繰返しセクションについて

繰返しセクションは、データ内の要素の出現に基づいて、レイアウトのセクション内のコンポーネントを繰り返します。繰返しセクションは、クラシック・バンド・レポートや、グループ上/アウトラインなどの様々なデータ要素の繰返しページまたはセクションを作成するために使用されます。

繰返しセクション・コンポーネントをレイアウトにドラッグ・アンド・ドロップします。
繰返しセクションダイアログで、次のいずれかを選択します:
- 「要素」-セクションを繰り返すエレメントを指定します。たとえば、データセットに複数の国の売上情報が含まれているとします。繰返し要素としてCOUNTRYを選択した場合、レイアウトのセクションは、データセット内に出現する一意の国ごとに繰り返されます。
- 「グループ詳細」-ネストされたセクションがある場合は、このオプションを選択します。前述の例を続行するには、市区町村ごとに一意のデータ行があり、国別にグループ化されている場合、このオプションによって市区町村ごとに繰り返されるセクションが作成されます。

次の図は、要素「部門」に対して定義された繰返しセクションを含むレイアウトを示しています。繰返しセクションには、マネージャ別給与を表示するチャートと、すべての従業員給与を表示する表があります。そのため、データセット内の部門が発生するたびに、チャートと表が繰り返されます。

デフォルトでは、ページ区切り出力タイプの場合、ページに収まるコンテンツの量に応じてページが自動的に分割されます。

通常、繰り返されるコンテンツが出現するたびにレポートが中断されます。

前述の例を使用すると、PDF出力では通常、各部門の後に分割します。

繰返しセクションが発生するたびにレポートにブレークを作成するには:

繰返しセクション・コンポーネントを選択します。
プロパティ・ペインを開きます。
「改ページ」プロパティを「ページ」に設定します。

次の図は、繰返しセクションのプロパティを示しています。

図xdo11g_le_re_prop.gifの説明

対話型モードでは、繰返し要素の値が値リストとして表示されます。これにより、レポート・コンシューマは結果を動的に選択して表示できます。

次の図は、値リストに表示される要素部門による繰返しを示しています:

対照的に、次の図は、PDFに表示される同じレイアウトを示しています。この例では、新しい各部門が新しいページの繰返しセクションを開始するように改ページ・オプションが設定されています。

繰返しセクションのすべての値を表示できます。

対話型モードでは、繰返し要素の値が値リストとして表示されます。デフォルトでは、このリストにはデータのエレメントに対して存在する値のみが含まれます。したがって、レポート・コンシューマは一度に1つのアイテムのみの結果を表示できます。

レポート・コンシューマが要素のすべての値について繰返しセクションに結果を表示できるようにするには、繰返しセクション・コンポーネントでプロパティを指定: すべて表示。このプロパティをtrueに設定すると、すべての値の結果を表示できるように、値"All"がリストに追加されます。

レポートを表示すると、次の図に示すように、すべてオプションが値のメニューに追加されます。