導出要因

導出要因は、個人の年齢や勤続期間など、時間の経過に伴って変化する適格基準の計算方法を定義します。適格プロファイルに導出要因を追加して、適格性を制限するオブジェクトをこのプロファイルと関連付けます。

導出要因のタイプ

「導出要因の管理」タスクを使用して、次の6種類の導出要因を作成できます。

  • 年齢

  • 勤続期間

  • 年齢と勤続期間の組合せ

  • 報酬

  • 勤務時間

  • 常勤換算

決定ルールおよびその他の設定

作成する要因それぞれについて、適格性の決定方法を表すルールを1つ以上指定します。次の表に、2つの要因の設定例を示します。

要因

設定例

年齢導出

決定ルールを選択し、適格について個人の計算済年齢を評価する日付を指定します。

例: 決定ルールが1月1日に設定されている場合、1月1日時点の年齢が適格性の決定に使用されます。

常勤換算

常勤換算の最小パーセントと最大パーセントを指定したうえで、適格の評価時にプライマリ・アサイメントを使用するか、すべてのアサイメントの合計を使用するかを指定します。

例: 全アサイメント率の合計の範囲が90~100%である場合、2件のアサイメントで50%ずつ常勤している人は適格とみなされます。

時間および金額に関連する導出要因では、次のルールも設定できます。

  • 単位

  • 端数処理ルール

  • 時間または金額の最小値と最大値