23ソーシャル・ネットワーキングの使用

この章の内容は次のとおりです。

ソーシャル・ネットワーキング: 概要

Oracle Social Networkは安全でプライベートなソーシャル・ネットワークであり、販売アプリケーションと連携して、ユーザーをすべての同僚と結び付けます。Oracle Social Networkを使用すると、チームはコラボレーションのツールを使用できるようになり、集積的な経験を活用して、情報に基づいた意思決定を行うことができます。

Oracle Social Networkを使用して次を実行できます。

  • プロジェクト、計画および問題についてのパブリック・フォーラム、メンバーシップ・グループまたは1対1での議論

  • ファイルのレビューと発行

  • 選択したユーザーの毎日のアクティビティの追跡

Oracle Social Networkの最大の強みは、共通の営業オブジェクトを統合できることです。たとえば、商談を会話に組み入れ、議論、計画および共有できます。このすべてのアクティビティから生じる正式な情報も非公式な情報も一切失うことなく、商談を可能性から現実へと導くことができます。

注意: Lightboxのカスタム・レポートを作成できます。詳細は、『分析の作成と管理』ガイドを参照してください。

Oracle Social Networkの追加: 概要

管理者がOracle Social Networkを環境内で有効にしていれば、販売アプリケーションにOracle Social Networkを追加できます。

Oracle Social Networkが有効のオブジェクト

オブジェクト・レコードをソーシャル・オブジェクトとしてOracle Social Networkに共有できます。

オブジェクト・レコードを共有するには、次の手順に従います。

  1. 特定の商談内から「ソーシャル」タブをクリックし、Oracle Social Networkを開きます。

  2. 特定のオブジェクト・レコードの「ソーシャル」リンクをクリックします。

  3. 商談がまだ共有されていない場合は、「共有」をクリックします。

  4. 「参加」をクリックして商談に参加します。

Oracle Social Networkを使用した情報の共有

Oracle Social Networkは、特定のビジネス・オブジェクトに関する知識や情報を共有できる同僚とコラボレーションするのに役立ちます。知識の共有やコラボレーションは、最新のデータを把握しておくのに役立ちます。Oracle Social Networkの会話を使用すると、コラボレーションのためのディスカッションを特定のOracle Applications Cloudオブジェクトと関連付けることができます。Oracle Applications Cloudへのアクセス権がない参加者でも、会話に含めることができます。オブジェクトを参加させて、ウォールにメンバーを追加し、メッセージを投稿し、そのオブジェクトが共有されていない場合は共有します。

次のようなオブジェクトを会話に結合できます。

  • アカウント

  • アクティビティ

  • 担当者

  • 世帯

  • リード

  • 商談

  • パートナ・アカウント

次の例は、Oracle Social Networkを使用した情報の共有方法を示しています。この例はすべてのオブジェクト・タイプに共通するものですが、細かい手順はオブジェクトによって多少異なることがあります。たとえば、営業担当として、特定のテリトリで規制を機能させる方法についてより多くの情報を必要とする場合、このテリトリの知識を持つ同僚から、追加情報を求める必要があります。情報を共有するには、次の手順に従います。

  1. 特定のオブジェクト内から「ソーシャル」タブをクリックし、Oracle Social Networkを開きます。

  2. オブジェクトがまだ共有されていない場合は「共有」をクリックするか、または「参加」をクリックしてオブジェクトに参加します。また、ウォールにメンバーを追加して、オブジェクトに関連付けられたメッセージをウォールに投稿することもできます。

  3. オブジェクトに関する新しい会話を作成するには、「詳細オプション」メニューから新規会話の作成をクリックします。

  4. 知識の豊富な同僚をこの会話に追加します。

  5. 会話に質問を投稿し、フォロー・アップのためにマークして、応答を待っていることを同僚に知らせます。

  6. 同僚が応答したら(Word文書やその他の役立つファイルが含まれる場合があります)、必要に応じて、これらのファイルに追加の質問やコメントでアノテーションを付けます。別の質問をフォロー・アップのためにマークして、質問を更新したことを同僚に知らせます。

  7. さらに詳細が必要な場合は、会話でコラボレーションを続行します。追加情報が必要な場合は、さらに同僚を追加できます。

Oracle Engagement Cloudオブジェクトに「ソーシャル」リンクが表示されている場合は、この特定のオブジェクトに対してソーシャル・ネットワーキング機能を使用できることを示しています。

注意: Oracle Social Network統合はOracle Cloud配置でのみ使用可能です。

営業アクティビティを促進するためのコラボレーション

営業マネージャは、自分のチームと情報を提供可能な会社の他の人員との間でコラボレーションを促進できます。このことを行うには、次の手順を実行します。

  1. チームの会話をレビューして、支援が必要な可能性のある問題をすべて識別します。

  2. 自分のグループと他の領域の両方で、これらの問題に関する知識を持つ同僚を追加します。

  3. 必要に応じて、会話に文書を追加し、新しく追加された同僚がこの問題について最新の情報を得られるようにします。

チームの販売アカウントのいずれかが2か月間何もアクティビティを行っていないことに気付いた場合は、コラボレーションを促進できます。顧客の要件に最適と思われる新しい製品について、その顧客とコラボレーションできます。パートナ・コラボレーションを容易にするには、次の手順を実行します。

  1. この製品チームのメンバーとプライベートな会話を開始し、製品に関して、および製品が顧客のニーズとどれだけ合致しているかについて議論します。

  2. 自分、製品チーム・メンバーおよび営業担当との間で、会議をスケジュールします。

  3. すべての参加者(自分を含む)は、会議の前にレビューできるよう、スライド資料などのファイルを会話に投稿できます。

  4. 参加者は、会議の前後にかかわらず、追加情報や更新情報を使用してファイルにアノテーションを付けることができます。

注意: Oracle Social Networkは現在、Cloud実装でのみ使用可能です。