コールアウトの作成

コールアウトは、ポップアップするメッセージで、ページの任意の場所に配置して、ユーザーがページの連絡先の詳細にマウスを置いたときに表示されるライブ・チャットへのリンクなど、特定の機能に訪問者の注意を引くことができます。ライトボックスとは異なり、コールアウトはページ上の任意の場所に配置できます。

コールアウトを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 訪問者がページ上の主要なタスクに簡単に注目できるようにすることによって、コンバージョンやエンゲージメントを促進する短いメッセージを設計します。コールアウトは、ユーザーが簡単にページと区別できるようにページよりも目立つようにする必要があります。ページに複数のコールアウトを追加しないでください。訪問者に過剰な負担がかかる可能性があります。コールアウトによってページ上の重要な情報が隠れてしまうことがないようにしてください。
  2. ユーザー・アクションと配信するメッセージに基づいて、トリガー・シナリオを選択します。
  3. キャンペーンの成功を測定できるようにアクションを選択します。

設計

Campaign Designerの編集ツールを使用して、コールアウトの設計を完成させることができます。次に例を示します。

  • Resize: コールアウトの各辺にあるサイズ変更ハンドルをドラッグしてサイズを変更できます。このオプションは、「Autofit content」の選択が解除されている場合にのみ使用できます。
  • リッチ・テキスト・エディタ: デフォルト・コンテンツのテキストを変更できます。リッチ・テキスト編集を参照してください
  • サイズと位置: 「Size & Position」パネルには、コールアウトに関する次の設定が用意されています。
    • Callout position: 添付先のオブジェクトを基準にしてコールアウトの位置を指定するために使用するグリッド。実際の位置は、そのオブジェクトがページ上のどこにあるかや他の項目がページ上のどこにあるかによって異なります。
    • Show pointer: 選択すると、コールアウトはオブジェクトをポイントします。ページ上のいずれのオブジェクトもポイントしない一般的なメッセージを表示する場合は、このチェック・ボックスの選択を解除します。
    • Viewport detection: 選択すると、指定された位置がビューポートの外にある場合にコールアウトが自動的に再配置されます。
    • Autofit content: 選択すると、コールアウト内のすべてのコンテンツを表示するように外側の<div>が自動的にサイズ変更されます。このチェック・ボックスの選択を解除すると、コールアウトのサイズをピクセル単位で指定できます。
    • Offset: 添付先のオブジェクトを基準にしてコールアウトを移動するためのオフセットをピクセル単位で指定します。
「Size and Position」パネルのイメージ
: セールが今週末に終了することを訪問者に知らせるために、ページがロードされてから3秒後にトリガーされるようにコールアウトを構成する手順は、次のとおりです。
  1. 「Sale」リンクを選択し、添付するコールアウトを作成します。
  2. コールアウト・テンプレートを変更します。
    1. テキストを変更します。
    2. フォントの色を変更します。
    3. 背景色を変更します。
  3. 訪問者がページを3秒間表示した後に起動するトリガーを設定します。
  4. 訪問者が閉じるアイコン(「X」)をクリックしないかぎり、このコールアウトを毎日表示します。
  5. 訪問者がページ上の任意の場所をクリックしてコールアウトを閉じることができるようにします。
  6. コールアウトをプレビュー・モードで表示します。

トリガー・シナリオ

コールアウトは、次のイベントに基づいてトリガーできます。

  • On Page Load: 訪問者が初めてサイトにアクセスしたとき(または指定した遅延の後)に注意を引くことが必要である場合、Webサイトで現在実行されている販売オファーを表示できます。メインのコールツーアクション(CTA)により、セール・ページに直接移動します。
  • If mouse is idle: 訪問者の操作が止まっている場合に、人気アイテム、お急ぎください残りわずか3個といった希少性を伝えるメッセージを表示できます。
  • 「When Mouse Leaves Viewport」または「When Page Loses Focus」: 今すぐチェックアウトした場合に次回購入時の割引を提示するなど、サイトを離れようとしている訪問者にオファーを表示します。
  • On JavaScript Event: 「On JavaScript」イベント・トリガーを使用する独自のトリガーを記述できます。たとえば、訪問者がカートにアイテムを追加したときに、アイテムがカートに追加されたことを知らせ、ブラウズを続けるか、今すぐチェックアウトするかを確認するメッセージを表示することによって、チェックアウトを促すことができます。
  • Triggers: ページ上の任意のオブジェクトについて「On Click」「On Hover」または「On Mouse」トリガーを作成できます。たとえば、訪問者がサイトで「Sale」リンクをクリックしたときに、今週はすべてのセール・アイテムがさらに10%オフになることを説明するメッセージを表示できます。
「Interactions」パネルのイメージ

ターゲッティング

ターゲッティングを使用して、適切な訪問者に適切なときにコールアウトが表示されるようにすることができます。たとえば、クライアントが前に靴を閲覧したことがわかっている場合、サイトを再訪したときに、いくつかの新着商品を含むコールアウトを靴のセクションに表示できます。

モバイル・デバイスでコールアウトをテストする必要があります。一部のデバイスで正しく表示されない場合は、デスクトップとモバイル用に個別のテストを設定することをお薦めします。

詳細は、パーソナライズの概要および特定の訪問者をキャンペーンのターゲットにするを参照してください。

アクション

対象とするCTAに基づいてキャンペーンのコールアウトの成功を測定できるように、アクションを追加できます。編集またはアクションのトラッキングの対象とするページ上の要素の選択を参照してください。

頻度

コールアウトを表示する頻度は、コンテンツに応じて決定します。「Always show」を選択する場合は、コールアウトが頻繁に表示されることによって、訪問者が不快に感じたり、サイトにおける訪問者の操作が中断する可能性があることに注意してください。訪問者がコールアウトを閉じたら、不快にさせないよう、次回からコールアウトを表示しないようにすることができます。また、時間、日、週、月、セッションまたはキャンペーン単位で何回かコールアウトを表示するようにカスタムの頻度を設定することもできます。

閉じる

訪問者がコールアウトを閉じるための様々な方法を指定できます。たとえば、閉じるボタンをクリックしたり、コールアウトの外側をクリックできます。

特にモバイル・デバイスでは、訪問者がコールアウト全体を表示でき、閉じるボタンを探すためにスクロールする必要がないことを確認してください。

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コールアウト, モーダル, ポップアップ, トリガー, アクション