23Microsoft Outlookの設定
この章の内容は次のとおりです。
Oracle Sales Cloud for Outlookの概要
Oracle Sales Cloud for Outlookアプリケーションは、販売アプリケーション機能をMicrosoft Outlook内で直接提供し、営業担当が重要な販売アプリケーション・データにアクセスできるようすることで、販売生産性を最大化するのに役立ちます。
機能の要約
次の表に、Oracle Sales Cloud for Outlookの主な機能を示します。
機能 | 説明 |
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Microsoft Outlook内の販売アプリケーション機能 |
Oracle Sales Cloud for Outlookを使用すると、すべてのEメール、カレンダ・イベントおよびタスクを、販売アプリケーション内の担当者、顧客、リードまたは商談それぞれにリンクできます。営業担当は、Microsoft Outlook内の顧客情報や販売情報にアクセスしたり、これらの情報を更新できます。 |
Microsoft Outlookと販売アプリケーションの間の1クリックでの共有 |
会議参加依頼やEメールを送信するとき、またはタスクを設定するときに、1回クリックするとその処理が取得され、バックグラウンドで販売アプリケーションが更新されます。 |
販売アプリケーションとMicrosoft Outlookの間でのデータの同期 |
双方向でデータが同期されるため、営業担当はデータの変更が継続的に更新され正確に表示される360度ビューを使用できます。 |
同期コントロール・パネル |
Oracle Sales Cloud for Outlookには同期フィルタ機能があり、営業担当は販売アプリケーションから最も重要なデータのみを同期できます。営業担当は、販売アプリケーションのデータ・セット全体を同期するかわりに、優先度の高いアカウントや今四半期にクローズする商談を同期できます。 |
オフライン・アクセス |
操作モードをオンラインとオフラインの間で遷移することにより、営業担当は営業訪問先で製品のすべての機能をオフライン・モードで使用した後、次回の同期サイクルで販売データを同期できます。 |
Oracle Sales Cloud for Outlookのユーザー定義構成: |
Oracle Sales Cloud for Outlookでユーザー定義オブジェクト、フィールドおよびユーザー・インタフェース・レイアウト・オプションを使用して、ページの外観を構成します。たとえば、組織やユーザーの特定の要件に応じて、ユーザー定義オブジェクトまたは依存するオブジェクトをアプリケーションに追加できます。 |
Oracle Sales Cloud for Outlookのインストールの概要
このトピックでは、Oracle Sales Cloud for Outlookを個々のラップトップまたはPCに手動でインストールする方法の概要を前提条件の手順とともに示します。
Oracle Sales Cloud for Outlookをインストールする前に次の項目を確認する必要があります。
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Microsoft OutlookがラップトップPCまたはデスクトップPCにインストールされていること。
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既存のMicrosoft OutlookプロファイルがOracle Sales Cloud for Outlookで使用できるか、新しいMicrosoft Outlookプロファイルが作成されていること。
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インストールを実行するユーザーが、営業担当者または営業マネージャいずれか一方のジョブ・ロールでプロビジョニングされた販売アプリケーション・ユーザーであること。
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すべてのシステム要件が満たされていること。詳細は、システム要件のページを参照してください。
インストール手順には、インストーラ・ファイルのダウンロード、InstallShieldウィザードの実行、およびクラウド・サービス情報の入力(未設定の場合)が含まれます。
Oracle Sales Cloud for Outlookアプリケーションのインストール
このトピックでは、Oracle Sales Cloud for OutlookアプリケーションをラップトップまたはPCにインストールする前提条件および手順について説明します。
Oracle Sales Cloud for Outlookインストーラ・ファイルのダウンロード
Oracle Sales Cloud for Outlookインストーラ・ファイルをダウンロードするには、次の手順を実行します。-
営業マネージャまたは営業担当としてサインインし、「パーソナライズ」メニューを選択し、「プリファレンスの設定」メニュー項目を選択します。
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「プリファレンス」ペインで「CRM for Microsoft Outlookインストーラ」を選択します。
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「ダウンロードの開始」をクリックし、自分のMicrosoft Outlookの構成に合わせて32ビットまたは64ビットのいずれかのオプションのインストーラをダウンロードします。
InstallShieldウィザードの実行
InstallShieldウィザードを実行するには、次の手順を実行します。-
ダウンロードされたインストーラ・ファイルにナビゲートし、ファイルを解凍し、.msiファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
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InstallShieldウィザードの「ようこそ」ページの「次へ」をクリックします。
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インストール先のフォルダ・ページで、インストールに作成されるデフォルト・フォルダを確認します。別のフォルダを使用する場合は、「変更」をクリックします。
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インストール先のフォルダ・ページでフォルダを確認または選択したら、「次へ」をクリックします。
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「プログラムのインストール準備の完了」ページで「インストール」をクリックします。
サーバー接続情報の入力
接続情報を入力するには、次の手順を実行します。-
InstallShieldウィザードが完了したらMicrosoft Outlookを開きます。
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「プロファイルの選択」ページで、Oracle Sales Cloud for Outlookで使用するMicrosoft Outlookプロファイルを選択し、「OK」をクリックします。
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ステップ2で選択したプロファイルを使用してアプリケーションをインストールするかどうかを確認するメッセージで、「はい」をクリックします。
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Oracle Sales Cloud for Outlookの「初回実行補助」ペインが表示されたら、「補助」ペインの任意の場所をクリックして、「ログイン」ページを表示します。
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「ログイン」ページにユーザー情報とサーバー情報を入力します。
管理者設定により、サーバー情報はデフォルトで設定されている場合があります。
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「ログイン」をクリックすると、インストールが完了します。
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構成が完了したら、同期化フィルタを設定し、同期化を開始します。
Oracle Sales Cloud for Outlookのインストールと管理の詳細は、docs.oracle.comの『Deploying Sales for Outlook』ガイドを参照してください。