これらのトピックでは、ソーシャル定義の管理方法について説明します。
ソーシャル・オブジェクトはソーシャル・オブジェクトのモデルです。ソーシャル定義を追加すると、ユーザーは定義に基づいてソーシャル・オブジェクト・インスタンスを作成できます。ソーシャル定義では、対応するソーシャル・オブジェクトのプロパティと、異なるクライアント・インタフェースでの表示方法を指定します。
Oracle Social Network開発者Webサイトにあるソーシャル定義ビルダー・ツールを使用する方法やOracle Social Network REST APIを使用する方法など、様々な方法でソーシャル定義を作成できます。詳細は、Oracle Social Network開発者ガイドを参照してください(開発者Webサイトからアクセスできます)。
ソーシャル定義の「カスタマイズ可能」プロパティが有効になっている場合、管理UIを使用してそのプロパティの一部を変更できます。変更を保存した後、新規ブラウザ・セッションを開始するかフル・ページ・リフレッシュを実行すると、変更内容がエンド・ユーザーに表示されます。カスタマイズ可能なプロパティは、開発者Webサイトのソーシャル定義ビルダーで、またはOracle Social Network REST APIを使用して設定できます。詳細は、Oracle Social Network開発者ガイドを参照してください(開発者Webサイトからアクセスできます)。
次の表に、「ソーシャル定義」に移動したときに表示される、ソーシャル定義のプロパティ(編集不可)を示します。個々の定義の編集を選択すると、追加のプロパティが表示されます。
要素 | 説明 |
---|---|
ソーシャル定義名 |
管理ユーザー・インタフェースに表示されるソーシャル定義の名前。このプロパティは、定義を追加するときには「ソーシャル定義」ページから編集可能で、作成後は「アプリケーション」ページから編集可能です。 |
外部ID |
ソーシャル定義の一意の識別子。この識別子では、元のアプリケーションを示すために、ネームスペース化を使用します。たとえば、Opportunitiesという名前のソーシャル定義の外部IDが、companyname.crm.opportunitiesになることがあります。このプロパティは、定義を追加するときには「ソーシャル定義」ページから編集可能で、作成後は「アプリケーション」ページから編集可能です。 |
有効 |
ソーシャル定義が有効かどうかを示します。有効なソーシャル定義は、クライアント・ユーザー・インタフェースの「ソーシャル・オブジェクト」ドロップダウン・リストに表示されます(アプリケーションが検出可能であるか、ユーザーと共有された場合)。このプロパティは、定義を追加するときには「ソーシャル定義」ページから編集可能で、作成後は「アプリケーション」ページから編集可能です。 |
次の表に、ソーシャル定義のプロパティをリストし、作成されたプロパティをどこで変更できるかを示します。「ソーシャル定義」ページからは、「カスタマイズ可能」として定義されているソーシャル定義のみを編集できます。ソーシャル・オブジェクトのプロパティおよびソーシャル定義ビルダーの詳細は、Oracle Social Network開発者ガイドを参照してください(開発者Webサイトからアクセスできます)。
ご使用のシステムでの編集可能プロパティは、この表に示すものとは異なる場合があります。Oracle Social Networkで使用できるプロパティは、特定の構成によって決まります。
注意: チームの開発者が、管理ユーザー・インタフェースの外部で、Oracle Social Network REST APIまたはその他のツールを使用してソーシャル・オブジェクト定義ファイルを変更した場合、更新した定義ファイルをアプリケーション・プロパティ・ページからOracle Social Networkに再アップロードする必要があります。
プロパティ・タイプ | プロパティ | 「アプリケーション」ページ | 「ソーシャル定義」ページ | ソーシャル定義ビルダー |
---|---|---|---|---|
ソーシャル定義 |
ソーシャル定義名 |
X |
||
表示名 |
X |
|||
外部ID |
X |
X |
||
フィールド |
X |
|||
グループ |
X |
|||
有効 |
X |
X |
||
使用可能 |
X |
X |
||
ローカル |
X |
X |
||
定義ファイル |
X |
X |
||
ソーシャル定義フィールド |
表示する列 |
X |
X |
|
ラベルの位置 |
X |
X |
||
サマリーに表示 |
X |
X |
||
詳細に表示 |
X |
X |
||
ダイジェストに表示 |
X |
X |
||
ソート可能 |
X |
X |
||
フィルタ可能 |
X |
X |
||
読取り専用 |
X |
|||
必須 |
X |
|||
ソーシャル・オブジェクト・インスタンス |
カスタマイズ可能 |
X |
||
作成可能 |
X |
|||
削除可能 |
X |
|||
検出可能 |
X |
X |
||
更新可能 |
X |
|||
クローズ可能 |
X |
|||
名前変更可能 |
X |
ソーシャル定義を追加すると、Oracle Social Networkによって、ソーシャル定義のコードを含む定義ファイルがアップロードされ、インストール(デプロイ)されます。
ソーシャル定義をカスタマイズするには:
ソーシャル定義で「カスタマイズ可能」と指定されている場合、「ソーシャル定義」プロパティ・ページを使用して、そのプロパティの一部を変更できます。
要素 | 説明 |
---|---|
一般プロパティ |
一般プロパティは、ページ上部に表示されます。これらは編集できません。 |
表示名 |
クライアント・ユーザー・インタフェースに表示されるソーシャル定義の名前。 |
表示名(複数) |
クライアント・ユーザー・インタフェースの「詳細」ドロップダウン・リストに表示される、ソーシャル定義の複数形の名前。 |
ソーシャル定義名 |
管理者ユーザー・インタフェースに表示されるソーシャル定義の名前。「アプリケーション」ページから編集可能です。 |
ネームスペース |
Oracle Social Networkでは、すべてのオブジェクトを、対応する元のアプリケーションの下でネームスペース化することがサポートされています。ネームスペース化を使用することで、すべてのソーシャル・オブジェクト定義およびソーシャル・オブジェクトのインスタンスをまたいで、外部IDが確実に一意に保たれます。外部IDのネームスペース化に加えて、ソーシャル・オブジェクトのフィールド名をネームスペース化する必要があります。ソーシャル定義フィールドは、「ソーシャル定義」ネームスペースに制限され、定義内で一意である必要があります。 |
外部ID |
ソーシャル定義の一意の識別子。この識別子では、元のアプリケーションを示すために、ネームスペース化を使用します。たとえば、Opportunitiesという名前のソーシャル定義の外部IDが、companyname.crm.opportunitiesになることがあります。「アプリケーション」ページから編集可能です。 |
グループ名 |
CRMなど、グループの名前。通常、グループ名はソーシャル定義のデータを提供するレコードのシステムの名前に対応しますが、このことは必須ではありません。Oracle Social Networkブラウザ・クライアントでは、一般に、ソーシャル定義はグループ化され、「ソーシャル・オブジェクト」ドロップダウン・リストに表示されます。 |
有効 |
ソーシャル定義が有効かどうかを示します。有効なソーシャル定義がクライアント・ユーザー・インタフェースに表示されます(ソーシャル定義も検出可能な場合)。「アプリケーション」ページから編集可能です。 |
クローズ可能 |
Webクライアント・インタフェースでエンド・ユーザーがソーシャル定義インスタンス(ソーシャル・オブジェクト)をクローズできるかどうかを示します。 |
削除可能 |
Webクライアント・インタフェースでエンド・ユーザーがソーシャル定義インスタンス(ソーシャル・オブジェクト)を削除できるかどうかを示します。 |
更新可能 |
Webクライアント・インタフェースでエンド・ユーザーがソーシャル定義インスタンス(ソーシャル・オブジェクト)を更新できるかどうかを示します。 |
名前変更可能 |
Webクライアント・インタフェースでエンド・ユーザーがソーシャル定義インスタンス(ソーシャル・オブジェクト)を名前変更できるかどうかを示します。 |
可視性 |
これらのオプションは、ユーザーがソーシャル定義インスタンス(ソーシャル・オブジェクト)をパブリックにできるかどうかと、新規ソーシャル・オブジェクトのデフォルト設定に影響を与えます。 |
パブリック(検出可能)なソーシャル・オブジェクトを許可する |
有効にすると、ソーシャル定義はユーザー・インタフェースの「ソーシャル・オブジェクト」ドロップダウン・リストに表示され、ユーザーは会話をパブリックにする場合と同様にソーシャル・オブジェクトをパブリックにできます。パブリックなソーシャル・オブジェクトは、検索結果および「ソーシャル・オブジェクト」ページの「使用可能」領域に表示されます。無効にすると、ユーザーには、自分と共有されていないソーシャル定義やそのソーシャル・オブジェクトは表示されません。 |
デフォルトの可視性設定 |
新たに作成したソーシャル・オブジェクトがデフォルトで公開されるか、メンバー専用になるかを指定します。この設定は、ソーシャル・オブジェクトの作成後にユーザーが変更できます。 |
レイアウト・オプション |
これらのオプションは、ソーシャル・オブジェクトでのフィールドの位置に影響します。 |
表示する列 |
ユーザー・インタフェースにソーシャル・オブジェクトを表示する際に使用する列の数を指定します。 |
ラベルの位置 |
ソーシャル・オブジェクトのフィールド名をフィールドの上に表示するか、フィールドの左に表示するかを指定します。 |
順序付きフィールド |
これらのオプションは、クライアント・ユーザー・インタフェースのフィールドに影響します。 |
フィールド順(矢印) |
これらの矢印を使用して、ユーザー・インタフェースに表示されるフィールドの順序を変更します。 |
フィールド名 |
編集できません。ユーザー・インタフェースに表示されるフィールドの名前。 |
タイプ |
編集できません。プロパティのデータ型。 |
読取り専用 |
ソーシャル・オブジェクトの「詳細」ビューでフィールドを読取り専用にするかどうかを指定します。 |
必須 |
フィールドに値が必要かどうかを指定します。 |
サマリーに表示 |
ソーシャル・オブジェクトの「サマリー」(リスト)ビューにフィールドを表示するかどうかを指定します。 |
詳細に表示 |
ソーシャル・オブジェクトの「詳細」ビューにフィールドを表示するかどうかを指定します。 |
ダイジェストに表示 |
フィールドが電子メール・ダイジェストに表示されるかどうかを指定します。 |
ソート可能 |
ユーザーがこのフィールドを使用してコンテンツのリスト・ビューをソートできるかどうかを指定します。有効にすると、フィールドは「ソート基準」の選択項目として表示されます。 |
フィルタ可能 |
ユーザーがこのフィールドに基づいてコンテンツのリスト・ビューをフィルタ(検索)できるかどうかを指定します。 |