4ファイル・ベース・インポートの使用

この章の内容は次のとおりです。

ファイル・ベース・インポートの概要

ファイル・インポート: 仕組み

「ファイル・インポートの定義」タスク・グループでは、様々なアーキテクチャ・コンポーネント(インタフェース表やアプリケーション・ベース表など)との統合を利用します。このトピックでは、インポート・プロセスおよび様々なインポート・アクティビティ・ステータスの理解に役立つように、これらのコンポーネントの概要を示します。

次の図に、ファイルからデータをインポートするときに使用される主要なアプリケーション・コンポーネントの概要を示します。このようなコンポーネントには、次のようなものがあります。

  • インポート・オブジェクト

  • インポート・マッピング

  • インポート・アクティビティ

  • ファイル・リポジトリ

  • アプリケーション・コンポーザ

  • インタフェース表

  • ベース表

設定中にインポート・オブジェクトを選択します。インポート・マッピングは、インポート・マッピング・ステップで使用されます。アップロードするインポート・ファイルは、ファイル・リポジトリに格納されます。アプリケーション・コンポーザで作成するすべての追加の属性は、個別の拡張リポジトリに格納され、インポートとインポート・マッピングに使用できます。

ファイルベースのデータ・インポートの概要に、各種コンポーネント
の関連を示します。

インポート・オブジェクト、インポート・マッピングおよびインポート・アクティビティ

インポート・アクティビティを作成するときに選択するインポート・オブジェクトは、Oracleから提供されます。それらは、「ファイル・インポート・オブジェクトの管理」タスクを使用して管理します。

注意: 同じインポート・オブジェクトに複数のファイル・インポート・ジョブを同時に発行しないようにしてください。複数のインポート・ジョブを同じ内容で同時に発行すると、重複したオブジェクト・レコードが作成されます。

インポート・アクティビティを作成するときには、ファイル内のフィールドとインポート・オブジェクトの属性とのマッピングを指定する必要があります。このマッピングは、インポート・アクティビティを作成するときに作成するか、「ファイル・インポート・マッピングの管理」タスクを使用して個別に作成できます。マッピングは、独立したオブジェクトとして格納されて管理されます。

ファイル・リポジトリ

インポート用にアップロードしたテキストまたはXMLのデータ・ファイルは、インポート・アクティビティをスケジュールするときにインポート処理に使用できるようにファイル・リポジトリに格納されます。アップロードした添付は、同じリポジトリに格納されます。

アプリケーション・コンポーザ拡張

アプリケーション・コンポーザを使用してインポート用の追加属性を作成すると、これらの拡張機能は独立したリポジトリに格納され、インポートおよびエクスポートに使用できます。

インタフェース表

インポート・アクティビティによって、アプリケーション・インタフェース表にデータが移入されます。

ベース表

インポート・アクティビティは、ベース表にデータをロードして、インポートを完了します。

インポート・アクティビティは、順を追ったガイドによって特定のオブジェクトのインポート・アクティビティの作成を支援するプロセスです。このトピックでは、インポート・アクティビティに定義され、インポート・プロセスによってソース・ファイル・データの検索と解析に使用される、ソース・ファイル・オプションについて説明します。

ソース・ファイル・データ

次の表の説明に従い、ソース・ファイルに関連する属性詳細を入力します。

オプション 摘要

ファイル・タイプ

ソース・ファイルは、テキスト、ZIP、XMLのいずれかである必要があります。

データ型、デリミタ、ヘッダー行を含む

「テキスト」ファイル・タイプはさらに、データを区切る方法と、ソース・ファイルに各列の見出し行が含まれているものとするかどうかに基づいて定義できます。

インポート・マッピング

このインポート・アクティビティのために選択したオブジェクトの事前定義済マッピングのリストが表示されます。選択したマッピングは、次のインポート・アクティビティ・ステップでソース・ファイルのマッピングの基礎として使用されます。

ソース・ファイルの場所

次の表に、インポート対象のソース・ファイルを検索するときに使用できるオプションを示します。

オプション 摘要

アップロード元

次の場所からソース・ファイルをアップロードできます。

  • デスクトップ

    「デスクトップ」を選択すると、「ファイル名」フィールドとそれに関連付けられた「更新」ボタンが表示されます。「更新」をクリックし、アップロードするファイルを参照して検索し、選択します。

  • WebCenterコンテンツ・サーバー

    「WebCenterコンテンツ・サーバー」を選択すると、「ファイル名」フィールドおよび関連する「参照」ボタンが表示されます。クリックすると、アップロードするファイルを探して選択できます。

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポートを使用して、ファイルからデータをインポートする手順について説明します。

「設定および保守」作業領域で次のように移動して、テキスト・ファイルまたはXMLファイルから広範なアプリケーション・データをインポートできます。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

インポート・データにより、アプリケーション・レコードを作成または更新できます。このトピックで示す手順をガイドとして使用してください。インポート・オプションとその他の詳細は、インポートするデータのタイプによって異なります。インポートする前に、関連するトピックの説明を参照して、ファイル内のデータがアプリケーションの属性にどのようにマップされるか、およびどのような値が想定されるかを理解する必要があります。

My Oracle SupportのドキュメントID 1596128.1に用意されているサンプルのテンプレートを使用すると、すぐに始めることができます。テンプレートには、最もよく使用されるアプリケーション属性と参照番号の列が含まれています。

ファイルからのデータのインポート

ファイルからデータをインポートするには、次の手順を実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

    ヒント: データのインポートをサポートするオブジェクトの作業領域内のインポート・タスクを選択することにより、「インポート・アクティビティの管理」ページにナビゲートすることもできます。
  2. 「作成」アイコンをクリックします。

  3. 「名前」フィールドにインポートの名前を入力します。

  4. 「オブジェクト」フィールドで、インポートしているオブジェクトを選択します。

  5. インポートするオブジェクトに応じて、「ファイル・タイプ」ドロップダウン・リストで対応するファイル・タイプがデフォルトで選択されます。たとえば、ディール登録オブジェクトはZIPファイルのみをサポートします。

  6. 「ソース・ファイル」領域で、「アップロード元」オプションのいずれかを選択します。

    注意: サービスのいずれかにファイルをインポートする場合は、デスクトップからファイルをアップロードする必要があります。各CSVファイル(単一のCSVまたはZIPファイル)のレコードの最大数が最大限度の100,000レコードを超えないようにしてください。
    • デスクトップ

      このオプションを選択した後、ファイルを参照する必要があります。CSV形式のインポート・ファイルを選択する必要があります。

  7. データ・ファイルにヘッダー行が含まれる場合、「ヘッダー行を含む」オプションを選択します。ヘッダー行のないファイルをアップロードできますが、そのようにすると、ファイルのデータとアプリケーションとの間のマッピングを完了することが難しくなります。CSVファイル内の値に改行文字が含まれている場合は、それらを引用符で囲む必要があります。

  8. ファイルで値の区切りにカンマを使用しない場合は、「データ型」フィールドで適切なデリミタを選択します。

  9. インポート・ファイル内のデータとアプリケーション内のターゲット属性との間のマッピングを作成する必要があります。これからインポートするファイルと同じ形式のファイルを以前にインポートしたことがある場合は、「インポート・マッピング」リストから既存のマッピングを選択します。デフォルトでは、アプリケーションは、インポート・アクティビティ名にアクティブ化日時を付加してインポート・マッピングを保存します。初めてこの形式でファイルをインポートするときには、次のステップでマッピングを作成する必要があります。

  10. 次のオブジェクトのいずれかをインポートする場合は、「添付」領域の「参照」オプションを選択し、添付の.zipファイルまたは.jarファイルを選択して、添付をインポートできます。「ファイル・ベース・データ・インポートを使用した添付のインポート: 手順」トピックの説明に従って、個別の添付の名前の付いた列をインポート・ファイルに含める必要があります。添付ファイル名には、番号記号やパイプ記号(|)などの特殊文字を含めることはできません。同じインポート・オブジェクトのファイル・ベース・データ・インポート・ジョブを発行しないでください。そのようにすると、重複したオブジェクト・レコードが作成されます。

    次のインポート・オブジェクトは、レコードごとに単一の添付のインポートをサポートしています。

    • 資産

    • 商談

    • パートナ

    次のインポート・オブジェクトは、レコードごとに複数の添付をサポートしています。

    • リード

    • アクティビティ

  11. 「インポート・オプション」領域で、インポートするオブジェクトに応じて、次の表のオプションのいくつかを使用できます。

    オプション 摘要

    インポート・モード

    リードおよび従業員リソースのみをインポートする場合は、レコードを作成および更新するか、または更新のみを行うかを指定できます。

    更新を選択すると、インポート・プロセスは新規レコードを無視します。

    他のすべてのインポート・オブジェクトの場合、作成操作と更新操作の両方とも使用できます。

    許容できるエラー数

    「許容できるエラー数」しきい値によって、検証エラーの連続行数がユーザー定義のしきい値を超えた場合に、インポートを自動的に取り消すかどうかが決まります。デフォルト値は2000ですが、インポートを構成するときにこの値を変更できます。「データのインポートを準備しています」ステップの場合のみ、検証エラーのあるソース・ファイル内の連続行の数が「許容できるエラー数」の値を超えたときにインポートが取り消されます。このステップで「許容できるエラー数」に達しない場合、インポートは続行されます。「データをインポートしています」ステップ中に見つかったエラーは、「許容できるエラー数」としてカウントされません。

    検証エラーには、次が含まれます。

    • 必須の値の欠落

    • 属性の長さを超える値

    • 無効な識別子および参照コード

    顧客データ管理オブジェクトの照合構成を使用して見つかった重複は、エラー数に含まれません。

    通知Eメール

    インポート処理通知を受け取る個人のEメール。現時点で、このオプションは商談オブジェクト、リード・オブジェクトおよびカスタム・オブジェクトでのみサポートされています。

    アカウント・データ管理複製

    このオプションは、データ品質機能のライセンスを取得している場合にのみ使用できます。アカウント、担当者および法的エンティティを単独または別のオブジェクトの一部としてインポートするときには、重複の処理に関する様々なオプションを選択できます。

    小数点記号

    インポート・ファイルに使用されている小数点記号。

    日付書式

    ファイルの日付フィールドの書式。

    タイム・スタンプ書式

    ファイルの時刻フィールドの書式。

    Groovyスクリプトおよびワークフローの実行

    このチェック・ボックスを選択することで、インポートによってインポート対象のオブジェクト用に構成されたGroovyスクリプトおよびワークフローの実行をトリガーできるようにします。このチェック・ボックスは、ソース・ファイルのデータ・レコードの量が少なく、インポート対象のオブジェクトがターボ・インポートをサポートする場合にのみ有効になります。

    ファイル・エンコーディング

    ファイル全体のエンコーディング。

  12. 「次」をクリックします。

    「インポート・アクティビティの作成: フィールドのマップ」ページには、ファイル内の属性が一部のサンプル・データとともに表示されます。インポート・マッピングを再使用する場合は、「ソース」列と「ターゲット」列の両方に、すでに値が移入されています。「ソース」列は自分のファイルを表します。新しいマッピングを作成する場合は、「ターゲット・オブジェクト」列と「属性」列が空白になっています。

    注意: 使用可能な場合は、オブジェクトをインポートするときに、オブジェクトIDフィールド(「商談ID」など)ではなく、オブジェクト番号フィールド(「商談番号」など)またはコード・フィールド(「請求コード」など)を使用することをお薦めします。
  13. インポートするファイル内の列ごとに、ターゲット・オブジェクトおよびそのいずれかの属性を選択します。ターゲット・オブジェクトおよび属性名の値は、アプリケーション・コンポーザに設定された表示ラベル値に基づいて移入されます。

    各インポート・オブジェクトには、独自の属性セットが含まれています。

    ファイル内の列をインポートしない場合は、「無視」チェック・ボックスを選択します。

    注意: ターゲット属性の言語非依存コードを参照するには、次の手順を実行します。
    1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

      • オファリング: 販売

      • 機能領域: 販売基盤

      • タスク: 管理者プロファイル値の管理

    2. 「管理者プロファイル値の管理」ページで、プロファイル・オプションZCA_IMPORT_ENABLE_LIC_COLUMNを検索します。

    3. 「プロファイル値」を「TRUE」に設定します。

    4. 「フィールドのマップ」ページで、「表示」メニューから「言語非依存コード」を選択します。

  14. アプリケーションの属性の定数値を指定する場合は、「定数値の設定」領域でオブジェクト、属性およびその値を追加できます。

    My Oracle Supportで提供されているインポート・テンプレートを使用してデータをインポートする場合は、マッピング・プロセスを簡略化するために、テンプレートの各列ヘッダーにターゲット・オブジェクトとターゲット属性の両方の名前が含められます。

  15. 「次」をクリックします。

    ヒント: インポート・プロセスを特定の日付にスケジュールするには、「スケジュール」リストから「特定日付」を選択して開始日を入力する必要があります。
  16. 「次」をクリックします。

  17. 「アクティブ化」をクリックします。

  18. 前のステップの結果、「インポート・アクティビティの管理」ページに戻り、インポートのステータスが表示されます。ステータスが「完了」または「エラーありで完了」のインポート・アクティビティは、インポート・アクティビティが完了したことを示しています。

  19. パッチ適用後の間、一部のインポート・コンポーネントは保守フェーズにあります。この期間中に発行されたインポート・ジョブは、パッチ適用が完了するまでキューに配置されます。

  20. ステータス・リンクをクリックして、「ファイル処理済」領域にリンクされているログやエラー・ファイルなど、インポートの正常完了に関するデータを表示します。「インポート・ステータスの表示」ページで、ファイル名リンクをクリックして、インポート・アクティビティに関連付けられたCSVファイルをダウンロードします。

インポート通知Eメールの表示および解釈

インポートが完了したら、インポートの詳細な結果や、失敗した操作に対するトラブルシューティング用のリンクが記載されたEメールが生成されます。「通知Eメール」フィールドにEメールを指定していた場合には(ステップ11)、Eメールがそのアドレスに送信されます。Eメールの記載内容は、次のとおりです。

  • インポート・ジョブの名前およびインポート・アクティビティ識別子

  • 環境のURL

  • オブジェクト名

  • インポートのステータス

  • インポート(ソース)ファイルの名前および使用されたファイル・タイプ

  • インポートの開始および終了時間(日付と時刻)

  • 経過時間

  • レコード件数: 読取り、成功、エラー、警告

  • 送信者

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した特殊文字を含むデータのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、インポート・ファイルに特殊文字が含まれている場合にデータを書式設定する方法について説明します。このトピックで説明する方法に従うことで、入力データが確実にOracle Engagement Cloudによって正しく解析されてインポートされます。

CSVファイルの作成

次の手順を実行して、データをインポートするためのCSVファイルを作成できます。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. 「ファイル・インポート・マッピングの管理」ページで、オブジェクト名(リード・オブジェクトなど)を選択し、「シード済」チェック・ボックスを選択して、「検索」をクリックします。

  3. 「インポート・マッピングの編集」ページで、「テンプレートのダウンロード」をクリックして、CSVテンプレート・ファイルをデスクトップに保存します。

  4. インポートするフィールドのみが含まれるようにファイルを編集できます。

CSVファイルへのデータの入力

CSVファイルの作成後、インポートするデータを入力する必要があります。特殊文字の中には、引用符(")やカンマ(,)があります。特殊文字の前にプリフィクスとして引用符(")を付ける必要があります。次のリストに、リード・オブジェクトのCSVファイルに入力できる入力データの様々な書式と、特殊文字が存在することによってファイルがどのように解釈されるかを示します。LeadNameおよびLeadNumberは、ファイルのヘッダー・フィールドです。

次の表に、CSVファイルの5つのリード・レコードをリストします。それぞれLeadNameで始まり、その後にLeadNumber (120や121など)が続きます。

LeadName LeadNumber

Mark Twain lead

120

"Twain "secondary" lead"

121

Twain, Mark

122

Twain, Mark "Spring 2015" lead

123

"Twain "Fall 2014" lead

124

次の表に、LeadNameソース・データ・レコードのエスケープ文字の使用方法を示します。

行番号 LeadNameのソース・データ エスケープ文字が追加されていない場合にLeadNameをデータベースに書き込む方法 エスケープ文字による元のデータの保持 エスケープ文字が含まれている場合にLeadNameをデータベースに書き込む方法 エスケープ文字に関するコメント

1

Mark Twain lead

Mark Twain lead

該当なし

該当なし

ソース・データに特殊文字が含まれていないため、エスケープ文字は必要ありません。

2

"Twain "secondary" lead"

Twain secondary" lead"

"""Twain ""secondary"" lead""",121

"Twain "secondary" lead"

三重引用符が2組あります。

  • ソース・データ内の引用符の前に置く必要がある、フィールド全体を囲む引用符

  • ソース・データ内の引用符

3

Twain, Mark

Twain

"Twain, Mark",122

Twain, Mark

ソース・データにカンマがあるため、フィールド・エントリ全体を囲む二重引用符が必要です。カンマの前に置くエスケープ文字を追加する必要はありません。

4

Twain, Mark "Spring 2015" lead

Twain

"Twain, Mark ""Spring 2015"" lead",123

Twain, Mark "Spring 2015" lead

ソース・データに特殊文字が少なくとも1つあるため、フィールド・エントリ全体を囲む二重引用符が必要です。ソース・データ内の各二重引用符には、二重引用符エスケープ文字が必要です。カンマの前に置くエスケープ文字を追加する必要はありません。

5

"Twain "Fall 2014" lead

Twain Fall 2014" lead

"""Twain ""Fall 2014"" lead",124

"Twain "Fall 2014" lead

ソース・データに終了引用符がない場合は誤字の可能性がありますが、ソース・データはそのまま書き込む必要があります。このため、開始の二重引用符は3つですが、終了の(囲む)二重引用符は1つのみとなります。

前の表から次のことがわかります。

  • ソース・データに特殊文字が少なくとも1つ含まれている場合、CSVファイルではソース・データのフィールド全体を二重引用符で囲む必要があります。

  • フィールドのデータにカンマ(,)などのセパレータが含まれている場合、その内容を2つの二重引用符で囲む必要があります。

  • 最初のフィールドの先頭に特殊文字があるが、末尾に対応する特殊文字がない場合、2つ目のフィールドの内容も最初のフィールドの一部とみなされ、2つ目のフィールドは空白になります。この問題を修正するには、対応するエスケープ文字を指定する必要があります。

  • エスケープ文字を特殊文字の前に置かないと、インポート・プロセスによって、フィールドに誤ったデータが書き込まれたり、誤って後続のフィールドにデータを書き込まれる可能性があります。

注意: Microsoft Excelなどのスプレッドシート・プログラムでは、特殊文字が自動的にエスケープされる場合があります。

事前定義済テンプレートを使用した、ファイル・ベース・データ・インポートによるデータのインポート

このトピックでは、事前定義済テンプレートを使用して、ファイル・ベース・データ・インポートでデータをインポートする方法について説明します。事前定義済テンプレートを使用してデータをインポートするには、次の手順を実行する必要があります。

  • インポートに使用できるテンプレートのダウンロード

  • インポート・テンプレートの理解

  • ニーズに応じたインポート・テンプレートの調整

インポートに使用できるテンプレートのダウンロード

Oracle Engagement Cloudには、ファイル・ベース・データ・インポート・ツールを使用してデータをインポートする場合に役立つテンプレートが用意されています。テンプレートは、必須のフィールドに加えて、よく使用されるフィールドも含まれているスプレッドシートです。各インポート・オブジェクトには、1つ以上のテンプレートを関連付けることができます。次の表に、オブジェクトとそのオブジェクトのテンプレートをリストします。事前定義マッピングは太字で強調表示しています。

インポート・オブジェクト テンプレート 摘要

アカウント

データ・クラウド・アカウント・インポート - 詳細

アカウント・エンリッチメント用にデータ・クラウドおよびインサイト・サービスから生成されたファイルをOracle Engagement Cloudにインポートするための事前定義マッピング。

アカウント

アカウント作成および更新事前定義マッピング

このマッピングにより、ユーザーはほとんどの基本情報を備えたアカウントを作成または更新できます。

アカウント

アカウント・クイック作成事前定義マッピング

基本情報を備えたアカウントを作成するための事前定義マッピング。このマッピングは、アカウント・オブジェクトにマップされた属性以外の属性を更新するために使用することはできません。

アカウント

アカウント住所作成および更新事前定義マッピング

このマッピングにより、ユーザーは既存のアカウントに複数の住所を作成または更新できます。

アカウント

アカウント関係作成および更新事前定義マッピング

このマッピングにより、ユーザーはアカウントを1つまたは複数の担当者に関連付けることができます。

アクティビティ

アクティビティ事前定義マッピング - タスクのインポート

アクティビティ事前定義マッピング(タスクのインポート)をインポートするためのテンプレート

アクティビティ

アクティビティ事前定義マッピング - アポイントメントのインポート

アクティビティ事前定義マッピング(アポイントメントのインポート)をインポートするためのテンプレート

担当者

データ・クラウド担当者インポート - 詳細

担当者エンリッチメント用にデータ・クラウドおよびインサイト・サービスから生成されたファイルをOracle Engagement Cloudにインポートするための事前定義マッピング。

担当者

担当者作成および更新事前定義マッピング

このマッピングにより、ユーザーはほとんどの基本情報を備えた担当者を作成または更新できます。また、このテンプレートは個別の担当者を既存のアカウントに関連付ける場合にも使用できます。

担当者

担当者クイック作成事前定義マッピング

基本情報を備えた担当者を作成するための事前定義マッピング。このマッピングは、担当者オブジェクトにマップされた属性以外の属性を更新するために使用することはできません。担当者とアカウントとの間の関係を確立するには、「オリジナル・システム」フィールドおよび「オリジナル・システム参照」フィールドを使用します。

契約

階層事前定義マッピング - 契約ヘッダー、パーティおよび担当者

階層オブジェクトをマップするためのテンプレート

契約

契約事前定義マッピング - 契約ヘッダー、プライマリ・パーティおよび担当者

契約オブジェクトをマップするためのテンプレート

顧客営業チーム

販売アカウント・リソース・チーム・シード済マッピング

販売アカウント・リソース・チームをインポートするためのテンプレート

顧客階層

顧客階層作成事前定義マッピング

このテンプレートは、顧客階層を作成するために使用します。まず、アカウント作成または更新テンプレートを使用して、この階層に含める顧客を作成する必要があります。

顧客階層メンバー

顧客階層メンバー作成事前定義マッピング

このテンプレートを使用すると、既存の顧客階層(ツリー)に顧客(ノード)を追加できます。

従業員リソース

従業員リソース・シード済マッピング - 包括

従業員リソースをロール、リソース組織および階層情報とともにインポートするためのテンプレート

リード

リード事前定義マッピング - リードのインポート

リードを担当者および会社情報とともにインポートするためのテンプレート。

リード

リード事前定義マッピング - リードと評価情報のインポート

リードを担当者および評価情報とともにインポートするためのテンプレート。

ノート

ノート事前定義マッピング - デフォルト必須セットと識別子

ノート(デフォルト必須セットと識別子)をインポートするためのテンプレート

ノート

ノート事前定義マッピング - デフォルト必須セットとオリジナル・システム参照

ノート(デフォルト必須セットとオリジナル・システム参照)をインポートするためのテンプレート

商談

商談事前定義マッピング - 商談リソース

商談リソースをインポートするためのテンプレート

商談

商談事前定義マッピング - すべての関連オブジェクト

商談をすべての関連オブジェクトとともにインポートするためのテンプレート。

商談

商談事前定義マッピング - 商談リソース売上

商談リソースおよび売上をインポートするためのテンプレート。

パートナ

パートナ用Oracle Fusion階層ファイル・インポート・マップ - 子オブジェクトを含む

子オブジェクトを含むパートナをインポートするためのテンプレート。

パートナ

パートナ用Oracle Fusion階層ファイル・インポート・マップ

パートナを最小限の属性とともに階層的にインポートするためのテンプレート

パートナ

パートナ更新用Oracle Fusionファイル・インポート・マップ

パートナへの更新をインポートするためのテンプレート

パートナ

パートナ用Oracle Fusionファイル・インポート・マップ

パートナを最小限の属性とともにインポートするためのテンプレート

パートナ担当者

パートナ担当者用Oracle Fusionファイル・インポート・マップ

パートナ担当者をインポートするためのテンプレート

パートナ・プログラム登録

登録更新用Oracle Fusionファイル・インポート・マップ

登録への更新をインポートするためのテンプレート

パートナ・プログラム登録

登録用Oracle Fusionファイル・インポート・マップ

登録を最小限の属性とともにインポートするためのテンプレート

製品グループ

製品グループ事前定義マッピング - 製品グループ・ヘッダーおよび子エンティティ

階層の定義に使用される製品グループ、製品グループに関連する品目および製品グループ関係をインポートするためのテンプレート。

目標

目標事前定義マッピング - テリトリおよびリソース目標

テリトリおよびリソース目標をインポートするためのテンプレート

販売プロモーション

販売プロモーション事前定義マッピング - ヘッダーおよびクーポン

プロモーションおよびプロモーションに関連付けられたクーポンをインポートするためのテンプレート。

テリトリ

テリトリ・インポート・シード済マップ

テリトリをインポートするためのテンプレート

テリトリ地理

テリトリ地理インポート・マッピング

テリトリ地理の移行インポート用のテンプレート

テリトリ地理

テリトリ地理増分インポート・マッピング

テリトリ地理を増分インポートするためのテンプレート

インポート・テンプレートをダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. 「ファイル・インポート・マッピングの管理」ページで、「オブジェクト」ドロップダウン・リストからテンプレートを必要とするオブジェクト(「アカウント」など)を選択します。

  3. 「シード済」チェック・ボックスを選択します。

  4. 「検索」をクリックします。

  5. 検索結果からダウンロードするテンプレートをクリックします。「インポート・マッピングの編集」ページが表示されます。

  6. 「インポート・マッピングの編集」ページで、「テンプレートのダウンロード」をクリックします。

  7. デスクトップ上の任意の場所に.csvファイルを保存します。

インポート・テンプレートの理解

テンプレートに適切なデータが移入されるようにするには、インポート・テンプレート内の列を理解する必要があります。既存のレコードを更新するには、ソース・ファイルにこれらのレコードを識別するためのインポート・プロセスを有効にする属性が含まれている必要があります。これらの値には、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)があります。データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。

注意: 要件は時間の経過に伴って変化するため、ソース・システム情報を含めることをベスト・プラクティスとしてお薦めします。

事前定義マッピングのコピーおよび変更

テンプレート・ファイルには、1つのヘッダー行がオブジェクトの属性にマップされるいくつかの列とともに含まれています。テンプレートのダウンロードに使用するマッピングは、インポート中に列を属性にマップする場合にも使用できます。各列はOracle Engagement Cloudのマッピングと同じ順序で配置されています。別の属性を最終列の後ろに付加してファイルに追加できます。別の属性を追加する場合は、事前定義マッピングをコピー、修正してそれらの追加属性が含まれたユーザー定義マッピングを作成する必要があります。次の手順を使用すると、事前定義マッピングをコピーおよび変更できます。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. 「ファイル・インポート・マッピングの管理」ページで、「オブジェクト」ドロップダウン・リストからテンプレートが必要になるオブジェクト(Accountなど)を選択します。

  3. 「シード済」チェック・ボックスを選択します。「検索」をクリックします。

  4. 検索結果からコピーまたは変更するテンプレートをクリックします。「インポート・マッピングの編集」ページが表示されます。

  5. 「インポート・マッピングの編集」ページで、「マッピングのコピー」をクリックします。

  6. ターゲット・オブジェクト属性を編集できます。また、「作成」アイコンをクリックして、オブジェクトに属性を追加することもできます。

  7. 「保存」をクリックして、変更したテンプレート・ファイルを保存します。

注意: ターゲット属性の言語非依存コードを参照するには、次の手順を実行します。
  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 販売基盤

    • タスク: 管理者プロファイル値の管理

  2. 「管理者プロファイル値の管理」ページで、プロファイル・オプションZCA_IMPORT_ENABLE_LIC_COLUMNを検索します。

  3. 「プロファイル値」を「TRUE」に設定します。

  4. 「インポート・マッピングの編集」ページで、「表示」メニューから「言語非依存コード」を選択します。

インポート・テンプレートの調整

必要に応じてファイルに追加属性を追加して、インポート・データの追加情報をインポートできます。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=cloud&id=OEFBS)の『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドにある、参照ファイルのインポート・オブジェクトに使用可能なすべての属性をレビューできます。参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な他の属性と、それらの属性の前提条件ステップ(ある場合)を確認できます。

参照ファイルには、次の情報が含まれています。

  • インポート・オブジェクトに使用可能なすべての属性。

  • 属性の説明。たとえば、属性がユーザー・インタフェースに表示される場合にはそのユーザー・インタフェース表示名など。

  • データ型、長さおよび検証ロジック。たとえば、データをインポートする前に有効な値を表示または定義できるタスクや作業領域など。

  • デフォルト値のロジック(値がソース・ファイルに指定されていない場合)。

参照ファイルを表示するには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=cloud&id=OEFBS)にある『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。

インポート・プロセス用のテンプレートの選択

次の手順を使用して、インポート・プロセス中にダウンロードしたテンプレートを選択できます。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

  2. 「インポート・アクティビティの管理」ページで、「作成」アイコンをクリックします。

  3. 「インポート・アクティビティの作成」ページで、インポート名とインポート対象のオブジェクトを指定します。ファイル・タイプを指定し、「ヘッダー行を含む」および「シード済」チェック・ボックスを選択します。

  4. 「インポート・マッピング」ドロップダウン・リストで、事前定義済テンプレートのいずれかを選択します

  5. 「次」をクリックしてマッピングを表示し、インポート・プロセスのアクティブ化をスケジュールします。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した添付のインポート: 手順

このトピックでは、「ファイル・インポート・アクティビティの管理」タスクを使用するときに添付を含める方法について説明します。

添付のインポート

次の手順を使用すると、ファイル・ベース・データ・インポートを使用して添付をインポートできます。

  1. 次の表にリストされている1つ以上の列をインポート対象のソース・ファイルに追加します。

    ATTACHMENT_FILE_NAMEヘッダーは、唯一の必須のヘッダーです。他のすべてのヘッダーはオプションです。「ファイル・インポート・アクティビティの管理」タスクは、これらのヘッダー名をそれぞれ説明されている使用目的のために予約します。他の目的では使用しないでください。

    次の表では、サポートされている列ヘッダーのそれぞれについて説明しています。

    列ヘッダー 摘要

    ATTACHMENT_FILE_NAME

    インポート・アクティビティの定義時に選択する.zipファイルには、ATTACHMENT_FILE_NAME値を指定したファイルが含まれている必要があります。添付ファイル名には、番号記号やパイプ記号(|)などの特殊文字を含めることはできません。それ以外の場合はエラーが発生します。

    ATTACHMENT_FILE_DESC

    レコードに添付されるファイルの摘要。

    ATTACHMENT_FILE_TITLE

    ファイルのタイトルを入力します。これは、必須フィールドではありません。ファイルのタイトルを指定しない場合、「ファイル・インポート・アクティビティの管理」タスクはファイル名をタイトルとして使用します。たとえば、ファイル名がabc.txtで、ATTACHMENT_FILE_TITLE列値がCSVで明示的に渡されない場合は、その値としてabcが取得されます。

    ATTACHMENT_CATEGORY_NAME

    添付カテゴリを指定します。添付カテゴリは、添付を分類し、保護するために使用します。ユーザーが添付を追加できるように、各添付UIを少なくとも1つのカテゴリで定義する必要があります。たとえば、経費精算書の添付を受入れやスキャンした請求書イメージなどにカテゴリ化できます。

  2. ソース・ファイルの各行に、「ファイル・インポート・アクティビティの管理」タスクでレコードに添付する必要がある添付ファイルの名前を入力します。

    次の表に、リード用の添付ファイルをいくつかリストします。たとえば、リード1の添付ファイルとしてfile_1.docを入力します。

    LeadName StatusCD スコア ATTACHMENT _FILE _NAME

    リード1

    QUALIFIED

    7

    file_1.doc

    リード2

    QUALIFIED

    8

    file_2.doc

    リード3

    QUALIFIED

    3

    file_3.doc

    リード4

    QUALIFIED

    7

    file_4.doc

  3. 複数のレコードに同じ添付ファイルを指定するには、レコードごとにATTACHMENT _FILE _NAME列に同じファイル名を入力します。たとえば、リード1およびリード2にfile_1.docを指定できます。

    注意:
    • 任意のタイプのビジネス・オブジェクトまたはカスタム・オブジェクトに複数の添付を指定できます。

    • 同じレコードに複数の添付を指定した場合で、かつ、オプションの添付列を追加する場合は、各添付ファイルですべての列を同じ順序で繰り返す必要があります。

  4. 添付する必要があるファイルを含めた.zipファイルを作成します。

    たとえば、次のファイルを含めたmyfiles.zipというファイルを作成します。

    • file_1.doc

    • file_2.doc

    • file_3.doc

    • file_4.doc

    また、JARファイルを使用することもできます。これらのファイルをフォルダおよびサブディレクトリに自由に編成できます。

  5. Oracle Engagement Cloudアプリケーションにサイン・インします。

  6. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

  7. 「検索結果」リストで、タスクのリンクをクリックします。

  8. 「インポート・アクティビティの管理」ページで、「作成」アイコンをクリックします。

  9. 「インポート・アクティビティの作成: インポート・オプションの入力」ページで、「オブジェクト」ドロップダウン・リストから添付をサポートするオブジェクトを選択します。添付をサポートするオブジェクトを識別するには、「前提条件」の項を参照してください。

  10. 「添付」セクションで、「参照」をクリックし、.zipファイルを検索します。

    注意:
    • .zipファイルを1つのみアップロードできます。

    • .zipファイルをアップロードした後で、さらに添付を追加することはできません。

  11. 残りのフィールドにデータを入力し、ファイル・ベース・データ・インポート・アクティビティをアクティブ化します。

    「ファイル・インポート・アクティビティの管理」タスクでは、予約済の列ヘッダー名が認識されるため、「インポート・アクティビティの作成: フィールドのマップ」ページでそれらをマップする必要はありません。このタスクの完了の詳細は、このトピックの最後にある「関連トピック」の項を参照してください。

ビジネス・オブジェクトの制約

次のビジネス・オブジェクトに対してのみ添付をインポートできます。

  • アカウント

  • アクティビティ

  • 担当者

  • 契約

  • キャンペーン

  • 世帯

  • リード

  • 商談

  • パートナ

  • ノート

  • 販売カスタム・オブジェクト

  • 共通カスタム・オブジェクト

ファイル・ベース・データ・インポート・アクティビティを使用して、レコードからファイル添付を削除することはできません。

このトピックでは、インポート・アクティビティの作成中に使用できるインポート・オプションについて説明します。

ソース・ファイル・データ変換

次の表に示したオプションは、インポート・プロセスでデータが正しく解釈されて変換されるように、ソース・ファイル・データの書式設定を識別するために使用します。

オプション 摘要

小数点記号

属性タイプが小数の属性にマップされた列内の数値の小数部の書式。

日付書式

属性タイプが日付の属性にマップされた列内の値の書式。

タイム・スタンプ書式

属性タイプがタイムスタンプの属性にマップされた列内の値の書式。

ファイル・エンコーディング

ファイル内の文字全体のエンコーディング。

ターゲット・インポート・オプションのインタフェース

インポートするオブジェクトおよび実装したアプリケーション・モジュールに応じて、オプションをいくつか選択する必要があります。次の表に、すべてのオプションを示します。

オプション 摘要

インポート・モード

リードおよび従業員リソースのみをインポートする場合は、レコードを作成および更新するか、または更新のみを行うかを指定できます。更新を選択すると、インポート・プロセスは新規レコードを無視します。他のすべてのインポート・オブジェクトの場合、作成操作と更新操作の両方とも使用できます。

許容できるエラー数

「許容できるエラー数」しきい値によって、検証エラーの連続行数がユーザー定義のしきい値を超えた場合に、インポートを自動的に取り消すかどうかが決まります。「許容できるエラー数」のデフォルト値は2000ですが、インポートを構成するときにこの値を変更できます。「データのインポートを準備しています」ステップの間についてのみ、入力ファイルで検証エラーの連続行数が「許容できるエラー数」値を超えた場合に、インポートが取り消されます。このステップで「許容できるエラー数」に達しない場合、インポートは続行されます。「データをインポートしています」ステップの間に発生したエラーは、「許容できるエラー数」の一部としてカウントされません。

検証エラーには、次が含まれます。

  • 必須の値の欠落

  • 属性の長さを超える値

  • 無効な識別子および参照コード

顧客データ管理オブジェクトの照合構成を使用して見つかった重複は、エラー数に含まれません。

通知Eメール

インポート処理通知の目的の受信者の電子メール。現時点で、このオプションは商談オブジェクト、リード・オブジェクトおよびユーザー定義オブジェクトでのみサポートされています。

顧客データ管理重複

アカウントおよび法的エンティティを単独または別のオブジェクトの一部としてインポートするときには、顧客データ管理値リストで重複の処理に関するオプションを選択できます。

注意: 顧客データ管理重複値リストを使用して重複を取得できるのは、データ品質機能のライセンスが供与されている場合のみです。ライセンスを取得したら、「エンタープライズ・データ品質照合構成の管理」タスクを使用して、照合構成のキーを再作成する必要があります。詳細は、『Oracle Engagement Cloud Customer Data Managementの実装』ガイドの「データ品質の定義」の章を参照してください。

重複は、次の照合構成を使用して決定されます。

  • 住所重複識別

  • 担当者重複識別

  • アカウント重複識別

このオプション(データ品質機能のライセンスを取得している場合にのみ使用可能)を使用すると、アカウントおよび法的エンティティを単独または別のオブジェクトの一部としてインポートするときに、重複の処理に関する様々なオプションを選択できます。

重複は、次の照合構成を使用して決定されます。

  • バッチ事業所基本重複識別

  • バッチ個人基本重複識別

  • バッチ組織基本重複識別

次のいずれかから選択できます。

  • 重複レコードをインポートしない

    インポート・アクティビティのメイン・オブジェクトがアカウントまたは法的エンティティ・オブジェクトである場合、既存のレコードに一致する行はインポートされません。これらの重複レコードは、例外レポートおよびエラー・レポートにレポートされます。

    顧客データ管理オブジェクトが別のオブジェクトのコンポーネントで、1つ以上の一致が見つかった場合は、既存の重複レコードを評価して最新のレコードが決定されます。最新のレコードは、インポート対象のメイン・オブジェクトに関連付けられます。

  • 重複レコードのインポート

    照合レコードが存在する場合でも、顧客データ管理オブジェクトはインポートされます。

  • 重複レコードのインポートおよび解決要求の作成

    照合レコードが存在する場合でも、顧客データ管理オブジェクトはインポートされます。また、重複解決要求が作成されて、「顧客データ管理」の「重複解決」作業領域に表示されます。

重複再調査日数

このオプションは、リード・インポート・オブジェクトにのみ適用されます。事前定義されたインポート・マッピングで重複の検証のために選択した属性に基づいて、再調査日数値から求められる期間内に作成された既存のリードが評価され、重複がないか確認されます。重複が見つかった場合、リードはインポートされず、重複レコードが例外レポートにレポートされます。重複するリードは、「許容できるエラー数」しきい値の計算に含められます。

Groovyスクリプトおよびワークフローの実行

このチェック・ボックスを選択することで、インポートによってインポート対象のオブジェクト用に構成されたGroovyスクリプトおよびワークフローの実行をトリガーできるようにします。このチェック・ボックスは、ソース・ファイルのデータ・レコードの量が少なく、インポート対象のオブジェクトがターボ・インポートをサポートする場合にのみ有効になります。

インポート・オプションを入力した後、インポート・アクティビティ・プロセスの2番目のステップとして、ソース・ファイル内のフィールドを対応するターゲット属性にマッピングします。このトピックでは、プロセスの次の手順について説明します。

  • フィールドのマッピング

  • インポート・マッピングの保存

  • 定数値

フィールドのマッピング

「フィールドのマップ」セクションは、ソース・ファイル列とターゲット属性列に分割できます。ソース列ヘッダー値は、次のいずれかから導出されます。

  • 事前定義マッピング(選択されている場合)

  • ソース・ファイル(インポート・アクティビティ定義の最初のステップで「ヘッダー行を含む」オプションを選択した場合)。これは、テキスト・ファイル・タイプ専用です。

  • 列Aや列Bなどの汎用値(「ヘッダー行を含む」オプションを選択していない場合)。これは、テキスト・ファイル・タイプ専用です。

  • XMLタグ付け構成。これは、XMLファイル・タイプ専用です。

次の表では、ソース列について説明します。

ソース列 摘要

列ヘッダー

テキスト・ファイル・タイプの場合は列ヘッダー、XMLファイル・タイプの場合はタグ付け構造を表します。

値の例

値は、事前定義マッピングとともに保存された最初のソース・ファイルから導出されます。事前定義マッピングを選択しなかった場合は、インポート・アクティビティ定義の最初のステップで選択されたソース・ファイルの最初のデータ行からサンプルの値が取得されます。

無視

その列のソース・ファイル・データをインポートしない場合は、このオプションを選択します。

次の表では、ターゲット列について説明します。

ターゲット列 摘要

オブジェクト

インポート対象のビジネス・オブジェクトのコンポーネントを表すインポート・オブジェクトのグループ。

属性

オブジェクトの対応するインタフェース表列を表す属性名。

インポート・マッピングの保存

ソース・ファイル情報とターゲット属性との間のマッピングは、インポート・アクティビティが保存されるときに、再使用可能なマッピングとして保存され、マッピング名はインポート・アクティビティ名と日付を使用して導出されます。事前定義マッピングを選択していた場合、インポート・アクティビティでロック解除されているマッピングに変更を加えると、事前定義マッピングはその変更で更新され、保存されます。事前定義マッピングがロックされている場合は、マッピングへの変更は新しいマッピングとして保存されます。新しいマッピングにマッピング名を指定するには、「フィールドのマップ」の「処理」メニューから「別名保存」オプションを選択します。

定数値

定数値を使用すると、インポートされたすべてのオブジェクトが継承するターゲット属性の値を指定できます。定数値を構成するときに設定する値は、レコード・レベルになります。たとえば、ソース・ファイルに事業部門の列が含まれず、かつ、ファイル内のすべてのオブジェクトが同じ事業部門に所属している場合は、オブジェクトおよび事業部門属性の定数値を入力します。インポートされた各レコードでは、指定した属性が定数値に設定されます。定数値は、「フィールドのマップ」セクションでマップまたは無視された値よりも優先されます。この値は、すべてのインポート・ファイル・タイプに適用されます。

このトピックでは、「ファイル・インポート・アクティビティの管理」タスクを使用してファイルからデータをインポートする際の様々なインポート・アクティビティ・ステータスの意味について説明します。

次の表に、インポート・アクティビティ・ステータスをリストし、説明を示します。

ステータス 摘要

インポートのキューに配置済

インポート要求は、処理のためにキューに配置されています。

データのインポートを準備しています

データは、インポートのためにステージングされています。

データをインポートしています

データは、検証され、インポートされています。

添付をインポートしています

添付は、ファイル・リポジトリに格納されています。このステップは、インポート対象のオブジェクトがファイル添付のインポートをサポートしている場合にのみ表示されます。

インポート・アクティビティを完了しています

ログ・ファイルの生成などのクリーンアップ・タスクが進行中です。

完了

すべてのレコードが処理され、アプリケーション表にロードされました。

エラーありで完了

インポート・アクティビティは、データ・ファイルで修正が必要なエラーを検出しました。ステータス・リンクをクリックして、エラーに関する詳細を表示できます。

警告ありで完了

インポート・アクティビティは、データ・ファイルで警告を検出しました(エラーはありません)。ステータス・リンクをクリックして、警告に関する詳細を表示できます。

失敗

インポート・アクティビティでシステム・エラーが発生し、インポートが失敗しています。

このトピックでは、現時点で実行がスケジュールされているか、正常に完了したか、またはエラーで失敗した、すべてのファイル・インポート・アクティビティをモニターする方法について説明します。インポート・アクティビティごとに、その基になる各プロセスに関する詳細を表示し、失敗したレコードを再度インポートするために必要な更新を行うことができます。また、様々な状態にあるインポート・アクティビティをフィルタすることもできます。

「インポート・アクティビティの管理」ページでインポート・アクティビティのリストを確認できます。アクティビティのステータス、ファイル・タイプ、アクティビティの名前、アクティビティ識別子、オブジェクト名または使用されたインポート・マッピングの名前に基づいて、インポート・アクティビティをフィルタできます。フィルタするには、次の手順を実行します。

  1. 「例による問合せ」アイコンをクリックして、各列ヘッダーにテキスト・ボックスを表示します。

  2. テキスト・ボックスにフィルタ基準を入力して、レコードをフィルタします。たとえば、ステータスが「完了」であるすべてのインポート・アクティビティをフィルタできます。

  3. 対応する「ステータス」列のリンクをクリックして、モニターするインポート・アクティビティを選択します。「インポート・ステータスの表示」ページが表示され、インポート・アクティビティ定義の最近実行されたインスタンスのステータスが示されます。「インポート・ステータスの表示」ページには、次のセクションが含まれています。

    • ファイル処理済(複数のCSVファイルの場合には「インポート・プロセス」)

    • インポート・アクティビティの進捗

    • プロセス・ログ

ファイル処理済

単一のCSVファイルの場合、「ファイル処理済」セクションには処理される各ソース・ファイルの行が表示されます。ソース・ファイルごとに、単一のCSVファイルのインポート処理詳細が要約されて表示されます。次の表に、インポート処理の詳細を示します。

ファイル処理要約情報 摘要

ファイルから読み込んだレコード

CSVファイル内の行数。

書式エラーでアップロードされたレコード

ソース・ファイルからインタフェース表に挿入するデータを処理するときに、書式エラーでアップロードされたレコードの数。エラーの詳細は、プロセスに添付された例外ファイルとエラー・ファイルで確認できます。

エラーで失敗したレコード

インタフェース表から宛先アプリケーション表にデータをインポートするときに、エラーで失敗したレコードの数。エラーの詳細は、プロセスに添付された例外ファイルとエラー・ファイルで確認できます。

正常にアップロードされたレコード

アプリケーション宛先表にインポートされたインポート・オブジェクト・レコードの数。インポート・オブジェクトが複数のコンポーネントで構成されている場合は、各コンポーネントが正常にロードされたとしてカウントされます。したがって、「正常にロードされました」の件数が「ファイルから読み込んだレコード」の件数よりも大きくなる場合があります。成功レコードの詳細は、プロセスに添付されたログ・ファイルで確認できます。

警告ありでアップロードされたレコード

インタフェース表から宛先アプリケーション表にデータをインポートするときに、警告ありでアップロードされたレコードの数。

ファイル処理要約情報

摘要

ファイルから読み込んだレコード

ソース・ファイルから読み込まれたレコードの数。

添付

インポート・アクティビティ・プロセスが完了すると、処理レポートが「添付」列に含まれています。この列には、インポートが正常に完了した場合はログ・ファイルが表示され、失敗した場合はエラー・ファイルおよび例外ファイルが表示されます。ログ・ファイルには、正常にインポートされたレコードと、オブジェクトの一意の宛先アプリケーション表識別子が含まれています。例外ファイルには、失敗したレコードごとに行が1つ含まれています。その行のすべてのエラーが連結されて、ファイルの「エラー・メッセージ」列に表示されます。エラー・ファイルには、検証に失敗した各レコードのすべてのエラーが含まれています。

インポート・アクティビティのログ生成が完了しなかった場合には、「ログの生成」リンクをクリックして、インポート・ログ・ファイルを生成できます。要求を発行すると、確認メッセージが返されます。「ログの生成」リンクが「添付」列に表示されます。

次に、各ファイルの内容を示します。

  • ログ・ファイルには、正常にインポートされたレコードと、オブジェクトの一意の宛先アプリケーション表識別子が含まれています。

  • 例外ファイルには、失敗したレコードごとに行が1つ含まれています。その行のすべてのエラーが連結されて、ファイルの「エラー・メッセージ」列に表示されます。

  • エラー・ファイルには、検証に失敗した各レコードのすべてのエラーが含まれています。

発行者

インポート定義を使用してインポートを最後に発行したユーザーの値。

複数のCSVファイルの場合、「インポート・プロセス」セクションには処理される各ソース・ファイルの行が表示されます。次の表に、インポート処理の詳細を示します。

ファイル処理要約情報 摘要

ファイルから読み込んだレコード

ソース・ファイルから読み込まれたレコードの数。

書式エラーでアップロードされたレコード

ソース・ファイルからインタフェース表に挿入するデータを処理するときに、書式エラーでアップロードされたレコードの数。エラーの詳細は、プロセスに添付された例外ファイルとエラー・ファイルで確認できます。

エラーで失敗したレコード

インタフェース表から宛先アプリケーション表にデータをインポートするときに、エラーで失敗したレコードの数。エラーの詳細は、プロセスに添付された例外ファイルとエラー・ファイルで確認できます。

正常にアップロードされたレコード

アプリケーション宛先表にインポートされたインポート・オブジェクト・レコードの数。インポート・オブジェクトが複数のコンポーネントで構成されている場合は、各コンポーネントが正常にロードされたとしてカウントされます。したがって、「正常にロードされました」の件数が「ファイルから読み込んだレコード」の件数よりも大きくなる場合があります。成功レコードの詳細は、プロセスに添付されたログ・ファイルで確認できます。

拒否済データ・ファイル

書式エラーのために拒否されたデータ・ファイル。

エラー・ファイル

インポート・アクティビティ・プロセスが完了すると、エラー・ファイルが「エラー・ファイル」列に含まれています。この列は、失敗した場合にはエラー・ファイルおよび例外ファイルが表示され、インポートが正常に完了した場合には空白になります。例外ファイルには、失敗したレコードごとに行が1つ含まれています。その行のすべてのエラーが連結されて、ファイルの「エラー・メッセージ」列に表示されます。エラー・ファイルには、検証に失敗した各レコードのすべてのエラーが含まれています。

インポート・アクティビティのログ生成が完了しなかった場合には、「ログの生成」リンクをクリックして、インポート・ログ・ファイルを生成できます。要求を発行すると、確認メッセージが返されます。「ログの生成」リンクが「エラー・ファイル」列に表示されます。

次に、各ファイルの内容を示します。

  • 例外ファイルには、失敗したレコードごとに行が1つ含まれています。その行のすべてのエラーが連結されて、ファイルの「エラー・メッセージ」列に表示されます。

  • エラー・ファイルには、検証に失敗した各レコードのすべてのエラーが含まれています。

警告ありでアップロードされたレコード

インタフェース表から宛先アプリケーション表にデータをインポートするときに、警告ありでアップロードされたレコードの数。

発行者

インポート定義を使用してインポートを最後に発行したユーザーの値。

注意: インポート・アクティビティの完了後に生成されるファイルでは、すべてのエラー・メッセージ値が二重引用符で囲まれています。二重引用符を使用すると、カンマが含まれているエラー・メッセージが複数の値として処理されないことが確実になるため、ログ・ファイルの書式が改善されます。

インポート・アクティビティの進捗

「インポート・アクティビティの進捗」セクションでは、ソース・ファイル内のオブジェクトのインポートに関与する各プロセスの詳細を表示できます。簡単なメッセージのリストに、基になる各プロセス内の処理ステップに関する情報が示されます。次の表に、インポート・アクティビティに関わる様々なステップを示します。

ステップ名 摘要

インポート・アクティビティ・キュー済

処理されるインポート・アクティビティがキューに配置されています。

データのインポートを準備しています

ソース・ファイル内のデータをデータベースにインポートする準備を整えています。

データをインポートしています

データをデータベースにインポートしています。また、このステップではデータ・ロード・プロセス中に実行されるサブステップの合計数が表示されます。データをロードするために必要なサブステップの数は、オブジェクトごとに異なります。

添付をインポートしています

アプリケーションは、添付ファイルをインポートし、適切なレコードに関連付けています。このステップは、インポート対象のオブジェクトがファイル添付のインポートをサポートしている場合にのみ表示されます。

インポート・アクティビティを完了しています

インポート・ログ・ファイルが生成され、内部のインポート・アクティビティ・クリーンアップ・タスクが実行されます。

プロセス・ログ

「プロセス・ログ」セクションには、インポート・アクティビティの処理中に生成されたログ・メッセージが表示されます。「情報」「エラー」「デバッグ」の各メッセージ・タイプに基づいて、ログ・メッセージをフィルタできます。また、ログ情報をExcelファイルにエクスポートすることもできます。

ファイル・ベース・インポートを使用したコンシューマのインポート

コンシューマのインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、コンシューマ・データを準備し、外部のデータ・ソースからOracle Cloudアプリケーションにインポートする方法について説明します。

コンシューマは、商品およびサービスを購入しようとしている個人です。Oracle Cloudアプリケーション内では、販売関係を持つ個人がコンシューマと呼ばれます。コンシューマ・インポート・オブジェクトを使用すると、コンシューマ・プロファイル、コンシューマ住所情報、コンシューマ連絡先情報、コンシューマの担当者プリファレンス情報など、コンシューマに関するすべての情報を取得できます。

注意: コンシューマ・オブジェクトが適用可能なのは、以前のリリースを使用している場合のみです。コンシューマ・オブジェクトのすべての機能は、現在は担当者オブジェクトに含まれています。以前のリリースからアップグレードする場合、ファイル・ベース・データ・インポートを使用してコンシューマ情報を更新するには、担当者オブジェクトを使用することをお薦めします。

コンシューマ情報をインポートする前に、次の質問について検討する必要があります。

  • レガシー・システムまたはソース・システムがコンシューマ情報を表す方法は、Oracle Cloudアプリケーションが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • 既存のデータ値にマップするために、Oracle Cloudアプリケーションで値を構成する必要がありますか。

  • 事業の推進にとって重要な属性を取得するように、Oracle Cloudアプリケーションを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータを検証するには、どうすればよいですか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

Oracle Cloudアプリケーションが必要とするデータにレガシー・データをマップするには、コンシューマ・データがOracle Cloudアプリケーションのデータとどのように対応しているのかを理解する必要があります。最初に、Oracle Cloudアプリケーションでコンシューマのデータ構成がどのように表されるのかを理解する必要があります。

コンシューマ・インポート・オブジェクトの構造は階層化されています。階層のルートはコンシューマ・プロファイルとなり、これが存在する場合にのみ、電子メール、販売先住所、販売アカウント・プロファイル、FAXなどの下位レベルのエンティティをインポートできます。これらの子エンティティに、その子エンティティとして他のエンティティを設定できます。この階層構造は、コンシューマを構成するコンポーネント間の1対多関係をサポートしています。

次の図は、コンシューマとその子エンティティを示しています。

コンシューマ・インポート・オブジェクトの構造

個人プロファイルには、名、姓、パーティ使用目的などの、コンシューマに関する基本情報が含まれています。各コンシューマには、販売先住所、電話番号詳細、販売アカウント・プロファイルなどの、他の情報を割り当てることができます。

注意: プライマリ電話や電子メールなどの担当者情報を参照するすべてのエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれます。たとえば、プライマリ電話担当者プリファレンス・エンティティは、プライマリ電話という連絡方法に対するコンシューマの担当者プリファレンスを取得します。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、Oracle Cloudアプリケーション・データにデータをマップしたり、コンシューマを構成する構造コンポーネント間の1対多関係をサポートする場合に役立つ属性の集合です。

インポート・データを準備できるように、インポート・オブジェクトの属性詳細を理解する必要があります。属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、およびOracle Fusion Applicationsの各属性の検証情報が含まれている参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、選択リストに相関する値がデータ内に含まれる場合、その属性の検証情報によって、値を定義できる「設定および保守」作業領域のタスク名が提供されます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用したコンシューマのインポート

コンシューマ・ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。ファイル・ベース・インポートに適したフォームでXMLまたはテキストのソース・データ・ファイルを作成します。ファイル・ベース・インポート・プロセスによって、ソース・ファイルに含まれているデータが読み取られ、マッピングに従ってインタフェース表に移入され、アプリケーション宛先表にデータがインポートされます。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しいコンシューマを作成するときは、コンシューマ・インポート・オブジェクトをインポートします。

コンシューマのインポート・アクティビティにアクセスし、発行するには、「顧客関係管理アプリケーション管理者」または「マーケティング運用マネージャ」ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

コンシューマ情報をインポートするときは、まず基本的な個人プロファイル情報をインポートし、次にコンシューマの子エンティティをインポートします。子エンティティをインポートするときには、そのエンティティのすべての親レベルの親参照情報を指定する必要があります。コンシューマの担当者をインポートするときには、コンシューマのPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReferenceを指定する必要があります。PartyOrigSystemは、インポート対象の情報のソースを識別するソース・システム・コードです。PartyOrigSystemReferenceは、単一インポート内のデータ行ごとに一意で、PartyOrigSystemと一意の参照の組合せとなっています。たとえば、最初に、名、姓、パーティ・タイプ、パーティ使用目的などの基本的なプロファイル詳細をインポートします。その後、コンシューマの追加名、電子メール、販売先住所、プライマリ電話など、その他の情報をインポートします。

インポートしたデータの検証

Oracle Engagement Cloudアプリケーションに備えられたファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートを使用して、インポートしたデータを検証できます。インポートしたデータを検証するには、インポート・アクティビティの「ステータス」列をクリックします。または、「顧客センター」作業領域に移動して、インポートしたコンシューマ情報を表示することもできます。

コンシューマ・インポート・オブジェクト: 連携

コンシューマ・インポート・オブジェクトを使用すると、コンシューマ、その詳細な情報およびコンシューマに関連する担当者をインポートできます。このトピックの内容は次のとおりです。

  • コンシューマ・インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・オブジェクト属性参照ガイド・ファイル

注意: コンシューマ・オブジェクトが適用可能なのは、以前のリリースを使用している場合のみです。コンシューマ・オブジェクトのすべての機能は、現在は担当者オブジェクトに含まれています。以前のリリースからアップグレードする場合、ファイル・ベース・データ・インポートを使用してコンシューマ情報を更新するには、担当者オブジェクトを使用することをお薦めします。

コンシューマ情報をインポートするには、コンシューマ・インポート・オブジェクトを使用します。これは、コンシューマの様々な側面の個別の属性を編成するために、個別のターゲット・インポート・オブジェクトに分割されています。インポート・ファイルのソース・データをOracle Cloudアプリケーションのターゲット属性にマップするには、ターゲット・オブジェクトがどのように関連付けられ、どの属性が各ターゲット・オブジェクトに含まれるかについて理解する必要があります。

コンシューマ・インポート・オブジェクト内のターゲット・インポート・オブジェクトは、コンシューマに関する情報にグループ化されます。個人プロファイルは、コンシューマに関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。追加情報で既存のコンシューマを更新するときには、既存のコンシューマの親参照情報を指定する必要があります。

既存のコンシューマの情報を更新したり、コンシューマ・レコードを作成するために、コンシューマ・プロファイル情報、住所および連絡先(電話番号やFAX番号など)をインポートできます。次のターゲット・インポート・オブジェクトは、対応するコンシューマ情報を作成および更新するためのものです。PersonProfile、PrimaryPhone、Fax、Mobile、Classification、AdditionalIdentifier、AdditionalName、e-mail、SellToAddressおよびSalesAccountProfile。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートするには、ソース・ファイル・データと、ターゲット・インポート・オブジェクトおよびターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性に相当するターゲット・オブジェクト属性がない場合は、コンシューマ用のアプリケーション・コンポーザ機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、様々なターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

PersonProfile

個人名、関係タイプ、性別、婚姻区分などの詳細な個人情報が含まれています。

HZ_IMP_PARTIES_T_Reference

SellToAddress

コンシューマの住所およびパーティ・サイトの情報が含まれています。住所のパーティ・サイト使用目的が定義されていない場合、インポート・プロセスはそれを「販売先」に設定します。パーティ・サイト使用目的情報がない住所が複数ある場合、インポート・プロセスはそれらの住所のいずれかを販売先住所として指定します。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_ Reference

PrimaryPhone

コンシューマのプライマリ電話番号を示します。コンシューマに複数の電話番号がある場合、1つの電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

Mobile

コンシューマの携帯電話番号を示します。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

Fax

コンシューマのFAX番号を示します。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

Email

コンシューマの電子メールを示します。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

InstantMessenger

コンシューマのインスタント・メッセンジャまたはソーシャル・ネットワーキングの情報を示します。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

SalesAccountProfile

コンシューマ販売アカウントに関する詳細情報が含まれています。販売アカウントは、特定のコンシューマ内の特定の販売先エンティティです。1つのコンシューマに複数の販売アカウントおよび販売アカウント・プロファイルを関連付けることができます。

ZCA_IMP_SALES_ACCOUNTS_ Reference

AdditionalName

コンシューマの別名を示します。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES_T_ Reference

分類

コンシューマの分類情報が含まれています。分類を使用すると、パーティ、プロジェクト、タスク、オーダーなどのエンティティを階層としてカテゴリ化できます。

HZ_IMP_CLASSIFICS_T_ Reference

AdditionalIdentifier

コンシューマの追加識別子に関する詳細情報が含まれています。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYIDS_T_ Reference

関係

コンシューマと組織や個人などの別のエンティティの間の関係に関する情報が含まれています。

HZ_IMP_RELSHIPS_T_ Reference

PrimaryPhoneContactPreference

電話での連絡に関するコンシューマのプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

MobileContactPreference

携帯電話での連絡に関するコンシューマのプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

FaxContactPreference

FAXでの連絡に関するコンシューマのプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

EmailContactPreference

携帯電話での連絡に関するコンシューマのプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

ファイル・ベース・インポートを使用した担当者のインポート

担当者のインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、契約データを準備し、外部データ・ソースからOracle Cloudアプリケーションにインポートする方法について説明します。担当者は、顧客または見込み顧客である個人、既存の顧客またはコンシューマの担当者である個人、あるいはまたはコンシューマとまだビジネス関係を確立していない担当者である個人です。したがって、担当者は、顧客組織の従業員、ビジネスを支援する面識のある個人、見込み顧客、現在の個人の顧客などになる可能性があります。担当者オブジェクトには、担当者を識別する情報が含まれ、それが担当者の連絡先となります。連絡先は、地理的住所、電話番号、電子メールID、URL、メッセンジャIDなどになります。担当者オブジェクトには、担当者の担当者プリファレンス情報も含まれています。担当者をアカウント・オブジェクトに関連付けるには、まず担当者を作成またはインポートする必要があります。

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • レガシー・システムまたはソース・システムが担当者を表す方法は、Oracle Cloudアプリケーションが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • データ値をマップするためにOracle Cloudアプリケーションで値を構成する必要がありますか。

  • 事業の推進にとって重要な追加の属性を取得するように、Oracle Cloudアプリケーションを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータの検証はどのように行いますか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・データをOracle Cloudアプリケーションが必要とするデータにマップできるように、担当者データがOracle Cloudアプリケーションのデータにどのように対応しているかを理解する必要があります。最初に、Oracle Cloudアプリケーションが担当者のデータ構造を表現する方法について理解する必要があります。

Oracle Cloudアプリケーションでは、1つの表に担当者情報が格納され、オプションで別の表にその担当者の連絡先詳細が格納されます。連絡先は、パーティに連絡するための特定の手段です。連絡先は、電話番号、電子メールID、Webサイト・アドレス、インスタント・メッセンジャIDなどになります。

担当者プロファイルには、担当者名、パーティ・タイプ、パーティ使用目的などの、担当者に関する基本情報が含まれています。各担当者には、分類、電話の詳細および追加名を割り当てることができます。担当者がコンシューマである場合、コンシューマの担当者関係には、コンシューマ担当者に関する情報を取得する他の子エンティティ、つまり、担当者ジョブ、担当者電話、担当者住所、担当者電子メール・アドレスなどが含まれています。

注意: 電話番号や電子メールなどのすべての担当者関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、電話担当者プリファレンス・エンティティは、電話という連絡方法に対するコンシューマの担当者プリファレンスを取得します。

担当者のインポートを容易にするために、Oracle Engagement Cloudでは担当者ビジネス・オブジェクトの構造がインポート・オブジェクトに組み込まれています。担当者のインポート・オブジェクトは担当者です。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをOracle Cloudアプリケーション・データにマップし、担当者を構成する構成コンポーネント間の1対多の関係をサポートするための属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、および各属性の検証情報が含まれている参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、Oracle Cloudアプリケーションで値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、Oracle Cloudアプリケーションの選択リストとの相関関係がある値がデータに含まれる場合は、その属性の検証情報によって、値を定義できる「設定および保守」作業領域内にタスク名が提供されます。このタスクを完了するために必要となる、参照ガイド・ファイル名と場所のリストなどの追加情報は、次の表にリストされているトピックを参照してください。

インポート・オブジェクト 関連するインポート・オブジェクトのトピック

担当者

担当者インポート・オブジェクト: 連携

注意:

担当者のインポートというキーワードを使用して、Oracle Engagement Cloudヘルプで関連するトピックを検索できます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した担当者のインポート

担当者ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい担当者を作成するときは、担当者オブジェクトをインポートします。担当者のインポート・アクティビティにアクセスし、発行するには、Master Data Management Administratorジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

インポートしたデータの検証

Oracle Cloudアプリケーションには、インポートしたデータを検証するために使用できるファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートが用意されています。また、「顧客センター」作業領域または「パートナ・センター」作業領域にアクセスして、インポートした担当者情報を表示することもできます。

担当者インポート・オブジェクト: 連携

担当者インポート・オブジェクトを使用して、すべての担当者情報をインポートできます。このトピックでは、このインポート・オブジェクトについて説明し、次のものを紹介します。

  • 担当者インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

担当者ターゲット・インポート・オブジェクト

担当者と情報をインポートするには、担当者インポート・オブジェクトを使用します。担当者および担当者の他のパーティとの関係について個別の属性を編成するために、担当者インポート・オブジェクトは、個別のターゲット・インポート・オブジェクトに分割されています。

担当者インポートに含まれているターゲット・インポート・オブジェクトは、担当者に関する情報と、担当者と他のパーティとの関係に関する情報にグループ化されます。担当者プロファイルは、担当者に関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。1人の担当者に複数の担当者関係を関連付けることができます。担当者とその関連する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトが複数あります。

既存の担当者を更新するときには、既存の担当者の親参照情報を指定する必要があります。担当者の担当者プロファイルまたは連絡先情報をインポートするときには、親参照に加えて関係参照情報も指定する必要があります。1人の担当者と1つの組織の間に複数の関係(従業員や取締役など)がある場合があるため、この情報を指定する必要があります。担当者に関する情報をインポートするときには、情報をインポートする対象となる特定の関係を参照する必要があります。たとえば、従業員のJohn Smithと取締役のJohn Smithのどちらの情報をインポートするかを指定する必要があります。担当者関係の参照情報を含めないと、インポート・プロセスによって新しい関係が作成されます。

既存の担当者の情報を更新したり、担当者レコードを作成するために、担当者プロファイル情報、住所および連絡先をインポートできます。次のターゲット・インポート・オブジェクトは、担当者および担当者プリファレンス情報を作成および更新するためのものです。PersonProfile、Fax、PrimaryPhone、Url、SalesProfile、Classification、AdditionalName、RelationshipおよびAdditionalIdentifier。

担当者関係の連絡先を更新または作成するには、次のターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。ContactRelationship、ContactJob、ContactAddress、ContactEmail、ContactPhone、ContactMobile、ContactInstantMessengerおよびContactFax。電話番号や電子メールなどのすべての連絡先関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、ContactPhoneContactPreferenceエンティティは、プライマリ電話という連絡方法の担当者プリファレンスを取得します。

1人の担当者には、複数の担当者ポイントが存在します。複数の連絡先が同じ目的を共有する場合があります。連絡先を各目的のプライマリとして設定するには、オブジェクト属性をインポートするときにPrimarybyPurposeチェック・ボックスを有効にします。

連絡先のHZ_LOCATIONS_T表のレコードに対してDO_NOT_VALIDATE_FLAGをYに設定した場合、そのようなレコードは検証されません。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、担当者オブジェクトのアプリケーション・コンポーザ構成機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、様々なターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

PersonProfile

名、姓、生年月日などの、担当者を識別する情報が含まれています。

HZ_IMP_PARTIES_T_Reference

SalesProfile

販売プロファイルに関する詳細情報が含まれています。販売プロファイルは、特定のアカウント内の特定の販売先エンティティです。1つのアカウントまたは1人の担当者に複数の販売プロファイルを設定できます。

ZCA_IMP_Sales_Accounts_Reference

Fax

担当者のFAX番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

FaxContactPreference

FAXでの連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

Phone

担当者の電話番号。担当者に複数の電話番号がある場合、最初の電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。PrimaryPhone、FaxおよびURLの属性は同じです。ただし、属性ContactPointTypeの値は、これらの連絡先関連のエンティティごとに異なります。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

PhoneContactPreference

電話での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

Email

担当者の電子メール・アドレス。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

EmailContactPreference

電子メールでの連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

InstantMessenger

担当者のインスタント・メッセンジャ情報。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

Mobile

担当者の携帯電話番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

MobileContactPreference

携帯電話での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

分類

担当者の分類情報。分類を使用すると、パーティ、プロジェクト、タスク、オーダーなどのエンティティを階層としてカテゴリ化できます。

HZ_IMP_CLASSIFICS_T_Reference

住所

担当者の住所。担当者に複数の住所がある場合、最初の住所がプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_Reference

AddressContactPreference

プライマリ住所での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

AdditionalName

担当者の別名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES_T_Reference

AdditionalIdentifier

担当者の追加識別子に関する基本情報が含まれています。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYIDS_T_Reference

ContactRelationship

担当者とその他のパーティの間の関係に関する情報が含まれています。

HZ_IMP_RELSHIPS_T_Reference

ContactEmail

担当者の電子メール連絡先。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactEmailContactPreference

電子メール連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactFax

担当者のFAX連絡先の番号を示します。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactFaxContactPreference

FAX連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactInstantMessenger

担当者のインスタント・メッセンジャ連絡先。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactMobile

担当者の携帯電話連絡先。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactMobileContactPreference

携帯電話連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactPhone

担当者の電話連絡先。担当者に複数の電話番号がある場合、最初の電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactPhoneContactPreference

電話連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactAddress

担当者の住所連絡先。担当者に複数の住所がある場合、最初の住所がプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_Reference

ContactAddressContactPreference

住所連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactJob

担当者のジョブ情報。

HZ_IMP_CONTACTS_T_Reference

ファイル・ベース・インポートを使用した国構造のインポート

国構造のインポート: 説明

このトピックでは、ファイルベース・データ・インポート機能を使用して、外部データ・ソースの国体系データを準備してインポートする方法について説明します。国体系は、国の地理タイプを階層構造でグループ化したものです。たとえば、アメリカ合衆国の地理体系の場合、最上位レベルの地理タイプを州として、その下位に郡、市と続き、最後が郵便番号になります。

国体系を使用して次の設定を行うことができます。

  • 国内の地理間の関係

  • 国に定義可能な地理のタイプ

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • レガシー・システムまたはソース・システムとアプリケーションとの間で、地理データの表現方法はどのように異なりますか。

  • アプリケーション内の値をデータ値にマップするように構成する必要がありますか。

  • ビジネスを行う方法にとって重要な追加属性を取得するようにアプリケーションを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータの検証はどのように行いますか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

対象の国体系データとアプリケーション内のデータの対応関係を理解し、レガシー・データをアプリケーションで必要となるデータにマップできるようにする必要があります。最初に、国体系のデータ体系がアプリケーションでどのように表現されるかを理解する必要があります。

国ごとに異なる国体系インポート・オブジェクトをインポートする必要があります。これらの各インポート・オブジェクトには、国の体系で使用される地理タイプが地理レベル番号に基づく階層構造で含まれている必要があります。たとえば、オーストラリアの国体系をインポートする場合は、1: 国、2: 州、3: 郡、4: 町、5: 郵便番号で構成される国体系を扱うことになります。

国体系のインポート・オブジェクト

アプリケーションでは、国体系のインポートを円滑化するために、国体系がインポート・オブジェクトに組み込まれます。国体系のインポート・オブジェクトはGeoStructureLevelです。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをアプリケーション・データにマップしたり、国体系の構成要素間の1対多の関係をサポートするのに役立つ属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性摘要、値を指定しなかった場合に属性にデフォルトで移入される値、および各属性の検証情報を含む参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、アプリケーション内の値の定義に使用するタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、アプリケーション内の選択リストと相互に関連する値がデータに存在する場合、その属性の検証情報には、「設定および保守」作業領域で値の定義に使用できるタスク名が含まれています。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにアプリケーション・オブジェクトを構成する必要がある場合は、アプリケーション・コンポーザを使用して、オブジェクト・モデル拡張を設計したり、必要なアーティファクトを生成して拡張を登録し、それらをインポートできるようにする必要があります。対応するインポート・オブジェクトが構成可能属性で更新され、それらをソース・ファイル・データにマップできるようになります。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した国体系のインポート

国体系ビジネス・オブジェクトに対しては、ファイルベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい国体系を作成する際には、国体系オブジェクトをインポートします。国体系のインポート・アクティビティにアクセスし、それらを発行するには、マスター・データ管理の管理者ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

インポートしたデータの検証

「インポート・アクティビティの管理」ページでインポート・アクティビティのリストを確認できます。インポートしたデータを確認するには、インポート・アクティビティの「ステータス」列をクリックします。

国体系インポート・オブジェクト: 連携

このトピックでは、国体系インポート・オブジェクトについて説明します。ファイルベース・インポート・アクティビティを発行して国体系情報をインポートする場合、国体系インポート・オブジェクトを使用します。このトピックの内容は次のとおりです。

  • 国体系インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

国体系ターゲット・インポート・オブジェクト

国体系インポート・オブジェクトには、1つのターゲット・インポート・オブジェクトが含まれています。ターゲット・インポート・オブジェクトは、地理体系の各種側面を表す個々の属性を体系化したものです。既存の国体系を更新する際には、既存の国体系の親参照情報を指定する必要があります。この参照情報により、インポートした地理体系と既存の体系を結び付けます。ImpGeoStructureLevelターゲット・インポート・オブジェクトは、国体系情報を作成および更新するために使用します。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポート対象の属性の中に、対応するターゲット・オブジェクト属性が存在しないものがある場合は、アプリケーション・コンポーザ拡張機能で国体系をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

ファイルベース・インポートを使用して地理をインポートする方法の詳細は、Oracle Supportサイトに用意されているドキュメント1481758.1『マスター参照地理データのインポート』を参照してください。

次の表に、ImpGeoStructureLevelターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルを示します。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ファイル名

ImpGeoStructureLevel

国の地理体系を指定する情報です。

HZ_IMP_GEO_STRUCTURE _LEVELS_Reference

ファイル・ベース・インポートを使用した顧客階層のインポート

顧客階層のインポート: 説明

このトピックでは、顧客階層および顧客階層メンバーをインポートする方法について説明します。顧客階層では、アカウントと他のアカウントとの階層関係を取得します。顧客階層は、階層メンバーで構成されています。顧客階層を使用すると、あるアカウントからの支払を処理し、それを同じ階層の別のアカウントに適用できます。また、1つの階層の全アカウントの商談から売上の数値をロール・アップする売上ロール・アップ・レポートを作成することもできます。

顧客階層情報をインポートするときには、次の質問について検討してください。

  • 顧客階層のすべてのメンバーがOracle Cloudアプリケーションに含まれていますか。

  • 階層を完了するために追加の階層メンバーをインポートする必要がありますか。

  • レガシー・システムまたはソース・システムが顧客階層を表す方法は、Oracle Cloudアプリケーションが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • 既存のデータ値を顧客階層インポート・オブジェクトにマップするために、Oracle Cloudアプリケーションの値を構成する必要はありますか。

  • 事業の推進にとって重要な追加の属性を取得するように、Oracle Cloudアプリケーションを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータはどのように検証しますか。

顧客階層をインポートするには、次の手順を実行する必要があります。

  1. 階層に含める必要があるアカウントをインポートします。

  2. 階層構造およびルート・ノードが含まれている階層定義をインポートします。

  3. 既存のアカウントのメンバーを階層にインポートします。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・システムまたはソース・システムの顧客階層データをインポートするには、まずデータを分析し、それがアカウント・オブジェクト構造にどのように対応しているかを確認する必要があります。アプリケーションで顧客階層のデータの構造がどのように表現されるかを理解する必要があります。

顧客階層インポート・オブジェクトの構造は階層化されています。上位レベルは顧客階層となり、これが存在する場合にのみ、顧客階層メンバーをインポートできます。顧客階層および顧客階層メンバーには、顧客階層および顧客階層ノード(階層タイプ、階層コード、階層名、階層バージョンなど)に関する情報が含まれています。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

データの構造を理解したら、次に、データの詳細な属性値をOracle Cloudアプリケーション・データと比較します。各インポート・オブジェクトは、Oracle Cloudアプリケーション・データに独自のデータをマップし、顧客階層を構成する構造型コンポーネント間の1対多関係をサポートするために役立つ属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。詳細属性情報を含む参照ファイルは、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)で使用可能な『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドに記載されています。

参照ファイルには、属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、および各属性の検証情報が含まれています。検証情報には、Oracle Engagement Cloudで値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、選択リストに対応している値がデータに含まれる場合は、その属性の検証情報に、値を定義できる、「設定および保守」作業領域内のタスク名が示されます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにインポート・オブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。

対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した顧客階層のインポート

顧客階層ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。CSVなど、ファイル・ベース・インポートに適したフォームでXMLまたはテキストのソース・データ・ファイルを作成します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトを構成したり、ソース・ファイル・マッピングを作成したり、インポート・アクティビティをスケジュールするために必要なタスクが含まれます。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。

インポート・アクティビティでは、ソース・ファイル、ソース・ファイルからオブジェクトおよび属性へのインポート・マッピング、インポート・スケジュールなどの、インポート・データを処理するための指示を定義します。

顧客階層情報をインポートするときには、まず顧客階層情報をインポートし、次に顧客階層の顧客階層メンバーをインポートします。顧客階層メンバーをインポートするときには、メンバーの顧客階層を参照する親参照情報を指定する必要があります。

インポートしたデータの検証

Oracle Cloudアプリケーションには、インポートしたデータを検証するために使用できるファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートが用意されています。「インポート・アクティビティの管理」ページでインポート・アクティビティのリストを確認できます。インポート・アクティビティのステータスを検証するには、インポート・アクティビティの「ステータス」列をクリックします。または、インポートした顧客階層情報を表示することもできます。

「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 階層の管理

顧客階層インポート・オブジェクト: 連携

顧客階層インポート・オブジェクトは、顧客階層および顧客階層メンバーをインポートします。このトピックでは、顧客階層オブジェクトについて説明し、次のものを紹介します。

  • 顧客階層インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

顧客階層ターゲット・インポート・オブジェクト

顧客階層インポート・オブジェクト内のターゲット・インポート・オブジェクトは、顧客階層に関する情報と、顧客階層メンバーに関する情報にグループ化されます。CustomerHierarchyは顧客階層に関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトで、CustomerHierarchyMemberは顧客階層メンバーに関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。1つの顧客階層に複数の階層メンバーを関連付けることができます。

顧客階層をインポートするには、次の手順を実行する必要があります。

  1. 階層に含める必要がある顧客をインポートします。

  2. 階層構造およびルート・ノードが含まれている顧客階層定義をインポートします。

  3. 既存の顧客を顧客階層メンバーとして階層にインポートします。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、顧客階層のアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。次の表に、ターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

CustomerHierarchy

顧客階層の顧客階層定義およびルート・ノード

HZ_IMP_HIERARCHIES_T _Reference

CustomerHierarchyMember

顧客階層メンバー

HZ_IMP_HIERARCHY_NODES_ Reference

ファイル・ベース・インポートを使用した顧客階層のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、いくつかの主要概念について説明し、顧客階層のインポートを開始するためのガイダンスを提供します。これには次の情報が含まれています。

  • 顧客階層の概要

  • レコードの識別および関連付け

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

次の表に、顧客階層をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

顧客階層

CustomerHierarchy

顧客階層の概要

顧客階層は、顧客と他の顧客との階層関係を取得し、階層メンバーで構成されています。顧客階層を使用すると、ある顧客からの支払を処理し、それを同じ階層の別の顧客に適用できます。また、1つの階層の全顧客の商談から売上の数値をロール・アップする売上ロール・アップ・レポートを作成する場合にも使用できます。

顧客階層は複数のバージョンを作成できます。ただし、特定の日付にアクティブにできる階層バージョンは1つのみです。新規顧客の構造を表すために新しい階層を作成できます。顧客の組織にわずかな変更が加えられた場合、既存のバージョンを編集するのではなく、新しいバージョンを作成できます。

レコードの識別および相互の関連付け

既存の顧客階層を更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムおよびソース・システム参照値の組合せか、Oracle FusionレコードIDになります。

データのソースがサード・パーティまたは外部のシステムである場合で、かつ、その同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのパーティ・レコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値を指定できます。Oracle Fusionは、ソース・システム情報とOracleのレコードIDとの間の相互参照を格納します。既存のパーティに販売アカウント・プロファイルを追加するには、ソース・システム・コードおよび参照値を指定します。インポート・プロセスは、その値の組合せを使用して、Oracle Fusionの既存のパーティ・レコードを識別します。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを設定できます。ソース・システムは、Oracle Cloudアプリケーションにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソース・システム参照は、アプリケーションがソースIDとOracle Cloudアプリケーション・データベースIDとの間の参照を作成するために使用されます。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Cloudアプリケーションにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、既存のパーティに販売アカウント・プロファイルを追加する場合は、ソース・ファイルにOracle Fusionパーティ・レコードIDが必要です。インポート・プロセスは、レコードIDを使用して、既存のレコードを識別します。データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、Oracle FusionレコードIDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、レコードIDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

顧客階層情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。顧客階層を作成するときと、顧客階層レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別と関連付けに、ソース・システム情報を使用するときと、レコードIDを使用するときでは、データ要件が異なります。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。次の表に、考えられる2つのインポート・シナリオに基づいて顧客階層をインポートするために必要な最小限の属性、データを準備するために必要な前提条件設定または手動ステップ、およびデータをOracle Fusionにマップするために使用するインポート属性をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび顧客階層レコードの作成 既存のパーティの顧客階層レコードの作成

Language

翻訳可能な列の内容の翻訳先となる言語のコードを示します。

有効な言語コードを表示します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: ISO言語の管理

指定しない場合、デフォルトはUSです。

条件付きで必要。

新しい階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

条件付きで必要。

新しい階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

SourceLangFlag

このチェック・ボックスは、Language属性で指定されている言語が、このレコードの内容を作成するために使用するソース言語であるか、最初に作成したときに使用していたソース言語であるかを示します。

設定タスクは必要ありません。

条件付きで必要。

新しい階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

条件付きで必要。

新しい階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

HierarchyType

ツリー構造の一意の識別子。

ツリー構造を作成および管理できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: ツリー構造の管理

必須。

必須。

HierarchyCode

ツリーのユーザー定義識別子。

インポート・オブジェクトが従業員リソースである場合、HiearchyCodeはGLOBAL_SALES_MARKETINGである必要があり、それ以外の場合、値は自由テキストになります。

必須。

必須。

HierarchyName

ツリーの名前。

設定タスクは必要ありません。

必須。

必須。

HierarchyVersionName

ツリー・バージョンの名前。

設定タスクは必要ありません。

条件付きで必要。

階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

条件付きで必要。

階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

ActionCode

この属性は、階層(ツリー・バージョン)を挿入または削除するために指定します。指定する場合、有効な値はINSERT、UPDATEおよびDELETEです。

レコードを更新するときには、UPDATE値を使用します。既存のレコードを削除する場合は、DELETE値を使用します。レコードを挿入する場合は、INSERT値を使用します。

条件付きで必要。

既存の階層(ツリー・バージョン)を削除する場合には、DELETE値は必須です。

条件付きで必要。

既存の階層(ツリー・バージョン)を削除する場合には、DELETE値は必須です。

AsOfDate

ActionCodeをDELETEに指定したとき、削除するツリー・バージョンの判断に使用される日付。1つの日付において、1つのバージョンのみがアクティブです。

設定タスクは必要ありません。

条件付きで必要。

既存の階層(ツリー・バージョン)を削除する場合には、値は必須です。

条件付きで必要。

既存の階層(ツリー・バージョン)を削除する場合には、値は必須です。

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Fusionヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。ヘルプ・アプリケーションは、任意のOracle Fusionアプリケーション・ページから、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択することによって使用できます。

  • 顧客階層のインポート。

  • 顧客階層メンバーのインポート。

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ファイル・ベース・インポートを使用した顧客階層メンバーのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、いくつかの主要概念について説明し、顧客階層メンバーのインポートを開始するためのガイダンスを提供します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードの識別および関連付け

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

次の表に、顧客階層メンバーをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

顧客階層メンバー

CustomerHierarchyMember

顧客階層は、顧客と他の顧客との階層関係を取得し、階層メンバーで構成されています。

レコードの識別および相互の関連付け

既存の顧客階層メンバーを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムおよびソース・システム参照値の組合せか、Oracle FusionレコードIDになります。データのソースがサード・パーティまたは外部のシステムである場合で、かつ、その同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのパーティ・レコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値を指定できます。Oracle Fusionは、ソース・システム情報とOracleのレコードIDとの間の相互参照を格納します。既存のパーティに販売アカウント・プロファイルを追加するには、ソース・システム・コードおよび参照値を指定します。インポート・プロセスは、その値の組合せを使用して、Oracle Fusionの既存のパーティ・レコードを識別します。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを設定できます。ソース・システムは、データをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソース・システム参照は、アプリケーションがソースIDとデータベースIDとの間の参照を作成するために使用されます。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Cloudアプリケーションにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、既存のパーティに販売アカウント・プロファイルを追加する場合は、ソース・ファイルにOracle Fusionパーティ・レコードIDが必要です。インポート・プロセスは、レコードIDを使用して、既存のレコードを識別します。データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、Oracle FusionレコードIDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、レコードIDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

顧客階層メンバー情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと顧客階層メンバーの両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに顧客階層メンバーを追加するとき、または顧客階層メンバー・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。レコードの識別と関連付けに、ソース・システム情報を使用するときと、レコードIDを使用するときでは、データ要件が異なります。

表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。次の表に、属性ごとにその属性をインポートするための前提条件設定タスクをリストします。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび顧客階層メンバー・レコードの作成 既存のパーティの顧客階層メンバー・レコードの作成

ActionCode

この属性は、階層ノード(ツリー・ノード)を挿入または削除するために指定します。この属性は通常、レコードを削除するためにのみ使用します。

レコードを更新するときには、UPDATE値を使用します。既存のレコードを削除する場合は、DELETE値を使用します。レコードを挿入する場合は、INSERT値を使用します。

条件付きで必要。

既存の階層ノードを削除する場合には、値は必須です。

条件付きで必要。

既存の階層ノードを削除する場合には、値は必須です。

AsOfDate

ActionCodeをDELETEに指定すると、AsOfDateによって、階層ノードの削除元となるツリー・バージョンが判断されます。1つの日付において、1つのバージョンのみがアクティブです。

設定タスクは必要ありません。

条件付きで必要。

既存の階層ノードを削除する場合には、値は必須です。

条件付きで必要。

既存の階層ノードを削除する場合には、値は必須です。

HierarchyType

ツリー構造の一意の識別子。

ツリー構造を作成および管理できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: ツリー構造の管理

必須。

必須。

HierarchyCode

ツリーのユーザー定義識別子。

HierarchyCodeはFND_TREE表のTREE_CODE列に存在する必要があります。または、階層をこのノードと同じバッチで作成する場合には、HierarchyCodeはHZ_IMP_HIERARCHIES_T表(新しい階層用のインタフェース表)のTREE_CODE列(階層インポート用のHierarchyCode属性)に存在する必要があります。

必須。

必須。

PartyOrigSystem

新しいノードとして挿入するか、削除対象のノードとして存在するパーティのオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。データのソースがレガシー・システムまたは外部システムであるときには、ソース・システム参照(PartyOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(PartyOrigSystem)を指定します。インポート・プロセスでは、ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値を使用して、次のことが実行されます。*以前のバッチで、最初にソース・システム参照およびソース・システム・コードの値とともにインポートされた既存のパーティ・レコードを一意に識別する、内部ID (PartyId)を検索します。パーティは、新しいノードとして挿入されるか、またはこのバッチで削除されるノードです。

パーティに対して有効としてソース・システム・コードを事前定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

条件付きで必要。

既存のノードを削除する場合は、PartyIdのみか、PartyOrigSystemとPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、そのノードを識別します。

条件付きで必要。

既存のノードを削除する場合は、PartyIdのみか、PartyOrigSystemとPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、そのノードを識別します。

PartyOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムでこのノードの親ノードであるパーティを識別するID。データのソースがレガシー・システムまたは外部システムであるときには、ソース・システム参照(ParentPartyOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(ParentPartyOrigSystem)を指定します。インポート・プロセスでは、ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値を使用して、次のことが実行されます。*以前のバッチで、最初にソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を使用してインポートされた既存の親ノード(パーティ・レコード)を一意に識別する内部ID (ParentPartyId)を検索します。*このノードと同じバッチでインポートされたソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を持つ新規親ノードの内部ID (ParentPartyId)を検索します。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

PartyId

新しいノードとして挿入されるか、またはこのバッチで削除される既存のノードである、既存のパーティ・レコードの一意の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることにより、既存のパーティのパーティIDを取得できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

既存のノードを削除する場合は、PartyIdのみか、PartyOrigSystemとPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、そのノードを識別します。

条件付きで必要。

既存のノードを削除する場合は、PartyIdのみか、PartyOrigSystemとPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、そのノードを識別します。

ParentPartyId

このノードの親ノードである既存のパーティ・レコードの一意の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることにより、既存のパーティの親パーティIDを取得できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

新しいノードを作成するか既存のノードを削除するとき、ノードが階層のルート・ノードでない場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別する必要があります。

条件付きで必要。

新しいノードを作成するか既存のノードを削除するとき、ノードが階層のルート・ノードでない場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別する必要があります。

ParentPartyOrigSystem

このノードの親ノードであるパーティのオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。データのソースがレガシー・システムまたは外部システムであるときには、ソース・システム参照(ParentPartyOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(ParentPartyOrigSystem)を指定します。インポート・プロセスでは、ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値を使用して、次のことが実行されます。*以前のバッチで、最初にソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を使用してインポートされた既存の親ノード(パーティ・レコード)を一意に識別する内部ID (ParentPartyId)を検索します。*このノードと同じバッチでインポートされたソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を持つ新規親ノードの内部ID (ParentPartyId)を検索します。

親パーティに対して有効としてソース・システム・コードを事前定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

ParentPartyOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムでこのノードの親ノードであるパーティを識別するID。データのソースがレガシー・システムまたは外部システムであるときには、ソース・システム参照(ParentPartyOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(ParentPartyOrigSystem)を指定します。インポート・プロセスでは、ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値を使用して、次のことが実行されます。*以前のバッチで、最初にソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を使用してインポートされた既存の親ノード(パーティ・レコード)を一意に識別する内部ID (ParentPartyId)を検索します。*このノードと同じバッチでインポートされたソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を持つ新規親ノードの内部ID (ParentPartyId)を検索します。

以前のバッチで親パーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、同じバッチで親パーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Fusionヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。ヘルプ・アプリケーションは、任意のOracle Fusionアプリケーション・ページから、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択することによって使用できます。

  • 顧客階層のインポート。

  • 顧客階層メンバーのインポート。

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ファイル・ベース・インポートを使用した顧客のインポート

顧客のインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、アカウント・データを準備し、外部データ・ソースからOracle Engagement Cloudにインポートする方法について説明します。アカウントは、販売関係があるエンティティです。Oracle Engagement Cloudでは、販売プロファイルおよび販売見込み客を集合的にアカウントと呼びます。アカウント・ビジネス・オブジェクトを使用すると、アカウント・プロファイル、アカウント担当者関係情報、アカウント連絡先など、アカウントに関するすべての情報を取得できます。

販売プロファイルは、特定のアカウント内の特定の販売先エンティティです。販売プロファイルのリードおよび商談を作成できます。販売プロファイルを持つエンティティは、次のいずれかになります。

  • 販売見込み客: 販売先住所が設定されていない見込みのあるエンティティまたは個人。このエンティティは、リードを定義するために使用します。

  • アカウント: 販売プロファイルまたは販売見込み客。

  • 法的エンティティ: 法的エンティティは、法的契約またはビジネス関係を結ぶことができるパーティです。契約上の義務を満たさない場合には、訴訟の対象となることがあります。

アカウント・インポート・オブジェクトを使用すると、タイプが組織の販売プロファイルまたは販売見込み客をインポートできます。世帯インポート・オブジェクトを使用すると、タイプが世帯のアカウントをインポートでき、担当者インポート・オブジェクトを使用すると、タイプが個人のアカウントをインポートできます。データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • 販売見込み客としてインポートする必要があるレコードおよび販売プロファイルとしてインポートする必要があるレコードを識別しましたか。

  • レガシー・システムまたはソース・システムがアカウント情報を表す方法は、Oracle Engagement Cloudが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • 既存のデータ値をアカウント・インポート・オブジェクトにマップするために、Oracle Engagement Cloudで値を構成する必要がありますか。

  • 事業の推進にとって重要な属性を取得するように、Oracle Engagement Cloudを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータを検証するには、どうすればよいですか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・データをOracle Engagement Cloudが必要とするデータにマップできるように、アカウント・データがOracle Engagement Cloudのデータにどのように対応しているかを理解する必要があります。最初に、Oracle Engagement Cloudがアカウントのデータ構造を表現する方法を理解する必要があります。

アカウント・インポート・オブジェクトの構造は階層化されています。階層のルートは組織プロファイルとなり、これが存在する場合にのみ、分類、担当者、販売プロファイルなどの下位レベルのコンポーネントをインポートできます。これらの子エンティティに、その子エンティティとして他のエンティティを設定できます。この階層構造は、アカウントを構成するコンポーネント間の1対多関係をサポートしています。

次の図は、アカウント・オブジェクトとその子エンティティを示しています。

アカウント・インポート・オブジェクトの構造

組織プロファイルには、顧客名やパーティ使用目的などの、アカウントに関する基本情報が含まれています。各アカウントには、分類、担当者、販売先住所、電話番号詳細および追加名を割り当てることができます。一方、アカウントの担当者には、担当者に関する情報を取得する他の子エンティティ、つまり、担当者ジョブ、担当者プライマリ電話、担当者プライマリ住所、担当者電子メール・アドレスなどが含まれています。

注意: プライマリ電話や電子メールなどのすべての担当者エンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、プライマリ電話担当者プリファレンス・エンティティは、プライマリ電話という連絡方法に対するアカウントの担当者プリファレンスを取得します。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをOracle Engagement Cloudデータにマップし、アカウントを構成する構成コンポーネント間の1対多の関係をサポートするための属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、および各属性の検証情報が含まれている参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、Oracle Engagement Cloudで値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、Oracle Engagement Cloudの選択リストとの相関関係がある値がデータに含まれる場合は、その属性の検証情報に、値を定義できる「設定および保守」作業領域内のタスク名が示されます。このタスクを完了するために必要となる、参照ガイド・ファイル名と場所のリストなどの追加情報は、「アカウント・インポート・オブジェクト: 連携」トピックを参照してください。

注意: アカウントをインポートするキーワードを使用して、Oracle Engagement Cloudヘルプで関連トピックを検索できます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能な属性と標準のインポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用したアカウントのインポート

アカウント・ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「ファイル・インポートの定義」の「設定および保守」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成、およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれます。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しいアカウントを作成するときは、アカウント・オブジェクトをインポートします。アカウントのインポート・アクティビティにアクセスし、発行するには、「顧客関係管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

アカウント情報をインポートするときは、まず基本的なアカウント・プロファイル情報をインポートし、その後にアカウントの子エンティティをインポートします。子エンティティをインポートするときには、そのエンティティのすべての親レベルの親参照情報を指定する必要があります。たとえば、最初に、顧客名、パーティ・タイプ、パーティ使用目的などの基本的なプロファイル詳細をインポートします。次に、アカウントの電話番号、住所、連絡先、FAXなどの、担当者および担当者情報をインポートします。アカウントの担当者をインポートするときには、アカウントのPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReferenceを指定する必要があります。PartyOrigSystemは、インポート対象の情報のソースを識別するソース・システム・コードです。PartyOrigSystemReferenceは、単一インポート内のデータ行ごとに一意で、PartyOrigSystemと一意の参照の組合せとなっています。アカウントの担当者情報をインポートするときには、関係参照情報を指定する必要があります。1人の担当者と1つのアカウントの間に複数の関係がある場合があるため、この情報は必須となります。

インポートしたデータの検証

Oracle Engagement Cloudアプリケーションに備えられたファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートを使用して、インポートしたデータを検証できます。または、「顧客センター」作業領域に移動して、インポートしたアカウント情報を表示することもできます。

アカウント・インポート・オブジェクト: 連携

アカウント・インポート・オブジェクトを使用すると、アカウント、その詳細な情報およびアカウントに関連する担当者をインポートできます。このトピックでは、アカウント・インポート・オブジェクトについて説明します。ここでは、次のものを紹介します。

  • アカウント・インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ソース・ファイル・データを評価してマッピングするためのターゲット・インポート・オブジェクト属性参照ガイド・ファイル

アカウント・ターゲット・インポート・オブジェクトの概念

アカウントおよびアカウントに関連する担当者をインポートするには、アカウント・インポート・オブジェクトを使用します。アカウントおよびアカウント担当者について個別の属性を編成するために、アカウント・インポート・オブジェクトは、個別のターゲット・インポート・オブジェクトに分割されています。

アカウント・インポート・オブジェクト内のターゲット・インポート・オブジェクトは、通常、アカウントに関する情報と、アカウント担当者に関する情報にグループ化されます。組織プロファイルは、アカウントに関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。1つのアカウントに複数の担当者を関連付けることができます。

追加情報で既存のアカウントを更新するときには、既存のアカウントの親参照情報を指定する必要があります。アカウント担当者またはアカウントの担当者情報をインポートするときには、親参照に加えて関係参照情報も指定する必要があります。1人の担当者と1つの組織の間に複数の関係(従業員や取締役など)がある場合があるため、この情報は必須となります。担当者に関する情報をインポートするときには、情報をインポートする対象となる特定の関係を参照する必要があります。たとえば、必要に応じて従業員のJohn Smithや取締役のJohn Smithの情報をインポートできます。アカウントと担当者の関係の参照情報を含めないと、インポート・プロセスによって関係が作成されます。

既存のアカウントの情報を更新したり、アカウント・レコードを作成するために、アカウント・プロファイル情報、住所および連絡先(電話やFAXなど)をインポートできます。次のターゲット・インポート・オブジェクトは、アカウント情報を作成および更新するためのものです。OrganizationProfile、Fax、Address、PrimaryPhone、Url、SalesAccountProfile、Classification、AdditionalName、Relationship、SellToAddressおよびAdditionalIdentifier。

アカウント担当者を更新または作成するには、次のターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。ContactPersonProfile、ContactJob、ContactPrimaryAddress、ContactEmail、ContactPrimaryPhone、ContactMobile、ContactInstantMessengerおよびContactFax。プライマリ電話や電子メールなどのすべての担当者関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、プライマリ電話担当者プリファレンス・エンティティは、プライマリ電話という連絡方法に対する法的エンティティの担当者プリファレンスを取得します。

1つのアカウントには、複数の連絡先が存在します。複数の連絡先が同じ目的を共有する場合があります。連絡先を各目的のプライマリとして設定するには、オブジェクト属性をインポートするときにPrimarybyPurposeチェック・ボックスを有効にします。

アカウントのHZ_LOCATIONS_T表のレコードでDO_NOT_VALIDATE_FLAGをYに設定した場合、そのようなレコードは検証されません。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、アカウントのアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクトの属性のリソース

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、ターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

OrganizationProfile

組織名や組織タイプなどの詳細なアカウント情報が含まれています。

HZ_IMP_PARTIES_T_Reference

PrimaryPhone

アカウントのプライマリ電話番号。アカウントに複数の電話番号ある場合、1つの電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

住所

アカウントの住所。

HZ_IMP_LOCATIONS_T_Reference

分類

アカウントの分類。

HZ_IMP_CLASSIFICS_T_Reference

AdditionalName

アカウントの追加名または別名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES_ T_Reference

Fax

アカウントのFAX番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T _Reference

FaxContactPreference

FAXでの連絡に関するアカウント・プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

Url

アカウントのURL。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

SalesProfile

アカウントの販売アカウント情報。販売アカウントは、特定のアカウント内の特定の販売先エンティティです。1つのアカウントに複数の販売アカウントおよび販売プロファイルを設定できます。

ZCA_IMP_SALES_ACCOUNTS _Reference

SellToAddress

アカウントの住所およびパーティ・サイトの情報。住所のパーティ・サイト使用目的が定義されていない場合、インポート・プロセスはそれを「販売先」に設定します。パーティ・サイト使用目的情報がない住所が複数ある場合、インポート・プロセスはそれらの住所のいずれかを販売先住所として指定します。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_ Reference

AdditionalIdentifier

アカウントの追加識別子情報。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYIDS_T _Reference

関係

アカウントの関係情報。関係を作成するときには、RelationshipCode列に関係コードを入力する必要があります。

HZ_IMP_RELSHIPS_T_Reference

ContactPersonProfile

アカウント担当者の個人情報。

HZ_IMP_RELSHIPS_T_Reference

ContactAdditionalName

アカウント担当者の追加名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES_T _Reference

ContactEmail

アカウント担当者の電子メール。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

ContactInstantMessenger

アカウント担当者のインスタント・メッセンジャまたはソーシャル・ネットワーキングの情報。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

ContactPrimaryAddress

アカウント担当者のプライマリ住所。担当者に複数の住所がある場合は、それらの住所のいずれかがプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_PARTYSITES_T _Reference

ContactFax

アカウント担当者のFAX。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

ContactJob

アカウント担当者のジョブ情報。

HZ_IMP_CONTACTS_T_Reference

ContactMobile

アカウント担当者の携帯番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

ContactPrimaryPhone

アカウント担当者のプライマリ電話番号。アカウントに複数の電話番号ある場合、1つの電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T _Reference

PrimaryPhoneContactPreference

電話での連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

ContactEmailContactPreference

電子メールでの連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

ContactFaxContactPreference

FAXでの連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

ContactMobileContactPreference

携帯電話での連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

ContactPrimaryAddressContactPreference

プライマリ住所での連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

ContactPrimaryPhoneContactPreference

プライマリ電話番号での連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

注意: Oracle Engagement Cloudは、ContactPersonProfileターゲット・オブジェクトをサポートします。ただし、このオブジェクトは非推奨になりました。担当者情報を更新するには、かわりにPersonProfileターゲット・オブジェクトを使用してください。

ファイル・ベース・インポートを使用した従業員リソースのインポート

従業員リソースのインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、従業員リソース・データを準備し、外部データ・ソースからOracle Cloudアプリケーションにインポートする方法について説明します。従業員リソースは、作業オブジェクトを割り当てることができる、デプロイする会社内の従業員です。従業員をリソース組織、リソース・チームまたは作業オブジェクトに関連付けるには、まず従業員リソースを作成またはインポートする必要があります。

次のいずれかを実行します。

  1. 「設定およびメンテナンス」作業領域に移動します。:

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: リソースの管理

  2. データをインポートして、新規の従業員リソースを作成するか、既存の従業員リソースを更新します。

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • レガシー・システムまたはソース・システムが従業員リソースを表す方法は、Oracle Cloudアプリケーションが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • データ値をマップするためにOracle Cloudアプリケーションで値を構成する必要がありますか。

  • 事業の推進にとって重要な追加の属性を取得するように、Oracle Cloudアプリケーションを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータの検証はどのように行いますか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

Oracle Cloudアプリケーションが必要とするデータにレガシー・データをマップするには、従業員リソース・データがOracle Cloudアプリケーションのデータとどのように対応しているのかを理解する必要があります。最初に、Oracle Cloudアプリケーションが従業員リソースのデータ構造を表現する方法を理解する必要があります。

Oracle Cloudアプリケーションでは、1つの表に従業員リソースの定義が格納され、別の表にその従業員リソースのプロファイル詳細がオプションで格納されます。リソースのプロファイル詳細には、従業員リソースの組織およびチーム・メンバーシップに関する情報が含まれています。

次の図は、従業員リソース・オブジェクトの構造を示しています。

従業員リソース・オブジェクトの構造

就業者プロファイルには、従業員リソースのプライマリ住所やリソース・プロファイル詳細などの、従業員リソースに関する基本情報が含まれています。

従業員リソースのインポート・オブジェクト

従業員リソースのインポートを容易にするために、Oracle Cloudアプリケーションは、インポート・オブジェクトに従業員リソースの構造を統合します。従業員リソースのインポート・オブジェクトは従業員リソースです。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、Oracle Cloudアプリケーション・データにデータをマップしたり、従業員リソースを構成する構造コンポーネント間の1対多関係をサポートする場合に役立つ属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、および各属性の検証情報が含まれている参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、アプリケーション内の値の定義に使用するタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、アプリケーション内の選択リストと相互に関連する値がデータに存在する場合、その属性の検証情報には、「設定および保守」作業領域で値の定義に使用できるタスク名が含まれています。このタスクを完了するために必要となる、参照ガイド・ファイル名と場所のリストなどの追加情報は、次の表を参照してください。

インポート・オブジェクト 関連するインポート・オブジェクトのトピック

従業員リソース

従業員インポート・オブジェクト: 連携

注意:

従業員リソースをインポートするキーワードを使用して、Oracle Engagement Cloudヘルプで関連トピックを検索できます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した従業員リソースのインポート

従業員リソース・ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい従業員リソース作成するときは、従業員リソース・オブジェクトをインポートします。

注意: 従業員リソースのインポートは、HCMローダーのエラー限度設定の影響を受けます。HCMローダーのデフォルトのエラー限度は、Oracle Cloudアプリケーション実装に適切でない場合もあります。従業員リソースのインポートを開始する前に、現在の設定を確認し、「ローダー最大許容エラー数」パラメータを許容可能な値に設定することをお薦めします。

このパラメータは、「設定および保守」作業領域の共存用HCM構成の管理タスクで設定できます。このパラメータの値は、実行するバッチ・サイズに応じて設定する必要があります。たとえば、20%の許容範囲レベルで5000行のインポート・ジョブを実行する場合は、このパラメータを1000に設定できます。これに対し、5%の許容範囲で5000行のインポート・ジョブを実行する場合は、このパラメータを25に設定できます。

従業員リソースのインポート・アクティビティにアクセスし、発行するには、Master Data Management Administratorジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

注意: 照合やクレンジングなどのデータ品質オプションは、従業員リソースのインポートに関連しません。このため、ファイル・ベース・インポートを使用して従業員リソースをインポートするときは、「顧客データ管理重複」値リストが空白に設定されていることを確認してください。

インポートしたデータの検証

Oracle Engagement Cloudアプリケーションに備えられたファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートを使用して、インポートしたデータを検証できます。また、Master Data Management Administratorジョブ・ロールを持つユーザーの場合は、「リソースの管理」作業領域に移動して、インポートした従業員リソースを表示することもできます。

従業員インポート・オブジェクト: 連携

従業員リソースは、サービス・エージェントや営業マネージャなどの作業オブジェクトを割り当てることができる従業員です。従業員リソース・インポート・オブジェクトを使用して、すべての従業員リソース情報をインポートできます。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • 従業員リソース・インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

従業員リソース・ターゲット・インポート・オブジェクト

従業員リソース・インポート・オブジェクトを使用して、名、姓、住所などの従業員リソースの就業者プロファイル情報をインポートできます。リソース組織やリソース・チーム・メンバーシップなどの、従業員リソースのリソース・プロファイル情報をインポートすることもできます。インポート・ファイルのソース・データをターゲット属性にマップするには、ターゲット・オブジェクトの関係と各ターゲット・オブジェクトに含まれる属性を理解する必要があります。

従業員リソース・インポート・オブジェクトに含まれているターゲット・インポート・オブジェクトは、従業員リソースのプロファイルに関する情報と、従業員リソースの住所情報にグループ化されます。就業者プロファイルは、従業員リソースに関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。

既存の従業員リソースを更新するときには、既存の従業員リソースの親参照情報を指定する必要があります。従業員リソースは同時に複数のチームに所属できるため、従業員リソースのリソース・チーム情報をインポートするときには、親参照に加えて関係参照情報も指定する必要があります。

既存の従業員リソースの情報を更新したり、従業員リソース・レコードを作成するために、従業員リソース・プロファイル情報および住所をインポートできます。次のターゲット・インポート・オブジェクトは、従業員リソース情報を作成および更新するためのものです。WorkerProfile、ResourceProfileおよびPrimaryAddress。

従業員リソースのリソース・プロファイルを更新または作成するには、次のターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。ResourceOrganizationMembershipおよびResourceTeamMembership。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、従業員リソースのアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、ターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

WorkerProfile

従業員リソース名や住所などの詳細な従業員情報が含まれています。

HRC_LOADER_BATCH_LINES _Reference_For_Employee_Resources

ResourceProfile

名、姓、部門、ジョブ・コードなどの、リソースに関する情報が含まれています。

HZ_IMP_RESOURCES_Reference

PrimaryAddress

従業員リソースの住所。リソースに複数の住所がある場合、最初の住所がプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_Reference

ResourceOrganizationMembership

従業員リソースのリソース組織メンバーシップ情報。

HZ_IMP_GROUP_MEMBERS _Reference

ResourceTeamMembership

従業員リソースのリソース・チーム・メンバーシップ情報。

HZ_IMP_TEAM_MEMBERS_ Reference

ファイル・ベース・インポートを使用した地理情報のインポート

地理のインポート: 説明

このトピックでは、ファイルベース・データ・インポート機能を使用して、外部データ・ソースの地理データを準備してインポートする方法について説明します。地理とは、そのサイズに関係なく、周囲に境界を持つリージョンを指します。州、国、都市、郡、町域などが当てはまります。地理を会社固有のゾーンや住所に関連付けるには、それらの地理を事前に作成またはインポートする必要があります。

注意: アプリケーションには複数の国のサード・パーティ製マスター地理データが同梱されていて、それをインポートできます。データが提供されている国(アメリカ合衆国など)については、OracleによってライセンスされているGBG | LoqateまたはNokiaデータをインポートできます。地理データをインポートするには、「地理の管理」タスクを使用します。国を検索し、「処理」メニューから「地理データのインポート」を選択します。ライセンスされているデータが提供されていない国については、「地理データのインポート」処理は無効になります。詳細は、「既存のマスター地理データから改訂版のOracleによってライセンスされている地理データへの置換: 手順」を参照してください。

国のGBG | LoqateまたはNokia地理データが提供されていない場合は、この章に記載の情報に従い、ファイルベース・データ・インポートを使用してデータをインポートしてください。

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • レガシー・システムまたはソース・システムとOracleアプリケーションとの間で、地理データの表現方法はどのように異なりますか。

  • アプリケーション内の値をデータ値にマップするように構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータの検証はどのように行いますか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

対象の地理データとアプリケーション内のデータの対応関係を理解し、レガシー・データをアプリケーションで必要となるデータにマップできるようにする必要があります。最初に、地理のデータ体系がアプリケーションでどのように表現されるかを理解する必要があります。

国ごとに異なる国体系インポート・オブジェクトをインポートする必要があります。これらの各インポート・オブジェクトには、国の体系で使用される地理タイプが地理レベル番号に基づく階層構造で含まれている必要があります。たとえば、オーストラリアの国体系をインポートする場合は、1: 国、2: 州、3: 郡、4: 町、5: 郵便番号で構成される国体系を扱うことになります。

地理のインポート・オブジェクト

アプリケーションでは、地理のインポートを円滑化するために、地理体系がインポート・オブジェクトに組み込まれます。地理のインポート・オブジェクトはImpGeographyです。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをアプリケーション・データにマップしたり、地理の構成要素間の1対多の関係をサポートするのに役立つ属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性摘要、値を指定しなかった場合に属性にデフォルトで移入される値、および各インポート・オブジェクト属性の検証情報を含む参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、アプリケーション内の値の定義に使用するタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、アプリケーション内の選択リストと相互に関連する値がデータに存在する場合、その属性の検証情報には、「設定および保守」作業領域で値の定義に使用できるタスク名が含まれています。

地理をインポートする際には、キーワードを使用して、ヘルプ内の関連するトピックを検索できます。

構成可能な属性

アプリケーションでは、地理の構成可能属性はサポートされていません。アプリケーションにデフォルトで存在する地理オブジェクトのデータのみをインポートできます。

ファイルベース・データ・インポートを使用した地理のインポート

地理ビジネス・オブジェクトに対しては、ファイルベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい地理を作成する際には、地理オブジェクトをインポートします。地理のインポート・アクティビティにアクセスし、それらを発行するには、マスター・データ管理の管理者ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

地理情報をインポートする際には、エンティティのすべての親レベルの親参照情報を指定する必要があります。

インポートしたデータの検証

Oracleアプリケーションには、インポートしたデータを検証できるように、ファイルベース・インポート・アクティビティ・レポートが用意されています。マスター・データ管理の管理者ジョブ・ロールを持つユーザーは、「地理の管理」作業領域にナビゲートして、インポートした地理を確認することもできます。

地理インポート・オブジェクト: 連携

このトピックでは、地理インポート・オブジェクトについて説明します。地理インポート・オブジェクトは、地理情報をインポートするために使用します。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • 地理インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

地理ターゲット・インポート・オブジェクト

地理インポート・オブジェクトを使用すると、地理階層情報をインポートして、国の地理データを作成または更新できます。インポート・ファイルのソース・データをアプリケーションのターゲット属性にマップするには、ターゲット・オブジェクトの関係と各ターゲット・オブジェクトに含まれる属性を理解する必要があります。

地理インポート・オブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトには、地理階層に関する情報が含まれています。既存の地理を更新する際には、既存の地理の親参照情報を指定して、地理とそれが含まれる国を結び付ける必要があります。

地理情報を作成および更新するには、ImpGeographyターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。

注意: 国の地理データをインポートする前に、その国の地理構造を定義する必要があります。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、地理のアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

地理のターゲット・インポート・オブジェクトの参照ガイド・ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/cloud/latest/salescs_gs/docs.htm)に用意されている『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。ファイルベース・インポートを使用して地理をインポートする方法の詳細は、Oracle Supportサイトに用意されているドキュメント1481758.1『マスター参照地理データのインポート』を参照してください。

次の表に、ImpGeographyターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルを示します。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 属性参照ファイル名

ImpGeography

国の地理階層詳細(地理タイプや地理コードなど)に関する情報が含まれています。

HZ_IMP_GEOGRAPHIES_T _Reference

ファイル・ベース・インポートを使用した世帯のインポート

世帯のインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、外部データ・ソースからOracle Engagement Cloudに世帯データを準備してインポートする方法について説明します。

世帯は、個人および組織の集合で構成されるパーティです。世帯は、個人または組織と同様に、他のパーティとビジネス関係を結ぶことができ、商談およびリードに割り当てることができます。世帯は、パーティ・タイプ個人または組織をメンバーにすることができます。世帯情報を維持すると、世帯に関するリードおよび商談を作成したり、世帯に関する情報を取得して世帯の知識を深めることができます。ただし、この情報を維持しても、すべての営業およびマーケティング・アクティビティを世帯に割り当てることができない場合があります。

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • レガシー・システムまたはソース・システムが世帯情報を表す方法は、Oracle Engagement Cloudが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • 既存のデータ値を世帯インポート・オブジェクトにマップするために、Oracle Engagement Cloudの値を構成する必要はありますか。

  • 事業の推進にとって重要な属性を取得するように、Oracle Engagement Cloudを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータを検証するには、どうすればよいですか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・データをOracle Engagement Cloudが必要とするデータにマップできるように、世帯データがOracle Engagement Cloudのデータにどのように対応しているかを理解する必要があります。最初に、Oracle Engagement Cloudが世帯のデータ構造を表現する方法を理解する必要があります。

世帯インポート・オブジェクトの構造は階層化されています。階層のルートはグループ・プロファイルとなり、これが存在する場合にのみ、分類、担当者、関係などの下位レベルのコンポーネントをインポートできます。これらの子エンティティに、その子エンティティとして他のエンティティを設定できます。この階層構造は、世帯を構成するコンポーネント間の1対多関係をサポートしています。

次の図は、世帯インポート・オブジェクトとその子エンティティを示しています。

世帯インポート・オブジェクトの構造

世帯プロファイルには、グループ名、グループ・タイプ、グループ・パーティ使用目的などの、世帯に関する基本情報が含まれています。各世帯には、分類、メンバー、関係、追加識別子および追加名を割り当てることができます。

注意: プライマリ電話や電子メールなどの担当者情報を参照するすべてのエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれます。たとえば、電話担当者プリファレンス・エンティティは、電話という連絡方法に対する世帯の担当者プリファレンスを取得します。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをOracle Engagement Cloudデータにマップし、世帯を構成する構成コンポーネント間の1対多の関係をサポートするための属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、および各属性の検証情報が含まれている参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、選択リストに相関する値がデータ内に含まれる場合、その属性の検証情報によって、値を定義できる「設定および保守」作業領域のタスク名が提供されます。

注意:

世帯をインポートするキーワードを使用して、Oracle Engagement Cloudヘルプで関連トピックを検索できます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した世帯のインポート

世帯ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい世帯を作成するときは、世帯オブジェクトをインポートします。

世帯のインポート・アクティビティにアクセスし、発行するには、「顧客関係管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

世帯情報をインポートするときは、まず基本的な世帯情報をインポートし、その後に世帯の子エンティティをインポートします。子エンティティをインポートするときには、そのエンティティのすべての親レベルの親参照情報を指定する必要があります。たとえば、最初に、名前や世帯タイプなどの基本的なプロファイル詳細をインポートします。次に、世帯の電話番号、住所、連絡先、FAXなどの、担当者および担当者情報をインポートします。世帯の担当者をインポートするときには、世帯のPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReferenceを指定する必要があります。PartyOrigSystemは、インポート対象の情報のソースを識別するソース・システム・コードです。

インポートしたデータの検証

Oracle Engagement Cloudアプリケーションに備えられたファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートを使用して、インポートしたデータを検証できます。または、「顧客センター」作業領域に移動して、インポートした世帯情報を表示することもできます。

世帯インポート・オブジェクト: 連携

世帯、その基本情報および世帯のメンバーをインポートするには、世帯インポート・オブジェクトを使用します。このトピックでは、世帯インポート・オブジェクトについて説明し、次のものを紹介します。

  • 世帯インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

世帯ターゲット・インポート・オブジェクト

世帯の様々な側面に対する個別の属性を編成するために、世帯インポート・オブジェクトは、個別のターゲット・インポート・オブジェクトに分割されています。世帯インポート・オブジェクト内のターゲット・インポート・オブジェクトは、世帯に関する情報と、そのメンバーに関する情報にグループ化されます。グループ・プロファイルは、世帯に関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。1つの世帯に複数のメンバーを関連付けることができます。世帯のメンバーとして組織または個人のみを割り当てることができます。世帯を別の世帯のメンバーとして割り当てることはできません。

追加情報で既存の世帯を更新するときには、既存の世帯の親参照情報を指定する必要があります。世帯の担当者または担当者情報をインポートするときには、親参照に加えて関係参照情報も指定する必要があります。メンバーに関する情報をインポートするときには、情報をインポートする対象となる特定の関係を参照する必要があります。たとえば、必要に応じて従業員のJohn Smithや取締役のJohn Smithの情報をインポートできます。関係の参照情報を含めないと、インポート・プロセスは関係を作成します。

既存の世帯の情報を更新したり、世帯レコードを作成するために、世帯プロファイル情報、住所および連絡先(電話やFAXなど)をインポートできます。次のターゲット・インポート・オブジェクトは、世帯情報を作成および更新するためのものです。GroupProfile、Fax、Mobile、Phone、e-mail、InstantMessenger、Relationship、Member、Address、Classification、AdditionalNameおよびAdditionalIdentifier。

電話番号や電子メールなどのすべての担当者関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、電話担当者プリファレンス・エンティティは、プライマリ電話という連絡方法に対する世帯の担当者プリファレンスを取得します。また、世帯の住所インポート・オブジェクトには、現在の世帯住所の目的を取得するAddressPurposeという別の子エンティティが含まれています。

世帯に複数の担当者ポイントが存在します。複数の連絡先が同じ目的を共有する場合があります。連絡先を各目的のプライマリとして設定するには、オブジェクト属性をインポートするときにPrimarybyPurposeチェック・ボックスを有効にします。

HZ_LOCATIONS_T表のレコードに対してDO_NOT_VALIDATE_FLAGをYに設定した場合、そのようなレコードは検証されません。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、マーケティング・レスポンスのアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクトの属性のリソース

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、ターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

GroupProfile

世帯情報。世帯のデフォルトのパーティ使用目的はSALES_PROSPECTです。

HZ_IMP_PARTIES_T_Reference

関係

世帯と世帯メンバーとの間の関係。関係を作成するときには、RelationshipCode列に関係コードを入力する必要があります。

HZ_IMP_RELSHIPS_T

Member

世帯メンバーの情報。

HZ_IMP_RELSHIPS_T

分類

世帯分類。分類を使用すると、パーティ、プロジェクト、タスク、オーダーなどのエンティティを階層としてカテゴリ化できます。

HZ_IMP_CLASSIFICS_T

AdditionalIdentifier

世帯の追加識別子情報。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYID_T

AdditionalName

世帯の別名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES _T

Url

世帯のURL。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

InstantMessenger

世帯のインスタント・メッセンジャまたはソーシャル・ネットワーキングの情報。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T _Reference

Fax

世帯のFAX。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T _Reference

FaxContactPreference

FAXでの連絡に関する世帯プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

Mobile

世帯の携帯電話番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

MobileContactPreference

携帯電話での連絡に関する世帯のプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

Phone

世帯のプライマリ電話番号。世帯に複数の電話番号がある場合、1つの電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

PrimaryPhoneContactPreference

電話での連絡に関する世帯のプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

Email

世帯の電子メール・アドレス。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

EmailContactPreference

電子メールでの連絡に関する世帯のプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

住所

世帯の住所。世帯に複数の住所がある場合は、それらの住所のいずれかがプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_LOCATIONS_T、HZ_IMP_PARTYSITES_T

AddressContactPreference

プライマリ住所での連絡に関する世帯のプリファレンスを示します。

サンプルの属性: ContactType、PreferenceCode、PreferenceEndDate、PreferenceStartDateおよびReasonCode。

参照属性: CpOrigSystem、CpOrigSystemReference。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

AddressPurpose

世帯の住所の目的を示します。

サンプルの属性: SiteUseType、EndDateおよびStartDate。

参照属性: SiteOrigSystemおよびSiteOrigSystemReference。

HZ_IMP_PARTYSITEUSES_T

ファイル・ベース・インポートを使用した法的エンティティのインポート

法的エンティティのインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、法的エンティティを準備し、外部のデータ・ソースからOracle Engagement Cloudにインポートする方法について説明します。

法的エンティティは、法律によって確立された権利および責任を持つ認識済パーティです。資産、負債、経費および収益を記録し、取引税金を支払ったり、会社間取引を実行する、登録済の会社や法律で認められたその他のエンティティそれぞれに対して、法的エンティティを作成します。Oracle Engagement Cloud内で、法的エンティティは顧客の法的なユニットを表します。

法的エンティティ情報をインポートするときには、次の質問について検討してください。

  • Oracle Engagement Cloudでの表現方法と比較して、レガシー・システムまたはソース・システム構造では法的エンティティ情報がどのように表現されますか。

  • レガシー・システムまたはソース・システムの法的エンティティは、ビジネス・ユニット、ディビジョン、元帳、貸借一致セグメント、連結ルール、会社間トランザクションおよび給与レポートとどのように関連しますか。

  • 既存のデータ値を法的エンティティ・インポート・オブジェクトにマップするために、Oracle Engagement Cloudで値を構成する必要がありますか。

  • 事業の推進にとって重要な追加の属性を取得するように、Oracle Engagement Cloudを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータを検証するには、どうすればよいですか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・システムまたはソース・システムの法的エンティティ・データをインポートする前に、まずデータを分析して、それがOracle Engagement Cloudの法的エンティティのオブジェクト構造にどのように対応しているかを理解する必要があります。Oracle Engagement Cloudで法的エンティティのデータ構成がどのように表されるのかを理解する必要があります。

Oracle Engagement Cloudの法的エンティティ構造は階層化されています。組織プロファイルは法的エンティティのルート・レベルにあります。組織プロファイルが存在する場合にのみ、電子メール、分類、追加名、プライマリ住所、FAXなどの下位レベルのコンポーネントをインポートできます。これらの子エンティティに、その子エンティティとして他のエンティティを設定できます。この階層構造は、法的エンティティを構成するコンポーネント間の1対多関係をサポートしています。

次の図は、法的エンティティとその子エンティティを示しています。

法的エンティティ・インポート・オブジェクトの構造

組織プロファイルには、法的エンティティ名やパーティ使用目的などの、法的エンティティに関する基本情報が含まれています。各法的エンティティには、分類、担当者、電話の詳細および追加名を割り当てることができます。一方、法的エンティティの担当者には、担当者に関する情報を取得する他の子エンティティ、つまり、担当者ジョブ、担当者プライマリ電話、担当者プライマリ住所、担当者電子メール・アドレスなどが含まれています。

注意: プライマリ電話や電子メールなどのすべての担当者関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、プライマリ電話担当者プリファレンス・エンティティは、プライマリ電話という連絡方法に対する法的エンティティの担当者プリファレンスを取得します。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

データの構造を理解したら、データの詳細な属性値をOracle Engagement Cloudデータと比較します。各インポート・オブジェクトは、Oracle Engagement Cloudデータに独自のデータをマップする際に役立ち、法的エンティティを構成する構成型コンポーネント間の1対多関係をサポートするために編成される属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。参照ガイド・ファイルには、各属性の説明、デフォルト値および検証が含まれています。属性摘要、値を指定しなかった場合に属性にデフォルトで移入される値、および各属性の検証情報を含む参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、Oracle Engagement Cloudで値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、選択リストに対応している値がデータに含まれる場合は、その属性の検証情報に、値を定義できる、「設定および保守」作業領域内のタスク名が示されます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した法的エンティティのインポート

法的エンティティ・ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトを構成したり、ソース・ファイル・マッピングを作成したり、インポート・アクティビティをスケジュールするために必要なタスクが含まれます。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。

インポート・アクティビティでは、ソース・ファイル、ソース・ファイルからオブジェクトおよび属性へのインポート・マッピング、インポート・スケジュールなどの、インポート・データを処理するための指示を定義します。

法的エンティティ情報をインポートするときは、まず基本的な法的エンティティ・プロファイル情報をインポートし、次に法的エンティティの子エンティティをインポートします。子エンティティをインポートするときには、そのエンティティのすべての親レベルの親参照情報を指定する必要があります。法的エンティティの担当者をインポートするときには、法的エンティティのPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReferenceを指定する必要があります。PartyOrigSystemは、インポート対象の情報のソースを識別するソース・システム・コードです。PartyOrigSystemReferenceは、単一インポート内のデータ行ごとに一意で、PartyOrigSystemと一意の参照の組合せとなっています。たとえば、最初に、名、姓、パーティ・タイプ、パーティ使用目的などの基本的なプロファイル詳細をインポートします。次に、法的エンティティの電話番号、住所、連絡先、FAXなどの、担当者および担当者情報をインポートします。

注意: 法的エンティティの担当者情報をインポートするときには、関係参照情報を指定する必要があります。1人の担当者と1つの法的エンティティの間に複数の関係がある場合があるため、この情報は必須となります。

インポートしたデータの検証

「インポート・アクティビティの管理」ページでインポート・アクティビティのリストを確認できます。インポートしたデータを確認するには、インポート・アクティビティの「ステータス」列をクリックします。

または、「設定および保守」作業領域で次のようにナビゲートして、インポートした法的エンティティを表示します。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 法的エンティティの定義

法的エンティティ・インポート・オブジェクト: 連携

法的エンティティ・インポート・オブジェクトを使用すると、法的エンティティ、その詳細な情報およびエンティティに関連する担当者をインポートできます。このトピックでは、法的エンティティ・インポート・オブジェクトについて説明します。ここでは、次のものを紹介します。

  • 法的エンティティ・インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

法的エンティティ・ターゲット・インポート・オブジェクト

法的エンティティ・インポート・オブジェクトは、法的エンティティ情報とその担当者をインポートします。法的エンティティとその担当者について個別の属性を編成するために、法的エンティティ・インポート・オブジェクトは、個別のターゲット・インポート・オブジェクトに分割されています。

法的エンティティ・インポート・オブジェクト内のターゲット・インポート・オブジェクトは、法的エンティティに関する情報と、担当者に関する情報にグループ化されます。組織プロファイルは、法的エンティティに関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。1つの法的エンティティに複数の担当者を関連付けることができます。担当者とその関連する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトが複数あります。

追加情報で既存の法的エンティティを更新するときには、既存の法的エンティティの親参照情報を指定する必要があります。法的エンティティの担当者または担当者情報をインポートするときには、親参照に加えて関係参照情報も指定する必要があります。1人の担当者と法的エンティティの間に複数の関係がある場合があるため、この情報は必須となります。担当者に関する情報をインポートするときには、情報をインポートする対象となる特定の関係を参照する必要があります。たとえば、必要に応じて従業員のJohn Smithや取締役のJohn Smithの情報をインポートできます。担当者関係の参照情報を含めないと、インポート・プロセスによって関係が作成されます。

既存の法的エンティティの情報を更新したり、法的エンティティを作成するために、法的エンティティ・プロファイル情報、住所および連絡先(電話やFAXなど)をインポートできます。次のターゲット・インポート・オブジェクトは、対応する法的エンティティ情報を作成および更新するためのものです。OrganizationProfile、PrimaryAddress、PrimaryPhone、Url、Fax、Classification、AdditionalNameおよびContactPersonProfile。

担当者を更新または作成するには、次のターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。ContactPersonProfile、ContactJob、ContactPrimaryAddress、ContactEmail、ContactPrimaryPhone、ContactMobile、ContactInstantMessengerおよびContactFax。プライマリ電話や電子メールなどのすべての担当者関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、プライマリ電話担当者プリファレンス・エンティティは、プライマリ電話という連絡方法に対する法的エンティティの担当者プリファレンスを取得します。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、オブジェクトのコンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、ターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ファイル名

OrganizationProfile

組織名や組織タイプなどの詳細な法的エンティティ情報。

HZ_IMP_PARTIES_T_Reference

PrimaryPhone

法的エンティティのプライマリ電話番号。法的エンティティに複数の電話番号がある場合、1つの電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

Fax

法的エンティティのFAX。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

Url

法的エンティティのUrl。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

AdditionalName

法的エンティティの別名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES_T_Reference

分類

法的エンティティの分類情報。分類を使用すると、パーティ、プロジェクト、タスク、オーダーなどのエンティティを階層としてカテゴリ化できます。

HZ_IMP_CLASSIFICS_T_Reference

PrimaryAddress

法的エンティティのプライマリ住所。担当者に複数の住所がある場合は、それらの住所のいずれかがプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_Reference

ContactPersonProfile

個人名、関係タイプ、婚姻区分などの、法的エンティティ担当者の詳細な情報。

HZ_IMP_RELSHIPS_T_Reference

ContactEmail

法的エンティティ担当者の電子メール。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactFax

法的エンティティ担当者のFAX。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactInstantMessenger

法的エンティティ担当者のインスタント・メッセンジャまたはソーシャル・ネットワーキングの情報。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactJob

法的エンティティ担当者のジョブ情報。

HZ_IMP_CONTACTS_T_Reference

ContactMobile

法的エンティティ担当者の携帯番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactPrimaryAddress

法的エンティティ担当者のプライマリ住所。担当者に複数の住所がある場合は、それらの住所のいずれかがプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_Reference

ContactPrimaryPhone

法的エンティティ担当者のプライマリ電話番号。法的エンティティに複数の電話番号がある場合、1つの電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactAdditionalName

法的エンティティ担当者の別名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES_T_Reference

PrimaryPhoneContactPreference

電話での連絡に関する法的エンティティのプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

MobileContactPreference

携帯での連絡に関する法的エンティティのプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

FaxContactPreference

FAXでの連絡に関する法的エンティティのプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

EmailContactPreference

電子メールでの連絡に関する法的エンティティのプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactPrimaryAddressContactPreference

プライマリ住所での連絡に関する法的エンティティ担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactPrimaryPhoneContactPreference

プライマリ電話番号での連絡に関する法的エンティティ担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

PrimaryAddressContactPreference

プライマリ住所での連絡に関する法的エンティティのプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

PrimaryPhoneContactPreference

プライマリ電話番号での連絡に関する法的エンティティのプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

注意: Oracle Engagement Cloudは、ContactPersonProfileターゲット・オブジェクトをサポートします。ただし、このオブジェクトは非推奨になりました。担当者情報を更新するには、かわりにPersonProfileターゲット・オブジェクトを使用してください。

ファイル・ベース・インポートを使用したリソース・チームのインポート

リソース・チームのインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、リソース・チーム・データを準備し、外部データ・ソースからOracle Engagement Cloudにインポートする方法について説明します。リソース・チームは、作業オブジェクトで作業するために編成されたリソースの一時的なグループです。リソース・チームには、リソース組織またはリソース、あるいはその両方を含めることができます。リソース・チームは階層構造にはできず、また、組織を実装するためのものではありません。リソース・チーム情報を入力します。

「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: リソース・チームの管理

または、データをインポートして新規作成または既存のリソース・チームを更新できます。

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • Oracle Engagement Cloudでの表現方法と比較して、レガシー・システムまたはソース・システムでは同じデータがどのように表現されますか。

  • Oracle Engagement Cloudの値をデータ値にマップするように構成する必要がありますか。

  • 事業の推進にとって重要な追加の属性を取得するように、Oracle Engagement Cloudを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータの検証はどのように行いますか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・データをOracle Engagement Cloudが必要とするデータにマップできるように、リソース・チーム・データがOracle Engagement Cloudのデータにどのように対応しているかを理解する必要があります。最初に、Oracle Engagement Cloudではリソース・チームのデータの構造がどのように表現されるかを理解する必要があります。

Oracle Engagement Cloudでは、ある表にリソース・チーム定義が格納され、オプションで、他の表にそのリソース・チームのプロファイル詳細が格納されます。リソースのプロファイル詳細には、リソース・チームの組織およびチーム・メンバーシップに関する情報が含まれています。

リソース・チームのインポート・オブジェクト

リソース・チームのインポートを容易にするために、Oracle Engagement Cloudではリソース・チームの構造がインポート・オブジェクトに組み込まれています。リソース・チームのインポート・オブジェクトはリソース・チームです。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、Oracle Engagement Cloudデータに独自のデータをマップし、リソース・チームを構成する構造型コンポーネント間の1対多関係をサポートするために役立つ属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性摘要、値を指定しなかった場合に属性にデフォルトで移入される値、および各属性の検証情報を含む参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、Oracle Engagement Cloudで値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、Oracle Engagement Cloudの選択リストとの相関関係がある値がデータに含まれる場合は、その属性の検証情報に、値を定義できる「設定および保守」作業領域内のタスク名が示されます。このタスクを完了するために必要となる、参照ガイド・ファイル名と場所のリストなどの追加情報は、次の表にリストされているトピックを参照してください。

インポート・オブジェクト 関連するインポート・オブジェクトのトピック

リソース・チーム

リソース・チーム・インポート・オブジェクト: 連携

注意:

リソース・チームをインポートするキーワードを使用して、Oracle Engagement Cloudヘルプで関連トピックを検索できます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用したリソース・チームのインポート

リソース・チーム・ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい担当者を作成するときは、リソース・チーム・オブジェクトをインポートします。リソース・チームのインポート・アクティビティにアクセスし、発行するには、Master Data Management Administratorジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

インポートしたデータの検証

Oracle Cloudアプリケーションには、インポートしたデータを検証するために使用できるファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートが用意されています。また、Master Data Management Administratorジョブ・ロールを持つユーザーの場合は、「リソース・チームの管理」作業領域に移動して、インポートしたリソース・チームを表示することもできます。

リソース・チーム・インポート・オブジェクト: 連携

このトピックでは、リソース・チーム・インポート・オブジェクトについて説明します。ファイル・ベース・インポート・アクティビティを発行してリソース・チーム情報をインポートするときには、ResourceTeamとResourceTeamUsageの2つのメイン・インポート・オブジェクトを使用します。このトピックの内容は次のとおりです。

  • リソース・チーム・インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

リソース・チーム・ターゲット・インポート・オブジェクト

リソース・チーム・インポート・オブジェクト内のターゲット・インポート・オブジェクトは、リソース・チームに関する情報と、その使用目的に関する情報にグループ化されます。ResourceTeamターゲット・インポート・オブジェクトには、チームの名前、ID、アクティブ日などの、リソース・チームを識別する情報が含まれています。ResourceTeamUsageターゲット・インポート・オブジェクトには、リソース・チームの使用目的を取得する情報が含まれています。リソース・チームをインポートまたは更新するには、ResourceTeamターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。リソース・チームの使用目的をインポートまたは更新するには、ResourceTeamUsageターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

いずれのタスクも「設定および保守」作業領域から使用できます。

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、オブジェクトのアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、ターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ファイル名

ResourceTeam

リソース・チームを識別する取得された情報。

HZ_IMP_TEAMS _Reference

ResourceTeamUsage

リソース・チームの使用目的を示す情報が含まれています。

HZ_IMP_TEAM_USAGES_Reference

一般的なサポート・オブジェクトのインポート

追加のパーティ識別子のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、追加のパーティ識別子のインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

追加のパーティ識別子を使用することで、アカウント、担当者または世帯の他の識別子を取得できます。たとえば、個人はあるレコードでは運転免許証を識別子として持ち、別のレコードではパスポートを識別子として持つことができます。ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、新規の追加識別子をインポートしたり、既存の追加識別子レコードを更新できます。たとえば、航空会社は国際航空運送協会コードおよびD-U-N-S番号を識別子として持つことができます。

次の表に、追加識別子をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

アカウント

組織

AdditionalIdentifier

担当者

個人

AdditionalIdentifier

世帯

世帯

AdditionalIdentifier

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに追加識別子を追加したり、既存の追加識別子を更新するには、追加識別子が所属する組織、個人または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。

パーティと追加識別子を同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと追加識別子のデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する追加識別子をインポートできます。

既存のパーティに追加識別子を追加したり、既存の追加識別子レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)です。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

追加識別子情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと追加識別子の両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに新しい追加識別子を追加するとき、または既存の追加識別子レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、追加のパーティ識別子レコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび追加のパーティ識別子レコードの作成 既存のパーティの追加のパーティ識別子レコードの作成

AdditionalPartyI dOrigSystem

追加識別子のソース・システムを表すコード。

ソース・システム・コードを事前定義する場合は、「設定および保守」作業領域で次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

  • 「取引先コミュニティ・メンバーに使用可能」チェック・ボックスを選択します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します

AdditionalPartyI dOrigSystemReference

追加識別子のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

各追加のパーティ識別子レコードの参照値を識別または生成します。参照値は、ソース・システムのすべての追加のパーティ識別子で一意である必要があります。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します

ObjectKey

追加識別子の内部ID。

追加パーティ識別子オブジェクトをエクスポートすることで、追加パーティ識別子値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

PartyId

追加識別子が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

PartyOrigSystem

追加識別子が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この追加のパーティ識別子と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

必須。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

PartyOrigSystem Reference

追加識別子の所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この追加のパーティ識別子と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

必須。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

AdditionalPartyI dentifierType

識別子をカテゴリ化する識別子タイプ。

パーティ・タイプの追加識別子タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 追加識別子タイプの管理

必須。

必須。

AdditionalPartyI dentifierValue

パーティの追加識別子値。

前提となるタスクはありません

必須。

必須。

IssuingAuthority Name

追加識別子を発行した当局の名前。

前提となるタスクはありません

発行機関のパーティIDを指定しない場合には必須です。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

IssuingAuthority PartyId

発行認証局のパーティID。

パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 追加識別子タイプの管理

発行機関のパーティ名を指定しない場合には必須です。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

注意: パスポートや運転免許証など、失効日後に無効になる識別子については、発行日および失効日を含めることをお薦めします。

次の図は、既存の組織の新しい追加識別子をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、元システムおよび元システムの参照情報を使用して、既存のパーティおよび新しい追加識別子を識別します。

新しい追加識別子を作成するためのサンプルの
インポート・マッピング

次の図は、既存の追加識別子を更新するためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、元システムの参照情報を使用して、追加識別子を識別し、その摘要を更新します。

既存の追加識別子を更新するためのサンプルの
インポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: ヘルプ・アプリケーションの検索で、次のキーワードを入力すると、関連トピックを検索できます。

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

ヒント: 識別子タイプは、特定のパーティ・タイプおよび一意性のために定義します。たとえば、組織プロファイルをインポートする場合、識別子タイプで組織パーティ・タイプへの割当てが許可される必要があります。また、識別子タイプの値が一意である必要があることを指定することもできます。たとえば、各個人のリストされたパスポート番号が一意である必要があることを定義できます。

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照値の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

追加のパーティ名のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、追加のパーティ名のインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

追加のパーティ名を使用することで、アカウント、担当者、世帯または法的エンティティの他の名前を取得できます。たとえば、個人は旧姓を持つことができ、組織をブランド名で認識できます。ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、新しい追加名をインポートしたり、既存の追加名レコードを更新できます。次の表に、ファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。これらのファイル・ベース・オブジェクトを使用して、追加名をインポートできます。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

担当者

個人

AdditionalName

アカウント

組織

AdditionalName

担当者

個人(アカウントの担当者)

AdditionalName

世帯

グループ

AdditionalName

法的エンティティ

組織

AdditionalName

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactAdditionalName

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに追加名を追加したり、既存の追加パーティ名割当てを更新するには、追加名が割り当てられている組織、個人または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、組織、個人またはグループのプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、追加パーティ名ターゲット・オブジェクトにマップします。

パーティと追加パーティ名割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと追加パーティ名のデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する追加のパーティ名をインポートできます。

既存のパーティに追加パーティ名を追加したり、既存の追加パーティ名レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)になります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

追加名情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと追加パーティ名の両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに新しい追加名を追加するとき、または既存の追加パーティ名レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • 個人名と比較した組織名およびグループ名。個人の名前を構成する様々なコンポーネントは、組織名およびグループ名には使用されません。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

次の表に、追加のパーティ名のレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび追加のパーティ名レコードの作成 既存のパーティの追加のパーティ名レコードの作成

PartyId

追加パーティ名が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

PartyOrigSystem

追加パーティ名が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この追加パーティ名と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

PartyOrigSystem Reference

追加パーティ名の所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この追加のパーティ名と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

次の表に、追加のパーティ名のレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび追加のパーティ名レコードの作成 既存のパーティの追加のパーティ名レコードの作成

AdditionalName OrigSystem

追加名のソース・システムを表すコード。

ソース・システム・コードを事前定義する場合は、「設定および保守」作業領域で次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

  • 「取引先コミュニティ・メンバーに使用可能」チェック・ボックスを選択します。

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

AdditionalName

追加名のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

各追加パーティ名レコードの参照値を識別または生成します。参照値は、ソース・システムのすべての追加パーティ名で一意である必要があります。

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

ObjectKey

追加名の内部ID。

追加パーティ名オブジェクトをエクスポートすることによって、追加パーティ名ID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

NameType

名前をカテゴリ化する名前タイプ。

各パーティ・タイプ(個人、組織または世帯)の名前タイプをレビューまたは定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 追加名タイプの管理

必須。

必須。

名前

組織またはグループの追加名値。

前提となるタスクはありません

必須。

必須。

次の図は、既存のパーティの追加名をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystem値およびOrigSystemReference値を使用してパーティを識別します。

追加名オブジェクトのサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/cloud/latest/salescs_gs/docs.htm)にある『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: ヘルプ・アプリケーションで次のキーワードを入力すると、関連トピックを検索できます。

  • 追加パーティ名のインポート

  • アカウントのインポート

  • 担当者のインポート

  • 世帯のインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ヒント: 名前タイプは、特定のパーティ・タイプのために定義します。たとえば、組織プロファイルをインポートする場合は、名前タイプの定義で組織パーティ・タイプへの割当てが許可されていることを確認します。

住所のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、住所のインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

住所を使用すると、アカウント、担当者、世帯、従業員リソースおよび法的エンティティの詳細な場所情報を取得できます。たとえば、個人は住居の住所と勤務先の住所を持つことができ、組織は請求住所と出荷住所を別にすることができます。ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、新しい住所をインポートしたり、既存の住所レコードを更新できます。

次の表に、住所をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

アカウント

組織

Address、SellToAddress

アカウント

個人(アカウントの担当者)

Address、ContactPrimaryAddress

世帯

世帯

住所

法的エンティティ

組織

PrimaryAddress

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactPrimaryAddress

従業員リソース

個人

PrimaryAddress

担当者

個人

Address、ContactAddress

リード

リード・コンシューマ

PersonAddress

リード

リード担当者

ContactPrimaryAddress

パートナ

組織

PrimaryAddress

パートナ担当者

個人

PrimaryAddress

キャンペーン・レスポンス

組織

OrganizationAddress

キャンペーン・レスポンス

コンシューマ応答者

PersonAddress

キャンペーン・レスポンス

キャンペーン・レスポンス担当者

ContactPrimaryAddress

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに住所を追加したり、既存の住所割当てを更新するには、住所が所属するアカウント、担当者または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、アカウント、担当者または世帯のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、住所ターゲット・オブジェクトにマップします。

パーティと住所割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと住所のデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する住所をインポートできます。

既存のパーティに住所を追加したり、既存の住所レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公的な一意のID (ビジネス・キーや外部IDなど)です。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、Oracle Engagement Cloudの外部にあるシステムの一意のレコード識別子です。Oracle Engagement Cloudでは、次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 組織の組織名

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、Oracle Engagement Cloudにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソースIDとOracle Engagement CloudデータベースIDとの間の参照を作成します。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

住所情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと住所の両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに住所を追加するとき、または住所レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、住所レコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティの作成と住所の追加 既存のパーティへの住所の追加 既存の住所の更新

PartyId

住所が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、住所のPARTY_SITE_NUMBERです。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、住所のPARTY_SITE_NUMBERです。

PartyOrigSystem

住所が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この住所と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、住所のPARTY_SITE_NUMBERです。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、住所のPARTY_SITE_NUMBERです。

PartyOrigSystem Reference

住所の所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この住所と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、住所のPARTY_SITE_NUMBERです。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、住所のPARTY_SITE_NUMBERです。

Country

郵送先住所の国コード・コンポーネント。

有効な国コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 地域の管理

必須。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

LocationId1

宛先表に含まれる既存の事業所レコードに対する一意のID。

事業所オブジェクトをエクスポートして、既存の事業所のLOCATION_IDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたLocationOrigSystem1およびLocationOrigSystemReference1 (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、住所のPARTY_SITE_NUMBERです。

LocationOrigSystem1

事業所のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

以前のバッチで事業所をインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、事業所に対するこのパーティ関係と同じバッチで事業所をインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたLocationOrigSystem1およびLocationOrigSystemReference1 (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、住所のPARTY_SITE_NUMBERです。

LocationOrigSystem Reference1

事業所のオリジナル・システム参照: レガシー・システムまたは外部システムの事業所の一意のIDを識別するソース・システム参照。

以前のバッチで事業所をインポートしたときに使用されたソース・システム参照を識別したり、このパーティと事業所との関係と同じバッチで事業所をインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたLocationOrigSystem1およびLocationOrigSystemReference1 (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、住所のPARTY_SITE_NUMBERです。

TransliterationLang

事業所のローカル言語とみなされる言語。

有効な言語コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: ISO言語の管理

翻訳済言語で住所要素を指定する場合には、値は必須です。

翻訳済言語で住所要素を指定する場合には、値は必須です。

翻訳済言語で住所要素を指定する場合には、値は必須です。

Identifying AddressFlag

住所がパーティのプライマリ住所であることを示します。

前提となるタスクはありません。

住所関連付けを追加または更新するとき、ソース・ファイルのインポート・デフォルト値が原因で、または値がないために、パーティのプライマリ住所として識別される住所がない場合には、値は必須です。

住所関連付けを追加または更新するとき、ソース・ファイルのインポート・デフォルト値が原因で、または値がないために、パーティのプライマリ住所として識別される住所がない場合には、値は必須です。

住所関連付けを追加または更新するとき、ソース・ファイルのインポート・デフォルト値が原因で、または値がないために、パーティのプライマリ住所として識別される住所がない場合には、値は必須です。

RelationshipId

宛先表に含まれる既存のパーティ関係レコードに対する一意の識別子。関係は、組織と組織の担当者などの2つのパーティ間にあります。関係は、住所関連付けのコンテキストが関係のものである場合に指定します。

関係オブジェクトおよび組織担当者オブジェクトをエクスポートして、既存の関係の関係IDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

既存のパーティ関係に住所関連付けを追加したり、関係の既存の住所関連付けレコードを更新するとき、関係のソース・システム参照(RelOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(RelOrigSystem)を指定しない場合には、値は必須です。

既存のパーティ関係に住所関連付けを追加したり、関係の既存の住所関連付けレコードを更新するとき、関係のソース・システム参照(RelOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(RelOrigSystem)を指定しない場合には、値は必須です。

既存のパーティ関係に住所関連付けを追加したり、関係の既存の住所関連付けレコードを更新するとき、関係のソース・システム参照(RelOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(RelOrigSystem)を指定しない場合には、値は必須です。

RelOrigSystem

パーティ関係のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

前提となるタスクはありません。

既存のパーティ関係に住所関連付けを追加し、かつ関係IDを指定しない場合、または同じインポート・バッチで関係をインポートし、かつソース・システム参照とソース・システム・コードを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です。

既存のパーティ関係に住所関連付けを追加し、かつ関係IDを指定しない場合、または同じインポート・バッチで関係をインポートし、かつソース・システム参照とソース・システム・コードを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です。

既存のパーティ関係に住所関連付けを追加し、かつ関係IDを指定しない場合、または同じインポート・バッチで関係をインポートし、かつソース・システム参照とソース・システム・コードを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です。

RelOrigSystem Reference

レガシー・システムまたは外部システムのパーティ関係を識別するID。

前提となるタスクはありません。

既存のパーティ関係に住所関連付けを追加し、かつ関係IDを指定しない場合、または同じインポート・バッチで関係をインポートし、かつソース・システム参照とソース・システム・コードを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です。

既存のパーティ関係に住所関連付けを追加し、かつ関係IDを指定しない場合、または同じインポート・バッチで関係をインポートし、かつソース・システム参照とソース・システム・コードを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です。

既存のパーティ関係に住所関連付けを追加し、かつ関係IDを指定しない場合、または同じインポート・バッチで関係をインポートし、かつソース・システム参照とソース・システム・コードを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です。

ResourceEmail Address

従業員リソースの電子メール。

リソース・ディレクトリを使用して既存のリソースの電子メールIDを識別します。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • リソースの管理

  2. また、パーティ・オブジェクトをエクスポートして電子メール・アドレスを取得することもできます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

この住所関連付けと同じバッチで従業員リソースをインポートするとき、電子メール・アドレスを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です。

この住所関連付けと同じバッチで従業員リソースをインポートするとき、電子メール・アドレスを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です。

この住所関連付けと同じバッチで従業員リソースを更新するとき、電子メール・アドレスを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です。

SiteOrigSystem

住所関連付け(パーティ・サイト)のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

前提となるタスクはありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

以前にインポートした住所関連付け(SiteOrigSystem値の指定先)を更新し、かつ住所関連付けID (ObjectKey)を指定しない場合、または関連オブジェクト(担当者プリファレンスやサイト使用など)をインポートし、かつソース・システム参照およびソース・システム・コードを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です

SiteOrigSystem Reference

レガシー・システムまたは外部システムの住所関連付け(パーティ・サイト)の一意のIDを識別するソース・システム参照。

前提となるタスクはありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

以前にインポートした住所関連付け(SiteOrigSystem値の指定先)を更新し、かつ住所関連付けID (ObjectKey)を指定しない場合、または関連オブジェクト(担当者プリファレンスやサイト使用など)をインポートし、かつソース・システム参照およびソース・システム・コードを使用してソース・ファイル・データを関連付ける場合には、値は必須です

ObjectKey

宛先表の既存の住所関連付けレコード(パーティ・サイト)の一意のID。

パーティ・サイト・オブジェクトをエクスポートすることによって、既存の住所関連のパーティ・サイトIDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

既存の住所関連付けを更新し、かつ、ソース・システム参照およびソース・システム・コード(SiteOrigSystemReferenceおよびSiteOrigSystem)を指定しない場合には、値は必須です。

レコードを参照するために使用できる参照情報のセットが4つあります。ただし、そのうちの1つのみを使用して、レコードを参照する必要があります。そのようにしないと、インポート・プロセスはエラーになります。インポート・プロセスは、次の順序で参照情報を認識します。

  1. PartyId、ObjectKeyなどのID。

  2. 組織名や担当者名などの公開ユーザーID。

  3. 元システムおよび元システム参照

  4. ビジネス・キーなど、その他の参照情報。

次の図は、既存のパーティの住所をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystem値およびOrigSystemReference値を使用してパーティを識別します。

住所オブジェクトのサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/cloud/latest/salescs_gs/docs.htm)にある『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • 住所のインポート

  • 事業所情報のインポート

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

  • 法的エンティティのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

住所目的のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、住所目的のインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

住所目的を使用すると、各住所によって実行される機能を取得できます。たとえば、請求先住所目的は請求を受け取って処理するように指定されたアカウント・サイトに割り当てます。同じく、出荷先住所目的は顧客アカウントが購入した消費財を受け取るように指定されたアカウント・サイトに割り当てます。

次の表に、住所目的をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

担当者

個人

ContactAddressPurpose

アカウント

組織

AddressPurpose

アカウント

個人(アカウントの担当者)

ContactAddressPurpose

世帯

世帯

AddressPurpose

世帯

個人(世帯の担当者)

ContactAddressPurpose

キャンペーン・レスポンス

コンシューマ応答者

AddressPurpose

キャンペーン・レスポンス

キャンペーン・レスポンス担当者

ContactAddressPurpose

法的エンティティ

組織

AddressPurpose

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactAddressPurpose

リード

リード・コンシューマ

AddressPurpose

リード

リード担当者

ContactAddressPurpose

パートナ

組織

AddressPurpose

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに住所目的を追加したり、既存の住所目的割当てを更新するには、住所目的が所属する住所と、アカウント、担当者または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、アカウント、担当者または世帯のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、住所目的ターゲット・オブジェクトにマップします。

住所と住所目的割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、住所と住所目的のデータをソース・ファイルにまとめます。インポートは、住所をインポートし、その住所レコードを識別して、関連する住所目的をインポートできます。

既存の住所に住所目的を追加したり、既存の住所目的レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)です。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、Oracle Engagement Cloudの外部にあるシステムの一意のレコード識別子です。Oracle Engagement Cloudでは、次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 組織の組織名

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、Oracle Engagement Cloudにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソースIDとOracle Engagement CloudデータベースIDとの間の参照を作成します。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

住所目的情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。住所と住所目的の両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存の住所に住所目的を追加するとき、または住所目的レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、住所目的レコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティの作成と住所目的の追加 既存のパーティへの住所目的の追加 既存の住所目的の更新

PartyId

住所が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

必須。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

PartyOrigSystem

住所が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この住所と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

PartyOrigSystem Reference

住所目的の所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この追加のパーティ名と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

SiteUseType

住所関連付けの目的を表す参照コード。

サイトの使用タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ所在地参照の管理

必須。

必須。

必須。

PartySiteId

宛先表の既存の住所関連付けレコード(パーティ・サイト)の一意のID。パーティ・サイトは、組織、個人、または2つのパーティ間の関係(組織の担当者など)への物理的な場所の関連付けを表します。

「パーティ・サイト」オブジェクトをエクスポートすることで、既存の住所関連付けのパーティ・サイトIDを識別します。「設定および保守」作業領域で次の項目に移動します。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたSiteuseOrigSystemおよびSiteuseNameOrigSystemRef (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

SiteOrigSystem

住所関連付け(パーティ・サイト)のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。パーティ・サイトは、組織、個人、または2つのパーティ間の関係(組織の担当者など)への物理的な場所の関連付けを表します。

以前のバッチで住所をインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この住所目的と同じバッチで住所をインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたSiteuseOrigSystemおよびSiteuseNameOrigSystemRef (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

SiteOrigSystem Reference

レガシー・システムまたは外部システムの住所関連付け(パーティ・サイト)の一意のIDを識別するソース・システム参照。パーティ・サイトは、組織、個人、または2つのパーティ間の関係(組織の担当者など)への物理的な場所の関連付けを表します。

以前のバッチで住所をインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この住所目的と同じバッチで住所をインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたSiteuseOrigSystemおよびSiteuseNameOrigSystemRef (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

SiteuseOrigSystem

パーティの住所目的のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

以前のバッチで住所目的をインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この住所目的と同じバッチで住所目的をインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたSiteuseOrigSystemおよびSiteuseNameOrigSystemRef (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

SiteuseOrigSystem Reference

レガシー・システムまたは外部システムのパーティの住所目的の一意のIDを識別するソース・システム参照。

以前のバッチで住所目的をインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この住所目的と同じバッチで住所目的をインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたSiteuseOrigSystemおよびSiteuseNameOrigSystemRef (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

ObjectKey、PartySiteUseId

宛先表の既存の住所目的レコードの一意のID。

前提となるタスクはありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたSiteuseOrigSystemおよびSiteuseNameOrigSystemRef (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • PARTY_SITE_ID、SITE_USE_TYPE、START_DATEおよびEND_DATEの範囲の組合せであるビジネス・キー。

レコードを参照するために使用できる参照情報のセットが4つあります。ただし、そのうちの1つのみを使用して、レコードを参照する必要があります。そのようにしないと、インポート・プロセスはエラーになります。インポート・プロセスは、次の順序で参照情報を認識します。

  1. PartyId、ObjectKeyなどのID。

  2. 組織名や担当者名などの公開ユーザーID。

  3. 元システムおよび元システム参照

  4. ビジネス・キーなど、その他の参照情報。

次の図は、既存のパーティの住所目的をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystem値およびOrigSystemReference値を使用してパーティを識別します。

住所目的オブジェクトのサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • 住所のインポート

  • 住所目的のインポート

  • アカウントのインポート

  • 担当者のインポート

  • 世帯のインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

分類のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、分類のインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

分類により、組織、個人、世帯などのエンティティをカテゴリ化できます。様々な分類カテゴリ、適格性ルールおよび分類値を定義します。たとえば、再生可能エネルギ・タイプに関心があるパーティを分類する場合は、太陽エネルギなどの分類値を含めて分類カテゴリを定義します。別の分類カテゴリで、自動車や銀行などの産業を表現します。あるパーティを、太陽エネルギに関心があり、かつ、自動車産業でビジネスを行うパーティとして分類できます。

次の表に、分類をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

アカウント

組織

分類

法的エンティティ

組織

分類

担当者

個人

分類

コンシューマ

組織

分類

世帯

世帯

分類

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに分類を追加したり、既存の分類割当てを更新するには、分類が割り当てられている組織、個人または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、組織、個人またはグループのプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、分類ターゲット・オブジェクトにマップします。

パーティと分類割当てを同じインポート・アクティビティに作成する場合は、パーティと分類のデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する分類をインポートできます。

既存のパーティに分類を追加したり、既存の分類レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)になります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

分類情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと分類の両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに分類を追加するとき、または分類レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。レコードの識別と関連付けに、ソース・システム情報を使用するときと、レコードIDを使用するときでは、データ要件が異なります。

次の表に、分類レコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび分類レコードの作成 既存のパーティの分類レコードの作成

PartyId

分類が所属するパーティ(アカウント、コンシューマ、担当者、世帯、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポート、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • class_categoryやclass_codeなどのビジネス・キー。

PartyOrigSystem

分類が所属するパーティ(アカウント、コンシューマ、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この分類と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • class_categoryやclass_codeなどのビジネス・キー。

PartyOrigSystem Reference

分類の所属先であるパーティ(アカウント、コンシューマ、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この分類と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • class_categoryやclass_codeなどのビジネス・キー。

次の表に、分類レコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび分類レコードの作成 既存のパーティの分類レコードの作成

ClassificationOrigSystem

分類のソース・システムを表すコード。

ソース・システム・コードを事前定義する場合は、「設定および保守」作業領域で次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

  • 「取引先コミュニティ・メンバーに使用可能」チェック・ボックスを選択します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

ClassificationOri gSystemReference

外部ソース・システムの分類レコードの参照値。

各パーティ分類関連付けレコードの参照値を識別または生成します。参照値は、ソース・システムのすべてのパーティ分類関連付けで一意である必要があります。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

ObjectKey

パーティ分類関連付けの内部ID。

分類割当オブジェクトをエクスポートして、パーティ分類関連付けIDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

ClassificationCode

分類カテゴリ内の分類コード。

コードはその分類カテゴリで有効である必要があります。分類カテゴリごとに有効な分類コードをレビューします。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 分類カテゴリの管理

必須。

必須。

ClassificationCategory

分類カテゴリ。

分類カテゴリ名を識別し、エンティティ割当ルールをレビューします。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 分類カテゴリの管理

必須。

必須。

レコードを参照するために使用できる参照情報のセットが4つあります。ただし、レコードを識別するには、参照情報セットのみで十分です。競合がある複数の参照セットに言及すると、エラーになります。インポート・プロセスは、次の順序で参照情報を認識します。

  1. PartyId、ObjectKeyなどのID。

  2. PartyNumber (RegistryIDとも呼ばれる)やPartySiteNumberなどの公開ユーザーID。

  3. 元システムおよび元システム参照

  4. ビジネス・キーなど、その他の参照情報

次の図は、既存の組織の新しい分類をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、元システムおよび元システム参照情報を使用して、新規の分類および既存の組織を識別します。

分類を作成するためのサンプルのインポート・マッピング

次の図は、元システムおよび元システム参照情報を指定して、既存の組織の既存の分類を更新するためのサンプルの属性マッピングを示しています。

分類を更新するためのサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/cloud/latest/salescs_gs/docs.htm)にある『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

  • 法的エンティティのインポート

  • 分類コードのインポート

分類カテゴリのエンティティ割当てルールをレビューして、インポート・オブジェクトが割当て基準を満たしているかどうかを検証します。

データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照値の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

連絡先のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、連絡先のインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • 連絡先の概要

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

注意: 住所を個人および組織に関連付けるための情報はこのトピックに含まれていますが、連絡先に住所は正式には含まれていません。

次の表に、個人に直接関連付けられた連絡先をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ 連絡先をインポートするためのターゲット・オブジェクト

担当者

個人

Email、Fax、InstantMessenger、Mobile、Phone、Address

アカウント

組織

PrimaryPhone、Fax、Url、Address

世帯

組織

E-mail、Fax、InstantMessenger、Mobile、Phone、Address、Url

法的エンティティ

組織

Fax、PrimaryPhone、PrimaryAddress、Url

リード

組織(リード組織)

OrganizationProfileFax、OrganizationProfilePrimaryPhone、OrganizationAddress、Url

リード

個人(リード個人)

Email、PersonProfileFax、InstantMessenger、Mobile、PersonAddress、PersonProfilePrimaryPhone

リード

個人(リード組織の担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactPrimaryAddress、ContactPrimaryPhone

パートナ

組織

Fax、PrimaryPhone、PrimaryAddress、Url

パートナ担当者

個人(パートナの担当者)

Email、Fax、InstantMessenger、Mobile、PrimaryPhone、PrimaryAddress

キャンペーン・レスポンス

組織(応答者組織)

OrganizationProfileFax、OrganizationProfilePrimaryPhone、OrganizationAddress、Url

キャンペーン・レスポンス

個人(個人応答者)

Email、PersonProfileFax、InstantMessenger、Mobile、PersonProfilePrimaryPhone、PersonAddress

キャンペーン・レスポンス

個人(応答者組織の担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactPrimaryAddress、ContactPrimaryPhone

次の表に、担当者関係の連絡先をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ 担当者をインポートするためのターゲット・オブジェクト

担当者

個人(アカウントなど、別のルート・オブジェクトの担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactAddress、ContactPhone

アカウント

個人(アカウントの担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactPrimaryAddress、ContactPrimaryPhone

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactPrimaryAddress、ContactPrimaryPhone

連絡先の概要

担当者は、顧客または見込み顧客である個人、既存の顧客またはコンシューマの担当者である個人、あるいはまたはコンシューマとまだビジネス関係を確立していない担当者である個人です。したがって、担当者は、顧客組織の従業員、ビジネスを支援する面識のある個人、見込み顧客、現在の個人の顧客などになる可能性があります。担当者オブジェクトには、担当者を識別する情報が含まれ、それが担当者の連絡先となります。連絡先は、地理的住所、電話番号、電子メールID、URL、メッセンジャIDなどになります。担当者オブジェクトには、担当者の担当者プリファレンス情報も含まれています。

注意: 1つの連絡先を複数のパーティで共有することはできません。

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに担当者を追加したり、既存の連絡先割当てを更新するには、連絡先が所属するアカウント、担当者または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、アカウント、担当者または世帯のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、担当者とアカウントの間の相互接続を取得する関係レコードにマップします。

パーティと連絡先割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと連絡先のデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する連絡先をインポートできます。

既存のパーティに連絡先を追加したり、既存の連絡先レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)です。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、アプリケーションの外部にあるシステムの一意のレコード識別子です。次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 組織の組織名

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、データをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソースIDとデータベースIDの間の参照を作成するために、ソース・システム参照が使用されます。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

連絡先情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと連絡先の両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに連絡先を追加するとき、または連絡先レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、連絡先データのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティの作成と連絡先の追加 既存のパーティへの連絡先レコードの追加 連絡先レコードの更新

PartyId

連絡先が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

PartyOrigSystem

連絡先が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この連絡先と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

PartyOrigSystemReference

連絡先の所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この連絡先と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

ObjectKey

宛先表内の既存の連絡先レコードの一意のID。

連絡先オブジェクトをエクスポートすることによって、既存の連絡先の連絡先IDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

ContactPointType

電話番号や電子メールなどの連絡先のタイプ。

COMMUNICATION_TYPE参照の有効な参照コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 連絡先参照の管理

必須。

必須。

必須。

CpOrigSystem

連絡先のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

以前のバッチで連絡先をインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この連絡先担当者プリファレンスと同じバッチで連絡先をインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

CpOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムの連絡先の一意のIDを識別するソース・システム参照。

以前のバッチで連絡先をインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この連絡先担当者プリファレンスと同じバッチで連絡先をインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

OwnerEmailAddress

連絡先が関連付けられている販売アカウントを所有し、管理するリソースの電子メール・アドレス。

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、所有者のパーティIDおよびパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

オプション

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、所有者を指定します。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

条件付きで必要。

デフォルトで、連絡先をインポートするユーザーが所有者として指定されます。

別の所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

OwnerPartyId

連絡先が関連付けられている販売アカウントを所有し、管理する有効な従業員リソースの一意のID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、所有者のパーティIDおよびパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

オプション

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、所有者を指定します。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

条件付きで必要。

デフォルトで、連絡先をインポートするユーザーが所有者として指定されます。

別の所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

OwnerPartyNumber

連絡先が関連付けられている販売アカウントを所有し、管理する有効な従業員リソースのパーティ番号。

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、所有者のパーティIDおよびパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

オプション

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、所有者を指定します。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

条件付きで必要。

デフォルトで、連絡先をインポートするユーザーが所有者として指定されます。

別の所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

レコードを参照するために使用できる参照情報のセットが4つあります。ただし、そのうちの1つのみを使用して、レコードを参照する必要があります。そのようにしないと、インポート・プロセスはエラーになります。インポート・プロセスは、次の順序で参照情報を認識します。

  1. PartyId、ObjectKeyなど。

  2. 組織名や担当者名などの公開ユーザーID。

  3. 元システムおよび元システム参照

  4. ビジネス・キーなど、その他の参照情報。

次の図は、既存のパーティの連絡先をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystemとOrigSystemReferenceの値でパーティを識別します。

連絡先のサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

  • 法的エンティティのインポート

  • 従業員リソースのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

連絡先プリファレンスのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、連絡先プリファレンスのインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • 連絡先プリファレンスの概要

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

注意: 住所を個人および組織に関連付けるための情報はこのトピックに含まれていますが、連絡先に住所は正式には含まれていません。

次の表に、個人に直接関連付けられた連絡先をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ 連絡先プリファレンスをインポートするためのターゲット・オブジェクト

担当者

個人

EmailContactPreference、FaxContactPreferenceなど。

InstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

アカウント

組織

PrimaryPhoneContactPreference、FaxContactPreference、AddressContactPreference

Urlには、連絡先プリファレンスがありません。

世帯

組織

EmailContactPreference、FaxContactPreferenceなど。

InstantMessengerとUrlには、連絡先プリファレンスがありません。

法的エンティティ

組織

FaxContactPreference、PrimaryPhoneContactPreference、PrimaryAddressContactPreference

Urlには、連絡先プリファレンスがありません。

リード

組織(リード組織)

連絡先プリファレンスなし

リード

個人(リード個人)

連絡先プリファレンスなし

リード

個人(リード組織の担当者)

連絡先プリファレンスなし

パートナ

組織

FaxContactPreference、PrimaryPhoneContactPreference、PrimaryAddressContactPreference

Urlには、連絡先プリファレンスがありません。

パートナ担当者

個人(パートナの担当者)

EmailContactPreference、FaxContactPreferenceなど。

InstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

キャンペーン・レスポンス

組織(応答者組織)

連絡先プリファレンスなし

キャンペーン・レスポンス

個人(個人応答者)

連絡先プリファレンスなし

キャンペーン・レスポンス

個人(応答者組織の担当者)

連絡先プリファレンスなし

次の表に、担当者関係に直接関連付けられた連絡先プリファレンスをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ 連絡先プリファレンスをインポートするためのターゲット・オブジェクト

担当者

個人(アカウントなど、別のルート・オブジェクトの担当者)

ContactEmailContactPreference、ContactFaxContactPreferenceなど。

ConactInstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

アカウント

個人(アカウントの担当者)

ContactEmailContactPreference、ContactFaxContactPreferenceなど。

ContactInstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactEmailContactPreference、ContactFaxContactPreferenceなど。

ContactInstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

連絡先プリファレンスの概要

すべての担当者に電話番号、FAX、電子メールIDなどの連絡先があり、各連絡先に連絡先プリファレンスを関連付けることができます。連絡先プリファレンスは、連絡先を使用して個人に連絡できるかどうかを示します。たとえば、Vision Enterprisesの顧客であるPinnacle Flowers and Giftsについて考えてみます。Pinnacle Flowers and Giftsでは、同社の指定担当者への電話での連絡を禁止し、Vision Enterprisesが提供するロジスティックス・サービスの顧客担当者はFAXを使用した連絡を希望していません。Pinnacle Flowers and Giftsでは、ほとんどの担当者に電話番号とFAX番号を割り当てて、ベンダーがこれらの番号を使用できるようにしていますが、指定担当者には希望する連絡方法と希望しない連絡方法に関してそれぞれ固有のプリファレンスがあります。Vision Enterprisesは、顧客担当者に連絡する従業員が、担当者が希望しない連絡先を使用しないように、これらのプリファレンスを保存する必要があります。

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに連絡先プリファレンスを追加したり、既存の連絡先プリファレンス割当てを更新するには、連絡先プリファレンスが所属するアカウント、担当者または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、アカウント、担当者または世帯のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、連絡先と連絡先プリファレンス・ターゲット・オブジェクトの間の相互接続を取得する関係レコードにマップします。

パーティと連絡先プリファレンス割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと連絡先プリファレンスのデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する連絡先プリファレンスをインポートできます。既存のパーティに連絡先プリファレンスを追加したり、既存の連絡先プリファレンス・レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、Oracle Engagement Cloudにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソースIDとデータベースIDとの間の参照を作成します。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

連絡先情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと連絡先プリファレンスの両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに連絡先プリファレンスを追加するとき、または連絡先プリファレンス・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、連絡先プリファレンス・データのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティの作成と連絡先プリファレンスの追加 既存のパーティへの連絡先プリファレンス・レコードの追加 連絡先プリファレンス・レコードの更新

PartyId

連絡先プリファレンスが所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

PartyOrigSystem

連絡先プリファレンスが所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この連絡先プリファレンスと同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

PartyOrigSystemReference

連絡先プリファレンスの所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この連絡先プリファレンスと同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

ContactType

電話やメールなど、推奨または非推奨の連絡方法。

連絡先タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ共通参照の管理

必須。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

PreferenceCode

使用推奨、オプトイン、使用不可など、希望する連絡方法の語句を表す参照コード。

プリファレンス・コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ共通参照の管理

必須。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

PreferenceStartDate

担当者プリファレンスが有効になる日付。

担当者プリファレンス期間開始日は、担当者プリファレンス期間終了日と同じかそれより前の日付である必要があります。

必須。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

RequestedBy

内部要件やパーティによる要求など、担当者プリファレンス要求のソースを表す参照コード。

担当者プリファレンス要求のソースの参照コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ共通参照の管理

必須。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

ContactPrefOrigSysRef

レガシー・システムまたは外部システムの担当者プリファレンスの一意のIDを識別するソース・システム参照。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

ContactPrefOrigSystem

担当者プリファレンスのオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

ObjectKey

宛先表内の既存の担当者プリファレンス・レコードの一意のID。

担当者プリファレンス・オブジェクトをエクスポートすることによって、既存の担当者プリファレンスの担当者プリファレンスIDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

CpOrigSystem

連絡先のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

以前のバッチで連絡先をインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この連絡先担当者プリファレンスと同じバッチで連絡先をインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

CpOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムの連絡先の一意のIDを識別するソース・システム参照。

以前のバッチで連絡先をインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この連絡先担当者プリファレンスと同じバッチで連絡先をインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

次の図は、既存のパーティの連絡先プリファレンスをインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystemとOrigSystemReferenceの値でパーティを識別します。

連絡先プリファレンスのサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

  • 法的エンティティのインポート

  • 従業員リソースのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

担当者ジョブのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、担当者ジョブのインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

担当者ジョブを使用すると、担当者が行う作業に関連する情報を取得できます。ターゲット・オブジェクトには、担当者が働く部門の名前とコード、担当者の役職などのデータを記録する属性が含まれています。

次の表に、担当者ジョブをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

担当者

個人

ContactJob

アカウント

個人(アカウントの担当者)

ContactJob

リード

リード担当者

ContactJob

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactJob

パートナ

パートナ担当者

Job

応答

レスポンス担当者

ContactJob

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに担当者ジョブを追加したり、既存の担当者ジョブ割当てを更新するには、担当者ジョブが所属するアカウント、担当者または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、アカウント、担当者または世帯のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、担当者ジョブ・ターゲット・オブジェクトにマップします。

パーティと担当者ジョブ割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと担当者ジョブのデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する担当者ジョブをインポートできます。

既存のパーティに担当者ジョブを追加したり、既存の担当者ジョブ・レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、データをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソースIDとデータベースIDの間の参照を作成するために、ソース・システム参照が使用されます。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Cloudアプリケーションにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

担当者ジョブ情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと担当者ジョブの両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに担当者ジョブを追加するとき、または担当者ジョブ・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、担当者ジョブのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティの作成と担当者ジョブの追加 既存のパーティへの担当者ジョブの追加 既存の担当者ジョブの更新

PartyId

住所が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

必須。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

PartyOrigSystem

住所が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この住所と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

PartyOrigSystemReference

住所の所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この住所と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

RelationshipId

宛先表の組織レコードまたは個人レコードと既存の担当者との関係に対する一意のID。

関係オブジェクトをエクスポートすることによって、既存の担当者の関係の関係IDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存の担当者ジョブ・レコードを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (ObjectKey)か、またはソース・システム・コード(RelOrigSystem)とソース・システム参照値(RelOrigSystemReference)の両方を指定します。

RelOrigSystem

組織または個人と担当者との関係のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存の担当者ジョブ・レコードを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (ObjectKey)か、またはソース・システム・コード(RelOrigSystem)とソース・システム参照値(RelOrigSystemReference)の両方を指定します。

RelOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムの組織または個人と担当者との関係を識別するID。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存の担当者ジョブ・レコードを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (ObjectKey)か、またはソース・システム・コード(RelOrigSystem)とソース・システム参照値(RelOrigSystemReference)の両方を指定します。

ContactNumber

担当者ジョブの一意の公開識別子値。

「顧客」作業領域を使用して、既存の担当者の担当者番号を取得します。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

担当者ジョブを更新するとき、オブジェクト・キーを指定しない場合には、必須です。

ObjectKey

宛先表の既存の担当者ジョブ・レコードの一意のID。

組織担当者オブジェクトをエクスポートして、既存の担当者の担当者IDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

担当者ジョブを更新するとき、担当者番号を指定しない場合には、必須です。

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • 担当者ジョブのインポート

  • アカウントのインポート

  • 担当者のインポート

  • グループのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ファイルベース・インポートを使用した国体系のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、国体系のインポートを開始する方法について説明します。次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

国の国構造を使用すると、どの地理タイプが国の一部となり、それらの地理タイプが国内で階層的にどのように関連付けられるかを定義できます。たとえば、州、市および郵便番号という地理タイプを作成できます。次に、州の地理タイプを国の最上位レベルに、市を第2レベルに、郵便番号を最下位レベルにそれぞれランク付けできます。

次の表に、国体系をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

国体系

ImpGeoStructureLevel

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用して国に国構造を追加したり、既存の国構造値を更新するには、国構造の割当て先となる国に関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。また、インポート対象の地理タイプを配置する必要があるレベル番号を指定する必要があります。デフォルトではすべての国がレベル1に配置されます。国構造を作成するには、国構造の下へ行くにつれてレベル番号を増やします。したがって、州や都道府県などの地理タイプはレベル2に、区や郡はレベル3にというように配置できます。

既存のパーティに追加識別子を追加したり、既存の追加識別子レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)になります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

次の表に、国体系のレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 既存の国の国構造レコードの作成

CountryCode

国構造の所属先となる国を表すコード。

Oracle Cloudアプリケーションでは、2文字のISO国コードを使用して、国を参照します。

国コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 地理の管理

必須。

GeographyType

管理レベルでOracle Cloudアプリケーションによる内部参照に使用されるコード。たとえば、この管理用コードはCOUNTRY、STATE、COUNTY、CITYなどにすることができます。データの階層構造を定義するには、LevelNumberフィールドまたはGeographyTypeフィールドを含める必要があります。

前提となるタスクはありません

必須。

LevelNumber

階層での地理タイプのレベル番号。たとえば、国の場合、最上位レベルにあるため、階層でのレベルは1になります。

前提となるタスクはありません

必須。

次の図は、国構造をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。

国構造のサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、ヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: ヘルプ・アプリケーションの検索で、次のキーワードを入力すると、関連トピックを検索できます。

  • 国体系のインポート

ヒント: サンプルの国構造および国構造をインポートする手順の詳細は、My Oracle Supportで記事1341174.1を参照してください。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した就業者、ユーザーおよびリソースのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、就業者、ユーザーおよびリソースのインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • 就業者、ユーザーおよびリソースの概要

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

次の表に、就業者、ユーザーおよびリソースをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

従業員リソース

WorkerProfile、ResourceProfile、ResourceOrganizationMembership、ResourceTeamMembershipおよびPrimaryAddress

就業者、ユーザーおよびリソースの概要

新規採用従業員、派遣就業者またはパートナ担当者の情報は、Human Capital Management (HCM)に就業者として格納されます。Oracle Cloudアプリケーション関連タスクの実行など、ビジネス目的を達成するための業務を割り当てることができる従業員、派遣就業者およびパートナ担当者は、リソースと呼ばれます。

WorkerProfileターゲット・インポート・オブジェクトを使用して、就業者情報をインポートできます。このターゲット・インポート・オブジェクトを使用すると、名、姓、電子メール・アドレス、事業部門、法的エンティティなどの基本個人情報をインポートできます。

HCMからの就業者情報は、Oracle Cloudアプリケーションにリソースとしてインポートされます。たとえば、HCM内の就業者は、営業担当としてOracle Cloudアプリケーションにインポートできます。ResourceProfileターゲット・インポート・オブジェクトを使用して、リソース情報をインポートできます。このターゲット・オブジェクトを使用すると、リソース・ロール・コードやリソース・ロール・タイプ属性などの基本リソース情報をインポートできます。

リソース・ロールは、デプロイする会社の観点からの、企業におけるリソースの機能を表します。リソース・ロールは、企業においてそのリソースが誰であるかを説明するだけでなく、組織またはチームのコンテキスト内でそのリソースが果たす特定の役割について説明するためにも使用します。リソースは、特定の1期間中に、リソース組織内でロールを1つのみ持つことができます。

リソース・ロール・タイプにより、ロールは論理グループに編成されます。たとえば、パートナ・リソース・ロール・タイプでは、パートナ営業担当やパートナ営業マネージャなどの、一連のパートナ固有のロールを定義します。営業リソース・ロール・タイプおよびマーケティング・リソース・ロール・タイプを使用すると、内部従業員または派遣就業者リソースに適した営業およびマーケティング・ロールをカテゴリ化できます。

リソース組織内のリソースに割り当てることができるロールを定義できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: リソース・ロールの管理

リソースに特定のロールを割り当てると、リソースは社内の特定のビジネス機能、事業所、アプリケーションおよびデータに自動的にアクセスできるようになります。

リソース・チームは、特定のタスクを行うために編成されたリソース・グループです。リソース・チームは、リソース組織かリソース、またはその両方で構成できます。リソース組織は、デプロイする会社の内部組織および構造を表します。リソース組織は階層的に構造化され、レポート関係は作成された組織階層から導出されます。リソース組織およびリソース・チーム・メンバーシップの情報は、それぞれResourceOrganizationMembershipオブジェクトおよびResourceTeamMembershipオブジェクトを使用してインポートできます。リソース・チームの詳細は、『Oracle Engagement Cloud Customer Data Managementの実装』ガイドの「リソース・チーム情報の定義」を参照してください。

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用して既存の従業員レコードにリソース・ロール・コードやリソース・ロール・タイプなどのリソース詳細を追加したり、既存の従業員レコードを更新するには、従業員に関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。

ファイル・ベース・インポートを使用して既存の従業員にリソース詳細を追加したり、リソース詳細を更新するときには、就業者とリソースの情報をソース・ファイルにまとめます。これにより、インポート・プロセスはまず就業者データをインポートし、次に目的の従業員レコードを識別して関連付けられたリソース詳細をインポートできるようになります。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

就業者およびリソース・プロファイル情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。就業者データとリソース・データを同じインポート・バッチでインポートするときと、既存の従業員レコードにリソース詳細を追加するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

  • ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。前提条件設定タスクの一部として、事業部門、法的エンティティ、リソース・ロールおよびリソース・ロール・マッピングがすでに作成されていることを確認します。

次の表に、リソース詳細を作成したり、リソース詳細で既存の従業員レコードを更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでの従業員リソース・レコードの作成および従業員リソース・レコードの更新

WorkerProfile_BusinessUnit

リソースが関連付けられている事業部門名。

ビジネス・ユニット名を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: ビジネス・ユニットの管理

必須。

WorkerProfile_LegalEntity

雇用主の法的エンティティ名。

法的エンティティ名を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 法的エンティティの管理

必須。

WorkerProfile_FirstName

就業者の名。

前提となるタスクはありません

必須。

WorkerProfile_LastName

就業者の姓。

前提となるタスクはありません

必須。

WorkerProfile_EmailAddress

就業者のプライマリ勤務先電子メールID。

前提となるタスクはありません

必須。

WorkerProfile_ManagerEmail

就業者のマネージャのプライマリ勤務先電子メールID。

前提となるタスクはありません

条件付きで必要。

リソース階層の従業員を識別できるようにする場合は、マネージャの電子メール・アドレスを指定する必要があります。

WorkerProfile_PersonType

個人タイプの説明です。たとえば、従業員の場合はEMP、派遣就業者の場合はCWKになります。

前提となるタスクはありません

条件付きで必要。

データのソースが派遣就業者である場合は、個人タイプを指定する必要があります。個人タイプのデフォルト値はEMPです。

ResourceProfile_RoleCode

リソース・ロール・コードの値。「リソース・ロールの管理」タスクで事前定義されています。

従業員リソース・ロール・タイプおよびコードをレビューして、従業員リソース・ロール・コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: リソース・ロールの管理

条件付きで必要。

従業員をリソースとして識別する場合は、リソース・ロール・コードを指定する必要があります。

ResourceProfile_RoleTypeCode

リソース・ロール・タイプの値。「リソース・ロールの管理」タスクで事前定義されています。

従業員リソース・ロール・タイプおよびコードをレビューして、従業員リソース・ロール・タイプ・コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: リソース・ロールの管理

条件付きで必要。

従業員をリソースとして識別する場合は、リソース・ロール・タイプ・コードを指定する必要があります。

ResourceOrganizationMembership_TreeCode

リソースがメンバーである組織階層のコード。従業員リソースの場合、値はGLOBAL_SALES_MARKETINGとなります。パートナ担当者(メンバー)の場合、値はパートナ組織階層のコードです。

前提となるタスクはありません

条件付きで必要。

組織階層にリソースを関連付ける場合は、リソースが所属する組織階層のツリー・コードを指定する必要があります。

ResourceOrganizationMembership_ParentTreeCode

組織階層内でのリソースの組織の親のコード。従業員リソースの場合、値はGLOBAL_SALES_MARKETINGとなります。パートナ担当者(メンバー)の場合、値はパートナ組織階層での親を表すコードです。

前提となるタスクはありません

条件付きで必要。

組織階層にリソースを関連付ける場合は、リソースの組織の親ツリー・コードを指定する必要があります。

ResourceOrganizationMembership_OrganizationUsage

リソース組織使用目的。営業の場合はSALES_RESOURCE_ORG、パートナの場合はPARTNER_RESOURCE_ORGANIZATION、マーケティングの場合はMARKETING_RESOURCE_ORGANIZATIONです。

前提となるタスクはありません

条件付きで必要。

組織階層にリソースを関連付ける場合は、リソース組織使用目的を指定する必要があります。

ResourceOrganizationMembership_OrganizationName

リソースの組織名。

「リソース・ディレクトリ」に移動して、リソースの組織名を識別します。

ソース・ファイルで使用している組織名が「リソース・ディレクトリ」にまだ存在しない場合は、従業員リソースのインポート・プロセス中に作成されます。

条件付きで必要。

組織階層にリソースを関連付ける場合は、リソースの組織名を指定する必要があります。

ResourceOrganizationMembership_ParentOrganizationName

リソースのマネージャの組織名。

「リソース・ディレクトリ」に移動して、リソースのマネージャの組織名を識別します。

条件付きで必要。

組織階層にリソースを関連付ける場合は、リソースのマネージャの組織名を指定する必要があります。

注意: 「ユーザーの管理」タスクでインポート済の就業者を表示するには、「スケジュール済プロセス」作業領域から「個人検索キーワードの更新」ESSジョブを実行する必要があります。また、「共存用HCM構成の管理」タスクで「キーワード・クローラ使用可能」パラメータをYに設定して、このジョブを自動的に実行することもできます。クローラでは、すべての就業者のインポート・プロセス中に個人検索キーワードを更新します。

次の図は、従業員リソースをインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。

就業者プロファイルおよびリソースのサンプルの
インポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • ユーザーのインポート

  • リソース・チームのインポート

  • 従業員リソースのインポート

組織プロファイルのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、組織プロファイルのインポートを開始する方法について説明します。

これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

組織プロファイルを使用することで、アカウント、法的エンティティおよびパートナの組織情報を取得できます。組織プロファイルには、銘柄記号、従業員数、CEOの名前などの組織の情報が含まれています。ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、新規の組織プロファイルをインポートしたり、既存の組織プロファイル・レコードを更新できます。次の表に、組織プロファイルをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。これらのファイル・ベース・オブジェクトを使用して、組織プロファイルをインポートできます。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

アカウント

組織

OrganizationProfile

法的エンティティ

組織

OrganizationProfile

リード

組織

OrganizationProfile

マーケティング・キャンペーン・レスポンス

組織

OrganizationProfile

パートナ

組織

PartnerInterface

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用して組織プロファイルを追加したり、既存の組織プロファイルを更新するには、作成または更新する組織に関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。

既存の組織プロファイルを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)です。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、Oracle Engagement Cloudの外部にあるシステムの一意のレコード識別子です。Oracle Engagement Cloudでは、次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 組織の組織名

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、Oracle Engagement Cloudにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソースIDとOracle Engagement CloudデータベースIDとの間の参照を作成します。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

組織プロファイル情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。新規の組織プロファイルを作成するときと、既存の組織プロファイル・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、組織プロファイル・レコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 組織プロファイルの作成 既存の組織プロファイルの更新

PartyOrigSystem

外部ソース・システムを表すコード。

取引先コミュニティ・メンバーに対して有効としてソース・システム・コードを事前定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

PartyOrigSystemReference

組織のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

ソース・システムの参照値を識別します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

OrganizationName

組織の名前。

前提となるタスクはありません

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

ObjectKeyまたはPartyID

組織のレコードID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、PartyIdを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポート、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

タイプ

組織タイプ。新しい組織プロファイルの場合、タイプはデフォルトでは「アカウント」に設定されます。

前提となるタスクはありません

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

次の図は、新しい組織をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、元システムおよび元システム参照情報を使用して、組織を識別します。

組織を作成するためのサンプルの属性マッピング

次の図は、既存の組織を更新するためのサンプルの属性マッピングを示しています。この例では、オリジン・ソース・システムおよびソース・システム参照を使用して、組織を識別し、CEOの名前を更新しています。

既存の組織を更新するためのサンプルの
属性マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/cloud/latest/salescs_gs/docs.htm)にある『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。

  • 営業リードのインポート

  • 法的エンティティのインポート

  • 担当者のインポート

  • マーケティング・キャンペーン・レスポンスのインポート

  • パートナのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照値の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

個人プロファイルのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、個人プロファイルのインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

個人パーティ・プロファイルを使用すると、担当者および世帯メンバーをインポートできます。たとえば、個人プロファイルを使用して、担当者情報をインポートできます。個人プロファイルには、名や姓などの様々な属性が含まれています。ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、新規の個人プロファイルをインポートしたり、既存の個人プロファイル・レコードを更新できます。

次の表に、個人プロファイルをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

担当者

PersonProfile

アカウント(アカウント担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

世帯(顧客担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

法的エンティティ(法的エンティティ担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

従業員リソース

PersonProfile

リード(リード担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

パートナ担当者

PersonProfile

マーケティング・キャンペーン・レスポンス(担当者応答者)

PersonProfile

マーケティング・キャンペーン・レスポンス(マーケティング・キャンペーン・レスポンス担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

注意: Oracle Engagement Cloudは、ContactPersonProfileターゲット・オブジェクトをサポートします。ただし、このオブジェクトは非推奨になりました。担当者情報を更新するには、かわりにPersonProfileターゲット・オブジェクトを使用してください。

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用して個人プロファイルを追加したり、既存の個人プロファイルを更新するには、個人に関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。

既存の個人プロファイルを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)です。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、Oracle Engagement Cloudの外部にあるシステムの一意のレコード識別子です。Oracle Engagement Cloudでは、次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、データをインポートするために使用するデータの外部ソースです。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソースIDとデータベースIDとの間の参照を作成します。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

個人プロファイル情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。個人プロファイルを作成するときと、既存の個人プロファイル・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、個人プロファイルのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク パーティと個人プロファイルの作成 個人プロファイル・レコードの更新

ObjectKeyまたはPartyId

個人プロファイルが所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のレコードID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 個人名などのビジネス・キー。

PartyOrigSystem

個人プロファイルが所属するパーティ(アカウント、連絡先、世帯、法的エンティティ)の外部ソース・システムを表すコード。

パーティに対して有効としてソース・システム・コードを事前定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 個人名などのビジネス・キー。

PartyOrigSystemReference

個人プロファイルの所属先であるパーティ(アカウント、連絡先、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

ソース・システムの参照値を識別します。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 個人名などのビジネス・キー。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 個人名などのビジネス・キー。

PersonFirstName

個人パーティの名。

前提となるタスクはありません

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

PersonLastName

個人パーティの姓。

前提となるタスクはありません

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

次の図は、新しい担当者をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystemとOrigSystemの値でパーティを識別します。

新しい個人プロファイルを作成するためのサンプルの
インポート・マッピング

次の図は、担当者を更新するためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystemとOrigSystemの値でパーティを識別し、個人のミドル・ネームを更新します。

個人プロファイルを更新するためのサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。

  • 個人プロファイルのインポート

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

  • 法的エンティティのインポート

  • 従業員リソースのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照値の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

関係のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、関係のインポートを開始する方法について説明します。

これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

次の表に、関係をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

アカウント

組織

関係

アカウント

個人(アカウントの担当者)

ContactPersonProfile

世帯

世帯

関係

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactPersonProfile

担当者

個人

ContactRelationship

リード

リード担当者

ContactPersonProfile

パートナ担当者

パートナ担当者

パートナ

キャンペーン・レスポンス

キャンペーン・レスポンス担当者

ContactPersonProfile

関係を使用することで、担当者や世帯などのパーティ間の相互接続を取得できます。たとえば、CONTACT関係タイプを使用して担当者のパーティIDとアカウントの組織パーティIDを相互接続して、アカウントとアカウントの担当者との間の関係を取得できます。同じく、MEMBER関係タイプを使用して、1人以上の個人を世帯または家族に関連付けることができます。ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、新規の関係をインポートしたり、既存の関係レコードを更新できます。

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに関係を追加したり、既存の関係割当てを更新するには、関係のサブジェクトおよびオブジェクトを識別するデータがソース・ファイルに含まれている必要があります。たとえば、個人パーティと組織との間に「の従業員である」という関係を作成する場合は、サブジェクト(個人パーティ)とオブジェクト(組織)の両方のパーティを識別する参照情報を指定する必要があります。

パーティと関係割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと関係のデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する関係をインポートできます。

既存のパーティに関係を追加したり、既存の関係レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)になります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

関係情報をインポートするために必要な最小限のものは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと関係の両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに関係を追加するとき、または関係レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

次の表に、追加のパーティ名のレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび関係レコードの作成 既存のパーティの関係レコードの作成

PartyId

関係が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポート、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • Subject_Id、Object_Id、Relationship_Type、Relationship_Codeなどのビジネス・キー。

PartyOrigSystem

関係が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この関係と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • Subject_Id、Object_Id、Relationship_Type、Relationship_Codeなどのビジネス・キー。

PartyOrigSystemReference

関係の所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この関係と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • Subject_Id、Object_Id、Relationship_Type、Relationship_Codeなどのビジネス・キー。

次の表に、関係レコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび関係レコードの作成 既存のパーティの関係レコードの作成

RelationshipCode

オブジェクトとサブジェクト関係の間の接続の方向性を表します。たとえば、「雇用主」対「Employee」です。

関係タイプ・コード定義を表示できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 関係タイプの管理

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

RelationshipType

「連絡先」や「メンバーシップ」などの関係を表します。

有効な関係タイプを表示できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 関係タイプの管理

必須。

必須。

RelOrigSystem

オブジェクト・パーティとサブジェクト・パーティ間の関係のオリジナル・ソース・システムを識別する、ソース・システム・コード。

前提となるタスクはありません

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

RelOrigSystemReference

ソース・システムのオブジェクト・パーティとサブジェクト・パーティ間の関係のオリジナル参照IDを識別する、ソース・システム参照。

前提となるタスクはありません

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

SubOrigSystem

関係のサブジェクト・パーティのオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

前提となるタスクはありません

この属性は、必須でも条件付き必須でもありません

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

SubOrigSystemReference

関係のサブジェクトの参照ID。別のシステムからインポートする場合は、そのソース・システムにある関係のサブジェクトの一意の参照を使用します。

前提となるタスクはありません

この属性は、必須でも条件付き必須でもありません

条件付きで必要。

データのソースがサード・パーティまたは外部システムである場合で、かつ、同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、元のソース・システムの値とソース・システム参照値を指定します。

レコードを参照するために使用できる参照情報のセットが4つあります。ただし、レコードを識別するには、参照情報セットのみで十分です。競合がある複数の参照セットに言及すると、エラーになります。インポート・プロセスは、次の順序で参照情報を認識します。

  1. PartyIdやObjectKeyなどのOracle Engagement Cloud ID。

  2. PartyNumber (RegistryIDとも呼ばれる)やPartySiteNumberなどの公開ユーザーID。

  3. 元システムおよび元システム参照

  4. ビジネス・キーなど、その他の参照情報

次の図は、2つのパーティ間の関係をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。関係をインポートするとき、1つのパーティの識別にはOrigSystem値およびOrigSystemReference値を使用し、2番目のパーティの識別にはSubOrigSystem値およびSubOrigSystemReference値を使用します。

関係のサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/cloud/latest/salescs_gs/docs.htm)にある『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。

  • 関係のインポート

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

  • 法的エンティティのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

販売プロファイルのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、販売プロファイルのインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードの識別および関連付け

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

販売プロファイルを使用すると、アカウントまたはコンシューマとの販売関係に関する情報を取得できます。パーティに販売先住所が1つある場合、パーティは販売見込み客ではなくなり、販売プロファイルになります。ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、販売プロファイルをインポートしたり、既存の販売プロファイルを更新できます。販売プロファイルには、テリトリを割り当てたり、アカウント所有者詳細を指定する場合に使用できる属性が含まれています。販売プロファイルをインポートするには、事前に、販売先住所のある組織または個人を定義する必要があります。

次の表に、販売プロファイルをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

担当者

個人

PersonProfile、SalesProfile

アカウント

組織

OrganizationProfile、SalesProfile

アカウント

世帯

GroupProfile、SalesProfile

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してアカウントに販売プロファイルを追加したり、既存の販売プロファイルを更新するには、販売プロファイルが所属する顧客組織またはコンシューマ個人パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、組織または個人のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、販売プロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップします。

パーティと販売プロファイルを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと販売プロファイルのデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する販売プロファイルをインポートできます。

既存のパーティに販売プロファイルを追加したり、既存の販売プロファイル・レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値には、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)があります。

データのソースが外部アプリケーションである場合で、かつ、外部アプリケーションから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、Oracle Engagement Cloudの外部アプリケーションの一意のレコード識別子です。Oracle Engagement Cloudでは、次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 組織の組織名

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、Oracle Engagement Cloudにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソースIDとOracle Engagement CloudデータベースIDとの間の参照を作成します。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部アプリケーションでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

販売プロファイル情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと販売プロファイルの両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに新しい販売プロファイルを追加するとき、または販売プロファイル・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、販売プロファイルのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび販売プロファイル・レコードの作成 既存のパーティの販売プロファイル・レコードの作成 販売プロファイル・レコードの更新

PartyOrigSystem

販売プロファイルの所属先であるパーティ(アカウントまたは担当者)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この販売プロファイルと同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティ・アプリケーションまたは外部アプリケーションであり、かつ、以前に同じシステムからインポートしたレコードに更新をインポートしようとしている場合に、ソース・システム値およびソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

PartyOrigSystemReference

販売プロファイルの所属先であるパーティ(アカウントまたは連絡先)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この販売プロファイルと同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティ・アプリケーションまたは外部アプリケーションであり、かつ、以前に同じアプリケーションからインポートしたレコードに更新をインポートしようとしている場合に、ソース・システム値およびソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

PartyId

販売プロファイルが属するパーティ(アカウントまたは担当者)のレコードID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

AccountDirectorId

販売プロファイルを管理するために割り当てられたリソースの一意のパーティID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、アカウント所有者のパーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。別のアカウント所有者を指定するには、インポート・ファイルにアカウント所有者の次のいずれかの参照情報を含めます。

  • AccountDirectorId列のアカウント所有者のパーティID。

  • OWNER_ORIG_SYSTEM列およびOWNER_ORIG_SYSTEM_REFERENCE列のアカウント所有者の元システムおよび元システム参照。

  • OWNER_PARTY_NUMBER列のアカウント所有者のパーティ番号。

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。別のアカウント所有者を指定するには、インポート・ファイルにアカウント所有者の次のいずれかの参照情報を含めます。

  • AccountDirectorId列のアカウント所有者のパーティID。

  • OWNER_ORIG_SYSTEM列およびOWNER_ORIG_SYSTEM_REFERENCE列のアカウント所有者の元システムおよび元システム参照。

  • OWNER_PARTY_NUMBER列のアカウント所有者のパーティ番号。

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。別のアカウント所有者を指定するには、インポート・ファイルにアカウント所有者の次のいずれかの参照情報を含めます。

  • AccountDirectorId列のアカウント所有者のパーティID。

  • OWNER_ORIG_SYSTEM列およびOWNER_ORIG_SYSTEM_REFERENCE列のアカウント所有者の元システムおよび元システム参照。

  • OWNER_PARTY_NUMBER列のアカウント所有者のパーティ番号。

OwnerEmailAddress

販売プロファイルを所有し、管理するリソースの電子メール・アドレス

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、アカウント所有者のパーティIDとパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

OwnerPartyID

販売プロファイルを管理するために割り当てられたリソースの一意のパーティID

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、アカウント所有者のパーティIDとパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

OwnerPartyNumber

販売プロファイルを管理するために割り当てられたリソースの一意のパーティ番号

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、アカウント所有者のパーティIDとパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

注意: インポート中に、新しいすべてのアカウントの属性「タイプ」が「アカウント」に設定されます。

次の図は、既存のパーティの新しい販売プロファイルをインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、元システムおよび元システムの参照情報を使用して、既存のパーティおよび新しい販売プロファイルを識別します。

販売プロファイルをインポートするためのサンプルの属性マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照値の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

アカウントのインポート

一般的なサポート・オブジェクトのインポート: 文書の概要

一般的なサポート・オブジェクトによって、多くの場合、プライマリ・インポート・オブジェクトがサポートされます。たとえば、追加のパーティ識別子によって、アカウント、担当者および世帯がサポートされます。ノートによって、リードおよび商談がサポートされます。プライマリ・インポート・オブジェクトと、それをサポートする一般的なオブジェクトのインポートのマッピングのトピックは、次を参照してください。

ファイル・ベース・インポートを使用したアカウントのインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、アカウント・データを準備し、外部データ・ソースからOracle Engagement Cloudにインポートする方法について説明します。アカウントは、販売関係があるエンティティです。Oracle Engagement Cloudでは、販売プロファイルおよび販売見込み客を集合的にアカウントと呼びます。アカウント・ビジネス・オブジェクトを使用すると、アカウント・プロファイル、アカウント担当者関係情報、アカウント連絡先など、アカウントに関するすべての情報を取得できます。

販売プロファイルは、特定のアカウント内の特定の販売先エンティティです。販売プロファイルのリードおよび商談を作成できます。販売プロファイルを持つエンティティは、次のいずれかになります。

  • 販売見込み客: 販売先住所が設定されていない見込みのあるエンティティまたは個人。このエンティティは、リードを定義するために使用します。

  • アカウント: 販売プロファイルまたは販売見込み客。

  • 法的エンティティ: 法的エンティティは、法的契約またはビジネス関係を結ぶことができるパーティです。契約上の義務を満たさない場合には、訴訟の対象となることがあります。

アカウント・インポート・オブジェクトを使用すると、タイプが組織の販売プロファイルまたは販売見込み客をインポートできます。世帯インポート・オブジェクトを使用すると、タイプが世帯のアカウントをインポートでき、担当者インポート・オブジェクトを使用すると、タイプが個人のアカウントをインポートできます。データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • 販売見込み客としてインポートする必要があるレコードおよび販売プロファイルとしてインポートする必要があるレコードを識別しましたか。

  • レガシー・システムまたはソース・システムがアカウント情報を表す方法は、Oracle Engagement Cloudが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • 既存のデータ値をアカウント・インポート・オブジェクトにマップするために、Oracle Engagement Cloudで値を構成する必要がありますか。

  • 事業の推進にとって重要な属性を取得するように、Oracle Engagement Cloudを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータを検証するには、どうすればよいですか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・データをOracle Engagement Cloudが必要とするデータにマップできるように、アカウント・データがOracle Engagement Cloudのデータにどのように対応しているかを理解する必要があります。最初に、Oracle Engagement Cloudがアカウントのデータ構造を表現する方法を理解する必要があります。

アカウント・インポート・オブジェクトの構造は階層化されています。階層のルートは組織プロファイルとなり、これが存在する場合にのみ、分類、担当者、販売プロファイルなどの下位レベルのコンポーネントをインポートできます。これらの子エンティティに、その子エンティティとして他のエンティティを設定できます。この階層構造は、アカウントを構成するコンポーネント間の1対多関係をサポートしています。

次の図は、アカウント・オブジェクトとその子エンティティを示しています。

アカウント・インポート・オブジェクトの構造

組織プロファイルには、顧客名やパーティ使用目的などの、アカウントに関する基本情報が含まれています。各アカウントには、分類、担当者、販売先住所、電話番号詳細および追加名を割り当てることができます。一方、アカウントの担当者には、担当者に関する情報を取得する他の子エンティティ、つまり、担当者ジョブ、担当者プライマリ電話、担当者プライマリ住所、担当者電子メール・アドレスなどが含まれています。

注意: プライマリ電話や電子メールなどのすべての担当者エンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、プライマリ電話担当者プリファレンス・エンティティは、プライマリ電話という連絡方法に対するアカウントの担当者プリファレンスを取得します。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをOracle Engagement Cloudデータにマップし、アカウントを構成する構成コンポーネント間の1対多の関係をサポートするための属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、および各属性の検証情報が含まれている参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、Oracle Engagement Cloudで値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、Oracle Engagement Cloudの選択リストとの相関関係がある値がデータに含まれる場合は、その属性の検証情報に、値を定義できる「設定および保守」作業領域内のタスク名が示されます。このタスクを完了するために必要となる、参照ガイド・ファイル名と場所のリストなどの追加情報は、「アカウント・インポート・オブジェクト: 連携」トピックを参照してください。

注意: アカウントをインポートするキーワードを使用して、Oracle Engagement Cloudヘルプで関連トピックを検索できます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能な属性と標準のインポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用したアカウントのインポート

アカウント・ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「ファイル・インポートの定義」の「設定および保守」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成、およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれます。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しいアカウントを作成するときは、アカウント・オブジェクトをインポートします。アカウントのインポート・アクティビティにアクセスし、発行するには、「顧客関係管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

アカウント情報をインポートするときは、まず基本的なアカウント・プロファイル情報をインポートし、その後にアカウントの子エンティティをインポートします。子エンティティをインポートするときには、そのエンティティのすべての親レベルの親参照情報を指定する必要があります。たとえば、最初に、顧客名、パーティ・タイプ、パーティ使用目的などの基本的なプロファイル詳細をインポートします。次に、アカウントの電話番号、住所、連絡先、FAXなどの、担当者および担当者情報をインポートします。アカウントの担当者をインポートするときには、アカウントのPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReferenceを指定する必要があります。PartyOrigSystemは、インポート対象の情報のソースを識別するソース・システム・コードです。PartyOrigSystemReferenceは、単一インポート内のデータ行ごとに一意で、PartyOrigSystemと一意の参照の組合せとなっています。アカウントの担当者情報をインポートするときには、関係参照情報を指定する必要があります。1人の担当者と1つのアカウントの間に複数の関係がある場合があるため、この情報は必須となります。

インポートしたデータの検証

Oracle Engagement Cloudアプリケーションに備えられたファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートを使用して、インポートしたデータを検証できます。または、「顧客センター」作業領域に移動して、インポートしたアカウント情報を表示することもできます。

アカウント・インポート・オブジェクト: 連携

アカウント・インポート・オブジェクトを使用すると、アカウント、その詳細な情報およびアカウントに関連する担当者をインポートできます。このトピックでは、アカウント・インポート・オブジェクトについて説明します。ここでは、次のものを紹介します。

  • アカウント・インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ソース・ファイル・データを評価してマッピングするためのターゲット・インポート・オブジェクト属性参照ガイド・ファイル

アカウント・ターゲット・インポート・オブジェクトの概念

アカウントおよびアカウントに関連する担当者をインポートするには、アカウント・インポート・オブジェクトを使用します。アカウントおよびアカウント担当者について個別の属性を編成するために、アカウント・インポート・オブジェクトは、個別のターゲット・インポート・オブジェクトに分割されています。

アカウント・インポート・オブジェクト内のターゲット・インポート・オブジェクトは、通常、アカウントに関する情報と、アカウント担当者に関する情報にグループ化されます。組織プロファイルは、アカウントに関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。1つのアカウントに複数の担当者を関連付けることができます。

追加情報で既存のアカウントを更新するときには、既存のアカウントの親参照情報を指定する必要があります。アカウント担当者またはアカウントの担当者情報をインポートするときには、親参照に加えて関係参照情報も指定する必要があります。1人の担当者と1つの組織の間に複数の関係(従業員や取締役など)がある場合があるため、この情報は必須となります。担当者に関する情報をインポートするときには、情報をインポートする対象となる特定の関係を参照する必要があります。たとえば、必要に応じて従業員のJohn Smithや取締役のJohn Smithの情報をインポートできます。アカウントと担当者の関係の参照情報を含めないと、インポート・プロセスによって関係が作成されます。

既存のアカウントの情報を更新したり、アカウント・レコードを作成するために、アカウント・プロファイル情報、住所および連絡先(電話やFAXなど)をインポートできます。次のターゲット・インポート・オブジェクトは、アカウント情報を作成および更新するためのものです。OrganizationProfile、Fax、Address、PrimaryPhone、Url、SalesAccountProfile、Classification、AdditionalName、Relationship、SellToAddressおよびAdditionalIdentifier。

アカウント担当者を更新または作成するには、次のターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。ContactPersonProfile、ContactJob、ContactPrimaryAddress、ContactEmail、ContactPrimaryPhone、ContactMobile、ContactInstantMessengerおよびContactFax。プライマリ電話や電子メールなどのすべての担当者関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、プライマリ電話担当者プリファレンス・エンティティは、プライマリ電話という連絡方法に対する法的エンティティの担当者プリファレンスを取得します。

1つのアカウントには、複数の連絡先が存在します。複数の連絡先が同じ目的を共有する場合があります。連絡先を各目的のプライマリとして設定するには、オブジェクト属性をインポートするときにPrimarybyPurposeチェック・ボックスを有効にします。

アカウントのHZ_LOCATIONS_T表のレコードでDO_NOT_VALIDATE_FLAGをYに設定した場合、そのようなレコードは検証されません。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、アカウントのアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクトの属性のリソース

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、ターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

OrganizationProfile

組織名や組織タイプなどの詳細なアカウント情報が含まれています。

HZ_IMP_PARTIES_T_Reference

PrimaryPhone

アカウントのプライマリ電話番号。アカウントに複数の電話番号ある場合、1つの電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

住所

アカウントの住所。

HZ_IMP_LOCATIONS_T_Reference

分類

アカウントの分類。

HZ_IMP_CLASSIFICS_T_Reference

AdditionalName

アカウントの追加名または別名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES_ T_Reference

Fax

アカウントのFAX番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T _Reference

FaxContactPreference

FAXでの連絡に関するアカウント・プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

Url

アカウントのURL。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

SalesProfile

アカウントの販売アカウント情報。販売アカウントは、特定のアカウント内の特定の販売先エンティティです。1つのアカウントに複数の販売アカウントおよび販売プロファイルを設定できます。

ZCA_IMP_SALES_ACCOUNTS _Reference

SellToAddress

アカウントの住所およびパーティ・サイトの情報。住所のパーティ・サイト使用目的が定義されていない場合、インポート・プロセスはそれを「販売先」に設定します。パーティ・サイト使用目的情報がない住所が複数ある場合、インポート・プロセスはそれらの住所のいずれかを販売先住所として指定します。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_ Reference

AdditionalIdentifier

アカウントの追加識別子情報。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYIDS_T _Reference

関係

アカウントの関係情報。関係を作成するときには、RelationshipCode列に関係コードを入力する必要があります。

HZ_IMP_RELSHIPS_T_Reference

ContactPersonProfile

アカウント担当者の個人情報。

HZ_IMP_RELSHIPS_T_Reference

ContactAdditionalName

アカウント担当者の追加名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES_T _Reference

ContactEmail

アカウント担当者の電子メール。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

ContactInstantMessenger

アカウント担当者のインスタント・メッセンジャまたはソーシャル・ネットワーキングの情報。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

ContactPrimaryAddress

アカウント担当者のプライマリ住所。担当者に複数の住所がある場合は、それらの住所のいずれかがプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_PARTYSITES_T _Reference

ContactFax

アカウント担当者のFAX。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

ContactJob

アカウント担当者のジョブ情報。

HZ_IMP_CONTACTS_T_Reference

ContactMobile

アカウント担当者の携帯番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

ContactPrimaryPhone

アカウント担当者のプライマリ電話番号。アカウントに複数の電話番号ある場合、1つの電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T _Reference

PrimaryPhoneContactPreference

電話での連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

ContactEmailContactPreference

電子メールでの連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

ContactFaxContactPreference

FAXでの連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

ContactMobileContactPreference

携帯電話での連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

ContactPrimaryAddressContactPreference

プライマリ住所での連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

ContactPrimaryPhoneContactPreference

プライマリ電話番号での連絡に関するアカウント担当者プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

注意: Oracle Engagement Cloudは、ContactPersonProfileターゲット・オブジェクトをサポートします。ただし、このオブジェクトは非推奨になりました。担当者情報を更新するには、かわりにPersonProfileターゲット・オブジェクトを使用してください。

ファイル・ベース・インポートを使用した販売プロファイルのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、販売プロファイルのインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードの識別および関連付け

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

販売プロファイルを使用すると、アカウントまたはコンシューマとの販売関係に関する情報を取得できます。パーティに販売先住所が1つある場合、パーティは販売見込み客ではなくなり、販売プロファイルになります。ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、販売プロファイルをインポートしたり、既存の販売プロファイルを更新できます。販売プロファイルには、テリトリを割り当てたり、アカウント所有者詳細を指定する場合に使用できる属性が含まれています。販売プロファイルをインポートするには、事前に、販売先住所のある組織または個人を定義する必要があります。

次の表に、販売プロファイルをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

担当者

個人

PersonProfile、SalesProfile

アカウント

組織

OrganizationProfile、SalesProfile

アカウント

世帯

GroupProfile、SalesProfile

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してアカウントに販売プロファイルを追加したり、既存の販売プロファイルを更新するには、販売プロファイルが所属する顧客組織またはコンシューマ個人パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、組織または個人のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、販売プロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップします。

パーティと販売プロファイルを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと販売プロファイルのデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する販売プロファイルをインポートできます。

既存のパーティに販売プロファイルを追加したり、既存の販売プロファイル・レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値には、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)があります。

データのソースが外部アプリケーションである場合で、かつ、外部アプリケーションから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、Oracle Engagement Cloudの外部アプリケーションの一意のレコード識別子です。Oracle Engagement Cloudでは、次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 組織の組織名

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、Oracle Engagement Cloudにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソースIDとOracle Engagement CloudデータベースIDとの間の参照を作成します。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部アプリケーションでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

販売プロファイル情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと販売プロファイルの両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに新しい販売プロファイルを追加するとき、または販売プロファイル・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、販売プロファイルのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび販売プロファイル・レコードの作成 既存のパーティの販売プロファイル・レコードの作成 販売プロファイル・レコードの更新

PartyOrigSystem

販売プロファイルの所属先であるパーティ(アカウントまたは担当者)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この販売プロファイルと同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティ・アプリケーションまたは外部アプリケーションであり、かつ、以前に同じシステムからインポートしたレコードに更新をインポートしようとしている場合に、ソース・システム値およびソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

PartyOrigSystemReference

販売プロファイルの所属先であるパーティ(アカウントまたは連絡先)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この販売プロファイルと同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します

条件付きで必要

データのソースがサード・パーティ・アプリケーションまたは外部アプリケーションであり、かつ、以前に同じアプリケーションからインポートしたレコードに更新をインポートしようとしている場合に、ソース・システム値およびソース・システム参照値を指定します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

PartyId

販売プロファイルが属するパーティ(アカウントまたは担当者)のレコードID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

AccountDirectorId

販売プロファイルを管理するために割り当てられたリソースの一意のパーティID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、アカウント所有者のパーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。別のアカウント所有者を指定するには、インポート・ファイルにアカウント所有者の次のいずれかの参照情報を含めます。

  • AccountDirectorId列のアカウント所有者のパーティID。

  • OWNER_ORIG_SYSTEM列およびOWNER_ORIG_SYSTEM_REFERENCE列のアカウント所有者の元システムおよび元システム参照。

  • OWNER_PARTY_NUMBER列のアカウント所有者のパーティ番号。

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。別のアカウント所有者を指定するには、インポート・ファイルにアカウント所有者の次のいずれかの参照情報を含めます。

  • AccountDirectorId列のアカウント所有者のパーティID。

  • OWNER_ORIG_SYSTEM列およびOWNER_ORIG_SYSTEM_REFERENCE列のアカウント所有者の元システムおよび元システム参照。

  • OWNER_PARTY_NUMBER列のアカウント所有者のパーティ番号。

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。別のアカウント所有者を指定するには、インポート・ファイルにアカウント所有者の次のいずれかの参照情報を含めます。

  • AccountDirectorId列のアカウント所有者のパーティID。

  • OWNER_ORIG_SYSTEM列およびOWNER_ORIG_SYSTEM_REFERENCE列のアカウント所有者の元システムおよび元システム参照。

  • OWNER_PARTY_NUMBER列のアカウント所有者のパーティ番号。

OwnerEmailAddress

販売プロファイルを所有し、管理するリソースの電子メール・アドレス

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、アカウント所有者のパーティIDとパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

OwnerPartyID

販売プロファイルを管理するために割り当てられたリソースの一意のパーティID

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、アカウント所有者のパーティIDとパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

OwnerPartyNumber

販売プロファイルを管理するために割り当てられたリソースの一意のパーティ番号

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、アカウント所有者のパーティIDとパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、アカウント所有者を指定します。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

条件付きで必要。

デフォルトで、アカウントをインポートするユーザーがアカウント所有者として指定されます。

別のアカウント所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • アカウント所有者の電子メール・アドレス

  • OwnerPartyId列のアカウント所有者のパーティID

  • OwnerPartyNumber列のアカウント所有者のパーティ番号

注意: インポート中に、新しいすべてのアカウントの属性「タイプ」が「アカウント」に設定されます。

次の図は、既存のパーティの新しい販売プロファイルをインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、元システムおよび元システムの参照情報を使用して、既存のパーティおよび新しい販売プロファイルを識別します。

販売プロファイルをインポートするためのサンプルの属性マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照値の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

担当者のインポート

担当者およびコンシューマのインポート: 重要な考慮事項

コンシューマ・オブジェクトは、リリース1.0.7またはそれ以前のリリースを使用している場合にのみ適用可能です。コンシューマ・オブジェクトのすべての機能は、リリース1.0.8以降の担当者オブジェクトに含まれています。以前のリリースからリリース1.0.8以降にアップグレードする場合、現在のリリースのファイル・ベース・データ・インポートを使用してコンシューマ情報を更新するには、担当者オブジェクトを使用することをお薦めします。

一般的なサポート・オブジェクトのインポート: 文書の概要

一般的なサポート・オブジェクトによって、多くの場合、プライマリ・インポート・オブジェクトがサポートされます。たとえば、追加のパーティ識別子によって、アカウント、担当者および世帯がサポートされます。ノートによって、リードおよび商談がサポートされます。プライマリ・インポート・オブジェクトと、それをサポートする一般的なオブジェクトのインポートのマッピングのトピックは、次を参照してください。

ファイル・ベース・インポートを使用した担当者のインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、契約データを準備し、外部データ・ソースからOracle Cloudアプリケーションにインポートする方法について説明します。担当者は、顧客または見込み顧客である個人、既存の顧客またはコンシューマの担当者である個人、あるいはまたはコンシューマとまだビジネス関係を確立していない担当者である個人です。したがって、担当者は、顧客組織の従業員、ビジネスを支援する面識のある個人、見込み顧客、現在の個人の顧客などになる可能性があります。担当者オブジェクトには、担当者を識別する情報が含まれ、それが担当者の連絡先となります。連絡先は、地理的住所、電話番号、電子メールID、URL、メッセンジャIDなどになります。担当者オブジェクトには、担当者の担当者プリファレンス情報も含まれています。担当者をアカウント・オブジェクトに関連付けるには、まず担当者を作成またはインポートする必要があります。

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • レガシー・システムまたはソース・システムが担当者を表す方法は、Oracle Cloudアプリケーションが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • データ値をマップするためにOracle Cloudアプリケーションで値を構成する必要がありますか。

  • 事業の推進にとって重要な追加の属性を取得するように、Oracle Cloudアプリケーションを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータの検証はどのように行いますか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・データをOracle Cloudアプリケーションが必要とするデータにマップできるように、担当者データがOracle Cloudアプリケーションのデータにどのように対応しているかを理解する必要があります。最初に、Oracle Cloudアプリケーションが担当者のデータ構造を表現する方法について理解する必要があります。

Oracle Cloudアプリケーションでは、1つの表に担当者情報が格納され、オプションで別の表にその担当者の連絡先詳細が格納されます。連絡先は、パーティに連絡するための特定の手段です。連絡先は、電話番号、電子メールID、Webサイト・アドレス、インスタント・メッセンジャIDなどになります。

担当者プロファイルには、担当者名、パーティ・タイプ、パーティ使用目的などの、担当者に関する基本情報が含まれています。各担当者には、分類、電話の詳細および追加名を割り当てることができます。担当者がコンシューマである場合、コンシューマの担当者関係には、コンシューマ担当者に関する情報を取得する他の子エンティティ、つまり、担当者ジョブ、担当者電話、担当者住所、担当者電子メール・アドレスなどが含まれています。

注意: 電話番号や電子メールなどのすべての担当者関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、電話担当者プリファレンス・エンティティは、電話という連絡方法に対するコンシューマの担当者プリファレンスを取得します。

担当者のインポートを容易にするために、Oracle Engagement Cloudでは担当者ビジネス・オブジェクトの構造がインポート・オブジェクトに組み込まれています。担当者のインポート・オブジェクトは担当者です。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをOracle Cloudアプリケーション・データにマップし、担当者を構成する構成コンポーネント間の1対多の関係をサポートするための属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、および各属性の検証情報が含まれている参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、Oracle Cloudアプリケーションで値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、Oracle Cloudアプリケーションの選択リストとの相関関係がある値がデータに含まれる場合は、その属性の検証情報によって、値を定義できる「設定および保守」作業領域内にタスク名が提供されます。このタスクを完了するために必要となる、参照ガイド・ファイル名と場所のリストなどの追加情報は、次の表にリストされているトピックを参照してください。

インポート・オブジェクト 関連するインポート・オブジェクトのトピック

担当者

担当者インポート・オブジェクト: 連携

注意:

担当者のインポートというキーワードを使用して、Oracle Engagement Cloudヘルプで関連するトピックを検索できます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した担当者のインポート

担当者ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい担当者を作成するときは、担当者オブジェクトをインポートします。担当者のインポート・アクティビティにアクセスし、発行するには、Master Data Management Administratorジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

インポートしたデータの検証

Oracle Cloudアプリケーションには、インポートしたデータを検証するために使用できるファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートが用意されています。また、「顧客センター」作業領域または「パートナ・センター」作業領域にアクセスして、インポートした担当者情報を表示することもできます。

担当者インポート・オブジェクト: 連携

担当者インポート・オブジェクトを使用して、すべての担当者情報をインポートできます。このトピックでは、このインポート・オブジェクトについて説明し、次のものを紹介します。

  • 担当者インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

担当者ターゲット・インポート・オブジェクト

担当者と情報をインポートするには、担当者インポート・オブジェクトを使用します。担当者および担当者の他のパーティとの関係について個別の属性を編成するために、担当者インポート・オブジェクトは、個別のターゲット・インポート・オブジェクトに分割されています。

担当者インポートに含まれているターゲット・インポート・オブジェクトは、担当者に関する情報と、担当者と他のパーティとの関係に関する情報にグループ化されます。担当者プロファイルは、担当者に関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。1人の担当者に複数の担当者関係を関連付けることができます。担当者とその関連する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトが複数あります。

既存の担当者を更新するときには、既存の担当者の親参照情報を指定する必要があります。担当者の担当者プロファイルまたは連絡先情報をインポートするときには、親参照に加えて関係参照情報も指定する必要があります。1人の担当者と1つの組織の間に複数の関係(従業員や取締役など)がある場合があるため、この情報を指定する必要があります。担当者に関する情報をインポートするときには、情報をインポートする対象となる特定の関係を参照する必要があります。たとえば、従業員のJohn Smithと取締役のJohn Smithのどちらの情報をインポートするかを指定する必要があります。担当者関係の参照情報を含めないと、インポート・プロセスによって新しい関係が作成されます。

既存の担当者の情報を更新したり、担当者レコードを作成するために、担当者プロファイル情報、住所および連絡先をインポートできます。次のターゲット・インポート・オブジェクトは、担当者および担当者プリファレンス情報を作成および更新するためのものです。PersonProfile、Fax、PrimaryPhone、Url、SalesProfile、Classification、AdditionalName、RelationshipおよびAdditionalIdentifier。

担当者関係の連絡先を更新または作成するには、次のターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。ContactRelationship、ContactJob、ContactAddress、ContactEmail、ContactPhone、ContactMobile、ContactInstantMessengerおよびContactFax。電話番号や電子メールなどのすべての連絡先関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、ContactPhoneContactPreferenceエンティティは、プライマリ電話という連絡方法の担当者プリファレンスを取得します。

1人の担当者には、複数の担当者ポイントが存在します。複数の連絡先が同じ目的を共有する場合があります。連絡先を各目的のプライマリとして設定するには、オブジェクト属性をインポートするときにPrimarybyPurposeチェック・ボックスを有効にします。

連絡先のHZ_LOCATIONS_T表のレコードに対してDO_NOT_VALIDATE_FLAGをYに設定した場合、そのようなレコードは検証されません。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、担当者オブジェクトのアプリケーション・コンポーザ構成機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、様々なターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

PersonProfile

名、姓、生年月日などの、担当者を識別する情報が含まれています。

HZ_IMP_PARTIES_T_Reference

SalesProfile

販売プロファイルに関する詳細情報が含まれています。販売プロファイルは、特定のアカウント内の特定の販売先エンティティです。1つのアカウントまたは1人の担当者に複数の販売プロファイルを設定できます。

ZCA_IMP_Sales_Accounts_Reference

Fax

担当者のFAX番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

FaxContactPreference

FAXでの連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

Phone

担当者の電話番号。担当者に複数の電話番号がある場合、最初の電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。PrimaryPhone、FaxおよびURLの属性は同じです。ただし、属性ContactPointTypeの値は、これらの連絡先関連のエンティティごとに異なります。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

PhoneContactPreference

電話での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

Email

担当者の電子メール・アドレス。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

EmailContactPreference

電子メールでの連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

InstantMessenger

担当者のインスタント・メッセンジャ情報。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

Mobile

担当者の携帯電話番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

MobileContactPreference

携帯電話での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

分類

担当者の分類情報。分類を使用すると、パーティ、プロジェクト、タスク、オーダーなどのエンティティを階層としてカテゴリ化できます。

HZ_IMP_CLASSIFICS_T_Reference

住所

担当者の住所。担当者に複数の住所がある場合、最初の住所がプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_Reference

AddressContactPreference

プライマリ住所での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

AdditionalName

担当者の別名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES_T_Reference

AdditionalIdentifier

担当者の追加識別子に関する基本情報が含まれています。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYIDS_T_Reference

ContactRelationship

担当者とその他のパーティの間の関係に関する情報が含まれています。

HZ_IMP_RELSHIPS_T_Reference

ContactEmail

担当者の電子メール連絡先。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactEmailContactPreference

電子メール連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactFax

担当者のFAX連絡先の番号を示します。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactFaxContactPreference

FAX連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactInstantMessenger

担当者のインスタント・メッセンジャ連絡先。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactMobile

担当者の携帯電話連絡先。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactMobileContactPreference

携帯電話連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactPhone

担当者の電話連絡先。担当者に複数の電話番号がある場合、最初の電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_Reference

ContactPhoneContactPreference

電話連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactAddress

担当者の住所連絡先。担当者に複数の住所がある場合、最初の住所がプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_PARTYSITES_T_Reference

ContactAddressContactPreference

住所連絡先での連絡に関する担当者のプリファレンス。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_Reference

ContactJob

担当者のジョブ情報。

HZ_IMP_CONTACTS_T_Reference

ファイル・ベース・インポートを使用した個人プロファイルのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、個人プロファイルのインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

個人パーティ・プロファイルを使用すると、担当者および世帯メンバーをインポートできます。たとえば、個人プロファイルを使用して、担当者情報をインポートできます。個人プロファイルには、名や姓などの様々な属性が含まれています。ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、新規の個人プロファイルをインポートしたり、既存の個人プロファイル・レコードを更新できます。

次の表に、個人プロファイルをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

担当者

PersonProfile

アカウント(アカウント担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

世帯(顧客担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

法的エンティティ(法的エンティティ担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

従業員リソース

PersonProfile

リード(リード担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

パートナ担当者

PersonProfile

マーケティング・キャンペーン・レスポンス(担当者応答者)

PersonProfile

マーケティング・キャンペーン・レスポンス(マーケティング・キャンペーン・レスポンス担当者)

PersonProfile、ContactPersonProfile

注意: Oracle Engagement Cloudは、ContactPersonProfileターゲット・オブジェクトをサポートします。ただし、このオブジェクトは非推奨になりました。担当者情報を更新するには、かわりにPersonProfileターゲット・オブジェクトを使用してください。

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用して個人プロファイルを追加したり、既存の個人プロファイルを更新するには、個人に関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。

既存の個人プロファイルを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)です。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、Oracle Engagement Cloudの外部にあるシステムの一意のレコード識別子です。Oracle Engagement Cloudでは、次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、データをインポートするために使用するデータの外部ソースです。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソースIDとデータベースIDとの間の参照を作成します。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

個人プロファイル情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。個人プロファイルを作成するときと、既存の個人プロファイル・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、個人プロファイルのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク パーティと個人プロファイルの作成 個人プロファイル・レコードの更新

ObjectKeyまたはPartyId

個人プロファイルが所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のレコードID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 個人名などのビジネス・キー。

PartyOrigSystem

個人プロファイルが所属するパーティ(アカウント、連絡先、世帯、法的エンティティ)の外部ソース・システムを表すコード。

パーティに対して有効としてソース・システム・コードを事前定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 個人名などのビジネス・キー。

PartyOrigSystemReference

個人プロファイルの所属先であるパーティ(アカウント、連絡先、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

ソース・システムの参照値を識別します。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 個人名などのビジネス・キー。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 個人名などのビジネス・キー。

PersonFirstName

個人パーティの名。

前提となるタスクはありません

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

PersonLastName

個人パーティの姓。

前提となるタスクはありません

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

次の図は、新しい担当者をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystemとOrigSystemの値でパーティを識別します。

新しい個人プロファイルを作成するためのサンプルの
インポート・マッピング

次の図は、担当者を更新するためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystemとOrigSystemの値でパーティを識別し、個人のミドル・ネームを更新します。

個人プロファイルを更新するためのサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。

  • 個人プロファイルのインポート

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

  • 法的エンティティのインポート

  • 従業員リソースのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照値の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ファイル・ベース・インポートを使用した連絡先のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、連絡先のインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • 連絡先の概要

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

注意: 住所を個人および組織に関連付けるための情報はこのトピックに含まれていますが、連絡先に住所は正式には含まれていません。

次の表に、個人に直接関連付けられた連絡先をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ 連絡先をインポートするためのターゲット・オブジェクト

担当者

個人

Email、Fax、InstantMessenger、Mobile、Phone、Address

アカウント

組織

PrimaryPhone、Fax、Url、Address

世帯

組織

E-mail、Fax、InstantMessenger、Mobile、Phone、Address、Url

法的エンティティ

組織

Fax、PrimaryPhone、PrimaryAddress、Url

リード

組織(リード組織)

OrganizationProfileFax、OrganizationProfilePrimaryPhone、OrganizationAddress、Url

リード

個人(リード個人)

Email、PersonProfileFax、InstantMessenger、Mobile、PersonAddress、PersonProfilePrimaryPhone

リード

個人(リード組織の担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactPrimaryAddress、ContactPrimaryPhone

パートナ

組織

Fax、PrimaryPhone、PrimaryAddress、Url

パートナ担当者

個人(パートナの担当者)

Email、Fax、InstantMessenger、Mobile、PrimaryPhone、PrimaryAddress

キャンペーン・レスポンス

組織(応答者組織)

OrganizationProfileFax、OrganizationProfilePrimaryPhone、OrganizationAddress、Url

キャンペーン・レスポンス

個人(個人応答者)

Email、PersonProfileFax、InstantMessenger、Mobile、PersonProfilePrimaryPhone、PersonAddress

キャンペーン・レスポンス

個人(応答者組織の担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactPrimaryAddress、ContactPrimaryPhone

次の表に、担当者関係の連絡先をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ 担当者をインポートするためのターゲット・オブジェクト

担当者

個人(アカウントなど、別のルート・オブジェクトの担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactAddress、ContactPhone

アカウント

個人(アカウントの担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactPrimaryAddress、ContactPrimaryPhone

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactEmail、ContactFax、ContactInstantMessenger、ContactMobile、ContactPrimaryAddress、ContactPrimaryPhone

連絡先の概要

担当者は、顧客または見込み顧客である個人、既存の顧客またはコンシューマの担当者である個人、あるいはまたはコンシューマとまだビジネス関係を確立していない担当者である個人です。したがって、担当者は、顧客組織の従業員、ビジネスを支援する面識のある個人、見込み顧客、現在の個人の顧客などになる可能性があります。担当者オブジェクトには、担当者を識別する情報が含まれ、それが担当者の連絡先となります。連絡先は、地理的住所、電話番号、電子メールID、URL、メッセンジャIDなどになります。担当者オブジェクトには、担当者の担当者プリファレンス情報も含まれています。

注意: 1つの連絡先を複数のパーティで共有することはできません。

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに担当者を追加したり、既存の連絡先割当てを更新するには、連絡先が所属するアカウント、担当者または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、アカウント、担当者または世帯のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、担当者とアカウントの間の相互接続を取得する関係レコードにマップします。

パーティと連絡先割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと連絡先のデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する連絡先をインポートできます。

既存のパーティに連絡先を追加したり、既存の連絡先レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)です。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、アプリケーションの外部にあるシステムの一意のレコード識別子です。次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 組織の組織名

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、データをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソースIDとデータベースIDの間の参照を作成するために、ソース・システム参照が使用されます。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

連絡先情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと連絡先の両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに連絡先を追加するとき、または連絡先レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、連絡先データのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティの作成と連絡先の追加 既存のパーティへの連絡先レコードの追加 連絡先レコードの更新

PartyId

連絡先が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

PartyOrigSystem

連絡先が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この連絡先と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

PartyOrigSystemReference

連絡先の所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この連絡先と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

ObjectKey

宛先表内の既存の連絡先レコードの一意のID。

連絡先オブジェクトをエクスポートすることによって、既存の連絡先の連絡先IDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

ContactPointType

電話番号や電子メールなどの連絡先のタイプ。

COMMUNICATION_TYPE参照の有効な参照コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 連絡先参照の管理

必須。

必須。

必須。

CpOrigSystem

連絡先のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

以前のバッチで連絡先をインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この連絡先担当者プリファレンスと同じバッチで連絡先をインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

CpOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムの連絡先の一意のIDを識別するソース・システム参照。

以前のバッチで連絡先をインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この連絡先担当者プリファレンスと同じバッチで連絡先をインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。これは、担当者のCONTACT_NUMBERです。

OwnerEmailAddress

連絡先が関連付けられている販売アカウントを所有し、管理するリソースの電子メール・アドレス。

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、所有者のパーティIDおよびパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

オプション

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、所有者を指定します。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

条件付きで必要。

デフォルトで、連絡先をインポートするユーザーが所有者として指定されます。

別の所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

OwnerPartyId

連絡先が関連付けられている販売アカウントを所有し、管理する有効な従業員リソースの一意のID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、所有者のパーティIDおよびパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

オプション

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、所有者を指定します。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

条件付きで必要。

デフォルトで、連絡先をインポートするユーザーが所有者として指定されます。

別の所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

OwnerPartyNumber

連絡先が関連付けられている販売アカウントを所有し、管理する有効な従業員リソースのパーティ番号。

パーティ・オブジェクトをエクスポートして、所有者のパーティIDおよびパーティ番号を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

オプション

条件付きで必要。

次の参照情報のいずれかを含めることにより、所有者を指定します。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

条件付きで必要。

デフォルトで、連絡先をインポートするユーザーが所有者として指定されます。

別の所有者を指定するには、次のいずれかの参照情報を含めます。

  • OwnerEmailAddress

  • OwnerPartyID

  • OwnerPartyNumber

レコードを参照するために使用できる参照情報のセットが4つあります。ただし、そのうちの1つのみを使用して、レコードを参照する必要があります。そのようにしないと、インポート・プロセスはエラーになります。インポート・プロセスは、次の順序で参照情報を認識します。

  1. PartyId、ObjectKeyなど。

  2. 組織名や担当者名などの公開ユーザーID。

  3. 元システムおよび元システム参照

  4. ビジネス・キーなど、その他の参照情報。

次の図は、既存のパーティの連絡先をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystemとOrigSystemReferenceの値でパーティを識別します。

連絡先のサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

  • 法的エンティティのインポート

  • 従業員リソースのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ファイル・ベース・インポートを使用した連絡先プリファレンスのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、連絡先プリファレンスのインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • 連絡先プリファレンスの概要

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

注意: 住所を個人および組織に関連付けるための情報はこのトピックに含まれていますが、連絡先に住所は正式には含まれていません。

次の表に、個人に直接関連付けられた連絡先をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ 連絡先プリファレンスをインポートするためのターゲット・オブジェクト

担当者

個人

EmailContactPreference、FaxContactPreferenceなど。

InstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

アカウント

組織

PrimaryPhoneContactPreference、FaxContactPreference、AddressContactPreference

Urlには、連絡先プリファレンスがありません。

世帯

組織

EmailContactPreference、FaxContactPreferenceなど。

InstantMessengerとUrlには、連絡先プリファレンスがありません。

法的エンティティ

組織

FaxContactPreference、PrimaryPhoneContactPreference、PrimaryAddressContactPreference

Urlには、連絡先プリファレンスがありません。

リード

組織(リード組織)

連絡先プリファレンスなし

リード

個人(リード個人)

連絡先プリファレンスなし

リード

個人(リード組織の担当者)

連絡先プリファレンスなし

パートナ

組織

FaxContactPreference、PrimaryPhoneContactPreference、PrimaryAddressContactPreference

Urlには、連絡先プリファレンスがありません。

パートナ担当者

個人(パートナの担当者)

EmailContactPreference、FaxContactPreferenceなど。

InstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

キャンペーン・レスポンス

組織(応答者組織)

連絡先プリファレンスなし

キャンペーン・レスポンス

個人(個人応答者)

連絡先プリファレンスなし

キャンペーン・レスポンス

個人(応答者組織の担当者)

連絡先プリファレンスなし

次の表に、担当者関係に直接関連付けられた連絡先プリファレンスをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ 連絡先プリファレンスをインポートするためのターゲット・オブジェクト

担当者

個人(アカウントなど、別のルート・オブジェクトの担当者)

ContactEmailContactPreference、ContactFaxContactPreferenceなど。

ConactInstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

アカウント

個人(アカウントの担当者)

ContactEmailContactPreference、ContactFaxContactPreferenceなど。

ContactInstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactEmailContactPreference、ContactFaxContactPreferenceなど。

ContactInstantMessengerには、連絡先プリファレンスがありません。

連絡先プリファレンスの概要

すべての担当者に電話番号、FAX、電子メールIDなどの連絡先があり、各連絡先に連絡先プリファレンスを関連付けることができます。連絡先プリファレンスは、連絡先を使用して個人に連絡できるかどうかを示します。たとえば、Vision Enterprisesの顧客であるPinnacle Flowers and Giftsについて考えてみます。Pinnacle Flowers and Giftsでは、同社の指定担当者への電話での連絡を禁止し、Vision Enterprisesが提供するロジスティックス・サービスの顧客担当者はFAXを使用した連絡を希望していません。Pinnacle Flowers and Giftsでは、ほとんどの担当者に電話番号とFAX番号を割り当てて、ベンダーがこれらの番号を使用できるようにしていますが、指定担当者には希望する連絡方法と希望しない連絡方法に関してそれぞれ固有のプリファレンスがあります。Vision Enterprisesは、顧客担当者に連絡する従業員が、担当者が希望しない連絡先を使用しないように、これらのプリファレンスを保存する必要があります。

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに連絡先プリファレンスを追加したり、既存の連絡先プリファレンス割当てを更新するには、連絡先プリファレンスが所属するアカウント、担当者または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、アカウント、担当者または世帯のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、連絡先と連絡先プリファレンス・ターゲット・オブジェクトの間の相互接続を取得する関係レコードにマップします。

パーティと連絡先プリファレンス割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと連絡先プリファレンスのデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する連絡先プリファレンスをインポートできます。既存のパーティに連絡先プリファレンスを追加したり、既存の連絡先プリファレンス・レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、Oracle Engagement Cloudにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソースIDとデータベースIDとの間の参照を作成します。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Engagement Cloudにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

連絡先情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと連絡先プリファレンスの両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに連絡先プリファレンスを追加するとき、または連絡先プリファレンス・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、連絡先プリファレンス・データのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティの作成と連絡先プリファレンスの追加 既存のパーティへの連絡先プリファレンス・レコードの追加 連絡先プリファレンス・レコードの更新

PartyId

連絡先プリファレンスが所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

PartyOrigSystem

連絡先プリファレンスが所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この連絡先プリファレンスと同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

PartyOrigSystemReference

連絡先プリファレンスの所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、パートナ、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この連絡先プリファレンスと同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

ContactType

電話やメールなど、推奨または非推奨の連絡方法。

連絡先タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ共通参照の管理

必須。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

PreferenceCode

使用推奨、オプトイン、使用不可など、希望する連絡方法の語句を表す参照コード。

プリファレンス・コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ共通参照の管理

必須。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

PreferenceStartDate

担当者プリファレンスが有効になる日付。

担当者プリファレンス期間開始日は、担当者プリファレンス期間終了日と同じかそれより前の日付である必要があります。

必須。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

RequestedBy

内部要件やパーティによる要求など、担当者プリファレンス要求のソースを表す参照コード。

担当者プリファレンス要求のソースの参照コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ共通参照の管理

必須。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

ContactPrefOrigSysRef

レガシー・システムまたは外部システムの担当者プリファレンスの一意のIDを識別するソース・システム参照。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

ContactPrefOrigSystem

担当者プリファレンスのオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

ObjectKey

宛先表内の既存の担当者プリファレンス・レコードの一意のID。

担当者プリファレンス・オブジェクトをエクスポートすることによって、既存の担当者プリファレンスの担当者プリファレンスIDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたAdditionalPartyIdOrigSystemおよびAdditionalPartyIdOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

CpOrigSystem

連絡先のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

以前のバッチで連絡先をインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この連絡先担当者プリファレンスと同じバッチで連絡先をインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

CpOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムの連絡先の一意のIDを識別するソース・システム参照。

以前のバッチで連絡先をインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この連絡先担当者プリファレンスと同じバッチで連絡先をインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • ObjectKey (内部ID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたCpOrigSystemおよびCpOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

次の図は、既存のパーティの連絡先プリファレンスをインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、OrigSystemとOrigSystemReferenceの値でパーティを識別します。

連絡先プリファレンスのサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • 担当者のインポート

  • アカウントのインポート

  • 世帯のインポート

  • 法的エンティティのインポート

  • 従業員リソースのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ファイル・ベース・インポートを使用した担当者ジョブのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、担当者ジョブのインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

担当者ジョブを使用すると、担当者が行う作業に関連する情報を取得できます。ターゲット・オブジェクトには、担当者が働く部門の名前とコード、担当者の役職などのデータを記録する属性が含まれています。

次の表に、担当者ジョブをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト パーティ・タイプ ターゲット・オブジェクト

担当者

個人

ContactJob

アカウント

個人(アカウントの担当者)

ContactJob

リード

リード担当者

ContactJob

法的エンティティ

個人(法的エンティティの担当者)

ContactJob

パートナ

パートナ担当者

Job

応答

レスポンス担当者

ContactJob

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してパーティに担当者ジョブを追加したり、既存の担当者ジョブ割当てを更新するには、担当者ジョブが所属するアカウント、担当者または世帯パーティに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。ソース・ファイル・データは、アカウント、担当者または世帯のプロファイル・ターゲット・オブジェクトにマップしたり、担当者ジョブ・ターゲット・オブジェクトにマップします。

パーティと担当者ジョブ割当てを同じインポート・アクティビティで作成する場合は、パーティと担当者ジョブのデータをソース・ファイルにまとめます。インポート・プロセスは、パーティをインポートし、そのパーティ・レコードを識別して、関連する担当者ジョブをインポートできます。

既存のパーティに担当者ジョブを追加したり、既存の担当者ジョブ・レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、データをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソースIDとデータベースIDの間の参照を作成するために、ソース・システム参照が使用されます。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Cloudアプリケーションにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

担当者ジョブ情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと担当者ジョブの両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに担当者ジョブを追加するとき、または担当者ジョブ・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、担当者ジョブのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティの作成と担当者ジョブの追加 既存のパーティへの担当者ジョブの追加 既存の担当者ジョブの更新

PartyId

住所が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることによって、パーティID値を識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

必須。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

PartyOrigSystem

住所が所属するパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムを表すコード。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システム・コードを識別したり、この住所と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム・コードを識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

PartyOrigSystemReference

住所の所属先であるパーティ(アカウント、担当者、世帯、法的エンティティ)のソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、この住所と同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

条件付きで必要。

パーティを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (PartyId)か、またはソース・システム・コード(PartyOrigSystem)とソース・システム参照値(PartyOrigSystemReference)の両方を指定します。

RelationshipId

宛先表の組織レコードまたは個人レコードと既存の担当者との関係に対する一意のID。

関係オブジェクトをエクスポートすることによって、既存の担当者の関係の関係IDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存の担当者ジョブ・レコードを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (ObjectKey)か、またはソース・システム・コード(RelOrigSystem)とソース・システム参照値(RelOrigSystemReference)の両方を指定します。

RelOrigSystem

組織または個人と担当者との関係のオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存の担当者ジョブ・レコードを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (ObjectKey)か、またはソース・システム・コード(RelOrigSystem)とソース・システム参照値(RelOrigSystemReference)の両方を指定します。

RelOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムの組織または個人と担当者との関係を識別するID。

前提となるタスクはありません。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。

条件付きで必要。

既存の担当者ジョブ・レコードを識別するには、パーティの以前のインポートで指定された内部ID (ObjectKey)か、またはソース・システム・コード(RelOrigSystem)とソース・システム参照値(RelOrigSystemReference)の両方を指定します。

ContactNumber

担当者ジョブの一意の公開識別子値。

「顧客」作業領域を使用して、既存の担当者の担当者番号を取得します。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

担当者ジョブを更新するとき、オブジェクト・キーを指定しない場合には、必須です。

ObjectKey

宛先表の既存の担当者ジョブ・レコードの一意のID。

組織担当者オブジェクトをエクスポートして、既存の担当者の担当者IDを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要。

担当者ジョブを更新するとき、担当者番号を指定しない場合には、必須です。

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • 担当者ジョブのインポート

  • アカウントのインポート

  • 担当者のインポート

  • グループのインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

国体系のインポート

ファイルベース・インポートを使用した国体系のインポート: 説明

このトピックでは、ファイルベース・データ・インポート機能を使用して、外部データ・ソースの国体系データを準備してインポートする方法について説明します。国体系は、国の地理タイプを階層構造でグループ化したものです。たとえば、アメリカ合衆国の地理体系の場合、最上位レベルの地理タイプを州として、その下位に郡、市と続き、最後が郵便番号になります。

国体系を使用して次の設定を行うことができます。

  • 国内の地理間の関係

  • 国に定義可能な地理のタイプ

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • レガシー・システムまたはソース・システムとアプリケーションとの間で、地理データの表現方法はどのように異なりますか。

  • アプリケーション内の値をデータ値にマップするように構成する必要がありますか。

  • ビジネスを行う方法にとって重要な追加属性を取得するようにアプリケーションを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータの検証はどのように行いますか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

対象の国体系データとアプリケーション内のデータの対応関係を理解し、レガシー・データをアプリケーションで必要となるデータにマップできるようにする必要があります。最初に、国体系のデータ体系がアプリケーションでどのように表現されるかを理解する必要があります。

国ごとに異なる国体系インポート・オブジェクトをインポートする必要があります。これらの各インポート・オブジェクトには、国の体系で使用される地理タイプが地理レベル番号に基づく階層構造で含まれている必要があります。たとえば、オーストラリアの国体系をインポートする場合は、1: 国、2: 州、3: 郡、4: 町、5: 郵便番号で構成される国体系を扱うことになります。

国体系のインポート・オブジェクト

アプリケーションでは、国体系のインポートを円滑化するために、国体系がインポート・オブジェクトに組み込まれます。国体系のインポート・オブジェクトはGeoStructureLevelです。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをアプリケーション・データにマップしたり、国体系の構成要素間の1対多の関係をサポートするのに役立つ属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性摘要、値を指定しなかった場合に属性にデフォルトで移入される値、および各属性の検証情報を含む参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、アプリケーション内の値の定義に使用するタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、アプリケーション内の選択リストと相互に関連する値がデータに存在する場合、その属性の検証情報には、「設定および保守」作業領域で値の定義に使用できるタスク名が含まれています。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにアプリケーション・オブジェクトを構成する必要がある場合は、アプリケーション・コンポーザを使用して、オブジェクト・モデル拡張を設計したり、必要なアーティファクトを生成して拡張を登録し、それらをインポートできるようにする必要があります。対応するインポート・オブジェクトが構成可能属性で更新され、それらをソース・ファイル・データにマップできるようになります。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した国体系のインポート

国体系ビジネス・オブジェクトに対しては、ファイルベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい国体系を作成する際には、国体系オブジェクトをインポートします。国体系のインポート・アクティビティにアクセスし、それらを発行するには、マスター・データ管理の管理者ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

インポートしたデータの検証

「インポート・アクティビティの管理」ページでインポート・アクティビティのリストを確認できます。インポートしたデータを確認するには、インポート・アクティビティの「ステータス」列をクリックします。

国体系インポート・オブジェクト: 連携

このトピックでは、国体系インポート・オブジェクトについて説明します。ファイルベース・インポート・アクティビティを発行して国体系情報をインポートする場合、国体系インポート・オブジェクトを使用します。このトピックの内容は次のとおりです。

  • 国体系インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

国体系ターゲット・インポート・オブジェクト

国体系インポート・オブジェクトには、1つのターゲット・インポート・オブジェクトが含まれています。ターゲット・インポート・オブジェクトは、地理体系の各種側面を表す個々の属性を体系化したものです。既存の国体系を更新する際には、既存の国体系の親参照情報を指定する必要があります。この参照情報により、インポートした地理体系と既存の体系を結び付けます。ImpGeoStructureLevelターゲット・インポート・オブジェクトは、国体系情報を作成および更新するために使用します。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポート対象の属性の中に、対応するターゲット・オブジェクト属性が存在しないものがある場合は、アプリケーション・コンポーザ拡張機能で国体系をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

ファイルベース・インポートを使用して地理をインポートする方法の詳細は、Oracle Supportサイトに用意されているドキュメント1481758.1『マスター参照地理データのインポート』を参照してください。

次の表に、ImpGeoStructureLevelターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルを示します。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ファイル名

ImpGeoStructureLevel

国の地理体系を指定する情報です。

HZ_IMP_GEO_STRUCTURE _LEVELS_Reference

ファイルベース・インポートを使用した国体系のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、国体系のインポートを開始する方法について説明します。次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

国の国構造を使用すると、どの地理タイプが国の一部となり、それらの地理タイプが国内で階層的にどのように関連付けられるかを定義できます。たとえば、州、市および郵便番号という地理タイプを作成できます。次に、州の地理タイプを国の最上位レベルに、市を第2レベルに、郵便番号を最下位レベルにそれぞれランク付けできます。

次の表に、国体系をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

国体系

ImpGeoStructureLevel

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用して国に国構造を追加したり、既存の国構造値を更新するには、国構造の割当て先となる国に関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。また、インポート対象の地理タイプを配置する必要があるレベル番号を指定する必要があります。デフォルトではすべての国がレベル1に配置されます。国構造を作成するには、国構造の下へ行くにつれてレベル番号を増やします。したがって、州や都道府県などの地理タイプはレベル2に、区や郡はレベル3にというように配置できます。

既存のパーティに追加識別子を追加したり、既存の追加識別子レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)になります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

次の表に、国体系のレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 既存の国の国構造レコードの作成

CountryCode

国構造の所属先となる国を表すコード。

Oracle Cloudアプリケーションでは、2文字のISO国コードを使用して、国を参照します。

国コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 地理の管理

必須。

GeographyType

管理レベルでOracle Cloudアプリケーションによる内部参照に使用されるコード。たとえば、この管理用コードはCOUNTRY、STATE、COUNTY、CITYなどにすることができます。データの階層構造を定義するには、LevelNumberフィールドまたはGeographyTypeフィールドを含める必要があります。

前提となるタスクはありません

必須。

LevelNumber

階層での地理タイプのレベル番号。たとえば、国の場合、最上位レベルにあるため、階層でのレベルは1になります。

前提となるタスクはありません

必須。

次の図は、国構造をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。

国構造のサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、ヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: ヘルプ・アプリケーションの検索で、次のキーワードを入力すると、関連トピックを検索できます。

  • 国体系のインポート

ヒント: サンプルの国構造および国構造をインポートする手順の詳細は、My Oracle Supportで記事1341174.1を参照してください。

顧客階層のインポート

ファイル・ベース・インポートを使用した顧客階層のインポート: 説明

このトピックでは、顧客階層および顧客階層メンバーをインポートする方法について説明します。顧客階層では、アカウントと他のアカウントとの階層関係を取得します。顧客階層は、階層メンバーで構成されています。顧客階層を使用すると、あるアカウントからの支払を処理し、それを同じ階層の別のアカウントに適用できます。また、1つの階層の全アカウントの商談から売上の数値をロール・アップする売上ロール・アップ・レポートを作成することもできます。

顧客階層情報をインポートするときには、次の質問について検討してください。

  • 顧客階層のすべてのメンバーがOracle Cloudアプリケーションに含まれていますか。

  • 階層を完了するために追加の階層メンバーをインポートする必要がありますか。

  • レガシー・システムまたはソース・システムが顧客階層を表す方法は、Oracle Cloudアプリケーションが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • 既存のデータ値を顧客階層インポート・オブジェクトにマップするために、Oracle Cloudアプリケーションの値を構成する必要はありますか。

  • 事業の推進にとって重要な追加の属性を取得するように、Oracle Cloudアプリケーションを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータはどのように検証しますか。

顧客階層をインポートするには、次の手順を実行する必要があります。

  1. 階層に含める必要があるアカウントをインポートします。

  2. 階層構造およびルート・ノードが含まれている階層定義をインポートします。

  3. 既存のアカウントのメンバーを階層にインポートします。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・システムまたはソース・システムの顧客階層データをインポートするには、まずデータを分析し、それがアカウント・オブジェクト構造にどのように対応しているかを確認する必要があります。アプリケーションで顧客階層のデータの構造がどのように表現されるかを理解する必要があります。

顧客階層インポート・オブジェクトの構造は階層化されています。上位レベルは顧客階層となり、これが存在する場合にのみ、顧客階層メンバーをインポートできます。顧客階層および顧客階層メンバーには、顧客階層および顧客階層ノード(階層タイプ、階層コード、階層名、階層バージョンなど)に関する情報が含まれています。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

データの構造を理解したら、次に、データの詳細な属性値をOracle Cloudアプリケーション・データと比較します。各インポート・オブジェクトは、Oracle Cloudアプリケーション・データに独自のデータをマップし、顧客階層を構成する構造型コンポーネント間の1対多関係をサポートするために役立つ属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。詳細属性情報を含む参照ファイルは、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)で使用可能な『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドに記載されています。

参照ファイルには、属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、および各属性の検証情報が含まれています。検証情報には、Oracle Engagement Cloudで値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、選択リストに対応している値がデータに含まれる場合は、その属性の検証情報に、値を定義できる、「設定および保守」作業領域内のタスク名が示されます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにインポート・オブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。

対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した顧客階層のインポート

顧客階層ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。CSVなど、ファイル・ベース・インポートに適したフォームでXMLまたはテキストのソース・データ・ファイルを作成します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトを構成したり、ソース・ファイル・マッピングを作成したり、インポート・アクティビティをスケジュールするために必要なタスクが含まれます。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。

インポート・アクティビティでは、ソース・ファイル、ソース・ファイルからオブジェクトおよび属性へのインポート・マッピング、インポート・スケジュールなどの、インポート・データを処理するための指示を定義します。

顧客階層情報をインポートするときには、まず顧客階層情報をインポートし、次に顧客階層の顧客階層メンバーをインポートします。顧客階層メンバーをインポートするときには、メンバーの顧客階層を参照する親参照情報を指定する必要があります。

インポートしたデータの検証

Oracle Cloudアプリケーションには、インポートしたデータを検証するために使用できるファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートが用意されています。「インポート・アクティビティの管理」ページでインポート・アクティビティのリストを確認できます。インポート・アクティビティのステータスを検証するには、インポート・アクティビティの「ステータス」列をクリックします。または、インポートした顧客階層情報を表示することもできます。

「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 階層の管理

顧客階層インポート・オブジェクト: 連携

顧客階層インポート・オブジェクトは、顧客階層および顧客階層メンバーをインポートします。このトピックでは、顧客階層オブジェクトについて説明し、次のものを紹介します。

  • 顧客階層インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

顧客階層ターゲット・インポート・オブジェクト

顧客階層インポート・オブジェクト内のターゲット・インポート・オブジェクトは、顧客階層に関する情報と、顧客階層メンバーに関する情報にグループ化されます。CustomerHierarchyは顧客階層に関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトで、CustomerHierarchyMemberは顧客階層メンバーに関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。1つの顧客階層に複数の階層メンバーを関連付けることができます。

顧客階層をインポートするには、次の手順を実行する必要があります。

  1. 階層に含める必要がある顧客をインポートします。

  2. 階層構造およびルート・ノードが含まれている顧客階層定義をインポートします。

  3. 既存の顧客を顧客階層メンバーとして階層にインポートします。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、顧客階層のアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。次の表に、ターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

CustomerHierarchy

顧客階層の顧客階層定義およびルート・ノード

HZ_IMP_HIERARCHIES_T _Reference

CustomerHierarchyMember

顧客階層メンバー

HZ_IMP_HIERARCHY_NODES_ Reference

ファイル・ベース・インポートを使用した顧客階層のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、いくつかの主要概念について説明し、顧客階層のインポートを開始するためのガイダンスを提供します。これには次の情報が含まれています。

  • 顧客階層の概要

  • レコードの識別および関連付け

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

次の表に、顧客階層をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

顧客階層

CustomerHierarchy

顧客階層の概要

顧客階層は、顧客と他の顧客との階層関係を取得し、階層メンバーで構成されています。顧客階層を使用すると、ある顧客からの支払を処理し、それを同じ階層の別の顧客に適用できます。また、1つの階層の全顧客の商談から売上の数値をロール・アップする売上ロール・アップ・レポートを作成する場合にも使用できます。

顧客階層は複数のバージョンを作成できます。ただし、特定の日付にアクティブにできる階層バージョンは1つのみです。新規顧客の構造を表すために新しい階層を作成できます。顧客の組織にわずかな変更が加えられた場合、既存のバージョンを編集するのではなく、新しいバージョンを作成できます。

レコードの識別および相互の関連付け

既存の顧客階層を更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムおよびソース・システム参照値の組合せか、Oracle FusionレコードIDになります。

データのソースがサード・パーティまたは外部のシステムである場合で、かつ、その同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのパーティ・レコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値を指定できます。Oracle Fusionは、ソース・システム情報とOracleのレコードIDとの間の相互参照を格納します。既存のパーティに販売アカウント・プロファイルを追加するには、ソース・システム・コードおよび参照値を指定します。インポート・プロセスは、その値の組合せを使用して、Oracle Fusionの既存のパーティ・レコードを識別します。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを設定できます。ソース・システムは、Oracle Cloudアプリケーションにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソース・システム参照は、アプリケーションがソースIDとOracle Cloudアプリケーション・データベースIDとの間の参照を作成するために使用されます。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Cloudアプリケーションにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、既存のパーティに販売アカウント・プロファイルを追加する場合は、ソース・ファイルにOracle Fusionパーティ・レコードIDが必要です。インポート・プロセスは、レコードIDを使用して、既存のレコードを識別します。データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、Oracle FusionレコードIDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、レコードIDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

顧客階層情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。顧客階層を作成するときと、顧客階層レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別と関連付けに、ソース・システム情報を使用するときと、レコードIDを使用するときでは、データ要件が異なります。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。次の表に、考えられる2つのインポート・シナリオに基づいて顧客階層をインポートするために必要な最小限の属性、データを準備するために必要な前提条件設定または手動ステップ、およびデータをOracle Fusionにマップするために使用するインポート属性をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび顧客階層レコードの作成 既存のパーティの顧客階層レコードの作成

Language

翻訳可能な列の内容の翻訳先となる言語のコードを示します。

有効な言語コードを表示します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: ISO言語の管理

指定しない場合、デフォルトはUSです。

条件付きで必要。

新しい階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

条件付きで必要。

新しい階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

SourceLangFlag

このチェック・ボックスは、Language属性で指定されている言語が、このレコードの内容を作成するために使用するソース言語であるか、最初に作成したときに使用していたソース言語であるかを示します。

設定タスクは必要ありません。

条件付きで必要。

新しい階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

条件付きで必要。

新しい階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

HierarchyType

ツリー構造の一意の識別子。

ツリー構造を作成および管理できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: ツリー構造の管理

必須。

必須。

HierarchyCode

ツリーのユーザー定義識別子。

インポート・オブジェクトが従業員リソースである場合、HiearchyCodeはGLOBAL_SALES_MARKETINGである必要があり、それ以外の場合、値は自由テキストになります。

必須。

必須。

HierarchyName

ツリーの名前。

設定タスクは必要ありません。

必須。

必須。

HierarchyVersionName

ツリー・バージョンの名前。

設定タスクは必要ありません。

条件付きで必要。

階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

条件付きで必要。

階層(ツリー・バージョン)を作成するときには必須です。

ActionCode

この属性は、階層(ツリー・バージョン)を挿入または削除するために指定します。指定する場合、有効な値はINSERT、UPDATEおよびDELETEです。

レコードを更新するときには、UPDATE値を使用します。既存のレコードを削除する場合は、DELETE値を使用します。レコードを挿入する場合は、INSERT値を使用します。

条件付きで必要。

既存の階層(ツリー・バージョン)を削除する場合には、DELETE値は必須です。

条件付きで必要。

既存の階層(ツリー・バージョン)を削除する場合には、DELETE値は必須です。

AsOfDate

ActionCodeをDELETEに指定したとき、削除するツリー・バージョンの判断に使用される日付。1つの日付において、1つのバージョンのみがアクティブです。

設定タスクは必要ありません。

条件付きで必要。

既存の階層(ツリー・バージョン)を削除する場合には、値は必須です。

条件付きで必要。

既存の階層(ツリー・バージョン)を削除する場合には、値は必須です。

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Fusionヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。ヘルプ・アプリケーションは、任意のOracle Fusionアプリケーション・ページから、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択することによって使用できます。

  • 顧客階層のインポート。

  • 顧客階層メンバーのインポート。

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ファイル・ベース・インポートを使用した顧客階層メンバーのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、いくつかの主要概念について説明し、顧客階層メンバーのインポートを開始するためのガイダンスを提供します。これには次の情報が含まれています。

  • レコードの識別および関連付け

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

次の表に、顧客階層メンバーをインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

顧客階層メンバー

CustomerHierarchyMember

顧客階層は、顧客と他の顧客との階層関係を取得し、階層メンバーで構成されています。

レコードの識別および相互の関連付け

既存の顧客階層メンバーを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムおよびソース・システム参照値の組合せか、Oracle FusionレコードIDになります。データのソースがサード・パーティまたは外部のシステムである場合で、かつ、その同じシステムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのパーティ・レコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値を指定できます。Oracle Fusionは、ソース・システム情報とOracleのレコードIDとの間の相互参照を格納します。既存のパーティに販売アカウント・プロファイルを追加するには、ソース・システム・コードおよび参照値を指定します。インポート・プロセスは、その値の組合せを使用して、Oracle Fusionの既存のパーティ・レコードを識別します。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを設定できます。ソース・システムは、データをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソース・システム参照は、アプリケーションがソースIDとデータベースIDとの間の参照を作成するために使用されます。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をOracle Cloudアプリケーションにインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、既存のパーティに販売アカウント・プロファイルを追加する場合は、ソース・ファイルにOracle Fusionパーティ・レコードIDが必要です。インポート・プロセスは、レコードIDを使用して、既存のレコードを識別します。データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、Oracle FusionレコードIDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、レコードIDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

顧客階層メンバー情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと顧客階層メンバーの両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに顧客階層メンバーを追加するとき、または顧客階層メンバー・レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。レコードの識別と関連付けに、ソース・システム情報を使用するときと、レコードIDを使用するときでは、データ要件が異なります。

表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。次の表に、属性ごとにその属性をインポートするための前提条件設定タスクをリストします。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 同じバッチでのパーティおよび顧客階層メンバー・レコードの作成 既存のパーティの顧客階層メンバー・レコードの作成

ActionCode

この属性は、階層ノード(ツリー・ノード)を挿入または削除するために指定します。この属性は通常、レコードを削除するためにのみ使用します。

レコードを更新するときには、UPDATE値を使用します。既存のレコードを削除する場合は、DELETE値を使用します。レコードを挿入する場合は、INSERT値を使用します。

条件付きで必要。

既存の階層ノードを削除する場合には、値は必須です。

条件付きで必要。

既存の階層ノードを削除する場合には、値は必須です。

AsOfDate

ActionCodeをDELETEに指定すると、AsOfDateによって、階層ノードの削除元となるツリー・バージョンが判断されます。1つの日付において、1つのバージョンのみがアクティブです。

設定タスクは必要ありません。

条件付きで必要。

既存の階層ノードを削除する場合には、値は必須です。

条件付きで必要。

既存の階層ノードを削除する場合には、値は必須です。

HierarchyType

ツリー構造の一意の識別子。

ツリー構造を作成および管理できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: ツリー構造の管理

必須。

必須。

HierarchyCode

ツリーのユーザー定義識別子。

HierarchyCodeはFND_TREE表のTREE_CODE列に存在する必要があります。または、階層をこのノードと同じバッチで作成する場合には、HierarchyCodeはHZ_IMP_HIERARCHIES_T表(新しい階層用のインタフェース表)のTREE_CODE列(階層インポート用のHierarchyCode属性)に存在する必要があります。

必須。

必須。

PartyOrigSystem

新しいノードとして挿入するか、削除対象のノードとして存在するパーティのオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。データのソースがレガシー・システムまたは外部システムであるときには、ソース・システム参照(PartyOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(PartyOrigSystem)を指定します。インポート・プロセスでは、ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値を使用して、次のことが実行されます。*以前のバッチで、最初にソース・システム参照およびソース・システム・コードの値とともにインポートされた既存のパーティ・レコードを一意に識別する、内部ID (PartyId)を検索します。パーティは、新しいノードとして挿入されるか、またはこのバッチで削除されるノードです。

パーティに対して有効としてソース・システム・コードを事前定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

条件付きで必要。

既存のノードを削除する場合は、PartyIdのみか、PartyOrigSystemとPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、そのノードを識別します。

条件付きで必要。

既存のノードを削除する場合は、PartyIdのみか、PartyOrigSystemとPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、そのノードを識別します。

PartyOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムでこのノードの親ノードであるパーティを識別するID。データのソースがレガシー・システムまたは外部システムであるときには、ソース・システム参照(ParentPartyOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(ParentPartyOrigSystem)を指定します。インポート・プロセスでは、ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値を使用して、次のことが実行されます。*以前のバッチで、最初にソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を使用してインポートされた既存の親ノード(パーティ・レコード)を一意に識別する内部ID (ParentPartyId)を検索します。*このノードと同じバッチでインポートされたソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を持つ新規親ノードの内部ID (ParentPartyId)を検索します。

以前のバッチでパーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、同じバッチでパーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

PartyId

新しいノードとして挿入されるか、またはこのバッチで削除される既存のノードである、既存のパーティ・レコードの一意の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることにより、既存のパーティのパーティIDを取得できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

既存のノードを削除する場合は、PartyIdのみか、PartyOrigSystemとPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、そのノードを識別します。

条件付きで必要。

既存のノードを削除する場合は、PartyIdのみか、PartyOrigSystemとPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、そのノードを識別します。

ParentPartyId

このノードの親ノードである既存のパーティ・レコードの一意の内部ID。

パーティ・オブジェクトをエクスポートすることにより、既存のパーティの親パーティIDを取得できます。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

条件付きで必要。

新しいノードを作成するか既存のノードを削除するとき、ノードが階層のルート・ノードでない場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別する必要があります。

条件付きで必要。

新しいノードを作成するか既存のノードを削除するとき、ノードが階層のルート・ノードでない場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別する必要があります。

ParentPartyOrigSystem

このノードの親ノードであるパーティのオリジナル・ソース・システムを識別するソース・システム・コード。データのソースがレガシー・システムまたは外部システムであるときには、ソース・システム参照(ParentPartyOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(ParentPartyOrigSystem)を指定します。インポート・プロセスでは、ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値を使用して、次のことが実行されます。*以前のバッチで、最初にソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を使用してインポートされた既存の親ノード(パーティ・レコード)を一意に識別する内部ID (ParentPartyId)を検索します。*このノードと同じバッチでインポートされたソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を持つ新規親ノードの内部ID (ParentPartyId)を検索します。

親パーティに対して有効としてソース・システム・コードを事前定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

ParentPartyOrigSystemReference

レガシー・システムまたは外部システムでこのノードの親ノードであるパーティを識別するID。データのソースがレガシー・システムまたは外部システムであるときには、ソース・システム参照(ParentPartyOrigSystemReference)およびソース・システム・コード(ParentPartyOrigSystem)を指定します。インポート・プロセスでは、ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値を使用して、次のことが実行されます。*以前のバッチで、最初にソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を使用してインポートされた既存の親ノード(パーティ・レコード)を一意に識別する内部ID (ParentPartyId)を検索します。*このノードと同じバッチでインポートされたソース・システム参照およびソース・システム・コードの値を持つ新規親ノードの内部ID (ParentPartyId)を検索します。

以前のバッチで親パーティをインポートしたときに使用されたソース・システムの参照値を識別したり、同じバッチで親パーティをインポートするときに使用するソース・システム参照を識別します。

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

条件付きで必要。

新しいノードを作成する場合は、ParentPartyIdのみか、ParPartyOrigSystemとParPartyOrigSystemReferenceの両方を指定して、親ノードを識別します。

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Fusionヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。ヘルプ・アプリケーションは、任意のOracle Fusionアプリケーション・ページから、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択することによって使用できます。

  • 顧客階層のインポート。

  • 顧客階層メンバーのインポート。

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した販売アカウント階層の削除: 手順

この手順では、ファイル・ベース・データ・インポートを使用して販売アカウント階層を削除する方法について説明します。

販売アカウント階層の削除には、次の2つのステップが関与します。

  • 階層バージョンの削除

  • 階層メンバーの削除

階層バージョンの削除

次の手順を使用すると、階層バージョンを削除できます。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

  2. 「インポート・アクティビティの管理」ページで「作成」をクリックします。

  3. 次の表の情報に従ってCSVファイルを構築します。

    • 次の表に、必須の列、その値およびコメント(ある場合)を示します。

      列名

      CustomerHierarchy_HierarchyType

      HZ_CUSTOMER_HIERARCHY

      このフィールドは、削除には必須です。

      CustomerHierarchy_HierarchyCode

      FIOrgTree_BJUN9_2014

      CustomerHierarchy_HierarchyName

      FIOrgTree_BJUN9_2014

      CustomerHierarchy_AsOfDate

      7/25/2014

      現在の日付を入力します。

      CustomerHierarchy_ActionCode

      DELETE

      ActionCode列は、インポート中にレコードが削除されることを示すために使用します。削除する階層バージョンの対応するActionCode列に値としてDELETEを設定します。

      CustsomerHierarchy_HierarchyVersionName

      FIOrgTree_BJUN9_2014

  4. ドロップダウン・リストからCustomerHierarchyオブジェクトを選択します。「名前」テキスト・ボックスにインポート・アクティビティの名前を指定します。「ファイル・タイプ」テキスト・ファイルを選択します。参照して、作成したCSVファイルを選択します。

  5. チェック・ボックス「ヘッダー行を含む」を選択し、「次」をクリックして、「フィールドのマップ」ページに移動します。

  6. フィールドを対応する属性にマップします。

  7. 「次」をクリックし、「レビューおよびアクティブ化」ページでインポート・プロセスをアクティブ化します。

階層メンバーの削除

次の手順を使用すると、階層メンバーを削除できます。

  1. 前の項の説明に従って、ステップ1および2を実行します。

  2. 次の表の情報に従ってCSVファイルを構築します。

    列名

    CustomerHierarchyMember_HierarchyType

    HZ_CUSTOMER_HIERARCHY

    CustomerHierarchyMember_HierarchyCode

    FIOrgTree_BJUN9_2014

    CustomerHierarchyMember_AsOfDate

    25/7/2014

    CustomerHierarchyMember_ActionCode

    DELETE

    ActionCode列は、インポート中にレコードが削除されることを示すために使用します。削除する階層メンバーの対応するActionCode列に値としてDELETEを設定します。

    CustomerHierarchyMember_PartyNumber

    CDRM_9153

    パーティ番号、パーティ・オリジナル・システム、パーティ・オリジナル・システム参照のいずれかを指定する必要があります。

    CustomerHierarchyMember_PartyOrigSystem

    DNB

    CustomerHierarchyMember_PartyOrigSystemReference

    DNB_6_9_2014_A0

  3. ドロップダウン・リストからCustomerHierarchyメンバーを選択します。「名前」テキスト・ボックスにインポート・アクティビティの名前を指定します。「ファイル・タイプ」テキスト・ファイルを選択します。参照して、作成したCSVファイルを選択します。

  4. チェック・ボックス「ヘッダー行を含む」を選択し、「次」をクリックして、「フィールドのマップ」ページに移動します。

  5. フィールドを対応する属性にマップします。

削除の制約

削除プロセスには、次の制約があります。

  • 階層内のルート・ノードを削除することはできません。

  • ノードを削除すると、その子ノードはその親ノードに再割当てされます。

地理のインポート

ファイルベース・インポートを使用した地理のインポート: 説明

このトピックでは、ファイルベース・データ・インポート機能を使用して、外部データ・ソースの地理データを準備してインポートする方法について説明します。地理とは、そのサイズに関係なく、周囲に境界を持つリージョンを指します。州、国、都市、郡、町域などが当てはまります。地理を会社固有のゾーンや住所に関連付けるには、それらの地理を事前に作成またはインポートする必要があります。

注意: アプリケーションには複数の国のサード・パーティ製マスター地理データが同梱されていて、それをインポートできます。データが提供されている国(アメリカ合衆国など)については、OracleによってライセンスされているGBG | LoqateまたはNokiaデータをインポートできます。地理データをインポートするには、「地理の管理」タスクを使用します。国を検索し、「処理」メニューから「地理データのインポート」を選択します。ライセンスされているデータが提供されていない国については、「地理データのインポート」処理は無効になります。詳細は、「既存のマスター地理データから改訂版のOracleによってライセンスされている地理データへの置換: 手順」を参照してください。

国のGBG | LoqateまたはNokia地理データが提供されていない場合は、この章に記載の情報に従い、ファイルベース・データ・インポートを使用してデータをインポートしてください。

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • レガシー・システムまたはソース・システムとOracleアプリケーションとの間で、地理データの表現方法はどのように異なりますか。

  • アプリケーション内の値をデータ値にマップするように構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータの検証はどのように行いますか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

対象の地理データとアプリケーション内のデータの対応関係を理解し、レガシー・データをアプリケーションで必要となるデータにマップできるようにする必要があります。最初に、地理のデータ体系がアプリケーションでどのように表現されるかを理解する必要があります。

国ごとに異なる国体系インポート・オブジェクトをインポートする必要があります。これらの各インポート・オブジェクトには、国の体系で使用される地理タイプが地理レベル番号に基づく階層構造で含まれている必要があります。たとえば、オーストラリアの国体系をインポートする場合は、1: 国、2: 州、3: 郡、4: 町、5: 郵便番号で構成される国体系を扱うことになります。

地理のインポート・オブジェクト

アプリケーションでは、地理のインポートを円滑化するために、地理体系がインポート・オブジェクトに組み込まれます。地理のインポート・オブジェクトはImpGeographyです。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをアプリケーション・データにマップしたり、地理の構成要素間の1対多の関係をサポートするのに役立つ属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性摘要、値を指定しなかった場合に属性にデフォルトで移入される値、および各インポート・オブジェクト属性の検証情報を含む参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、アプリケーション内の値の定義に使用するタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、アプリケーション内の選択リストと相互に関連する値がデータに存在する場合、その属性の検証情報には、「設定および保守」作業領域で値の定義に使用できるタスク名が含まれています。

地理をインポートする際には、キーワードを使用して、ヘルプ内の関連するトピックを検索できます。

構成可能な属性

アプリケーションでは、地理の構成可能属性はサポートされていません。アプリケーションにデフォルトで存在する地理オブジェクトのデータのみをインポートできます。

ファイルベース・データ・インポートを使用した地理のインポート

地理ビジネス・オブジェクトに対しては、ファイルベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい地理を作成する際には、地理オブジェクトをインポートします。地理のインポート・アクティビティにアクセスし、それらを発行するには、マスター・データ管理の管理者ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

地理情報をインポートする際には、エンティティのすべての親レベルの親参照情報を指定する必要があります。

インポートしたデータの検証

Oracleアプリケーションには、インポートしたデータを検証できるように、ファイルベース・インポート・アクティビティ・レポートが用意されています。マスター・データ管理の管理者ジョブ・ロールを持つユーザーは、「地理の管理」作業領域にナビゲートして、インポートした地理を確認することもできます。

地理インポート・オブジェクト: 連携

このトピックでは、地理インポート・オブジェクトについて説明します。地理インポート・オブジェクトは、地理情報をインポートするために使用します。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • 地理インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

地理ターゲット・インポート・オブジェクト

地理インポート・オブジェクトを使用すると、地理階層情報をインポートして、国の地理データを作成または更新できます。インポート・ファイルのソース・データをアプリケーションのターゲット属性にマップするには、ターゲット・オブジェクトの関係と各ターゲット・オブジェクトに含まれる属性を理解する必要があります。

地理インポート・オブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトには、地理階層に関する情報が含まれています。既存の地理を更新する際には、既存の地理の親参照情報を指定して、地理とそれが含まれる国を結び付ける必要があります。

地理情報を作成および更新するには、ImpGeographyターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。

注意: 国の地理データをインポートする前に、その国の地理構造を定義する必要があります。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、地理のアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ファイル

地理のターゲット・インポート・オブジェクトの参照ガイド・ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/cloud/latest/salescs_gs/docs.htm)に用意されている『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。ファイルベース・インポートを使用して地理をインポートする方法の詳細は、Oracle Supportサイトに用意されているドキュメント1481758.1『マスター参照地理データのインポート』を参照してください。

次の表に、ImpGeographyターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルを示します。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 属性参照ファイル名

ImpGeography

国の地理階層詳細(地理タイプや地理コードなど)に関する情報が含まれています。

HZ_IMP_GEOGRAPHIES_T _Reference

ファイルベース・データ・インポートを使用した地理のインポート: 作業例

この例は、ファイルベース・データ・インポート・ツールを使用してデータをインポートする方法を示しています。この例では、ソース・ファイル内の地理データをアプリケーションにインポートして、それらのデータをリアルタイムの住所検証目的や税金目的に使用できるようにしています。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

検討する決定事項 この例の場合

どのようなオブジェクトをインポートしますか。

地理

ソース・データに使用しているファイル・タイプは何ですか。

テキスト・ファイル

ソース・データ・ファイルをどこからアップロードしますか。

自分のデスクトップ

ソース・データ・ファイルのデータ・タイプは何ですか。

カンマ区切り

どのフィールドをアプリケーションにインポートしますか。

RecordTypeCodeフィールドを除くすべて

インポート処理をいつ行いますか。

即時

タスクの概要

インポート・アクティビティを作成し、インポートをアクティブ化する手順は、次のとおりです。

  1. ソース・ファイルに含める情報を決定します。

  2. インポート・アクティビティを作成してスケジュールします。

  3. インポート結果をモニターします。

初回インポート後に追加の地理データをインポートする場合の前提条件

  1. 1回のインポートで扱う各データ行で、ソースID値と親ソースID値の組合せが一意になるようにしてください。ただし、ソース・データ・ファイルに、以前にインポートした地理データと同じソースIDと親ソースID値が含まれている必要はありません。各地理値の地理体系レベルと親が同じ場合は、IDが異なっていてもインポートには影響しません。

  2. 子地理のすべての親をデータ・ファイルに含めて、子地理を追加できるようにしてください。たとえば、US、CAおよびサンフランシスコがすでにインポートされている状態で、CAの市であるサンノゼをインポートする場合は、データ・ファイルにUS、CAおよびサンノゼが含まれている必要があります。

  3. ロード済の地理データの正しい値がソース・データ・ファイルに含まれていることを確認してください。たとえば、初回インポート時に国としてUS、州としてCAをインポートし、後続のインポートで州としてカリフォルニアをインポートすると、親の国をUSとする2つの州レコード(CAとカリフォルニア)がアプリケーション・データ内に作成されることになります。

ソース・ファイルに含める情報の決定

  1. ソース地理データ・ファイルには、各データ行で一意のソースID値とその親のソースID値が含まれている必要があります。ソースIDと親ソースIDは18文字以下にする必要があります。

  2. 次の表に示すように、地理ソース・データを体系化できます。

    地理レベル 名前 ソースID 親ソースID

    1(国)

    US

    1

    該当なし

    2(州)

    CA

    11

    1

    3(国)

    Alameda

    111

    11

    4(市)

    Pleasanton

    1111

    111

    4(市)

    Dublin

    1112

    111

インポート・アクティビティの作成およびスケジュール

インポート・アクティビティを作成し、インポート詳細を入力し、インポートをスケジュールできます。インポート・アクティビティには、ソース・ファイルまたはファイルの場所の選択、データベースへのソース・ファイルのマッピングおよびインポートのスケジュールが含まれます。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

  2. 「インポート・アクティビティの管理」ページで、「作成」をクリックします。

  3. 「インポート・アクティビティの作成」の「フィールドのマップ」ページで、次の表に示すように、ソース・ファイルの各フィールドをターゲット・オブジェクトおよび属性にマップします。

    フィールド

    名前

    マスター参照地理

    オブジェクト

    地理

    ファイル・タイプ

    テキスト・ファイル

    ファイル選択

    特定のファイル

    アップロード元

    デスクトップ

    ファイル名

    デスクトップから該当するファイルを選択

    データ型

    カンマ区切り

    注意: 「インポート・アクティビティの作成: 設定」ページで選択しているファイル・タイプがソース・データ・ファイルのファイル・タイプに一致することを確認します。

  4. 「次」をクリックします。

  5. 「インポート・アクティビティの作成: フィールドのマップ」ページで、次の表に示すように、ソース・ファイルからの各フィールドをデータベース・オブジェクトおよび属性にマップします。

    列ヘッダー 値の例 無視 オブジェクト 属性

    プライマリ地理名

    プライマリ地理名

    アメリカ合衆国

    Imp Geography

    プライマリ地理名

    国コード

    US

    いいえ

    Imp Geography

    国コード

    レコード・タイプ・コード

    0

    はい

    Imp Geography

    レコード・タイプ・コード

    ソースID

    10265

    いいえ

    Imp Geography

    ソースID

    親ソースID

    1053

    いいえ

    Imp Geography

    親ソースID

    テキスト・ファイル内の列をインポートしない場合は、「無視」を選択できます。

    注意: ソース・ファイルから関連するターゲット・オブジェクトにフィールドをマップできない場合は、インポート・オブジェクトのスプレッドシートを参照してください。

  6. 「次」をクリックします。

  7. 「インポート・アクティビティの作成」の「スケジュールの作成」ページで、「スケジュール」フィールドから「即時」を選択し、インポートがアクティブ化後すぐに開始されるようにします。

    データを即時にインポートするかわりに、インポートの開始日時を指定できます。また、インポートの繰返しの有無とその頻度を指定することもできます。

  8. 「次」をクリックします。

インポート結果のモニター

インポート・アクティビティの処理をモニターし、完了レポートで成功レコードとエラーの両方を確認できます。

  1. 「インポート・アクティビティの作成」の「レビューおよびアクティブ化」ページで、「インポート詳細」、「ファイル詳細」、「インポート・オプション」、「スケジュール」の各セクションに表示されるインポート詳細を確認します。必要に応じて「戻る」リンクを使用して前の画面に移動し、インポート詳細を更新します。

  2. インポート詳細を確認し、「アクティブ化」をクリックしてインポートを発行します。

    インポート・アクティビティが終了したら、「ステータス」フィールドの値が「完了」に変わります。

ファイルベース・インポートを使用した国体系のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、国体系のインポートを開始する方法について説明します。次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

国の国構造を使用すると、どの地理タイプが国の一部となり、それらの地理タイプが国内で階層的にどのように関連付けられるかを定義できます。たとえば、州、市および郵便番号という地理タイプを作成できます。次に、州の地理タイプを国の最上位レベルに、市を第2レベルに、郵便番号を最下位レベルにそれぞれランク付けできます。

次の表に、国体系をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

国体系

ImpGeoStructureLevel

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用して国に国構造を追加したり、既存の国構造値を更新するには、国構造の割当て先となる国に関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。また、インポート対象の地理タイプを配置する必要があるレベル番号を指定する必要があります。デフォルトではすべての国がレベル1に配置されます。国構造を作成するには、国構造の下へ行くにつれてレベル番号を増やします。したがって、州や都道府県などの地理タイプはレベル2に、区や郡はレベル3にというように配置できます。

既存のパーティに追加識別子を追加したり、既存の追加識別子レコードを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)になります。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

次の表に、国体系のレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 既存の国の国構造レコードの作成

CountryCode

国構造の所属先となる国を表すコード。

Oracle Cloudアプリケーションでは、2文字のISO国コードを使用して、国を参照します。

国コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 地理の管理

必須。

GeographyType

管理レベルでOracle Cloudアプリケーションによる内部参照に使用されるコード。たとえば、この管理用コードはCOUNTRY、STATE、COUNTY、CITYなどにすることができます。データの階層構造を定義するには、LevelNumberフィールドまたはGeographyTypeフィールドを含める必要があります。

前提となるタスクはありません

必須。

LevelNumber

階層での地理タイプのレベル番号。たとえば、国の場合、最上位レベルにあるため、階層でのレベルは1になります。

前提となるタスクはありません

必須。

次の図は、国構造をインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。

国構造のサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、ヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: ヘルプ・アプリケーションの検索で、次のキーワードを入力すると、関連トピックを検索できます。

  • 国体系のインポート

ヒント: サンプルの国構造および国構造をインポートする手順の詳細は、My Oracle Supportで記事1341174.1を参照してください。

ファイル・ベース・インポートを使用した地理階層のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、地理階層のインポートを開始する方法について説明します。これには次の情報が含まれています。

  • 地理階層の概要

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

次の表に、地理階層をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

地理階層

ImpGeography

地理階層の概要

地理階層は、地理間に概念上の親子関係を確立するデータ・モデルです。東京やペルーなどの地理は、地表の境界を表します。アプリケーションでは、この階層的な地理的関係のネットワークに基づいて情報を推定できます。たとえば、マスター地理階層では、カリフォルニア州はサンマテオ郡の親として定義され、サンマテオ郡はレッドウッドシティの親となり、レッドウッドシティは郵便番号94065の親となります。単に94065と入力することで、その郵便番号がカリフォルニア州にあることや、対応する市区町村がレッドウッドシティであることをアプリケーションで判断できます。

レコードの識別および相互の関連付け

ソース・ファイル・データ内のレコード内にある地理の親子関係を識別するには、その地理のソースIDおよび親ソースIDを使用します。IDは、後続のインタフェース表データとの関係を識別する場合にも使用できます。

たとえば、国とその州をインポートするときには、次の値を指定できます。

  • 国のデータ: SOURCE_ ID = 1; PARENT_ID = (NULL)。国は地理階層の上位レベルであり、親が存在しないため、PARENT_IDはnullです。

  • 都道府県のデータ: SOURCE_ ID = 2; PARENT_ID = 1 (the source ID of the country)

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

住所情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。パーティと住所の両方を同じインポート・バッチで作成するときと、既存のパーティに住所を追加するとき、または住所レコードを更新するときでは、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、地理階層データのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。次の表に、属性ごとにその属性をインポートするための前提条件設定タスクをリストします。

属性 摘要 前提条件の設定タスク 地理階層の作成 地理階層レコードの更新

CountryCode

地理の所属先となる国の一意のコード。

国コードを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

必須。

必須。

LevelNumber

国の地理タイプの階層における地理のレベル番号(レベル1が国)。

前提となるタスクはありません。

地理タイプを指定しない場合には必須です。

地理タイプを指定しない場合には必須です。

GeographyType

CITY、COUNTY、PROVINCEなどの地理タイプ。

地理タイプ・オブジェクトをエクスポートすることで、地理タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のいずれかを行います。

  1. 次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: エクスポート・プロセスのスケジュール

  2. 次の項目に移動します。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

レベル番号を指定しない場合には必須です。

レベル番号を指定しない場合には必須です。

ParentSourceId

地理の親ソースIDは、ソースIDとともに、ソース・ファイル・データ内のレコード内にある地理の親子関係を識別するために使用します。IDは、後続のインタフェース表データとの関係を識別する場合にも使用できます。

前提となるタスクはありません。

必須。

必須。

SourceId

地理のソースIDは、親ソースIDとともに、ソース・ファイル・データおよび後続のインタフェース表データ内にある地理の親/子関係を識別するために使用します。

前提となるタスクはありません。

必須。

必須。

PrimaryGeographyName

プライマリ地理の名前。

前提となるタスクはありません。

必須。

必須。

RecordTypeCode

インポート・データの目的を表すレコード・タイプ・コード。

値は次のとおりです。

  • 0: 地理がベース表にすでに存在することを示します。

  • 1: 新しい地理を作成する目的を示します。

  • 2: 名前またはコードを識別する代替を既存の地理に追加する目的を示します。このレコード・タイプ・コードを選択した場合には、必要な追加フィールドを指定する必要があります。

前提となるタスクはありません。

必須。

必須。

次のイメージは、地理階層データをインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。

地理階層のサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。任意のOracle Engagement Cloudページからヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。

  • 地理のインポート

  • 国体系のインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照番号の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用したテリトリ地理のインポート: 説明

このトピックでは、テリトリ地理情報をインポートするために実行する必要があるタスクについて説明します。テリトリは、営業担当が一連の販売アカウントに対して負う責任の管轄区域として定義されます。テリトリは、地理、製品、組織タイプ、業種、ビジネス・サイズ、アカウント、アカウント・タイプ、販売チャネル・ディメンションなどの、ディメンションと呼ばれる様々な要因に基づくことができます。テリトリ地理では、ヨーロッパやアジアなど、選択したディメンションに従ってテリトリの境界を定義します。ディメンションは、テリトリの管轄区域の境界を定義する属性です。地理ディメンションは、国または郵便番号でテリトリを定義するために使用でき、テリトリ地理に基づいています。このため、テリトリ定義でテリトリ地理を使用するには、そのテリトリ地理を作成またはインポートする必要があります。

地理(マスター地理とも呼ばれます)をカスタム・ゾーンおよび住所と関連付けるには、その地理を作成またはインポートする必要があります。また、テリトリ地理を作成してインポートするには、マスター地理を設定し、インポートに使用するテリトリ地理ゾーン・タイプを作成する必要があります。

テリトリ地理のインポートは増分インポートであり、新規の環境の場合には新しいテリトリ地理階層が作成され、既存のテリトリ地理には分岐が追加されます。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

Oracle Cloudアプリケーションが必要とするデータにレガシー・データをマップするには、テリトリ地理データがOracle Cloudアプリケーション内のデータにどのように対応するかを理解する必要があります。最初に、Oracle Cloudアプリケーションがテリトリ地理のデータ構造を表現する方法を理解する必要があります。

テリトリ地理は、ユーザー定義のゾーンとマスター地理データ(マスターとも呼ばれます)の組合せです。マスター地理のみを使用してテリトリ地理を定義すると、そのテリトリ定義は、マスター地理にある要素にのみ基づきます。たとえば、次の図では、北米テリトリにマスター地理であるUSとカナダが含まれています。これは、テリトリ地理が、国、州および郵便番号にのみ基づくためです。

マスター地理に基づくテリトリ地理

ゾーンとマスター地理の両方を使用してテリトリ地理ディメンションを定義すると、柔軟性が向上します。次の図に示すように、マスターはゾーンの下に作成でき(たとえば、USは北米の下です)、ゾーンはマスターの下に配置できます(たとえば、東部ゾーンはUSの下です)。

ゾーンとマスター地理の両方に基づく
テリトリ地理

テリトリ地理のインポート・オブジェクト

テリトリ地理のインポートを容易にするために、Oracle Cloudアプリケーションではテリトリ地理の構造がインポート・オブジェクトに組み込まれています。テリトリ地理のインポート・オブジェクトはImpGeoTerritoryです。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをOracle Cloudアプリケーション・データにマップし、テリトリ地理を構成する構造コンポーネント間の1対多の関係をサポートするための属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性の説明や各属性の検証情報が含まれている参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、Oracle Cloudアプリケーションで値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、Oracle Cloudアプリケーションの選択リストとの相関関係がある値がデータに含まれる場合は、その属性の検証情報によって、値を定義できる「設定および保守」作業領域内にタスク名が提供されます。このタスクを完了するために必要となる、参照ガイド・ファイル名と場所のリストなどの追加情報は、次の表にリストされているトピックを参照してください。

インポート・オブジェクト 関連するインポート・オブジェクトのトピック

ImpGeoTerritory

テリトリ地理インポート・オブジェクト: 連携

注意: テリトリ地理のインポートというキーワードを使用して、ヘルプで関連するトピックを検索できます。

構成可能な属性

Oracle Engagement Cloudアプリケーションでは、テリトリ地理の構成可能な属性はサポートされません。Oracle Engagement Cloudアプリケーションから提供されている属性に対してのみデータをインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用したテリトリ地理のインポート

テリトリ地理ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。ソース・データ・ファイルをCSV (カンマ区切り値)形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。テリトリ地理属性とその説明のリストの詳細は、「ファイル・ベース・データ・インポートを使用したテリトリ地理階層のインポート: クイック・スタート」トピックを参照してください。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトを構成したり、ソース・ファイル・マッピングを作成したり、インポート・アクティビティをスケジュールするために必要なタスクが含まれます。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しいテリトリ地理を作成するときは、テリトリ地理オブジェクトをインポートします。地理のインポート・アクティビティにアクセスし、それらを発行するには、マスター・データ管理の管理者ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

テリトリ地理情報をインポートするときには、完全なテリトリ地理階層を指定する必要があります。

インポートしたデータの検証

Oracle Engagement Cloudアプリケーションに備えられたファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートを使用して、インポートしたデータを検証できます。また、Master Data Management Administratorジョブ・ロールを持つユーザーの場合は、「テリトリ地理の管理」作業領域に移動して、インポートしたテリトリ地理を表示することもできます。

テリトリ地理インポート・オブジェクト: 連携

このトピックでは、テリトリ地理インポート・オブジェクトについて説明します。テリトリ地理情報をインポートするには、テリトリ地理インポート・オブジェクトを使用します。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • テリトリ地理インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

注意: テリトリ地理のインポートは増分インポートであり、新規の環境の場合には新しいテリトリ地理階層が作成され、既存のテリトリ地理には分岐が追加されます。

テリトリ地理ターゲット・インポート・オブジェクト

テリトリ地理インポート・オブジェクトは、テリトリ地理階層情報をインポートして、テリトリ地理階層の分岐を作成するために使用します。インポート・ファイル内のソース・データをOracle Engagement Cloud内のターゲット属性にマップするには、ターゲット・オブジェクトがどのように関連するか、および各ターゲット・オブジェクトにどのような属性が含まれているかを理解する必要があります。

テリトリ地理インポート・オブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトには、テリトリ地理階層に関する情報が含まれています。既存のテリトリ地理を更新するときには、既存のテリトリ地理の親参照情報を含めて、それが階層の上位ノードに接続されるようにする必要があります。

テリトリ地理情報を作成および更新するには、ImpGeoTerritoryターゲット・インポート・オブジェクトを使用します。

注意: テリトリ地理データをインポートする前に、マスター地理を設定し、テリトリ地理ゾーンを作成する必要があります。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

ファイル・ベース・データ・インポートを使用したテリトリ地理階層のインポート: クイック・スタート

このトピックでは、いくつかの主要概念について説明し、テリトリ地理階層のインポートを開始するためのガイダンスを提供します。これには次の情報が含まれています。

  • テリトリ地理階層の概要

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

注意: テリトリ地理のインポートは増分インポートであり、新規の環境の場合には新しいテリトリ地理階層が作成され、既存のテリトリ地理には分岐が追加されます。

次の表に、テリトリ地理階層をインポートするために使用できるファイル・ベースのインポート・オブジェクトとターゲット・オブジェクトをリストします。

インポート・オブジェクト ターゲット・オブジェクト

テリトリ地理階層

ImpGeoTerritory

テリトリ地理階層の概要

テリトリ地理階層は、テリトリ地理間に概念上の親子関係を確立するデータ・モデルです。テリトリ地理は、テリトリ管理の地理ディメンションの基礎を形成します。これをテリトリ定義で使用するときには、テリトリの境界を定義します。テリトリ地理は、マスター地理データと、ユーザー定義のゾーンおよびマスター地理データの組合せです。

レコードの識別および相互の関連付け

ソース・ファイル・データ内のレコード内にあるテリトリ地理の親子関係を識別するには、そのテリトリ地理のソースIDおよび親ソースIDを使用します。IDは、後続のインタフェース表データとの関係を識別する場合にも使用できます。

たとえば、上位ノードである国とその州をインポートするときには、次の値を指定できます。

  • 国のデータ: SOURCE_ ID = 1; PARENT_ID = (NULL)。国はテリトリ地理階層の上位レベルであり、親が存在しないため、PARENT_IDはnullです。

  • 都道府県のデータ: SOURCE_ ID = 2; PARENT_ID = 1 (the source ID of the country)

必要な最小限のデータおよび前提条件の設定タスク

テリトリ地理情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。マスター地理とゾーンの両方を同じインポート・バッチで作成するときには、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、テリトリ地理階層データのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク テリトリ地理階層の分岐の作成

TerritoryGeographyName

テリトリ地理の名前。

前提となるタスクはありません。

必須。

SourceId

テリトリ地理のソースIDは、親ソースIDとともに、ソース・ファイル・データおよび後続のインタフェース表データ内にあるテリトリ地理の親/子関係を識別するために使用します。

前提となるタスクはありません。

必須。

ParentSourceId

テリトリ地理の親ソースIDは、ソースIDとともに、ソース・ファイル・データ内のレコード内にあるテリトリ地理の親子関係を識別するために使用します。IDは、後続のインタフェース表データとの関係を識別する場合にも使用できます。

前提となるタスクはありません。

テリトリ地理が上位ノードである場合を除き、必須です。

LanguageCode

テリトリ地理の所属先となる国の一意の言語コード。デフォルト値はUSです。

前提となるタスクはありません。

必須。

TerritoryGeographyType

マスター地理データとユーザー定義のゾーンの組合せにできるテリトリ地理タイプ。マスター地理データには、市区町村、郡、都道府県などの値が含まれています。

マスター地理では、国、州、都道府県などの地理タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

ゾーンの場合は、アプリケーション内の既存のゾーン・タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

  • オプション: ゾーンの追加

注意: 「テリトリ地理の管理」タスクで「ゾーンの追加」オプションを使用して、特定のタイプのゾーンを作成できます。ゾーンを削除しても、ゾーン・タイプはアプリケーションに残り、次回新しいゾーンを作成するときに、「ゾーン・タイプ」ドロップダウン・リストに表示されます。

必須。

ZoneCode

テリトリ地理の所属先となるゾーンの一意のユーザー定義コード。ゾーンにのみ使用されます。

前提となるタスクはありません。

必須。

GeoCountryName

その地理の国の名前。マスター地理にのみ使用されます。

前提となるタスクはありません。

必須。

GeoParentName1

国名で始まる、マスター地理情報の完全パスを指定するために使用します。たとえば、TerritoryGeographyNameがサンフランシスコである場合、マスター地理情報の完全パスは次のようになります。

  • GeoParentName1 = "United States"

  • GeoParentName2 = "CA"

  • GeoParentName3 = "San Francisco" (国)

  • GeoParentName4 = "San Francisco" (市)

  • GeoParentName5 = 空白

マスター地理のフルパスを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

マスター地理に対してのみ必須です。

GeoParentName2

国名で始まる、マスター地理情報の完全パスを指定するために使用します。たとえば、TerritoryGeographyNameがサンフランシスコである場合、マスター地理情報の完全パスは次のようになります。

  • GeoParentName1 = "United States"

  • GeoParentName2 = "CA"

  • GeoParentName3 = "San Francisco" (国)

  • GeoParentName4 = "San Francisco" (市)

  • GeoParentName5 = 空白

マスター地理のフルパスを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

マスター・パスが少なくとも2つの要素の長さがある場合にのみ、マスター地理に対して必須です。

GeoParentName3

国名で始まる、マスター地理情報の完全パスを指定するために使用します。たとえば、TerritoryGeographyNameがサンフランシスコである場合、マスター地理情報の完全パスは次のようになります。

  • GeoParentName1 = "United States"

  • GeoParentName2 = "CA"

  • GeoParentName3 = "San Francisco" (国)

  • GeoParentName4 = "San Francisco" (市)

  • GeoParentName5 = 空白

マスター地理のフルパスを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

マスター・パスが少なくとも3つの要素の長さがある場合にのみ、マスター地理に対して必須です。

GeoParentName4

国名で始まる、マスター地理情報の完全パスを指定するために使用します。たとえば、TerritoryGeographyNameがサンフランシスコである場合、マスター地理情報の完全パスは次のようになります。

  • GeoParentName1 = "United States"

  • GeoParentName2 = "CA"

  • GeoParentName3 = "San Francisco" (国)

  • GeoParentName4 = "San Francisco" (市)

  • GeoParentName5 = 空白

マスター地理のフルパスを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

マスター・パスが少なくとも4つの要素の長さがある場合にのみ、マスター地理に対して必須です。

GeoParentName5

国名で始まる、マスター地理情報の完全パスを指定するために使用します。たとえば、TerritoryGeographyNameがサンフランシスコである場合、マスター地理情報の完全パスは次のようになります。

  • GeoParentName1 = "United States"

  • GeoParentName2 = "CA"

  • GeoParentName3 = "San Francisco" (国)

  • GeoParentName4 = "San Francisco" (市)

  • GeoParentName5 = 空白

マスター地理のフルパスを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

マスター・パスが少なくとも5つの要素の長さがある場合にのみ、マスター地理に対して必須です。

IncludeChildGeoType1

特定のマスター地理情報の特定のタイプの子を含めるために使用します。

マスター地理では、指定された国で使用可能な、国、州、都道府県などの子タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

IncludeChildGeoType2が指定されている場合にのみ必須です。

IncludeChildGeoType2

特定のマスター地理情報の特定のタイプの子を含めるために使用します。

マスター地理では、指定された国で使用可能な、国、州、都道府県などの子タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

IncludeChildGeoType3が指定されている場合にのみ必須です。

IncludeChildGeoType3

特定のマスター地理情報の特定のタイプの子を含めるために使用します。

マスター地理では、指定された国で使用可能な、国、州、都道府県などの子タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

IncludeChildGeoType4が指定されている場合にのみ必須です。

IncludeChildGeoType4

特定のマスター地理情報の特定のタイプの子を含めるために使用します。

マスター地理では、指定された国で使用可能な、国、州、都道府県などの子タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

IncludeChildGeoType5が指定されている場合にのみ必須です。

IncludeChildGeoType5

特定のマスター地理情報の特定のタイプの子を含めるために使用します。

マスター地理では、指定された国で使用可能な、国、州、都道府県などの子タイプを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: 販売基盤

  • タスク: 地理の管理

親の子ノードを指定する場合にのみ必須です。

StartDate

テリトリ地理開始日。

前提となるタスクはありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

EndDate

テリトリ地理終了日。

前提となるタスクはありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。

  • 地理のインポート

世帯のインポート

一般的なサポート・オブジェクトのインポート: 文書の概要

一般的なサポート・オブジェクトによって、多くの場合、プライマリ・インポート・オブジェクトがサポートされます。たとえば、追加のパーティ識別子によって、アカウント、担当者および世帯がサポートされます。ノートによって、リードおよび商談がサポートされます。プライマリ・インポート・オブジェクトと、それをサポートする一般的なオブジェクトのインポートのマッピングのトピックは、次を参照してください。

ファイル・ベース・インポートを使用した世帯のインポート: 説明

このトピックでは、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、外部データ・ソースからOracle Engagement Cloudに世帯データを準備してインポートする方法について説明します。

世帯は、個人および組織の集合で構成されるパーティです。世帯は、個人または組織と同様に、他のパーティとビジネス関係を結ぶことができ、商談およびリードに割り当てることができます。世帯は、パーティ・タイプ個人または組織をメンバーにすることができます。世帯情報を維持すると、世帯に関するリードおよび商談を作成したり、世帯に関する情報を取得して世帯の知識を深めることができます。ただし、この情報を維持しても、すべての営業およびマーケティング・アクティビティを世帯に割り当てることができない場合があります。

データをインポートする際には次の質問を検討してください。

  • レガシー・システムまたはソース・システムが世帯情報を表す方法は、Oracle Engagement Cloudが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • 既存のデータ値を世帯インポート・オブジェクトにマップするために、Oracle Engagement Cloudの値を構成する必要はありますか。

  • 事業の推進にとって重要な属性を取得するように、Oracle Engagement Cloudを構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータを検証するには、どうすればよいですか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

レガシー・データをOracle Engagement Cloudが必要とするデータにマップできるように、世帯データがOracle Engagement Cloudのデータにどのように対応しているかを理解する必要があります。最初に、Oracle Engagement Cloudが世帯のデータ構造を表現する方法を理解する必要があります。

世帯インポート・オブジェクトの構造は階層化されています。階層のルートはグループ・プロファイルとなり、これが存在する場合にのみ、分類、担当者、関係などの下位レベルのコンポーネントをインポートできます。これらの子エンティティに、その子エンティティとして他のエンティティを設定できます。この階層構造は、世帯を構成するコンポーネント間の1対多関係をサポートしています。

次の図は、世帯インポート・オブジェクトとその子エンティティを示しています。

世帯インポート・オブジェクトの構造

世帯プロファイルには、グループ名、グループ・タイプ、グループ・パーティ使用目的などの、世帯に関する基本情報が含まれています。各世帯には、分類、メンバー、関係、追加識別子および追加名を割り当てることができます。

注意: プライマリ電話や電子メールなどの担当者情報を参照するすべてのエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれます。たとえば、電話担当者プリファレンス・エンティティは、電話という連絡方法に対する世帯の担当者プリファレンスを取得します。

ビジネス・オブジェクト・データの比較

各インポート・オブジェクトは、データをOracle Engagement Cloudデータにマップし、世帯を構成する構成コンポーネント間の1対多の関係をサポートするための属性の集合です。

インポート・オブジェクトの属性詳細を理解し、インポート・データを準備できるようにする必要があります。属性の説明、値を指定しない場合にデフォルトで属性に移入される値、および各属性の検証情報が含まれている参照ガイド・ファイルを使用できます。検証情報には、値を定義できるタスクへのナビゲーション・パスが含まれています。たとえば、選択リストに相関する値がデータ内に含まれる場合、その属性の検証情報によって、値を定義できる「設定および保守」作業領域のタスク名が提供されます。

注意:

世帯をインポートするキーワードを使用して、Oracle Engagement Cloudヘルプで関連トピックを検索できます。

構成可能な属性

レガシー・データまたはソース・データをインポートするようにオブジェクトを構成する場合は、アプリケーション・コンポーザを使用してオブジェクト・モデル拡張機能を設計し、その拡張機能を登録してインポートで使用可能にするために必要なアーティファクトを生成する必要があります。対応するインポート・オブジェクトは構成可能な属性で更新され、それらはソース・ファイル・データにマップできます。同じソース・ファイルを使用して、構成可能属性と標準インポート・オブジェクト属性の両方をインポートできます。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用した世帯のインポート

世帯ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用する必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。新しい世帯を作成するときは、世帯オブジェクトをインポートします。

世帯のインポート・アクティビティにアクセスし、発行するには、「顧客関係管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります。

世帯情報をインポートするときは、まず基本的な世帯情報をインポートし、その後に世帯の子エンティティをインポートします。子エンティティをインポートするときには、そのエンティティのすべての親レベルの親参照情報を指定する必要があります。たとえば、最初に、名前や世帯タイプなどの基本的なプロファイル詳細をインポートします。次に、世帯の電話番号、住所、連絡先、FAXなどの、担当者および担当者情報をインポートします。世帯の担当者をインポートするときには、世帯のPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReferenceを指定する必要があります。PartyOrigSystemは、インポート対象の情報のソースを識別するソース・システム・コードです。

インポートしたデータの検証

Oracle Engagement Cloudアプリケーションに備えられたファイル・ベース・インポート・アクティビティ・レポートを使用して、インポートしたデータを検証できます。または、「顧客センター」作業領域に移動して、インポートした世帯情報を表示することもできます。

世帯インポート・オブジェクト: 連携

世帯、その基本情報および世帯のメンバーをインポートするには、世帯インポート・オブジェクトを使用します。このトピックでは、世帯インポート・オブジェクトについて説明し、次のものを紹介します。

  • 世帯インポート・オブジェクトのターゲット・オブジェクト

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性

  • ターゲット・インポート・オブジェクト属性の参照ガイド・ファイル

世帯ターゲット・インポート・オブジェクト

世帯の様々な側面に対する個別の属性を編成するために、世帯インポート・オブジェクトは、個別のターゲット・インポート・オブジェクトに分割されています。世帯インポート・オブジェクト内のターゲット・インポート・オブジェクトは、世帯に関する情報と、そのメンバーに関する情報にグループ化されます。グループ・プロファイルは、世帯に関する情報をインポートするための属性が含まれているターゲット・インポート・オブジェクトです。1つの世帯に複数のメンバーを関連付けることができます。世帯のメンバーとして組織または個人のみを割り当てることができます。世帯を別の世帯のメンバーとして割り当てることはできません。

追加情報で既存の世帯を更新するときには、既存の世帯の親参照情報を指定する必要があります。世帯の担当者または担当者情報をインポートするときには、親参照に加えて関係参照情報も指定する必要があります。メンバーに関する情報をインポートするときには、情報をインポートする対象となる特定の関係を参照する必要があります。たとえば、必要に応じて従業員のJohn Smithや取締役のJohn Smithの情報をインポートできます。関係の参照情報を含めないと、インポート・プロセスは関係を作成します。

既存の世帯の情報を更新したり、世帯レコードを作成するために、世帯プロファイル情報、住所および連絡先(電話やFAXなど)をインポートできます。次のターゲット・インポート・オブジェクトは、世帯情報を作成および更新するためのものです。GroupProfile、Fax、Mobile、Phone、e-mail、InstantMessenger、Relationship、Member、Address、Classification、AdditionalNameおよびAdditionalIdentifier。

電話番号や電子メールなどのすべての担当者関連のエンティティには、担当者プリファレンスを取得する子エンティティが含まれています。たとえば、電話担当者プリファレンス・エンティティは、プライマリ電話という連絡方法に対する世帯の担当者プリファレンスを取得します。また、世帯の住所インポート・オブジェクトには、現在の世帯住所の目的を取得するAddressPurposeという別の子エンティティが含まれています。

世帯に複数の担当者ポイントが存在します。複数の連絡先が同じ目的を共有する場合があります。連絡先を各目的のプライマリとして設定するには、オブジェクト属性をインポートするときにPrimarybyPurposeチェック・ボックスを有効にします。

HZ_LOCATIONS_T表のレコードに対してDO_NOT_VALIDATE_FLAGをYに設定した場合、そのようなレコードは検証されません。

ターゲット・インポート・オブジェクト属性

属性をインポートする場合は、使用可能なターゲット・オブジェクト属性およびそれらの有効値と比較する必要があります。マッピングや検証のためにソース・データとOracle Engagement Cloud属性を評価するには、参照ファイルを使用します。Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。参照ガイド・ファイルには、属性摘要、デフォルト値、およびインポート・プロセスで実行される検証の内容が示されています。各属性に対する検証をレビューし、機能的な前提条件や事前の設定タスクの必要性を確認してください。

ソース・ファイル・データをインポートする際には、ターゲット・オブジェクト/ターゲット・オブジェクト属性の組合せとの間のマッピングを定義します。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。インポート・マッピングを事前定義および管理できます。次のいずれかを実行します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・マッピングの管理

  2. インポート・アクティビティの定義時にマッピングを定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

    • タスク: ファイル・インポート・アクティビティの管理

注意: インポートする属性のいずれにも同等のターゲット・オブジェクト属性がない場合は、マーケティング・レスポンスのアプリケーション・コンポーザ拡張性機能をレビューしてください。

ターゲット・インポート・オブジェクトの属性のリソース

このオブジェクトのターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルにアクセスするには、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)に用意されている、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

次の表に、ターゲット・インポート・オブジェクトに対して使用できる参照ファイルをリストします。

ターゲット・インポート・オブジェクト 摘要 参照ガイド・ファイル名

GroupProfile

世帯情報。世帯のデフォルトのパーティ使用目的はSALES_PROSPECTです。

HZ_IMP_PARTIES_T_Reference

関係

世帯と世帯メンバーとの間の関係。関係を作成するときには、RelationshipCode列に関係コードを入力する必要があります。

HZ_IMP_RELSHIPS_T

Member

世帯メンバーの情報。

HZ_IMP_RELSHIPS_T

分類

世帯分類。分類を使用すると、パーティ、プロジェクト、タスク、オーダーなどのエンティティを階層としてカテゴリ化できます。

HZ_IMP_CLASSIFICS_T

AdditionalIdentifier

世帯の追加識別子情報。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYID_T

AdditionalName

世帯の別名。

HZ_IMP_ADDTNLPARTYNAMES _T

Url

世帯のURL。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

InstantMessenger

世帯のインスタント・メッセンジャまたはソーシャル・ネットワーキングの情報。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T _Reference

Fax

世帯のFAX。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T _Reference

FaxContactPreference

FAXでの連絡に関する世帯プリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

Mobile

世帯の携帯電話番号。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

MobileContactPreference

携帯電話での連絡に関する世帯のプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

Phone

世帯のプライマリ電話番号。世帯に複数の電話番号がある場合、1つの電話番号がプライマリ電話番号として指定されます。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

PrimaryPhoneContactPreference

電話での連絡に関する世帯のプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS_ Reference

Email

世帯の電子メール・アドレス。

HZ_IMP_CONTACTPTS_T_ Reference

EmailContactPreference

電子メールでの連絡に関する世帯のプリファレンスを示します。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

住所

世帯の住所。世帯に複数の住所がある場合は、それらの住所のいずれかがプライマリ住所として指定されます。

HZ_IMP_LOCATIONS_T、HZ_IMP_PARTYSITES_T

AddressContactPreference

プライマリ住所での連絡に関する世帯のプリファレンスを示します。

サンプルの属性: ContactType、PreferenceCode、PreferenceEndDate、PreferenceStartDateおよびReasonCode。

参照属性: CpOrigSystem、CpOrigSystemReference。

HZ_IMP_CONTACTPREFS _Reference

AddressPurpose

世帯の住所の目的を示します。

サンプルの属性: SiteUseType、EndDateおよびStartDate。

参照属性: SiteOrigSystemおよびSiteOrigSystemReference。

HZ_IMP_PARTYSITEUSES_T

ファイル・ベース・インポートを使用したグループ・プロファイルのインポート: クイック・スタート

このトピックでは、グループのインポートを開始する方法について説明します。

これには次の情報が含まれています。

  • レコードを識別し、関連付ける方法の例

  • 必要な最小限のデータおよび前提条件のタスク

  • 属性を評価するために参照ファイルにアクセスして使用する方法

  • その他のヒント

グループを使用すると、担当者とアカウントの集合を作成できます。グループは、他のタイプの顧客とビジネス関係を結ぶことができます。グループ・メンバーにメンバー・タイプを割り当てて、メンバーとグループの関係を定義できます。グループをインポートするには、グループ・インポート・オブジェクトを使用します。

レコードの識別および相互の関連付け

ファイル・ベース・インポートを使用してグループを追加したり、既存のグループ・プロファイルを更新するには、グループに関する情報がソース・ファイルに含まれている必要があります。

既存のグループ・プロファイルを更新するには、インポート・プロセスが既存のレコードを識別するための値がソース・ファイルに含まれている必要があります。これらの値は、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せ、内部ID、または公開一意識別子(ビジネス・キーや外部IDなど)です。

データのソースが外部システムである場合で、かつ、外部システムから以前にインポートしたレコードに更新をインポートする場合は、ソース・システムのレコードのソース・システム・コードおよび一意の参照値をソース・ファイルに指定できます。ファイル・ベース・データ・インポート・プロセスは、ソース・システム情報と内部IDとの間の相互参照を格納します。インポート・プロセスは、ソース・システムとソース・システム参照値の組合せを使用して、既存のレコードを識別します。

より小さいレコードのセットをインポートする場合は、外部IDまたはビジネス・キーを使用して、レコードを識別し、相互に関連付けることができます。ビジネス・キーは、パーティ・レコードを一意に識別する一連の属性です。たとえば、個人の姓名によって個人が一意に識別されます。外部IDは、アプリケーションの外部にあるシステムの一意のレコード識別子です。次のビジネス・キーまたは外部IDを使用できます。

  • 組織の組織名

  • 個人の名および姓

  • 担当者情報。これは、電子メールID、携帯番号、IMおよびURLの組合せです。

  • 住所情報。これは、住所1、住所2、市区町村および郵便番号の組合せです。

インポートするデータのソースを識別するようにソース・システムを構成できます。ソース・システムは、データをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソースIDとデータベースIDの間の参照を作成するために、ソース・システム参照が使用されます。「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」タスクを使用するか、またはソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用してソース・システム情報をインポートすることにより、ソース・システムを構成できます。

データのソースが外部システムでなく、かつ、データを定期的に更新しない場合、ソース・システム情報は必要ありません。既存のデータへの更新をインポートするには、内部IDをエクスポートして、ソース・ファイルに追加します。インポート・プロセスは、内部IDを使用して、既存のレコードを識別します。

必要な最小限のデータおよび前提条件ステップ

グループ・プロファイル情報をインポートするために必要な最小限のデータは、次のものによって異なります。

  • インポートの目的。グループ・プロファイルを作成するときと、既存のグループ・プロファイル・レコードを更新するときには、データ要件が異なります。

  • レコードの識別および関連付け。場合によっては、レコードを識別し関連付けるときに、どの属性をインポート・プロセスに指定するかを選択できます。

ソース・ファイルに値を指定するときには、その情報がインポートの検証に確実に合格するようにするための、設定タスクまたは手動ステップが必要になる場合があります。ソース・ファイルを準備する前に、データ値を決定する前提条件ステップを完了し、その後、それらの値をソース・ファイルに含めます。

次の表に、グループ・プロファイルのレコードを作成または更新するためのインポート・ファイルで必須または条件により必須となる属性(最小データ)をリストします。オプションで、表にはリストされていない、インポートに使用可能な属性をインポート・ファイルに含めることができます。それぞれの属性について、その属性をインポートする前の前提条件の設定タスクがリストされています。

属性 摘要 前提条件の設定タスク グループ・プロファイルの作成 グループ・プロファイルの更新

PartyOrigSystem

外部ソース・システムを表すコード。

取引先コミュニティ・メンバーに対して有効としてソース・システム・コードを事前定義します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 取引先コミュニティ・ソース・システムの管理

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

PartyOrigSystemReference

グループのソース・システムの一意のIDを表す参照番号またはテキスト。

ソース・システムの参照値を識別します。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

GroupName

グループの名前。

前提となるタスクはありません。

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

ObjectKeyまたはPartyID

グループのレコードID。

グループ・オブジェクトをエクスポートすることで、既存のグループ・プロファイルのPartyIdを識別します。「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: バルク・データ・エクスポートの管理、エクスポート・プロセスのスケジュール

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

条件付きで必要

既存のパーティを識別するための参照情報を指定します。この参照情報として次のものが可能です。

  • PartyId (レコードID)。

  • 組織プロファイルをインポートするときに指定されたPartyOrigSystemおよびPartyOrigSystemReference (ソース・システム・コードおよびソース・システム参照値)。

  • パーティ番号(組織プロファイルの公開一意識別子)。

  • 組織名などのビジネス・キー。

GroupType

グループのタイプ。

HZ_PARTY_GROUP_TYPES参照の有効な参照コードを識別します。

「設定および保守」作業領域で、次のようにナビゲートします。

  • オファリング: 販売

  • 機能領域: データのインポートおよびエクスポート

  • タスク: 標準参照の管理

必須。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

タイプ

パーティ・タイプ。新しいグループ・プロファイルのタイプは、デフォルトでグループに設定されます。

前提となるタスクはありません

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

属性は、必須でも条件付き必須でもありません。

次の図は、新しいグループ・プロファイルをインポートするためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、元システムおよび元システム参照情報を使用して、グループ・プロファイルを識別します。

新しいグループ・プロファイルを作成するためのサンプルのインポート・マッピング

次の図は、既存のグループ・プロファイルを更新するためのサンプルの属性マッピングを示しています。このシナリオでは、元システムの参照情報を使用して、グループ・プロファイルを識別し、そのグループ・タイプを更新します。

グループ・プロファイルを更新するためのサンプルのインポート・マッピング

参照ファイルを使用した属性の評価

使用可能なインポート属性の詳細は、Oracle Engagement Cloudヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)から入手可能な、『Oracle Engagement Cloudファイル・ベース・データ・インポート』ガイドを参照してください。ファイルベース・データ・インポートの章で、目的のインポート・オブジェクトに関するトピックを参照してください。ターゲット・インポート・オブジェクトの参照ファイルへのリンクも掲載されています。

参照ファイルをレビューして、インポートに使用可能な属性および各属性の情報(インポート対象に含められるための要件、検証要件、デフォルト値、データ型、データ長、説明など)を確認します。

その他のヒント

ヒント: Oracle Engagement Cloudヘルプ・アプリケーションの検索に次のキーワードを入力して、関連するトピックの内容を確認できます。

  • グループのインポート

  • 担当者のインポート

ヒント: データがソース・システムのものでない場合は、ソース・システムを定義し、データの参照値を手動で生成して、システムをエミュレートできます。たとえば、営業イベントまたは営業コールで情報を定期的に収集する場合は、SALES_ACTIVITYというコードを使用してソース・システムを定義できます。参照値の書式では、01_Jan_2014_Jackson_01のように、日付、営業担当名および連番を連結できます。

ソース・システム参照のインポート

ファイル・ベース・インポートを使用したソース・システム参照のインポート: 説明

このトピックでは、外部データ・ソースのソース・システム参照を準備し、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用してOracle Engagement Cloudにインポートする方法について説明します。ソース・システムは、Oracle Engagement Cloudにデータをインポートするために使用するデータの外部ソースです。ソース・システム参照は、データのソースを識別し、Oracle Engagement Cloudの既存のソース・システムおよびベース表への参照を指定します。Oracle Engagement Cloudは、ソース・システム参照を使用して、ソース・システムIDとOracle Engagement Cloud IDとの間の参照を作成します。たとえば、レガシー・システムからアカウント・レコードをインポートする場合、レガシー・システムへのソース・システム参照をインポートできます。インポート中に、レガシー・システムの詳細を指定したり、Oracle Engagement Cloudのベース表を指定することもできます。

オブジェクトをインポートするとき、オブジェクトの元システムと元システム参照の最初のセットをインポートできます。さらに、ソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用して、元システムと元システム参照のその他のセットをインポートできます。ソース・システム参照をインポートする前に、次の質問について検討する必要があります。

  • レガシー・システムまたはソース・システムがソース・システム情報を表す方法は、Oracle Engagement Cloudが同じデータを表す方法と比較してどのように異なりますか。

  • 既存のデータ値にマップするために、Oracle Engagement Cloudで値を構成する必要がありますか。

  • ビジネス・オブジェクトをインポートする際には、どのようなインポート機能を使用できますか。

  • インポートしたデータを検証するには、どうすればよいですか。

ビジネス・オブジェクト体系の比較

Oracle Engagement Cloudが必要とするデータにレガシー・データをマップするには、ソース・システム・データがOracle Engagement Cloudのデータとどのように対応しているかを理解する必要があります。

Oracle Engagement Cloudでは、ソース・システムごとに個別のソース・システム参照をインポートする必要があります。これらの各ソース・システム参照に、所有者表名、元システムおよび元システム参照の情報が含まれている必要があります。さらに、Oracle Engagement Cloudにレコードをインポートするとき、既存の所有者表、元システムおよび元システム参照を指定する必要があります。

ファイル・ベース・データ・インポートを使用したソース・システム参照のインポート

ソース・システム参照ビジネス・オブジェクトの場合、ファイル・ベース・データ・インポート機能を使用して、Oracle Engagement Cloudにデータをインポートする必要があります。XMLまたはテキスト・ソース・データ・ファイルをファイルベース・インポートに適した形式で準備します。ファイルベース・インポート・プロセスでは、ソース・ファイル内のデータを読み取り、マッピングに従ってインタフェース表に移入し、そのデータをアプリケーションの宛先表にインポートします。

「設定および保守」の「ファイル・ベース・データ・インポートの定義」タスク・リストには、インポート・オブジェクトの構成、ソース・ファイル・マッピングの作成およびインポート・アクティビティのスケジュールに必要なタスクが含まれています。インポート・オブジェクトごとにファイルベース・インポート・アクティビティを発行します。分類を作成する場合は、ソース・システム参照インポート・オブジェクトを使用します。インポート・アクティビティでは、ソース・ファイル、ソース・ファイルからオブジェクトや属性へのインポート・マッピング、およびインポート・スケジュールを含む、インポート・データの処理に対する指示を定義します。

インポートしたデータの検証

「インポート・アクティビティの管理」ページでインポート・アクティビティのリストを確認できます。インポートしたデータを確認するには、インポート・アクティビティの「ステータス」列をクリックします。または、「取引先コミュニティ・ソース・システムの管理」作業領域に移動し、インポートしたソース・システム情報を参照することもできます。