Oracle Tuxedoシステムには、セキュリティ、パフォーマンスおよび簡便性の目的でクライアントをワークステーション上で実行する必要のある機能が含まれます。ネットワーク管理者は、ワークステーション・クライアントの制御に必要な環境を定義できます。Oracle Tuxedo管理コンソール・ワークステーション・オブジェクトでは、複数のワークステーションからアプリケーションへのアクセスを制御するために必要な情報を指定できます。
これらのワークステーション・オブジェクトは、Oracle Tuxedo管理コンソールのツリー・ビューで次のカテゴリにグループ化されています。
新しいワークステーション・リスナーを定義し、アクティブなワークステーション・ハンドラに関する情報を取得できます。
ワークステーション・リスナー(WSL)では、ワークステーション・グループ、構成およびWSLサーバー・プロセスの実行時属性を管理できます。
<a name="N_WSL"></a>
<a name="WSL_NewObjectForm"></a>
新しいワークステーション・リスナー(WSL)を作成するには、次の手順に従います。
<a name="T_WSL"></a>
WSLを構成するには、ツリー・ビューで「WSリスナー」を選択します。タブ・ページのフィールドに値を入力します。構成ツール・ペインには、ワークステーション・リスナー属性を構成するための「一般」、「オプション」、「システム・パラメータ」および「統計」タブ・ページがあります。
<a name="C_WSL"></a>
<a name="WSL_GeneralTabPage"></a>
<a name="13026"></a> <a name="12207"></a>
1から30文字の文字列。文字列にアスタリスク(*)、カンマまたはコロンを含めることはできません。
<a name="12195"></a>
このフィールドには、アプリケーション内のワークステーション・リスナーの状態が表示されます。ワークステーション・リスナーは、デフォルト・サーバー・クラスに対して定義されているいずれかの状態になります。
<a name="13023"></a> <a name="12194"></a>
<a name="12205"></a>
ワークステーション・リスナーに対してワークステーション・ハンドラ・サービスを供給する実行可能ファイルの名前。デフォルト値は、システム提供のワークステーション・ハンドラに対応するWSH
です。ワークステーション・ハンドラは、buildwsh(1)
コマンドを使用してカスタマイズできます。
<a name="13025"></a> <a name="12200"></a>
WSLプロセスがリスニング用アドレスとして使用する完全なネットワーク・アドレス。WSLのリスニング用アドレスは、アプリケーションに参加しているワークステーション・クライアント・プロセスの通信手段となります。
文字列の形式が0xhex-digits
または\\xhex-digits
の場合は、偶数の有効な16進数を含める必要があります。このような形式の文字列は、指定された文字列の16進数表現を含む文字配列に内部変換されます。
形式1の場合、ブリッジではローカルの名前解決機能(通常はDNS)を使用してhostname
のアドレスが検索されます。hostname
はブリッジが存在するマシンのアドレスに明確に解決される必要があります。
形式2の場合、#.#.#.#
にはドット区切りの10進数を指定します。ドット区切りの10進数形式では、それぞれの#
に0から255の数字を指定します。このドット区切りの10進数は、ローカル・マシンのIPアドレスを表します。
いずれの形式でも、port_number
には、ブリッジが受信リクエストをリスニングするTCPポート番号を指定します。port_number
の値には、0から65535の数字または名前を指定します。port_number
に指定する名前は、ローカル・マシンのネットワーク・サービス・データベース内に存在する名前でなければなりません。
アドレスは、文字0x
を先頭に付けて16進数形式でも指定できます。最初の0x
の後の各文字は、0から9までの数値またはAからFまでの文字です(大文字と小文字は区別されません)。16進数形式は、IPX/SPXやTCP/IPなどの任意のバイナリ・ネットワーク・アドレスに便利です。
アドレスは、任意の文字列(最大78文字)として指定することもできます。たとえば、STARLANネットワークでは文字列アドレスが使用されます。
TDomainを実行するローカル・マシンがTCP/IPアドレッシングを使用していて、アドレスは155.2.193.18
で、backup.company.com
という名前になっているとします。さらに、TDomainがリクエストを受け付けるポート番号は2334
であるとします。このポート番号2334
は、bankapp-wsl
という名前のネットワーク・サービス・データベースに追加されているとします。この場合、アドレスは次の5つの形式のいずれかで指定できます。
//155.2.193.18:bankapp-wsl
//155.2.193.18.2334
//backup.company.com:bankapp-wsl
//backup.company.com:2334
0x0002091E9B02C112
最後の行は16進数形式のアドレスを示し、0002
はTCP/IPアドレスの最初の部分であり、091E
は16進数に変換されたポート番号2334です。残りの行には、155.2.193.12というIPアドレスの要素が変換された16進数が含まれます。「155」は「9B」となり、「2」は「02」のようになります。
<a name="13024"></a> <a name="12198"></a>
<a name="WSL_GeneralTabPage_TA_DEVICE"></a>
<a name="WSL_NewObjectForm_TA_DEVICE"></a>
WSLプロセスがネットワークにアクセスするために使用するデバイスのフルパス名。この名前は、TLIベースのOracle Tuxedoシステム・バイナリを通じてネットワークにアクセスする際に必要になります。この属性は、ソケット・ベースのOracle Tuxedoシステム・バイナリでは不要です。
<a name="12182"></a>
<a name="WSL_GeneralTabPage_TA_GRPNO"></a>
このフィールドには、このサーバーのグループに関連付けられているグループ番号が表示されます。
<a name="12184"></a>
<a name="WSL_GeneralTabPage_TA_PID"></a>
このフィールドには、WSLサーバーのネイティブ・オペレーティング・システム・プロセス識別子が表示されます。各サーバーが別のマシンに存在し、プロセスIDが重複するような場合、この属性は一意にならないことがあります。
<a name="12206"></a>
<a name="WSL_GeneralTabPage_TA_LMID"></a>
このフィールドには、サーバーが現在実行されているマシンの論理マシン識別子が表示されます。
<a name="wsl_opt"></a>
<a name="WSL_OptionsTabPage"></a>
<a name="12196"></a>
<a name="WSL_OptionsTabPage_TA_CLOPT"></a>
WSLサーバーがアクティブ化されたときにWSLサーバーに渡されるコマンド行オプション。
この属性を実行時に変更しても、実行中のWSLサーバーには反映されません。
<a name="12199"></a>
<a name="WSL_OptionsTabPage_TA_ENVFILE"></a>
この属性を実行時に変更しても、実行中のWSLサーバーには反映されません。
<a name="12201"></a>
<a name="WSL_OptionsTabPage_TA_RCMD"></a>
システムによるアプリケーション・サーバーの再起動と同時に実行するアプリケーション指定のコマンド。このコマンドは、ネイティブ・オペレーティング・システム内の実行可能ファイルでなければなりません。
<a name="12202"></a>
<a name="WSL_OptionsTabPage_TA_RESTART"></a>
WSLサーバーを再起動可能(Y
)または再起動不能(N
)に設定します。このサーバー・グループに対してサーバー移行が指定された場合には、この属性をY
に設定する必要があります。
<a name="12181"></a>
<a name="WSL_OptionsTabPage_TA_GRACE"></a>
ワークステーション・リスナー・クラスに対して「最大生成数」(TA_MAXGEN)で指定された制限が適用される期間(秒単位)。
このフィールドの値は再起動可能なWSLサーバー、つまりワークステーション・リスナー・クラスの「自動再起動」(TA_RESTART)にY
を入力した場合にのみ意味があります。サーバーの再起動が「最大生成数」フィールドで指定した制限を超えても、「猶予期間」フィールドで指定した期間がまだ経過していない場合は、現在の生成数が1にリセットされ、初期ブート時刻が現在の時刻にリセットされます。
この属性の値が0の場合は、WSLサーバーを常に再起動する必要があることを示します。
<a name="12185"></a>
<a name="WSL_OptionsTabPage_TA_SEQUENCE"></a>
このサーバーを、他のサーバーに関連していつ起動(tmboot(1)
)または停止(tmshutdown(1)
)するかを指定します。2台のサーバーに同じシーケンス番号が付与されている場合、それらがtmboot(1)
によって並列に起動し、tmshutdown(1)
によって並列に停止する可能性があります。「アクティブ化シーケンス番号」フィールドに値を指定せずに(または無効な値を入力して)ワークステーション・リスナーを追加した場合、生成されるワークステーション・リスナーは他の自動的に選択されるデフォルト値よりも大きい10,000以上になります。
サーバーは、シーケンス番号の昇順でtmboot(1)
によって起動され、降順でtmshutdown(1)
によって停止されます。この属性の実行時の変更はtmboot(1)
とtmshutdown(1)
にのみ影響し、tmshutdown(1)
の後続の起動によって実行中のサーバーが停止する順序に影響します。
<a name="wsl_sysp"></a>
「システム・パラメータ」タブ・ページには、次のフィールドがあります。
<a name="12197"></a>
<a name="WSL_SysParamsTabPage_TA_CMPLIMIT"></a>
ワークステーション・クライアントとの間のトラフィックを圧縮するメッセージ・サイズしきい値。しきい値は、負以外の数値、またはマシンの最大長の設定に動的に変換される文字列
MAXLONG
です。
この属性値は、Oracle Tuxedo Workstationリリース6.1以前のリリースを実行しているワークステーション・クライアントでは使用されません。
<a name="12203"></a>
<a name="WSL_SysParamsTabPage_TA_SUSPENDED"></a>
このフィールドには、一時停止の問題に関してワークステーション・リスナーのステータスが表示されます。
NEW
ALL
なし
<a name="12186"></a>
<a name="WSL_SysParamsTabPage_TA_CURHANDLERS"></a>
このフィールドには、このワークステーション・リスナー(WSL)に関連付けられている現在アクティブなハンドラ数が表示されます。
<a name="12186"></a>
<a name="WSL_SysParamsTabPage_TA_HWHANDLERS"></a>
任意の時間にこのWSLと共に使用できるハンドラの最大数。システムにアクセスしようとしているワークステーション・クライアントの要求を満たすために、必要に応じてハンドラが起動されます。この属性は、ハンドラの最小数の値以上でなければなりません。
<a name="12193"></a>
<a name="WSL_SysParamsTabPage_TA_WSPROTO"></a>
このフィールドには、このワークステーション・グループに対するOracle Tuxedo Workstationプロトコル・バージョン番号が表示されます。このグループに接続しているワークステーション・クライアントは、そのワークステーション・クライアントに関連付けられた異なるプロトコル・バージョン番号を持っている可能性があることに注意してください。
<a name="12179"></a>
<a name="WSL_SysParamsTabPage_TA_MINENCRYPTBITS"></a>
Oracle Tuxedoへの接続時に、少なくともこの最小レベルの暗号化が必要です。この暗号化レベルを満たせない場合は、リンクの確立に失敗します。
0
、40
または128
で、0
は暗号化を行わないことを意味し、40
と128
は暗号化キーの長さ(ビット単位)を指定します。
<a name="12180"></a>
<a name="WSL_SysParamsTabPage_TA_MAXENCRYPTBITS"></a>
Oracle Tuxedoへの接続時に、このレベルまでの暗号化をネゴシエーションします。
0
、40
または128
で、0
は暗号化を行わないことを意味し、40
と128
は暗号化キーの長さ(ビット単位)を指定します。
<a name="12208"></a>
<a name="WSL_SysParamsTabPage_TA_MINWSHPORT"></a>
このリスナーによってWSHプロセスに割り当てられる使用可能なポート番号の範囲の最小値です。
<a name="12209"></a>
<a name="WSL_SysParamsTabPage_TA_MAXWSHPORT"></a>
このリスナーによってWSHプロセスに割り当てられる使用可能なポート番号の範囲の最大値です。
<a name="wsl_stats"></a>
<a name="12183"></a>
<a name="WSL_StatsTabPage_TA_MAXGEN"></a>
指定された猶予期間において、再起動可能なWSLサーバーに許可された最大の世代数。WSLサーバーの最初のアクティブ化を1つの世代としてカウントし、その後の再起動もそれぞれ1つの世代としてカウントします。最大世代数を超えた後の処理については、「ワークステーション・リスナー」の「オプション」タブ・ページの「猶予期間」(TA_GRACE)に関する説明を参照してください。
<a name="12191"></a>
<a name="WSL_StatsTabPage_TA_MINHANDLERS"></a>
任意の時点でこのワークステーション・リスナー(WSL)とともに使用できるハンドラの最小数。WSLはアクティブ化されるとすぐにこれと同数のワークステーション・ハンドラ(WSH)を起動し、管理者がWSLを停止するまでWSHの数をこの最小数以上に維持します。稼働しているWSLに対してこの属性を変更すると、新たなハンドラがアクティブ化されます。
<a name="12188"></a>
<a name="WSL_StatsTabPage_TA_MAXHANDLERS"></a>
任意の時点でこのワークステーション・リスナーとともに使用できるハンドラの最大数。システムにアクセスしようとしているワークステーション・クライアントの要求を満たすために、必要に応じてハンドラが起動されます。この属性は、ハンドラの最小数の値以上でなければなりません。
このフィールドの値0
は、有効値がマシン・クラス(T_MACHINE)の「最大ハンドラ数」フィールドと「最大ワークステーション・クライアント数」フィールドの現在の値からアクティブ化時に決定されることを意味します。MIB_LOCALフラグを設定したGET操作では、アクティブ化字のデフォルト設定でオブジェクトの有効値が取得されることに注意してください。
<a name="12192"></a>
<a name="WSL_StatsTabPage_TA_MULTIPLEX"></a>
1つのハンドラ・プロセスが同時にサポートするクライアントの最大数。
<a name="12189"></a>
<a name="WSL_StatsTabPage_TA_MAXIDLE"></a>
ワークステーション・クライアントがハンドラによってアプリケーションから中断の形で切断されるまでの最長アイドル時間(分)。35,204,649を指定した場合、クライアントはタイムアウトにならずに無制限にアイドル状態でいることができます。0
を指定した場合、クライアントは1秒を超えて非アクティブであれば終了します。
<a name="12190"></a>
<a name="WSL_StatsTabPage_TA_MAXINIT"></a>
ワークステーション・クライアントがワークステーション・ハンドラを介して初期化プロセスを完了するまでの最短時間(秒)であり、この時間を過ぎると、ワークステーション・クライアントはワークステーション・リスナーによってタイムアウトになります。
<a name="T_WSH"></a>
ワークステーション・ハンドラ・オブジェクトでは、特定のWSHクライアント・プロセスに固有のワークステーション統計を指定できます。
<a name="T_WSH"></a>
ワークステーション・ハンドラを構成するには、ツリー・ビューで「WSハンドラ」を選択します。タブ・ページのフィールドに値を入力します。
構成ツール・ペインには、WSハンドラの属性を指定するための「一般」、「ハンドラ情報」および「統計」タブ・ページがあります。
<a name="C_WSH"></a>
<a name="WSH_GeneralTabPage"></a>
<a name="12227"></a>
<a name="WSH_GeneralTabPage_TA_CLIENTID"></a>
このフィールドには、このワークステーション・ハンドラのクライアント識別子が表示されます。このフィールドのデータは、等号比較の場合を除いて、ユーザーが直接解釈することはできません。
<a name="12230"></a>
<a name="WSH_GeneralTabPage_TA_WSHCLIENTID"></a>
このフィールドには、このワークステーション・ハンドラのクライアント識別子が表示されます。このフィールドのデータは、等号比較の場合を除いて、エンド・ユーザーが直接解釈することはできません。このフィールドを使用して、ワークステーション・ハンドラをクライアント・クラス内の関連ワークステーション・クライアント・オブジェクトにリンクできます。このフィールドの値は、このクラスの「クライアントID」(TA_CLIENTID)の値と常に同じです。
<a name="12231"></a>
<a name="WSH_GeneralTabPage_TA_LMID"></a>
このフィールドには、ワークステーション・ハンドラが現在実行されているマシンの論理マシン識別子が表示されます。
<a name="12214"></a>
<a name="WSH_GeneralTabPage_TA_PID"></a>
このフィールドには、ワークステーション・クライアントのネイティブ・オペレーティング・システム・プロセス識別子が表示されます。各クライアントが別のマシンに存在し、プロセスIDが重複するような場合、この属性は一意になりません。
<a name="12232"></a>
<a name="WSH_GeneralTabPage_TA_SRVGRP"></a>
このフィールドには、関連付けられているワークステーション・リスナーのサーバー・グループの論理名が表示されます。
<a name="12225"></a>
<a name="WSH_GeneralTabPage_TA_SRVID"></a>
このフィールドには、関連付けられているワークステーション・リスナーのサーバー識別番号が表示されます。この数値は、サーバー・グループ内で一意です。
<a name="12212"></a>
<a name="WSH_GeneralTabPage_TA_GRPNO"></a>
このフィールドには、このサーバーのグループに関連付けられているグループ番号が表示されます。
<a name="12226"></a>
<a name="WSH_GeneralTabPage_TA_STATE"></a>
このフィールドには、アプリケーション内のワークステーション・ハンドラ・クライアントの状態が表示されます。TM_MIB
(5)のクライアント・クラスに対して定義された任意の状態が戻されるか、またはこのリファレンス・ページに示すとおり設定されます。
SUSPENDED
状態に対する状態変更は、SUSPENDED
ワークステーション・ハンドラをACTIVE
にリセットするため、このワークステーション・ハンドラに関連付けられているすべてのクライアントに影響します。また、SUSPENDED
ワークステーション・ハンドラには、ワークステーション・リスナーによって追加の着信クライアントは割り当てられません。
クライアント・クラスがアクセスされている場合、ワークステーション・ハンドラ・クライアントの状態はDEAD
に設定されないことがあります。ただし、DEAD
への状態遷移は、ワークステーション・ハンドラ・クラスを介して許可されます。このような遷移によって、ターゲットのワークステーション・ハンドラによって処理されているすべての接続が中断の形で終了します。
<a name="wsh_haninfo"></a>
<a name="WSH_HanderInfoTabPage"></a>
「ハンドラ情報」タブ・ページには、次のフィールドがあります。
<a name="12221"></a>
<a name="WSH_HandlerInfoTabPage_TA_MULTIPLEX"></a>
このフィールドには、このワークステーション・ハンドラを介してアプリケーションにアクセスできるクライアントの最大数が表示されます。
<a name="12213"></a>
<a name="WSH_HandlerInfoTabPage_TA_HWCLIENTS"></a>
このフィールドに表示される数値は、このワークステーション・ハンドラを介してアプリケーションにアクセスしているクライアントの最大数です。
<a name="12210"></a>
<a name="WSH_HandlerInfoTabPage_TA_CURCLIENTS"></a>
このフィールドには、ワークステーション・ハンドラを介してアプリケーションに現在アクセスしているクライアント数が表示されます。
<a name="12219"></a>
<a name="WSH_HandlerInfoTabPage_TA_TIMELEFT"></a>
このフィールドにゼロ以外の値が表示されている場合、このワークステーション・ハンドラに割り当てられている新しいワークステーション・クライアントは、ワークステーション・ハンドラで初期化プロセスをその値の秒数以内に完了する必要があります。
<a name="12229"></a>
<a name="WSH_HandlerInfoTabPage_TA_ACTIVE"></a>
このフィールドには、ワークステーション・ハンドラの状態が表示されます。値Y
は、ワークステーション・ハンドラがそれに関連付けられているワークステーション・クライアントの1つのかわりに作業を実行していることを示しています。値N
は、ワークステーション・ハンドラがそれに関連付けられているワークステーション・クライアントの1つのかわりに実行する処理を待っていることを示しています。
<a name="12223"></a>
<a name="WSH_HandlerInfoTabPage_TA_TOTACTTIME"></a>
このフィールドには、ワークステーション・ハンドラが処理開始後にアクティブだった時間(秒単位)が表示されます。
このフィールドには、ワークステーション・ハンドラが処理開始後にアイドルだった時間(秒単位)が表示されます。
このフィールドには、ワークステーション・クライアントのネットワーク・アドレスが表示されます。表示不能文字を含むネットワーク・アドレスは、(マシン・クラスの「ネットワーク」タブの「ネットワーク・アドレス」フィールドの説明と同様に)"0x . . ."ネットワーク・アドレス形式に変換されます。アドレスがTCP/IPアドレスの場合は、dotted_decimal
:port_number
形式で戻されます。
//#
.#
.#
.#
.port_number
#
(ポンド記号)は、0から255の範囲の10進数を表しています。port_number
の値は、0から65535の範囲の10進数です。ワークステーション・クライアント以外に対しては、値は表示されません(フィールドは空白になります)。
<a name="wsh_stats"></a>
<a name="WSH_StatsTabPage"></a>
<a name="12220"></a>
<a name="WSH_StatsTabPage_TA_CURWORK"></a>
このフィールドには、ワークステーション・リスナーによる前回のワークステーション・ハンドラ割当て以降にこのワークステーション・ハンドラによって処理された作業量が表示されます。ワークステーション・リスナーは、この値を使用して、ワークステーション・ハンドラ・プロセスのセット内で新しい着信接続のロード・バランシングを行います。
<a name="12211"></a>
<a name="WSH_StatsTabPage_TA_FLOWCNT"></a>
このフィールドには、このワークステーション・ハンドラでフロー制御が検出された回数が表示されます。ワークステーション・ハンドラの存続期間中に元に戻る可能性があるため、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。
<a name="12222"></a>
<a name="WSH_StatsTabPage_TA_NUMBLOCKQ"></a>
このフィールドには、このワークステーション・ハンドラがキュー・ブロッキング条件によりローカルUNIXシステム・メッセージ・キューにメッセージをエンキューできなかった回数が表示されます。ワークステーション・ハンドラの存続期間中に元に戻る可能性があるため、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。
<a name="12215"></a>
<a name="WSH_StatsTabPage_TA_RCVDBYT"></a>
このフィールドには、このワークステーション・ハンドラが、その現在と過去のワークステーション・クライアントのすべてから受信したバイト数が表示されます。ワークステーション・ハンドラの存続期間中に元に戻る可能性があるため、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。
<a name="12216"></a>
<a name="WSH_StatsTabPage_TA_RCVDNUM"></a>
このフィールドには、このワークステーション・ハンドラが、その現在と過去のワークステーション・クライアントのすべてから受信したOracle Tuxedoシステム・メッセージ数が表示されます。ワークステーション・ハンドラの存続期間中に元に戻る可能性があるため、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。
このフィールドには、このワークステーション・ハンドラが、その現在と過去のワークステーション・クライアントのすべてに送信したバイト数が表示されます。ワークステーション・ハンドラの存続期間中に元に戻る可能性があるため、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。
<a name="12218"></a>
<a name="WSH_StatsTabPage_TA_SENTNUM"></a>
このフィールドには、このワークステーション・ハンドラが、その現在と過去のワークステーション・クライアントのすべてに送信したOracle Tuxedoシステム・メッセージ数が表示されます。ワークステーション・ハンドラの存続期間中に元に戻る可能性があるため、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。