従業員の休暇および委任ルールのレビュー

従業員の休暇および委任ルール・レポートを使用して、ユーザーが自分に割り当てられたワークフロー・タスクを再割当または委任するために定義したルールの詳細を取得します。このレポートはスケジュール済プロセスとして使用できます。

たとえば、従業員が休暇中の場合、その期間中に従業員に割り当てられたタスクがどうなるかを把握する必要があります。このレポートには、承認する他のユーザーに再割当または委任するルールが設定されているかどうかが示されます。また、指定された個人がだれかも確認できます。

開始する前に

レポートを実行する前に、次の点を確認してください。

  • 次を含むカスタム・ロールがある場合は、「スケジュール済プロセス」作業領域からレポートをスケジュール済プロセスとして実行できます:
    • BPMワークフロー・レポートの実行(FUN_RUN_BPM_WORKFLOW_REPORTS_PRIV)
    • BPMワークフロー・レポートの実行(FUN_RUN_BPM_WORKFLOW_REPORTS_PRIV_OBI)
  • ユーザーの休暇やその他の委任ルールに関する情報が必要なときに、必要に応じてレポートを実行します。繰返しスケジュールで実行するようにこのレポートを発行しないでください。

レポートのパラメータ

レポートには、レポートを実行した日にアクティブなルール、非アクティブなルール、またはその両方が含まれます。たとえば、11月10日にレポートを実行し、「日付: 自」パラメータに10月1日を選択し、「日付: 至」パラメータに10月30日を選択するとします。

そしてさらに、アクティブな日付が次のとおりである3つのルールがあるとします。

  1. 9月25日から10月10日
  2. 10月5日から10月15日
  3. 10月30日から11月30日

レポートには、「日付: 自」および「日付: 至」パラメータで設定した期間内にアクティブな日付があるこれらのルールを含めることができます。ルール・ステータス・パラメータで選択した内容に基づいて、3つのルールのうちどれがレポートに実際に含まれるかが決まります。

  • アクティブ: 3番目のルールのみが11月10日にアクティブであるため、この3番目のルールのみが含まれます。
  • 非アクティブ: 最初の2つのルールが11月10日に非アクティブであるため、最初の2つのルールのみが含まれます。
  • すべて: 3つのルールがすべて含まれます。
ノート:「日付: 自」および「日付: 至」パラメータを空白のままにすると、現在の月の開始日と終了日を入力したものとしてレポートが実行されます。

レポート出力

レポートを発行するときに出力を定義する必要はありません。次のセクションを含むスプレッドシートが取得されます。

  • 依頼元従業員詳細: ルールを定義したユーザーに関する情報。
  • ルール詳細: ルールに関する情報(ルールがいつ有効になるか、およびルールが適用されるためにワークフロー・タスクが満たす必要がある条件など)。ルールには次の2種類があります。
    • 休暇: ユーザーが不在の場合のルール。
    • 委任: 特定の条件に基づいてタスクを委任または再割当するといった、割り当てられたタスクに対してユーザーが定義したその他のルール。
  • 宛先従業員詳細: タスクが委任または再割当される個人に関する情報。

スプレッドシートが取得されない場合、またはスプレッドシートが空白の場合は、セキュリティ管理者に連絡してください。前述の権限が実際にあるかどうかを確認してください。