タスクが承認グループに自動的にリリースされるタイミング
ワークフロー・タスクが承認グループに割り当てられると、グループ内のユーザーはそのタスクを要求できます。ただし、タスクを要求したユーザーが一定時間以内にタスクを処理しなかった場合、タスクは自動的にグループにリリースされます。
タスクが要求されている間は、承認グループ内の他のユーザーはタスクを処理できません。しかし、タスクがリリースされれば、グループ内の誰でもそのタスクを要求して処理できます。タスクが自動的にリリースされるまでの時間は、様々な要因によって異なります。制御できる要因は、タスク優先度と期限切れポリシーです。
期限切れが設定されていない場合
タスクに期限切れがない場合は、タスクの優先度に基づいて自動的にリリースされます。
タスク優先度 | 期間(日数) |
---|---|
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 3 |
4 | 4 |
5 | 5 |
タスク優先度が3の場合、タスクを要求したユーザーが処理を行わずに3日過ぎると、タスクは自動的にリリースされます。
期限切れが設定されている場合
タスクに期限切れが構成されている場合、タスク優先度および期限切れポリシーに基づいてタスクが自動的にリリースされます。優先度によって失効率が決まり、これを式で使用してタスクが自動的にリリースされるまでの時間が算出されます。
(Expiration Date - Calendar Date) * Expiration %
タスク優先度 | 失効率 |
---|---|
1 | 30 |
2 | 40 |
3 | 50 |
4 | 60 |
5 | 76 |
たとえば、タスクの優先度が3で、期限切れポリシーが10日に設定されているとします。ポリシーがタスク・レベルまたは割当先レベルのどちらで設定されていても、計算には影響しません。あるユーザーが5月5日にタスクを要求し、今日が5月10日だとします。期限切れが10日間に設定されているため、期限が切れるのは5月15日です。計算は次の式に基づきます。
(15 – 10) * .50 = 2.5
したがって、今日から2日半の間にユーザーがタスクを処理しないと、そのタスクは自動的にリリースされます。