バック・トゥ・バック履行をサポートするようにGlobal Order Promisingを構成する方法

このトピックでは、バック・トゥ・バック履行の設定ロードマップのステップのサポート・ドキュメントを提供します。バック・トゥ・バック・オーダーの供給需要を満たす製品を作成する必要がある場合は、Oracle Global Order Promisingを構成する必要があります。

製造およびサプライ・チェーン資材管理オファリングのOrder Promising作業領域で構成するGlobal Order Promisingルール・タスクは、次のとおりです:

ATPルールの管理
ソース・ルールの管理
割当セットの管理

バック・トゥ・バック履行をサポートするようにGlobal Order Promisingを構成することは、標準オーダー納期回答の構成に似ています。ただし、バック・トゥ・バック・オーダー納期回答に固有の追加ニーズがあります。次の表に、適用する必要がある構成設定を示します。

タスク名	設定	コメント
ATPルールの管理	納期回答モードの「サプライ・チェーン有効数量検索」を選択	NA
ATPルールの管理	「コンポーネントおよびリソースの検索」を有効にします	これは、バック・トゥ・バック・メイクの推奨事項に必須です。
ATPルールの管理	サポートする「供給タイプ」を選択	NA
ATPルールの管理	無制限「有効数量タイム・フェンス定義」を大きい値に設定	長いリード品目をサポートするためにフローが必要な場合は、この属性を設定します。それ以外の場合は、この値を企業の計画タイム・フェンスと一致させます。ノート: Global Order Promisingで無制限タイム・フェンスまで十分な供給が見つからない場合は、製造品目に無制限供給があるとみなされます。そのため、Global Order Promisingでは推奨が生成されません。
ソース・ルールの管理	組織割当タイプに「ローカル」を選択	Global Order Promisingでは、一般的な設定、ソースのランク付けおよび必要なリード・タイムの供給を提供する機能に応じて、製造、転送または手持供給の推奨を推奨します。
ソース・ルールの管理	(オプション)ソース・ルール有効日の「開始日」および「終了日」を入力	NA
ソース・ルールの管理	ソース表で「供給ソース」を定義	NA
割当セットの管理	次の属性を指定します。割当レベル項目割当セット内のソース・ルールを定義します(ソース・ルールまたは物流構成表列)	Global Order Promisingでは、複数の階層レベルでの割当がサポートされています。

ヒント: 製造品目の場合は、品目が製造される組織に指定された「製造場所」ソース・ルールに品目を関連付ける必要があります。

Global Order Promisingでは、ソーシングを使用して、履行組織で生成する供給推奨のタイプを決定します。次の表に、様々なシナリオの供給生成推奨を示します。

シナリオ	供給推奨
履行組織で使用可能な有効在庫数量(ATP)供給	ATP(手持)推奨の生成
ローカル・ソース・ルールで定義されたアップストリーム組織で使用可能な供給	転送推奨の生成
履行組織のコンポーネントおよびリソースを介して使用可能な供給	製造推奨の生成
履行組織のローカル・ソース・ルールで定義された供給可能	購入推奨の生成

これらのタスクの使用の詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのOrder Promisingルールの連携方法を参照してください: Global Order Promisingガイドの使用。