブ・ページ

CORBAファクトリは、クライアントがCORBAオブジェクトへのオブジェクト参照を取得するために使用するインタフェースです。
インタフェース

構成ツール・ペインのタブ・ページ

インタフェース・アイコンは、CORBA IDLインタフェースを表します。CORBA開発環境では、インタフェースはクライアントとのコントラクトを表します。サーバーは起動時のインタフェースを表します。ドメイン・レベルおよびサーバー・グループ・レベルでインタフェースのデフォルト属性を定義できます。
インタフェース・キュー

構成ツール・ペインのタブ・ページ

インタフェース・キューは、サーバーのインタフェースのアクティブ化を制御します。インタフェース・キューは、特定のサーバー・キューに関連する実行時属性を表します。

ツリー・ビューの展開と折りたたみ

図2-4に、サンプルのsimpappドメインの展開可能なツリーを示します。「グループ」フォルダには、GROUP1という1つのオブジェクトのみ含まれ、「グループ」アイコンの横のマイナス(-)記号で示されているように完全に展開されています。ただし、GROUP1には、プラス(+)記号で示されているように他の項目が含まれます。

図2-4 展開されたツリー

展開されたツリー

ドメイン・ツリーを表示するには、メニュー・バーで「ドメイン」->「ドメイン名」をクリックして、ドメインを選択します。(「ドメイン」→「オープン」をクリックして「接続」ウィンドウを表示し、ドメイン名とTUXCONFIGパスを入力することもできます。)ドメイン・ツリーまたはドメイン・ツリー内の任意のセクションを展開するには、ツリー項目の横のプラス(+)記号をクリックします。

注: ツリーをそれ以上展開できない場合は、ツリー・アイコンの横のプラス(+)記号がマイナス(-)記号に変わります。

ツリーのセクションを折りたたむには、展開されているツリー項目の横のマイナス記号をクリックします。ドメイン・アイコンの横のマイナス記号をクリックすると、ツリー・ビューにドメイン・アイコンと名前のみ表示されます。

ツリー内のオブジェクトの検索

ツリー・ビューで特定のオブジェクトを検索するには、「検索」ツールバー・ボタンをクリックします。Oracle Tuxedo管理コンソールに、「検索」ダイアログが表示されます。検索するオブジェクトの名前(または部分的な名前)を入力し、「次へ」または「前へ」ボタンをクリックしてツリー内のオブジェクトを前後に検索します。

 


ツリー・ビューのクイック・メニュー

Oracle Tuxedo管理コンソールのツリー・ビューには、頻繁に実行するタスクをすばやく選択できる便利なショートカット・メニューがあります。このクイック・メニューには、新規オブジェクトの作成、アプリケーションとアプリケーション・リソースのアクティブ化と非アクティブ化、およびその他の管理タスク用のオプションが含まれます。

クイック・メニューを表示するには、ツリー・ビュー項目(ドメイン、クラスまたはオブジェクト)のオブジェクトを右クリックすると、ツリー・ビュー領域にクイック・メニューが表示されます。

クイック・メニューからオプションを選択すると、クイック・メニューが閉じ、選択したオプションに関連付けられているウィンドウが表示されます。

メニュー項目を選択しないでクイック・メニューを閉じるには、クイック・メニューの外側のメイン・ウィンドウ領域をクリックします。

図2-5に、サンプルのポップアップ・クイック・メニューを示します。

図2-5 メインGUIウィンドウのクイック・メニュー

メインGUIウィンドウのクイック・メニュー

Oracle Tuxedo管理コンソールでは、クイック・メニューは常にツリー・ビュー領域に表示されます。クイック・メニュー・オプションは、ウィンドウとダイアログ・ボックスを呼び出すか、モードを切り替えます。クイック・メニューに表示される内容は、ツリーでポインタが指している項目によって異なります。

表2-8に、各タイプのツリー項目に対してクイック・メニューに表示される項目のクイック・リストを示します。

表2-8 オブジェクトのタイプに対するクイック・メニュー
選択するオブジェクト
クイック・メニュー・オプション
ドメイン
  • 編集および表示
  • 新規
  • 削除
  • フォルダ
  • アクティブ化」および「非アクティブ化
  • マスターのスワップ
フォルダ(オブジェクト・クラスを表す)
「新規」のみ。
管理オブジェクト(特定のサーバーやデバイスなど)
オプションは、選択したオブジェクトのタイプごとに異なります。各管理オブジェクトは、すべてのオプションのサブセットを持ちます。
表2-9に、すべてのクイック・メニュー・オプションの完全なリストを示します。

クイック・メニュー・オプション

Oracle Tuxedoシステム操作を実行するには、ツリー・オブジェクトを右クリックしたときに表示されるクイック・メニューからオプションを選択できます。クイック・メニューで使用可能なオプションは、オブジェクト・クラスによって異なります。

表 2-9では、クイック・メニューの集合セットでリストされているすべてのメニュー・オプションを簡単に説明しています。1つのクイック・メニューでこれらすべての操作を提供しているわけではありません。1つのクイック・メニューにはこれらのオプションのサブセットが含まれます。メニュー・オプションをクリックして当該ドメイン、オブジェクト・クラス、または個々のオブジェクトの操作を実行します。

表2-9 クイック・メニュー・オプション
選択項目
説明
表示
選択したオブジェクトに関する詳細な構成情報を含むタブ・ページを読取り専用(または「表示」)モードで表示します。詳細は、「「編集」モードと「表示」モードの切替え」の項を参照してください。
編集
選択したオブジェクトに関する詳細な構成情報を含むタブ・ページを「編集」モードで表示します。(このオプションを使用して、セッションのデフォルトの「表示」モード設定をオーバーライドし、選択したオブジェクトの属性を変更できます。詳細は、「「編集」モードと「表示」モードの切替えの項を参照してください。)
新規
新規Oracle Tuxedoシステム・オブジェクトを追加します。
削除
Oracle Tuxedoシステム・オブジェクトを削除します。この方法で、すべてのOracle Tuxedoシステム・オブジェクトを削除することはできません。
フォルダ
ドメインに対して使用可能なすべてのオブジェクト・クラスをリストし、ツリーに表示するオブジェクト・クラスを指定するダイアログを表示します。
アクティブ化
選択したオブジェクトをアクティブにします。
非アクティブ化
選択したオブジェクトを非アクティブにします。
スワップ
分散構成のマスター・サーバーとバックアップ・サーバーを移行します。
クリーン
使用不能なクライアントとサーバーを検出し、削除します。パーティション化されたマシンを削除します。
移行
サーバーのグループを別のプロセッサに移動します。
接続
2台のマシン間に接続(ブリッジ)を確立します。
通知
サービスを通知します。
通知取消し
現在通知されているオブジェクトを他のアプリケーションから非表示にします。
一時停止
アプリケーションがサービスにアクセスできないようにします。
再開
現在一時停止しているサービスを使用可能にします。
強制終了
Oracle Tuxedoシステム・クライアントまたはサービスを終了します。
中断
現在進行中のトランザクションを停止し、影響を受けるすべてのデータをロールバックします。
開く
/Qキュー・スペースの共有メモリーおよびセマフォを割り当てて初期化します。
閉じる
/Qキュー・スペースの共有メモリーおよびその他のIPCリソースを削除します。

「新規」オプションについて

新しいOracle Tuxedoシステム・オブジェクトを作成するには、ツリー・ビューで目的のオブジェクト・クラスを右クリックしてクイック・メニューを表示し、「新規」をクリックします。「新規オブジェクトの作成」が表示され、新規オブジェクトについて必要な情報の入力を求められます。これらのフィールドへの入力の詳細は、第3章「新規ドメインおよび管理クラス・オブジェクトの作成」を参照してください。

「フォルダ」オプションを使用したツリー項目の表示または非表示

クイック・メニューの「フォルダ」オプションを使用して、参照するオブジェクトのタイプのみ表示されるようにツリーの表示をカスタマイズできます。

クイック・メニューの「フォルダ」オプションを使用して、次のタスクを実行できます。

「フォルダ」オプションを使用するには、次の手順を実行します。

  1. ツリーのドメインまたは管理クラス・オブジェクトを右クリックしてクイック・メニューを表示し、「フォルダ」を選択して「フォルダの選択」ウィンドウを表示します。
  2. 注: 「フォルダの選択」ウィンドウに表示される項目は、ツリーで選択したオブジェクトのタイプによって異なります。
  3. 「フォルダの選択」ウィンドウには、すべての使用可能な管理クラスのリストが表示され、各クラス名の横にチェック・ボックスがあります。チェック・ボックスが選択されている場合は、クリックするとツリー・ビューからその管理クラスが除外されます。チェック・ボックスが選択されていない場合は、クリックするとツリー・ビューにその管理クラスが表示されます。
  4. リストの下部にある「OK」をクリックして、変更を適用します。

図2-6に、ドメインの「フォルダの選択」ウィンドウを示します。

図2-6 「フォルダの選択」ウィンドウ

「フォルダの選択」ウィンドウ

 


構成ツール・ペイン

構成ツールは、Oracle Tuxedoシステム・オブジェクトの選択したクラスの属性を設定または変更するユーティリティです。ツリーでオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトの構成ツール・ペインがメイン・ウィンドウの右側に表示されます。図2-7に示すように、構成ツール・ペインには、タブ・ページのセットに各オブジェクトの属性が保持されます。

図2-7 構成ツール

構成ツール

構成ツール・ペインには、アプリケーション・リソースと、Oracle Tuxedo管理コンソールのツリー・ビューに表示されているオブジェクトとサービスの各クラスのタブ・ページのセットが表示されます。

タブ・ページの各コレクションは、論理的にグループ化された属性のセットです。たとえば、ドメイン・クラスの「セキュリティ」タブ・ページには、そのドメインで使用されるユーザーID、グループIDおよびセキュリティ・タイプの設定が含まれます。

ツリー・オブジェクトの構成ツール情報へのアクセス

ツリーから構成ツールにアクセスするには、次の手順に従います。

  1. クラス名の前にあるプラス記号をクリックします。ツリー・ビューが展開され、そのクラスに対して使用可能なオブジェクトのリストが表示されます。
  2. オブジェクトのアイコンまたは名前をクリックします。構成ツール・ペインに、関連クラスの構成タブと、各クラス属性の現在の設定が表示されます。(図2-7に、TOUPPERサービス・デフォルトの構成ツールを示します。)

構成ツールは、一連のタブ・ページと、タブ・ページで行った変更を制御するボタン行から構成されます。

タブ・ページ

構成ツール・ペインのタブ・ページは、管理オブジェクトの属性に関する情報を表示して(ユーザーからの)応答を要求する電子フォームです。

タブ・ページのセットは、オブジェクトの管理クラス(マシンやサーバーなど)ごとに提供されます。クラスに関連付けられている属性の数は、クラスによって異なります。したがって、ツリーでオブジェクトを選択することで構成ツールを呼び出すと、1から8個のタブ・ページのいずれかが表示されます。

タブ・ページのセットを表示するには、ツリーでオブジェクトをクリックして選択します。

構成ツール・ペインには、図2-8に示すように、選択したオブジェクトで使用可能なタブ・ページが表示されます。

図2-8 構成ツール・ペインのタブ・ページ

構成ツール・ペインのタブ・ページ

構成ツールのボタン

構成ツール・ペインの下部にあるボタンを使用して、タブ・ページで行う変更を実装します。

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