標準参照の例
新しい標準参照を作成する際には、参照コードを含む参照タイプを作成または選択します。また、タスクには、参照コードに適した値とその意味の決定も含まれます。
参照コードを作成または編集できるのは、その参照タイプの構成レベルでそのコードがサポートされている場合のみです。
COLORSという参照タイプの作成
企業では、プロセスの様々なステータスとして使用する値リストが必要です。各ステータスは色を使用して示されます。したがって、COLORSという参照タイプを作成します。次の表に、参照タイプのパラメータと、必要な値リストを作成するためにそれらのパラメータに実際に割り当てられた値とのマッピングを示します。
参照タイプのパラメータ |
値 |
---|---|
参照タイプ名 |
COLORS |
内容 |
ステータス |
摘要 |
色別ステータス |
モジュール |
Oracle Fusion Middleware Extensions for Oracle Application |
参照タイプを定義した後、参照コードとその関連詳細を定義する必要があります。次の表に、COLORS参照タイプに対して定義する参照コードを示します。
参照コード |
意味 |
使用可能 |
表示順序 |
---|---|---|---|
BLUE |
緊急 |
いいえ |
4 |
RED |
停止 |
はい |
1 |
GREEN |
続行 |
はい |
3 |
YELLOW |
チェック |
はい |
2 |
結果のデータ入力値リスト
COLORS参照タイプの値リストには、有効な参照コードのみが表示されます。アクティビティを完了するには、これらのいずれかを選択する必要があります。
次の表に、有効になっている意味とコードを示します。これらは、定義した表示順序で表示されます。
意味 |
参照コード |
---|---|
停止 |
RED |
チェック |
YELLOW |
続行 |
GREEN |
BLUE参照コードは使用可能になっておらず、値リストに表示されません。値リストの値の表示順序は、手動で番号を入力して表示順序を決定しないかぎりアルファベット順です。番号1は、リストに最初に表示される値を示します。開始日と終了日の間にある有効でアクティブな参照のみが表示されます。
トランザクション表
ユーザーがCOLORS参照タイプの値リストの値のいずれかを入力すると、トランザクション表にその参照コードが記録されます。次の表に、参照コードがトランザクション表の「ステータス」列に格納される場合の例を示します。
トランザクション番号 |
ユーザー名 |
ステータス |
---|---|---|
1 |
Jane |
RED |
2 |
Bob |
YELLOW |
3 |
Alice |
BLUE |
1人のユーザーのステータスがBLUEですが、これは、ユーザーが値を入力した時点でBLUEが使用可能であったためです。参照コードを使用不可にしても、そのコードが格納されているトランザクション・レコードには影響を与えません。データの問合せおよびレポートでは、トランザクション表内の使用不可の参照コードにアクセスできます。