Audience Insightsについて

オーディエンスを分析し、カテゴリ・サイズを拡張し、Oracle Data Cloudタクソノミ内に適切なカスタム・カテゴリを作成するには、Audience Insightsを使用します。個人の特定のグループの知識を深める場合にも、ターゲットのペルソナを開発する場合にも使用します。Audience Insightsでは、マーケティング戦略を通知、拡充およびパーソナライズできます。Audience Insightsを使用して、適切なオーディエンスを選択したことを確認し、それにリーチするデータ戦略の更新に関する新しいアイデアを得ることができます。

Controlled Availability: Audience Insights機能は、現在はControlled Availabilityに含まれます。Audience Insightsを使用する予定がある場合は、My Oracle Support (MOS)にお問い合せください。

このトピックの内容

カテゴリとオーディエンスについて

このドキュメントでは、頻繁にカテゴリオーディエンスに言及しています。これらの用語は、密接に関係していますが、厳密には同義ではありません。カテゴリ(Audience Insightsで作成できるカスタム・カテゴリを含む)は、定義です。これらによって、ユーザーをオーディエンスに含めることができる基準が指定されます。オーディエンスは、カテゴリで指定された基準を満たすユーザーの集合です。

Audience Insightsを開く

Oracle Data Cloudプラットフォームでオーディエンス・インサイトにアクセスするには、「Audience Insights Custom Categories」ページを開くか、「Audience Insights」開始ページを開くという2つの方法があります。

ノート: 最新のFirefoxおよびSafariブラウザのバージョン(Firefox 69.0以降; Safari 13以降)を使用している場合、デフォルトのプライバシ設定では、Audience Insightsの使用がブロックされます。回避策は、次のとおりです。

  • Safariの回避策: プライバシ設定で「Website tracking: prevent cross-site tracking」を無効にします。

  • Firefoxの回避策: 「Privacy & Security」「Choose what to block」「Cookies」を無効にします。

Audience Insightsの「Custom Categories」ページを開く手順は、次のとおりです。

  • 「Custom Categories」ページが表示され、作成したカスタム・カテゴリがリストされます。

    詳細は、カスタム・カテゴリの管理を参照してください。

Audience Insightsの開始ページを開く手順は、次のとおりです。

カスタム・カテゴリの管理

「Custom Categories」ページでは、作成したカスタム・カテゴリがリストされて、それらを管理できます。

キー 説明

1

検索テキストを入力して、ページ内のカテゴリを検索します。

2

クリックして、国または日付でカテゴリの表示をフィルタします。

3

クリックして、カスタム・カテゴリを作成するか、サードパーティ・カテゴリを確認するか、カテゴリを比較します。

4

含まれる列で表をソートします。

5

クリックして、カテゴリの詳細を表示するか、インサイトを生成するか、カテゴリを複製します。

カテゴリの検索

多数のカスタム・カテゴリが作成されている場合があるため、「Custom Categories」ページのリストをスクロールするよりも、検索するほうが早いことが多いです。検索によって、名前の一部に検索テキストを含むカテゴリが返されます。

カテゴリを検索する手順は、次のとおりです。

  • 検索フィールドにテキストを入力して、検索アイコンをクリックします。

    リストに、検索テキストに一致するカテゴリが表示されます。

カテゴリの表示のフィルタリング

基準を満たすカテゴリのみが表示されるように、カテゴリの表示をフィルタできます。次の基準を任意に組み合せてフィルタできます。

  • 「Include」「My Categories」または「All Categories」を選択します。
  • 「Country」。国を選択します。カテゴリを適用できるのは、1つの国のみです。
  • 「Date Created」。日付作成範囲を選択します。
  • 「Status」「Any」「Ready for Modeling」「Ready for Activation」「Activated」「Expired」または「Archived」を選択します。
  • 「End Date」。(「Status」が「Activated」に設定されている場合にのみ使用可能です。)終了日の範囲を選択します。

カテゴリをフィルタする手順は、次のとおりです。

  1. 「Custom Categories」ページで、「Filter」ボタンをクリックします。

    フィルタ・トレイが開きます。

  2. フィルタ基準を選択します。すべてのオプションを表示する必要がある場合はスクロールします。

  3. 「Apply Filters」をクリックします。

    フィルタ・トレイが閉じ、「Custom Categories」ページのリストに、基準を満たすカテゴリのみが含まれます。

  4. フィルタをリセットするには、「Filter」ボタンをクリックして、「Reset Filters」をクリックします。

カテゴリの比較

.csvエクスポートで、20個までの異なるカテゴリを相互に比較できます。比較するカテゴリは、同じ国のデータに基づく必要があります。たとえば、UKのデータに基づくカテゴリは、他のUKのカテゴリのみと比較できます。比較するカテゴリは、同じタイプ(サードパーティまたはオンライン)である必要もあります。(サードパーティ・カテゴリは、OracleとDLXのブランド・データに基づきます。オンライン・カテゴリは、Audience Insightsで作成するカテゴリです。)

カテゴリを比較する場合、比較に使用するベースライン値を選択します。デフォルトでは、ベースラインは、選択した国のオーディエンスの合計ですが、カスタムのベースラインを選択できます。サードパーティ・カテゴリは、ベースラインとして選択できません。同じベースラインを頻繁に使用することが予想される場合は、カスタマ・サクセス・マネージャに連絡して、それらをカスタムのベースラインとして定義するための支援を受けてください。

カテゴリを比較する手順は、次のとおりです。

  1. 「Custom Categories」ページで、「Start」メニューから「Compare Categories」を選択します。
  2. 表示される新しいページで、「Compare Categories for Export」をクリックします。

  3. 「Country」フィールドで、比較するカテゴリに適用する国を選択します。
  4. 「Choose Baseline」フィールドで、ベースラインを選択します。
  5. 「Category Type」フィールドからカテゴリ・タイプを選択します。
  6. 検索フィールドにテキストを入力して、検索アイコンをクリックします。

    一致するカテゴリが検索フィールドの下に表示されます。

  7. 比較するカテゴリのチェック・ボックスを選択します。

    ページの右側の「Selected Categories」領域に、選択したカテゴリが表示されます。

  8. 必要なカテゴリがすべて追加されるまで、ステップ6と7を繰り返します。最大で20個のカテゴリを比較できます。

  9. 「Export Categories」をクリックします。

    比較データを含む.csvファイルが生成され、これを開くか保存するように求めるプロンプトが表示されます。ファイルには、ベースラインのオーディエンスと、比較するオーディエンスに関する情報が表示されます。

サードパーティ・カテゴリの確認

シンジケート型カテゴリまたは標準カテゴリとも呼ばれる場合がある、サードパーティ・カテゴリに関するオーディエンス・インサイトを取得できます。サードパーティ・カテゴリは、Oracle Data Cloudパートナから提供されたデータに基づきます。

キーワードで検索して、関心のあるカテゴリを検索します。検索結果で、カテゴリ名のいずれかの場所からの完全マッチ・キーワードが返されます。たとえば、Datalogixを検索すると、Datalogixタクソノミのすべてのオーディエンスが返され、Pampersを検索すると、ブランドのPampersオーディエンスのみが返されます。同様に、Juiceで検索すると、タクソノミ名にJuiceが出現するすべてのブランド・カテゴリと非ブランド・カテゴリが返されます。

  1. 「Custom Categories」ページで、「Start」メニューから「Explore 3P Categories」を選択します。

  2. 国を選択します。

  3. 検索テキストを入力して、検索アイコンをクリックします。

    ダイアログ・ボックスに、一致するカテゴリのリンクが表示されます。

  4. カテゴリのリンクをクリックします。

    カテゴリのインサイト・ページが生成されて表示されます。

  5. 「Return to search results」リンクをクリックして、一致するカテゴリのリストに戻ります。

さらに学ぶ

カスタム・カテゴリの作成

データ・インサイトの表示

カスタム・カテゴリのアクティブ化