3インポート管理を使用したアカウントおよび担当者のインポート

この章の内容は次のとおりです。

インポート管理について

「ツール」作業領域から使用できる「インポート管理」オプションを使用して、テキスト・ファイルから幅広いビジネス・データをインポートできます。インポート・データにより、アプリケーション・レコードを作成、更新または削除できます。

このトピックで示す手順をガイドとして使用してデータをインポートしてください。インポート・オプションとその他の詳細は、インポートするデータのタイプによって異なります。インポートする前に、ファイル内のデータがOracle Applications Cloudの属性にどのようにマップされるか、およびインポート・ファイルにどのような値が想定されるかを理解する必要があります。

注意: 同じインポート・オブジェクトのインポート・ジョブを重複して発行しないでください。そのようにすると、重複したオブジェクト・レコードが作成されます。

関連トピックに示されているサンプルのインポート・テンプレートを使用すると、すぐに始めることができます。

ファイルからのデータのインポート

インポートを実行するには、管理者または設定ユーザーとしてサイン・インしている必要があります。データをインポートするには、次の手順を実行します。

  1. 「ツール」作業領域で、「インポート管理」アイコンをクリックします。

  2. 「インポートの管理」ページで、「インポート・アクティビティの作成」ボタンをクリックします。「インポート・アクティビティの作成: インポート・オプションの入力」ページが表示されます。

  3. 次の表に示すように、ページの各フィールドに値を指定します。

    フィールド 値の説明

    名前

    インポートの名前。

    オブジェクト

    インポートするオブジェクト。

    ドロップダウン・リストにオブジェクトが見つからない場合は、「検索」リンクをクリックしてオブジェクトを検索し、選択できます。「検索と選択」ダイアログ・ボックスで、「オブジェクト」テキスト・ボックスにオブジェクト名を入力し、「検索」ボタンをクリックします。結果リストからオブジェクトを選択し、「OK」をクリックします。

    「拡張」ボタンをクリックして、拡張検索オプションを使用することもできます。ここでは、オブジェクト名、サポートされている添付、作成日などの様々なフィルタ基準に基づいて検索できます。

    インポートするオブジェクトがリストされていない場合は、オブジェクトのインポートに必要なロールおよび権限があるかどうかを確認してください。

    添付オブジェクト

    データベース内の既存のオブジェクト・レコードの添付をインポートするには、「オブジェクト」ドロップダウン・リストから添付オブジェクトを選択します。次に、添付オブジェクトのドロップダウン・リストからオブジェクトを選択します。

    添付のインポートの詳細は、「関連トピック」の項のトピック「添付のインポート: 手順」を参照してください。

    ファイル名

    CSV形式のテキスト・ファイルを参照して選択します。

    注意: ソース・ファイルが50,000レコードを超える場合は、それぞれ50,000レコード未満の複数の小さいファイルに手動で分割する必要があります。ファイル・インポート・ページでは、インポート・ジョブごとに50,000レコードのみが許可されます。または、50,000レコードを超えるファイルを受け入れることができるExternal Cloud Data Loader Clientを使用することもできます。このツールの詳細は、My Oracle Support (support.oracle.com)のドキュメント『External Data Loader Client』(ドキュメントID 2325249.1)を参照してください。

  4. 必要に応じて追加のインポート構成を設定する場合は、「拡張オプション」セクションをクリックします。ここでは、「ソース・ファイル」「インポート・オプション」または「スケジュールの作成」セクションで設定を構成できます。

    1. 「ソース・ファイル」および「インポート・オプション」領域で、インポートするオブジェクトに応じて、次の表のオプションのいくつかを使用できます。

      オプション 摘要

      インポート・モード

      レコードを作成および更新するか、または更新のみを行うかを指定できます。

      • レコードの更新および作成: 一致するレコードが見つからない場合は、新規レコードが作成されます。これはデフォルト・オプションです。

      • レコードの作成: ファイル内のすべてのレコードは作成する必要がある新規レコードです。一致する既存のレコードがある場合、それらのレコードはエラーとしてマークされます。

      • レコードの削除: ファイル内のすべてのレコードは削除されます。

      通知Eメール

      インポート処理通知を受け取る個人のEメール。インポートを発行するユーザーはEメール通知を自動的に受け取ります。複数のEメール受信者を設定する場合は、Eメール・アドレスをセミコロンで区切ります。

      デリミタ

      ファイルで値の区切りにカンマを使用しない場合は、「デリミタ」ドロップダウン・リストで適切なデリミタを選択します。

      小数点記号

      インポート・ファイルに使用されている小数点記号。

      日付書式

      ファイルの日付フィールドの書式。

      タイム・スタンプ書式

      ファイルの時刻フィールドの書式。

      ファイル・エンコーディング

      ソース・ファイルがエンコードされている形式。

    2. 「スケジュールの作成」領域で、インポートを即時実行または後日実行にスケジュールできます。将来の日付を選択した場合は、インポートを開始する日付と時刻を指定します。

  5. 「次」をクリックします。「インポート・アクティビティの作成: フィールドのマップ」ページには、ソース・ファイル内のデータの最初の行が表示されます。デフォルトでは、各ソース・ファイル列を適切なターゲット・オブジェクト属性に自動的にマップすることが試みられます。ファイル内のいくつかの列がマップされない場合は、「ソース・ファイル」領域で「属性名」列にターゲット属性をドラッグします。

  6. 「インポート・マッピング」ドロップダウン・リストで使用可能なマッピングのリストから適切なマッピングを選択することもできます。インポート・マッピングを再使用する場合は、ソース列とターゲット列の両方に、すでに値が移入されています。「ソース・ファイル」領域は、インポート・ファイルを表します。

    ファイル内の列をインポートしない場合は、「属性名」フィールドを空白のままにします。

  7. フィールドのマッピングを検証するには、「データの検証」ボタンをクリックします。検証プロセスがトリガーされ、「マッピング検証」画面にマッピング・エラーが表示されます。また、ファイルの最初の10行が検証されます。

  8. 「次」をクリックします。「インポート・アクティビティの作成: レビューおよび発行」ページが表示されます。このページで、インポート・アクティビティ構成をレビューします。「フィールドのマップ」ページで事前検証を実行しなかった場合は、検証プロセスを実行するよう通知メッセージが表示されます。

  9. 「データの検証」ボタンをクリックして検証を実行します。検証エラーがある場合は、「マッピング検証」画面に表示されます。マップされていない列のデータはインポートされません。マップされていない列に関する警告が表示された場合は、それらの列を無視し、インポートの発行ジョブを続行できます。

  10. インポートを発行してアクティブ化します。

インポート・ステータスのモニタリング

インポートのステータスをモニタリングするには、次の手順を実行します。

  1. インポートを発行した後、表示される「インポートの管理」ページでステータスを参照できます。次の情報タイルが表示されます。

    情報タイルの見出し 摘要

    すべてのインポート

    アクティブなインポート、完了済インポートおよび失敗したインポートが表示されます。

    アクティブなインポート

    現在実行中のすべてのインポートが表示されます。

    自分の完了済インポート

    完了したインポートが表示されます。

    失敗

    失敗したインポートが表示されます。

  2. 「自分の完了済インポート」タブをクリックして、完了したインポートを表示します。

  3. インポートのステータスをモニタリングします。「完了」または「エラーありで完了」のステータスは、インポートが完了したことを示しています。または、通知Eメールを待つこともできます。インポートのステータスのモニタリングの詳細は、関連リンクの項のトピック「インポートのモニタリング: 説明」を参照してください。

  4. インポート名リンクをクリックして、インポートに関する追加情報を表示します。「処理」メニューから診断ファイルとログ・ファイルを生成できます。「添付のインポート」セクションの下でダウンロード・アイコンをクリックして、ログ・ファイルをダウンロードします。

オブジェクトのビジネス・イベントの抑制

データの一括ロード中、標準オブジェクトのビジネス・イベントが作成、更新および削除の各操作でトリガーされます。これはパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。この動作は、次のプロファイル・オプションを使用して抑制できます。

  • HZ_ENABLE_ENTITY_EVENTS: このプロファイル・オプションを使用して、詳細なエンティティ・イベントを抑制できます。このプロファイル・オプションでは、デフォルト値がYに設定されています。Yは、ビジネス・イベントが抑制されないことを示します。このプロファイル・オプションは、アカウントおよび連絡先オブジェクトの作成、更新および削除イベントを抑制します。

  • HZ_ENABLE_EVENT_TRACKING: 顧客および連絡先エンティティに対する複合イベント・トラッキングを使用可能にします。このプロファイル・オプションは、エンティティに対する変更を追跡し、エンティティに変更があるたびにイベントを呼び出します。このプロファイル・オプションでは、デフォルト値がNに設定されています。

  • HZ_INVOKE_OBJ_WF_ON_TRACKING: イベント・トラッキング中のルート・オブジェクトに対する子エンティティの変更のロールアップを使用可能にします。このプロファイル・オプションは、子エンティティが変更されるたびにルート・オブジェクト・ワークフローを開始します。このプロファイル・オプションでは、デフォルト値がNに設定されています。

  • ZPM_ENABLE_PARTNER_EVENTS: このプロファイル・オプションを使用して、パートナ、パートナ担当者およびパートナ・ノートのオブジェクトのビジネス・イベントを抑制できます。このプロファイル・オプションでは、デフォルト値がNに設定されています。ただし、オブジェクトのイベントを抑制するには、プロファイル・オプションZCA_PUBLIC_BUSINESS_EVENTSを無効にする必要があります。

  • ZCA_PUBLIC_BUSINESS_EVENTS: このプロファイル・オプションを使用して、オブジェクトに対するビジネス・イベントを抑制できます。このプロファイル・オプションでは、デフォルト値がYに設定されています。Yは、すべてのビジネス・イベントが有効であることを示します。プロファイル・オプションの値をNに設定すると、同じプロファイル・オプションが再度Yに設定されるまで、ビジネス・イベントは抑制されます。一度無効にすると、「インポート管理」またはREST Webサービスのいずれかを使用してもイベントは公開されません。このプロファイル・オプションは、前述の他のプロファイル・オプションをオーバーライドします。

    ユーザーのビジネス・イベントは、ユーザー・プロファイル・レベルを作成してユーザー名を定義し、それをNに設定することでも抑制できます。これはユーザー・レベルのプロファイル・オプションで、標準インポート・ジョブのユーザーにこのプロファイル・オプションを設定することをお薦めします。したがって、インポート・アクティビティを実行する前に、オプションをNに設定してビジネス・イベントを無効にする必要があります。このプロファイル・オプションは他のプロファイル・オプションも上書きし、すべてのパブリック・ビジネス・イベントを抑制します。その結果、エンゲージメント・クラウドの自動プロセスが影響を受ける可能性があります。

このトピックでは、「インポート管理」機能を使用して添付をインポートする方法について説明します。いずれかのサポートされているオブジェクトに関連付けられた添付をインポートできます。

次のオブジェクトは、添付のインポートをサポートしています。

  • アクティビティ

  • 資産

  • リード

  • 商談

次に、添付ファイルに対してサポートされているファイル・タイプを示します。

  • CSV

  • PDF

  • PNG

  • PPTX

  • TIF

  • TEXT

  • XLSX

  • XML

添付のインポート

次の手順を使用すると、インポート管理を使用して添付をインポートできます。

  1. 「ツール」 >→「インポート管理」をクリックします。

  2. 「インポートの管理」ページで、「インポート・アクティビティの作成」ボタンをクリックします。「インポート・アクティビティの作成: インポート・オプションの入力」ページが表示されます。

  3. 「名前」フィールドにインポートの名前を入力します。「オブジェクト」ドロップダウン・リストで、「添付」を選択します。

  4. 表示される添付オブジェクトのドロップダウン・リストで、添付に関連付けられたオブジェクトを選択します。

  5. ZIPファイル(添付ファイルと、インポートする添付に対応するオブジェクト・レコードの情報を含むソース・データ・ファイルが含まれている)を参照して選択します。

  6. ZIPファイルには、少なくともAttachment.CSVという名前のファイルが含まれている必要があり、オプションで1つ以上の添付ファイルを含めることができます。Attachment.CSVファイルの形式は、次の表に示すとおりです。

    Pk1Value ObjectPuid FileName Url

    300100111735265

     

    Sales.txt

     

     

    CDRM_L1011

     

    www.Google.com

    300100111735265

    www.Yahoo.com

    CDRM_L1212

    file1.txt

    Pk1Value列とObjectPuid列の値は、既存のオブジェクト・レコードを一意に識別します。FileNameは、添付ファイルの名前を示します。Urlは、インポートするURL添付の値を示します。

    添付は、オブジェクトの既存のレコードにのみ関連付けることができます。単一のレコードを複数の添付に関連付けるには、CSVファイルに複数の行を含めます。単一のインポート・ジョブでインポートできる添付の数に制限はありません。ただし、添付ZIPファイルのサイズが250 MBを超えることはできません。

    注意: CSVファイルの1レコードでFileName列とUrl列の両方に値を含めることはできません。1つのオブジェクト・レコードの主キーまたはPUIDのいずれか(両方ではなく)を渡します。
  7. 「次」をクリックします。「インポート・アクティビティの作成: フィールドのマップ」ページで、「インポート・マッピング」ドロップダウン・リストの横にある「適用」ボタンをクリックして、ソース属性とターゲット属性を自動的にマップします。

  8. 「次」をクリックして、「レビューおよび発行」ページに移動します。

インポート・アクティビティ構成をレビューし、「発行」をクリックして、インポートをアクティブ化します。「インポートの管理」ページに、発行されたインポートのステータスが表示されます。インポート・プロセスの詳細は、「関連トピック」の項のトピック「データのインポート: 手順」を参照してください。

データのインポート

担当者データのインポート

このトピックを使用して担当者データをOracle Applications Cloudにインポートします。インポート機能を使用して、担当者レコードを作成、更新または削除できます。

担当者オブジェクトには、次の子オブジェクトがあります。

  • 住所

  • 分類

  • 関係

  • 営業チーム・メンバー

担当者レコードをインポートするには、次のタスクを実行します。

  1. ソース・データをOracle Applications Cloudオブジェクト属性にマップします。

  2. インポート用のソース・カンマ区切り値(CSV)ファイルを作成します。

  3. インポート・アクティビティを作成します。

  4. インポート結果をレビューします。

連絡先に対する所有者の設定は、必須ではありません。担当者を管理する所有者を定義せずに、担当者をインポートできるようになりました。

Oracle Applications Cloudオブジェクト属性へのソース・データのマッピング

担当者データをOracle Applications Cloudにインポートするには、CSVファイルにソース・データを入力し、そのソース・データをOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする必要があります。

データ・インポート用のCSVファイルを作成する前に、次の手順を実行する必要があります。

  • ソース・データ属性がOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする方法を確認します。

  • オブジェクトのインポートに必要な属性を理解するなど、前提となるステップが完了していることを確認します。

  • レコードを一意に識別するためのオプションを理解します。

  • 子レコードをインポートする前に、親レコードが存在することを確認します。

  • 正常にインポートするためにCSVファイルに必要なターゲット・オブジェクト属性を識別します。

前提条件の設定タスク

アプリケーションの属性の中には、特定のオプションを設定した後に入力できるものがあります。たとえば、ソース・システム参照情報を使用して連絡先レコードを識別する場合、「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクのパーティに対して、連絡先オブジェクトのソース・システムを有効にする必要があります。

また、子レコードをインポートする場合は、データベースに親レコードが存在することを確認します。

レコードを一意に識別するためのオプション

Oracle Applications Cloudにデータをインポートするには、インポート・プロセスがレコードを一意に識別するための特定の属性がCSVファイルに含まれている必要があります。ファイル・インポート・プロセスは、属性値を使用して、ソース・データをOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性に自動的にマップします。

オブジェクト・レコードを一意に識別するための推奨オプションは、次のとおりです。

  • 公開一意識別子: レコードを作成する場合は、わかりやすい公開一意識別子(数字で示され、通常はビジネス・オブジェクトのUIに表示される属性)を指定できます。以前に番号属性を指定したレコード、または番号属性がオブジェクトのUIに表示されるレコードを更新する場合は、番号属性を使用してレコードを識別できます。

  • ソース・システムおよびソース・システム参照値: レガシーまたは外部システムからデータをインポートする場合、または以前にソース・システム参照データを指定したレコードを更新する場合は、外部システムを識別するソース・システム・コード(通常はSourceSystemで示される属性)と、外部システム内の一意識別子であるソース・システム参照値(通常はSourceSystemReferenceで示される)を指定できます。

必須属性および検証

Oracle Applications Cloudにデータを正常にインポートするには、CSVファイルに必須属性が含まれている必要があります。属性に有効な値が指定されていることを確認します。次の表に、新規担当者レコードのインポートの必須属性、担当者レコードの更新の必須属性、担当者レコードの削除の必須属性、属性に関する前提条件の設定タスクおよび担当者インポートの特定の検証(存在する場合)をリストします。

属性 摘要 前提条件の設定タスクまたはインポート検証 担当者レコードの作成 既存の担当者レコードの更新 既存の担当者レコードの削除

SourceSystem

担当者のソース・システムを表すコード。

「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用することにより、またはSource System Referenceインポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Applications Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを識別するか、ソース・システムを構成します。

条件付きで必要: 連絡先レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

条件付きで必要: 連絡先レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

条件付きで必要: 連絡先レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

SourceSystemReferenceValue

担当者のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用することにより、またはSource System Referenceインポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Applications Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを識別するか、ソース・システムを構成します。

条件付きで必要: 連絡先レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

条件付きで必要: 連絡先レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

条件付きで必要: 連絡先レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

PartyNumber

担当者の公開一意識別子。

前提となるタスクはありません

条件付きで必要

条件付きで必要

条件付きで必要

FirstName

個人パーティの名。

前提となるタスクはありません

必須。

不要。

不要。

LastName

個人パーティの姓。

前提となるタスクはありません

必須。

不要。

不要。

担当者オブジェクトは、すべての子オブジェクトおよび属性とともに「インポート管理」フローの「インポート・オブジェクトの管理」ページで参照できます。タイプ、長さ、説明などの属性情報をこのページで確認できます。

インポート用のソースCSVファイルの作成

CSVファイルは、ファイルベース・データ・インポート・プロセスにソースとして指定します。CSVファイルには、Oracle Applications Cloudにインポートするデータを入力する必要があります。

CSVファイルは、独自に作成するか、事前定義済テンプレートを使用して作成できます。既存のテンプレートをダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. 「ナビゲータ」で、「ツール」の下の「インポート管理」をクリックします。

  2. 「インポート・オブジェクト」タブをクリックして、オブジェクト詳細の管理ページを開きます。

  3. 「表示名」列の下のオブジェクト名リンクをクリックして、「マッピングの管理」ページに移動します。

  4. 既存のマッピングがない場合は、「インポート・マッピングの作成」ボタンをクリックしてマッピングを作成します。

  5. 「インポート・マッピングの編集」ページで、「ターゲット属性」セクションから「ソース・ファイル」セクションにドラッグして、必要なものをマッピングします。完了したら、マッピングを保存します。

  6. 必要なマッピングの「マッピング番号」列のリンクをクリックします。

    注意: 「検索」ドロップダウン・リストを使用してマッピングをフィルタできます。
  7. 「インポート・マッピングの編集」ページで、「処理」ドロップダウン・リストから「テンプレートのダウンロード」を選択します。

  8. デスクトップ上の任意の場所にテンプレートCSVを保存します。

テンプレートCSVファイルを編集し、必須属性に有効な値を指定する必要があります。次に、担当者オブジェクト用のCSVファイルの例を示します。

PartyNumber Address1 Address2 City State FirstName LastName OwnerPartyNumber SourceSystem SourceSystemReferenceValue Country

Contact_1823894

212 Herrington Boulevard

Suite 10

Foster City

CA

Dennis

Peattie

Party_7231354

CSV

CON_TST_OSR1_001

US

Contact_6546546

Vision Corporation Address 1

Vision Corporation Address 2

Palo Alto

CA

Steve

Braun

Party_4657978

DNB

CON_TST_OSR1_741

US

インポート・アクティビティの作成

Oracle Applications Cloudにデータをインポートするには、インポート・アクティビティを作成し、CSVファイルをアクティビティへのソースとして指定する必要があります。インポート・アクティビティを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 設定ユーザーとしてサイン・インします。

  2. 「ナビゲータ」で、「ツール」の下の「インポート管理」をクリックします。

  3. 「インポートの管理」ページで、「インポート・アクティビティの作成」をクリックします。

  4. 「インポート・アクティビティの作成: インポート・オプションの入力」ページで、インポート・アクティビティの名前を指定し、「オブジェクト」ドロップダウン・リストから「担当者」を選択します。

  5. 「ファイル名」で、必要なCSVファイルを参照してアップロードし、「次」をクリックします。

  6. 「インポート・アクティビティの作成: フィールドのマップ」ページで、必要に応じて属性マッピングを編集し、「次」をクリックします。

    注意: 未マップ列についてソース・ファイルのマッピングを検証し、データ形式の問題をチェックするには、「データの検証」をクリックします。
  7. 「インポート・アクティビティの作成: レビューおよび発行」ページで、「発行」をクリックします。

インポート結果のレビュー

インポート結果をレビューするには、「インポート・アクティビティの管理」ページでインポート・アクティビティをチェックします。ファイル・インポート・アクティビティは、ステータスが「完了」と表示された場合、成功したと考えられます。インポート・アクティビティのステータスをチェックするには、次の手順を実行します。

  1. 設定ユーザーとしてサイン・インします。

  2. 「ナビゲータ」で、「ツール」の下の「インポート管理」をクリックします。

  3. 「インポートの管理」ページで、ステータス、名前、オブジェクトなどのいずれかの検索基準を使用して、作成したインポート・アクティビティを検索します。

  4. インポート・アクティビティの「ステータス」列をチェックします。ステータスが「完了」と表示された場合、インポートは成功です。インポート・アクティビティ・ステータスの他の有効な値は、「インポートのキューに配置済」「データのインポートを準備しています」「データをインポートしています」「エラーありで完了」および「失敗」です。

    注意: このページで、発行されたすべてのアクティブなインポート、完了済インポートおよび失敗したインポートの数とステータスをすばやく参照することもできます。

アカウント・データのインポート

このトピックを使用してアカウント・データをOracle Applications Cloudにインポートします。インポート機能を使用して、アカウント・レコードを作成、更新または削除できます。

アカウント・オブジェクトには、次の子オブジェクトがあります。

  • 住所

  • 分類

  • 関係

  • 営業チーム・メンバー

アカウント・レコードをインポートするには、次のタスクを実行します。

  1. ソース・データをOracle Applications Cloudオブジェクト属性にマップします。

  2. インポート用のソース・カンマ区切り値(CSV)ファイルを作成します。

  3. インポート・アクティビティを作成します。

  4. インポート結果をレビューします。

Oracle Applications Cloudオブジェクト属性へのソース・データのマッピング

アカウント・データをOracle Applications Cloudにインポートするには、CSVファイルにソース・データを入力し、そのソース・データをOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする必要があります。

データ・インポート用のCSVファイルを作成する前に、次の手順を実行する必要があります。

  • ソース・データ属性がOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする方法を確認します。

  • オブジェクトのインポートに必要な属性を理解するなど、前提となるステップが完了していることを確認します。

  • レコードを一意に識別するためのオプションを理解します。

  • 子レコードをインポートする前に、親レコードが存在することを確認します。

  • 正常にインポートするためにCSVファイルに必要なターゲット・オブジェクト属性を識別します。

アカウントに対する所有者の設定は必須ではありません。アカウントを管理する所有者を定義せずにアカウントをインポートできるようになりました。

前提条件の設定タスク

アプリケーションの属性の中には、特定のオプションを設定した後に入力できるものがあります。たとえば、ソース・システム参照情報を使用してアカウント・レコードを識別する場合、「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクのパーティに対して、アカウント・オブジェクトのソース・システムを有効にする必要があります。

また、子レコードをインポートする場合は、データベースに親レコードが存在することを確認します。たとえば、アカウントの住所をインポートするときには、その親アカウントがデータベースに存在していることを確認します。子レコードをインポートする前に親レコードが存在しない場合、子レコードのインポートは失敗します。

レコードを一意に識別するためのオプション

Oracle Applications Cloudにデータをインポートするには、インポート・プロセスがレコードを一意に識別するための特定の属性がCSVファイルに含まれている必要があります。ファイル・インポート・プロセスは、属性値を使用して、ソース・データをOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性に自動的にマップします。

オブジェクト・レコードを一意に識別するための推奨オプションは、次のとおりです。

  • 公開一意識別子: レコードを作成する場合は、わかりやすい公開一意識別子(数字で示され、通常はビジネス・オブジェクトのUIに表示される属性)を指定できます。以前に番号属性を指定したレコード、または番号属性がオブジェクトのUIに表示されるレコードを更新する場合は、番号属性を使用してレコードを識別できます。アカウント・オブジェクトの場合、属性はPartyNumberです。これは、UIにパーティ番号として表示されます。

  • ソース・システムおよびソース・システム参照値: レガシーまたは外部システムからデータをインポートする場合、または以前にソース・システム参照データを指定したレコードを更新する場合は、外部システムを識別するソース・システム・コード(通常はSourceSystemで示される属性)と、外部システム内の一意識別子であるソース・システム参照値(通常はSourceSystemReferenceValueで示される)を指定できます。アカウント・オブジェクトの場合、これらの属性はSourceSystemおよびSourceSystemReferenceValueです。これらは、UIに「パーティ・ソース・システム」および「パーティ・ソース・システム参照値」としてそれぞれ表示されます。

必須属性および検証

Oracle Applications Cloudにデータを正常にインポートするには、CSVファイルに必須属性が含まれている必要があります。属性に有効な値が指定されていることを確認します。次の表に、新規アカウント・レコードのインポートの必須属性、アカウント・レコードの更新の必須属性、属性に関する前提条件の設定タスクおよびアカウント・インポートの特定の検証(存在する場合)をリストします。

属性 摘要 前提条件の設定タスクまたはインポート検証 アカウント・レコードの作成 既存のアカウント・レコードの更新 既存のアカウント・レコードの削除

SourceSystem

販売アカウントのソース・システムを表すコード。

「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用することにより、またはSource System Referenceインポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Applications Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを識別するか、ソース・システムを構成します。

条件付きで必要

アカウント・レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

条件付きで必要

アカウント・レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

条件付きで必要

アカウント・レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

SourceSystemReferenceValue

販売プロファイルの所属先であるパーティ(アカウントまたは連絡先)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用することにより、またはSource System Referenceインポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Applications Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを識別するか、ソース・システムを構成します。

条件付きで必要

アカウント・レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

条件付きで必要

アカウント・レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

条件付きで必要

アカウント・レコードを一意に識別するには、次のいずれかの参照情報を指定します。

  • SourceSystemおよびSourceSystemReferenceValue

  • PartyNumber

PartyNumber

パーティの公開一意識別子。

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、パーティIDおよびパーティ番号値を識別します。

条件付きで必要

条件付きで必要

条件付きで必要

OrganizationName

「組織」パーティ・タイプのパーティの名前。

「リソース・ディレクトリ」に移動して、リソースの組織名を識別します。

必須。

条件付きで必要

条件付きで必要

OwnerPartyNumber

販売アカウントを所有し、管理するリソースの公開一意識別子。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • OwnerPartyNumber

  • OwnerEmailAddress

条件付きで必要

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • OwnerPartyNumber

  • OwnerEmailAddress

条件付きで必要

OwnerEmailAddress

販売アカウントを所有し、管理するリソースのEメール・アドレス。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • OwnerPartyNumber

  • OwnerEmailAddress

条件付きで必要

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • OwnerPartyNumber

  • OwnerEmailAddress

条件付きで必要

アカウント・オブジェクトは、すべての子オブジェクトおよび属性とともに「インポート・オブジェクト」タブの「インポート・オブジェクトの管理」ページで参照できます。タイプ、長さ、説明などの属性情報をこのページで確認できます。

インポート用のソースCSVファイルの作成

CSVファイルは、ファイルベース・データ・インポート・プロセスにソースとして指定します。CSVファイルには、Oracle Applications Cloudにインポートするデータを入力する必要があります。

CSVファイルは、独自に作成するか、既存のマッピングで使用可能なテンプレートを使用して作成できます。テンプレートをダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. 「ナビゲータ」で、「ツール」の下の「インポート管理」をクリックします。

  2. 「インポート・オブジェクト」タブをクリックして、「インポート・オブジェクト詳細」ページを開きます。

  3. 表で、「アカウント」オブジェクト行を選択し、「ダウンロード」アイコンをクリックします。

  4. デスクトップ上の任意の場所にAccount_Templates ZIPファイルを保存します。

Account.CSVファイルを編集し、必須属性に有効な値を指定する必要があります。

インポート・アクティビティの作成

Oracle Applications Cloudにデータをインポートするには、インポート・アクティビティを作成し、CSVファイルをアクティビティへのソースとして指定する必要があります。このタスクを実行するには、管理者または設定ユーザーとしてサイン・インしている必要があります。インポート・アクティビティを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「ナビゲータ」で、「ツール」「インポート管理」をクリックします。

  2. 「インポートの管理」ページで、「インポート・アクティビティの作成」をクリックします。

  3. 「インポート・アクティビティの作成: インポート・オプションの入力」ページで、インポート・アクティビティの名前を指定し、「オブジェクト」ドロップダウン・リストから「アカウント」を選択します。

  4. 「ファイル名」フィールドで、必要なCSVファイルを参照してアップロードし、「次」をクリックします。

  5. 「フィールドのマップ」ページで、ソース属性とターゲット属性が自動的にマップされます。必要に応じて、属性マッピングを手動で編集し、マッピング・ファイルを保存します。「次」をクリックします。

  6. 未マップ列についてソース・ファイルのマッピングを検証し、データ形式の問題をチェックするには、「データの検証」ボタンをクリックします。

  7. 「レビューおよび発行」ページで、「発行」をクリックします。

インポート結果のレビュー

インポート結果をレビューするには、「インポート・アクティビティの管理」ページでインポート・アクティビティをチェックします。このタスクを実行するには、管理者または設定ユーザーとしてサイン・インしている必要があります。インポート・アクティビティのステータスをチェックするには、次の手順を実行します。

  1. 「ナビゲータ」で、「ツール」「インポート管理」をクリックします。

  2. 「インポートの管理」ページで、「すべてのインポート」情報タイルをクリックします。ステータス、名前、オブジェクトなどのいずれかの検索基準を使用して、作成したインポート・アクティビティを検索します。

  3. インポート・アクティビティの「ステータス」列をチェックします。ステータスが「完了」と表示された場合、インポートは成功です。

    注意: このページで、発行されたすべてのアクティブなインポート、完了済インポートおよび失敗したインポートの数とステータスをすばやく参照することもできます。