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補助元帳仕訳ルール・セットの概要

補助元帳仕訳ルール・セットによって、会計イベントに対する完全な仕訳を生成するための定義が提供されます。

補助元帳仕訳ルール・セットを定義する対象が特定の会計イベント区分か会計イベント・タイプかを選択します。

相互に排他的で異なる会計要件を満たすために複数の元帳を使用している場合は、元帳ごとに仕訳ルール・セットを変えることができます。 各補助元帳仕訳ルール・セットが特定タイプの会計要件を満たす場合があります。

たとえば、米国の一般会計原則(GAAP)レポート専用の元帳に対してはUS GAAP指向の補助元帳仕訳ルール・セットを使用します。 フランス法定レポート専用の元帳に対してはフランス法定会計方法を使用します。 補助元帳仕訳ルール・セットを構成する様々なコンポーネントの設定に基づいて、これら2つのセットの定義は異なります。

すべてのOracle補助元帳には、事前定義済の補助元帳仕訳ルール・セットが用意されています。 事前定義済の補助元帳仕訳ルール・セットが特定の要件を満たさない場合は、事前定義済の定義をコピーし、名前を変更して、コピーした新しい定義と割当てを変更します。

補助元帳仕訳ルール・セットの割当ては、ヘッダーおよび明細の2つのレベルで行うことができます。 次に、補助元帳仕訳ルール・セットのサブコンポーネントを示します:

  • 摘要ルール

  • 仕訳明細ルール

  • 勘定科目ルール

ヘッダー・レベルでの割当て

ヘッダー割当てによって補助元帳仕訳へッダー情報が定義され、明細割当てによって仕訳明細の会計処理が定義されます。

ヘッダー割当てには、次の内容が含まれます。

  • 会計日(必須)

  • 見越逆仕訳会計日(オプション)

  • 摘要ルール(オプション)

明細レベルでの割当て

1つの会計イベント区分または会計イベント・タイプに対して、複数の補助元帳仕訳ルール・セットを定義できます。 会計イベント区分または会計イベント・タイプに割り当てられた仕訳ルール・セットの明細割当てを使用して、元帳ごとに1つの会計イベントに対して1つの仕訳が生成されます。

次の内容が仕訳明細に割り当てられます。

  • 仕訳明細摘要ルール

  • 仕訳明細ルール

  • 勘定科目ルール

  • サポート参照

摘要ルールの割当て

摘要ルールがソースを使用して定義されている場合、そのソースは、仕訳ルール・セットに割り当てられた会計イベント区分にも割り当てられている必要があります。 摘要ルールは、仕訳のヘッダー・レベル、明細レベルまたは両方のレベルで割り当てることができます。

仕訳明細ルールの割当て

仕訳明細ルールを割り当てるときは、明細タイプ(利益、損失、損益、貸方または借方)を識別する必要があります。 仕訳明細ルールは、補助元帳仕訳ルール・セットに割り当てられている会計イベント区分と同じ会計イベント区分に割り当てる必要があります。

ビジネス・フローの会計に対して使用可能にする仕訳明細ルールを割り当てるときは、現在の明細とビジネス・フロー区分が同一の関連する仕訳明細から、勘定科目組合せおよび特定の会計属性値がコピーされます。 オプションで、異なる摘要ルールを割り当てるのではなく、摘要ルールを現在の明細にコピーします。

同じ仕訳内の対応する明細からコピーして使用可能にする仕訳明細ルールを割り当てるときは、対応する明細から現在の明細に、勘定科目組合せ、セグメント値または明細摘要をコピーすることもできます。

勘定科目ルールの割当て

勘定科目ルール割当てによって、補助元帳仕訳明細に使用する勘定科目が定義されます。 勘定体系を使用して勘定科目ルールが設定される場合は、仕訳ルール・セットに割り当てられている勘定体系と同じ勘定体系を使用する必要があります。 ソースを使用して勘定科目ルールを定義する場合、仕訳ルール・セットに割り当てられている会計イベント区分にもソースを割り当てる必要があります。

次の2タイプの勘定科目ルールがあります。

  • 勘定科目組合せルール: 勘定科目組合せルールを割り当てて、勘定科目組合せを導出します。

  • セグメント・ルール: セグメント・ルールを割り当てて、勘定科目の特定のセグメントを導出します。 たとえば、コスト・センターや勘定科目セグメントです。

サポート参照の割当て

サポート参照を使用して、仕訳明細のトランザクション値を取得できます。 仕訳ルール・セットのイベント区分からのソースが割り当てられている場合にのみ、仕訳ルール・セットに対してサポート参照を使用できます。