ポジションでの常勤換算の計算方法

常勤換算(FTE)値は、勤務時間をヘッドカウントで乗算し、標準勤務時間で除算した結果です。

たとえば、勤務時間が30、ヘッドカウントが2、標準勤務時間が40の場合、FTE値は1.5になります。

常勤換算を計算する方法

常勤換算は手動で入力することも、自動的に計算することもできます。

手動: 「予算詳細」セクションの「常勤換算」フィールドを使用して、常勤換算値を手動で入力します。常勤換算値がすでに指定されている場合は、標準勤務時間に対する勤務時間の比率に基づいて更新できます。
自動: 「予算詳細」セクションで「常勤換算の計算」オプションを選択すると、常勤換算が自動的に計算されます。このチェック・ボックスは、「ポジションでの常勤換算計算可能」プロファイル・オプションが「はい」に設定されている場合にのみ表示されます。以前は、常勤換算値はポジションの作成時にのみ自動的に計算されていました。ただし、このチェック・ボックスの選択を解除すると、ポジションの作成時も常勤換算の自動計算が無効になります。
「常勤換算の計算」オプションを選択している場合は、ポジション・ページで勤務時間またはヘッドカウントを編集すると、常勤換算が自動的に計算されて、常勤換算フィールドが読取り専用になります。ただし、ポジション・ページの「常勤換算の計算」オプションの選択を解除すれば、常勤換算の自動計算を上書きできます。
このチェック・ボックスは、新規ポジションの要求、ポジション変更の要求、ポジションの更新または訂正、およびポジションの複製の各フローで使用できます。

「常勤換算の計算」オプション

「常勤換算の計算」オプションについて注意する必要があるポイントを次に示します。

「常勤換算の計算」オプションは、常勤換算の自動計算を有効にする前に作成されたポジションに対しては無効です。
「常勤換算の計算」設定は、ポジションが複製されたときにコピーされます。
プロファイル・オプションが有効になっている場合でも、トランザクション設計スタジオ(TDS)で常勤換算が非表示として構成されている場合は、「常勤換算の計算」オプションも非表示になります。