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原価ファクタおよび原価ファクタ・リスト

原価ファクタは、明細に関連する追加原価を識別してネゴシエーションする目的で使用します。

原価ファクタには次の2つのタイプがあります。

  • 外部

  • 内部

外部原価ファクタ

外部原価ファクタは組織外からの影響であり、追加の金銭的な影響を与え、購買組織の最終原価に追加されます。 外部原価ファクタを使用すると、単なる価格ではなく追加原価をすべて考慮して、品目またはサービスの合計原価をより現実的に把握できます。 このような原価には、コンサルティングやトレーニングなどにかかる追加原価が含まれます。 原価ファクタは、ネゴシエーション明細、ネゴシエーション・テンプレートの明細、または原価ファクタの集まり(原価ファクタ・リスト)に追加できます。 1つのネゴシエーション明細に(タイプを問わず)複数の原価ファクタを定義できます。 次のタイプの原価ファクタを作成できます。

定額原価ファクタ

定額原価ファクタは、明細で要求されているユニット数量に関係なく、明細自体の固定金額です。

ユニット当たり原価ファクタ

これらの原価ファクタは、ユニット当たりの固定金額として指定します。この金額に明細で要求されているユニット数量を乗じることになります。

明細価格率原価ファクタ

明細価格率原価ファクタは、パーセントとして指定します。 明細価格率は、単価に明細価格率原価ファクタの値を乗じることによって計算されます。

内部原価ファクタ

サプライヤには、ビジネスの資格を付与できますが、非表示の原価や業務上の短所がある場合があります。 これらの業務上の短所は、過去のパフォーマンスの問題、サプライヤの事業所によるロジスティクス原価、追加のプロジェクト管理ニーズなどの不備である可能性があり、内部原価としてサプライヤの応答に数量化および追加できます。 バイヤーは、これらの原価を追加して計算された変換済金額を表示でき、オプションでサプライヤに表示できます。 変換された金額が低い応答が上位にランク付けされます。 変換された金額を可視化することで競争入札が促進されるため、全体のランクが上位のサプライヤが合計原価に関して実際の落札者になります。

内部原価ファクタは購買組織によって決定され、サプライヤの応答金額または明細価格に適用されます。

これらのタイプの内部原価ファクタをサプライヤ応答金額に適用できます。 その後、変換された応答金額および全体のランクを応答ヘッダー・レベルで確認できます。

  • 応答金額率

  • 定額

これらのタイプの内部原価ファクタは、ネゴシエーション明細、ロット、ロット明細およびグループ明細に適用できます。 その後、変換された明細価格と変換された明細ランクを明細レベルで表示し、全体のランクを応答レベルで表示してネゴシエーションの落札プロセスを支援できます。

  • 定額

  • 明細価格率

  • ユニット当たり

詳細は、「内部原価ファクタの適用」を参照してください。

サプライヤのネゴシエーション明細に内部原価を適用するとともに、ネゴシエーション明細にデフォルトの内部原価ファクタを設定できます。この場合、明細ごとに内部原価ファクタ明細を追加するかわりに、ネゴシエーション明細のデフォルトの内部原価ファクタを設定できます。これは、ネゴシエーション明細の追加時に自動的に追加されます。 詳細は、「ネゴシエーションでのデフォルトの内部原価ファクタの定義および使用」を参照してください。

次のタイプの原価ファクタを作成できます。

定額原価ファクタ

定額原価ファクタは、応答金額または明細金額に加算される固定金額です。 明細またはロットの場合は、明細で要求されているユニットの数量に関係なく、明細に追加されます。

ユニット当たり原価ファクタ

これらの原価ファクタは、ユニット当たりの固定金額として指定します。この金額に明細で要求されているユニット数量を乗じることになります。

明細価格率原価ファクタ

明細価格率原価ファクタは、パーセントとして指定します。 明細価格率は、単価に明細価格率原価ファクタの値を乗じることによって計算されます。

応答金額率原価ファクタ

応答金額率原価ファクタは、パーセントとして指定します。 応答金額率は、応答レベルで合計応答金額を乗じることによって計算されます。

全体のランク

全体のランクは、変換された金額に基づきます。 変換された金額が低くなるほど、全体のランクが高くなります。 サプライヤに内部原価ファクタが割り当てられていない場合、応答金額が全体のランクの計算で考慮されます。

内部原価ファクタを使用するときにできることや知っておく必要があることを次に示します。

  • 調達管理者またはカテゴリ・マネージャは、新規ネゴシエーション形式を作成するか、既存のネゴシエーション形式を更新して、単一オークションで応答レベルまたは明細レベル、あるいはその両方の内部原価ファクタを使用可能にできます。

  • 同じ内部原価ファクタ・セットが複数のネゴシエーションに頻繁に適用される場合は、ネゴシエーション・テンプレートを作成して内部原価ファクタを追加し、その値を設定してから、このテンプレートを使用してネゴシエーションを作成できます。

  • 内部原価ファクタの値はマイナスにもプラスにもできます。 内部原価ファクタがマイナスの場合、変換された金額は低くなります。

  • 内部原価ファクタを追加し、ネゴシエーションの作成時にその値を設定できます。 また、サプライヤ応答を表示した後、応答金額に適用される内部原価ファクタの値を調整できます。 下書きステータスのネゴシエーションでは、明細レベルの内部原価ファクタのみ更新できます。

  • 変換された金額およびランクをサプライヤに表示せず、内部分析にのみ使用する場合は、応答ルール「変換された金額をサプライヤに表示」、「変換された明細ランクをサプライヤに表示」および「全体のランクをサプライヤに表示」の選択を解除する必要があります。

  • 複数の応答の変換された金額が同じ場合、先になされた応答のほうが全体のランクが高くなります。

  • 部分応答に対しては全体のランクは計算されません。 すべてのサプライヤ応答に対して全体のランクが計算されるようにするには、サプライヤが部分明細または一部の数量で応答できないようにする応答ルールを設定する必要があります。 また、サプライヤのアクセスが1つ以上のネゴシエーション明細に制限されている場合、そのサプライヤからの応答に対する全体のランクは計算されません。

原価ファクタ・リスト

外部または内部原価ファクタを作成すると、原価ファクタ・リストを作成できます。 バイヤーは、外部原価ファクタ・リストをネゴシエーション明細に適用し、よく発生するセカンダリ原価をネゴシエーションの対象としてすばやく特定できます。 バイヤーは、アプリケーションに定義されている外部原価ファクタを使用して、個人用の原価ファクタ・リストをそれぞれ独自に作成できます。 バイヤーは、内部原価ファクタ・リストを応答ヘッダー・レベル、ネゴシエーション明細、ロット、ロット明細およびグループ明細で変換された金額に適用できます。