これらのトピックでは、フェデレーテッド認証の管理方法について説明します。
Oracle Cloud環境(Oracle Sales CloudやHCMなど)でOracle Social Networkを使用する場合は、フェデレーテッド認証サポートが必要になり、独自のアイデンティティ管理プロバイダを使用したユーザー認証が必要になります。たとえば、環境のオンプレミス認証ソリューションを使用する場合や、クラウドベースのプロバイダを使用する場合があります。この状況では、自動クライアント認証プロセス中の特定のポイントで使用されるURLを定義する必要があります。
また、フェデレーテッド認証設定を使用すると、インストール後、モバイル・クライアント・ユーザーが、既存のブラウザ・クライアント・アカウント設定に基づいてアカウント設定を定義する場合に役立ちます。標準の認証プロセスを使用する場合、特別な構成は必要ありません。ただし、カスタム・ログイン・ページを使用する(ユーザーがPIN番号、captchaやその他の情報を指定してログインする場合に、必要になることがあります)場合、ログインURL、ログイン成功URLなどのプロパティを定義して、Oracle Social Networkがログイン処理中にクライアント・ユーザーを正しい宛先に転送できるようにする必要があります。
フェデレーテッド認証のプロパティを編集するには:
これらのプロパティは、独自のアイデンティティ管理プロバイダを使用したユーザー認証を必要とする場合にのみ適用されます。
要素 | 説明 |
---|---|
フェデレーテッド認証URLの有効化 |
有効にすると、URLプロパティのフィールドが表示されます。 独自のアイデンティティ管理プロバイダを使用したユーザー認証を必要とする場合にのみ、このオプションを選択します。 注意: 「フェデレーテッド認証」ページでは、別の認証が有効かどうかは制御されません。管理UIの外部のプロセスは、Oracle Supportを使用して構成します。 |
ログインURL |
必須。ログインのためにユーザーを転送するURLを https://companyname.com:12345/osn/federatedLogin.html/ |
ログアウトURL |
必須。ログアウトのためにユーザーを転送するURLを https://companyname.com:12345/oam/server/federatedLogout/ |
ログイン成功URL |
必須。ログインが正常に完了したユーザーを転送するURLを https://companyname.com:12345/fedauthcompleted/?authentication=success |
ログイン失敗URL |
必須。認証が失敗した後にユーザーを転送するURLを ユーザーはサーバーによって認証され、サーバーには最大ログイン試行数を構成します。ユーザーがその回数認証に失敗すると、失敗URLが使用されます。次に例を示します。 https://companyname.com:12345/fedauthcompleted/?authentication=failed |