ワークフロー・タスクのアーカイブおよびパージ方法
最終ステータス(「完了」、「エラー発生」、「失効済」または「取下済」)のワークフロー・タスクを、アーカイブおよびパージできます。「割当済」、「情報要求済」または「中断」ステータスの進行中タスクは適格ではありません。
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アーカイブにより、監査、データ保持、分析などの目的でタスク・データのコピーが保持されます。アーカイブされたデータには、タスク詳細、承認履歴、コメントおよび添付が含まれています。アーカイブされたデータを表示または使用する方法は、使用している製品によって異なります。たとえば、データはページ上の表に表示される場合や、分析を作成するために選択できるビジネス・インテリジェンス・サブジェクト領域から使用可能な場合があります。
アーカイブされたデータが格納されるデータベース表は次のとおりです。
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FND_BPM_TASK_B
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FND_BPM_TASK_TL
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FND_BPM_TASK_HISTORY_B
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FND_BPM_TASK_HISTORY_TL
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FND_BPM_TASK_ASSIGNEE
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FND_BPM_TASK_COMMENT
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FND_BPM_TASK_ATTACHMENT
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パージにより、完了したタスクがユーザーのワークリストから削除され、元のデータが完全に削除されます。
アーカイブ
タスクは、何も設定しなくても、1日に1回自動的にアーカイブされます。この自動アーカイブは変更または停止できません。これには、まだアーカイブされていないすべての対象のタスクが含まれます。これらのスケジュール済プロセスは、日次アーカイブを実行するために次の順序で実行されます。
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アーカイブ用のワークフロー・タスクの抽出
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アーカイブ用の翻訳ワークフロー・タスクの処理
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アーカイブ用のワークフロー・タスク添付のアップロード
タスクをアーカイブするには、3つのスケジュール済プロセスをすべて完了する必要があります。ただし、「アーカイブ用のワークフロー・タスクの抽出」が完了するとすぐに、タスクをパージできます。自動プロセスが終了するまでに通常約2時間かかります。
ほとんどありませんが、より頻繁にアーカイブする必要がある場合は、「スケジュール済プロセス」作業領域を使用して、これらのプロセスを手動で実行できます。しかし、本当に必要でないかぎりはしないのが最善です。その場合は、次の点に注意してください。
- 自動アーカイブに対して実行されるのと同じ順序でプロセスを実行します。
- 自動実行を含む3つのプロセスのいずれかが実行中の場合は、これらのプロセスを実行しないでください。
- プロセスは時間外に実行しますが、パージの実行中は午前0時には実行しないでください。
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オプションで、「アーカイブ用のワークフロー・タスクの抽出」プロセスのパラメータを設定します。たとえば、「バッチのタスク数」パラメータに50000を選択し、「最長ランタイム(分)」パラメータに120を選択します。つまり、プロセスは50000ワークフロー・タスクのバッチでアーカイブされます。2時間後も実行中の場合、プロセスは現在のバッチのアーカイブを終了してから停止します。プロセスのログ・ファイルをチェックして、アーカイブに含まれるタスクの数を確認できます。
自動アーカイブが機能しない場合は、手動でプロセスを実行して補わないでください。かわりに、ヘルプ・デスクに連絡して、自動アーカイブが再度機能することを確認してください。
パージ
最後に更新されてから30日を過ぎたアーカイブ済タスクは、何も設定しなくてもパージされます。パージは毎日午前0時に実行されます。この自動パージを変更または停止することはできません。
タスクがパージされると、ユーザーはBPMワークリストまたは「ワークリスト: 通知および承認」作業領域でそのタスクを見つけることができなくなります。タスクの承認履歴も使用できなくなります。ただし、タスクはまだアーカイブ表にあり、アーカイブされたデータを反映する分析などで使用できます。