給与関係の実装の概要

給与関係は、給与雇用モデルの最上位レベルです。これは給与法定計算およびレポート用に個人のアサイメント・レコードをグループ化します。

給与関係内でグループ化されたアサイメントは、常に同じPSUおよび従業員などの個人タイプに属します。

給与関係を使用すると、給与、報酬、タイム・カード、休暇欠勤など、個人の情報をOracle HCM Cloudで入力できます。

複数のアサイメントがある従業員の場合、給与関係では、関係内でグループ化されたすべてのアサイメントからの支給項目に対して実行する税金および社会保険の計算がサポートされます。「給与の計算」などの給与プロセスの結果は、個人の給与関係に対して適宜保持されます。

給与関係ルールとマッピングは、給与関係の作成を制御し、ローカライゼーションのためにCloud Payrollで処理する方法を定義します。これらのルールとマッピングは、Oracleによって事前定義されている国別拡張機能で自動的に使用可能になります。Oracleで事前定義されていない国別仕様を構成する場合は、「人事管理の国別仕様の構成」タスクを使用して、給与関係およびマッピング・ルールを定義します。