2スタート・ガイド

この章の内容は次のとおりです。

販売アプリケーションの使用: 概要

オラクルの販売アプリケーションでは、単一のインタフェースを使用して、主要な各種営業タスクを実行できます。使いやすく設計されていて習得に時間がかからないため、すぐに使いこなせます。このアプリケーションは、単一のUIに主要なタスクが表示されることに加えて、適時に必要な場所で情報を参照できる分析機能を備えています。このアプリケーションで使用できるこれらの主要なタスクの概要を示します。

  • アカウント、世帯、担当者の管理

  • ビジネス・プランの作成と顧客資産の管理

  • 営業コールのログ記録とタスクのフォローアップ

  • カレンダとアポイントメントの管理

  • 営業キャンペーンの送信

  • リードの作成および更新と商談への変換

  • 商談の作成、モニターおよび更新

  • 競合相手情報の表示

  • サービス要求の作成と管理

  • テリトリおよび目標の作成および更新

  • 売上予測の管理

  • ソーシャル会話への参加

  • Lightboxコンテンツ・ライブラリでのドキュメントの使用と共有

  • パートナ情報の管理

  • モバイル・アプリケーションを使用した顧客情報、リード、商談の管理

  • パイプライン売上や目標パフォーマンスなどの営業メトリックの一覧での表示

UIと機能の理解

UIと主要な機能の主な領域を理解しておくことは、販売アプリケーションの操作に役立ちます。UIと機能には次のようなものがあります。

  • ホーム・ページ:

    • ホーム・ページは、担当者、アカウント、リード、商談の情報更新タスクなど、重要なすべてのタスクにナビゲートできる中央ポイントです。

    • ホーム・ページには、設定に基づいたスプリングボードとパネルが含まれており、これらを使用して、会社のお知らせまたはソーシャル・ネットワーキングの会話を表示します。

  • スプリングボード:

    • スプリングボードは、一連の機能領域アイコンを含む領域です。

    • スプリングボードのアイコンを使用して、ページおよびアプリケーションを開くことができます。

  • アカウントおよび担当者:

    • B2B販売に使用するアカウント、担当者および世帯を作成して管理します。

    • 顧客対応、リード、商談、アポイントメントなど、関連する項目を表示および管理します。

  • スケジューリングおよびカレンダ:

    • カレンダとタスクは、「アクティビティ」領域から使用できます。

    • アポイントメントとタスクを作成して管理し、これらを作業中の担当者、リードおよび商談に関連付けます。

    • チーム・カレンダを管理し、自動生成タスクに応答します。

  • リード:

    • 製品、予算、ディール・サイズなど、リード情報を表示および編集します。

    • リードの作成、評価、変換を行います。

  • 営業キャンペーン:

    • 営業キャンペーンを作成すると、担当者リポジトリや以前のキャンペーンなど、様々なソースからの担当者をターゲットにできます。

    • モニタリング応答など、営業キャンペーンに関連するすべての情報を管理できます。

  • 商談:

    • 所有者、製品売上、受注確度、営業ステージなどの商談情報を作成および管理します。

    • 関係、担当者、アポイントメント、営業チーム・メンバーなど、商談に関連するすべての情報を、利便性の高い1つのポータルから管理します。

  • 売上予測:

    • 現在、過去および今後の四半期の予測、パイプライン、受注金額を表示します。

    • 一定期間の予測トレンドを表示します。

  • パートナ管理:

    • リードや商談を含めたパートナの管理を行います。

    • 通知要求をレビューし、パートナに関連するアクティビティとノートを管理します。

    • パートナ登録を管理します。

  • ソーシャル:

    • 他の営業チーム・メンバーとの会話に参加します。

    • アカウント、担当者、リード、商談などの営業ビジネス・オブジェクトに会話を関連付けます。

  • 販売分析:

    • 「上位オープン・ディール」や「中断されたディール」などのキー・メトリックを含む、事前定義済インフォレットを表示またはドリルダウンします。インフォレットには、ページ区切りコントロール(クリックできるドット)を使用してナビゲートします。

    • 自分の実績を目標と比較して把握します。

    • 商談売上合計、営業ステージごとの売上、パイプライン内の商談数など、自分のパイプラインを表示します。

  • その他の構成(管理者のみ)は次のとおりです。

    • いくつかのテーマの中から1つを設定してルック・アンド・フィールを変更します。

    • アイコンのスタイル、ボタンの形状およびロゴを変更してユーザー・エクスペリエンスをパーソナライズします。

    • ホーム・ページ上のニュースとお知らせを構成します。

詳細は、関連トピックとオンライン・ヘルプを参照してください。

UIの構成

管理者が次のような企業のビジネス・ニーズに応じてUIの変更に使用できる構成オプションには、いくつかのものがあります。

  • 表とフォームの変更

  • サブタブの追加、削除、順序変更

  • 事前定義済フィールドの表示または非表示

  • 会社定義フィールドの追加と削除

  • フィールド名の変更とフィールドの読取り専用への設定

  • 動的リストの作成

  • 特定のロールが割り当てられたユーザー、またはすべてのユーザーに変更を可能にするかどうかの指定

  • 分析を表示するインフォレットの追加と削除

管理者は、UI要素の変更にアプリケーション・コンポーザとページ・コンポーザを使用します。UIの変更の詳細は、「Extending Sales and Service」ガイドを参照してください。また、「Implementing Sales」ガイドの「デフォルト・ナビゲーション・コンポーネントの理解」も参照してください。

作業領域の調査

ビデオ

ビデオの視聴

視聴: このチュートリアルでは、作業領域の例と、これらの作業領域の使用を開始する方法を紹介しています。このビデオの内容はテキスト・トピックでも説明しています。

概要

作業領域とは、ビジネス・ゴールを達成するために必要なすべての要素が含まれる一連のページのことです。各作業領域には、ナビゲータ、スプリングボード、フィルムストリップなどから作業領域に移動したときに表示されるランディング・ページがあります。ランディング・ページには様々なタイプがあり、通常は作業領域内で他のページを開くための方法がここに提供されます。

一般的なページ機能

多くのランディング・ページや作業領域内のその他のページに、次の1つまたは複数の要素があります。

  • 検索機能(レコードの検索に使用でき、ページ上に検索結果が表示される)

  • タブ(作業領域内の別のページに移動する、または現在のページの別の部分に移動する)

  • パネル・タブ(その作業領域に関連するタスクへのリンクなどの追加のツールを提供する)

グリッド・ビューとリスト・ビュー

ランディング・ページには、「グリッド」アイコンや「リスト」アイコンがあるものがあります。これらのアイコンをクリックし、ページ上のレコードの表示方法を決定します。

  • グリッド: グリッドに配置されたカードとして各レコードを表示します。カードは名刺のような外観でデフォルトの前面があり、背面がある場合もあります。各面に単一のオブジェクトの概要ビューが表示され、テキスト、リンク、図形(アイコン、写真、分析など)が含まれることがあります。

  • リスト: 表と同じレコードが表示され、カードに表示されるのと同等のデータが表示されます。

どちらのビューでも、特定のレコードに対して実行するアクションを選択でき、レコードを開いて表示する、または別のページの詳細を変更することができます。

情報タイル

ランディング・ページには、複数の情報タイルの行または列があるものがあります。情報タイルとは、トピックやオブジェクトに関する主要な情報を表示する入れ物です。特定の情報タイルを選択すると、ページの残りの領域に関連情報が、通常は表形式のレコード・リストとして表示されます。

  • 多くの情報タイルにはリンクやその他の要素が含まれ、クリックして表をフィルタできます。たとえば、タイルには特定のステータスにあるトランザクションの数に関する情報が表示されます。

    • 5オープン

    • 7承認保留中

    • 10承認済

    各ステータスはリンクでもあるため、10「承認済」をクリックし、表に10件の承認済トランザクションのみを表示できます。

  • 表からは、通常選択したレコードに対してアクションを実行でき、レコードを開いて表示する、または別のページの詳細を変更することができます。

インフォレット

ランディング・ページには、インフォレットのみから構成されるものがあります。各インフォレットは、その作業領域に関連する特定のサブジェクトの主要な情報とアクションを提供する、小さい対話型のウィジェットです。インフォレットには前面ビューがあり、背面ビューと拡張ビューがある場合もあります。通常インフォレットからは、同じ作業領域や別の作業領域の他のページを開くことができます。また、インフォレットを移動したり非表示にしたりすることで、インフォレット・ページをパーソナライズできます。

Applicationsヘルプの使用方法

ビデオ

ビデオの視聴

視聴: このビデオ・チュートリアルでは、ヘルプを検索する方法、およびヘルプ機能を最大限活用する方法を紹介しています。このビデオの内容はテキスト・トピックでも説明しています。

手順

Applicationsヘルプ・サイト、または使用している多くのページで利用できるヘルプ・ウィンドウからヘルプを検索できます。Applicationsヘルプを開くときは常に、グローバル・ヘッダーでユーザー・イメージまたは名前をクリックして「Applicationsヘルプ」を選択します。

ヘルプ・ウィンドウの使用

ページのヘルプ・アイコンを使用して、ページ全体またはページの一部についての情報を提供するヘルプ・ウィンドウを開きます。このウィンドウには情報テキスト、ヘルプ・コンテンツへのリンク、あるいはその両方が含まれています。

  1. ヘルプ・アイコンが表示されない場合、グローバル・ヘッダーでユーザー・イメージまたは名前をクリックして「ヘルプ・アイコンの表示」を選択し、利用可能なすべてのページで表示されるようにします。

  2. ヘルプ・アイコンをクリックします。ページ・タイトルの横にこのアイコンがない場合、ヘルプ・ウィンドウにはページの自分がいる部分に固有の情報が含まれます。

  3. ヘルプ・ウィンドウで、タイトルのリンクがあればそれをクリックすると、対応するヘルプ・コンテンツの要約が表示されます。ヘルプがビデオの場合、ビデオが自動的にウィンドウで再生されます。

  4. 要約の最後の「詳細」リンクをクリックするとヘルプ・コンテンツがすべて表示されます。

  5. ヘルプ・ウィンドウの最下部の「詳細なヘルプ」リンクをクリックするとApplicationsヘルプが開きます。現在の作業内容に関連したヘルプが表示された検索結果に移動します。

Applicationsヘルプでの検索と参照

Applicationsヘルプでは、検索の範囲を設定できます。

  • Applicationsヘルプのホーム・ページを使用すると、すべてのヘルプ・コンテンツを検索します。任意の場所からホーム・ページに戻るには、グローバル・ヘッダーで「ホーム」をクリックします。

  • Applicationsヘルプでスプリングボードやフィルムストリップを使用すると、特定の製品ファミリのランディング・ページが開きます。製品ファミリに関連したヘルプを見つけるにはこれらのページで検索します。

ヒント: 検索フィールドでの検索内容を引用符で囲むと、その語句の完全一致を検索します。

製品ファミリに関連したヘルプを参照するには、ランディング・ページを使用します。たとえば、次の情報を参照できます。

  • スタート・ガイド: 新しいユーザーに役立つ情報

  • ロール: 自分が持っているロールに固有のヘルプ

  • 学習リソース: オラクル社のWebサイトのガイドやその他の資料

検索結果のフィルタ

Applicationsヘルプで結果を絞り込むには、「タスク」や「製品」、「ヘルプ・タイプ」、「ロール」といったフィルタを使用します。たとえば、「ヘルプ・タイプ」フィルタを使用してビデオのみを表示したり、「ロール」フィルタを使用して従業員という立場に関連した情報のみを表示できます。組織によってヘルプ・サイトにヘルプが追加されている場合、これらのファイルのみに絞り込むことができる「ソース」フィルタが利用できます。

Oracle Help Centerの使用

ビデオ

ビデオの視聴

視聴: このビデオ・チュートリアルでは、Oracle CloudのSaaSアプリケーションのガイドやビデオ、リリースの機能に関するコンテンツ、その他のリソースについて説明しています。このビデオの内容はテキスト・トピックでも説明しています。

手順

Oracle Help Center (https://docs.oracle.com) には、Oracle Applications Cloudのガイド、ビデオ、リリース・コンテンツ、およびその他のリソースが含まれています。このURLを使用してOracle Help Centerのホーム・ページを開くことも、ApplicationsヘルプからHelp Centerに移動することもできます。

Help Centerでのナビゲート

特定のクラウド・サービスのガイドやその他の資料を参照するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Help Centerのホーム・ページで、「Cloud」をクリックします。設定に基づいてメニュー・アイテムが有効になっている場合は、「ナビゲータ」「ドキュメント・ライブラリ」をクリックすることで、Applicationsヘルプから「Cloud Documentation」ページを開くこともできます。

  2. 「Cloud Documentation」ページの「Get Started with Oracle Cloud Services」セクションで、「Software as a Service」をクリックします。

  3. クラウド・サービスの名前をクリックします。Applicationsヘルプからクラウド・サービス・ページを開くこともできます。

    1. Applicationsヘルプのホーム・ページまたはフィルムストリップで、使用しているクラウド・サービスのアイコンをクリックします。

    2. クラウド・サービスのランディング・ページの「学習リソース」パネルで、ドキュメントが含まれるリンクをクリックします。

  4. 必要に応じてクラウド・サービスのリリースを選択します。

  5. 特定のガイド、ビデオ、またはその他のリソースにナビゲートするために、次を実行できます。

    • クラウド・サービス・ページの情報を参照します。たとえば、次の情報を参照できます。

      • 「What's New」パネル: リリースの新機能やその他の変更について学習します。

      • ナビゲーション・ペインの「Tasks」セクション: タスク・カテゴリをクリックし、それから特定のタスクをクリックすると、そのタスクについて扱われたガイドが開きます。

      • ナビゲーション・ペインの「REST API」セクション: REST APIについての参照情報を取得します(ある場合)。

    • ナビゲーション・ペインで「Videos」「Books」リンクをクリックして、クラウド・サービスのすべてのビデオやガイドを取得します。

      • 「Videos」や「Books」ページで、「View」リストを使用してカテゴリごとにフィルタできます。

      • ほとんどのガイドは、HTMLおよびPDFのように複数の形式で提供されています。

  6. ガイドを開いた後は、目次タブのリンクを使用してガイドの他の部分にナビゲートできます。

ヒント: Help Centerの他の部分にナビゲートするには、Help Centerのほとんどのページで使用可能な、あるいはガイドを開いたときに使用可能になるブレッドクラムを使用します。

Help Centerでの検索

検索の範囲はOracle Help Centerのどこにいるかによって決まります。たとえば、「Cloud Documentation」ページでは、Oracleのすべてクラウド・サービスにまたがって検索されます。特定のクラウド・サービスのページでは、そのサービス内でのみ検索されます。

ガイド内で検索するには、次の手順を実行します。

  1. ガイド内の任意のHTMLページを開きます。

  2. 「Search」タブを開きます。

  3. 「Search this book」オプションが選択された状態で、キーワードを入力して検索を実行します。

  4. 検索結果を含む新規ブラウザ・タブで、必要な検索結果を表示するためにある2つのリンクのいずれかをクリックします。

    • 最初のリンクは関連する章の最初にジャンプします。

    • 2番目のリンクは、検索結果に表示された要約テキストを含む章のその部分に直接ジャンプします。