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管理タスク

Oracle Tuxedo管理コンソールは、Oracle Tuxedoアプリケーション・リソースの管理タスクを簡略化します。Oracle Tuxedo管理コンソールを使用して、ミッション・クリティカルなアプリケーションの管理に関連する管理タスクをすばやく簡単に実行できます。Oracle Tuxedo管理コンソールでは、ドメインと管理クラス・オブジェクト(マシンやサービスなど)を作成し、Tuxedo CORBAインタフェース、ファクトリおよびインタフェース・キューを管理できます。Oracle Tuxedo管理コンソールには、リモート・システム管理用のブラウザベースのソリューションが用意されています。

このトピックでは、Oracle Tuxedo管理コンソールを使用して実行できる管理タスクについて説明します。

このトピックには次の項が含まれます:

 


Oracle Tuxedo管理コンソールの設定

Oracle Tuxedo管理コンソールでは、管理環境をカスタマイズし、デフォルト・パラメータを設定できます。Oracle Tuxedo管理コンソールの設定とカスタマイズには、次のタスクが含まれます。

一般的なデフォルト・パラメータの設定

管理セッションの一般的なデフォルト・パラメータを設定するには、次の手順に従います。

  1. メニュー・バーから「設定」→「デフォルト」を選択します(または、「設定」ツールバー・ボタンをクリックします)。図3-1に示すように、「設定」ウィンドウが表示されます。
  2. 図3-1 「設定」ウィンドウ


    「設定」ウィンドウ

表3-1で、「設定」ウィンドウで使用可能なオプションについて説明します。

表3-1 「設定」ウィンドウ

フィールド
説明
ドキュメントURL
Oracleオンライン・ドキュメントの場所を指定します。
ソート基準
管理オブジェクトのソート基準(名前または状態)を示します。次に例を2つ示します。
  • ドメイン内のオブジェクトのソートを選択した場合は、名前が同じ文字列(main1、main2、main3など)で始まるすべてのマシンがOracle Tuxedo管理コンソール画面にグループ化されます。
  • ドメイン内のオブジェクトを状態でソートすることを選択した場合は、Oracle Tuxedo管理コンソール画面で、すべてのアクティブなマシンとすべての非アクティブなマシンがそれぞれグループ化されます。
デフォルト作業モード(「表示」または編集)
次のように、現在のセッションのデフォルトの作業モード(表示のみまたは編集)を示します。
  • 「表示」モードでは、ドメインに関する情報を参照できますが、変更はできません。編集可能な属性フィールドはありません。
  • 「編集」モードでは、ドメインを作成および構成できます。属性フィールドは適宜編集可能になります。

注: 個々のツリー・オブジェクトに対してこのデフォルト設定をオーバーライドできます。詳細は、「「編集」モードと「表示」モードの切替え」の項を参照してください。

  1. 目的の設定を指定したら、「OK」をクリックして変更を適用し、ウィンドウを閉じます。

「編集」モードと「表示」モードの切替え

Oracle Tuxedo管理コンソールを次のデフォルト作業モードに設定できます。

デフォルトでは、Oracle Tuxedo管理コンソールは「編集」モードに設定されるため、構成タブ・ページで適切なフィールドを編集することでパラメータを作成または変更できます。(セッションのデフォルト・モードを変更するには、メニュー・バーから「設定」->「デフォルト」を選択し、「一般的なデフォルト・パラメータの設定」の手順に従います。)

個々のツリー項目のデフォルト設定を一時的にオーバーライドできます。この機能を使用して、デフォルトの「表示」モードをオーバーライドし、オブジェクトの属性を編集できます。セッションで同じオブジェクトに戻ると、デフォルトをもう一度オーバーライドしないかぎり、デフォルト・モード(この場合は表示のみ)に戻ります。

ツリー・ビューで特定のオブジェクトのモードを変更するには、次の手順に従います。

  1. ツリーでオブジェクトを選択し、マウス・ボタンを右クリックしてクイック・メニューを表示します。
  2. クイック・メニューから「表示」または「編集」を選択します。これにより、選択したツリー・オブジェクトのみのデフォルト・モード設定が一時的にオーバーライドされます。他のすべてのツリー・オブジェクトはデフォルト設定のままになります。

ツリーに表示される内容の制御

構成ツリー・ビューをカスタマイズして、参照する必要のある管理クラス(ツリー・オブジェクト)のみ表示されるようにすることができます。ツリーに表示されるクラス・フォルダを制御するには、次の手順に従います。

  1. ツリーのドメインまたは管理クラス・オブジェクトを右クリックし、クイック・メニューで「フォルダ」を選択します。
  2. 図3-2に示すように、「フォルダの選択」ウィンドウが表示されます。

    図3-2 「フォルダの選択」ダイアログ・ボックス


    「フォルダの選択」ダイアログ・ボックス

注: 「フォルダ」ウィンドウにリストされる項目は、選択するツリー・オブジェクトのタイプによって異なります。図3-2に、ドメイン・クラス・オブジェクトに対して表示される「フォルダの選択」ウィンドウを示します。
  1. 表示するクラス・オブジェクトを選択するには、そのオブジェクトをクリックしてチェック・マークを入力します。(もう一度クリックするとチェック・マークが削除されます。)ツリー・ビューには、選択されているクラス(チェック・マークが付いているクラス)のみ表示されます。
  2. 表示するクラスを選択した後で、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
  3. ドメイン名の前に表示されているプラス記号をクリックしてツリーを展開し、選択したクラス・フォルダを表示します。

 


管理クラス・オブジェクトの作成

新規ドメインと個々の管理クラス・オブジェクトを作成するには、「新規オブジェクトの作成」ウィンドウを使用して、名前や場所など、オブジェクトの識別属性を定義します。Oracle Tuxedo管理コンソールには、オブジェクトに追加できるクラスごとにクラス固有の「新規オブジェクトの作成」ウィンドウが用意されています。「新規オブジェクトの作成」ウィンドウのフィールドは、管理クラスごとに異なります。

ツリー・ビューに表示されるすべてのクラスに対して新規オブジェクトを作成できるわけではありません。(たとえば、新規クライアント・クラス・オブジェクトは作成できません。)作成できる管理リソースの完全なリストは、表3-2を参照してください。

この項では、ドメインを例として使用して、Oracle Tuxedo管理コンソールで新規オブジェクトを作成する方法の全般的な手順を示します。特定のタイプのオブジェクトの属性フィールドに入力する方法の詳細は、表3-2にリストされているヘルプ・トピックを参照してください。

新規管理オブジェクトの追加

新規管理オブジェクトを作成するには、次の一般的な手順を使用します。

  1. 作成するオブジェクトのタイプが含まれているツリーのフォルダを右クリックします。(または、作成するタイプと同じタイプの別のオブジェクトを選択することもできます。)
  2. クイック・メニューで、「新規」をクリックします。
  3. 図3-3 デバイスのクイック・メニュー


    デバイスのクイック・メニュー

    図3-4 CORBAインタフェース・クラス・オブジェクトのクイック・メニュー


    CORBAインタフェース・クラス・オブジェクトのクイック・メニュー

    「新規オブジェクトの作成」ウィンドウが表示され、図3-5のように新規デバイス・オブジェクトの設定に必要な属性の識別を求めるプロンプトが表示されるか、図3-6のようにCORBAインタフェース・クラス・オブジェクトの設定を求めるプロンプトが表示されます。

    図3-5 デバイスの「新規オブジェクトの作成」ウィンドウ


    デバイスの「新規オブジェクトの作成」ウィンドウ

    図3-6 CORBAインタフェース・クラス・オブジェクトの「新規オブジェクトの作成」ウィンドウ


    CORBAインタフェース・クラス・オブジェクトの「新規オブジェクトの作成」ウィンドウ

  4. 必要に応じてフィールドに入力し、「作成」をクリックします。(特定のタイプのオブジェクトの属性フィールドに入力する方法の詳細は、表3-2にリストされているヘルプ・トピックを参照してください。)
  5. 新規オブジェクトは、最初に選択したフォルダに含まれているツリーに表示されます。(または、最初に選択したフォルダ以外のオブジェクトと同じレベルに表示されます。)新規オブジェクトには、必要に応じて新規メンバー・オブジェクトを作成できる適切なサブクラスの空フォルダが自動的に含まれます。

表3-2に、特定のタイプのオブジェクトの「新規オブジェクトの作成」ウィンドウのフィールドに入力する方法を詳細に説明しているトピックをリストします。

表3-2 新規クラス・オブジェクトの作成
クラス・リソース
ヘルプ・トピック
ドメイン
マシン
アプリケーション・キュー
アプリケーション・キュー・スペース
グループ
サーバー
サービス
ルーティング表
サービス・デフォルト
CORBAインタフェース
新規インタフェースの作成
デバイス
WSリスナー
ACLグループ
ACLプリンシパル
ACL

 


管理オブジェクトの構成

ツリー・ビューに表示されているドメインとその管理オブジェクトを構成するには、メイン・ウィンドウの右側に表示される構成ツール・タブ・ページを使用します。タブ・ページ(タブ・フォルダとも呼びます)には、ツリーで選択した管理オブジェクトの現在の属性設定が表示されます。

選択した管理オブジェクトのタイプに応じて1から8個のタブ・ページが表示され、各ページには、「ネットワーク」、「セキュリティ」、「トランザクション」など、そのオブジェクトの特定の管理領域に関連する属性のセットが含まれます。タブ・ページの属性フィールドの多くは編集可能であるため、必要に応じて属性を指定または変更できます。

管理オブジェクトを構成するには、次の手順に従います。

  1. ツリー・ビューで管理オブジェクトを選択します。
  2. その管理オブジェクトの構成ツール・タブ・ページが、図3-7に示すようにメイン・ウィンドウの右側に表示されます。

    図3-7 管理オブジェクトの選択


    管理オブジェクトの選択

  3. 「表示」モードの場合は、「編集」モードに切り替えます。(デフォルトでは、Oracle Tuxedo管理コンソールは「編集」モードに設定されるため、構成タブ・ページで適切なフィールドを編集することでパラメータを作成または変更できます。)
  4. 注: デフォルト構成モードの設定または別のモードへの切替えの詳細は、「「編集」モードと「表示」モードの切替え」の項を参照してください。
  5. トピック・ラベルの付いたタブをクリックして、操作する様々なタブ・ページを選択します。属性フィールドに適切な情報を入力します。(属性を変更するには、現在の値をハイライト表示し、新しい値を入力します。属性フィールドが空の場合は、その属性の値を入力するか、キーボードの[Enter]キーを押してデフォルトを受け入れます。)
  6. 注: デフォルトは、一部のフィールドでのみ使用可能です。デフォルトは、特定のフィールドのヘルプ・トピックにリストされています。デフォルトを使用する場合は、「リフレッシュ」ボタンをクリックしてデフォルト値を表示する必要があります。

タブ・フォルダのすべてのフィールドを編集できるわけではありません。ドメインの現在の操作の統計など、一部の情報は変更できません。

表3-3に、特定のタイプのオブジェクトの構成ツール・タブ・ページの属性フィールドに入力する方法を詳細に説明しているトピックをリストします。

表3-3 管理リソースの構成
クラス・リソース
ヘルプ・トピック#160;
ドメイン
マシン
アプリケーション・キュー
アプリケーション・キュー・スペース
アプリケーション・キュー・メッセージ
アプリケーション・キュー・トランザクション
グループ
サーバー
サービス
ルーティング表
サービス・デフォルト
CORBAインタフェース
CORBAインタフェース・キュー
ファクトリ
デバイス
クライアント
WSリスナー
WSハンドラ
ブリッジ
ACLグループ
ACLプリンシパル
ACL

 


ドメインへの接続と切断

ドメインに接続しているときにのみ実行できる操作がいくつかあります。次のものが含まれます:

ドメインへの接続方法

既存のドメインに接続するオプションは2つあります。

メニュー・バーの「ドメイン」リストに表示されているドメインに接続するには、「ドメイン」「ドメイン名」を選択します。

リストにないドメインをオープンするには、次の手順に従います。

  1. メニュー・バーで、「ドメイン」→「オープン」を選択します。
  2. 図3-8に示すような「接続」ウィンドウが表示されます。

    図3-8 「接続」ウィンドウ


    「接続」ウィンドウ

  3. 表3-4の説明に従ってフィールドに入力します。
  4. 表3-4 ドメインへの接続
    フィールド
    説明
    ドメイン名
    オープンするドメインの名前。
    TUXCONFIGファイル
    TUXCONFIGファイルのフルパスとファイル名。

  5. 「OK」をクリックして、リクエストしたドメインに接続します。
  6. 接続に成功した場合は、ツリー・ビューにドメインのアイコンと名前が表示され、構成ツール・タブ・ページにドメインに関する情報が表示されます。

ドメインからの切断方法

Oracle Tuxedo管理コンソールでは、必要に応じて(たとえば、ドメインのプルダウン・メニューから別のドメイン名を選択した場合に)ドメインから自動的に切断します。

現在接続しているドメインから切断するには、メニュー・バーで「ドメイン」→「アプリケーションの終了」を選択してGUIを終了します。

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ドメインとドメイン・リソースのアクティブ化

システム管理者は、Oracle Tuxedoドメインとドメイン・リソースをアクティブにすることを認可されている唯一のユーザーです。アプリケーション構成ファイルが置かれているマスター・マシンで最初のアクティブ化プロセスを実行する必要があります。

Oracle Tuxedoドメインのすべてまたは一部をアクティブにできます。具体的には、次のものをアクティブ化できます。

ドメインのアクティブ化の方法

ドメインをアクティブにするには、次の手順に従います。

  1. メニュー・バーで、「ツール」→「アクティブ化」を選択します。(または、「アクティブ化」ツールバー・ボタンをクリックするか、ツリー内のドメインを右クリックしてクイック・メニューから「アクティブ化」を選択できます。)
  2. Oracle Tuxedo管理コンソールに、「オブジェクトのアクティブ化」ウィンドウが表示されます。「ドメイン」タブをクリックして、図3-9に示すようなドメイン情報を表示します。

    図3-9 「ドメインのアクティブ化」タブ・ページ


    「ドメインのアクティブ化」タブ・ページ

    「ドメイン」タブ・ページには、ドメインの管理サーバーのみアクティブ化するか、ドメイン全体をアクティブ化するかを指定する単一のオプションが表示されます。

    • 管理サーバーのみ選択するには、チェック・ボックスをクリックします(チェック・マークはオプションが選択されていることを示します)。(このオプションの詳細は、「管理サーバーのみのアクティブ化」を参照してください。)
    • ドメイン全体を選択するには、チェック・ボックスを選択解除したままにします(チェック・マークなし)。
  3. ドメインのアクティブ化プロセスを開始するには、「アクティブ化」をクリックします。
  4. Oracle Tuxedo管理コンソールに、「アクティブ化の進行状況」ウィンドウが表示されます。このウィンドウの詳細は、「アクティブ化の進行状況のモニター方法」を参照してください。

クラス・オブジェクトのアクティブ化の方法

ドメインとクラス・オブジェクトをアクティブにするには、次の手順に従います。

  1. メニュー・バーで、「ツール」→「アクティブ化」を選択します。(または、「アクティブ化」ツールバー・ボタンをクリックするか、ツリー内のオブジェクトを右クリックしてクイック・メニューから「アクティブ化」を選択できます。)
  2. Oracle Tuxedo管理コンソールに、クラス固有の一連のタブ・ページを含む「オブジェクトのアクティブ化」ウィンドウが表示されます(図3-10を参照)。タブをクリックして、アクティブにするオブジェクトのタイプのページを表示します。

    「オブジェクトのアクティブ化」ウィンドウには、次の表に示すように6つのタブ・ページがあります。

    タブの選択
    アクティブ化ポリシーの選択対象
    ドメイン
    ドメイン全体。(「ドメインのアクティブ化の方法」を参照してください。)
    マシン
    選択したマシンのリスト。
    グループ
    選択したグループのリスト。
    サーバー
    選択したサーバーのリスト。
    WSL
    選択したワークステーション・リスナーのリスト。
    WSH
    将来的に使用します。

  3. タブをクリックしてアクティブにするオブジェクトのタイプを選択し、次の説明に従ってタブ・ページを編集します。
  4. 図3-10に示すように、すべてのクラス・オブジェクトのアクティブ化タブ・ページには、次のリスト・ボックスがあります。

    • これらをアクティブ化する。このリストにあるOracle Tuxedo管理コンソール・オブジェクトはアクティブ化されます。
    • これらをアクティブ化しない。このリストにあるOracle Tuxedo管理コンソール・オブジェクトはアクティブ化されません。
    • 表示されているすべてのオブジェクトは、オブジェクト名の横に現在の状態が示されています。

      図3-10 「オブジェクトのアクティブ化」ウィンドウ

      アクティブ化するオブジェクトを「これらをアクティブ化する」リストに移動し、その他すべてのオブジェクトを「これらをアクティブ化しない」リストに移動します。(オブジェクトをリスト(列)間で移動するには、オブジェクト名をハイライト表示し、表3-5に示すように2つの列の間にある矢印ボタンの1つをクリックします。)

      表3-5 矢印ボタンを使用したリストの変更
      選択
      アクション

      すべてのオプションが表示されたログファイル・ツール

      右矢印ボタン
      ハイライト表示された項目をリストに移動します。
      これらをアクティブ化しない

      すべてのオプションが表示されたログファイル・ツール

      左矢印ボタン
      ハイライト表示された項目をリストに移動します。
      これらをアクティブ化する

      「マシン」タブ・ページには、「管理用サーバーのみをアクティブ化」のオプションもあります。このオプションの詳細は、「管理サーバーのみのアクティブ化」を参照してください。

  5. 特定のタブのオブジェクトのアクティブ化プロセスを開始するには、「アクティブ化」をクリックします。
  6. 注: 「アクティブ化」をクリックした場合は、すべてのタブではなく現在のタブ上の選択したオブジェクトのみアクティブになります。複数のタイプのオブジェクト(マシン、グループ、サーバーなど)をアクティブにするには、オブジェクトのタイプごとにこの手順(「アクティブ化」ウィンドウを開き、特定のタブをクリックし、選択を行ってから「アクティブ化」をクリック)を実行する必要があります。

    Oracle Tuxedo管理コンソールに、「アクティブ化の進行状況」ウィンドウが表示されます。このウィンドウの詳細は、「アクティブ化の進行状況のモニター方法」を参照してください。

管理サーバーのみのアクティブ化

掲示板連絡プロセス(BBL)と特別掲示板連絡プロセス(DBBL)は、Oracle Tuxedo管理サーバーです。一般に、これらのサーバーは最初にアクティブ化されます。BBLのアクティブ化に失敗した場合、そのマシン上の他のサーバーはアクティブ化されません。DBBLのアクティブ化に失敗した場合は、アプリケーションのアクティブ化プロセス全体が失敗します。

次のように、アクティブ化をドメイン全体のBBLとDBBLに制限するか、選択したマシンのBBLとDBBLに制限するかを選択できます。

アクティブ化の進行状況のモニター方法

オブジェクトがアクティブ化されると、(図3-11に示す)「アクティブ化の進行状況」ウィンドウが表示されます。「アクティブ化の進行状況」ウィンドウは、アクティブ化プロセスのステータスを追跡します。次の操作を実行できます。

アクティブ化プロセス中に「アクティブ化の進行状況」ウィンドウを表示しない場合は、「終了」をクリックしてウィンドウを閉じます。アクティブ化プロセスはバックグラウンドで継続されます。

図3-11 「アクティブ化の進行状況」ウィンドウ

「アクティブ化の進行状況」ウィンドウ

注: または、選択したオブジェクトをアクティブにしないことに決めた場合は、「終了」をクリックしていつでもアクティブ化プロセスを終了できます。ただし、処理中の操作を終了すると予期しない結果が生じることがあるため、プロセスを完了してから不要なオブジェクトを非アクティブ化することをお薦めします。

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ドメインの非アクティブ化

Oracle Tuxedo管理コンソールでは、Oracle Tuxedoドメインのすべてまたは一部を非アクティブにできます。具体的には、次のものを非アクティブ化できます。

注: ブリッジを非アクティブにすることもできます。ブリッジの非アクティブ化の詳細は、「マシン間のブリッジの作成」を参照してください。

ドメインの非アクティブ化の方法

ドメインを非アクティブにするには、次の手順に従います。

  1. メニュー・バーで、「ツール」→「非アクティブ化」を選択します。(または、「非アクティブ化」ツールバー・ボタンをクリックするか、ツリー内のオブジェクトを右クリックしてクイック・メニューから「非アクティブ化」を選択できます。)
  2. Oracle Tuxedo管理コンソールに、「オブジェクトの非アクティブ化」ウィンドウが表示されます。「ドメイン」タブをクリックして、図3-12に示すようなドメイン情報を表示します。

    図3-12 「ドメインの非アクティブ化」タブ・ページ

    「ドメイン」タブ・ページには、次のオプションがあります。

    • 管理サーバーのみを非アクティブ化。(詳細は、「アプリケーション・サーバーのみの非アクティブ化」を参照してください。)
    • クライアントが存在しても強制的に非アクティブ化します。(詳細は、「非アクティブ化の強制」を参照してください。)
    • これらのオプションのいずれかを選択するには、チェック・ボックスをクリックします。(チェック・マークは、関連するアクションが非アクティブ化の一部として実行されることを示します。)

  3. ドメインの非アクティブ化プロセスを開始するには、「非アクティブ化」をクリックします。
  4. Oracle Tuxedo管理コンソールに、「非アクティブ化の進行状況」ウィンドウが表示されます。このウィンドウの詳細は、「非アクティブ化の進行状況のモニター方法」を参照してください。

クラス・オブジェクトの非アクティブ化の方法

クラス・オブジェクトを非アクティブにするには、次の手順に従います。

  1. メニュー・バーで、「ツール」→「非アクティブ化」を選択します。(または、「非アクティブ化」ツールバー・ボタンをクリックするか、ツリー内のオブジェクトを右クリックしてクイック・メニューから「非アクティブ化」を選択できます。)
  2. Oracle Tuxedo管理コンソールに、クラス固有の一連のタブ・ページを含む「オブジェクトの非アクティブ化」ウィンドウが表示されます(図3-13を参照)。タブをクリックして、非アクティブにするオブジェクトのタイプのページを表示します。

    「オブジェクトの非アクティブ化」ウィンドウには、次の表に示すように6つのタブ・ページがあります。

    タブの選択
    非アクティブ化ポリシーの選択対象
    ドメイン
    ドメイン全体。(「ドメインの非アクティブ化の方法」を参照してください。)
    マシン
    選択したマシンのリスト。
    グループ
    選択したグループのリスト。
    サーバー
    選択したサーバーのリスト。
    WSL
    選択したワークステーション・リスナーのリスト。
    WSH
    将来的に使用します。

  3. タブをクリックして非アクティブにするオブジェクトのタイプを選択し、次の段落の説明に従ってタブ・ページを編集します。
  4. 図3-13に示すように、すべてのクラス・オブジェクトの非アクティブ化タブ・ページには、次のリスト・ボックスがあります。

    • これらを非アクティブ化する。このリストにあるOracle Tuxedo管理コンソール・オブジェクトは非アクティブ化されます。
    • これらを非アクティブ化しない。このリストにあるOracle Tuxedo管理コンソール・オブジェクトは非アクティブ化されません。
    • 表示されているすべてのオブジェクトは、オブジェクト名の横に現在の状態が示されています。

      図3-13 「オブジェクトの非アクティブ化」ウィンドウ


      「オブジェクトの非アクティブ化」ウィンドウ

      非アクティブ化するオブジェクトを「これらを非アクティブ化する」リストに移動し、その他すべてのオブジェクトを「これらを非アクティブ化しない」リストに移動します。(オブジェクトをリスト(列)間で移動するには、オブジェクト名をハイライト表示し、表3-5に示すように2つの列の間にある矢印ボタンの1つをクリックします。)

      「マシン」タブ・ページには次のオプションもあります。

    • 管理サーバーのみを非アクティブ化(詳細は、「アプリケーション・サーバーのみの非アクティブ化」を参照してください。)
    • クライアントが存在しても強制的に非アクティブ化します。(詳細は、「非アクティブ化の強制」を参照してください。)
  5. 特定のタブのオブジェクトの非アクティブ化プロセスを開始するには、「非アクティブ化」をクリックします。
  6. 注: 「非アクティブ化」をクリックした場合は、すべてのタブではなく現在のタブ上の選択したオブジェクトのみ非アクティブになります。複数のタイプのオブジェクト(マシン、グループ、サーバーなど)を非アクティブにするには、オブジェクトのタイプごとにこの手順(「非アクティブ化」ウィンドウを開き、特定のタブをクリックし、選択を行ってから「非アクティブ化」をクリック)を実行する必要があります。

    Oracle Tuxedo管理コンソールに、「非アクティブ化の進行状況」ウィンドウが表示されます。このウィンドウの詳細は、「非アクティブ化の進行状況のモニター方法」を参照してください。

アプリケーション・サーバーのみの非アクティブ化

アプリケーション・サーバーは、UBBCONFIGファイルでユーザーが構成したユーザー定義またはOracle Tuxedo定義のサーバーです。アプリケーション・サーバーは、次のようにドメイン全体または選択したマシンに対してのみ非アクティブにできます。

「非アクティブ化の強制」も参照してください。

非アクティブ化の強制

クライアントがまだマシンに接続しているときにドメインまたはマシンのアプリケーション・サーバーを非アクティブにしようとした場合は、非アクティブ化が失敗します。

ただし、クライアントがまだ接続している場合でも、次のように非アクティブ化を強制できます。

非アクティブ化の進行状況のモニター方法

オブジェクトが非アクティブ化されると、(図3-14に示す)「非アクティブ化の進行状況」ウィンドウが表示されます。「非アクティブ化の進行状況」ウィンドウは、非アクティブ化プロセスのステータスを追跡します。次の操作を実行できます。

非アクティブ化プロセス中に「非アクティブ化の進行状況」ウィンドウを表示しない場合は、「終了」をクリックしてウィンドウを閉じます。非アクティブ化プロセスはバックグラウンドで継続されます。

図3-14 「非アクティブ化の進行状況」ウィンドウ

「非アクティブ化の進行状況」ウィンドウ

注: または、選択したオブジェクトを非アクティブにしないことに決めた場合は、「終了」をクリックしていつでも非アクティブ化プロセスを終了できます。ただし、処理中の操作を終了すると予期しない結果が生じることがあるため、プロセスを完了してからオブジェクトを再度アクティブ化することをお薦めします。

 


ツリー・オブジェクトの移行

Oracle Tuxedo管理コンソールを使用して、サーバー・グループとマシンを別のプロセッサに移行できます。これにより、元のマシンのメンテナンスをスケジュールできます。サービスのグループをマシン間で移動することもできます。これにより、元のマシンのメンテナンスをスケジュールできます。

注: サーバー・グループは、別の場所に移行できる最小単位です。

移行タスクを開始する前に

サーバー・グループとマシンを移行する前に、「移行」がドメインのオプションであり(ドメインの「システム・パラメータ」フォルダの「オプション」フィールドを参照)、バックアップ・マシンが指定されている必要があります(ドメインの「一般」フォルダの「マスター、バックアップ・マシン」フィールドを参照)。

サーバー・グループを移行する場合、データベース・ソフトウェアや、アプリケーションの実行に必要なその他のアプリケーション・ソフトウェアなどのすべてのパッケージを含め、移行先マシンの環境は移行元マシンの環境の複製とする必要があります。

「オブジェクトの移行」ウィンドウの表示

「オブジェクトの移行」ウィンドウを使用して移行するオブジェクトを選択します。「オブジェクトの移行」ウィンドウを表示するには、メニュー・バーで、「ツール」→「移行」を選択します。(または、「移行」ツールバー・ボタンをクリックするか、ツリー内の「グループ」オブジェクトを右クリックしてクイック・メニューから「移行」を選択できます。)

Oracle Tuxedo管理コンソールに、クラス固有の一連のタブ・ページを含む「オブジェクトの移行」ウィンドウが表示されます。タブをクリックして、移行するオブジェクトのタイプのページを表示します。

マシン間でのサーバー・グループの移行

マシン間でサーバー・グループを移行するには、次の手順に従います。

  1. 「オブジェクトの移行」ウィンドウを表示し、「グループの移行」フィールドのドロップダウン・メニューを使用して、移動するサーバー・グループの名前を選択します。
  2. サーバー・グループが現在置かれているマシン(移行元)の名前を「移行元マシン」フィールドに入力します。
  3. サーバー・グループを移行するマシン(移行先)の名前を「移行先マシン」フィールドに入力します。
  4. 「移行」をクリックします。「移行の進行状況」ウィンドウが表示されます。このウィンドウの詳細は、「移行の進行状況のモニタリング」を参照してください。

次の手順は、実行しているアプリケーションによってまったく異なります。整然と移行するためには、キューの排出、グループの停止、データベース・ベンダーによって提供されているツールを使用したデータベースの移行などが必要な場合があります。

マシン間でのすべてのサーバーの移行

マシン間ですべてのサーバーを移行するには、次の手順に従います。

  1. 「オブジェクトの移行」ウィンドウを表示し、サーバーの移行元のマシンの名前を「サーバーの移行元」フィールドに入力します。
  2. サーバーを移行するマシン(移行先)の名前を「移行先マシン」フィールドに入力します。
  3. 「移行」をクリックします。「移行の進行状況」ウィンドウが表示されます。

次の手順は、実行しているアプリケーションによってまったく異なります。整然と移行するためには、キューの排出、グループの停止、データベース・ベンダーによって提供されているツールを使用したデータベースの移行などが必要な場合があります。

移行の進行状況のモニタリング

オブジェクトが移行されるときに、「移行の進行状況」ウィンドウが表示されます。「移行の進行状況」ウィンドウは、移行プロセスのステータスを追跡します。次の操作を実行できます。

移行プロセス中に「移行の進行状況」ウィンドウを表示しない場合は、「終了」をクリックしてウィンドウを閉じます。移行プロセスはバックグラウンドで継続されます。

注: または、選択したオブジェクトを移行しないことに決めた場合は、「終了」をクリックしていつでも移行プロセスを終了できます。ただし、処理中の操作を終了すると予期しない結果が生じることがあるため、プロセスを完了してから不要なオブジェクトを元のマシンに再び移行することを検討してください。

 


マスター・マシンとバックアップ・マシンのスワップ

1台のマシンをマスターとして指定し、2台目のマシンをバックアップとして指定した場合は、どちらのマシンからでもOracle Tuxedoアプリケーションの実行を選択できます。たとえば、マスターからバックアップにアプリケーションをスワップして、マスター・マシンでダウンタイム・メンテナンスを実行できます。または、アプリケーションの実行中にマスター・プロセッサが他のプロセッサへの仮想回線を失った場合は、バックアップ・マシンにログインできます。バックアップ・ノードでDBBLを起動し、アプリケーションの実行を継続できます(ただし、状態は低下する可能性があります)。

マスター・マシンとバックアップ・マシンの設定

マシンをスワップするには、システムのマスター・ノードとバックアップ・ノードとして機能するマシンの名前を設定する必要があります。マスター・マシンとバックアップ・マシンは次のいずれかの方法で設定できます。

「マスター、バックアップ・マシン」フィールドの詳細は、「ドメイン・リソースの構成(T_DOMAINクラス)」「マスター・マシン(TA_MASTER)」の項と「マシンの構成(T_MACHINEクラス)」「マシン・ロール(TA_ROLE)」の項を参照してください。

マシン間でOracle Tuxedoドメインをスワップするには、次の手順に従います。

  1. ツリーでドメインを選択します。
  2. 右クリックしてクイック・メニューから「マスターのスワップ」を選択します。(この操作を行うには、1台のマシンをマスターとして指定し、2台目のマシンをバックアップとして指定してある必要があります。)
  3. 管理コンソールに、スワップが成功したかどうかを示す確認ウィンドウが表示されます。

 


マシンのクリーニング

使用不能なパーティション化されたマシンを起動済マシンのリストから削除するか、マシンがまだパーティション化されていない場合に使用不能なクライアントとサーバーをチェックすることで、マシンをクリーニングできます。

「消去」を選択して指定したマシン上の掲示板を消去して再起動するか、その掲示板を必要とする可能性のあるサーバーをクリーンアップします。対象のマシンがパーティション化されている場合は、そのマシンで実行中として識別されているプロセスとサービスのエントリがすべての非パーティション化掲示板から削除されます。

場合によっては、マシンのクリーニングが必要なことがあります(たとえば、ネットワークがダウンした場合や、クライアントまたはサーバーが強制終了された場合)。クリーニング操作には次の効果があります。

マシンがパーティション化されている場合、マシンで実行中として識別されているプロセスとサービスのエントリは、非パーティション化掲示板から削除されます。マシンがパーティション化されていない場合、再起動またはクリーンアップできないプロセスまたはサービスは削除されます。

パーティション化されたマシンをクリーニングする場合に、そのマシンがまだ実行中の場合は、Oracle Tuxedoシステム・アプリケーションとプロセスを強制終了し、Oracle Tuxedoシステム・アプリケーションの共有メモリー、セマフォおよびメッセージ・キューを手動で削除する必要があります。多くの場合、再起動する方が高速です。

マシンのクリーニング方法

マシンをクリーニングするには、次の手順に従います。

  1. ツリーでマシンを選択します。
  2. クイック・メニューから「消去」を選択します(右クリック)。
  3. 「消去」操作が成功したかどうかを示すメッセージが表示されます。

 


サービスの通知、通知取消し、一時停止および再開

表3-6に示す次のサービス関連操作を実行できます。

表3-6 サービス関連操作
次を行うには...
次を実行できます...
サービスを使用可能にする
サービスを通知します
現在通知されているサービスを使用不能にする
サービスの通知を取り消します
アプリケーションがサービスにアクセスできないようにする
サービスを一時停止します
一時停止したサービスをアプリケーションで使用可能にする
サービスを再開します

サービスの通知

(既存のサービスまたはサービス・デフォルト・オブジェクトから)サービスを通知するには、次の手順を実行します。

  1. ツリーで、通知するサービスを含むサーバーを選択します。
  2. クイック・メニューから「通知」を選択します(右クリック)。
  3. 図3-15に示すような「サービスの通知」ウィンドウが表示されます。

    図3-15 「サービスの通知」ウィンドウ


    「サービスの通知」ウィンドウ

  4. 通知するサービスの名前を「サービス名」フィールドに入力します。
  5. オプションで、サービス・リクエストを処理するプログラム関数の名前を関数名フィールドに入力します。関数名は、サービス・リクエストを受信できる関数の1つである必要があります(「buildserver(1)」を参照)。このフィールドを空白のままにした場合は、「サービス名」フィールドのエントリが関数名として使用されます。
  6. 「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じ、サービスを通知します。
  7. 「通知」操作が成功したかどうかを示す確認メッセージが表示されます。

サービスの通知取消し

現在通知されているサービスを使用不能にするには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、通知を取り消すサービスを含むサーバーを選択します。
  2. クイック・メニューから「通知取消し」を選択します(右クリック)。

サービスの一時停止

サービスを一時停止するには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、一時停止するサービスを選択します。
  2. クイック・メニューから「一時停止」を選択します(右クリック)。
  3. 「一時停止」に成功すると、「リクエストした変更の結果」メニューが表示されます。

    サービスを一時停止できない場合は、理由を示すエラー・メッセージが表示されます。

一時停止したサービスの再開

一時停止したサービスを再びアクティブにするには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、再開する一時停止したサービスを選択します。
  2. クイック・メニューから「再開」を選択します(右クリック)。
  3. 再アクティブ化が成功したかどうかを示す「リクエストした変更の結果」ウィンドウが表示されます。

 


クライアントの一時停止、再開および強制終了

表3-7に示すクライアントのクイック・メニューを使用して、次のクライアント関連タスクを実行できます。

表3-7 クライアント関連タスク
次を行うには...
次を実行できます...
クライアントがアプリケーションにアクセスできないようにする
クライアントを一時停止します
一時停止したクライアントが再びアプリケーションにアクセスできるようにする
クライアントを再開します
Oracle Tuxedoアプリケーションからクライアントを削除する
クライアントを強制終了します

クライアントの一時停止

クライアントを一時的に分離するには、そのクライアントを一時停止します。

クライアントを一時停止するには、次の手順に従います。

  1. ツリーでクライアントを選択します。
  2. クイック・メニューから「一時停止」を選択します(右クリック)。
  3. 一時停止に成功した場合は、Oracle Tuxedo管理コンソールに「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示され、ツリーに一時停止クライアント・アイコンが表示されます。

    クライアントを一時停止できない場合は、Oracle Tuxedo管理コンソールにエラー・メッセージが表示されます。

クライアントを一時停止すると、クライアントは次のタスクを実行できなくなります。

トランザクション内のクライアントは、一時停止時の現在のトランザクションを中断またはコミットするまで、これらの呼出しを行うことができます。

一時停止したクライアントの再開

一時停止したクライアントを再びアクティブにするには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、再開する一時停止したクライアントを選択します。
  2. クイック・メニューから「再開」を選択します(右クリック)。
  3. Oracle Tuxedo管理コンソールに、再アクティブ化が成功したかどうかを示す「リクエストした変更の結果」ウィンドウが表示されます。

クライアントの強制終了

クライアントを強制終了(中断の形で切断)して、Oracle Tuxedoアプリケーションから削除できます。クライアントの強制終了に推奨される方法は次のとおりです。

  1. 目的のクライアントを一時停止します。(クライアントの一時停止の詳細は、「クライアントの一時停止」を参照してください。)
  2. ツリーで、一時停止したクライアントを選択し、クイック・メニューから「強制終了」を選択します(右クリック)。
  3. 中断の形での切断に成功した場合は、「リクエストした変更の結果」ウィンドウが表示され、クライアント・アイコンが使用不能(Xの付いたアイコン)として表示されます。使用不能な項目をツリー・ビューから削除するには、クイック・メニューの「消去」オプションを使用する必要があります。

    クライアントを強制終了できない場合は、理由を示すエラー・メッセージが表示されます。Oracle Tuxedo管理コンソール・プロセスは自身の強制終了を拒否しますが、1つのOracle Tuxedo管理コンソール・プロセスを使用して別のOracle Tuxedo管理コンソール・プロセスを強制終了することはできます。

    プラットフォームやシグナルの制約により、アプリケーションがクライアントを強制終了できない場合があります。この場合、ネイティブ・クライアントは次回のApplication-to-Transaction Manager Interface (ATMI)へのアクセス時に中断の形で終了し、ワークステーション・ハンドラ(WSH)へのワークステーション・クライアント接続は直ちに切断されます。そのWSHに接続しているすべてのクライアントへの接続は終了します。

 


ワークステーション・ハンドラの一時停止、再開および強制終了

クライアントのクイック・メニューを使用して、表3-8に示すワークステーション・ハンドラ関連タスクを実行できます。

表3-8 ワークステーション・ハンドラ関連タスク
次を行うには...
次を実行できます...
クライアントがワークステーション・ハンドラにアクセスできないようにする
ワークステーション・ハンドラを一時停止します
一時停止したワークステーション・ハンドラをクライアントで使用可能にする
ワークステーション・ハンドラを再開します
Oracle Tuxedoアプリケーションからワークステーション・ハンドラを削除する
ワークステーション・ハンドラを強制終了します

ワークステーション・ハンドラの一時停止

特定のワークステーション・ハンドラに接続しているクライアントを一時的に分離するには、そのワークステーション・ハンドラを一時停止します。ワークステーション・ハンドラを一時停止すると、そのワークステーション・ハンドラに接続しているクライアントは次のタスクを実行できなくなります。

また、一時停止したワークステーション・ハンドラは新しいクライアント接続を受け入れません。

注: 一時停止時にトランザクションに関与していたワークステーション・ハンドラは、トランザクションが中断またはコミットされるまで実際には一時停止されません。

ワークステーション・ハンドラの一時停止

ワークステーション・ハンドラを一時停止するには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、一時停止するワークステーション・ハンドラを選択します。
  2. クイック・メニューから「一時停止」を選択します(右クリック)。
  3. 一時停止に成功すると、「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示されます。ワークステーション・ハンドラ・アイコンが変更され、一時停止状態が示されます。

    ワークステーション・ハンドラを一時停止できない場合は、理由を示すエラー・メッセージが表示されます。

一時停止したワークステーション・ハンドラの再開

一時停止したワークステーション・ハンドラを再びアクティブにするには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、再開するワークステーション・ハンドラを選択します。
  2. クイック・メニューから「再開」を選択します(右クリック)。
  3. 再アクティブ化が成功したかどうかを示す「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示されます。

ワークステーション・ハンドラの強制終了

ワークステーション・ハンドラを強制終了(中断の形で切断)して、Oracle Tuxedoアプリケーションから削除できます。ワークステーション・ハンドラの強制終了に推奨される方法は次のとおりです。

  1. 目的のワークステーション・ハンドラを一時停止します。
  2. ツリーで、一時停止したワークステーション・ハンドラを選択します。
  3. クイック・メニューから「強制終了」を選択します(右クリック)。
  4. 中断の形での切断に成功した場合は、「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示され、クイック・メニューの「消去」オプションで消去するまでオブジェクトが使用不能(Xの付いたアイコン)として表示されます。そのワークステーション・ハンドラに接続しているすべてのクライアントへの接続は終了します。

    ワークステーション・ハンドラを強制終了できない場合は、理由を示すエラー・メッセージが表示されます。アプリケーションは、プラットフォームまたはシグナリングの制約によりワークステーション・ハンドラを強制終了できない場合があります。この場合は、ワークステーション・ハンドラへのワークステーション・クライアント接続は直ちに切断されます。

 


アプリケーション・キュー・スペースのオープンとクローズ

Oracle Tuxedo管理コンソールを使用して、共有メモリーの割当てと初期化、および共有メモリーとその他のIPCリソース(メッセージ・キューやセマフォなど)の削除を行うことができます。これらの機能を実行するオプションは、「オープン」と「クローズ」です。

アプリケーション・キュー・スペースのオープン

アプリケーション・キュー・スペースをオープンするには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、アプリケーション・キュー・スペースを選択します。
  2. クイック・メニューから「オープン」を選択します(右クリック)。
  3. アプリケーション・キュー・スペースが正常にオープンされたかどうかを示すメッセージが表示されます。

アプリケーション・キュー・スペースのクローズ

アプリケーション・キュー・スペースをクローズするには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、アプリケーション・キュー・スペースを選択します。
  2. クイック・メニューから「クローズ」を選択します(右クリック)。
  3. アプリケーション・キュー・スペースが正常にクローズされたかどうかを示すメッセージが表示されます。

 


アプリケーション・キュー・メッセージの削除

アプリケーション・キュー・メッセージを保持する必要がなくなった場合は、キュー・スペースから削除できます。

アプリケーション・キュー・メッセージの削除

アプリケーション・キュー・メッセージを削除するには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、削除するキュー・メッセージを選択します。(削除するメッセージはACTIVE状態である必要があります。)
  2. クイック・メニューから「削除」を選択します(右クリック)。
  3. アプリケーション・キュー・トランザクションが正常に削除されたかどうかを示す「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示されます。

 


トランザクションの中断

トランザクションを完了前に停止する必要がある場合は、トランザクションを中断できます。そのトランザクションの結果として変更されたデータは、トランザクションの開始時の値にロールバックされます。トランザクションは、ACTIVE、ABORTONLYまたはCOMCALLED状態である必要があります。

注意: データのロールバックに成功しないリスクがわずかにあります。プロセスの初期にトランザクションを中断することで、リスクを最小限に抑えることができます。

トランザクションを中断するには、次の手順に従います。

  1. ツリーでトランザクションを選択します。
  2. クイック・メニューから「中断」を選択します(右クリック)。
  3. トランザクションが正常に中断されたかどうかを示す「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示されます。

トランザクションを中断できない場合は、理由を示すエラー・メッセージが表示されます。

 


マシン間のブリッジの作成

ブリッジは、マルチプロセッサ・ドメイン内の2台のマシン間の接続またはリンクです。Oracle Tuxedo管理コンソールから、次のタスクを実行できます。

ブリッジの作成

2台のマシン間にブリッジを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ツリー内のマシンを右クリックし、クイック・メニューで「接続」を選択して「接続」ウィンドウを表示します。
  2. 「接続」ウィンドウで、接続先のマシンの論理マシン識別子(LMID)を入力します。
  3. LMIDは、ツリー内でマシンを識別する2つの文字列(/で区切られます)の最初の文字列です。2つ目の文字列は、物理マシンID (PMID)です。たとえば、ツリー内のマシン・クラスにSITE1/rcuw9というエントリが含まれているとします。この場合、LMIDはSITE1で、PMIDはrcuw9です。

  4. 「OK」をクリックしてウィンドウを閉じ、ブリッジを作成します。
  5. Oracle Tuxedo管理コンソールに、ブリッジが正常に作成されたかどうかを示すメッセージが表示されます。その場合、ブリッジは2つのサイトに接続します。

ブリッジの一時停止

ブリッジを一時停止するには、次の手順に従います。

  1. ツリーでブリッジを選択します。
  2. クイック・メニューから「一時停止」を選択します(右クリック)。
  3. Oracle Tuxedo管理コンソールに、ブリッジが正常に一時停止されたかどうかを示すメッセージが表示されます。

一時停止したブリッジの再開

ブリッジを再開するには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、一時停止したブリッジを選択します。
  2. クイック・メニューから「再開」を選択します(右クリック)。
  3. Oracle Tuxedo管理コンソールに、ブリッジが正常に再開したかどうかを示すメッセージが表示されます。

ブリッジの非アクティブ化

ブリッジを非アクティブにするには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、アクティブなブリッジを選択します。
  2. クイック・メニューから「非アクティブ化」を選択します(右クリック)。
  3. Oracle Tuxedo管理コンソールに、ブリッジが正常に非アクティブ化されたかどうかを示すメッセージが表示されます。

 


セキュリティ管理

Oracle Tuxedo管理コンソールACLオブジェクトでアプリケーション・セキュリティを管理できます。Oracle Tuxedo管理コンソールでは、新規ACLグループの作成、ACLの構成パラメータとACLプリンシパルの設定を行うことができます。ドメインACLでは、ドメイン全体へのアクセスも制御できます。

<a name="N_ACLGROUP"></a>

ACLグループの作成

新規ACLグループを作成するには、「新規オブジェクトの作成」フォームを表示し、フィールドに値を入力します。

  1. ツリーで「ACLグループ」フォルダを右クリックし、クイック・メニューから
    「新規」を選択します。
  2. 「新規オブジェクトの作成」ウィンドウが表示されます。

  3. フィールドに値を入力します。
    • グループ名
    • グループID
  4. 「作成」をクリックしてウィンドウを閉じ、新規ACLグループを作成します。
  5. (または、「取消」をクリックして新しいグループを作成せずにウィンドウを閉じます。)

 


Tuxedo CORBAリソースの管理

Oracle Tuxedoシステム・リソースには、Oracle Tuxedoクライアントおよびサーバー・アプリケーションで使用されるCORBAインタフェース、CORBAインタフェース・キューおよびCORBAファクトリが含まれます。Oracle Tuxedo管理コンソールを使用して、実行時に次のようにOracle Tuxedoリソースを管理できます。

インタフェースの一時停止と再開

実行時に、CORBAインタフェースに対して表3-9に示すアクションを実行できます。

表3-9 インタフェースの一時停止と再開
次を行うには...
次を実行できます...
クライアントがアプリケーション上のインタフェースにアクセスできないようにする
インタフェースを一時停止します
クライアントがアプリケーション上のインタフェースにアクセスできるようにする
インタフェースを再開します

CORBAインタフェースの一時停止

インタフェースを一時的に分離するには、そのインタフェースを一時停止します。

インタフェースを一時停止するには、次の手順に従います。

  1. ツリーでインタフェース・オブジェクトを選択します。
  2. クイック・メニューから「一時停止」を選択します(右クリック)。

一時停止に成功した場合は、Oracle Tuxedo管理コンソールに「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示され、ツリーにインタフェースが一時停止として表示されます。

注: インタフェースを一時停止できない場合は、Oracle Tuxedo管理コンソールにエラー・メッセージが表示されます。

一時停止したCORBAインタフェースの再開

一時停止したインタフェースを再びアクティブにするには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、一時停止したインタフェース・オブジェクトを選択します。
  2. クイック・メニューから「再開」を選択します(右クリック)。
  3. Oracle Tuxedo管理コンソールに、再アクティブ化が成功したかどうかを示す「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示されます。

インタフェース・キューの一時停止と再開

実行時に、CORBAインタフェース・キューに対して表3-10に示すアクションを実行できます。

表3-10 インタフェース・キューの一時停止と再開
次を行うには...
次を実行できます...
クライアントがアプリケーション上のインタフェース・キューにアクセスできないようにする
インタフェース・キューを一時停止します
クライアントがアプリケーション上のインタフェース・キューにアクセスできるようにする
インタフェース・キューを再開します

CORBAインタフェース・キューの一時停止

インタフェース・キューを一時的に分離するには、そのインタフェース・キューを一時停止します。

CORBAインタフェース・キューを一時停止するには、次の手順に従います。

  1. ツリーでインタフェース・キューを選択します。
  2. クイック・メニューから「一時停止」を選択します(右クリック)。
  3. 一時停止に成功した場合は、Oracle Tuxedo管理コンソールに「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示され、ツリーにインタフェース・キューが一時停止として表示されます。

    インタフェースを一時停止できない場合は、Oracle Tuxedo管理コンソールにエラー・メッセージが表示されます。

一時停止したCORBAインタフェース・キューの再開

一時停止したCORBAインタフェース・キューを再びアクティブにするには、次の手順に従います。

  1. ツリーで、一時停止したインタフェース・キューを選択します。
  2. クイック・メニューから「再開」を選択します(右クリック)。

Oracle Tuxedo管理コンソールに、再アクティブ化が成功したかどうかを示す「リクエストした変更の結果」ダイアログ・ボックスが表示されます。

ファクトリの属性の表示

Oracle Tuxedo管理コンソールでは、Oracle Tuxedo CORBAファクトリ情報の表示のみ可能です。ファクトリに構成変更を加えることや、新規ファクトリを作成することはできません。構成ツール・ペインを使用して、ファクトリのインタフェース名、ファクトリIDおよびオブジェクトの状態を表示できます。

 


システム・イベントのモニタリング

Oracle Tuxedo管理コンソールを使用して、システム・イベントをモニターおよび追跡できます。次の各項では、次の目的にOracle Tuxedo管理コンソールを使用する方法を説明します。

システム統計の表示

Oracle Tuxedo管理コンソールを使用して、「統計ツール」ウィンドウで管理クラス・オブジェクトの現在の統計を表示できます。

「統計ツール」ウィンドウの表示

「統計ツール」ウィンドウは、ドメイン、マシン、サーバー、サービスおよびクライアントの統計を表示します。「統計ツール」ウィンドウを表示するには、メニュー・バーで「ツール」→「統計」を選択するか、「統計」ツールバー・ボタンをクリックします。図3-16に示すように、Oracle Tuxedo管理コンソールに「統計ツール」ウィンドウが表示されます。

統計ツールには、「ドメイン」タブ・ページがデフォルトで表示されます。タブをクリックして、リストされている他の任意の管理クラス・オブジェクトの統計を表示できます。「ドメイン」タブには、ドメイン内の次の管理クラスの統計が表示されます。

表3-11に、「統計ツール」ウィンドウのパーツをリストします。

表3-11 「統計ツール」ウィンドウのパーツ
パーツ
説明
「選択」ボタン
統計が使用可能なすべてのオブジェクトのリストを示す「オブジェクトの選択」ダイアログ・ボックスを表示します。
「保留」ボタン
統計の更新を一時的に停止します。更新を再開するまで棒グラフは変更されません。「保留」ボタンのラベルは、「再開」という単語で置換されます。
「再開」ボタン
統計の更新を再開します。統計が更新されると、棒グラフは変化する統計の表示を開始します。ボタンのラベルは再び「保留」になります。
「リフレッシュ」フィールド
統計の更新レートを制御します。間隔は秒単位で指定します。
タブ・ページ
特定の管理クラス(ドメイン、マシン、サーバー、サービスおよびクライアント)の統計を表示します。
棒グラフ
管理オブジェクトの統計の3次元または2次元棒グラフを表示します。
色キー
棒グラフに表示される特定の統計の色とラベルをリストします。

リフレッシュ速度の変更

Oracle Tuxedo管理コンソールは、一定間隔で統計を更新します。この間隔は、統計ツール・ウィンドウの上部にある「リフレッシュ」フィールドで指定できます。間隔値は、リフレッシュ操作の間隔を秒単位で表します。統計のリフレッシュのデフォルト間隔は60秒です。

統計の更新を一時停止するには、「リフレッシュ」フィールドにゼロを入力します。統計の更新を再開するには、ゼロよりも大きい数字を入力します。「リフレッシュ」フィールドにゼロを入力するとき、「保留」ボタンのラベルは再び「再開」になります。ゼロよりも大きい数字を入力するとき、「再開」ボタンは再び「保留」に切り替わります。

棒グラフ・ビューの変更

タブ・ページ上の統計は、2次元または3次元棒グラフとして表示できます。この2つのタイプのグラフ間を切り替えるには、次の手順に従います。

  1. 棒グラフ・イメージにカーソルを置きます。
  2. マウスの左ボタンを押したまま、棒グラフ内でカーソルを移動します。
  3. ボタンを離して、目的の棒グラフ・タイプを選択します。

詳細な統計の表示

Oracle Tuxedo管理コンソールでは、クラス内のすべての使用可能オブジェクトの統計を表示できます。統計ツール・ウィンドウの下部にあるステータス行には、現在統計が表示されているクラス・オブジェクトの数と、統計が使用可能なこのタイプのオブジェクトの総数が表示されます。図3-16には、 [Domain] Displaying: 5 Total: 5と表示されています。この行は、5つの可能なオブジェクトのうち5つすべてに対して統計が表示されていることを示しています。

「オブジェクトの選択」ダイアログ・ボックスを使用して、使用可能な他の管理オブジェクトを選択し、それらの統計を表示できます。このダイアログ・ボックスを表示するには、統計ツール・ウィンドウの(左上にある)「選択」をクリックします。次の例に示すように、「オブジェクトの選択」ダイアログ・ボックスに、統計を表示可能な管理オブジェクトがリストされます。

「統計ツール」ウィンドウ

リストから1つ以上の項目を選択するには、項目をハイライト表示します。「OK」をクリックして選択した項目の統計を表示し、「オブジェクトの選択」ダイアログ・ボックスを閉じます。選択項目の統計を表示し、さらに選択するために「オブジェクトの選択」ダイアログ・ボックスを開いたままにする場合は、「適用」をクリックします。

<a name="EVENT"></a>

システム・イベントの表示

システム・イベント・ブローカ・サーバー(TMSYSEVT)が構成されている場合は、Oracle Tuxedo管理コンソールを使用してシステム生成イベントをモニターできます。

イベント・ツールを介してシステム・イベントを表示するには、次の手順に従います。

  1. メニュー・バーで「ツール」→「イベント」を選択するか、「イベント」ツールバー・ボタンをクリックします。
  2. 図3-17 初期のイベント・ツール・ウィンドウのサンプル


    初期のイベント・ツール・ウィンドウのサンプル

表3-12に示すように、このウィンドウの上部にあるメニュー・バーには4つのオプションがあります。

表3-12 オプション
このボタンを選択します. . .
次を行うには. . . 
サブスクライブ
指定したシステム・イベントの通知をリクエストします。
サブスクライブ解除
指定したシステム・イベントの通知を拒否します。
スナップショット
イベント・ツールに現在保持されているデータのレコードを作成します。
フォーマットの選択
フォーマット・オプション・ダイアログ・ボックスを表示して、イベント・ツールで収集される情報のパラメータを選択します。図3-18を参照してください。
「終了」ボタン
イベント・ツール・ウィンドウを閉じます。
「ヘルプ」ボタン
このウィンドウに関するヘルプを表示します。

  1. イベント・ツール画面のフォーマットを設定するには、「フォーマットの選択」をクリックしてイベント・ツール・フォーマット・オプション・ウィンドウを表示します。選択ボックスをクリックして目的のオプションを選択し(チェック・マークを付け)、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じ、変更を適用します。
  2. 図3-18 イベント・ツール・フォーマット・オプション・ウィンドウ


    イベント・ツール・フォーマット・オプション・ウィンドウ

  3. 必要に応じてフォーマット・オプションを設定した後で、「サブスクライブ」、「サブスクライブ解除」および「スナップショット」オプションを必要に応じて使用します。
  4. 「終了」をクリックしてイベント・ツール・ウィンドウを閉じます。

<a name="ULOG"></a>

ULOGファイルの表示

Oracle Tuxedo管理コンソールを使用して、アクティブなドメイン内の選択したマシンからULOGファイルを表示できます。ログファイル・ツール・ウィンドウを使用してULOGファイルを表示します。

ログファイル・ツール・ウィンドウの表示

ログファイル・ツール・ウィンドウを表示するには、メニュー・バーで「ツール」→「ログ・ファイル」を選択するか、「ログ・ファイル」ツールバー・ボタンをクリックします。「ログ・ファイル」ボタンでは、アクティブなドメインの特定のマシンのULOGファイルが表示されます。

ログファイル・ツール・ウィンドウを図3-19に示します。ログファイル・ツールには、最初は空白の表示領域、ドロップダウン・リスト・ボックスおよびいくつかのボタンが表示されます。次の表で、ログファイル・ツール・ウィンドウのコンポーネントについて説明します。

パーツ
説明
ドロップダウン・メニュー
ログ・ファイルを表示できるノードのスクロール可能なリストを含みます。
「フォーマットの選択」ボタン
ログ・ファイル内の必要な情報のタイプとその表示方法を指定できる「フォーマットの選択」ポップアップ・ダイアログ・ボックスを起動します。
「スナップショット」ボタン
表示されている特定のログからレコードを取得します。
プラス記号ボタン
他のログファイル機能関連ボタンを呼び出します。
「終了」ボタン
ログファイル・ツールを閉じます。
「ヘルプ」ボタン
このウィンドウに関するヘルプを表示します。

ULOGファイルを表示するマシンの選択

特定のオブジェクトのULOGファイルを表示するには、ウィンドウの左上にあるドロップダウン・メニューからマシンを選択します。(メニューを表示するには、下矢印の上でマウスの左ボタンを押し続けます。メニュー項目を選択するには、カーソルをドラッグしてメニュー項目をハイライト表示し、マウス・ボタンを離します。)図3-19に示すように、ログファイル・ツールに選択したマシンのULOGファイルが表示されます。

図3-19 ログファイル・ツール・ウィンドウのサンプルULOGファイル

ログファイル・ツール・ウィンドウのサンプルULOGファイル

ULOGファイルのスナップショットの取得

表示されたULOGファイルのレコードを保存するには、ログファイル・ツール・ウィンドウの「スナップショット」をクリックします。

ULOGファイルのフォーマットの設定

ULOG表示のフォーマットを変更するには、次の手順に従います。

  1. ログファイル・ツール・ウィンドウで「フォーマットの選択」をクリックします。
  2. 図3-20に示すようなログファイル形式ウィンドウが表示されます。

    図3-20 ログファイル形式オプション・ウィンドウ


    ログファイル形式オプション・ウィンドウ

  3. チェック・ボックスをクリックして、フォーマット・オプションを有効または無効にします。(チェック・マークは、オプションが選択されていることを示します。)
  4. 「OK」をクリックしてウィンドウを閉じ、変更を保存します。

ログファイル・ツールのオプションのカスタマイズ

図3-21に示すように、ログファイル・ツールには追加のオプションがあります。ログファイル・ツールを最初に起動したときには、ログファイル・ツール・ウィンドウの左上に1行のボタンのみ表示されます。追加のログファイル・ツール・オプションを表示するには、プラス(+)記号ボタンをクリックします。表示される6つのフィールドで、ULOGファイルを選択し、表示するパーツを指定できます。

表3-13に、、ログファイル・ツール・オプションのカスタマイズ方法を示します。

表3-13 、ログファイル・ツール・オプションのカスタマイズ
次を使用します. . .
次を行うには. . . 
「メッセージ・タイプ」スクロール可能メニュー
表示するメッセージのタイプ(エラー・メッセージや警告など)を選択します。
「日付」フィールド
表示するULOGファイルの日付を指定します。デフォルトでは、(サーバー上の)現在の日付のULOGファイルが表示されます。
「フィルタ」フィールド
このフィールドで指定した文字列と一致する(「初期ダウンロード・レコード数」フィールドでリクエストする行セット内の)エントリのサブセットをリクエストします。
「検索」フィールド
レコードに出現する文字列を照合することで、(ULOGファイルの表示中の部分で)特定のレコードを探します。照合する文字列をこのフィールドに入力します。
「初期ダウンロード・レコード数」フィールド
ULOGファイルのダウンロード時に表示するレコード数を指定します。(デフォルトは100です。)
「ビューの最大行数」フィールド
特定の時点でウィンドウに表示できる最大行数を指定します。(デフォルトは1000です。)

図3-21 すべてのオプションが表示されたログファイル・ツール

すべてのオプションが表示されたログファイル・ツール


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