6地理データの設定

この章の内容は次のとおりです。

設定の概要

ビジネスを行う国の参照地理データをインポートして設定する必要があります。地理データは、地域営業テリトリの設定と住所検証に必要です。架空の会社Vision Corporationは、米国の州に基づいて営業テリトリを設定する予定です。Visionは、米国のデータをインポートした後で、営業担当がリストから州を選択することを要求する州の検証を設定します。無効な入力があると商談が予測から外される可能性があるため、住所の州名を検証する必要があります。

使用する地域に必要な詳細レベルで検証を有効にする必要があります。たとえば、Vision Corporationが郵便番号レベルでテリトリを設定することにした場合は、州、市、郡、郵便番号の検証を設定する必要があります。

オラクル社ではインポート可能な地理データを追加コストなしでライセンスしています。オラクル社では現在、このライセンス・データのサプライヤをNokiaからGBG | Loqateに変更している途中です。GBG | Loqateは、より完全かつ正確なデータを提供します。この移行期間中、オラクル社ではGBG | Loqateの国データのサブセットを提供しており、このデータは増え続けています。新しいお客様は、データが利用できる国についてはGBG | Loqateデータをインポートする必要があり、残りについてはNokiaデータをインポートできます。オラクル社がこの移行を完了すると、お客様は地理データをGBG | Loqateに更新することも、引き続きをNokiaを使用することもできます。オラクル社が今後、GBG | Loqateが利用できる国についてNokiaデータを強化することはありません。

または、別のサプライヤから地理データのライセンスを受け、ファイルからインポートすることもできます。サード・パーティの地理データのインポートの詳細は、docs.oracle.comで取得できる『Oracle Engagement Cloudのファイルベースのデータのインポート』ガイドの「地理のインポート」の章を参照してください。

次に、設定タスク名と段階的な手順が記載されたトピックへのリファレンスを含む設定タスクのリストを示します。実装プロジェクトの地理データの設定フォルダから、すべての設定タスクにアクセスできます。

ステップ 説明 タスク名 詳細情報の参照先

1

GBG | LoqateおよびNokiaから利用できる国のリストを確認します。

該当なし

入手可能な国のリストについては、この章の次のトピックを参照してください。

  • GBG | Loqate地理参照データが利用可能な国のリスト

  • Nokia地理参照データが利用可能な国のリスト

2

Oracleによってライセンスされている地理データをGBG | Loqateからインポートするようにアプリケーションが設定されています。インポートする国データがNokiaからのみ提供されている場合は、システム・プロファイル・オプション「DaaS GBG | Loqateデータ・インポート使用可能」(ORA_HZ_ENABLE_DAAS_LOQATE)を「いいえ」に設定する必要があります。

管理者プロファイル値の管理

詳細は、「地理データ・サプライヤの指定」を参照してください。

3

「地理の管理」ページでインポートする国を検索し、「地理データのインポート」処理を選択します。

地理の管理

この章の「地理参照データのインポート」を参照してください。

4

インポートした国について、テリトリに必要な住所レベルまでの検証を有効にし、値リストが必要な住所要素を指定します。

住所要素に対する検証を有効にすると、住所入力時にアプリケーションによって代替エントリの提案が表示されます。値リストを有効にすると、ユーザーはリストから選択する必要があります。検証も値リストもUIで有効にできます。

Vision Corporationは、テリトリを州レベルで定義しているため、住所の州を入力するための値のリストを有効化し、州の検証を有効化します。

地理の管理

この章の「地理情報の検証の設定」を参照

5

検証の選択は、アプリケーションのUIで行った入力にのみ影響します。タスク「管理者プロファイル値の管理」を使用してプロファイル・オプション「地理住所検証使用可能」を「はい」に設定し、インポートした住所を検証する必要があります。

管理者プロファイル値の管理

この章の「地理情報の検証の設定」を参照

6

アカウントおよび担当者の住所のマッピングを有効にします。マッピングを有効にすると、出先の営業担当が、マップ上に担当者を表示し、ボタンをクリックして道順を取得できます。

地理の管理

この章の「住所マッピングの有効化」を参照してください。

注意: データ・エンリッチメントのためにOracle Social Data and Insight Cloud Service、住所の検証のためにAddress Verification Cloud Serviceと統合する場合は、『営業の実装ガイド』および顧客データ管理の実装ガイドの説明に従って、追加の地理データの設定を実行する必要があります。

地理データ・サプライヤの指定

Oracleによってライセンスされている地理データをGBG | Loqateからインポートするようにアプリケーションが設定されています。インポートする国データがNokiaからのみ提供されている場合は、システム・プロファイル・オプション「DaaS GBG | Loqateデータ・インポート使用可能」(ORA_HZ_ENABLE_DAAS_LOQATE)を「いいえ」に設定する必要があります。複数の国で事業を行っている場合は、このシステム・プロファイルの値を変更することで両方のサプライヤから地理データをダウンロードできます。ただし、国ごとに1つのデータ・セットのみインポートできます。

注意: Oracleでは、NokiaからGBG | Loqateへの地理データの移行はサポートされません。すでに国に対してNokiaデータを使用している場合は、その国に対してNokiaを使用し続ける必要があります。
  1. 実装プロジェクトから、または「設定および保守」作業領域でタスクの名前を検索した後で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを開きます。

    「管理者プロファイル値の管理」ページが表示されます。

  2. 「検索: プロファイル・オプション」リージョンにある「プロファイル・オプション・コード」フィールドに、ORA_HZ_ENABLE_DAAS_LOQATEと入力します。

  3. 「検索」をクリックします。

  4. 検索結果内でこのプロファイル・オプションが選択された状態で、プロファイル値リストから「いいえ」を選択してNokiaデータをダウンロードします。「はい」に設定するとGBG | Loqateデータがダウンロードされます。

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

地理参照データのインポート

この手順を使用すると、Oracleによってライセンスされている地理参照データをインポートできます。インポートする国データがシステム・プロファイル・オプション「DaaS GBG | Loqateデータのインポート有効(ORA_HZ_ENABLE_DAAS_LOQATE)」を使用して指定されたサプライヤから提供されていない場合、インポート・アクションは無効になります。

注意: 地理データはNokiaおよびGBG | Loqateから提供されたサード・パーティ・コンテンツです。このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。Oracleおよびその関連会社は、サードパーティのコンテンツやサービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。Oracleおよびその関連会社は、サードパーティのコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。

地理データをインポートするには、次の手順を実行します。

  1. 設定ユーザーとしてサイン・インします。

  2. 実装プロジェクトから直接、または「設定および保守」作業領域でタスクの名前を検索した後で、「地理の管理」タスクを開きます。

    「地理の管理」ページが表示されます。

  3. 「国名」フィールドに国名を入力するか、または「国コード」フィールドに2文字の国のISOコードを入力します。

    ISO国コードの例には、US(アメリカ合衆国)やAT(オーストリア)があります。

  4. 「検索」をクリックします。

    「検索結果」に国が表示されます。

  5. 検索結果内で国を選択します。リンクをクリックしないでください。

  6. 「処理」メニューから「地理データのインポート」を選択します。

  7. 「OK」をクリックして警告メッセージを閉じます。

  8. 「OK」をクリックして確認メッセージを閉じます。

インポート対象の国の数が多くなると、完了するまでに数時間かかることがあります。

ナビゲータ・メニューから「スケジュール済プロセス」を選択して、インポート・プロセスの進捗状況を追跡できます。

インポートが完了したら、「地理の管理」ページで国を再度検索できます。「体系定義済」列および「階層定義済」列の「タスクに進む」アイコンが、インポートが正常に完了したことを示す「完了」アイコン(チェック・マーク)に変わります。

次の図に、インポートが完了した後の「完了」アイコン(チェック・マーク)が強調表示された「地理の管理」ページのスクリーン・キャプチャを示します。

アメリカ合衆国のインポートの完了後の「地理の管理」ページのスクリーン・キャプチャ。構造定義済フィールドおよび階層定義済フィールドにはチェック・マークが表示されています。
注意: GBG | LoqateおよびNokiaデータに関する問題はOracle Supportに報告してください。修正について適切なチームに連絡します。または、「設定およびメンテナンス」作業領域で「地理の管理」タスクを使用して、地理データを手動で変更できます。別のデータ・プロバイダの地理データを使用する場合は、Oracle Supportがデータを削除でき、お客様がファイル・インポートを使用してデータを読み込むことができます。

「地域コード定義済」列および「住所クレンジング定義済」列は、別途設定する必要のある追加機能に使用されます。

  • 地域コードは、国内の場所の経度および緯度を移入するのに使用される機能です。UI内のマップの顧客の場所の表示など、アプリケーションでマッピング機能を使用可能にするには、地域コードを設定する必要があります。詳細は、Oracle Customer Data Management Cloud顧客データ管理の実装スタート・ガイドの地理データの設定に関する章を参照してください。

  • 住所クレンジングを使用すると、住所を番地レベルまで検証できます。ただし、住所クレンジングを使用するには、Address Verification Cloud Serviceのライセンスが別途必要なので注意してください。

GBG | Loqate地理参照データが利用可能な国のリスト

Oracle Applications Cloudには、インポート可能なサードパーティGBG | Loqateマスター地理データが用意されています。次の表に、インポート用のGBG | Loqateマスター地理データが使用可能な国を示します。

国名 国コード

アンドラ

AD

オーストラリア

AU

オーストリア

AT

ベルギー

BE

ブラジル

BR

ブルガリア

BG

カナダ

CA

ケイマン諸島

KY

チリ

CL

クロアチア

HR

チェコ共和国

CZ

デンマーク

DK

ドミニカ共和国

DO

エストニア

EE

フィンランド

FI

フランス

FR

ドイツ

DE

イギリス

GB

グアダルペ

GP

ハンガリー

HU

アイスランド

IS

マン島

IM

イスラエル

IL

イタリア

IT

ジャマイカ

JM

日本

JP

ケニア

KE

リヒテンシュタイン

LI

ルクセンブルク

LU

マレーシア

MY

マルティニーク

MQ

メキシコ

MX

オランダ

NL

ニュージーランド

NZ

ノルウェー

NO

ペルー

PE

ポーランド

PL

ポルトガル

PT

プエルトリコ

PR

カタール

QA

レユニオン島

RE

ルーマニア

RO

シンガポール

SG

スロバキア

SK

スロベニア

SI

南アフリカ

ZA

スペイン

ES

スワジランド

SZ

スウェーデン

SE

スイス

CH

台湾

TW

アラブ首長国連邦

AE

アメリカ合衆国

US

ウルグアイ

UY

バチカン市国

VA

Nokia地理参照データが利用可能な国のリスト

Nokia地理参照データは、次の表にリストされる国のものがインポートできます。

国名 国コード

アンドラ

AD

アルゼンチン

AR

オーストリア

AT

ベルギー

BE

ブラジル

BR

ブルガリア

BG

カナダ

CA

ケイマン諸島

KY

チリ

CL

クロアチア

HR

チェコ共和国

CZ

デンマーク

DK

ドミニカ共和国

DO

エストニア

EE

フィンランド

FI

フランス

FR

ドイツ

DE

ギリシャ

GR

グアドループ

GP

法王聖座(バチカン市国)

VA

ハンガリー

HU

アイスランド

IS

インド

IN

インドネシア

ID

アイルランド

IE

マン島

IM

イスラエル

IL

イタリア

IT

ジャマイカ

JM

ラトビア

LV

リヒテンシュタイン

LI

リトアニア

LT

ルクセンブルク

LU

マレーシア

MY

マルタ

MT

マルティニーク

MQ

メキシコ

MX

オランダ

NL

ニュージーランド

NZ

ノルウェー

NO

ペルー

PE

ポーランド

PL

ポルトガル

PT

プエルトリコ

PR

レユニオン島

RE

ルーマニア

RO

ロシア連邦(ロシア)

RU

サンマリノ

SM

シンガポール

SG

スロバキア

SK

スロベニア

SI

南アフリカ

ZA

スペイン

ES

スワジランド

SZ

スウェーデン

SE

スイス

CH

台湾

TW

トルコ

TR

アラブ首長国連邦

AE

イギリス

GB

アメリカ合衆国

US

ウルグアイ

UY

地理情報の検証の設定

営業テリトリで使用する予定の地理要素について、地理検証を設定する必要があります。検証の設定により、不明な住所情報を入力し、入力中に住所を検証することでユーザーを支援します。たとえば、ユーザーに州や他の住所要素をリストから選択させることで、入力中の正確性を確保できます。また、不明な値をアプリケーションに入力させることも可能です。たとえば、ユーザーが郵便番号を入力したときに、アプリケーションは市や州を取得できます。

Vision Corporationは営業担当に値リストを使用して住所の州を入力させることを考えており、州レベルでテリトリを設定する予定です。こうした理由から、検証は州レベルに設定する必要があります。

検証の設定

  1. 実装プロジェクトから、または「設定および保守」作業領域でタスクの名前を検索した後で、「地理の管理」タスクを開きます。

    「地理の管理」ページが表示されます。

  2. 名前か2文字のISOコードを使用して、インポートした国を検索します。たとえば、国の名前「アメリカ合衆国」または2文字のISOコード「US」を入力して「検索」をクリックすると、検索できます。

  3. 「検索結果」領域で国を選択します。

    次の図に、「地理の管理」ページの「検証定義済」列の「タスクに進む」アイコンの場所を示します。

    検証列の「タスクに進む」アイコンが強調表示された、アメリカ合衆国のレコードが表示された「地理の管理」ページのスクリーン・キャプチャ。
  4. 「検証定義済」列で「タスクに移動」をクリックします。

    「地理検証の管理」ページが表示されます。

  5. 「住所形式」リージョンで、「形式の書式なし」住所スタイルが選択されていることを確認します。検証が国内のすべての住所に対して実行されるように、「形式の書式なし」の住所形式の検証を定義します。

    注意: アプリケーションの住所形式の設定は、「住所書式の管理」タスクを使用して別の場所で実行されます。
  6. 「地理マッピングおよび検証」リージョンの「値リスト使用可能」を選択し、UIでの住所入力の際に地理タイプが値リストとして表示されるようにします。たとえば、ユーザーにリストから州を選択させるには、「州」の「値リスト使用可能」を選択します。

    Vision Corporationは、営業テリトリのために州を使用し、州名が常に正しく入力されることを保証するために、の値リストを有効化します。

  7. テリトリで使用する予定のすべての地理タイプについて、「地理検証」を選択します。

    この例では、Vision Corporationは州ごとに地理を設定する予定のため、「地理検証」を選択します。

    次の図に、地理タイプがアメリカの州の「値リスト使用可能」および「地理検証」オプションの場所を示します。

    アメリカの州の「値リスト使用可能」列および「地理検証」列で選択したオプションの場所を強調表示した地理検証の管理: アメリカ合衆国ページのスクリーン・キャプチャ。

    地域として使用を予定しているレベル以上のすべての地理レベルについて、地理情報の検証を有効にする必要があります。Vision Corporationが郵便番号レベルでテリトリを設定することにした場合は、州、市、郡、郵便番号の地理検証を選択する必要があります。

    注意: 住所要素の検証を選択しない場合でも、住所入力中にアプリケーションによって値が提示されますが、住所要素の検証は行われません。
  8. アプリケーションによって有効とみなされなかった住所を保存できるようにするかどうかの指定は、「国の地理検証レベル」リストから選択することで行います。

    使用できる値は次のとおりです。

    • 検証なし: ユーザーが不完全または不正な住所を保存することを許可します。

    • エラー: 有効な住所のみを保存することを許可します。

    Vision Corporationは、不完全または無効な住所も含めてすべての住所を保存するため、「検証なし」を選択します。

  9. 「保存してクローズ」をクリックします。

  10. 「地理の管理」ページで「完了」をクリックします。

住所インポートの検証を有効にする

デフォルトでは、指定した検証はUIでの住所作成でのみ実施されます。インポート時に検証を実施するためには、プロファイル・オプション「地理住所検証使用可能」を「はい」に設定する必要があります。このプロファイル・オプションを設定するには次の手順を実行します。

  1. 実装プロジェクトから、または「設定および保守」作業領域でタスクの名前を検索した後で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを開きます。

    「管理者プロファイル値の管理」ページが表示されます。

  2. 「検索: プロファイル・オプション」リージョンの「プロファイル表示名」フィールドに「地理住所検証使用可能」と入力します。

  3. 「検索」をクリックします。

  4. 検索結果内でこのプロファイル・オプションが選択された状態で、プロファイル値リストから「はい」を選択します。

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

住所マッピングの有効化

このトピックで説明されているように地域コードを有効にすることで、文字どおりアカウントおよび担当者をマップに配置できます。地域コードにより、入力またはインポートした住所が経度と緯度の座標に変換されて、マップ上に位置を表示できるようになります。

住所マッピングの有効化は、次の2つの手順で行われます。

  1. 地域コード機能の有効化

  2. 住所を座標に変換するプロセスの実行

営業担当は、地域コードが機能するように有効な郵便番号を入力する必要があるため、Oracle Address Verification Cloud Serviceをサブスクライブして、アプリケーション内の住所を検証することをお薦めします。

有効化する内容

営業担当は、次の2つの方法で地域コードを利用できます。

  • オフィスでは、営業担当はアカウント・レコードの編集時に、マップ上にアカウント住所の場所を表示できます。

    マップ上のピンで表されるアカウント住所の場所を示す
「住所の表示」ページのスクリーンショット。
  • Oracle CX Cloud Mobileをスマートフォンで使用すると、営業担当は、現在の場所または選択したその他の場所からの特定の半径の範囲内に含まれるアカウントおよび担当者の場所を示すマップを表示できます。指でタップしたいずれかの場所に移動道順を取得できます(CX Cloud Mobileにより、スマートフォンのネイティブのマッピング・アプリケーションに座標が渡されます)。

    マップ上のピンで表される担当者を示す、
スマートフォン上の「自分の担当者」のスクリーンショット。

「地理の管理」ページでの地域コードの有効化

国の地域コードをオンにするために必要なことは、オンにする国に対して「地域コード定義済」アイコンを選択することのみです。次に手順を示します。

  1. 実装プロジェクトから、または次を使用して「設定および保守」作業領域から、「地理の管理」タスクを開きます。

    • オファリング: 営業

    • 機能領域: 販売基盤

    • タスク: 地理の管理

  2. 「地理の管理」ページで、名前か2文字のISOコードを使用して、インポートした国を検索します。たとえば、国の名前「アメリカ合衆国」または2文字のISOコード「US」を入力して「検索」をクリックすると、検索できます。

  3. 「地域コード定義済」 アイコンを選択します。

  4. 「完了」をクリックします

「地域コード定義済」アイコンが強調表示された「地理の管理」ページのスクリーンショットを次に示します。

「地理検証の管理」ページの図

事業所の緯度および経度の移入プロセスの実行

定期的に、およびインポートのたびに、住所を事業所の緯度と経度に変換するプロセスを実行します。営業担当が入力した住所またはユーザーがインポートした住所は、プロセスが完了するまでマップ上に表示されないため、必要に応じてプロセスを頻繁に実行するようにスケジュールします。プロセスの実行方法を次に示します。

  1. ナビゲータで、「ツール」見出しの下の「スケジュール済プロセス」をクリックします。

  2. 「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

  3. リストの下部の「名前」ドロップダウン・リストのアイコンと「検索」リンクをクリックします。

  4. 「検索と選択: 名前」ウィンドウで、「事業所の緯度および経度情報の移入」を検索します。

  5. 検索結果でプロセス名を選択し、「OK」をクリックします。

  6. 「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックして選択内容を確定します。

  7. 「プロセス詳細」ウィンドウで、「拡張」をクリックして詳細オプションを表示します。

  8. 「パラメータ」タブで、次のように入力できます。

    パラメータ 入力内容

    国コード

    地域コードを使用可能にしたすべての国の座標を生成する場合は空白のままにして、そうでない場合は特定の国コードを入力します。

    「開始日」、「終了日」および「地域コードの再生成」

    これらは空白のままにします。地域コード・プロセスで、以前に地域コード化されていない住所が取得されます。

    バッチ・サイズ

    このフィールドは、50,000を超える住所を一度に地域コード化する場合を除いて、空白のままにします。多数の住所を処理している場合は、1000を入力します。デフォルトでは、500件の住所のバッチごとにサブプロセスが起動されます。サブプロセスの最大数が10であるため、50,000を超える住所を処理している場合は、プロセスを複数回実行する必要があります。バッチ・サイズを1,000まで増やすことができます。

  9. 次の手順を実行して、プロセスを定期的に実行するようにスケジュールします。

    1. 「スケジュール」タブをクリックします。

    2. 「スケジュールの使用」を選択し、頻度を指定します。

  10. 「発行」をクリックします。

    アプリケーションでプロセスが発行されたことが確認されます。

  11. プロセスの完了は、「概要」ページでモニターできます。プロセスでは、処理する必要があるバッチ・サイズおよび住所の数に応じて、複数のプロセスが生成されます。