適格プロファイル

ある個人が、プロファイルに関連付けられたオブジェクトに適合するかどうかを判断するための基準を定義するには、適格プロファイルを作成します。様々なビジネス・プロセスで適格プロファイルとオブジェクトを関連付けることができます。

適格プロファイルは、主に次のような場面で使用します。

  • プランニングと前提条件

  • プロファイル・タイプ、使用目的、およびアサイメント使用目的の指定

  • 適格基準の定義

  • 適格性からの除外

  • 連番の割当

  • 複数の基準の追加

  • 基準階層の表示

プランニングと前提条件

適格プロファイルを作成する前に、次の点を検討してください。

  • 適格性を確立するために、適格プロファイルが次を使用する場合はその前にまず、適格プロファイルを作成する必要があります。

    • 導出要因

    • ユーザー定義Formula

    • ユーザー定義基準

  • 以下に応じて、基準を1つのプロファイルにまとめるか、または別々のプロファイルを作成するかを検討します。

    • 適格性を作成しているオブジェクトは、複数の適格プロファイルを受け入れられるか、それとも1つのみか

    • パフォーマンス上の考慮事項

  • プロファイルが関連付けられているオブジェクトではなく、定義している基準を特定できる名前を付ける。これは、適格プロファイルが再使用可能だからです。

    例: 「補足生命保険-最低料金」ではなく「年齢20~25+非喫煙者」を使用する。

プロファイル・タイプ、使用目的、およびアサイメント使用目的の指定

次の表は、適格プロファイルを作成するときに指定する基本的なプロファイル属性をまとめたものです。

設定

説明

プロファイル・タイプ

扶養家族プロファイルは、加入者の配偶者、家族、または扶養家族の資格を有するその他の個人の適格を決定する際に、福利厚生プランまたはプラン・タイプにのみ使用します。

その他のプロファイルはすべて、加入者プロファイルです。

使用

加入者プロファイルを関連付けることができるオブジェクトのタイプを決定します(福利厚生サービスとレート、報酬プラン、チェックリスト・タスク、目標プランまたは一括目標アサイメント、パフォーマンス文書など)。

「グローバル」を選択すると、プロファイルを複数のビジネス・プロセス使用から利用できるようになります。

使用するアサイメント

ある個人について、適格性プロセスが評価するアサイメントを決定します。

  • 使用目的が「報酬」または「パフォーマンス」である場合は、「特定のアサイメント」を選択します。

  • 使用目的が「福利厚生」である場合は、「福利厚生関係」を含む値を選択します。適格評価を、指定された日にその個人の福利厚生関係に関連付けられているアクティブなアサイメントに限定するには、この値を選択します。その他の値を選択した場合は、非アクティブなアサイメントを除外するための適格基準を含めることが必要になる可能性があります。

  • 総合報酬文書など、その他すべての使用目的については、次の値の1つを選択します。

    • 任意のアサイメント - 企業

    • 従業員アサイメントのみ - 企業

    • プライマリ従業員アサイメントのみ - 企業

適格基準の定義

福利厚生オファリングの構成に使用できる適格基準を次に示します。

カテゴリ

説明

個人情報

  • 性別

  • Personタイプ

  • 障害者

  • 喫煙者

  • サービス区域

  • 自宅の場所

  • 郵便番号域

  • 休暇

  • 退職事由

  • 資格

  • コンピテンシ

  • 婚姻区分

  • 宗教

雇用

  • アサイメント・ステータス

  • 時給または固定給

  • アサイメント・カテゴリ

  • 等級

  • ジョブ

  • ポジション

  • 給与

  • 給与ベース

  • 部門

  • 法的エンティティ

  • パフォーマンス評点

  • 範囲の四分位数

  • 就業事業所

  • 予定時間数の範囲

  • Peopleマネージャ

  • ジョブ機能

  • ジョブ・ファミリ

  • 採用日

  • 試用期間

  • ビジネス・ユニット

導出要因

  • 年齢

  • 勤続期間

  • 報酬

  • 勤務時間

  • 常勤換算

  • 年齢および勤続期間

  • 福利厚生グループ

  • 健康関連補償範囲選択

  • 別プランに加入

  • Formula

  • ユーザー定義基準

その他

  • 福利厚生グループ

  • 健康関連補償範囲選択

  • 別プランに加入

  • Formula

  • ユーザー定義基準

関連補償範囲

  • 別プランで補償

  • プログラム内の別プランで補償

  • プログラム内の別プラン・タイプで補償

  • 別プログラムで補償

  • プログラム内の別プラン・タイプの扶養家族適格

  • 別プランに適格

  • プログラム内の別プラン・タイプに適格

  • プラン内の別オプションに登録済

  • 別プランに登録済

  • プログラム内の別プランに登録済

  • プログラム内の別プラン・タイプに登録済

  • 別プログラムに登録済

  • 他の補償範囲

労使関係

  • 交渉団体

  • 労働組合員

  • 組合

  • 労働協約

性別など、基準の中には、選択肢が固定されているものがあります。一方、個人タイプなど、表で定義された値に基づく選択肢を提供するものもあります。1つの基準タイプについて、複数の基準を定義できます。

適格性からの除外

プロファイルに追加した適格基準それぞれについて、基準を満たす個人を適格とみなすか、適格性から除外するかを指定することができます。たとえば、年齢要因では、20~25歳の個人を含めることもできますし、65歳以上の個人を除外することもできます。

指定に応じて、次のようになります。

  • ある特定の年齢区分を除外する場合は、明示的に除外されていない年齢区分はすべて、自動的に含められます。

  • ある特定の年齢区分を含める場合は、明示的に含められていない年齢区分はすべて、自動的に除外されます。

連番の割当

基準にはそれぞれ、連番を割り当てる必要があります。この順番は、同じタイプの基準の中で評価の順番を決定します。

複数の基準の追加

2つの郵便番号域など、同じ基準タイプに複数の値を定義する場合、適格とみなされるには、この基準の少なくとも1つを満足させる必要があります。たとえば、どちらかの郵便番号域に居住している個人は適格です。

性別や年齢など、異なるタイプの基準を複数含める場合、各基準タイプに定義された基準のうち、少なくとも1つを満たす必要があります。

基準階層の表示

このプロファイルに保存した基準のリストを表示するには、「階層の表示」タブを選択します。リストは、基準タイプ別に並べられます。