給与エレメント

一部のエレメントは事前定義されています。要件にあわせて他のエレメントを作成することもできます。各エレメントは、その目的に従ってプライマリ分類に属しており、これによって作成に使用するテンプレートが決まります。

テンプレートを使用してエレメントを作成し、国拡張機能に応じて給与処理に必要な関連項目を作成します。

エレメントを使用して、次のコンポーネントを表すことができます。

  • 支給項目(給与、賃金、賞与など)

  • 報酬(従業員株式購入プランや保険プランなど)

  • 休暇欠勤

  • 個人に支給される有形品目(工具、ユニフォーム、携帯電話、コンピュータなど)

  • 法定控除項目(税金など)、任意控除項目、慈善または貯蓄プランへの拠出金、標準控除項目(裁判所命令や税引前控除など)

  • 事業主税およびその他の事業主債務

ノート: タイム・カードを原価計算定義を持つ結果エレメントに関連付けることができます。「エレメント要約」ページでは、ベース・エレメント属性を使用して時間エレメントを結果エレメントに直接リンクできます。

事前定義済エレメントの使用

事前定義済エレメントは、国または地域に固有です。通常、税金およびWage Attachmentの控除項目が含まれます。これらの事前定義済エレメントは変更できません。ただし、これらの適格レコードを作成する必要があります。

エレメントの作成

「エレメント」タスクを使用して、必要な数の支給項目および控除項目エレメントを作成できます。3月6日に有効な就業者のエレメント・エントリを作成するとします。この場合、エレメント・エントリの開始日と終了日は3月6日です。

質問のテンプレートを決定するエレメント分類およびカテゴリを選択します。作成するエレメントの詳細を指定するために質問に答えます。テンプレートによって生成される項目には、複数のエレメント、入力パラメータ、Formula、バランスおよびその他の項目を含めることができます。

ノート: エレメントの作成に使用するテンプレートは、「国または地域別の機能」ページの国または地域に選択した構成によっても異なります。たとえば、国拡張機能が「給与」に設定されている場合は、給与処理に必要なすべての項目を生成するテンプレートを使用します。国拡張機能が「人事管理」または「なし」に設定されている場合は、エレメントのみを生成する基本テンプレートを使用します。ただし、標準支給項目、副支給項目、直接支払、課税対象福利厚生などのエレメント分類を選択した場合は、基準テンプレートにより、「金額」、「周期性」および「常勤換算」の入力パラメータが作成されます。

生成された任意の項目を特定のビジネス要件にあうように構成できます。たとえば、特定のアサイメント・ステータスに対して異なるFormulaを使用するために、入力パラメータを追加したり、Formulaを編集したり、ステータス処理ルールを追加できます。また、エレメントのエレメント適格レコードも作成する必要があります。

この表では、エレメントを作成するときに使用する項目の目的について説明しています。

項目

目的

入力パラメータ

勤務時間や金額など、このエレメントの各エントリで使用可能な入力値を定義します。

エレメント適格レコード

就業者の雇用レコードがエレメントに適格となるために満たす必要がある適格基準を定義します。たとえば、等級、給与、給与ベースまたは組織を適格基準として使用できます。

ステータス処理ルール

給与計算でエレメントの処理に使用するFormulaおよびFormula結果の処理方法を識別します。

「関連Formula」および「関連エレメント」

給与処理のためにテンプレートで作成された追加エレメントおよびFormulaを識別します。

関連バランス

このエレメントのエレメント・テンプレートで作成されたバランスを識別します。