独自のルールを作成するにはどうすればよいですか。

一意のルールを作成するためのポインタを次にいくつか示します:

2つの異なるルールが同じ作業アイテムに一致しないように、一意のルールを作成する必要があります。複数のルールが同じ作業アイテムに一致する場合、割当マネージャはそれらの一致ルールの1つをランダムに選択します。
また、重複または同一ルールがないことも確認する必要があります。重複ルールまたは同一ルールは同一条件を意味しません。これは、ルールが異なるフィールドまたはフィールドの組合せで定義されている場合でも、複数のルールが同じ入力ワーク・アイテムに一致することを意味します。
一意のルールを作成できない場合は、ルールを同じルール・セットに配置し、スコアリングを使用して、割当マネージャによってどのキューが選択されるかを判断する必要があります。ルール・セットの「スコアの使用」オプションを選択または選択を解除できます。「スコアの使用」を選択した場合、ルール・セットのすべてのルールについて、ルールを満たしたときのスコアの増加量を指定する必要があります。フィルタを上位X、候補者数を1に設定する必要もあります。ルール・セット内のすべてのルールが実行され、合計スコアが最も高いキューが選択されます。

詳細は、サービス割当ルールの管理を参照してください。

ノート: スコアリングは、ルール・セット内でのみ適用されます。ただし、同じルールが異なるルール・セットに存在し、異なるルール・セットの複数のルールが1つのワーク・アイテムと一致するシナリオがある場合があります。このような場合、割当マネージャはこれらの同じルールのいずれかをランダムに選択します。

次に、ルールを一意にする方法の例をいくつか示します:

例1 ルールを一意にします

次のルールを記述するとします:

ルール1: 変数A=1および変数B=2 (アクション): 作業アイテムをQ1に割り当てます)
ルール2: 変数A=1、変数B=2および変数C=3 (アクション): 作業アイテムをQ2に割り当てます)

次に、変数A=1と変数B=2は両方のルールで共通です。受信ワーク・アイテムがルール2を満たす場合、ルール1も満たします。割当マネージャは、2つのうちの1つをランダムに選択します。

これら2つのルールを一意にするには、ルール1で変数Cに関する条件を追加します。たとえば、次の条件をルール1に追加できます: Cは3と等しくありません。

ノート: ルール1とルール2は、3つの変数全てを含むワーク・アイテムを取得し、両方のルールが一致する場合、同じです。

例2 ルールを一意にします

様々なルール・セットに関連する次の例について考えてみます。ルール・セット1には、条件C1=Aのルールがあります。ルール・セット2には、条件C2=Bのルールがあります。ここでは、C1とC2は異なるフィールドです。

次に、C1=AおよびC2=Bのワーク・アイテムがあるとします。これら2つのルールは一意ではなく、両方とも作業アイテムに一致します。このようなシナリオでは、いずれかのルールがランダムに選択され、キューが選択されます。ただし、ワーク・アイテムにはC1があるため、Q1というキューにのみ割り当てる必要があり、C2を無視するとします。次に、次のような条件を設定して、ルールを一意にする必要があります:

ルール1: C1がAで、C2がBと等しくない場合は、Q1に割り当てます。
ルール2: C1がAで、C2がBの場合、Q2に割り当てます。

ノート: 照合ルールが異なるルール・セットにある場合は、スコアリングを適用できません。照合ルールが同じルール・セット内にある場合は、スコアリングが役立ちます。次に例を示します: ルール1のスコアリングを10に、ルール2を5に設定します。