Oracle Responsys接続の構成

Oracle Responsysへの接続を構成すると、Oracle InfinityOracle Responsysのインスタンスに接続できます。この接続をアクションの構成で使用する場合は、Oracle Responsysで構成したキャンペーンまたはプログラムにOracle Infinityからデータを配信するために使用できます。Oracle Infinityのデータは、パーソナライズのためにResponsysキャンペーンで使用したり、Oracle Infinityによりリアルタイムで検出された行動データに基づいてキャンペーンをトリガーするために使用できます。

ノート: 既存のOracle Responsysコネクタは非推奨としてマークされるようになり、まもなく廃止されます。非推奨コネクタの問題を回避するために、新しい接続には新しいResponsysコネクタを使用することをお薦めします。

非推奨のResponsysコネクタを使用している既存の接続およびアクションがある場合は、アップグレードされた新しいコネクタに、できるだけ早く移行することをお薦めします。これにより、継続的なサポートおよびOracle Responsysとの互換性を確保できます。接続およびアクションの移行について支援が必要な場合は、オラクルのコンサルタントまたはサポート・チームに連絡してガイダンスと支援を依頼できます。接続およびアクションを新しいコネクタにスムーズに移行するために必要なリソースおよびサポートを提供できます。

このトピックでは、次の項目について説明します。

前提条件

  • Oracle Responsysへの接続を構成する前に、接続の管理ユーザー権限を含むロールが割り当てられている必要があります。
  • Oracle ResponsysOracle Infinityのユーザー・アカウントを作成します。
  • Oracle InfinityからOracle Responsysアカウントのリターゲティング・データの受信を開始するには、まず2つのシステム間の接続を確立する必要があります。これを行うには、Webサービスのアクセス権があるOracle Responsysのユーザー・アカウントを作成します。このアカウントは、Oracle Infinityで接続を作成するときにログインとして使用されます。

  • REIイベントのトリガーという宛先タイプを作成する場合、この機能にアクセスするには、My Oracle Supportでサービス要求を作成する必要があります。

    Oracle ResponsysOracle Infinityのユーザー・アカウントを作成するには:

    1. Oracle Responsysのアカウントにサインインします。
    2. アカウント管理ページに移動します。

    3. ユーザー管理セクションで、ユーザーの追加をクリックします。
    4. ログイン名については、infinity_api_<business name>という命名スキームを使用して名前を作成し、<business name>をビジネスの名前に置き換えます。スペースや特殊文字は使用できません。
    5. 電子メール・アドレスに、このユーザー・アカウントを管理するユーザーの電子メール・アドレスを入力します。
    6. ユーザー・ステータスで、アクティブを選択します。
    7. ユーザー・ロケールで、目的の言語を選択します。
    8. 完全な標準API機能については、ロールの割当セクションで次のすべてを選択します。APIユーザーの他のロールは選択しないでください。Oracle ResponsysでのAPIユーザーの作成の詳細は、こちらを参照してください。
      • アナリティクスWebサービス・マネージャ
      • キャンペーンWebサービス・マネージャ
      • コンテンツWebサービス・マネージャ
      • フォルダWebサービス・マネージャ
      • リストWebサービス・マネージャ
      • プログラムWebサービス・マネージャ
      • 表Webサービス・マネージャ
    9. 組織の割当タブをクリックして(表示されている場合)、ルートを選択します。APIを介して作成されたオブジェクトは、APIユーザーの組織メンバーシップを継承します。
    10. 最上部にスクロールし、完了したら作成ボタンをクリックします。アカウント管理ページにリダイレクトされます。

      ユーザー・アカウントの作成方法の詳細は、Oracle Responsys Help Centerを参照してください。

Oracle Responsys接続を構成するには:

  1. 接続ページで、をクリックして新しい接続を作成します。

  2. 接続タイプを選択します。この場合、Responsysカードをクリックします。

    ノート: 非推奨のコネクタではなく、Oracle Responsysコネクタを必ず使用してください。非推奨のコネクタは間もなく廃止されます。問題を回避するために、新しい接続に対しては新しいResponsysコネクタを使用してください。

    非推奨のOracle Responsysコネクタを使用している既存の接続およびアクションがある場合は、アップグレードされた新しいコネクタに、できるだけ早く移行することをお薦めします。これにより、継続的なサポートおよびOracle Responsysとの互換性を確保できます。接続およびアクションの移行について支援が必要な場合は、オラクルのコンサルタントまたはサポート・チームに連絡してガイダンスと支援を依頼できます。接続およびアクションを新しいコネクタにスムーズに移行するために必要なリソースおよびサポートを提供できます。

  3. 接続詳細を入力します。 

    • 接続名 – この接続を簡単に識別できる名前を入力します。
    • 説明 – この接続の使用方法の説明を入力します。
    • Responsysポッド - アカウントが使用する標準のOracle Responsysポッドを入力するか、アカウント固有のログインURLを入力します。Responsys設定(「アカウント」>「グローバル設定」>「アカウント構成」)で指定されているAPI URLを入力します。
    • ユーザー名 – このOracle Responsysポッドへの接続に使用するユーザー名を入力します。
    • パスワード – 対応するパスワードを入力します。
  4. 「保存して続行」をクリックします。これにより、Oracle InfinityOracle Responsysに正常に接続できるかどうかが検証されます。成功した場合、宛先画面に進みます。それ以外の場合は、接続詳細を更新するか、取消をクリックします。
  5. をクリックして、このOracle Responsys接続に含める新しい宛先を作成します。これらの宛先は、Oracle Responsysで構成したキャンペーンまたはプログラムのタイプと関連しています。
  6. 作成する宛先のタイプを選択します。
    • サプリメンタル表: Oracle Responsysのサプリメンタル表に接続する場合は、このタイプを選択します。サプリメンタル表の詳細は、宛先タイプ表を参照してください。
      1. ドロップダウン・リストからサプリメンタル表の名前を選択します。ドロップダウン・リストに表示されるサプリメンタル表名には、フォルダ名も表示されます。
      2. 説明を入力します。
      3. アクションでこの宛先を使用できるようにするには、宛先を有効に切り替えます。
      4. 保存をクリックします。
      5. サプリメンタル表宛先タイプのイメージ

    • カスタム・イベントのトリガー: 接続してカスタム・イベントをトリガーできます。カスタム・イベントの詳細は、宛先タイプ表を参照してください。
      1. ドロップダウン・リストからカスタム・イベントを選択します。
      2. 説明を入力します。
      3. カスタム・イベントの既存のResponsysフォルダ名とリスト名を入力します。
      4. アクションでこの宛先を使用できるようにするには、宛先を有効に切り替えます。
      5. 保存をクリックします。
      6. カスタム・イベントのトリガー宛先タイプのイメージ

    • REIイベントのトリガー: プロファイル・リスト、チャネル・リストおよびWebプッシュ受信者のREIイベントをトリガーします。REIイベントの詳細は、宛先タイプ表を参照してください。
      1. ドロップダウン・リストからREIイベントを選択します。
      2. 説明を入力します。
      3. REIイベントの既存のResponsysフォルダ名およびリスト名を入力します。
      4. アクションでこの宛先を使用できるようにするには、宛先を有効に切り替えます。
      5. 保存をクリックします。
      6. REIイベントのトリガー宛先タイプのイメージ

  7. さらに宛先を作成する場合は、ステップ5から8を繰り返します。
  8. 完了をクリックします。

この接続は、キャンペーンのパーソナライズのためにOracle InfinityからOracle Responsysにデータを配信するアクションの構成、Oracle Responsysプログラムのアクティブ化などに使用できるようになりました。詳細は、アクションの概要を参照してください。

Oracle Responsys接続の宛先タイプ

Oracle Responsysの宛先 説明
サプリメンタル表

Oracle Responsysのサプリメンタル表には、キャンペーン・メッセージまたはフォーム・ドキュメントをパーソナライズするために利用できる各レコードの関連情報が格納されます。

詳細は、サプリメンタル表に関するOracle Responsysのドキュメント(サプリメンタル表の作成およびサプリメンタル表メンバーのRESTエンドポイント)を参照してください。

カスタム・イベントのトリガー

Oracle Responsysのカスタム・イベントは外部ソース(Oracle Infinityなど)からのシグナルで、記録する必要がある重要な顧客アクティビティが発生した場合や顧客に対して重要なアクティビティが発生した場合にOracle Responsysに警告します。

カスタム・イベントは、公開されているOracle Responsysプログラムへのエントリとして機能し、Oracle InfinityからのAPIコールによってトリガーできます。

詳細は、カスタム・イベントに関するOracle Responsysのドキュメントを参照してください。

REIイベントのトリガー

Oracle Responsysイベント・インタフェース(REI)では、ユーザーがイベント変数を管理したり、イベントを編集したり、イベントを作成または削除できます。REIを使用して、イベントを使用しているプログラムを表示したり、ジオフェンスおよびビーコンのロケーション・ベースのイベントを管理することもできます。

詳細は、Oracle Responsysイベント・インタフェースに関するOracle Responsysのドキュメントを参照してください。

さらに学ぶ

アクションの作成: Oracle Responsysの宛先

Responsysのカスタム・イベントのトリガーに関する情報

接続

Responsys接続, サプリメンタル表