承認者タイプ

承認フローにドラッグ・アンド・ドロップすることで、様々なタイプの承認者を何人でも承認順序に含めることができます。このトピックでは、各承認者タイプについて説明します。

管理階層または監督階層

次の事前定義済のタイプのマネージャを承認順序に含めることができます。

  • ライン・マネージャ

  • リソース・マネージャ

  • プロジェクト・マネージャ

  • リージョン・マネージャ

企業でその他のタイプのマネージャを定義している場合は、「承認ルールの管理」ページの「承認者」セクションに自動的に表示されます。それらを承認順序に含めることができます。

ユーザー

1人以上のOracle Fusion Applicationsユーザーを承認順序に含めることができます。

承認グループ

承認グループは、BPMワークリストを使用して作成します。承認順序を定義する際に、1つ以上の既存の承認グループの名前を入力できます。

ポジション階層

承認順序にポジション階層を含めると、ポジション保持者がトランザクションを承認するよう要請されます。複数のポジション保持者がいるポジションの場合、トランザクションは承認する最初のポジション保持者により承認されます。

職責保持者

次の事前定義済の職責の保持者を承認順序に含めることができます。

  • 人事担当者

  • 福利厚生担当者

  • 組合代表

  • 給与担当者

企業でその他の職責タイプを定義している場合は、「承認ルールの管理」ページの「承認者」セクションに自動的に表示されます。それらを承認順序に含めることができます。

人事(HR)担当者は、「職責範囲の管理」タスクを使用して就業者に職責を割り当てます。就業者にトランザクション・サブジェクトに対する職責がある場合、就業者はトランザクションの承認者になります。たとえば、昇格・昇進の承認者として福利厚生担当を指定した場合、昇格・昇進されようとしている就業者の福利厚生担当者が昇格・昇進を承認するよう要請されます。

構成済の「担当者タイプ」に現在の日付でアクティブな割当があるかどうかがまず確認された後、承認通知が担当者に送信されます。現在の日付でアクティブな割当がある担当者がいない場合、トランザクションの有効開始日時点でアクティブな担当者に通知が送信されます。

ノート: 職責保持者を使用する場合は、職責保持者がアプリケーションですでに定義されていることを確認してください。たとえば、従業員プロセスの承認者としてHR担当者を含める場合は、すべての従業員にHR担当者が割り当てられている必要があります。

アプリケーション・ロール

承認順序に含める既存の職務ロールを使用できます。企業がセキュリティのために職務ロールを定義している場合、職務ロールを入力して承認順序に含めることができます。職務ロールを継承するジョブ・ロールまたはデータ・ロールを持つユーザーが、トランザクション承認者になります。

ジョブ・レベル

ジョブ・レベルを承認順序に含めることができます。

ジョブ・レベルのルーティングは、Oracle Fusion Human Capital Managementで定義されているマネージャ階層に基づきます。承認リストは、ルールで指定されている開始レベルに基づいて生成され、十分なジョブ・レベルを持つ承認者が見つかるまで続きます。承認フローでは、「ジョブの管理」インタフェースで定義されたジョブ・レベルが使用されます。