ロールの管理

ロールは、グループに割り当てることができる事前定義の権限のセットです。各機能セットには、使用可能な権限の様々なセットがあります。

ロールはユーザーに直接割り当てることができますが、ロールをグループに割り当てることをお薦めします。これにより、権限の管理とトラブルシューティングが容易になるためです。たとえば、ユーザーにアナリティクスの管理者ロールが直接割り当てられている場合は、すべてのコレクションを表示して管理できると仮定できます。しかし、特定のコレクションへのアクセス権が、ユーザーがメンバーでないグループに割り当てられている場合、ユーザーはそのコレクションにアクセスできません。

Oracle Infinityでは、開始するためのデフォルトのロールのセットがプロビジョニングされています。設定の管理者ロールがある場合、またはスーパー管理者グループに属している場合は、他のロールをいつでも作成、変更または削除できます。

ノート: 管理者ロールにはすべての機能(「すべてのアクセス」)に対する権限があり、変更や削除はできません。

このトピックでは、次の項目について説明します。

ロールの作成

ロールを作成する際には、一意の名前を入力し、次の機能のいずれかに対する権限を選択する必要があります。

機能 使用可能なオプション
アクション・センター
  • すべてのアクセス
アクション
  • アクションの表示
  • アクションの管理
アナリティクス
  • コレクションの管理
  • データ拡張の管理
  • Infinity標準オブジェクトの管理
  • 自分のオブジェクトの管理
  • パブリック・オブジェクトの管理
  • 表示のみ
  • データ・エクスポートの表示(API)
行動
  • 行動の表示
  • 行動の管理
接続
  • 接続の表示
  • 接続の管理
データ収集
  • タグの管理
  • タグの表示
Infinityデータ・コネクタ
  • イベント・レベル・データの問合せおよび公開
Infinityプラットフォーム
  • イベント・レベル・データの問合せ(API)
設定
  • すべてのアクセス
  • パラメータの管理
  • ユーザー、グループ、ロールおよびデータ権限の管理
  • パラメータの表示
  • ユーザー、グループ、ロールおよびデータ権限の表示
ストリーム
  • すべてのアクセス

ノート: 一部のオプションはリンクされています。たとえば、パラメータの管理を選択すると、パラメータの表示が自動的に選択されます。使用可能な場合は、すべて選択を選択すると使用可能なすべてのチェック・ボックスが選択されます。

ロールを作成するには:

  1. ページの上部にあるをクリックします。

  2. 設定をクリックします。
  3. サイド・バーからロールを選択します。
    ロールが強調表示されている左側のサイド・バーのイメージ
  4. ロールの作成をクリックします。
    メニュー・アイコンの下にあるロールの作成ボタンのイメージ
    ロールの作成ダイアログが表示されます。
  5. ロールの作成対象リストから、設定などの機能を選択します。

    ロールの作成ダイアログが展開され、追加のオプションが表示されます。

  6. ロールの名前を入力します。
  7. ロールの権限を選択します。
  8. 保存をクリックします。

ノート: ロールを保存するには、ロールに名前が必要で、少なくとも1つの権限が必要です。

ロールの変更または削除

管理者ロールがあるか、ユーザーの管理権限を付与されている場合は、ロールを変更または削除できます。

重要: ロールを削除する場合は、別のロールのないユーザーが残っていないことを確認してください。

ロールを変更または削除するには:

  1. ページの上部にあるをクリックします。

  2. 設定をクリックします。
  3. サイド・バーからロールを選択します。

  4. アナリティクスなど、ロールに関連付けられた機能をクリックします。
    ロール、アナリティクス機能の順に強調表示された右側のパネルのイメージ
    機能に関連付けられたロールのリストが表示されます。
  5. ロール名の横にある下矢印をクリックします。
    ロールの横にある下矢印のイメージ。編集と削除のオプションが表示されます。
  6. ロールの削除をクリックしてロールを削除するか、ロールの編集をクリックしてロールを変更します。
  7. ロールの名前または選択した権限を変更する場合は、保存をクリックします。

さらに学ぶ

設定

データ権限の管理

グループの管理

ユーザーの管理

管理, 設定, ロール