ワークフロー・タスクがいつ自動的に却下または取下げになるかの定義

ワークフロー・タスクをパージしてユーザーのワークリストから削除するには、「完了」や「取下げ済」などの最終ステータスである必要があります。FYIタスクは却下する必要があります。FYIタスクが自動的に却下の対象となる時期を制御できます。

タスクが「割当て済」ステータスから「完了」ステータスに移行するのは、最後の割当先がタスクを承認または否認したときです。参考情報(FYI)タスクは、割当先がタスクを明示的に終了したときに最終ステータスを取得します。割当先が最終タスク・ステータスとなる処理を一定期間内に実行しない場合、タスクは自動的に却下(FYIタスク)または取下げ(その他のすべてのタスク)になります。

FYIタスクがいつ自動却下の対象となるか

「FYI通知有効期間」(FND_NOTIFICATION_EXP_PERIOD)プロファイル・オプションにより、FYIタスクがいつ自動却下されるかが制御されます。

  1. 「設定および保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。

  2. 「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」ページで、プロファイル・オプションをサイト・レベルでデフォルト値の7のままにするか、別の数値に置き換えます。

このプロファイル値は、FYIタスクが作成されてからの日数を表します。タスクが作成されてからこの日数内に、割当先がFYIタスクを読まないか却下しない場合、そのタスクは自動的に却下される対象となります。

他のすべてのタスクがいつ自動取下げの対象となるか

他のすべてのタスク(FYIではないタスク)は、次の両方が発生した場合に自動取下げの対象となります。

  • BPMワークリストの「タスク構成」タブ内の「期限」サブタブで、特定のタスクの有効期限設定が「何もしない」に設定されています。

  • 割当先が、タスクが作成されてから180日以内にタスクを最終ステータスに送信する処理を実行しません。この数は、BPMワークリストの「管理」タブをクリックすると開くことができる「アプリケーション・プリファレンス」ページの「オープン・タスクを取り下げるまでの日数」フィールドに反映されます。

対象のタスクがいつ自動的に却下または取下げになるか

これで、いつタスクが対象となるかがわかりましたが、実際にタスクが自動的に却下または取り下げられるのはいつでしょうか。

  • FYIタスク: プロセスは、各月の最初の日から、3日ごとに実行されます。たとえば、5月1日、4日、7日のように実行され、再度6月1日から3日ごとに実行されます。したがって、「FYI通知有効期間」プロファイル値を7のままにした場合、プロセスの実行日に応じて、FYIタスクは作成されてから7日後から10日後に自動的に却下される可能性があります。このプロセスにより、タスクのステータスは「割当て済」から「完了」に変更されます。

  • その他のすべてのタスク: プロセスは、各月の2日から、3日ごとに実行されます。たとえば、5月2日、5日、8日のように実行され、再度6月2日から3日ごとに実行されます。プロセスでは、タスク・ステータスが「取下げ済」に変更されます。