参照のインポートに使用するファイル・フォーマット

参照タイプおよび参照コードを含む個別のテキスト・ファイルを作成することで、参照をアプリケーションにインポートできます。その後、これらのファイルをOracle WebCenter Content文書リポジトリにアップロードできます。

これらのファイルを作成する際の留意事項をいくつか示します。

  • ヘッダー行と値行の両方で、フィールド間のデリミタとして縦棒またはパイプ(|)を使用します。
  • Oracle WebCenter Contentの仕様に従って、ファイル・エンコーディングをバイト順マーク(BOM)なしのUTF-8に設定します。
  • ファイルの最初の行がヘッダー行であり、ファイルがサンプル・ファイルとまったく同じである必要があります。

次の各項では、特定の参照タイプおよび参照コードについて詳しく説明します。

前提条件

Oracle Fusion Cloudアプリケーションで参照を使用したことがある必要があります。

標準参照および共通参照

標準参照と共通参照では類似の参照タイプおよび参照コードを使用します。参照タイプを含むファイルを作成するには、次のヘッダーを含めます。

ヘッダー 摘要 必須またはオプション
LookupType この値は、参照タイプを表示します。 必須
Meaning この値は、参照タイプの名前を表示します。 必須
Description この値は、参照タイプの摘要を表示します。 オプション
ModuleType この値は、参照タイプに関連付けられたモジュールを表示します。 必須
ModuleKey この値はモジュール・コードを表示します。 必須

次に、先頭にヘッダー値を含み、次行以降に2つの参照タイプのエントリをリストするサンプル・ファイルを示します。複数の参照タイプをインポートする場合は、複数の行エントリを同じフォーマットで追加します。

LookupType|Meaning|Description|ModuleType|ModuleKey
AFLOG_22APR_1|Log1|AFLOG_desc_1|APPLICATION|FND
PROD_22APR_2|Product1|PROD_desc_2|APPLICATION|FND

参照コードを含むファイルを作成するには、次の表に指定されたヘッダーを含めます。

ヘッダー 摘要 必須またはオプション
LookupType この値は、参照タイプを表示します。 必須
LookupCode この値は、参照タイプに関連付けられた参照コードを表示します。 必須
DisplaySequence この値は、値のリストに参照コードが表示される順序を表示します。 必須
EnabledFlag この値を使用すると、参照コードの表示ステータスを有効または無効にできます。
  • Y: 参照コードの表示ステータスを有効にします
  • N: 参照コードの表示ステータスを無効にします
必須
Meaning この値は、参照コードの名前を表示します。 必須
StartDateActive この値は、参照コードがアクティブになってページに表示される日付範囲の開始日を表示します。書式はdd/MM/yyyyです。 オプション
EndDateActive この値は、参照コードがアクティブになってページに表示される日付範囲の終了日を表示します。書式はdd/MM/yyyyです。 オプション
Description この値は、参照コードの摘要を表示します。 オプション
Tag この値は、参照コードに関連付けられていて、情報のクイック参照または取得に使用できるタグを示します。 オプション
Seg この値は、参照に関連付けられた付加フレックスフィールドに定義できるグローバル・セグメントに使用されるAPI名を表示します。 オプション
CONTEXT_ATTRIBUTE この値は、特定の付加フレックスフィールドのCSVファイルで指定されるコンテキスト値を表示します。 オプション
ctxSeg この値は、コンテキスト属性に定義されたコンテキスト依存セグメントのAPIの名前を表示します。 オプション

次に、2つの参照コードを含むサンプル・ファイルを示します。

LookupType|LookupCode|DisplaySequence|EnabledFlag|StartDateActive|EndDateActive|Meaning|Description|Tag|Seg|CONTEXT_ATTRIBUTE|ctxSeg
TASK_22APR_1|Code1_1|1|Y|25/12/2014|25/5/2015|TASK_22apr_1|Task_desc_1|Tag1_1|testSeg1|TEST_CTX1|ctx1Seg1
TASK_22APR_1|Code1_2|2|N|25/1/2014|25/11/2015|TASK_22apr_2|Task_desc_2|Tag1_2|testSeg1TEST_CTX1|ctx1Seg1
TASK_22APR_2|code2_1|3|N|25/12/2012|25/7/2015|TASK_22qpr_2_1|Task_desc_2|tag2_1|testSeg2|TEST_CTX2|ctx2Seg2
TASK_22APR_2|code2_2|3|Y|25/12/2012|25/7/2015|TASK_22qpr_2_2|Task_desc_2_2|tag2_2|testSeg2|TEST_CTX2|ctx2Seg2

セット対応参照

セット対応参照タイプを含むファイルを作成するには、次の表に指定されたヘッダーを含めます。

ヘッダー 摘要 必須またはオプション
LookupType この値は、参照タイプを表示します。 必須
Meaning この値は、参照タイプの名前を表示します。 必須
Description この値は、参照タイプの摘要を表示します。 オプション
ModuleType この値は、参照タイプに関連付けられたモジュールを表示します。 必須
ModuleKey この値はモジュール・コードを表示します。 必須
ReferenceGroupName この値は、参照データ・セットを含む参照グループの名前を表示します。 必須

次に、2つのセット対応参照タイプを含むサンプルを示します。

LookupType|Meaning|Description|ModuleType|ModuleKey|ReferenceGroupName
CODE_22APR_1|CODE_22apr_1|Code_desc_1|APPLICATION|FND|BU_APAC
CODE_22APR_2|CODE_22qpr_2|Code_desc_2|APPLICATION|FND|BU_APAC

セット対応参照コードを含むファイルを作成するには、次の表に指定されたヘッダーを含めます。

ヘッダー 摘要 必須またはオプション
LookupType この値は、参照タイプを表示します。 必須
LookupCode この値は、参照タイプに関連付けられた参照コードを表示します。 必須
DisplaySequence この値は、値リストでの参照コードの表示順序を表示します。 必須
EnabledFlag この値を使用すると、表示のオプションを有効または無効にできます。
  • Y: オプションを有効にして表示します
  • N: オプションを無効にして表示しません
必須
Meaning この値は、参照コードの名前を表示します。 必須
SetName この値は、参照データ・セットの名前を表示します。 必須
StartDateActive この値は、参照コードがアクティブになってページに表示される日付範囲の開始日を表示します。書式はdd/MM/yyyyです。 オプション
EndDateActive この値は、参照コードがアクティブになってページに表示される日付範囲の終了日を表示します。書式はdd/MM/yyyyです。 オプション
Description この値は、参照コードの摘要を表示します。 オプション
Tag この値は、参照コードに関連付けられていて、情報のクイック参照または取得に使用できるタグを示します。 オプション

次に、先頭にヘッダー値を含み、4つのセット対応参照コードをリストするサンプル・ファイルを示します。複数の参照コードをインポートする場合は、複数のエントリを同じフォーマットで追加します。

LookupType|LookupCode|DisplaySequence|EnabledFlag|StartDateActive|EndDateActive|Meaning|Description|Tag|SetName
DATA_22APR_1|Code1_1|1|Y|25/12/2014|25/5/2015|DATA_22apr_1|Data_desc_1|Tag1_1|TEST SET CODE 2
DATA_22APR_1|Code1_2|2|N|25/1/2014|25/11/2015|DATA_22apr_2|Data_desc_2|Tag1_2|TEST SET CODE 3
DATA_22APR_2|code2_1|3|N|25/12/2012|25/7/2015|DATA_22qpr_2_1|Data_desc_2|tag2_1|TEST SET CODE 2
DATA_22APR_2|code2_2|3|Y|25/12/2012|25/7/2015|DATA_22qpr_2_2|Data_desc_2_2|tag2_2|TEST SET_ERR_CODE_Z