会計処理基準の概要
会計処理基準によって、補助元帳仕訳ルール・セットをグループ化します。 これにより、すべての補助元帳アプリケーションの会計イベント区分および会計イベント・タイプごとに一貫した会計処理を定義できます。 グループ化することによって、補助元帳仕訳ルール・セットを元帳にまとめて割り当てることができます。
たとえば:
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米国の一般会計原則(GAAP)の基準に準拠する補助元帳仕訳ルール・セットをグループ化するように補助元帳会計処理基準を定義できます。
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異なる補助元帳会計処理基準を各関連元帳に割り当てることによって、トランザクションの会計表示を複数作成できます。
会計基準は、トップ・ダウンまたはボトム・アップのいずれかのアプローチで定義できます。
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トップ・ダウン: 最初に会計処理基準を定義してから、会計処理基準に割り当てる必要がある各ルールのコンポーネントを定義します。
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ボトム・アップ: 最初に各ルールのコンポーネントを定義し、必要に応じてコンポーネントを割り当てます。
「会計の作成」プロセスでは、アクティブな仕訳ルール・セット割当てがある会計処理基準定義を使用して、補助元帳仕訳を作成します。
会計処理基準が最初に定義されたときに、そのステータスは未完了に変更されます。 ステータスは、割当て済の仕訳ルール・セットに関連付けられた会計基準のコンポーネントを変更した後にも未完了になります。
次の定義は、仕訳の定義に使用され、会計処理基準に対する更新として適用されます。
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事前定義済の会計処理基準に対する更新
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「会計処理基準」ページからの会計イベント区分および会計イベント・タイプに対する仕訳ルール・セットの割当て
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会計処理基準の元帳への割当て
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補助元帳仕訳ルール・セットの割当てのアクティブ化
事前定義済の会計処理基準に対する更新
事前定義済の会計処理基準を更新するには、既存の割当てに終了日を設定し、有効開始日を指定して割当てを作成します。
会計イベント区分および会計イベント・タイプに対する仕訳ルール・セットの割当て
「会計処理基準」ページを使用して、会計イベント区分および会計イベント・タイプに対して仕訳ルール・セットの割当てを作成します。
ルール・セットの割当てに関して、次の点を考慮する必要があります。
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会計処理基準に勘定体系が割り当てられている場合は、次のような仕訳ルール・セットを使用できます。
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同じ勘定体系を使用する
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どの勘定体系にも関連付けられていない
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既存の仕訳ルール・セットを割り当てるか、または新規の仕訳ルール・セットを作成できます。
会計処理基準の元帳への割当て
勘定体系が割り当てられている会計処理基準は、同じ勘定体系を使用する元帳でのみ使用できます。
勘定体系が割り当てられていない会計処理基準は、どの元帳にも割り当てることができます。
補助元帳仕訳ルール・セットの割当てのアクティブ化
補助元帳仕訳ルール・セットの割当ては、「会計処理基準」ページからアクティブ化できます。 また、「補助元帳仕訳ルール・セットの割当のアクティブ化」プロセスを発行して、会計設定を検証してアクティブ化できます。
会計処理基準と会計基準
この図は、会計処理基準で使用されるコンポーネントの関係を示しています。
![この図は、補助元帳コンポーネントのフローを視覚的に定義しています。 補助元帳アプリケーションは、会計処理基準のコンポーネントを使用して トップ・ダウンまたはボトム・アップで設定できます。 これには、仕訳明細ルール、
勘定科目ルールおよび摘要ルールが割り当てられる
仕訳ルール・セットが含まれます。 仕訳ルール・セットは、 元帳に割り当てられている会計処理基準に割り当てられます。](images/xla_subledger_flow_nhdd_04_20037960.png)