候補者がジョブ・オファーを受諾した場合の影響

候補者がジョブ・オファーを受諾すると、ジョブ応募の状態が「受諾済」になります。これは、ライフサイクルのオファー・フェーズの最終状態です。ここからは、様々なことが発生する場合があります。

  • 候補者がジョブ・オファーを受諾した直後に、まず確認テキストが上部に表示されたオファー・レターが表示されますが、簡易電子署名セクションは設定されていても表示されません。

  • 候補者は後で戻ってオファー・レターを表示するか、ダウンロードするかを選択できます。そのページのオファー・レターには、最初の確認テキストは含まれなくなります。かわりに、表示するように構成されている場合は簡易電子署名情報が表示されます。これには、氏名、受諾の日時、オファーを受諾したIPアドレスなどが含まれる場合があります。または、ユーザーが候補者の受諾を代理で記録した場合、その個人の名前がオファー・レターのこのセクションに表示される場合もあります。

  • 他のユーザーにも、候補者の受諾の簡易電子署名情報、または候補者の代理で受諾したユーザー名が、このオファー・レターとともに表示されます。これには、候補者のジョブ応募からオファー・レターをプレビューするユーザー、およびオファー・レターが自動的にコピーされた就業者の文書レコードでオファー・レターを表示するユーザーが含まれます。

  • 最新の生成済バージョンのオファー・レターがレコード文書にコピーされます。

    • このオファーに対して設定されたオファー・レターがない場合、文書レコードには何も保存されません。

    • BI Publisherに問題があって、候補者の受諾済オファー・レターがまだ生成されていない場合、簡易電子署名情報がないオファー・レターがレコード文書にコピーされます。受諾済レターが自動的に再生成されると、レコード文書にもコピーされます。

  • ジョブ応募の「進捗」タブに、このオファーが候補者またはユーザーによって受諾されたことが表示されます。

  • 「オファー - 受諾済」ステータスから候補者が先に進めるように自動進行が構成されている場合は、即時に実行されます。これは、すべての候補者、内部候補者のみ、外部候補者のみ、または管理者が指定した候補者のサブセットを自動的に移動するように構成できます。候補者は、オファーを受諾するとすぐに、残りのカスタム・フェーズ、または最終HRフェーズに進むことができます。

  • オファー・フェーズと最終HRフェーズの間にカスタム・フェーズが構成されている場合、候補者はこれらの状態に移動できます。「移動」処理を使用して手動で進行することも、かわりにここで自動進行を構成して移動することもできます。

  • この選択プロセスに対して自動進行もカスタム・フェーズも構成されていない場合は、次のようになります。

    • 外部候補者は「オファー - 受諾済」のままで、必要に応じて先に進めることができます。

    • 内部候補者は自動的にHRフェーズに進みます。どの状態になるかは、状況、利用可能なヘッドカウント、およびその他の要因によって異なります。

手動処理または自動進行によって候補者が最終HRフェーズに入ると、HR担当者がその候補者を担当します。次のイベントが自動的に発生します。

  • 候補者のジョブ応募がオファー・フェーズから離れるとすぐに、「採用」作業領域の「ジョブ・オファー」ページにリストされなくなります。ただし、ジョブ応募とその「オファー」タブは、求人の候補者リスト内に表示されます。

  • 候補者の他のアクティブなジョブ応募(ある場合)の状態は、「候補者により取下げ済」に変更されます。例外: 「オファー - 承認待ち」のジョブ応募については、承認プロセスが続行されます。また、「オファー - 提示済」以降の状態(HRフェーズを含む)のジョブ応募は、変更されないままとなります。別のジョブを同じ候補者にオファーしないように、手動でジョブ応募を取り下げることができます。

  • オファーの関連求人の採用数が1人増加します。採用者数が空席数と一致すると、求人が自動的に充足されるように構成されている場合は、この時点で充足されます。

  • 採用担当者が、ジョブ・オファーや候補者のジョブ応募にさらなる影響を及ぼすことはありません。否認したり、状態を先に進めて変更することはできません。ただし、HR担当者がHRフェーズでこれを処理した場合は、引き続きその状態変化を確認できます。

  • ジョブ・オファーが、「ジョブ・オファーの管理」クイック処理からアクセスできる「ジョブ・オファー」ページで、HR担当者に表示されるようになります。採用担当者ではなくHR担当者が、受諾された候補者およびそのジョブ・オファーに対する新規アサイメントの確定を担当するようになります。候補者がHRフェーズに入るときの状態は、新規採用であるか、再雇用であるか、社内で異動する現在の就業者であるか、重複があるか、他のエラーが発生したかによって決まります。