ジョブ定義のパラメータの定義
パラメータは、どのレコードを含めるか、またはジョブの実行時にどのように影響を受けるかを制御します。 ジョブ定義には、1つ以上のパラメータを指定することも、何も指定しないこともできます。
エンタープライズ・スケジューラ・ジョブ定義およびジョブ・セットの管理ページを使用して、ジョブ定義の作成または編集時にパラメータを定義します。 「設定と保守」作業領域で、次の設定を使用します。
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機能領域: 「アプリケーション拡張」または製品固有の機能領域
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タスク: エンタープライズ・スケジューラ・ジョブ定義およびジョブ・セットの管理
ユーザーがBIPJobTypeタイプのジョブ定義に対してスケジュール済プロセスを実行すると、パラメータに入力した値によって、レポートに含まれるデータが決まります。 また、レポートで使用しているデータ・モデルに値が渡されます。
定義するパラメータは、レポートのデータ・モデル内のパラメータと同じ順序である必要があります。 たとえば、データ・モデルのパラメータの順序が次のとおりであるとします。
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P_START_DATE
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P_END_DATE
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P_CURRENCY
パラメータを次のように作成します。
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開始日
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終了日
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通貨
パラメータの定義: ジョブ定義
ジョブ定義の作成または編集時にパラメータを定義するには、次の手順を実行します。
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「ジョブ定義の管理」ページで、「パラメータ」サブタブを開きます。
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「作成」をクリックします。
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ユーザーがスケジュール済プロセスを発行したときに表示されるパラメータ・プロンプトを入力します。
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次の表の説明に従って、データ型を選択し、パラメータおよび入力したデータの表示方法を構成します。
データ型
フィールド
ブール
パラメータをチェック・ボックスにする場合に選択します。
チェック・ボックスが選択されているかどうかを決定するには、「True」または「False」を選択します。
日付または時間
「日付および時間」または「日付のみ」オプションを選択します。
「デフォルト日付書式」から値を選択します。
ノート: ここで選択する書式がジョブに使用される書式と同じであることを確認してください。 ジョブ定義タイプがBIPJobTypeの場合は、「yyyy-MM-dd」を選択し、対応するOracle Analytics Publisherレポートのデータ・モデルが同じ日付書式を使用していることを確認します。数値
数値書式を選択します。
データ整列では「左」または「右」を選択します。
文字列
ページ要素を選択します。
ユーザーがテキストを入力できるようにする場合は、「テキスト・ボックス」を選択します。
オプションが制限されたリスト(最大10)が必要な場合は、「選択リスト」を選択します。 500個を超える値がある場合、ユーザーがスケジュール済プロセスの送信の一部としてパラメータを設定しようとするとエラーが発生します。
検索機能でオプションが無制限のリストが必要な場合は、「値リスト」を選択します。
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ユーザーがこのパラメータを設定できないようにする場合は、「読取り専用」チェック・ボックスを選択します。 パラメータが読取り専用に設定されている場合、ユーザーはジョブ定義に渡されるデフォルト値を指定する必要があります。
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値リストまたは選択リスト・ページ要素を選択した場合は、値リスト・ソースおよび属性を選択します。 「値リスト・ソースの管理」タブから値リスト・ソースを使用します。 レポートで使用しているデータ・モデル内の値リストは定義しないでください。
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使用可能な属性のリストから、リストに表示する属性を選択し、選択した属性セクションに移動します。 これらの属性によって、ユーザーが表示できる値が決まります。
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パラメータのデフォルト値を定義します。
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「ツールチップ・テキスト」フィールドに、ユーザーが従う追加情報を入力します。
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ユーザーがスケジュール済プロセスを発行するためにこのパラメータを設定する必要がある場合は、「必須」チェック・ボックスを選択します。
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プロセスの発行時にユーザーにこのパラメータを表示しない場合は、「表示しない」チェック・ボックスを選択します。
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「保存して別の作成」または「保存してクローズ」をクリックします。
依存パラメータ
一部のパラメータの属性は、他の特定のパラメータの属性または値に依存します。 依存パラメータの値が変更されると、パラメータの属性も変更されます。
たとえば、国、都道府県および市区町村という3つのパラメータがあります。 この場合、国パラメータの値によって都道府県パラメータで使用できる値が決まります。 都道府県パラメータの値によって、市区町村パラメータで使用可能な値が決まります。