HCM承認ルール
「人材管理の承認トランザクションの管理」タスクを使用すると、タスクごとに1つ以上の承認ルールを指定できます。複数の承認ルールを作成するには、ルールを追加するか、選択したルールを複製して必要に応じて編集します。
タスクに対して複数の承認ルールを作成すると、それらはルールの優先度の順に評価されます。異なるルールで優先度が同じ場合は、不定の順序で順次実行されます。
承認ルールは、1つ以上のIF文と1つ以上のTHEN文で構成されます。
IF文(条件)
IF文は、どのような場合に承認ルールが有効になるかを決定するテストです。たとえば、就業者の部門が販売であるか、就業者のジョブが地域マネージャである場合に、昇格・昇進の承認ルールが有効になるように指定できます。
複数のIF文を指定できます。複数の文をAND演算子を使用して結合した場合、承認ルールが有効になるにはすべての文が真になる必要があります。複数の文をOR演算子を使用して結合した場合、承認ルールが有効になるには、それらの文の1つ以上が真になる必要があります。
THEN文(処理)
THEN文では、次のことを指定します。
-
承認者は誰か
-
承認者はどのような処理を実行できるか
次の表に、承認処理の概要を示します。
承認処理 |
説明 |
---|---|
承認要 |
識別された承認者に通知が発行され、応答が必要です。 |
自動承認 |
識別された承認者に通知が発行されません。トランザクションは自動的に承認または否認され、承認者はトランザクションを承認または否認したとして記録されます。マネージャ階層の「結果の設定値」属性の値によって、トランザクションが承認されるか否認されるかが決まります。 |
FYIのみ |
識別された承認者に通知が発行されますが、応答は予期されません。 |
承認ルールの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Rulesユーザーズ・ガイド』を参照してください。