メッセージ・グループ

メッセージを重大度別にグループ化して、ロギング・ポリシーやインシデント分類ポリシーを内部的に定義できます。機能またはプログラムに基づくカテゴリ別にグループ化することもできます。

カテゴリおよび重大度の値は、ロギング・エントリ、インシデントまたはUIには表示されません。

ノート: いずれのオプションの値も事前定義済参照ですが、これらの値は変更可能です。ただし、このフィールドの最大サイズは30文字です。

メッセージをグループ化するには、「設定および保守」作業領域の「メッセージの管理」タスクを使用します。

カテゴリ別のグループ化

スケジュール済プロセスなどの1つの機能に関連するメッセージを1つのカテゴリにグループ化するには、このオプションを使用します。事前定義済カテゴリのいずれかを選択して、エラー・メッセージがアクティブ化されたときにインシデントが自動的に作成されるようにします。デフォルトでは、次のカテゴリを使用できます。

  • 製品: 製品の機能、設定および保守に関連する問題。このようなメッセージは、通常、機能管理者または製品スーパーユーザー向けです。

  • システム: アプリケーション、データベース、テクノロジ・スタックなどに関連する問題。このようなメッセージは、通常、アプリケーション管理者やデータベース管理者などの技術ユーザー向けです。

  • セキュリティ: 権限、アクセス、コンプライアンス、パスワードなどに関連する問題。このようなメッセージは、通常、セキュリティ管理者向けです。

重大度別のグループ化

このグループ化属性は非常に特定的であり、メッセージの重大度を示します。メッセージに対して自動的にインシデントが作成されるようにするには、重大度を「高」に設定する必要があります。次の値が事前定義されていますが、必要に応じてその他の値を追加できます。

  • : 重要なビジネス・プロセスの進行を完全に停止したり、大規模なユーザー・コミュニティに影響を及ぼしたり、ヘルプ・デスクによる支援を必要とするようなメッセージに使用します。メッセージに対してインシデントが暗黙的に作成されるようにするには、このオプションを使用します。

  • : 重大度がより低く、単発性がより高いメッセージに使用します。

  • : メッセージがエンド・ユーザーまたはビジネス・プロセスに悪影響を及ぼすかどうかを判断できない場合に使用します。

ロギングおよびインシデント

保存済ログ・ファイルにUIメッセージを含めるには、「ロギング有効」チェック・ボックスを選択します。UIにエラー・メッセージが表示されたときに自動的にインシデントが作成されるようにするには、重大度を「高」に設定します。

インシデントは、ヘルプ・デスクによる支援が必要となるようなアプリケーション・エラーに関する情報を収集するためのものです。インシデントには、問題が発生した時点でのアプリケーションの状態に関する情報が含まれています。ヘルプ・デスクはインシデント内の情報を基に問題を解決します。