ジョブ・オファーの書直し
承認者がオファーを承認した後、または候補者が受け入れた後にジョブ・オファーを調整できます。ジョブ・オファーを書き直すと、状態が「下書き」に変わり、内容を変更できるようになります。
候補者に提示する前、および候補者がオファーを見た後にもジョブ・オファーを書き直すことができます。
ジョブ・オファーの提示前の書直し
ジョブ・オファーの書直しは、ジョブ・オファーを停止した場合や「下書き」状態から移動した後で改訂する必要がある場合に便利です。たとえば、変更を加える必要がある場合や、候補者がジョブ・オファーの要素について交渉する必要がある場合などです。ジョブ・オファーを書き直すと、承認プロセスをもう一度実行する必要があります。
ジョブ・オファーのステータスが次の場合は、「オファーの書直し」処理を使用できます。
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「オファー - 承認否認済」であり、ジョブ・オファーをレビューする価値があると判断した。
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「オファー - 承認済」であり、ジョブ・オファーの承認後に変更が必要であることが判明した。
ジョブ・オファー・ステータスが「オファー - 承認待ち」の場合、承認にオファーを送信した個人は、必要に応じて「ワークリスト」領域を使用して承認サイクルからオファーを取り下げることができます。これにより、オファーは「オファー - 下書き」に戻り、書直し処理は必要ありません。
ジョブ・オファーの提示後の書直し
変更が必要であれば、候補者がオファーを見た後でジョブ・オファーを書き直すことができます。候補者がオファー・レターを再検討するように、オファー・レターを改訂できます。
候補者がジョブ・オファーを確認または受諾したが、何かが変更されたため、新しいジョブ・オファー・レターを再発行することが必要になる場合があります。このような状況では、「オファーの書直し」処理を使用できます。ジョブ・オファーが「下書き」にリセットされます。ジョブ・オファーを編集し、再度承認を受けて、候補者に再提示できます。候補者はその後、改訂されたオファーに応答します。
ジョブ応募が次のフェーズおよび状態のときは、候補者ジョブ応募の否認または取下げを行わずに、ジョブ・オファーを書き直すことができます。
- オファー – 提示済
- オファー – 受諾済
- オファー・フェーズ後に構成されたカスタム・フェーズ
- HR - 自動処理待ち
- HR - 手動処理待ち
- HR - 処理中にエラー
外部候補者の場合、ジョブ応募がHRフェーズで「処理進行中」状態(処理待ち就業者レコードが作成済)のときは、「ジョブ・オファーの管理」ページ(「自分のクライアント・グループ」→「クイック処理」→「ジョブ・オファーの管理」)にアクセスし、次のステップに従う必要があります。
- 処理待ち就業者関係を取り消します。
- 「採用プロセスの完了」スケジュール済プロセスを実行します。
- ジョブ応募は「候補者により取下げ済」状態に移動し、「オファーの書直し」リンクが有効になります。
- 「オファーの書直し」リンクをクリックして、ジョブ応募を「オファー - 下書き」ステータスにします。
内部候補者の場合、ジョブ応募がHRフェーズで「処理進行中」状態(異なる雇用主シナリオ)で、新規アサイメントの雇用開始日が将来であるときは、次のステップに従う必要があります。
- 従業員の新しい雇用関係を取り消します。
- 「採用プロセスの完了」スケジュール済プロセスを実行します。
- ジョブ応募は「候補者により取下げ済」状態に移動し、「オファーの書直し」リンクが有効になります。
- 「オファーの書直し」リンクをクリックして、ジョブ応募を「オファー - 下書き」ステータスにします。
内部候補者の場合、ジョブ応募がHRフェーズで「処理進行中」状態(同じ雇用主シナリオ)で、新規アサイメントの雇用開始日が将来であるときは、次のステップに従う必要があります。
- 従業員の先日付の新規アサイメント・レコードを削除します。
- 「採用プロセスの完了」スケジュール済プロセスを実行します。
- ジョブ応募は「候補者により取下げ済」状態に移動し、「オファーの書直し」リンクが有効になります。
- 「オファーの書直し」リンクをクリックして、ジョブ応募を「オファー - 下書き」ステータスにします。
受諾したジョブ・オファー・レターのすべてのバージョンは、就業者の「文書レコード」ページの文書タイプ「採用ジョブ・オファー・レター」に保持されます。これは、候補者がオファーを受諾した後で書き直して再度受諾した場合に、同じジョブ応募のオファー・レターの各バージョンを一度に表示できることを意味します。古いオファー・レターと比較して、新しい就業事業所、開始日、電子署名日などの変更された値が新しいオファー・レターに反映される可能性があるため、これは重要です(これらのフィールドが含まれるよう構成されている場合)。
候補者が承諾する前にジョブ・オファーを書き直すと、以前のバージョンのオファーは就業者の文書レコードに保持されません。
ユースケース
ユースケース1: ジョブ求人が「充足済」状態になり掲載されなくなりました。ジョブ・オファーを書き直すには、求人を再オープンして掲載し、「オープン」状態にする必要があります。求人がクローズ済または取消済になると、「オファーの書直し」処理は使用できなくなります。
ユースケース2: 管理者が「オファーの書直しの防止」機能を有効にし、90日以上前にオファーが処理済または否認済になっています。ジョブ・オファーを書き直すには、管理者が「設定および保守」作業領域で「オファーの書直しの防止」を無効にする必要があります。
ユース・ケース3: 「オファーの書直し」処理がグレー表示され、「候補者により取下げ済」状態の候補者のジョブ・オファーを書き直すことができません。これは、管理者がジョブ・オファーの書直しを防止するように設定を有効にしたためです。