12処理可能インフォレットの使用
この章の内容は次のとおりです。
処理可能インフォレットの概要
処理可能インフォレットは、ビジネス・インテリジェンス(BI)インフォレットとして同じページに共存できるトランザクション・インフォレットで、営業担当の待ち状態のタスクの概要を示し、1箇所ですべての操作が可能です。処理可能インフォレットを使用すると、営業担当は、様々な詳細ビューにナビゲートせずに、インフォレット自体からすばやく処理を実行できます。
デフォルトでは、次の処理可能インフォレットが使用可能です。
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自分のタスク
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自分のアポイントメント
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自分のリード
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自分の商談
「自分のリード」および「自分の商談」インフォレットをグラフィカルに表示することもできます。要約チャートには、選択したフィルタに基づいてリードおよび商談データが表示されます。
事前定義済の処理可能インフォレットを使用すると、個々のレコードに対してクイック処理を実行できる関連領域にすばやく移動できます。優先度付けおよびフィルタ使用によって、販売実績タスクを向上できます。フィルタ処理を行うと、注意が必要な未処理項目を表示するのに必要な検索の数を削減できます。
必要に応じて、処理可能インフォレットのパーソナライズ、データのリフレッシュ、データの作成と編集を行うことができます。ビルトイン構成機能は1日を効率的に計画するのに役立つため、大切な時間を節約できます。たとえば、処理可能インフォレットで使用可能にする事前定義済フィルタを選択したり、非表示にすることができます。
処理可能インフォレットの使用の開始
ビデオ
手順
事前定義済の処理可能インフォレットを使用して、重要な販売情報を一目で確認します。インフォレットを使用して、ターゲット領域にすばやくナビゲートし、すぐに処理を実行します。優先度付けおよびインフォレット・フィルタを使用して、販売実績を向上させます。インフォレットでは、Eメールおよび電話番号を表示する際に、連絡不可機能がサポートされます。
次のような営業指向のインフォレットを活用します。
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自分のタスク
タスクをすばやく処理し、最小限のナビゲーションで処理を実行します。
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自分のアポイントメント
アポイントメントを直接レビュー、追加、更新したり、アポイントメントにノートを追加します。カレンダにアクセスしてアポイントメントを作成することもできます。
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自分の商談
個々の商談のノートを表示、更新および追加します。商談レコードをドリルダウンして編集したり、商談を作成できます。
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自分のリード
「リード」ランディング・ページにドリルダウンせずに、新規に割り当てられたリードを表示したり、個々のリード・レコードを受入または却下します。また、リードを作成したり、個々のリードにドリルダウンして編集することもできます。
インフォレット・フィルタおよび処理
数回クリックして、営業プロセス内の関連する領域にナビゲートし、レコードおよびインフォレット・レベルでクイック処理を実行できます。たとえば、レコードを選択し、選択したレコードの詳細にドリルダウンして詳細を表示または変更できます。レコードにドリルダウンして表示せずにタスクを簡単に完了または繰延したり、ボタンをクリックするだけで新規リードを受入または却下できます。
事前定義済の処理可能インフォレットから使用できるフィルタと処理を次に示します。
処理可能インフォレット | 選択するフィルタ | 実行するレコード・クイック処理 | 実行するインフォレット処理 |
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自分のタスク |
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自分のアポイントメント |
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自分の商談 |
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自分のリード |
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営業指向の処理
処理可能インフォレット処理メニューを使用して、タスク、アポイントメント、ノート、コール・レポートに加えてリードや商談も作成できます。事前定義済の処理可能インフォレットから使用可能な作成アクションの詳細を次に示します。
処理 | 説明 | 詳細情報 |
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タスクの作成 |
次のようにアポイントメントを作成します。
「自分のタスク」処理可能インフォレットの右上隅にある「処理」アイコンをクリックし、「リフレッシュ」を選択すると、データをリフレッシュできます。 |
アポイントメントの作成の詳細は、『販売の使用』ガイドの「アクティビティおよびカレンダの管理」の章を参照してください。 |
アポイントメントの作成 |
自分のカレンダまたはチーム・カレンダ(使用可能な場合)に新しいアポイントメントを追加できます。次のようにアポイントメントを作成します。
「自分のアポイントメント」処理可能インフォレットの右上隅にある「処理」アイコンをクリックし、「リフレッシュ」を選択すると、データをリフレッシュできます。 |
アポイントメントの作成の詳細は、『販売の使用』ガイドの「アクティビティおよびカレンダの管理」の章を参照してください。 |
ノートの作成 |
「自分のアポイントメント」、「自分のタスク」および「自分の商談」インフォレットから、記録する追加情報に関するノートを作成できます。省略記号アイコン(クイック処理)から、「ノートの作成」をクリックします。任意のノート・タイプを選択して、ノートを入力します。 |
ノートの作成の詳細は、『販売の使用』ガイドの「アクティビティおよびカレンダの管理」の章を参照してください。 |
コール・レポートの作成 |
アポイントメントはカレンダ・イベントです(たとえば、面会や電話をかける予定など)。「自分のアポイントメント」処理可能インフォレットからコール・レポートを作成して、コールまたは会議の簡単な要約を記録できます。 省略記号アイコン(クイック処理)から、「コール・レポートの作成」をクリックします。「件名」フィールドで、アポイントメントの詳細を識別するための短い説明を入力します。アポイントメントの日時、および必要なその他の詳細を選択します。 |
コール・レポートの作成の詳細は、『販売の使用』ガイドの「アクティビティおよびカレンダの管理」の章を参照してください。 |
商談の作成 |
「自分の商談」処理可能インフォレットから、商談を作成できます。右上隅にある「処理」アイコンをクリックし、「商談の作成」を選択します。 |
リードの作成の詳細は、『販売の使用』ガイドの「商談の管理」の章を参照してください。 |
リードの作成 |
「自分のリード」処理可能インフォレットから、リードを作成できます。右上隅にある「処理」アイコンをクリックし、「リードの作成」を選択します。 |
リードの作成の詳細は、『販売の使用』ガイドの「リードの管理」の章を参照してください。 |
処理可能インフォレットのパーソナライズ
「処理」メニューから処理可能インフォレットをパーソナライズできます。たとえば、インフォレットのタイトルとビューを編集したり、特定のインフォレットを移動、非表示または表示したり、表示されたデータをリフレッシュできます。管理者によって有効にされている場合、レイアウト、レコード数、フィルタおよび処理を各インフォレットのレコード・レベルでパーソナライズできます。
次の方法を説明します。
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処理可能インフォレットを構成します
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インフォレットのタイトルおよびビューを編集します
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インフォレットを移動します
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インフォレット・ページで特定のインフォレットを非表示または表示できます
処理可能インフォレットのレイアウトの構成
有効にすると、「処理」メニューの「構成」メニュー項目が使用可能になり、処理可能インフォレットを要件に応じてパーソナライズできます。たとえば、列のレイアウトとサイズ、表示されるフィールドの位置を変更できます。自分の保存済検索を表示フィルタとして使用したり、関連する可能性のないクイック処理の一部を非表示にすることができます。
処理可能インフォレットのレイアウトを変更する方法を次に示します。
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変更する処理可能インフォレットにナビゲートします。
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変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「処理」メニューから「構成」を選択します。
「自分の商談」処理可能インフォレット画面が、事前定義済フィールドが選択された状態で表示されます。
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「レイアウト」タブから、編集する属性をそれぞれのドロップダウン・リストから選択します。
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「列の幅」ルーラーに沿ってマウスをスライドさせることで、2列の表幅をパーセンテージで設定して調整します。
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属性に変更を加え、必要に応じて別の属性を選択して編集します。
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「ドリルダウン・フィールド」で、商談の詳細ページへのドリルダウンに使用する項目を選択します。
ヒント: 「動的選択リスト」フィールドが処理可能インフォレットに追加されると、ドリルダウンは自動的に有効になります。次の表に、各処理可能インフォレットのドリルダウン用に選択できるフィールド名と関連する属性名を示します。
処理可能インフォレット フィールド 属性 自分の商談
アカウント
プライマリ担当者
AccountName
ContactName
自分のリード
所有者
資産
OwnerPartyName
AssetProduct
自分のアポイントメント
アカウント
プライマリ担当者
AccountName
PrimaryContactName
自分のタスク
アカウント
プライマリ担当者
AccountName
PrimaryContactName
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変更が終了したら、「保存してクローズ」をクリックします。
処理可能インフォレットのレコード数の構成
インフォレットに表示するレコードの事前定義済の数を変更することもできます。デフォルトでは、10レコードが表示されます。必要に応じて、デフォルトを10、20、25または30に変更できます。
処理可能インフォレットのレコード数を変更する方法を次に示します。
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変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「処理」メニューから「構成」を選択します。
「自分の商談」処理可能インフォレット画面が表示されます。
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「レコード数」タブで、インフォレットに表示するレコードの数をドロップダウン・リストから選択します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
フィルタの変更
フィルタ処理を行うと、注意が必要な未処理項目を表示するのに必要な検索の数を削減できます。たとえば、処理可能インフォレットで使用可能にする事前定義済フィルタを選択したり、非表示にすることができます。
フィルタを表示または非表示にしたり、フィルタを再編成したり、カスタム・フィルタを追加できます。「使用可能」リストでフィルタを複数選択し、ダブルクリックして、「選択済」リストに移動できます。ただし、処理可能インフォレットのフィルタ・リストに対して少なくとも1つのフィルタを選択する必要があります。
変更可能な選択済属性およびUIに表示される順序を次に示します。
処理可能インフォレット | 属性 |
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自分のタスク |
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自分のアポイントメント |
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自分の商談 |
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自分のリード |
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処理可能インフォレットのフィルタを変更する方法を次に示します。
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変更する処理可能インフォレットにナビゲートします。
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変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「処理」メニューから「構成」を選択します。
「自分の商談」処理可能インフォレット画面が、事前定義済フィールドが選択された状態で表示されます。
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「フィルタ」タブから、変更するフィルタを選択します
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変更が終了したら、「保存してクローズ」をクリックします。
クイック処理の変更
営業プロセス内の関連する領域にナビゲートして、レコード・レベルでクイック処理を実行できます。たとえば、レコードにドリルダウンして表示せずにタスクを簡単に完了または繰延したり、ボタンをクリックするだけで新規リードを受入または却下できます。
処理を表示または非表示にしたり、処理を再編成したり、カスタム・クイック処理を追加できます。たとえば、クイック処理を非表示にする場合は、「選択済」リストで処理を複数選択し、ダブルクリックして、「使用可能」リストに移動できます。ただし、処理可能インフォレットのクイック処理リストに対して少なくとも1つの処理を選択する必要があります。
変更可能な選択済クイック処理およびUIに表示される順序を次に示します。
処理可能インフォレット | クイック処理 |
---|---|
自分のタスク |
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自分のアポイントメント |
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自分の商談 |
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自分のリード |
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処理可能インフォレットのクイック処理を変更する方法を次に示します。
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変更する処理可能インフォレットにナビゲートし、そのインフォレットが拡張ビューに表示されることを確認します。
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変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「処理」メニューから「構成」を選択します。
「自分の商談」処理可能インフォレット画面が、事前定義済フィールドが選択された状態で表示されます。
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「クイック処理」タブから、変更する処理を選択します。
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変更が終了したら、「保存してクローズ」をクリックします。
処理可能インフォレットのタイトルおよびビューの編集
処理可能インフォレットのタイトルおよびビューを編集する方法を次に示します。
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処理可能インフォレットの右上隅にある「処理」アイコンをクリックして、「タイトルおよびビューの編集」を選択します。
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インフォレットのタイトルを編集し、インフォレットのビューを有効または無効にします。
「使用可能」オプションは自動的に「はい」に設定されます。インフォレットのビューは無効にできません。
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「保存してクローズ」をクリックします。
処理可能インフォレットの移動
インフォレット・ページ内の処理可能インフォレットの位置を変更するには、インフォレットをクリックしてドラッグし、目的の位置にドロップします。
処理可能インフォレットの非表示または表示
インフォレット・ページで処理可能インフォレットを非表示にするには、「インフォレット・リポジトリ」アイコンをクリックし、インフォレットのリストで処理可能インフォレットの選択を解除します。または、処理可能インフォレットの右上隅にある「処理」アイコンをクリックし、「非表示」を選択します。インフォレット・ページで非表示のインフォレットを表示にするには、「インフォレット・リポジトリ」アイコンをクリックし、インフォレットのリストからインフォレットを選択します。
処理可能インフォレットの使用に関するよくある質問
処理可能インフォレットを表示するにはどうすればよいですか。
処理可能インフォレットは、小さなポータル、つまり主要な営業データを要約して、提示されたタスクに対してすぐに対処できるインフォレットです。処理可能インフォレットには、組織内の販売ロールに対して変更されたキー・メトリックが含まれます。インフォレットには、ホーム・ページのページ・コントロール領域からアクセスできます。営業処理可能インフォレットは、「営業インフォレット」ページから使用可能な他の事前定義済営業インフォレットの一部です。
「営業インフォレット」ページに処理可能インフォレットを表示するには、「インフォレット・リポジトリ」アイコンをクリックします。次に、表示する処理可能インフォレットの横にあるチェック・ボックスを選択します。
処理可能インフォレットのサイズを大きくするにはどうすればよいですか。
「自分の商談」および「自分のリード」処理可能インフォレットは、インフォレットの右下隅にある「拡張ビュー」アイコンをクリックすると、大きなサイズのビューに拡張できます。