22モバイル・アプリケーションの使用

この章の内容は次のとおりです。

モバイル・アプリケーションの使用: 概要

Oracle Applications Cloudでは、Oracle Sales Cloudに統合されたモバイル・アプリケーション(Oracle CX Cloud MobileおよびOracle Sales Cloud Mobile)が提供されています。この章では、これらのアプリケーションの機能の概要について説明し、インストール情報を提供して、一般的な使用に関する質問に回答します。

Oracle CX Cloud Mobile

Oracle CX Cloud Mobile: 概要

Oracle CX Cloud Mobile (CX Cloud Mobile)アプリケーションでは、現場の営業担当、チャネル・アカウント・マネージャおよびパートナ担当が、スマートフォンを使用して日々の業務を効果的に管理し、顧客関係を構築できます。CX Cloud Mobileアプリケーションは、タスクベースのユーザー・インタフェースと組込みの分析機能を通じて、営業担当に日々の営業アクティビティをガイドします。営業担当は、次のアクティビティを実行できます。

  • 営業アクティビティの管理

    • カレンダの表示および色コーディングの構成により、顧客の会議、デモおよびその他の販売アクティビティをすばやく区別。

    • 商談の表示および更新。

    • 商談の管理に役立つフォロー・アップ・タスクの作成。

    • 将来の会議の準備および会議の出席者、目的、議事メモの記録に役立つコール・レポートの表示および更新。

    • 見積提案文書のレビューおよび顧客へのEメールでの送信。提案を確定する前に、関連チーム・メンバーと提案を共有し、フィードバックを取得します。

    • マップを使用した近隣のリードの表示。

  • オフラインでの使用

    • ネットワーク接続のない場所でのOracle Engagement Cloudデータの表示および編集。

    • 接続の再確立時に自動的に同期。

  • アプリケーションの構成

    • ドラッグ・アンド・ドロップのインタフェース・デザイナの使用によるアプリケーションの構成。

    • 標準およびカスタムのフィールドの追加、削除および順序変更

    • 販売ロールに基づくレイアウトの作成

  • 音声の使用によるナビゲート

    • アプリケーションの任意の場所からのシンプルなコマンドによる販売レコードの検索。たとえば、"Open Account Pinnacle Technologies"と話しかけます

  • 顧客サービス要求の表示

    • サービス要求の表示、作成および編集

    • チーム、メッセージおよび添付といったアクセス関連情報

    • サービス要求のやり取りとマイルストンの履歴の表示

  • パートナ関係の管理

    • ディール登録の発行および承認

    • パートナおよびパートナ担当者の管理

インストール

Oracle CX Cloud Mobileをサポートするプラットフォームは何ですか。

Oracle Applications Cloudのシステム要件(http://www.oracle.com/us/products/system-requirements/overview/index.html)を参照してください。

iPhoneアプリケーションのインストール: 手順

この手順では、Oracle CX Cloud MobileアプリケーションをiPhoneにインストールする方法を示します。

  1. App Storeを開き、Oracle CX Cloud Mobileアプリケーションを検索して、「インストール」をタップします。

  2. アプリケーションを開きます。管理者からアプリケーションURLを取得していた場合は、そのURLリンクをタップしてアプリケーションを開くことができます。または、QRコードをスキャンしてアプリケーションを起動することもできます。

  3. 法的条件に合意します。

  4. アプリケーションURLまたはQRコードを使用してアプリケーションを開いた場合は、ホスト名、ポート番号およびSSLの詳細が自動的に移入されます。

    App Storeからダウンロードした後にアプリケーションを開いた場合、管理者から提供されたホスト名を入力する必要があります(または、「自社のホストURLの検索: 作業例」を参照してください)。

  5. Engagement Cloudアプリケーションのユーザー名とパスワードを入力します。「パスワードの保存」をタップして、このパスワードを保存できます。

  6. 「サイン・イン」をタップします。

Androidアプリケーションのインストール: 手順

この手順では、Oracle CX Cloud MobileアプリケーションをAndroidデバイスにインストールする方法を示します。

  1. AndroidデバイスでGoogle Playストアを開きます。

  2. Oracle CX Cloud Mobileアプリケーションを検索し、「インストール」をタップします。

  3. アプリケーションを開きます。管理者からアプリケーションURLを受信していた場合は、そのURLリンクをタップしてアプリケーションを開くことができます。または、QRコードをスキャンしてアプリケーションを起動することもできます。

  4. 法的条件に合意します。

  5. アプリケーションURLまたはQRコードを使用してアプリケーションを起動した場合は、ホスト名が自動的に移入されます。

    Google Playストアからダウンロードした後にアプリケーションを開いた場合、管理者から提供されたホスト名を入力する必要があります(または、「自社のホストURLの検索: 作業例」を参照してください)。「設定」をタップして、ホスト名を入力します。

  6. Engagement Cloudアプリケーションのユーザー名とパスワードを入力します。「パスワードの保存」をタップして、このパスワードを保存できます。

iPhoneでのカレンダおよび担当者の同期化設定: 作業例

この例では、Oracle Engagement Cloudのカレンダと担当者を、iPhoneのネイティブ・カレンダおよび担当者と同期化するための設定方法について説明します。

注意: Oracle Engagement Cloudのお気に入り担当者は、担当者同期化を使用して同期化できます。ただし、カレンダ同期化では、招待者は同期化されません。

カレンダ同期化プロファイルのインストール
  1. ユーザー名とパスワードを使用して、Oracle CX Cloud Mobile (CX Cloud Mobile)にサインインします。

  2. メニュー・アイコンをタップしてシャトル・メニューにアクセスします。

  3. 「設定」をタップし、カレンダ同期の設定をタップします。

  4. Safariブラウザが自動的に開き、Oracle Engagement Cloudのサインイン・ページが表示されます。自分のCX Cloud Mobile名とパスワードを使用してサインインし、同期化プロファイルをスマートフォンにインストールします。プロファイルをインストールすると、新しいカレンダがiPhoneに追加され、他のカレンダのそばに表示できるようになります。

  5. CalDavサーバーのパスワードを入力します。これは、Oracle Engagement Cloudへのサイン・インに使用するのと同じパスワードです。

  6. 「次」をタップします。

  7. 完了したら、「完了」をタップします。

担当者同期化プロファイルのインストール
  1. ユーザー名とパスワードを使用して、CX Cloud Mobileにサインインします。

  2. メニュー・アイコンをタップしてシャトル・メニューにアクセスします。

  3. 「設定」をタップし、担当者同期の設定をタップします。

  4. 上記の手順5から7を繰り返します。

一般的な使用

Oracle CX Cloud Mobile内でのナビゲーションについて教えてください。

iPhoneとAndroidのどちらのモバイル・デバイスでも、メニュー・アイコンをタップすると、機能のリストが表示されます。次に、機能をタップしてアイテムのリストを取得します。たとえば、「商談」をタップするとオープン商談のリストが取得されます。アイテムの詳細を表示するには、リスト・ビューでアイテムをタップします。リスト・ビューでアイテムを右にスワイプすると、よく実行するタスクにアクセスできます。

担当者へのEメール送信、コール、および所在地特定をすばやく行うには、担当者のイニシャルをタップして担当者ホイールを表示し、関連するアイコンをタップします。これにより、スマートフォンのネイティブEメール、電話または、メッセージ・アプリケーションが開きます。ピン・アイコンをタップした場合は、Oracle CX Cloud Mobile内でマップが開きます。

アプリケーション内で詳細アイコンをタップすると、アイテムに対する処理が表示されます(コールの記録、タスクの作成、急ぎのEメールの送信など)。

商談、アカウントまたはリードから担当者を削除するにはどのようにしますか。

商談、アカウントまたはリードの詳細ページから、「担当者」タブをタップし、削除する担当者を右にスワイプします。詳細アイコンをタップし、「削除」をタップします。

コール・レポートの作成中に目的を追加するにはどうすればよいですか。

コール・レポートの作成時に追加できる目的には、事前定義の目的とユーザー定義の目的の2種類があります。

事前定義の目的を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「目的」セクションのプラス・アイコンをタップします。

  2. 事前定義の目的を選択します。

  3. 「追加」をタップします。

ユーザー定義の目的を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「目的」セクションのプラス・アイコンをタップします。

  2. ページの上部に目的名を入力します。

  3. 「追加」をタップします。

自分がログ済の顧客対応を表示するにはどうすればよいですか。

ナビゲータ・メニューを開き、「コール・レポート」をタップします。ページの上部にあるオプション・リストをタップし、「自分のコール・レポート」を選択します。

または、「リード」、「担当者」、「アカウント」の詳細ページを表示し、「アクティビティ」タブをタップできます。

マップ上に限られたレコードしか表示されないのですが、なぜですか。

表示されるのは、現在の場所を基準に優先付けられた上位25件のレコードのみです。さらにレコードがある場合は、近隣に他のレコードがあることを知らせるメッセージが表示されます。メッセージをタップすると、次の25件のレコードが表示されます(すでに表示されているレコードもそのまま表示されます)。表示できるレコードがさらにある場合は、メッセージを再度タップすれば、次の25件のレコードが、すでに表示されているレコードの上に表示されます(合計で、上位75件の近隣レコードが表示されます)。

商談、アカウントまたはリードのプライマリ担当者を変更するにはどうすればよいですか。

商談、アカウントまたはリードの編集アイコンをタップし、プライマリ担当者名の隣に表示されるクロス・アイコンをタップします。担当者リストから新しいプライマリ担当者を選択し、「保存」をタップします。

音声コマンド: 説明

次の音声コマンドをOracle CX Cloud Mobileで使用すると、アプリケーション内をナビゲートできます。

注意: 音声コマンドは、現在英語でのみ提供されています。
実行方法 使用する言葉

ページを開く

Open <page name>

Take me to <page name>

Pull up <page name>

Go to <page name>

Show <page name>

"Open Calendar"

"Take me to Deal Registrations"

"Pull up Opportunities"

"Go to Tasks"

"Show Contacts"

リストを開く

Open/open my<list name>

Take me to my/take me to the <list name>

Pull up/pull up my/pull up the <list name>

Go to/go to my/go to the <list name>

Show/show my/show the <list name>

"Open my Account list"

"Take me to the Contact list"

"Pull up Lead list"

"Go to my Opportunity list"

"Show the Deal Registration list"

レコードを開く

Open <record type><record name>

Take me to <record type><record name>

Pull up <record type><record name>

Go to <record type><record name>

"Open Deal Registration 'Elite Server'"

"Take me to Call Report 'Key Account Call'"

"Pull up task 'Executive Demo Prep'"

"Go to Accounts 'Pinnacle Technologies'"

レコードの検索

Search for <record type><record name>

Find <record type><record name>

Look for <record type><record name>

"Search for task 'Email Quote'"

Find contact 'Cole Mitchell'"

Look for opportunity 'Data Center Upgrade'"

埋込みアプリケーションを開く

Search for <application name>

Go to <application name> application

"Search for 'Incentive Compensation'"

"Go to 'Social' application"

設定ページを開く

Open/Take me to/Pull up/Go to the Settings page

"Take me to the Settings page"

ホーム・ページを開く

Open/Take me to/Pull up/Go to the home page

"Pull up the home page"

タスク・リストとカレンダを開き、この音声機能をオフにするために使用する特定の文もあります。

実行方法 使用する文

タスク・リストを開く

"What's on my task list?"

または

"What should I do next?"

カレンダを開く

"What's on my calendar?"

または

"What's next on my calendar?"

または

"What's coming up next?"

音声コマンドのオフへの切り替え

"Close voice"

または

"Cancel"

オフラインでの操作

ネットワークがないときにCX Cloud Mobileを使用できますか。

はい、モバイルまたはWi-Fiネットワークへのアクセスがないときでも、アプリケーションでレコードを表示、作成および編集できます。ネットワーク接続がなくなると、オフラインで作業している旨のバナーが表示されます。ネットワークが復元すると、スマートフォンでOracle Engagement Cloudに加えた更新がアプリケーションにより自動的に同期されます。メイン・メニューで同期の保留をタップすることで、レコードを手動で同期することもできます。

自分のデータに対する更新内容を表示できないのですが、なぜですか。

アプリケーションがオフライン・モードのときは、ネットワークに接続されていないので、オフライン・モードへの変更後に営業データに加えられた更新を表示することができません。ネットワーク接続へのアクセスを再度取得してから、レコードに再度アクセスすると、データの更新内容を表示できます。

新しいレコードをオフラインで作成することはできますか。

はい。アプリケーションがオフライン・モードのときでも、レコードの作成、編集、削除を行うことはできます。ネットワーク接続が回復したら、それらを同期できます。ネットワークに接続されていないことが検知された場合は、現在オフライン・モードであることを知らせるバナーが表示されます。

オフライン・モードでのデータの可用性と容量: 説明

Oracle CX Cloud Mobile (CX Cloud Mobile)では、スマートフォンに最大500 MB分のデータを保存することで、営業データにオフラインでアクセスできます。

ここでは、オフライン・モードで利用できるデータと、オフライン・モード時にスマートフォンに保存するデータ量の指定方法について説明します。

データ可用性

オンラインのときにアプリケーションで利用できるデータはすべてオフラインでも利用できます。また、管理者がオフラインで使用するよう指定したすべての営業オブジェクト(商談や担当者など)は、オフライン・モードで利用できます。アプリケーションによりネットワーク接続が検出されてオンライン・モードに切り替わったらデータを同期できます。手動でレコードを同期することもできます。

注意: オンライン・データへのアクセスつまりネットワーク接続を必要とする機能はオフラインでは利用できません。これにはレポート、分析、マップ、ボイス・ナビゲーションおよびOracle Social Networkが含まれます。
データ容量

デフォルトでは最大50 MBのオフライン・データをデバイスにダウンロードできます。通常の使用にはたいていこれで十分ですが、これで十分でない場合は100 MB単位で増やすことができ、最大は500 MBです。ストレージの量を変更するには、アプリケーションのメイン・メニューで「設定」をタップして、オフライン・ストレージ制限でストレージ制限を選択します。

管理者はダウンロードしたデータが保存される期間を指定できます。この期間が経過するとデータは消去され、次にアプリケーションをオンラインで使用するときにより最新のデータがダウンロードされます。

オフライン・モードで使用できる機能: 説明

モバイルまたはWi-Fiネットワークへのアクセスがないときでも、アプリケーションでレコードを表示、作成および編集できます。ただし、レポートや分析といった、最新のデータが必要となるアプリケーションの機能はオフラインでは使用できません。

また、オンライン・データや他のアプリケーションとやり取りする必要がある機能もオフラインでは使用できません。これにはマップ、ボイス・ナビゲーションおよびOracle Social Networkが含まれます。

オフライン・データを同期化するにはどうすればよいですか。

管理者が指定した設定によっては、ネットワーク接続が検出されてオンラインになった時に、データが自動的に同期化されます。その他の場合は、ユーザーが手動でデータを同期化できます。

データ同期化の問題が発生した場合はどうなりますか。

保留中の同期化というシャトル・メニュー・アイテムで、同期化問題が生じたレコードのリストを参照できます。問題が解決されたら、レコードを手動で同期化できます。

注意: Oracle CX Cloud Mobileでデータ競合が検出された場合、Oracle Engagement Cloudアプリケーションで加えられた変更はすべて、CX Cloud Mobileで加えられた変更によって上書きされます。

オフライン・バナー通知の表示を停止するにはどのようにしますか。

メイン・メニューで「設定」をタップし、オフライン・モード・セクションでオフライン通知トグルをオフにします。

Sales Cloud Mobile

Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションを使用して、次のタスクを実行します。

  • スマートフォンまたはタブレットで販売情報を追跡および更新します。

  • 移動中に会社の販売アクティビティに関する最新情報を入手します。

実行できるタスク

Oracle Sales Cloud Mobileの主要な機能には次のものがあります。

  • アプリケーション・ホーム・ページ: アプリケーション・ホーム・ページから、営業訪問先で必要不可欠な情報にアクセスできます。

  • 顧客管理: 移動中に、事例情報および顧客に関する現在のイベントにアクセスできます。

  • 商談管理: モバイル商談管理ページから商談に関する最新の重要な情報にアクセスして、商談の更新を営業チームと共有できます。

  • リード管理: 移動中にオープン・リードにアクセスしてリードを処理し、営業サイクル時間を短縮できます。

  • カレンダとタスク: これらの機能により、移動中にアポイントメントとタスクを管理できます。

  • 担当者: 「処理」メニューから、担当者に電話をかけたりEメールを送信できます。デフォルトでアプリケーションには主要な担当者のリストが表示され、その他のすべての担当者を検索できます。「担当者にEメール」機能と「担当者の呼出」機能は、電話やEメールを希望しない担当者に対しては無効になります。

  • 販売分析: ホーム・ページからビジネス・インテリジェンス・レポートにアクセスできます。また、表示する各アカウントに対してもコンテキストに応じて分析が埋め込まれます。コンテキスト・レポートには、販売アカウントの売上トレンド、販売アカウントの受注/失注トレンドおよび販売アカウントの受注/失注事由が含まれています。

  • アラート: 新規リードが割り当てられたり関心のある商談が使用可能になると、アラートが届きます。

前提条件

Sales Cloud Mobileを実装する前に、次のことを行う必要があります:

  • Sales Mobileを使用する前に、Oracle Engagement Cloudを設定する必要があります。

  • モバイル・デバイスがSales Mobileシステム要件を満たすかどうか判定します。Oracle Applications Cloudのシステム要件(http://www.oracle.com/us/products/system-requirements/overview/index.html)を参照してください。

インストール

Oracle Sales Cloud Mobileをサポートするプラットフォームは何ですか。

Oracle Applications Cloudのシステム要件(http://www.oracle.com/us/products/system-requirements/overview/index.html)を参照してください。

iPhone用のOracle Sales Cloud Mobileアプリケーションのインストール: 手順

この手順では、iPhoneにOracle Sales Cloud Mobileをインストールする方法を示します。

  1. iPhoneを使用して、iTunesにサインインし、App Storeにアクセスします。

  2. Oracle Sales Cloud Mobileを検索し、「インストール」をタップします。

  3. 管理者から提供されたホストURLを入力します。

  4. ユーザー名とパスワードを入力します。

  5. Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションにサインインします。

Android用のOracle Sales Cloud Mobileアプリケーションのインストール: 作業例

この例は、AndroidデバイスにOracle Sales Cloud Mobileアプリケーションをインストールする方法を示します。

  1. Androidデバイスを使用して、Google Playにサインインし、アプリをブラウズします。

  2. Oracle Sales Cloud Mobileを検索し、「インストール」をタップします。

  3. 管理者から提供されたホスト詳細を入力します。

  4. Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションを開き、ユーザー名とパスワードを入力します。

  5. Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションにサインインします。

BlackBerry用のOracle Sales Cloud Mobileアプリケーションのインストール: 作業例

このトピックは、BlackBerryデバイスにOracle Sales Cloud Mobileアプリケーションをインストールする方法を示します。

  1. BlackBerryのWi-Fiがオンになっていることを確認します。

  2. 管理者からホストURLを入手し、BlackBerryブラウザにホストURLを入力します。

  3. 認証情報を入力してサインインします。

  4. 「ダウンロードの開始」をクリックして、ダウンロードとインストールを開始します。

BlackBerryデバイス上のOracle Sales Cloud Mobileアプリケーションはどのようにして更新しますか。

BlackBerryのブラウザにURL: http(s)://host:port/sales/faces/MobileInstallerMain (単語hostは、Oracle Engagement Cloudの最新バージョンの場所に置き換える必要があります)を入力します。認証情報を入力してサインインし、「ダウンロードの開始」をクリックして、最新バージョンのOracle Sales Cloud Mobileのダウンロードとインストールを開始します。既存のOracle Sales Cloud Mobileインストールは上書きされます。

Oracle Sales Cloud MobileアプリケーションはBlackBerry App Worldでは入手できません。

Oracle Sales Cloud Mobileのオフライン・アクセスの構成: 作業例

管理者がすべてのデータをデバイスに保存するように求めている場合は、まずオフライン・アクセスを構成する必要があります。デフォルトでは、すべてのデータが暗号化されて保護されます。

iOSユーザーは、次の作業を実行する必要があります。

  1. スワイプしてサイド・ナビゲーション・パネルを開きます。

  2. 「オフライン・モードの構成」をタップします。

  3. プロンプトが表示されたらプロファイルをインストールします。

Androidユーザーは、次の作業を実行する必要があります。

  1. Androidデバイスで、「設定」アプリケーションを開きます。

  2. 「セキュリティ」をタップします。

  3. 「暗号化」をタップします。注意: デバイスによっては、「タブレットの暗号化」「デバイスの暗号化」のように異なるラベルが使用されている場合があります。

一般的な使用

Oracle Sales Cloud Mobileクライアント内はどのようにしてナビゲートしますか。

Apple iPhoneとBlackberryの両方のモバイル・デバイスでは、ホーム・ページ上のアイコンをタップすると、アイテムのリストが表示されます。たとえば、オープン商談のリストを取得するには「商談」をタップします。詳細を表示するには、リスト・ビューでアイテムをタップします。検索ボックスにアクセスするには、リスト・ビューで上方向にスクロールします。コンテキスト・アクションにアクセスするには、リスト・アイテムをタップした状態にして使用可能なコンテキスト・アクションを表示します。

Apple iPhoneでタイトル・バーをタップすると、アプリケーション・スプリングボードに戻ります。「処理」を選択してコンテキスト処理シートを表示します。「処理」を再度選択すると、処理シートが閉じます。

Blackberryでは、「Short」「Full」の両方のメニューが使用可能になっています。「戻る」ボタンを使用しても、前の画面に戻ることができます。

Oracle Sales Cloud Mobileにアクセスできないのはなぜですか。

Oracle Sales Cloud Mobileにアクセスするには営業担当職務ロールが必要です。提供されるアプリケーションでは、営業担当、営業マネージャおよび営業VPのジョブ・ロールでこのロールが付与されます。

アポイントメント、タスクおよび顧客対応から担当者、割当先およびリソースをどのようにして削除しますか。

アポイントメント、タスクまたは顧客対応にナビゲートして、「編集」をタップし、編集モードをオンにします。削除する担当者、割当先またはリソースを2、3秒間タップした状態にします。次に、「削除」をタップし、「完了」をタップして更新内容を保存します。

アポイントメント、タスクまたは顧客対応の所有者は削除できないことに注意してください。

Oracle Sales Cloud Mobileでアクティビティを管理するにはどのようにしますか。

商談、リード、顧客または担当者を表示しているときに、「アクティビティ」を開きます。デフォルトで現在のアクティビティが表示されます。このリストにはアクティビティの件名、期限のほか、アクティビティのタイプを示すアイコンが含まれています。

Oracle Sales Cloud Mobileではデータ品質はいつチェックされますか。

Oracle Engagement Cloud Data Quality機能のライセンスを購入し設定が済んでいる会社の場合は、新しい担当者住所を入力して「完了」をクリックすると、類似する住所のリストが表示されます。最も近いものを選択するか、既存の担当者に新しい情報をマージするか、入力した新規担当者を保存することができます。

Oracle Sales Cloud Mobileでは、商談、アカウントまたはリードのプライマリ担当者をどのように変更しますか。

商談、アカウントまたはリードの担当者リストを表示しているときに、「処理」リストをタップして「プライマリ担当者の変更」を選択します。目的の担当者名をタップした状態で、「プライマリに設定」を選択します。

担当者のアカウント情報が欠落しているのはなぜですか。

「アポイントメントの作成」または「アポイントメントの編集」ページを開き、担当者の検索結果ページから担当者レコードを作成した場合、関連するアカウント情報は新しいレコードに転送されません。すでに元のアポイントメントにアカウントを関連付けている場合でも、担当者レコードに関連付けられているアカウントを選択する必要があります。

商談、アカウントまたはリードから担当者を削除するにはどのようにしますか。

商談、アカウントまたはリードの担当者リストを表示しているときに、「処理」リストをタップして「担当者関連の削除」を選択します。目的の担当者名をタップした状態で、「担当者の削除」を選択します。

Sales Cloud Mobileで顧客と見込み客を作成するにはどのようにしますか。

アカウントを作成するときに、顧客も同時に作成できます。名前を入力し、顧客を見込み客または顧客として指定します。それ以外の情報(住所など)は必要ありません。アカウント・リストには見込み客と顧客の両方が表示されます。

Sales Cloud Mobileでレポートとグラフはどのように操作しますか。

スワイプしてレポートを切り替えるか、タップして使用可能なレポートのリストを表示できます。レポートを表示しているときに、グラフの区画をタップしてその状態を維持すると、集計済の値が表示されます。たとえば、棒グラフの棒で、その棒の値を表示できます。また、2回のタップ操作でグラフの領域へのドリルダウンやレポート・ビューの表示を実行できるほか、ピンチ操作とズーム操作でグラフのズームインやズームアウトを実行できます。

リードを商談に変換できないのはなぜですか。

リードを商談に変換できるのは、このリードに関連付けられた見込み客または顧客が販売アカウントである場合のみです。

Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションで使用するために保存できる検索条件はどのようにして作成できますか。

AppleおよびAndroidデバイス用の保存済検索条件を作成できます。Oracle Page ComposerまたはOracle Engagement CloudのWebインタフェースを使用して、保存済検索を作成できます。Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーションで検索を実行できるようにするため、「自動的に実行」を選択します。保存済検索を実行するには、Oracle Sales Cloud Mobileで検索名をタップします。

保存済検索の条件はどのようにして表示できますか。

リスト・ビューで虫眼鏡アイコンをタップして、使用可能な保存済検索のリストを表示します。個々の保存済検索をタップして検索を実行します。検索ボックスをタップすると追加フィールドが表示され、ここに変更を加えることで検索条件を変更できます。

Oracle Sales Cloud Mobileから周辺情報機能にアクセスできないのはなぜですか。

BlackBerryデバイスでは周辺情報機能は使用できません。iOSまたはAndroidオペレーティング・システムを使用するデバイスのみで使用できます。

マップに周辺情報の結果が表示されないのはなぜですか。

Androidデバイスでは、周辺情報の結果がマップではなくリスト・ビューに表示されます。

周辺情報機能用に作成したカスタム・フィールドは削除できますか。

はい。以前のリリースの周辺情報機能用にカスタム・フィールドを作成した場合、地域コードを含むフィールドはアプリケーションではもう利用されないため、保持する必要はなくなりました。

オフラインでの操作

Oracle Sales Cloud Mobileで自分のデータに対する更新内容を表示できないのはなぜですか。

ネットワーク接続がないことが原因でアプリケーションがオフライン・モードになっている場合、アプリケーションがオフライン・モードに変更されてから販売データに対して行われた更新内容は一切表示できません。ネットワーク接続へのアクセスを再度取得してから、レコードに再度アクセスすると、データの更新内容を表示できます。

Oracle Sales Cloud Mobileアプリケーション内でデータを作成、編集または削除できないのはなぜですか。

ネットワークのサービス・エリアを確認してください。オフライン・モードではデータの作成、編集または削除はできません。

オフライン・モードのOracle Sales Cloud Mobileで使用可能なデータはどれですか。

Oracle Sales Cloud Mobileでは、モバイル・デバイスで最近表示されたデータが最大50 MBまで保存されます。50 MBに達した後は、新しいデータのための空きを作成するために、古いエントリから順に削除されていきます。次のデータが保存されます。

  • 商談のリスト

  • 特定の商談詳細

  • 担当者のリスト

  • 顧客詳細

オフライン・モードを使用しているときに、保存済のデータを表示できます。また、アカウント・レコードを表示しているときに「処理」メニューをタップし、顧客詳細を保存することで、オフラインで使用するために特定のレコードやその関連オブジェクトを保存できます。

アプリケーションがネットワークに接続可能で、オンラインに戻るときに、自分がオフラインだった間に他のユーザーによって行われたデータの更新内容と自分のデータは自動的に同期されません。更新されたデータを表示するには、オンライン・モードで再びレコードにアクセスする必要があります。

オフライン・モードではカスタム・オブジェクトを使用できないことに注意してください。

Oracle Social Networkとの統合

Oracle Sales Cloud Mobile内でOracle Social Networkを使用できますか。

はい。表示する顧客、商談または担当者用にOracle Social Networkアプリケーションを呼び出すことができます。顧客、商談または担当者の詳細ビューにナビゲートし、「処理」メニューをタップして「会話」をタップすると、Oracle Social Networkアプリケーションが開始します。

Oracle Social Networkを介してコラボレーションするには、Sales Cloud Mobileをどのように使用しますか。

商談、リードおよび担当者に関する情報を、手動による2通りの方法で共有および表示できます。オブジェクトを作成するときに、保存と同時にオブジェクトを共有できます。 または、オブジェクトの詳細を表示しているときに「処理」シートで「会話」をタップすると最近の会話を表示できます。

情報を自動で共有にすることもできます。自動共有は、Oracle Sales Cloud Mobileで商談やリード、担当者などのオブジェクトが作成されたときに、Oracle Social Network内にソーシャル・オブジェクトが自動的に作成されることを意味します。情報の自動共有の詳細は、Oracle Sales Cloud Social Network管理: 概要に関するヘルプ・トピックを参照してください。

Oracle Sales Cloud Mobileにはどのタイプの添付を含めることができますか。

画像(GIFやJPGなど)と音声ファイルを添付として作成できます。PDFやMicrosoft Officeの文書(Word、PowerPointおよびExcel添付ファイル)は表示できますが、保存と作成はできません。

Oracle Sales Cloud Mobileで添付をオフラインで表示するにはどのようにしますか。

添付をオフラインで表示するには、モバイル・デバイスでの明示的なダウンロードが必要です。添付リスト・ビューで、「処理」メニューをタップし、編集モードに入ります。次に、1つ以上の添付を選択してローカルに保存し、「完了」をタップします。「完了」をタップすると、添付がローカルに保存されオフライン・アクセスできるようになります。

Oracle Sales Cloud Mobileから、Oracle Social Networkの担当者との間で添付を共有するにはどのようにしますか。

添付リスト・ビューで「OSNに投稿」処理をタップし、1つ以上の添付を選択して「完了」をタップします。