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Oracle® Cloud Oracle Social Networkの使用

F11483-01
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フェデレーテッド認証の管理

これらのトピックでは、フェデレーテッド認証の管理方法について説明します。

フェデレーテッド認証はどのような場合に構成するか

Oracle Cloud環境(Oracle Sales CloudやHCMなど)でOracle Social Networkを使用する場合は、フェデレーテッド認証サポートが必要になり、独自のアイデンティティ管理プロバイダを使用したユーザー認証が必要になります。たとえば、環境のオンプレミス認証ソリューションを使用する場合や、クラウドベースのプロバイダを使用する場合があります。この状況では、自動クライアント認証プロセス中の特定のポイントで使用されるURLを定義する必要があります。

また、フェデレーテッド認証設定を使用すると、インストール後、モバイル・クライアント・ユーザーが、既存のブラウザ・クライアント・アカウント設定に基づいてアカウント設定を定義する場合に役立ちます。標準の認証プロセスを使用する場合、特別な構成は必要ありません。ただし、カスタム・ログイン・ページを使用する(ユーザーがPIN番号、captchaやその他の情報を指定してログインする場合に、必要になることがあります)場合、ログインURL、ログイン成功URLなどのプロパティを定義して、Oracle Social Networkがログイン処理中にクライアント・ユーザーを正しい宛先に転送できるようにする必要があります。

フェデレーテッド認証プロパティの編集

フェデレーテッド認証のプロパティを編集するには:

  1. 管理者としてOracle Social Networkにログインします。
  2. 管理UIから、「フェデレーテッド認証」をクリックします。フェデレーテッド認証プロパティ・ページが開きます。
  3. プロパティを編集します。ユーザー・インタフェースのフィールドの詳細は、フェデレーテッド認証プロパティ・ページを参照してください。

    注意: URLプロパティは、「有効」オプションを選択した後に表示されます。

  4. 「保存」をクリックします。

フェデレーテッド認証プロパティ・ページ

これらのプロパティは、独自のアイデンティティ管理プロバイダを使用したユーザー認証を必要とする場合にのみ適用されます。

要素 説明

フェデレーテッド認証URLの有効化

有効にすると、URLプロパティのフィールドが表示されます。

独自のアイデンティティ管理プロバイダを使用したユーザー認証を必要とする場合にのみ、このオプションを選択します。

注意: 「フェデレーテッド認証」ページでは、別の認証が有効かどうかは制御されません。管理UIの外部のプロセスは、Oracle Supportを使用して構成します。

ログインURL

必須。ログインのためにユーザーを転送するURLをhttp[s]://<host>:<port>/<path>の形式で指定します。次に例を示します。

https://companyname.com:12345/osn/federatedLogin.html/

ログアウトURL

必須。ログアウトのためにユーザーを転送するURLをhttp[s]://<host>:<port>/<path>の形式で指定します。次に例を示します。

https://companyname.com:12345/oam/server/federatedLogout/

ログイン成功URL

必須。ログインが正常に完了したユーザーを転送するURLをhttp[s]://<host>:<port>/<path>の形式で指定します。次に例を示します。

https://companyname.com:12345/fedauthcompleted/?authentication=success

ログイン失敗URL

必須。認証が失敗した後にユーザーを転送するURLをhttp[s]://<host>:<port>/<path>の形式で指定します。

ユーザーはサーバーによって認証され、サーバーには最大ログイン試行数を構成します。ユーザーがその回数認証に失敗すると、失敗URLが使用されます。次に例を示します。

https://companyname.com:12345/fedauthcompleted/?authentication=failed