給与国別仕様データ
Oracleによって最初に提供されていない国または地域の給与ルールを作成および編集するには、「設定および保守」領域の「人事管理の国別仕様の構成」タスクを使用します。
構成できるオブジェクトは次のとおりです。
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国別仕様ルール
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エレメント分類
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有効な支払タイプ
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コンポーネント・グループ
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バランス・ディメンション
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国別仕様データ・グループ
国別仕様ルール
国別仕様ルールにより、従業員を組織に再雇用する場合の従業員レコードの管理方法が制御されます。たとえば、一部の国では再雇用が以前の給与関係に引き続き関連付けられることから、年累計バランスなどの以前のデータにアクセスできます。他の一部の国では、再雇用により新しい給与関係レコードが作成され、以前のデータにはアクセスできません。自分の国または地域の法定ルールにより、課税年の開始月など、選択内容が決まります。
構成できる国別仕様ルールには、システムPersonタイプと給与関係タイプの間のマッピングが含まれます。このマッピングにより、「総支給項目の計算」プロセスなど、給与計算処理に含めることができるPersonタイプが制御されます。
エレメント分類
エレメント分類は、関連するエレメントの集合です。エレメントに含めるプライマリ分類を選択します。国や地域において最も適切な用語と一致するように、エレメント分類に新しい表示名を指定できます。
有効な支払タイプ
支払タイプは、就業者に支払を発行する手段です。事前定義済の支払タイプには、小切手、現金、EFT (電子送金)、および国際送金があります。国や地域において最も適切な用語と一致するように、支払タイプに新しい表示名を指定できます。
コンポーネント・グループ
コンポーネント・グループは、給与コンポーネントの論理セットで、一部の支給項目および控除項目エレメントの計算値を決定するレートおよびルールです。国や地域において最も適切な用語と一致するように、サポートするコンポーネント・グループに新しい表示名を指定できます。
「人事管理の国別仕様の構成」タスクでは、有効にする各コンポーネント・グループの計算カード定義および給与コンポーネントを作成します。特定の分類およびカテゴリのエレメントを作成する場合は、エレメント・テンプレートで、エレメントを給与コンポーネントに関連付け、就業者の計算カードに追加できる計算コンポーネントを作成します。計算カードでは、選択したコンポーネント・グループのコンポーネントを作成します。エレメント・テンプレートで、これらのコンポーネントを、作成する法定エレメントに関連付けます。これらのコンポーネントは、処理する計算のエレメント適格を使用して従業員に関連付けてください。
国別仕様ルールにより、「連邦政府」または「社会保険」コンポーネント・グループが有効化されていて、かつ「国または地域別の機能」ページで国拡張機能が国または地域の「給与」または「給与インタフェース」に設定されている場合、就業者を採用すると自動的にその就業者に対する法定控除項目計算カードが作成されます。就業者を採用する前に、法定控除項目エレメントの適格レコードを作成してください。
バランス・ディメンション
バランス・ディメンションは、時間、従業員の関係レベル、管轄区域、税レポート・ユニットなどの基準の組合せに基づいて、特定の時点における特定のバランス値を識別します。国や地域において適切な用語と一致するように、サポートするバランス・ディメンションに新しい表示名を指定できます。
「人事管理の国別仕様の構成」タスクでは、アプリケーションが支給明細(総支給項目および差引支給額など)内で使用するいくつかの事前定義済バランスを作成します。また、組織支払方法を設定するには、差引支給額バランスが必要です。
国別仕様データ・グループ
「設定および保守」領域で「国別仕様データ・グループの管理」タスクを使用して、企業が運用されている国また地域ごとに少なくとも1つの国別仕様データ・グループを定義します。