Oracle® Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護

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更新: 2014 年 7 月
 
 

承認を必要とする特別なコマンド

次の表では、承認を使用して Oracle Solaris システムのコマンドオプションを制限する方法を示します。承認の詳細は、承認のリファレンスを参照してください。

表 8-2  コマンドおよび関連する承認
コマンド
承認の要件
すべてのオプションで solaris.jobs.user が必要です (at.allow ファイルおよび at.deny ファイルがない場合)
すべてのオプションで solaris.jobs.admin が必要です
すべてのオプションで solaris.device.cdrw が必要であり、これは policy.conf ファイルでデフォルトで付与されます。
ジョブを送信するオプションの場合は solaris.jobs.user が必要です (crontab.allow および crontab.deny ファイルがない場合)
ほかのユーザーの crontab ファイルを一覧表示または変更する場合は、solaris.jobs.admin が必要です
デバイスを割り当てる場合は、solaris.device.allocate (または、 device_allocate ファイルに指定されている別承認) が必要です
ほかのユーザーにデバイスを割り当てる場合 (F オプション) は、solaris.device.revoke (または –device_allocate ファイルに指定されている別の承認) が必要です
ほかのユーザーのデバイスの割り当てを解除する場合は、solaris.device.allocate (または device_allocate ファイルに指定されている別の承認) が必要です
指定したデバイス (–F オプション) またはすべてのデバイス (–I オプション) の割り当てを強制的に解除する場合は、solaris.device.revoke (または、device_allocate に指定されている別承認) が必要です
ほかのユーザーのデバイスを一覧表示する場合 (–U オプション) は、solaris.device.revoke が必要です
役割を作成するには、solaris.user.manage が必要です。初期パスワードを設定するには、solaris.account.activate が必要です。アカウントロックやパスワードの有効期限などのパスワードポリシーを設定するには、solaris.account.setpolicy が必要です。
パスワードを削除するには、solaris.passwd.assign 承認が必要です。
パスワードを変更するには、solaris.passwd.assign 承認が必要です。アカウントロックやパスワードの有効期限などのパスワードポリシーを変更するには、solaris.account.setpolicy が必要です。
メールサブシステム機能にアクセスするには、solaris.mail が必要です。メールキューを表示するには、solaris.mail.mailq が必要です
ユーザーを作成するには、solaris.user.manage が必要です。初期パスワードを設定するには、solaris.account.activate が必要です。アカウントロックやパスワードの有効期限などのパスワードポリシーを設定するには、solaris.account.setpolicy が必要です。
パスワードを削除するには、solaris.passwd.assign 承認が必要です。
パスワードを変更するには、solaris.passwd.assign 承認が必要です。アカウントロックやパスワードの有効期限などのパスワードポリシーを変更するには、solaris.account.setpolicy が必要です。