この章の内容は次のとおりです。
請求書は、出荷された商品や提供されたサービスを品目別にまとめ、すべての原価について説明したリストです。 Oracle Fusion Payablesを使用すると、サプライヤから受領した実際の請求書文書に含まれているすべての属性を保存できます。
買掛/未払金請求書は、複数のコンポーネント(ヘッダー、明細、配分および賦払)で構成されます。 請求書ヘッダーには、請求書番号や請求書日付などの共通情報が含まれます。 請求書明細には、商品やサービスの詳細が記録されます。 配分には請求書会計の詳細が含まれ、賦払は支払期日や割引情報で構成されます。
この図は、請求書コンポーネントおよびそれらの相互関係を示しています。
請求書ヘッダーには、請求書番号、請求書金額、サプライヤ情報、支払条件など、請求書に関する共通情報が定義されます。
請求書明細には、商品やサービス、税金、運送費およびサプライヤから請求されたその他の手数料の詳細が登録されます。 さらに、請求書明細には、Oracle Fusion AssetsやOracle Fusion Purchasingなどのアプリケーションとのプロダクト間連携に必要な詳細も保存されます。 請求書を購買オーダー・スケジュール、受入または消費通知と照合することによって、請求書明細を自動的に生成できます。 また、請求書明細を手動で入力することもできます。 請求書ヘッダーには複数の請求書明細を含めることができます。
配分詳細には、会計日、配分組合せおよびプロジェクト情報が含まれます。 Payablesでは、配分に基づいて請求書の会計仕訳が作成されます。 請求書明細には1つ以上の配分を含めることができます。
賦払には、請求書期日、未払金額、割引日、支払方法などの情報が含まれます。 日付と金額は、請求書ヘッダーにある支払条件および支払起算日に基づいて計算されます。 請求書には1つ以上の賦払を含めることができます。
Oracle Fusion Payablesは、様々なタイプの請求書に対応しています。
この表は、各請求書タイプとその説明を示しています。
請求書タイプ | 説明 |
---|---|
標準 |
サプライヤから提供された商品やサービスに対する未払金額を表す請求書。 |
前払金 |
サプライヤに対する前払金。 |
クレジット・メモ |
提供された商品やサービスに対する減額を示すサプライヤからの通知文書。 |
デビット・メモ |
サプライヤからクレジット・メモが届かない状況で使用する減額記録。 |
源泉徴収税 |
源泉徴収税を対象として自動的に生成される、税務当局向けの請求書。 「手動源泉徴収の許可」オプションを使用可能にしている場合は、源泉徴収税請求書を手動で作成できます。 |
利息 |
期限超過請求書に対する利子を対象として自動的に生成される請求書。 |
標準請求書要求 |
当該会社内の適切な担当者によるレビューおよび承認の保留中として、サプライヤがOracle Fusionサプライヤ・ポータルから購買オーダーなしで発行する請求書。 |
クレジット・メモ請求書要求 |
当該会社内の適切な担当者によるレビューおよび承認の保留中として、サプライヤがOracle Fusionサプライヤ・ポータルから購買オーダーなしで発行する減額記録。 |
支払要求 |
サプライヤとして定義されていない受取人に対して支払を行うために、Oracle Fusion ExpenseまたはOracle Fusion Receivablesから送信される要求。 |
この例では、定期的に支払う賃借料の請求書を作成する方法を示します。
次の表は、このシナリオの主要な意思決定事項の概要を示しています。
考慮が必要な意思決定事項 | この例の場合 |
---|---|
サプライヤから賃借料に対する請求書が届きますか。 |
いいえ |
賃借料を支払う頻度はどれくらいですか。 |
月に1回 |
期間頻度が月次でタイプが汎用の買掛管理カレンダは存在しますか。 |
はい |
月次の賃借料はいくらですか。 |
12,000 USD |
賃借契約期間はどれくらいですか。 |
1年 |
請求書ではいくつの明細を扱いますか。 |
1つ |
どの部門が賃借の影響を受けますか。 |
Rent Expenseという配分セットに含まれるすべての部門 |
「請求書」作業領域で、「定型請求書の作成」タスクをクリックして「定型請求書の作成」スプレッドシートをオープンします。
「はい」をクリックしてアプリケーションに接続します。
Oracle Fusion Applicationsにサイン・インします。
この表に示すように、フィールドに値を指定します。
フィールド | 値 |
---|---|
ビジネス・ユニット |
ビジネス・ユニットを選択 |
請求書番号 |
RENT |
請求書金額 |
12,000 |
サプライヤ |
サプライヤを選択 |
サプライヤ・サイト |
サプライヤ・サイトを選択 |
請求書通貨 |
USD |
カレンダ名 |
月次 |
期間: 自 |
2014年4月 |
期間: 至 |
2015年3月 |
配分セット |
Rent Expense |
「定型請求書の作成」をクリックします。
「テンプレート行ステータス」列および確認メッセージでアップロード結果をレビューします。
「請求書の管理」ページまたは「買掛/未払金請求書の検証」プロセスを使用して、請求書を検証します。
Oracle Fusion Payablesでは、所定のスプレッドシート・テンプレートをダウンロードして請求書を入力し、その後必要に応じて買掛/未払金請求書のインポート・プロセスを発行できます。
次のような場合は、スプレッドシートで請求書を作成することを検討してください。
大がかりな検証を必要としない単純な請求書について、大量の請求書入力を迅速に処理する場合
類似の明細を扱う請求書を作成する場合
コピー・アンド・ペースト、行や列の表示/非表示など、スプレッドシートの機能を最大限に活用する場合
請求書画像インテグレーション・ソリューションは、スキャン済画像のインポート、インテリジェント文字認識、請求書自動作成、およびレビュー/完了が必要な例外付き請求書の買掛/未払金担当者へのルーティングの機能を提供します。
この図は、請求書画像インテグレーション・フローを示しています。
請求書画像インテグレーション・プロセスの各ステップのサマリーおよび処理フローの詳細は、次のとおりです。
請求書画像インテグレーション・ソリューションを使用するには、請求書画像の送信用として指定されたEメール・アカウントが必要です。 これは、Oracle Cloud Application Serviceにサインアップすると提供されます。
Eメール・アカウントの入手後、請求書処理の準備を進めます。
ビジネス・プロセスでサプライヤから請求書画像を受領する場合は、サプライヤに画像処理要件を伝えます。 この場合、指定Eメール・アカウントに対してサプライヤが請求書画像を直接送信できます。
紙の請求書を受領する場合は、それらに基づいて請求書画像を準備し、その画像をEメール・アカウントに送信します。 必要に応じて、請求書に関する記録や請求書が未完了な場合のルーティングの目的で、Eメール件名に属性を入力できます。
Eメール・アカウントへの画像の送信が終了したら、画像化ソリューションにより、その後の処理のために画像が取得され(1分ごとに新しい画像がチェックされます)、請求書が作成されます。作成された請求書は、「請求書」作業領域の「スキャン済請求書のキュー」リージョンに表示されます。
請求書自動作成で例外が発生した場合、請求書は未完了としてマークされ、Oracle Business Process Execution Language (BPEL)ワークフローを使用して買掛/未払金担当者にルーティングされます。 デフォルトのルーティング・ルールでは、未完了請求書は、買掛管理スペシャリストおよび買掛/未払金監督者のジョブ・ロールを持つすべてのユーザーにルーティングされます。 未完了請求書は、完了するために、「請求書」作業領域の「スキャン済請求書のキュー」リージョンで使用可能です。
検証や承認などの残りの請求書処理タスクが完了すると、請求書を支払対象として選択できるようになり、支払プロセス要求をスケジュールできます。
サプライヤとの間の契約に応じて、請求先事業所で紙の請求書を受領する場合も、Eメールで画像を受領する場合もあります。 送信する画像は300 dpi以上のTIFFフォーマットにするなど、サプライヤに画像化要件を伝えることができます。
紙の請求書の場合、画像化スペシャリストが各種パラメータ(地理、請求書タイプ、請求書金額、支払期日など)に基づいて請求書を様々なカテゴリに分類します。 次に、それらの請求書をスキャンして画像に変換します。 Eメールで受領した画像の場合、画像化スペシャリストが画質とフォーマットに問題がないかをチェックします。
その後、画像化スペシャリストは、指定Eメール・アカウントに画像を転送し、必要に応じてルーティングや記録の目的でEメール件名に属性を指定できます。
指定Eメール・アカウントに届いた画像は、Oracle Document Capture Import Serverにより定期的に取得されます。 Eメールに含まれているすべての請求書画像がバッチとしてグループ化されます。
バッチは、インテリジェント・データ認識および請求書属性の抽出の対象としてOracle Forms Recognitionに送信されます。
Forms Recognitionには、スキャン済画像から請求書属性を抽出するための最先端のインテリジェント認識機能が備わっています。 サプライヤ固有のテンプレートを使用して情報を抽出する他のソリューションとは異なり、Forms Recognitionを使用すると、請求書内のデータをインテリジェントに特定できます。その際、画像での該当データの場所は関係なく、同じサプライヤからの請求書を以前に処理したことがあるかどうかも関係ありません。 サプライヤが追加されたり、既存のサプライヤがその請求書レイアウトを変更した場合、Forms Recognitionにより、新しい請求書レイアウトから属性を抽出できます。
使用頻度の低い請求書フォーマットや新しい請求書レイアウトの場合、Forms RecognitionのSupervised Learning機能を使用して、光学文字認識の正確性を高めることができます。 データ抽出の向上の詳細は、Oracle Forms Recognition A/Pのソリューション・ガイドを参照してください。
請求書画像と抽出された情報は、Oracle WebCenter Imagingに格納されます。
請求書処理における残りの過程では、請求書画像の参照はすべてこのImagingリポジトリを指すため、今後の請求書処理において文書が複製されることはありません。 また、買掛/未払金担当者は、Payablesアプリケーション内に埋め込まれた画像ビューアを使用して、WebCenter Imaging内の画像のレビューや注釈付けを行うことができます。
Payablesでは、画像から抽出された属性を使用して請求書が作成されます。 請求書処理で例外が発生した場合、請求書は未完了としてマークされ、Oracle Business Process Execution Language (BPEL)ワークフローを使用して買掛/未払金担当者にルーティングされます。 デフォルトのルーティング・ルールでは、未完了請求書は、買掛管理スペシャリストおよび買掛/未払金監督者のジョブ・ロールを持つすべてのユーザーにルーティングされます。
完了請求書と未完了請求書は、どちらも「請求書」作業領域の「スキャン済請求書のキュー」リージョンで使用可能です。 注意が必要な請求書ヘッダー属性および請求書明細は、素早く識別して解決できるように、「請求書の編集」ページでハイライトされます。 デュアル・モニター設定を使用すると、請求書と請求書画像の両方を同時にレビューできます。 埋込み画像ビューアを使用すると、画像を表示して注釈を付けることもできます。
この図は、「請求書」作業領域の「スキャン済請求書のキュー」リージョンを示しています。
検証、承認、会計などの残りの請求書処理タスクが完了すると、請求書はスケジュール済の支払プロセス要求で選択できるようになります。
請求書画像インテグレーション・ソリューションは、画像のスキャンまたはインポート、インテリジェント文字認識、請求書自動作成、およびレビュー/完了が必要な例外付き請求書の買掛/未払金担当者へのルーティングの機能を提供します。
この図は、請求書画像の処理方法(受領から支払まで)を示しています。
請求書画像インテグレーション・プロセスの各ステップのサマリーおよび処理フローの詳細は、次のとおりです。 例外が発生しないかぎり、すべてのステップを自動的に実行でき、ユーザー操作は不要です。
Oracle Document Captureを使用して紙の請求書をスキャンします。 必要に応じて、索引作成機能を使用して記録やルーティングのための追加属性を指定します。 または、Eメール画像の画質をレビューし、記録やルーティングのための追加属性をEメール件名に指定します。
画像は、インテリジェント文字認識と、請求書ヘッダーおよび明細データの抽出のために送信されます。
画像化ソリューションにより請求書が作成され、「請求書」作業領域の「スキャン済請求書のキュー」リージョンに表示されます。
請求書自動作成で例外が発生した場合、請求書は未完了としてマークされ、Oracle Business Process Execution Language (BPEL)ワークフローを使用して買掛/未払金担当者にルーティングされます。 デフォルトのルーティング・ルールでは、未完了請求書は、買掛管理スペシャリストおよび買掛/未払金監督者のジョブ・ロールを持つすべてのユーザーにルーティングされます。 未完了請求書は、完了するために、「請求書」作業領域の「スキャン済請求書のキュー」リージョンで使用可能です。
検証や承認などの残りの請求書処理タスクが完了すると、請求書を支払対象として選択できるようになり、支払プロセス要求をスケジュールできます。
このプロセスは、請求書を受領した時点で開始されます。
サプライヤとの間の契約に応じて、請求先事業所で紙の請求書を受領する場合も、指定Eメール・アカウントでEメールの請求書を受領する場合もあります。
紙の請求書の場合、画像化スペシャリストが各種パラメータ(地理、請求書タイプ、請求書金額、支払期日など)に基づいて請求書を準備し、様々なカテゴリに分類します。
Eメールの請求書の場合、画像化スペシャリストがフォーマットに問題がないかレビューし、必要に応じてルーティングや記録の目的でEメール件名に属性を指定します。 レビューが完了したら、画像化スペシャリストは、Document Capture Import Serverで画像の処理に使用される指定Eメール・アカウントに画像を転送します。 送信する請求書画像は300 dpi以上のTIFFフォーマットにするなど、サプライヤに画像化要件を伝えることができます。 サプライヤはその後、Document Capture Import Serverの指定Eメール・アカウントに請求書を直接送信できます。
受領した請求書のフォーマットに応じて、請求書をスキャンするか、画像をインポートします。
多くの会社はスキャンの職責を請求書受領者に委任していますが、集中型スキャニング・ハブを設けて、高度なトレーニングを受けたスキャン・スペシャリストに組織全体の文書変換作業を担当させている会社もあります。 集中型スキャニング・ハブを設けている組織では、すべての部門からの紙文書がスキャニング・センターに処理対象として回されます。
グローバルに展開している会社は一般に集中型スキャニング・ハブを設けていません。 かわりに、多く国に事業展開している大企業は、買掛/未払金の処理を一元化し、スキャニングについては同じ場所に一元化しないという方針をとっています。 このような会社は通常、事業展開している国または地理的単位ごとに1つの請求先住所を設けており、サプライヤはそれらのハブに請求書を送信し、各ハブのスタッフが請求書をスキャンして買掛/未払金部門にルーティングしています。 集中型スキャニングは、社内の担当者が実行することも、スキャニング・サービス・プロバイダにアウトソースすることもできます。
紙の請求書の場合、画像化スペシャリストがDocument Captureを使用して請求書をスキャンし、画像をレビューし、必要に応じてバッチ内の各請求書を区切るシートを挿入します。 画像化スペシャリストは、必要に応じて索引作成機能を使用して追加属性を入力できます。 これらの追加属性はビジネス要件に基づくものであり、請求書には含まれない場合があります。
Eメールの請求書の場合、画像化スペシャリストが請求書画像をレビューし、Oracle Document Capture Import Serverでのインポート対象として指定Eメール・アカウントに送信します。この際、請求書画像を添付しなおす場合も、サプライヤからの元のEメールを転送する場合もあります。 画像化スペシャリストは、必要に応じてEメール件名に追加属性を指定できます。
スキャン済請求書に対してForms Recognitionによるインテリジェント文字認識が実行され、画像から請求書ヘッダーや明細データが抽出されます。
サプライヤ固有のテンプレートを使用して情報を抽出する他のソリューションとは異なり、Forms Recognitionを使用すると、請求書内のデータをインテリジェントに特定できます。その際、画像での該当データの場所は関係なく、同じサプライヤからの請求書を以前に処理したことがあるかどうかも関係ありません。 サプライヤが追加されたり、既存のサプライヤがその請求書レイアウトを変更した場合、Forms Recognitionにより、新しい請求書レイアウトから属性を抽出できます。
使用頻度の低い請求書フォーマットや新しい請求書レイアウトの場合、Forms RecognitionのSupervised Learning機能を使用して、光学文字認識の正確性を高めることができます。 データ抽出の向上の詳細は、Oracle Forms Recognition A/Pのソリューション・ガイドを参照してください。
Forms Recognitionは、次の請求書ヘッダー属性を識別するように構成されています。
請求書タイプ
ビジネス・ユニット
識別購買オーダー番号
請求書番号
請求書日付
サプライヤ
サプライヤ・サイト
請求書通貨
請求書金額
運送費
ルーティング属性1から5
Forms Recognitionは、次の請求書明細属性を識別するように構成されています。
明細番号
購買オーダー番号
購買オーダー明細
購買オーダー・スケジュール
品目摘要
請求数量
単位
単価
明細金額
さらに、デフォルト構成は次のようになっています。
個々の請求書明細に対応する購買オーダー明細を判別します。
すべての品目明細に運送費を按分します。
請求書画像に指定された税コードや税額ではなく、Oracle Fusion Taxの設定に基づいて税金を計算します。
抽出されたデータは、サポートXML文書に格納されてOracle WebCenter Imagingに渡されます。 請求書属性が請求書画像から正しく移入されていない場合でも、「請求書の編集」ページで属性を手動で入力できます。 また、Forms RecognitionのSupervised Learning機能を使用して今後の認識を向上させることもできます。
Supervised Learning機能の詳細は、Oracle Forms Recognition A/Pのソリューション・ガイドを参照してください。
請求書画像と抽出されたデータは、Oracle WebCenter Imagingに格納されます。 請求書処理における残りの過程では、請求書画像の参照はすべてOracle WebCenter Imagingリポジトリを指すため、今後の請求書処理において文書が複製されることはありません。 また、買掛/未払金担当者は、Payablesアプリケーション内に埋め込まれた画像ビューアを使用して、Oracle WebCenter Imaging内の画像のレビューや注釈付けを行うことができます。
Payablesでは、画像から抽出された属性を使用して請求書が作成されます。 請求書処理で例外が発生した場合、請求書は未完了としてマークされ、Oracle Business Process Execution Language (BPEL)ワークフローを使用して買掛/未払金担当者にルーティングされます。 デフォルトのルーティング・ルールでは、未完了請求書は、買掛管理スペシャリストおよび買掛/未払金監督者のジョブ・ロールを持つすべてのユーザーにルーティングされます。
完了請求書と未完了請求書は、どちらも「請求書」作業領域の「スキャン済請求書のキュー」リージョンで使用可能です。 注意が必要な請求書ヘッダー属性および請求書明細は、素早く識別して解決できるように、「請求書の編集」ページでハイライトされます。 デュアル・モニター設定を使用すると、請求書と請求書画像の両方を同時にレビューできます。 埋込み画像ビューアを使用すると、画像を表示して注釈を付けることもできます。
この図は、「請求書」作業領域の「スキャン済請求書のキュー」リージョンを示しています。
検証、承認、会計などの残りの請求書処理タスクが完了すると、請求書はスケジュール済の支払プロセス要求で選択できるようになります。
請求書画像インテグレーション・ソリューションは、Eメールで受領した請求書画像を処理する目的で提供されています。
Eメールは、Oracle Document Captureで受け入れられるフォーマットおよび仕様で送信される必要があります。 画像化スペシャリストは、サプライヤから受領した紙の請求書をスキャンし、画像に変換する必要があります。 または、請求書をEメール添付として受領した場合、画像化スペシャリストは画質とフォーマットに問題がないかをチェックします。
必要に応じて、請求書に関する記録や請求書が未完了な場合のルーティングの目的で、Eメール件名に属性を入力できます。 事前に構成されたルーティング・ルールを使用した場合、買掛管理スペシャリストおよび買掛/未払金監督者のジョブ・ロールを持つすべてのユーザーに未完了請求書がルーティングされます。
請求書画像をEメールで受領する場合は次の点を考慮してください。
請求書画像は、次の方法でEメール添付に含めることができます。
1つの添付に1ページの請求書を含める。
1つの添付に複数ページの請求書を含める。
1つの添付に複数の請求書を含める。
複数の添付に1ページの請求書と複数ページの請求書を含める。
注意
1つの請求書を複数の添付で表すことはできません。
Eメールで受領した請求書を処理する際のベスト・プラクティスを次に示します。
スキャン済の各画像のサイズに応じて複数の画像を1つのEメールにグループ化し、最適な数のEメールが処理対象として送信されるようにします。
「請求書」作業領域の「スキャン済請求書のキュー」リージョンに表示される請求書の数を踏まえ、処理対象として実際に送信される請求書の数を調整します。
最大で5つの属性をEメール件名に指定して、それらを請求書に記録することや、レビュー/完了が必要な未完了請求書を買掛/未払金担当者にルーティングすることができます。 ルーティング属性情報の始点を示すために、アンダースコア記号(_)
をセパレータとして使用します。
Oracle Document Capture Import Serverで追加属性を構成する方法の詳細は、Oracle Fusion Applicationsインストレーション・ガイドを参照してください。
たとえば、請求書優先度、サプライヤ・カテゴリ、製造工場番号、棚番、処理待ち行列などのカテゴリを請求書に記録するという特定のビジネス要件がある場合は、それらをEメール件名に指定できます。
この表は、カテゴリとそれに対応する候補値を示しています。
カテゴリ | 値 |
---|---|
請求書優先度 |
Regular、Urgent |
サプライヤ・カテゴリ |
Regular、Supply chain related |
製造工場番号 |
Plant-1、Plant-2、Plant-3 |
棚番 |
Bin#1、Bin#2、Bin#3 |
処理待ち行列 |
Section1、Section2、Section3 |
サプライヤが「Invoice-1234 attached」というEメール件名を使用して請求書を送信してきたとします。 画像化スペシャリストは、Eメールをレビューし、Eメール件名に追加のルーティング情報を指定します。 改訂後のEメール件名は「Invoice-1234 attached_Urgent_Supply chain related_Plant-1_Bin#1_Section1」です。
この表は、Eメール件名の内容とルーティング属性のマッピングを示しています。
Eメール件名の内容 | ルーティング属性のマッピング |
---|---|
Invoice-1234 attached |
不使用(最初のセパレータ文字の前のテキストであるため) |
Urgent |
ルーティング属性1 |
Supply chain related |
ルーティング属性2 |
Plant-1 |
ルーティング属性3 |
Bin#1 |
ルーティング属性4 |
Section1 |
ルーティング属性5 |
重要
ルーティング属性番号とカテゴリは明示的にはリンクされません。 カテゴリの値を同じ順序で入力する必要があります。
サプライヤが「Invoice-2345 attached」というEメール件名を使用して別の請求書を送信してきたとします。 改訂後のEメール件名は「Invoice-2345 attached_Regular_Supply chain related_Plant-1_Bin#1_Section1」です。 ルーティング・ルールの定義は次のとおりです。
ルーティング属性1が「Urgent」の場合は、買掛管理スペシャリストのHarryに請求書画像を割り当てます。
ルーティング属性1が「Regular」の場合は、買掛管理スペシャリストのNathanに請求書画像を割り当てます。
この例では、請求書1234がHarryに割り当てられ、請求書2345がNathanに割り当てられます。
前述の例に示すように、属性には英数字を使用できます。 各属性の最大長は、使用する属性の数によって決まります。 たとえば、5つすべての属性を使用する場合、各属性の最大長は34文字になります。 各属性の最大長は要件に合わせて変更できますが、属性値の合計が制限を超えないようにする必要があります。 5つすべての属性を使用し、画像がC:\OFR\Import\に格納されていると仮定した場合、この制限は次のように計算されます。
Oracle Forms Recognitionで許容される合計文字数: 233
ファイル・パスC:\OFR\Import\の文字数: 14
ファイル拡張子.TIFの文字数(ピリオドを含む): 4
内部で一意の参照番号として使用するために予約されている文字数: 40
セパレータ文字数: 5
制限 = 合計文字数 - ファイル・パス - ファイル拡張子 - 予約文字 - セパレータ文字(233-14-4-40-5): 170
注意
5つ未満の属性を使用する場合は、必要なセパレータの数が減るため、制限が変わります。
Eメール件名内の属性の値がその属性に指定された最大長を超える場合は、Document Captureでのスキャンおよびコミット・プロセスでエラーが発生します。
未完了請求書とは、無効なデータや欠落しているデータがある請求書画像から作成された請求書のことです。 事前定義済ルール(構成可能)を使用した場合、レビュー/完了が必要な未完了請求書は、買掛管理スペシャリストおよび買掛/未払金監督者のジョブ・ロールを持つすべてのユーザーにルーティングされます。
Oracle SOA SuiteおよびOracle Human WorkflowのApproval Management Extensions (AMX)を使用すると、使用可能な請求書属性に基づいて、このルールを変更することや、ルールを追加することができます。 Oracle Business Process Management (BPM) Worklistアプリケーションには、ルールを管理するためのインタフェースが用意されています。
財務アプリケーション管理者のジョブ・ロールに属するユーザーは、BPM Worklist管理者として、BPM Worklistアプリケーション内のルールにアクセスできます。 BPM Worklistアプリケーションにアクセスするには、「ナビゲータ」→設定および保守→一般会計の承認管理の定義→「一般会計のタスク構成の管理」の順にナビゲートします。
事前定義済のFinAPIncompleteInvoiceHoldタスクには、未完了請求書をルーティングするためのタスク設定およびルール設定が含まれています。 タスク設定では、割当、ルーティング、有効期限およびエスカレーション・ポリシーを扱います。 ルール設定では、ルーティング、変更および代替ルールを扱います。
FinAPIncompleteInvoiceHoldタスクには、IncompleteInvoiceRuleSetというルール・セットが含まれています。 このルール・セットには、JobRoleAssignmentRuleというルールが含まれています。 このルールは、買掛管理スペシャリストおよび買掛/未払金監督者のジョブ・ロールを持つユーザーに未完了請求書をルーティングするように事前に構成されています。
次の表は、FinAPIncompleteInvoiceHoldタスクの事前定義済タスク設定を示しています。
フィールド | 設定 |
---|---|
タスク集計 |
ステージごとに1回 |
エラー通知時 |
不使用 |
全参加者による他の参加者の招待を許可 |
使用不可 |
参加者による将来の参加者の編集を許可 |
使用不可 |
起案者による参加者の追加を許可 |
使用不可 |
自動申告の有効化 |
使用可能 |
参加者の選択時にタスクを完了 |
使用不可 |
パラレル・サブタスクで早期完了を有効化 |
使用不可 |
早期完了させるサブタスクの親タスクを完了 |
使用不可 |
有効期限およびエスカレーション・ポリシー |
期限切れなし |
リマインダ |
リマインダなし |
次の表は、ルールJobRoleAssignmentRuleの事前定義済設定を示しています。
フィールド | 値 | 説明 |
---|---|---|
条件 |
FinAPHoldApprovalPayloadType.holdName = "未完了請求書" |
請求書が未完了保留状態になったときにルールをアクティブ化します。 その他の請求書属性を使用する場合は、条件ブラウザから選択します。 |
リスト・ビルダー |
リソース |
請求書のルーティング先となるリソースを指定します。 |
レスポンス・タイプ |
必須 |
ルーティング通知に対するレスポンスを必須にします。 |
参加者 |
ユーザー: NULL、グループ: "AP_ACCOUNTS_PAYABLE_SPECIALIST_JOB, AP_ACCOUNTS_PAYABLE_SUPERVISOR_JOB"、アプリケーション・ロール: NULL |
請求書のルーティング先となる参加者を指定します。 |
ルール名 |
"JobRoleAssignmentRule" |
承認履歴ダイアグラムに表示する承認理由を指定します。 |
ルール・セットは、関連するルールの集合です。 既存のルーティング・ルール・セットを変更するには、次の手順を実行します。
「ルール」タブで、変更するルール・セットを選択します。
「設定するタスク」ペインにある「タスクの編集」アイコンをクリックします。
ルール・セットのルールを追加、変更または削除します。
「設定するタスク」ペインにある「保存」アイコンをクリックして変更を保存します。
「設定するタスク」ペインにある「タスクのコミット」アイコンをクリックして変更をアクティブ化します。
変更を元に戻すには、「リセット」アイコンをクリックします。
ルール条件を編集して新規ルーティング・ルールを定義できます。
条件を編集するには、次の手順を実行します。
「IF」リージョンの左端の条件フィールドで値リストから値を選択します。 条件ブラウザが表示されます。
条件ブラウザで、ビュー・オブジェクト(フォルダ)をオープンします。
条件として使用する属性を選択します。
注意
出荷時の状態では、請求書ヘッダー、明細および配分属性が条件ブラウザに表示されます。
ルールには複数の条件を追加できます。 たとえば、Task.payload.InvoiceHeader.Routing Attribute 1がPRIORITYの場合は、追加のルーティング属性1を使用してPRIORITYとして分類される請求書をルーティングする条件です。
前払金は、商品やサービスの提供を予想してサプライヤに支払う金額です。 Oracle Fusion Payablesでは、前払金を一種の請求書として未処理請求書に充当し、請求書金額を減額できます。 前払金を充当するには、その前払金を前もって全額支払う必要があります。
「請求書オプションの管理」ページの「前払金」リージョンで、「請求書入力中に充当可能前払金を表示」などの前払金設定オプションを定義します。
前払金を作成するには、請求書タイプとして「前払金」を指定します。
「前払金充当の許可」オプションを選択すると、前払金の充当が可能になり、前払金が一時として分類されます。 一時的前払金の一例として、ホテルに対するケータリング・デポジットがあります。 ホテルから請求書を受領した時点で、前払金を請求書に充当し、支払う必要のある請求書金額を減額します。
「前払金充当の許可」オプションの選択を解除すると、前払金の充当が不可になり、前払金が充当不可として分類されます。 充当不可前払金の一例として、請求が発生しないものと想定される敷金があります。
前払金を充当すると、請求書に支払済額が反映され、充当可能な前払金の分だけ減額されます。 また、新しい前払金充当明細とそれに対応する配分を使用して請求書が更新されます。
充当済前払金は、内税または外税のいずれかとして処理します。 サプライヤからの請求書内で前払金が言及されている場合もあります。 サプライヤが前払金とそれに伴う税金の分だけ請求書金額を減額している場合、その前払金は内税前払金です。 前払金の充当時に「請求書に含める」オプションを選択して、その前払金を内税として指定します。 請求書に外税前払金を充当する場合は、未払の請求書金額が前払金充当金額の分だけ減額されます。
前払金が購買オーダーと照合されると、前払金の充当時に購買オーダー数量が更新されます。
注意
請求書通貨以外の通貨で前払金を支払う場合でも、請求書の請求書通貨と前払金の請求書通貨が同じであれば、請求書に前払金を充当できます。
たとえば、次の買掛/未払金文書を扱う場合を考えます。
請求書: 請求書通貨 = USD、支払通貨 = CAD
前払金: 請求書通貨 = USD、支払通貨 = RUB
どちらの買掛/未払金文書でも請求書通貨としてUSDを使用しているため、請求書に前払金を充当できます。
前払金を間違って請求書に充当した場合は、その前払金を非充当にすることができます。 その後、その前払金を別の請求書に充当できます。
訂正を通して、以前に照合された購買オーダー・スケジュール、配分、受入または消費通知文書の請求価格、数量、金額を調整できます。 未照合の請求書の請求金額を調整することもできます。 訂正により調整されている既存の請求書は、訂正済請求書と呼ばれ、購買された商品やサービスに対して実際に請求された数量、単価および金額を表します。
価格、数量および金額の訂正を実行できます。 照合済請求書に対して実行できる訂正のタイプは、金額ベースか数量ベースかを問わず、訂正している購買オーダー明細のタイプによって決まります。 訂正は、元の価格、数量または金額と新しい価格、数量または金額の差異です。 たとえば、元の単価が100 USDであり、サプライヤがその価格を10 USD減額した場合、訂正請求書は-10 USDを表します。
価格訂正では、購買オーダー、受入または消費通知と照合済の請求書の単価を調整します。 価格訂正請求書では、購買オーダー上の請求数量は調整しません。 価格減額を表す訂正の場合、クレジット・メモまたはデビット・メモを作成します。 価格増額を表す訂正の場合、標準請求書を作成します。
次に、価格訂正の例を示します。
購買オーダーは、単価10 USDの5個の単位を対象としています。
請求書は1単位当たり2 USD分過剰請求されています。 請求書は許容範囲内であるため、検証を通過し、支払が行われます。 請求書情報は次のとおりです。
単価12 USDで5単位
請求価格差異 = 10 USD
請求数量 = 5
請求価格差異を見つけたバイヤーは、過剰請求された金額を相殺するクレジット・メモを発行するようにサプライヤに依頼し、サプライヤはそれに同意します。 価格訂正により、購買オーダー・スケジュール上の請求数量に影響を及ぼすことなく、請求価格差異が訂正されます。 価格訂正情報は次のとおりです。
単価-2 USDで5単位
請求価格差異 = -10 USD
請求数量 = 0
数量訂正では、購買オーダー、受入または消費通知と照合済の請求書の数量を調整します。 数量訂正請求書では、購買オーダー上の単価は調整しません。 数量訂正の場合、クレジット・メモまたはデビット・メモを作成します。 数量訂正では、購買オーダー配分を配賦できます。
次に、数量訂正の例を示します。
購買オーダーは、単価100 USDの椅子200脚を対象としています。
請求書は、単価100 USDの椅子200脚を対象としています。 購買オーダー・スケジュール上の請求数量は200です。
バイヤーに納入された200脚の椅子のうち、欠陥のあった10脚が返品されます。 数量訂正により、購買オーダー上の単価に影響を及ぼすことなく、購買オーダー・スケジュール上の請求数量が訂正されます。 数量訂正情報は次のとおりです。
単価100 USDで-10脚
請求数量 = -10
金額訂正では、サービスベースの購買オーダーまたは受入と照合済の請求書の金額を調整します。 金額訂正では、未照合の請求書の金額を調整することもできます。 負の金額訂正の場合、クレジット・メモまたはデビット・メモを作成します。 正の金額訂正の場合、標準請求書を作成します。
請求書明細タイプは、請求書の明細をカテゴリ分けするためのものです。 「品目」など、一部の請求書明細タイプはユーザーが選択できます。 「前払金」など、その他の明細タイプは自動的に生成されます。
この表は、請求書明細タイプとその説明を示しています。
請求書明細タイプ | 説明 |
---|---|
品目 |
商品やサービスの詳細。 |
運送費 |
請求書上の運送費。 運送費は品目明細に配賦できます。 |
その他 |
請求書上のその他の手数料(設置やサービスなど)。 その他の手数料は品目明細に配賦できます。 |
前払金 |
前払金の充当または非充当。 前払金明細は自動的に作成されます。 |
注意
税金および源泉徴収税の情報は、「請求書の作成」ページおよび「請求書の編集」ページの「税金」セクションに含まれています。
照合とは、請求書を購買オーダー、受入または消費通知と関連付けるプロセスです。 請求書を照合すると、実際にオーダー、受入または消費の済んだ商品やサービスのみを支払対象とすることができます。
1つの請求書を複数の購買オーダーと照合したり、複数の請求書を1つの購買オーダーと照合できます。 請求書入力時に「識別購買オーダー」フィールドに値を指定した場合、法的エンティティやサプライヤなどの購買オーダー情報が請求書ヘッダーに自動的に移入されます。 移入後、「法的エンティティ」フィールドは使用不可になります。
注意
照合に使用可能な購買オーダーは、法的エンティティが請求書ヘッダー上の情報と一致する購買オーダーのみです。
照合を実行すると、購買オーダー・スケジュール情報を使用して請求書明細が作成され、購買オーダー配分情報を使用して請求書配分が作成されます。 照合により、照合対象の各購買オーダー・スケジュールとそれに対応する配分で請求される数量または金額が更新されます。
複数の配分で構成される購買オーダー・スケジュールと照合する場合は、Oracle Fusion Payablesにより金額がスケジュール上のすべての配分に自動的に按分されます。 購買オーダー配分と直接照合する場合は、照合された配分に対してのみ配賦されます。
受入と照合することにより、実際に受け取った商品やサービスのみを支払対象とし、請求書保留を発生させることなく、部分出荷に対して支払うことができます。 さらに、受入から請求までの時間は購買オーダーから請求までの時間よりも短いため、換算レート差異が小さくなる可能性があります。 Oracle Fusion Cost Managementの定期原価計算オプションのいずれかを使用して、オーダー対象の商品の原価を記録する場合は、原価会計が正確になるように常に受入と照合することが重要です。
注意
照合に使用可能な受入は、法的エンティティが請求書ヘッダー上の情報と一致する購買オーダーの受入のみです。
運送費、税金またはその他の手数料の請求書を受入と照合する場合、受入の対象商品の合計取得価額には、運送費、税金またはその他の手数料が含まれています。 受入手数料との照合では、受入の対象商品の取得に伴う原価を関連付けますが、購買オーダー・スケジュールで請求される数量や金額には影響しません。 この情報はCost Managementで使用されます。
たとえば、会社Aから1000 USDのコンピュータを購入したとします。その配送は会社Bに50 USDで依頼します。 コンピュータが届きます。 会社Bから運送費請求書を受領したときに、その運送費請求書を会社Aのコンピュータの受入と照合できます。これにより、50 USDの運送費と1000 USDのコンピュータの原価が関連付けられ、コンピュータの合計取得価額は1050 USDになります。
請求書明細を消費通知文書と照合すると、実際に使用されている預託品目やサプライヤからバイヤーに所有権が譲渡された品目のみを請求の対象とすることができます。
Oracle Fusion Payablesに資産品目の請求書を入力してから、Oracle Fusion Assetsにその請求書配分をインポートできます。
「固定資産計上」オプションを使用して、インポート対象の請求書配分を識別できます。 「一括追加の作成」プロセスを実行すると、請求書配分がAssetsに転送されます。 その後、インポートされた配分情報から資産を作成できます。
重要
「固定資産計上」オプションを使用可能にしても、配分が自動的にインポートされるわけではありません。 「一括追加の作成」プロセスでは、その他の条件を満たしているかどうかもチェックされます。
「固定資産計上」オプションは、次の請求書配分に適用されます。
資産勘定
費用勘定
請求書明細に資産タイプの勘定科目を入力した場合、対応する請求書配分の「固定資産計上」オプションが配分生成時に自動的に使用可能になります。 「固定資産計上」オプションは請求書明細レベルでは使用不可です。 その配分でオプションを使用不可にすることはできません。
請求書配分に資産タイプの勘定科目を入力した場合、その配分の「固定資産計上」オプションが自動的に使用可能になります。 オプションを使用不可にすることはできません。
請求書明細に配分セットを入力した場合、そのセット内に含まれている資産勘定配分の「固定資産計上」オプションが配分生成時に自動的に使用可能になります。
請求書明細に費用タイプの勘定科目を入力し、その情報をAssetsにインポートする場合は、その請求書配分のデフォルト値として「固定資産計上」オプションを使用可能にします。 また、請求書会計仕訳が一般会計に転送される前であれば、いつでも請求書配分でオプションを使用可能にすることができます。
Oracle Fusion Project Costingを使用している場合は、非在庫経費の請求書配分にプロジェクト情報を記録できます。 トランザクションごとに、Oracle Fusion Payablesにプロジェクト名、タスクおよび支出情報が記録されます。 プロジェクト関連のトランザクションは、トランザクションの記録と特定プロジェクトへの関連付けを行うProject Costingに再転送されます。
サプライヤ請求書にプロジェクト情報を記録するには、次のいずれかの方法を使用します。
請求書明細にプロジェクト情報を指定し、そのプロジェクト情報をその明細の配分に対してデフォルトで使用します。
請求書明細にプロジェクト情報を含む配分セットを指定します。
「配分の管理」ページでプロジェクト情報を指定します。
請求書の計上が終了したら、Project Costingの作業領域から原価トランザクションのインポートおよび処理プログラムを発行して、Oracle Fusion Subledger AccountingからProject Costingにプロジェクト情報を転送できます。 プログラムを発行する際には、Payablesの「トランザクション・ソース」を選択します。 Project Costingで結果をレビューし、請求書明細が転送されたことを確認します。
Cost Managementは、会社が次の目的で使用するビジネス・プロセスです。
事業にかかる原価の収集、レポートおよび管理
製品利益性やコスト改善の機会についてのアクション可能な洞察の生成
Oracle Fusion Cost ManagementをOracle Fusion Procurement、Oracle Fusion Inventory ManagementおよびOracle Fusion Payablesと統合して、原価詳細を取得します。
Payablesから請求書の原価詳細が転送され、購買オーダーと照合されます。 購買オーダー価格に基づいて受入に対する見越が作成され、請求書と購買オーダー間の差異は請求価格差異とみなされ、Cost Managementに吸収されます。 購買オーダーと照合済の請求書に対する訂正が発生した場合は、それらの訂正もPayablesから転送されます。
注意
品目原価と品目の控除対象外税はCost Managementに転送されます。 それ以外の手数料(運送費、その他、控除対象税など)は転送されません。
請求書の計上が終了したら、Payablesから「原価の原価管理への転送」プログラムを発行して、Cost Managementに原価を転送できます。
請求書配分は、会計日、金額、配分組合せなど、請求書明細の会計情報を表します。 Oracle Fusion Payablesでは、配分に基づいて請求書の会計仕訳が作成されます。
注意
Oracle Fusion Subledger Accountingでは、請求書配分以外のソースから配分組合せを取得するためのルールを定義できます。
請求書配分の作成は次の方法で行います。
請求書を購買オーダー、受入または消費通知と照合することによって自動的に行います。
配分セットを使用して自動的に行います。
運送費明細およびその他明細の配賦を使用して自動的に行います。
「配分の管理」ページを使用して手動で行います。
注意
一般に、税金配分は、請求書の検証時に自動的に作成されます。 ただし、税金設定で許可されている場合は、税金配分を手動で入力できます。
「配分の管理」ページで配分組合せを変更しても、請求書明細の配分組合せは変更されません。 請求書明細の配分組合せは、「配分の管理」ページでデフォルト値として使用されます。
Oracle Fusion PayablesとOracle Fusion Taxの統合により、買掛/未払金請求書での自動税金計算がサポートされています。 Oracle Fusion Taxは、様々な税務処理および税金設定の中央リポジトリです。
次のような各種税金がサポートされています。
自己申告税
控除対象税と控除対象外税
内税と外税
源泉徴収税
免税
例外
Payablesは、US 1099所得税に対応しています。
サプライヤ請求書から税金を源泉徴収し、サプライヤにかわって税務当局に支払う必要がある場合があります。 源泉徴収税オプションの設定は、「税金レポートおよび源泉徴収税の管理オプション」ページおよびサプライヤ設定で行います。
源泉徴収税額は、「計算ポイント」オプションの設定に従って計算されます。 源泉徴収税を請求書検証時に充当する場合、源泉徴収税額は請求書金額に基づきます。 それに対し、源泉徴収税を支払時に充当する場合、源泉徴収税額は支払金額に基づきます。
源泉徴収税額をオンラインでレビューするか、標準レポートを実行します。
税金を自動的に源泉徴収するには、次の手順を実行します。
「税金レポートおよび源泉徴収税の管理オプション」ページの「源泉徴収税オプション」リージョンで「源泉徴収の充当」オプションを使用可能にし、その他の源泉徴収税オプションを設定します。
各税務当局をサプライヤとして作成し、サプライヤ・タイプとして「税務当局」を指定します。
源泉徴収税コードを作成します。
源泉徴収税分類を作成します。
サプライヤの源泉徴収税詳細を指定します。
税率例外を処理するための源泉徴収税証明書を定義します。
自動源泉徴収を実行するには、源泉徴収税分類を請求書明細に割り当てます。 デフォルトの源泉徴収税分類をそのまま使用することも、別の分類を選択することもできます。 源泉徴収税を充当すると、Oracle Fusion Taxにより源泉徴収税タイプの請求書明細が1つ以上作成され、請求書の源泉徴収税額および賦払の未払金額が更新されます。
たとえば、100 USDの請求書に20 USDの源泉徴収税が含まれている場合、Oracle Fusion Taxにより源泉徴収税タイプの-20 USDの請求書明細が作成されます。 源泉徴収税額は-20 USD、賦払の未払金額は80 USDです。
制限事項
自動源泉徴収税は1回のみ計算されます。
自動源泉徴収税は次の場合は計算されません。
特定の税金の手動源泉徴収明細を入力した後
手動支払または払戻により請求書に支払い、支払時に源泉徴収を充当するオプションを選択している場合
請求書から源泉徴収税を控除した後、必要に応じて税務当局に源泉徴収税を送金するための請求書を作成できます。 Oracle Fusion Taxでは、源泉徴収税請求書を自動的に作成することも、このタスクを手動で実行することもできます。 源泉徴収税請求書を自動的に作成するには、「税金請求書作成ポイント」オプションを設定して、源泉徴収税請求書を請求書検証時に作成するか、支払時に作成するかを指定します。
税務当局、サプライヤおよび管理のレポート要件を満たすために、次のレポートを実行できます。
請求書、支払およびサプライヤ別源泉徴収税レポート
税務当局別買掛/未払金源泉徴収税レポート
買掛/未払金源泉徴収税通知
配賦では、請求書上の運送費またはその他の手数料と請求書上の品目の原価を関連付けます。 配賦を実行すると、配賦先の品目明細と同じ配分組合せを使用して運送費またはその他の手数料の配分が自動的に作成されます。 配賦情報は、Oracle Fusion Cost Managementに用意されている定期原価計算オプションのいずれかを使用する場合に品目の全原価を記録するために使用されます。
運送費またはその他の手数料の明細は、請求書上のすべての品目明細に配賦することも、特定の品目明細に配賦することもできます。
注意
配賦処理を選択すると、配賦対象の内税と配賦可能金額を決定するためにOracle Fusion Payablesにより税金が計算されます。
運送費またはその他の手数料の明細をすべての品目明細に配賦するには、請求書明細処理メニューからすべての明細の配賦処理を選択します。 Oracle Fusion Payablesにより、内税抜きの手数料金額がすべての品目明細にわたって自動的に配賦されます。
たとえば、110 USDの請求書に10 USDの運送費と2つの品目明細が含まれており、一方の明細が75 USD、もう一方の明細が25 USDであるとします。 運送費をすべての明細に配賦すると、その運送費に対して7.50 USDと2.50 USDの2つの配分が自動的に作成されます。 運送費配分には、品目明細の配分と同じ配分組合せが使用されます。
運送費またはその他の手数料の明細を特定の品目明細に配賦するには、請求書明細処理メニューから特定の明細の配賦処理を選択します。 特定の明細を配賦するには、次の方法を使用します。
特定の品目明細を選択し、選択した明細に対して手数料を配賦します。
品目明細ごとに手数料金額を指定します。
品目明細ごとに手数料金額の配賦パーセントを指定します。
注意
保存済の配賦を変更できるのは、配分がまだ生成されていない場合のみです。
支払条件を使用すると、請求書に賦払を自動的に作成し、最大3レベルの割引を適用できます。 複数の賦払および複数レベルの割引を作成するように支払条件を定義できます。 セット割当を通して支払条件をビジネス・ユニット間で共有します。
支払条件は1つ以上の明細で構成され、明細ごとに1つの請求書賦払が作成されます。 各支払条件明細とそれに対応する賦払には、支払期日と最大3つの割引日が設定されます。 また、各支払条件明細とそれに対応する賦払には、未払金額または割引金額も設定されます。 支払条件を定義する際に、パーセントまたは固定金額のいずれかを指定します。
この図は、支払条件のコンポーネントを示しています。 各支払条件は1つ以上の明細で構成され、明細ごとに最大3つの割引を扱うことができます。 支払条件をビジネス・ユニット間で共有するには、その支払条件を1つ以上のセットに割り当てます。
重要
請求書の支払条件を更新すると、Oracle Fusion Payablesによりその請求書の賦払が即座に再計算されます。 前の賦払を手動で調整していた場合は、その内容を再入力する必要があります。
支払条件の支払期日と割引日は次のいずれかに基づきます。
期日: 賦払の支払期日となる特定の日、月および年。
日数: 請求書の支払起算日に加算される日数。
カレンダ: 複数の期間に分割されている買掛/未払金カレンダ。 請求書の支払起算日が含まれている期間に支払期日を割り当てます。 週末や祝祭日などを避けて支払期日を割り当てることができます。 支払起算日に対して期間が定義されていない場合は、カレンダベースの条件を請求書に割り当てることはできません。
月日付: 次の属性を持つ支払条件タイプ。
月日付: 賦払の支払期日となる特定の日付。 たとえば、支払を15日にスケジュールするには、「15」と入力します。 31日未満の月を含め、支払を月末にスケジュールするには、「31」と入力します。
締日: この日付を過ぎると、賦払の支払期日と割引日は翌月以降になります。 締日を指定しなかった場合は、現在の会計月を使用して支払期日と割引日が決定されます。
月数: 「0」と入力し、請求書の支払起算日が締日と同じかそれ以降である場合、翌月の日付を使用して賦払の支払期日が設定されます。
たとえば、「締日」が11日、「月日付」が15日、「月数」が0である場合、1月12日を支払起算日とした請求書を入力すると、賦払の支払期日は2月15日になります。 「月数」が1である場合、賦払の支払期日は3月15日になります。 「締日」が11日、「月日付」が15日、「月数」が0である場合、1月10日を支払起算日とした請求書を入力すると、賦払の支払期日は1月15日になります。
注意
カレンダに基づいて決定できるのは、支払期日のみであり、割引日は当てはまりません。
請求書に「識別購買オーダー」を入力した場合は、購買オーダーの支払条件がデフォルトで使用されます。 「識別購買オーダー」を入力しなかった場合は、サプライヤ・サイトの支払条件がデフォルトで使用されます。 サプライヤ・サイトに支払条件がない場合は、「請求書オプションの管理」ページの支払条件が使用されます。 どの請求書でもデフォルト支払条件を上書きできます。
この図は、請求書入力時の支払条件デフォルト設定のフローを示しています。
賦払は、支払期日、支払金額およびその他の支払情報を指定する請求書コンポーネントです。 請求書には1つ以上の賦払を含めることができます。
請求書の支払条件と支払起算日に基づいて支払期日と支払金額が計算されます。 たとえば、請求書の支払条件を「30日以内全額支払」にした場合、支払起算日から30日後が支払期日になります。
賦払は分割可能です。 たとえば、賦払を分割して、支払を2日に分けたり、2つの異なる支払方法を使用できます。 また、賦払に対する保留や保留解除の設定も可能です。
賦払を分割すると、分割前の賦払の半額に相当する別の賦払が自動的に作成されます。 その後、新しい賦払の期日、割引日および金額を編集できます。 支払済の賦払、一部支払済の賦払、保留中の賦払または支払プロセス要求で選択された賦払は分割できません。
賦払を保留にすると、支払が行われなくなります。 支払済の賦払、すでに保留中の賦払または支払プロセス要求で選択された賦払は保留にできません。
請求書入力時に、Oracle Fusion Payablesにより支払条件と支払起算日に基づいて賦払が自動的に作成されます。 必要に応じて、請求書検証プロセスでPayablesに請求書賦払を再計算させることもできます。
「請求書オプションの管理」ページで「請求書賦払の再計算」オプションを設定すると、請求書検証時に賦払が再計算されます。
制限事項
請求書賦払のいずれかを手動で更新するか、賦払を分割している場合、再計算は行われません。
「買掛管理と調達に共通のオプションの管理」ページで割引計算から税金を除くオプションを設定し、税額を手動で変更した場合も賦払が再計算されます。 この場合の請求書賦払の再作成は「請求書賦払の再計算」設定に基づきません。
Payablesでは、使用可能な開始日オプションの中で直近の日付および使用可能な支払条件の中で最も有利な条件が使用されます。 どの支払条件が有利かは、条件に割り当てられているランクの比較により判別されます。
この表は、照合済請求書および未照合請求書の賦払の再計算に使用される開始日と支払条件を示しています。
購買オーダーと照合済 | 開始日 | 支払条件 |
---|---|---|
いいえ |
次のうち直近のもの
|
請求書支払条件 |
はい |
次のうち直近のもの
|
次のうち有利なもの
|
請求書に対して支払ったり、会計仕訳を作成する前に、「請求書の検証」処理を選択するか、「買掛/未払金請求書の検証」プロセスを実行またはスケジュールして、請求書を検証する必要があります。 請求書の検証では、税金の計算、照合差異が指定の金額または数量許容範囲限度内であるかどうかのチェック、例外条件に対する保留設定など、様々な処理が実行されます。
次の設定は、請求書検証プロセスに影響を及ぼします。
計算ポイント: 「税金レポートおよび源泉徴収税の管理オプション」ページでこのオプションを「請求書」に設定した場合、請求書検証プロセスで源泉徴収が計算されます。
税金請求書作成ポイント: 「税金レポートおよび源泉徴収税の管理オプション」ページでこのオプションを「請求書」に設定した場合、請求書検証プロセスで源泉徴収税請求書が作成されます。
請求書許容範囲: 請求書検証プロセスでは、サプライヤに割り当てられている数量および金額許容範囲テンプレートを使用して照合差異がチェックされます。 サプライヤに数量または金額許容範囲テンプレートが割り当てられていない場合は、「請求書オプションの管理」ページで指定した許容範囲が使用されます。
「オプション」パラメータ: バッチの一部として請求書を検証する場合は、「オプション」パラメータを使用して処理対象の請求書を識別できます。
すべて: 「検証済」ステータス以外のすべての請求書を対象として検証が発行されます。 請求書検証プロセスでは、まだレビューが済んでいないすべての請求書配分および保留解除されていない請求書がレビューされます。
新規: 前回の検証サイクルの後に入力またはインポートされた請求書配分のみが処理されます。 請求書検証プロセスでは、まだレビューが済んでいない請求書配分のみが選択されます。 すでに保留中の請求書配分はレビューされません。
予算管理: 元帳、請求書ビジネス・ユニット、請求ビジネス機能およびトランザクション・タイプに対して使用可能にしている場合に影響します。
「請求書の検証」処理を選択して請求書をオンラインで検証するか、バッチの一部として検証するか、「買掛/未払金請求書の検証」プロセスを実行して検証するかにかかわらず、請求書検証プロセスでは次の処理が実行されます。
次の情報に基づく配分の生成
デフォルト配分、配分セット、上書き配分などの明細情報
運送費またはその他の手数料の配賦
税金の計算
税金明細および税金配分の作成
源泉徴収の計算
源泉徴収税請求書の作成
オーダー済、受入済、消費済、請求済の数量または金額の差異のチェック
保留または保留解除
プロジェクト情報の検証
換算レート情報のチェック
期間ステータスのチェック
予算管理が必要な請求書に対する資金の引当、および資金が不十分な場合やその他の予算管理検証エラーが発生した場合の保留設定
これらの例は、「買掛/未払金請求書の検証」プロセスによる請求書保留およびその解決方法を示しています。 一部の請求書保留については、請求書検証を発行しなくても手動で解除できます。 それ以外の請求書保留を解除するには、請求書または購買オーダーを更新してから検証プロセスを再発行することによって、例外を訂正する必要があります。 許容範囲限度をレビューし、必要に応じて調整します。
請求数量が受入数量を超過していると、請求書が照合保留になります。 たとえば、請求数量が6であるのに対し、受入数量が5である場合などです。 受入担当部門が残りの商品を受け入れ、受入を記録します。 この時点で請求書明細の数量と受入数量が一致します。 検証プロセスを再発行すると、保留が解除されます。
請求価格が購買オーダー・スケジュール価格を超過していると、請求書が照会保留になります。 たとえば、請求単価が10.00 USDで、購買オーダー・スケジュール価格は9.00 USDです。 サプライヤが、以前の請求書の未払額を訂正するために貸方を送信します。 価格訂正を実行し、検証プロセスを再発行すると、保留が解除されます。
請求書許容範囲により、請求書、購買オーダー、受入および消費通知情報間の差異について、請求書に照合保留が行われるかどうかが決まります。 購買オーダー、受入または消費通知と照合される請求書の請求書検証プロセスを実行すると、検証によって、定義した許容範囲内で照合が行われるかがチェックされます。
たとえば、明細の請求金額が金額または数量の許容範囲を超えている場合、請求書検証により請求書に保留が適用され、保留が解除されるまで支払は行われません。
許容範囲には2つのタイプがあります。 許容範囲は、数量または金額に基づいて定義できます。 許容範囲のタイプごとに、パーセントまたは数量を指定します。 許容範囲を定義したら、それをサプライヤ・サイトに割り当てます。
注意
許容範囲のパーセントにゼロを指定した場合、差異は許容されません。 許容範囲を小さくするには、少ないパーセントを指定します。 アクティブな許容範囲に値が指定されていない場合、無限の差異が許容されます。
数量ベースの許容範囲は、請求書での照合基準が数量である購買オーダーと照合する請求書に適用されます。 次の数量ベースの許容範囲を定義できます。
オーダー・パーセント: サプライヤに請求を許可する、購買オーダー・スケジュール明細オーダー数量を超える差異のパーセント。 請求書検証プロセスにより、請求数量がオーダー数量に対して価格を考慮せずにチェックされます。
最大オーダー: サプライヤに請求を許可する、購買オーダー・スケジュール明細オーダー数量を超える差異の数量。 請求書検証プロセスにより、請求数量がオーダー数量に対して価格を考慮せずにチェックされます。 最大オーダー数量許容範囲は、購買オーダーのほとんどが同じ相対値に対するものである場合にのみ入力します。
受入パーセント: サプライヤに請求を許可する、購買オーダー・スケジュール明細受入数量を超える差異のパーセント。 請求書検証プロセスにより、請求数量が受入数量に対して価格を考慮せずにチェックされます。
最大受入: サプライヤに請求を許可する、購買オーダー・スケジュール明細受入数量を超える差異の数量。 請求書検証プロセスにより、請求数量が受入数量に対して価格を考慮せずにチェックされます。 最大数量許容範囲は、購買オーダーのほとんどが同じ相対値に対するものである場合にのみ入力します。
価格パーセント: サプライヤに請求を許可する、購買オーダー・スケジュール明細単価を超える差異のパーセント。
換算レート金額: 請求書金額と照合対象の購買オーダー・スケジュールの金額との間で許可する差異金額。 請求書検証では、請求書および購買オーダーそれぞれの換算レートに基づいて、それぞれの元帳通貨を比較します。 換算レート金額許容範囲を入力するのは、Oracle Fusion Payablesで外貨請求書を入力する場合のみです。
スケジュール金額: スケジュールと照合されるトランザクション通貨でのすべての請求書金額と、購買オーダー・スケジュールの金額との間で許可する差異金額。
合計金額: 換算レート金額差異とスケジュール金額の両方の組合せに対して許可する差異の合計金額。 外貨を使用しない場合、この許容範囲には値を入力しないでください。
消費済パーセント: サプライヤに請求を許可する、消費通知の消費済数量を超える差異のパーセント。 請求書検証プロセスにより、請求数量が消費済数量に対して価格を考慮せずにチェックされます。
最大消費済: サプライヤに請求を許可する、消費通知の消費済数量を超える差異の数量。 請求書検証プロセスにより、請求数量が消費済数量に対して価格を考慮せずにチェックされます。
金額ベースの許容範囲は、請求書での照合基準が金額である購買オーダーと照合する請求書に適用されます。 次の金額ベースの許容範囲を定義できます。
オーダー・パーセント: サプライヤに請求を許可する、購買オーダー・スケジュール明細オーダー金額を超える差異のパーセント。 請求書検証プロセスにより、請求数量がオーダー金額に対してチェックされます。
最大オーダー: サプライヤに請求を許可する、購買オーダー・スケジュール明細オーダー金額を超える差異の数量。 請求書検証プロセスにより、請求数量がオーダー金額に対してチェックされます。
受入パーセント: サプライヤに請求を許可する、購買オーダー・スケジュール明細受入金額を超える差異のパーセント。 請求書検証プロセスにより、請求金額が受入金額に対してチェックされます。
換算レート金額: 請求書金額と照合対象の購買オーダー・スケジュールの金額との間で許可する差異金額。 請求書検証では、請求書および購買オーダーそれぞれの換算レートに基づいて、それぞれの元帳通貨を比較します。 換算レート金額許容範囲を入力するのは、Payablesで外貨請求書を入力する場合のみです。
合計金額: 換算レート金額差異とスケジュール金額の両方の組合せに対して許可する差異の合計金額。 外貨を使用しない場合、この許容範囲には値を入力しないでください。
保留は、支払や場合によっては会計仕訳の作成が行われないようにするために、Oracle Fusion Payablesによって請求書またはサプライヤに自動的に適用されたり、ユーザーが手動で請求書に設定する制約です。
一部の保留はユーザーが手動で解除でき、Payablesには、手動で解除可能な保留用の事前定義された保留解決ワークフローが用意されています。 その他の保留では、Payablesが保留を解除する前に、例外条件を修正する必要があります。
保留のタイプを次に示します。
請求書保留
賦払保留
サプライヤ・サイト保留
システム保留
請求書保留は、ユーザーが請求書に手動で設定する保留です。 Payablesには事前定義された保留が用意されていますが、保留および保留解除の管理ページで独自の保留を定義できます。 ユーザーが手動で適用した保留が、Payablesによって自動的に解除されることはありません。 ユーザーが手動で解除する必要があります。
賦払保留は、支払が行われないようにするために、ユーザーが賦払に手動で設定する保留です。
たとえば、サプライヤが2つの机に関する請求書を送付してきたが、机は1つしか配送しなかったとします。 賦払を分割し、賦払の1つを保留にすることで、請求書の支払を部分的に行うことができます。 2つ目の机が届いたら手動で保留を解除して、賦払を支払可能にすることができます。
注意
賦払保留は、「賦払の管理」ページまたは請求書概要ページの「注意が必要な請求書」リージョンでレビューできます。
サプライヤ・サイト保留は、サプライヤの請求書の支払が行われないようにする、サプライヤ・サイトに対する保留です。 サプライヤ保留は、「作成」および「サイトの編集」ページの「請求」タブで設定します。
この表は、サプライヤ・サイトに設定できる保留について説明しています。
保留 | 説明 | 手動で解除可能かどうか |
---|---|---|
請求書限度額 |
請求書の検証時に、請求書金額が指定された限度額を超えている場合、Payablesによって請求書に「金額」保留が適用されます。 |
はい |
すべての請求書 |
Payablesによって、支払プロセス要求またはクイック支払で支払のサプライヤ・サイトを選択できないよう制限されます。 注意 これらの保留が適用されているサプライヤ・サイトは、支払概要ページの「支払保留中のサプライヤ・サイト」リージョンで表示します。 |
いいえ |
未照合請求書 |
請求書の検証時に、購買オーダー、受入または消費通知と照合されていない請求書には、Payablesにより「照合が必要」保留が適用されます。 |
はい |
未検証請求書 |
請求書の検証時に、「サプライヤ」保留を使用可能にした後に作成された請求書には、Payablesにより「サプライヤ」保留が適用されます。 それより前に入力され、検証された請求書の支払は可能です。 |
はい |
システム保留は、ユーザーが請求書を検証するときに、Payablesによって例外条件に自動的に適用される保留です。
システム保留の例は、「配分差異」保留です。 請求書配分金額の合計が請求書明細金額と一致しない場合、Payablesによって「配分差異」保留が適用されます。
ユーザーが手動で請求書にシステム保留を設定することはできず、特定のシステム保留をユーザーが手動で解除することはできません。 かわりに、請求書または購買オーダーを更新し、請求書を検証することによって例外条件を訂正し、保留を解除する必要があります。 たとえば、「配分差異」保留を解決するには、配分金額を調整し、請求書を再度検証します。
照合例外の保留など、一部のシステム保留は手動で解除できます。
「請求書保留および保留解除の管理」ページを使用して、請求書に手動で保留を設定および解除する際に使用する名前を定義します。 保留名を請求書保留タイプに関連付け、保留解除名を請求書保留解除タイプに関連付けます。 保留にする請求書に、定義した保留名を割り当てます。 保留が適用された請求書の支払を行うことはできません。 適用した保留を解除するには、保留解除名を使用します。
定義した保留名に対し会計仕訳の作成を許可するかどうかを決定します。 たとえば、会計を許可しない保留名を請求書に割り当てた場合は、保留を解除するまで、その請求書について会計仕訳を作成できません。 保留解決ワークフロー・プロセスで定義した保留および保留解除を使用する場合は、追加の保留名および保留解除名属性を指定します。
Oracle Fusion Payablesでは、請求書検証プロセスで使用する保留名および保留解除名とともに、保留タイプおよび保留解除タイプが事前定義されています。 「請求書保留および保留解除の管理」ページで事前定義されたタイプおよび名前を問い合せることができますが、変更はできません。
この表は、事前定義された保留タイプおよびそれらの保留名を定義できるかどうかを示しています。
保留タイプ | ユーザー定義の保留名が許可されるか |
---|---|
アカウント保留事由 |
いいえ |
「先日付期間」保留タイプ |
いいえ |
情報不足 |
いいえ |
請求書保留事由 |
はい |
請求書明細事由 |
はい |
照合保留事由 |
いいえ |
差異保留事由 |
いいえ |
この表は、事前定義された保留解除タイプおよびそれらの保留解除名を定義できるかどうかを示しています。
保留解除タイプ | ユーザー定義の保留解除名が許可されるか |
---|---|
アカウント保留解除事由 |
いいえ |
先日付期間保留解除 |
いいえ |
保留クイック解除事由 |
はい |
請求書クイック保留解除事由 |
はい |
請求書保留解除事由 |
はい |
照合保留解除事由 |
はい |
十分な情報 |
いいえ |
差異保留解除事由 |
はい |
文書連番は、作成および保存した文書に自動または手動で割り当てられる一意の番号です。 証憑番号を割り当てて、請求書および支払に連番を指定できます。
請求書および支払の連番を設定するには、設定および保守作業領域内で次のタスクを実行します。
元帳オプションの指定
買掛管理文書連番の管理
(オプション)請求書オプションの管理
(オプション)支払オプションの管理
注意
スプレッドシートでの勘定体系、元帳、法的エンティティおよびビジネス・ユニットの作成タスクは、文書連番の作成の代替方法です。
請求書および支払の文書連番を自動的に作成するようにスプレッドシートを構成できます。 スプレッドシートのアップロードでも、標準請求書やクレジット・メモ請求書などの、事前定義済文書カテゴリに請求書の文書連番が割り当てられます。
ここでは、元帳に設定できる連番オプションと、そのオプションが請求書および支払に影響を及ぼす仕組みを示します。
連番基準: 元帳またはその元帳に関連する法的エンティティに対して文書連番を有効にします。
文書連番の強制: 「買掛管理」に設定されている場合、請求書および支払に証憑番号が必要であることを示します。
文書日付に年代順を強制: 請求書の保存時に、請求書ヘッダーの会計日が、同じ法的エンティティと文書連番を持つ既存の請求書の最終会計日と同じかそれ以降であることを確認します。
注意
「文書日付に年代順を強制」オプションは、法的エンティティで連番を指定したときにのみ適用されます。
この表は、元帳オプション設定の組合せがどのように証憑番号の請求書および支払への割当に影響を及ぼすかについて説明しています。
連番基準 | 買掛管理文書連番を強制するか | 文書日付に年代順を強制するか | 請求書および支払への証憑番号の割当 |
---|---|---|---|
元帳 |
いいえ |
いいえ |
オプション |
元帳 |
はい |
いいえ |
必須 |
法的エンティティ |
いいえ |
いいえ |
オプション |
法的エンティティ |
はい |
いいえ |
必須 |
法的エンティティ |
いいえ |
はい |
必須 |
法的エンティティ |
はい |
はい |
必須 |
連番なし |
不使用 |
不使用 |
インポート請求書のみオプション |
注意
請求書のインポート中に、証憑番号を指定して買掛管理の文書連番の強制オプションを「はい」に設定すると、請求書が拒否されます。 インポート中に手動で証憑番号を指定する必要がある場合は、「連番基準」オプションを「連番なし」に設定する必要があります。
買掛管理文書連番の管理タスクでは、次のことを行います。
該当する決定要因タイプ(元帳または法的エンティティ)の文書連番を作成します。
1つ以上の文書連番カテゴリに連番を割り当てます。
割当の適用先とする元帳または法的エンティティを指定します。
オプションで、「監査」オプションを使用可能にして、AP_DOC_SEQUENCE_AUDIT表に監査情報を保存します。
注意
監査情報は、「証憑番号別支払監査レポート」および証憑番号別買掛/未払金請求書監査リストを実行して表示できます。
「文書カテゴリ上書きの許可」オプションを設定して、請求書のデフォルトの文書カテゴリを変更できます。
「文書カテゴリ上書きの許可」オプションを設定して、支払のデフォルトの文書カテゴリを変更できます。
特定の法的エンティティおよび文書連番に、請求書ヘッダーの会計日に基づく年代順の証憑番号の割当を強制できます。
次の例は、同じ元帳に属し、異なる文書連番を使用している2つの法的エンティティに対する年代順の証憑番号の割当を示しています。
元帳オプションは、次のように設定されています。
「連番基準」は「法的エンティティ」に設定されています。
「文書日付に年代順を強制」が使用可能になっています。
元帳には次の設定があります。
法的エンティティLE1
法的エンティティLE2
ビジネス・ユニットBU1
連番1および連番2という2つの文書連番を定義し、次のように割り当てます。
両方を文書連番カテゴリ「標準請求書」に
連番1をLE1に
連番2をLE2に
この表は、証憑番号が請求書にどのように割り当てられるかを示しています。
ビジネス・ユニット | 法的エンティティ | 請求書 | 会計日 | 証憑番号 |
---|---|---|---|---|
BU1 |
LE1 |
INV-1 |
2014年4月7日 |
100 |
BU1 |
LE1 |
INV-2 |
2014年4月10日 |
101 |
BU1 |
LE2 |
INV-3 |
2014年4月14日 |
100 |
BU1 |
LE2 |
INV-4 |
2014年4月16日 |
101 |
最大会計日は次のとおりです。
LE1および連番1では2014年4月10日
LE2および連番2では2014年4月16日
この表は、証憑番号が次の2つの請求書にどのように割り当てられるかを示しています。
ビジネス・ユニット | 法的エンティティ | 請求書 | 会計日 | 証憑番号 |
---|---|---|---|---|
BU1 |
LE1 |
INV-5 |
2014年4月9日 |
なし。 請求書を保存できません。 |
BU1 |
LE2 |
INV-6 |
2014年4月16日 |
102 |
会計日2014年4月9日は、LE1および連番1の最大会計日である2014年4月10日より前であるため、請求書INV-5は保存できません。
会計日2014年4月16日は、LE2および連番2の最大会計日である2014年4月16日以降であるため、INV-6は保存できます。
Oracle Fusion Payablesが請求書配分および関連するすべての差異配分を記録する勘定科目は、経過勘定処理基準(受入または期末)および品目タイプ(費用または在庫)によって決まります。 Payablesでは、請求書の検証時にすべての差異配分が作成されます。
受入経過勘定処理基準(永続的経過勘定とも呼ばれる)を使用する場合、Oracle Fusion Receivingで受入として品目を記録するときに、アプリケーションにより自動的に経過勘定が記録されます。 請求書の会計仕訳を作成するときに、Payablesによってこの経過勘定が戻し処理され、買掛/未払金負債が記録されます。
期末経過勘定を使用する場合は、期末経過勘定の作成プロセスを実行して、期末までに請求書を受領していないすべての受入に対する見越仕訳を作成します。 これらの仕訳は、次の期間に自動的に戻し処理されます。 請求書の会計仕訳を作成するときに、Payablesによって費用および買掛/未払金負債が記録されます。
在庫品目では、受入経過勘定処理基準を使用する必要があります。 費用品目では、「計上費用項目」共通オプションを「受入時」または「期間終了」のいずれかに設定できます。 このオプションが「受入時」に設定されている場合は、購買オーダー・スケジュール・レベルで「期間終了」に変更できます。
この表は、費用品目で使用される差異勘定を示しています。
経過勘定処理基準 | 請求書配分組合せ | 数量差異 | 請求価格差異 | 換算レート差異 |
---|---|---|---|---|
受入時 |
費用経過勘定 |
費用経過勘定 |
請求価格差異勘定 |
換算レート差益または差損勘定 |
期間終了 |
購買オーダー手数料勘定 |
購買オーダー手数料勘定 |
購買オーダー手数料勘定 |
購買オーダー手数料勘定 |
この表は、在庫品目で使用される差異勘定を示しています。
経過勘定処理基準 | 請求書配分組合せ | 数量差異 | 請求価格差異 | 換算レート差異 |
---|---|---|---|---|
受入時 |
在庫経過勘定 |
在庫経過勘定 |
請求価格差異勘定 |
換算レート差益または差損勘定 |
「請求書承認」ワークフローを使用している場合、「請求書の管理」および「請求書の編集」ページで次の処理を実行して、承認プロセスを開始し、承認例外を処理できます。
承認の開始
承認の取下げ
承認の保留
強制承認
承認のために再発行
承認のために請求書を発行するには、「承認の開始」処理を選択します。 この処理は、請求書の承認ステータスが「必須」の場合に選択できます。 ワークフロー・プロセスが開始し、請求書が該当する承認者にルーティングされ、その承認者が請求書を承認または拒否します。 請求書の承認ステータスが「開始済」に更新されます。
請求書の承認プロセスを停止するには、「承認の取下げ」処理を選択します。 この処理は、請求書の承認ステータスが「開始済」の場合に選択できます。 アプリケーションによって、請求書に関連付けられているすべての保留中のワークフロー・プロセスおよびすべてのオープン通知が取り消されます。 請求書の承認ステータスが「取下済」に更新されます。
請求書の承認プロセスを遅らせるには、「承認の保留」処理を選択します。 この処理は、請求書の承認ステータスが「必須」の場合に選択できます。 請求書の承認ステータスが「承認の保留」に更新されます。 請求書の支払を行うには、その前に請求書の承認が必要であるため、後で請求書の承認を開始する必要があります。
たとえば、請求書をすぐに支払う必要がある場合など、請求書の承認を強制するには、「強制承認」処理を選択します。 この処理を選択するには、適切な権限を持っており、「請求書オプションの管理」ページの「強制承認の許可」オプションが使用可能になっている必要があります。 請求書の承認ステータスが「手動承認済」に更新されます。
承認のために請求書を再発行するには、「承認のために再発行」処理を選択します。 この処理は、次の場合に選択できます。
請求書の承認ステータスが「ワークフロー承認済」または「手動承認済」で、次の請求書属性の1つ以上が変更されている場合:
請求書金額
明細金額
配分組合せ
配分セット
税額
追加済明細
取消済明細
請求書の承認ステータスが次のいずれかである場合:
拒否済
取下済
承認保留
承認のために再発行
Oracle Fusion Payablesには、サプライヤからXMLフォーマットで請求書を受領するためのインバウンドOracle B2Bフローが用意されています。
Oracle B2B Serverは、サプライヤと当該会社など、取引先間の対話を管理するOracle SOA Suiteコンポーネントです。 取引先は、B2Bを使用して文書をXMLフォーマットで送信し、電子的に通信できます。 B2B XML請求書では、Open Applications Group (OAG)によって開発されたものと同じXML標準である、171_Process_Invoice_002 (バージョン7.2.1)を使用します。
顧客または当該会社は、OAG XMLフォーマットで請求書を受領することについてサプライヤの同意を得ています。
顧客は、サプライヤからの電子通信を受け入れるようにB2Bを設定し、B2B請求書を送信するように設定されているサプライヤ・サイトのB2Bサイト・コードをサプライヤに割り当てます。 サプライヤは、請求書ペイロードの請求書ヘッダーにB2Bサイト・コードを入力する必要があります。 B2Bサイト・コードを入力する必要がある具体的な要素は、<PARTNER><PARTNRIDX>
(<PARTNER><PARTNRTYPE>
=サプライヤ)です。 このB2Bサイト・コードは、顧客が使用する内部サプライヤIDおよびサイトIDの導出に使用されます。
サプライヤはOracle Supplier Network (OSN)に登録し、顧客に送信する請求書ペイロードをOAGフォーマットで準備します。
この図は、B2B XML請求書処理のデータ・フローを示しています。
この表は、詳細な処理フローについて説明しています。
実行者 | 説明 |
---|---|
サプライヤ |
OSNにサインインし、OAGフォーマットの請求書を1つ以上含む請求書ペイロードをアップロードします。 |
B2B Server |
OSNからOAGフォーマットのペイロードを受領し、SOA複合アプリケーションに渡します。 |
SOA複合アプリケーション |
OAGフォーマットのペイロードをWebサービス・フォーマットに変換し、請求書インタフェース・サービスを呼び出します。 |
請求書インタフェース・サービス |
変換された請求書ペイロードを取得し、Payablesインタフェース表のAP_INVOICES_INTERFACEおよびAP_INVOICE_LINES_INTERFACEにデータを挿入します。 |
買掛/未払金監督者 |
ソースに「B2B XML請求」を指定して、「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスを手動で実行します。 または、自動的に実行するようにプロセスをスケジュールします。 |
「買掛/未払金請求書のインポート」プロセス |
インポート検証に成功した請求書レコードから買掛/未払金請求書を作成します。 |
内部Payablesユーザー |
「買掛/未払金請求書のインポート」プログラムにより生成されたレポートをレビューし、インポート拒否を特定します。 次のインポート拒否を解決する手順について、サプライヤに問い合せてください。
内部Payablesユーザーは、「インポート・エラーの修正」スプレッドシートを使用してインタフェース表のデータを修正し、インポート・プロセスを再発行します。 |
買掛/未払金監督者 |
正常にインポートされた請求書を検証し、請求書に計上するプロセスを実行またはスケジュールします。 |
XML請求書処理には、次の制限があります。
1つのXMLメッセージに含まれるすべての請求書が、同じサプライヤおよびサプライヤ・サイトからのものである必要があります。
税金のみの請求書はサポートされません。
ユーザー領域には新しいフィールドを追加できません。 ユーザー領域では付加フレックスフィールドのみがサポートされます。
請求書ペイロードの請求書内の請求書明細の順序は保持できません。 ペイロードから作成される請求書では、必ず品目明細が最初に表示され、次に手数料明細、その次に税金明細が表示されます。
次の請求書構造がサポートされます。
<PROCESS_INVOICE>
INVHEADER
(請求書ヘッダー。)
INVLINE
(品目明細。)
INVCHARGE
(運送費またはその他の手数料明細。)
INVTAX
(INVLINE
内) (この税金明細は、品目明細と同じLINE_GROUP_NUMBERを持ちます。)
INVTAX
(この税金明細は、この請求書のすべての課税対象品目明細にわたって按分されるため、LINE_GROUP_NUMBERを持ちません。)
</PROCESS_INVOICE>
次の請求書構造はサポートされません。
INVTAX
およびINVCHARGE
(INVHEADER
内)
INVCHARGE
(INVLINE
内)
「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスを使用して、Oracle Fusion Payablesオープン・インタフェース表で請求書レコードから請求書を作成します。 インポートが完了したら、Payablesで請求書を検索して検証できます。
注意
事前定義されたテンプレートおよび「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスを使用して、インタフェース表にデータをロードできます。これらはいずれも、External Data Integration Services for Oracle Cloud機能の一部です。 詳細は、Oracle Fusion ApplicationsのOracle Enterprise Repositoryで、「Load Interface File for Import」プロセスの「Documentation」タブを参照してください。
この表は、請求書インポート・プロセスを発行するために設定するパラメータについて説明しています。
パラメータ | 説明 |
---|---|
報告元帳 |
元帳の名前を指定します。 |
ビジネス・ユニット |
ビジネス・ユニットの名前を指定します。 |
ソース |
インポートする請求書のソースを選択します。 |
インポート・セット |
Payablesオープン・インタフェース表の特定のインポート・セットで請求書へのインポートを制限するために、インポート・セットを指定します。 要求ごとに一意のインポート・セットを指定して、同じソースのデータをインポートできます。 これにより、インポートの処理時間が短縮されます。 「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスは、指定されたソースとグループの組合せでデータをインポートします。 |
請求書グループ |
請求書グループの名前を指定します。 請求書スプレッドシート・ソースから請求書レコードをインポートする場合は、請求書スプレッドシートの請求書グループ名を入力します。 |
保留 |
インポートされたすべての請求書に適用する請求書保留の名前を入力します。 |
保留事由 |
請求書保留事由の摘要を編集するか、受け入れます。 |
会計日 |
会計日を指定します。 Payablesでは、入力された「会計日」を、明細またはヘッダー・レベルの会計日がないバッチ内のすべての請求書に割り当てます。 ここで値を入力しないか、明細またはヘッダー・レベルで値を入力しなかった場合、インポート時に、「会計日ベース」請求書オプションに基づいて会計日が割り当てられます。 |
パージ |
Payablesオープン・インタフェース表から、ビジネス・ユニット、ソースおよびインポート・セットに一致する、正常にインポートされたすべての請求書レコードを削除するかどうかを選択します。 パージ・プログラムは、常にビジネス・ユニット、ソースおよびインポート・セットに基づいて成功したレコードをパージします。 そのため、この3つのパラメータが一致した場合、以前の実行で処理されたレコードも現在の実行でパージされます。 Payablesでは、請求書がまだ作成されていない請求書データは削除されません。 |
要約レポート |
Payablesオープン請求書インタフェース・インポート・レポートの監査部分を要約するかどうかを選択します。 注意 要約せず、多数の請求書レコードをインポートする場合、レポートが非常に長くなる可能性があります。 |
スケジュール済プロセスの管理ページからインポート・プロセスを実行します。 正常にインポートされた請求書には配分および支払予定が含まれ、問合せ、変更および検証が可能です。 インポートでは、不十分または無効なデータを含む請求書レコードが拒否されます。 Payablesでは、インポートできなかった請求書をレビューできるように、自動的にレポートが作成されます。 修正スプレッドシートを使用してレポートで特定された問題を修正し、「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスを再発行します。
Payablesオープン・インタフェース表の特定の列に#NULL
の値を指定して、それらの列のシステム生成のデフォルト値を上書きできます。 次のすべてが当てはまる場合は、NULLの後に番号記号(#)を使用します。
列が必須ではなく、デフォルト論理が添付されている場合。
列に値を指定せず、システム生成のデフォルト値を上書きする場合。
列に#NULL
の値を指定すると、システム生成のデフォルトは無視され、NULL値を持つ請求書レコードがインタフェース表にロードされます。
この表は、#NULL
の値を受け入れるインタフェース表および列を示しています。
オープン・インタフェース表 | 列 |
---|---|
AP_INVOICES_INTERFACE |
AWT_GROUP_NAME |
AP_INVOICES_INTERFACE |
BANK_CHARGE_BEARER |
AP_INVOICES_INTERFACE |
DOC_CATEGORY_CODE 注意 DOC_CATEGORY_CODE列では、順次採番の強制プロファイルが「一部使用」に設定されている場合にのみ |
AP_INVOICES_INTERFACE |
EXCLUSIVE_PAYMENT_FLAG |
AP_INVOICES_INTERFACE |
PAY_GROUP_LOOKUP_CODE |
AP_INVOICES_INTERFACE |
PAYMENT_REASON_CODE |
AP_INVOICES_INTERFACE |
PAYMENT_REASON_COMMENTS |
AP_INVOICES_INTERFACE |
SETTLEMENT_PRIORITY |
AP_INVOICE_LINES_INTERFACE |
AWT_GROUP_NAME |
AP_INVOICE_LINES_INTERFACE |
DISTRIBUTION_SET_NAME |
この表には、Oracle Fusion Payablesベース表にインポートする請求書ヘッダー情報が格納されます。
「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスでは、Payablesオープン・インタフェース表の請求書レコードに基づいて、買掛/未払金請求書を作成します。 インポート・プロセスにより作成された請求書は、「請求書の管理」ページで表示、変更および検証できます。 請求書データには、サプライヤからのOracle B2B XML請求書および請求書スプレッドシートで入力した請求書レコードが含まれます。
INVOICE_ID
請求書の一意の識別子。 AP_INVOICE_LINES_INTERFACE表で請求書の明細に同じ値を割り当て、同じ請求書に属するデータであることを示します。
なし。
なし。
INVOICE_NUM
このレコードからPayablesで作成された請求書に割り当てる請求書番号を入力します。 値を入力しない場合、インポート時のシステム日付がデフォルトの請求書番号として使用されます。 1つのサプライヤに対し複数の請求書を入力する場合は、デフォルト値を使用せずに一意の請求書番号を入力してください。そうしないと、請求書に重複した請求書番号が付けられ、インポートで拒否されます。
サプライヤに一意の番号である必要があります。 サプライヤに重複した請求書番号を割り当てた場合、インポート・プロセスでこのレコードから請求書が作成されません。
AP_INVOICES_ALL.INVOICE_NUM
INVOICE_TYPE_LOOKUP_CODE
請求書のタイプ(CREDITまたはSTANDARD)。 値を入力しない場合、INVOICE_AMOUNTの値に基づく値がインポート・プロセスにより割り当てられます。 INVOICE_AMOUNTがゼロ未満の場合、請求書タイプは「クレジット」です。 INVOICE_AMOUNTがゼロ以上の場合、請求書タイプは「標準」です。
値はCREDITまたはSTANDARDである必要があります。 請求書タイプがCREDITまたはSTANDARDの場合、請求書タイプが請求書金額と対応している必要があります。 たとえば、CREDIT請求書の請求書金額はゼロ未満である必要があります。
AP_INVOICES_ALL.INVOICE_TYPE_LOOKUP_CODE
INVOICE_DATE
請求書の日付。
値を入力しない場合、インポート・プロセスを発行した日付が請求書日付として使用されます。また、「法的エンティティ・タイム・ゾーンの使用可能」プロファイルが使用可能になっている場合、請求書日付は法的エンティティ・タイム・ゾーンの日付です。
請求書オプションの設定によっては、請求書日付を請求書の支払起算日および会計日として使用できます。 「会計日ベース」オプションが「請求書」に設定されている場合、請求書日付はオープン期間または先日付期間内である必要があります。
値は有効な日付書式で表記されている必要があります。
AP_INVOICES_ALL.INVOICE_DATE
PO_NUMBER
請求書を照合する購買オーダーの番号。
値を入力して請求書を購買オーダーと照合すると、インポート・プロセスで、購買オーダー情報を使用して配分が作成され、AP_INVOICE_DISTRIBUTIONS_ALL表の様々な列に値が移入されます。 スプレッドシートから請求書を作成せず、AP_INVOICES_INTERFACE表でサプライヤを指定しない場合、PO_NUMBER値を使用してAP_INVOICES_ALL.VENDOR_IDが導出されます。 また、サプライヤ・サイトを指定しない場合は、PO_NUMBER値を使用してAP_INVOICES_ALL.VENDOR_SITE_IDを導出できます。
請求書を購買オーダーと照合する場合、AP_INVOICE_LINES_INTERFACE.PO_NUMBERに明細レベルで値を入力していれば、請求書ヘッダー・レベルで値を入力する必要はありません。
この値は、同じサプライヤの有効で承認済のオープン購買オーダーと一致している必要があります。 購買オーダーは最終照合できません。 PO_HEADERS.SEGMENT1列から有効な値のリストを取得できます。
なし。
VENDOR_ID
サプライヤの内部識別子。
この表内の列VENDOR_ID、VENDOR_NUM、VENDOR_SITE_IDまたはPO_NUMBERのいずれかに値を入力し、サプライヤを識別する必要があります。 Oracle Fusionサプライヤ・ポータルにサプライヤをまだ入力していない場合は、入力してからインポート・プロセスを実行します。
入力するIDは既存の有効なサプライヤのIDである必要があります。 POZ_SUPPLIERS.VENDOR_IDから有効な値のリストを取得できます。
AP_INVOICES_ALL.VENDOR_ID
VENDOR_NUM
サプライヤの番号。
この表内の列VENDOR_ID、VENDOR_NUM、VENDOR_SITE_ID、VENDOR_SITE CODEまたはPO_NUMBERのいずれかに値を入力し、サプライヤを識別する必要があります。 サプライヤ・ポータルにサプライヤをまだ入力していない場合は、入力してからインポート・プロセスを実行します。
入力する番号は既存の有効なサプライヤの番号である必要があります。 POZ_SUPPLIERS.VENDOR_IDから有効な値のリストを取得できます。
なし。 この値は、AP_INVOICES_ALL.VENDOR_IDの導出に使用されます。
VENDOR_NAME
サプライヤの名前。
この表内の列VENDOR_ID、VENDOR_NUM、VENDOR_SITE_ID、VENDOR_SITE CODEまたはPO_NUMBERのいずれかに値を入力し、サプライヤを識別する必要があります。 サプライヤ・ポータルにサプライヤをまだ入力していない場合は、入力してからインポート・プロセスを実行します。
入力する名前は、既存の有効かつアクティブなサプライヤである必要があります。 POZ_SUPPLIERS_V.VENDOR_NAMEから有効な値のリストを取得できます。
なし。 この値は、AP_INVOICES_ALL.VENDOR_IDの入力に使用されます。
VENDOR_SITE_ID
サプライヤ・サイトの内部識別子。
支払サイトを識別するための有効な値をVENDOR_SITE_CODEまたはVENDOR_SITE_IDに指定していない場合は、インポート・プロセスにより、次の順序で有効なサプライヤ支払サイトが検索されます。
請求書ORG_IDにサイト割当が作成されている場合には、そのサプライヤのプライマリ支払サイト
請求書ORG_IDにサイト割当が作成されている場合には、そのサプライヤの既存の単一支払サイト
ヘッダー・レベルで照合済の購買オーダー番号
インポート時に有効なサプライヤ・サイトが識別できない場合、その請求書は拒否されます。
入力するIDは、VENDOR_NUMまたはVENDOR_IDで指定したサプライヤの有効な既存のサプライヤ・サイトのIDである必要があります。 POZ_SUPPLIER_SITES_V.VENDOR_SITE_IDから有効な値のリストを取得できます。 サイトは、同時に支払サイトである必要があります。
AP_INVOICES_ALL.VENDOR_SITE_ID
VENDOR_SITE_CODE
サプライヤ・サイトの名前。
支払サイトを識別するための有効な値をVENDOR_SITE_CODEまたはVENDOR_SITE_IDに指定していない場合は、インポート・プロセスにより、次の順序で有効なサプライヤ支払サイトが検索されます。
請求書ORG_IDにサイト割当が作成されている場合には、そのサプライヤのプライマリ支払サイト
請求書ORG_IDにサイト割当が作成されている場合には、そのサプライヤの既存の単一支払サイト
ヘッダー・レベルで照合済の購買オーダー番号
インポート時に有効なサプライヤ・サイトが識別できない場合、その請求書は拒否されます。
これは、VENDOR_NUMまたはVENDOR_IDで指定したサプライヤの有効でアクティブなサプライヤ・サイトである必要があります。 POZ_SUPPLIER_SITES_V.VENDOR_SITE_CODEから有効な値のリストを取得できます。 サイトは、同時に支払サイトである必要があります。
なし。 この値は、AP_INVOICES_ALL.VENDOR_SITE_IDの導出に使用されます。
INVOICE_AMOUNT
請求書の金額。
請求書の通貨の精度を超えることはできません。 たとえば、米国ドルで金額を入力する場合、小数点以下2桁より下の数字は入力しないでください。
請求書タイプに対応している必要があります。 たとえば、STANDARD請求書の金額はゼロ以上である必要があります。
AP_INVOICES_ALL.INVOICE_AMOUNT
INVOICE_CURRENCY_CODE
請求書の通貨。
値を入力しない場合、インポート時にサプライヤ・サイトによってデフォルト通貨が指定されます。
コードを入力する場合は、FND_CURRENCIES.CURRENCY_CODEから有効でアクティブな通貨を入力する必要があります。
AP_INVOICES_ALL.INVOICE_CURRENCY_CODE
EXCHANGE_RATE
外貨請求書の請求書換算レート。
「換算レートの入力が必要」オプションが使用可能になっている場合、換算レートまたはインポートで換算レートを導出するために十分な情報のいずれかを指定する必要があります。 EXCHANGE_RATE_TYPEが「ユーザー」に設定されている場合は、EXCHANGE_RATEの値を指定する必要があります。
請求書スプレッドシートに請求書レコードを入力せず、EXCHANGE_RATE_TYPEとしてSPOTまたはCORPORATEを入力した場合は、インポート・プロセスによって換算レート値が指定されるため、この列はNULLのままにする必要があります。
入力された通貨が元帳通貨に対する固定レートを持っている場合、インポートにより、すべての入力値がその固定レートで上書きされます。 インポートのログ・ファイルをレビューすることで、インポートによる換算レートの上書きを確認できます。
請求書スプレッドシートに請求書レコードを入力した場合は、スプレッドシートで指定される値を上書きしないでください。上書きすると、インポートで請求書レコードが拒否されます。
AP_INVOICES_ALL.EXCHANGE_RATE
EXCHANGE_RATE_TYPE
入力通貨および元帳通貨間の換算レートを計算するために使用される換算レートのタイプ。
INVOICE_CURRENCY_CODE列の値が外貨の場合、この列に値を入力して、使用する換算レート・タイプを指定します。 事前定義またはユーザー定義の換算レート・タイプを入力できます。
請求書レコードに外貨が含まれている場合にEXCHANGE_RATE_TYPEの値を入力しないと、インポート時に、「買掛管理と調達に共通のオプションの管理」ページの「換算レート・タイプ」フィールドの値が使用されます。 入力通貨および元帳通貨が、EURや別のEMU通貨などの関連付けられている固定レート通貨の場合は、EMU固定を入力します。
Payablesでは、「ユーザー」、「直物」、「社内」、EMU固定およびユーザー定義の5つのタイプの換算レートを使用します。 「直物」、「社内」またはユーザー定義レート・タイプを使用する場合、ここに入力する値はGL_DAILY_RATES表に対して検証されます。 EMU固定を使用する場合、インポート時にPayablesによって換算レートが指定されます。 換算レート・タイプとして「ユーザー」を使用する場合は、EXCHANGE_RATEの値を入力する必要があります。
AP_INVOICES_ALL.EXCHANGE_RATE_TYPE
EXCHANGE_DATE
CURRENCY_CODE列に外貨を入力した場合は、この列に値を入力します。 入力する日付によって、「直物」、「社内」またはユーザー定義レート・タイプの外貨請求書の換算レートが決定されます。 この列をNULLのままにした場合は、請求書の会計日が使用されます。
有効な日付書式で表記されている必要があります。
AP_INVOICES_ALL.EXCHANGE_DATE
TERMS_ID
支払条件の内部識別子。
「支払条件の管理」ページで支払条件を保守します。 支払条件を指定するには、列TERMS_NAMEまたはTERMS_IDのいずれかにのみ値を入力する必要があります。
インポート・プロセスにより、次の順序で支払条件が検索されます。
請求書ヘッダー・レコードTERMS_IDまたはTERMS_NAME
請求書レコードがヘッダー・レベルで照合済の購買オーダーの場合は、請求書ヘッダーに含まれる購買オーダーの購買オーダー条件
1つ以上の明細が直接的または受入によって間接的に照合済である購買オーダーの購買オーダー条件(条件セットが1つしか表示されない場合)
サプライヤ・サイト
請求書オプションで指定された支払条件
これらのいずれのソースにも支払条件の値が含まれない場合、請求書レコードは拒否されます。
カレンダベースの支払条件を使用しているが、支払起算日にカレンダ期間が定義されていない場合、インポート・プロセスでは、賦払の作成時に支払期日として支払起算日を使用します。
条件は、AP_TERMS表の有効な条件である必要があります。
AP_INVOICES_ALL.TERMS_ID
TERMS_NAME
請求書の賦払の作成に使用される支払条件。 「支払条件の管理」ページで支払条件を保守します。 支払条件を指定するには、列TERMS_NAMEまたはTERMS_IDのいずれかにのみ値を入力する必要があります。
インポート・プロセスにより、次の順序で支払条件が検索されます。
請求書ヘッダー・レコードTERMS_IDまたはTERMS_NAME
請求書レコードがヘッダー・レベルで購買オーダーと照合される場合は、請求書ヘッダーに含まれる購買オーダーの購買オーダー条件
1つ以上の明細が直接的または受入によって間接的に照合済である購買オーダーの購買オーダー条件(条件セットが1つしか表示されない場合)
サプライヤ・サイト
請求書オプションで指定された支払条件
これらのいずれのソースにも支払条件の値が含まれない場合、請求書レコードは拒否されます。
カレンダベースの支払条件を使用しているが、支払起算日にカレンダ期間が定義されていない場合、インポートでは、賦払の作成時に支払期日として支払起算日を使用します。
条件は、AP_TERMS表の有効でアクティブな条件である必要があります。
なし。 この値は、AP_INVOICES_ALL.TERMS_IDの値の導出に使用できます。
DESCRIPTION
このレコードから作成される請求書に割り当てる摘要を入力します。 購買オーダーとの照合を行っており、ここに値を入力しなかった場合、インポート・プロセスでは、購買オーダー明細からAP_INVOICES_ALL.DESCRIPTIONに品目摘要を割り当てます。
なし。
AP_INVOICES_ALL.DESCRIPTION
AWT_GROUP_ID
源泉徴収税グループの内部識別子。
列AWT_GROUP_IDまたはAWT_GROUP_NAMEに指定する源泉徴収税グループは、請求書インタフェース明細表内の列AP_INVOICE_LINES_INTERFACE.AWT_GROUP_IDまたはAP_INVOICE_LINES_INTERFACE.AWT_GROUP_NAMEのいずれかに源泉徴収税グループを指定していない場合にのみ、源泉徴収税グループを請求書明細に割り当てるのに使用されます。
設定で、およびサプライヤに対して源泉徴収税が使用可能になっている場合に、この列に値が指定されていないと、インポート・プロセスによって、次の順序で源泉徴収税グループが検索されます。
サプライヤ・サイトのデフォルト値
一般的なPayablesオプションの税金レポートおよび源泉徴収税オプション
インポート時にこの値を使用する場合、AP_AWT_GROUPSの有効かつアクティブな値である必要があります。
AP_INVOICES_ALL.AWT_GROUP_ID (AP_INVOICE_LINES_INTERFACE.AWT_GROUP_IDまたはAP_INVOICE_LINES_INTERFACE.AWT_GROUP_NAMEに別の値を入力していない場合のみ)
AWT_GROUP_NAME
源泉徴収税グループの名前。
列AWT_GROUP_IDまたはAWT_GROUP_NAMEに指定する源泉徴収税グループは、請求書インタフェース明細表内の列AP_INVOICE_LINES_INTERFACE.AWT_GROUP_IDまたはAP_INVOICE_LINES_INTERFACE.AWT_GROUP_NAMEのいずれかに源泉徴収税グループを指定していない場合にのみ、源泉徴収税グループを請求書明細に割り当てるのに使用されます。 「源泉徴収税グループの管理」ページで源泉徴収税グループを保守します。
値はAP_AWT_GROUPSで有効かつアクティブである必要があります。
なし。
LAST_UPDATE_DATE
Who列: 行の最終更新日時を示します。
有効な日付書式で表記されている必要があります。
AP_INVOICES_ALL.LAST_UPDATED_DATE、AP_PAYMENT_SCHEDULES.LAST_UPDATED_DATE
LAST_UPDATED_BY
Who列: 行の最終更新ユーザーを示します。
なし。
AP_INVOICES_ALL.LAST_UPDATED_BY、AP_PAYMENT_SCHEDULES.LAST_UPDATED_BY
LAST_UPDATE_LOGIN
Who列: 行の最終更新ユーザーに関連付けられているセッション・ログインを示します。
なし。
AP_INVOICES_ALL.AP_LAST_UPDATE_LOGIN、AP_PAYMENT_SCHEDULES.AP_LAST_UPDATE_LOGIN
CREATION_DATE
Who列: 行の作成日時を示します。
有効な日付書式で表記されている必要があります。
AP_INVOICES_ALL.CREATION_DATE、AP_PAYMENT_SCHEDULES.CREATION_DATE
CREATED_BY
Who列: 行の作成ユーザーを示します。
なし。
AP_INVOICES_ALL.CREATED_BY、AP_PAYMENT_SCHEDULES.CREATED_BY
ATTRIBUTE_CATEGORY
インポートする付加フレックスフィールド情報の付加フレックスフィールド・カテゴリを入力します。
なし。
AP_INVOICES_ALL.ATTRIBUTE_CATEGORY
ATTRIBUTE1-15
請求書に対してインポートする付加フレックスフィールド情報を入力します。 データ・タイプや値セットといった、これらの列に入力する情報の構造は、請求書に対して定義した付加フレックスフィールド・セグメントの構造と同じである必要があります。同じでない場合、請求書ページで情報にアクセスしようとしたときに検証の問題が発生します。
なし。
AP_INVOICES_ALL.ATTRIBUTE1-15
GLOBAL_ATTRIBUTE_CATEGORY
インポートするグローバル付加フレックスフィールド情報の付加フレックスフィールド・カテゴリを入力します。
なし。
AP_INVOICES_ALL.GLOBAL_ATTRIBUTE_CATEGORY
GLOBAL_ATTRIBUTE1-20
請求書に対してインポートする付加フレックスフィールド情報を入力します。 データ・タイプや値セットといった、これらの列に入力する情報の構造は、請求書に対して定義したグローバル付加フレックスフィールド・セグメントの構造と同じである必要があります。同じでない場合、請求書ページで情報にアクセスしようとしたときに検証の問題が発生します。
グローバル付加フレックスフィールドを使用するローカライゼーションを使用している場合は、適切な属性値を入力する必要があります。そうしない場合、インポートで請求書が拒否されます。
AP_INVOICES_ALL.GLOBAL_ATTRIBUTE1-20
STATUS
Payablesオープン・インタフェース・インポート中または後のデータのステータス。 この列には値を入力しないでください。 これは内部使用専用です。
なし。
なし。
SOURCE
請求書データのソース。 たとえば、スプレッドシート請求書およびB2B XML請求書などがあります。
「買掛/未払金参照の管理」ページで追加ソースを定義できます。 追加ソースを定義した場合は、各ソース・タイプに一意のソース名を使用します。 たとえば、スプレッドシートで入力した請求書とSQL*ローダーを使用してロードした請求書に同じソース名を使用しないでください。 ソース名によって、インポート対象として選択されているレコードも判別されます。 インポート・プロセスの発行時にソース名を指定します。
事前定義されたソースを使用しない場合は、参照値に定義したとおりに名前を入力する必要があります。そうしない場合、インポート・プロセスでレコードから請求書が作成されません。 参照値はSOURCEタイプである必要があります。
AP_INVOICES_ALL.SOURCE
GROUP_ID
このバッチの識別子。 インポート・プロセスの発行時には、ソースを指定する必要があり、オプションでグループを指定できます。 グループごとにレコードを処理することで、同じソースのレコードを同時にインポートまたはパージできます。 レガシー・データをインポートする場合など、大量のレコードを処理する場合は、グループIDを割り当てることをお薦めします。
なし。
なし。
REQUEST_ID
このフィールドには、アプリケーションによって、インポート・プロセスの要求ID番号が移入されます。 この列はNULLのままにしてください。
なし。
なし。
PAYMENT_CURRENCY_CODE
支払の通貨。
これは、FND_CURRENCIES.CURRENCY_CODEの有効でアクティブな通貨である必要があります。
AP_INVOICES_ALL.PAYMENT_CURRENCY_CODE
DOC_CATEGORY_CODE
自動順次採番を使用している場合、インポート・プロセスではこの列を使用して、作成した請求書に文書カテゴリを割り当てます。
順次採番の強制プロファイルが「常に使用」または「一部使用」に設定されている場合に、この列に値を入力しないと、Payablesでは、インポート時にカテゴリとしてSTANDARD (請求書金額がゼロ以上の場合)およびCREDIT (請求書金額が負の場合)が使用されます。 Payablesでは、それらのカテゴリに有効な自動連番が存在すると仮定します。
「文書カテゴリ上書きの許可」オプションを使用可能にした場合は、「標準」または「クレジット」文書カテゴリのかわりに、このレコードから作成された請求書にインポート・プロセスで割り当てる文書カテゴリを入力できます。
値はAP_INVOICES_ALL.FND_DOC_SEQUENCE_ CATEGORIESの有効な値です。 順次採番の強制プロファイルが「常に使用」または「一部使用」に設定され、「文書カテゴリ上書きの許可」オプションが使用可能になっている場合を除き、この列に値を入力しないでください。 値にSTANDARDを入力する場合は、請求書金額が正である必要があります。値にCREDITを入力する場合は、請求書金額が負である必要があります。 文書カテゴリを入力する場合、その文書カテゴリにアクティブな自動連番が割り当てられている必要があります。
AP_INVOICES_ALL.DOC_CATEGORY_CODE
VOUCHER_NUM
手動順次採番を使用している場合は、このレコードから作成される請求書に適用する証憑番号に一意の値を入力します。 この番号は9桁以下である必要があります。そうでない場合、Payablesでの請求書の処理に問題が発生します。
文書連番は、順次採番の強制と呼ばれるプロファイル・オプションを使用して設定します。 手動順次採番を使用し、プロファイル・オプションを「未使用」に設定している場合、インポート・プロセスで証憑番号の一意性が検証されます。 自動順次採番を使用し、プロファイル・オプションを「常に使用」または「一部使用」に設定している場合に、証憑番号列に値を入力すると、インポート・プロセスにより請求書が拒否されます。
AP_INVOICES_ALL.VOUCHER_NUM
PAY_GROUP_LOOKUP_CODE
請求書が割り当てられる支払グループ。 サプライヤまたは請求書のカテゴリを1回の支払実行にグループ化するために使用されます。
値を入力しない場合は、サプライヤ・サイトによってデフォルト値が指定されます。 サプライヤ・サイトに支払グループの値がない場合は、サプライヤによってデフォルト値が指定されます。 サプライヤおよびサプライヤ・サイトのいずれにも値がない場合は、請求書オプションで定義されたデフォルト支払グループが使用されます。
値は、AP_LOOKUP_CODES.LOOKUP_CODEの有効かつアクティブな値で、LOOKUP_TYPE値がPAY GROUPである必要があります。
AP_INVOICES_ALL.PAY_GROUP_LOOKUP_CODE
GOODS_RECEIVED_DATE
TERMS_DATEの値を指定せず、「支払起算日」請求書オプションが「商品受入日」に設定されている場合、ここで指定された値が支払起算日として使用されます。
値は有効な日付書式で表記されている必要があります。
AP_INVOICES_ALL.GOODS_RECEIVED_DATE
INVOICE_RECEIVED_DATE
請求書が受領された日付。 TERMS_DATEの値を指定せず、「支払起算日」請求書オプションが「請求書受領日」に設定されている場合、ここで指定された値が支払起算日として使用されます。
値は有効な日付書式で表記されている必要があります。
AP_INVOICES_ALL.INVOICE_RECEIVED_DATE
ORG_ID
請求書に関連付けられているビジネス・ユニットの識別子。
スプレッドシート請求書レコードに、ユーザーのジョブ・ロールに関連付けられているORG_IDが割り当てられます。 この列に値が指定されていない場合、インポートを発行したジョブ・ロールに関連付けられているORG_IDが使用されます。
有効なビジネス・ユニットである必要があります。 購買オーダー照合済請求書では、その購買オーダーと同じビジネス・ユニットを使用する必要があります。
AP_INVOICES_ALL.ORG_ID
GL_DATE
請求書の会計日。
注意
作成された請求書が購買オーダーと照合される場合、請求書配分が即時に作成されます。 インポート・プロセスによって、請求書配分に割り当てる会計日の値が検索されます。 値は、インポートで検出された最初のソースから割り当てられます。 インポートでは、次の順序でソースを検索します。
請求書明細レコード
請求書ヘッダー・レコード
インポート発行の「会計日」パラメータ
「会計日ベース」請求書オプション
注意
インポートで会計日ベース・レベルで検索が行われた場合、次のようになります。「会計日ベース」請求書オプションが「商品受入日または請求書日付」に設定されている場合は、商品受入日が使用されます。 これが移入されていない場合は、請求書日付が使用されます。 「会計日ベース」オプションが「商品受入日またはシステム日付」に設定されている場合は、商品受入日が使用されます。 これが移入されていない場合は、インポート時のシステム日付が使用されます。
請求書の会計日がPayablesの先日付期間内にある場合は、請求書に計上できますが、支払はできません。
有効な日付書式で表記されている必要があります。 日付は、オープンまたは先日付会計期間内にある必要があります。
AP_INVOICES_ALL.ACCOUNTING_DATE (明細レベルで値が指定されていない場合)
ACCTS_PAY_CODE_COMBINATION_ID
買掛/未払金負債勘定の会計フレックスフィールド値。 ユーザーが発生主義会計を使用している場合に請求書の会計仕訳を作成すると、Payablesでは負債勘定が使用されます。 値を指定しない場合、サプライヤ・サイトの勘定科目が使用されます。
ご使用の勘定体系で有効な勘定科目である必要があります。
AP_INVOICES_ALL.ACCTS_PAY_CODE_COMBINATION_ID
EXCLUSIVE_PAYMENT_FLAG
サプライヤの他の請求書を含めず、独自の支払文書で請求書の支払を行うかどうかを示します。
なし。
AP_INVOICES_ALL.EXCLUSIVE_PAYMENT_FLAG
OPERATING_UNIT
販売先ビジネス・ユニットの名前。
AP_INVOICES_INTERFACE.ORG_IDおよびAP_INVOICES_INTERFACE.OPERATING_UNITの両方の列に値を移入し、それらが一致しないか整合性がない場合、請求書は「矛盾したビジネス・ユニット情報」の拒否コードで拒否されます。
AP_INVOICES_ALL.ORG_ID
SETTLEMENT_PRIORITY
支払実行の優先度を示す銀行指図。
BANK_CHARGE_BEARER
銀行手数料の負担者。
PAYMENT_REASON_CODE
支払の追加詳細を支払システムまたは銀行に提供するためのコード。
PAYMENT_REASON_COMMENTS
支払事由。
LEGAL_ENTITY_ID
法的エンティティの一意の内部識別子。 この列またはLEGAL_ENTITY_NAME列のいずれかに値を入力します。
購買オーダーと照合する場合に値を指定します。 購買オーダー照合済請求書の場合、法的エンティティIDが正しい購買オーダーの識別に使用されます。
AP_INVOICES_ALL.LEGAL_ENTITY_ID
LEGAL_ENTITY_NAME
請求書を所有する法的エンティティ。 この列またはLEGAL_ENTITY_ID列のいずれかに値を入力します。 法的エンティティ名を入力した場合、インポート・プロセスにより法的エンティティ識別子が導出されます。
購買オーダーと照合する場合に値を指定します。 購買オーダー照合済請求書の場合、法的エンティティ名が正しい購買オーダーの識別に使用されます。
AP_INVOICES_ALL.LEGAL_ENTITY_ID
AMOUNT_APPLICABLE_TO_DISCOUNT
割引を適用可能な請求書金額。
なし。
AP_INVOICES_ALL.AMOUNT_APPLICABLE_TO_DISCOUNT
PREPAY_NUM
請求書に適用される、同じサプライヤ・サイトの既存の全額支払済前払金の請求書番号。 使用可能なすべての前払金を、最も古い前払金から前払金額まで年代順に適用するには、この列をNULLのままにします。
PREPAY_APPLY_AMOUNTが指定された前払金で使用可能な金額を超えている場合、インポート・プロセスでは指定された前払金を最初に適用し、次に古いものから順に残りの使用可能な前払金を指定されたPREPAY_APPLY_AMOUNTまで適用します。
前払金は、精算日がシステム日付以前で、全額支払済であり、全額充当されておらず、タイプが「一時」で、請求書と同じ請求書および支払通貨を使用している必要があります。 また、前払金請求書および標準請求書のビジネス・ユニットが同じである必要があります。
なし。 インポートでは、この情報を使用してAP_INVOICE_LINES_ALL.PREPAY_DISTRIBUTION_IDに値を移入します。
PREPAY_APPLY_AMOUNT
請求書に適用される前払金の金額。 正数である必要があります。 未払の請求書金額または使用可能な前払金の金額を超えることはできません。
未払の請求書金額または使用可能な前払金の金額を超えることはできません。 ゼロまたは負の数にはできません。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PREPAY_APPLY_AMOUNT
PREPAY_GL_DATE
前払金充当の会計日。 インポート済請求書で新しい前払金タイプ配分の会計日として使用されます。 値を入力しない場合、インポート・プロセスでは前払金会計日としてシステム日付を使用します。
日付は、オープンまたは先日付期間内にある必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.ACCOUNTING_DATE
INVOICE_INCLUDES_PREPAY_FLAG
Yの値は、前払金によって請求書金額が減少したことを示します。 請求書のインポート時に、請求書に適用された前払金によって、請求書の支払金額は減少することはありません。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.INVOICE_INCLUDES_PREPAY_FLAG
VENDOR_EMAIL_ADDRESS
XML請求書の拒否に対するサプライヤのEメール。 Oracle B2Bでは、XML請求書レコードをPayablesにロードするときに、この列に値を移入します。
なし。
なし。
TERMS_DATE
支払条件開始日として使用される日付。 この列をNULLのままにした場合、対応する列の値を指定していれば、「支払起算日」請求書オプションに基づいて値が導出されます。
値は有効な日付書式で表記されている必要があります。
AP_INVOICES_ALL.TERMS_DATE
REQUESTER_ID
請求書で商品またはサービスを要求した個人の識別子。 請求書承認ワークフローを使用する場合、この値を使用して請求書の承認者の階層リストを生成するルールを定義できます。
このIDは、有効な既存の従業員に対応している必要があります。
AP_INVOICES_ALL.REQUESTER_ID
EXTERNAL_DOC_REF
この請求書レコードにサプライヤが割り当てる識別子。
なし。
なし。
REMIT_TO_SUPPLIER_NAME
請求書のサプライヤにかわって支払を受領するサプライヤ。
入力する名前は、既存の有効かつアクティブなサプライヤである必要があります。 POZ_SUPPLIERS_V.VENDOR_NAMEから有効な値のリストを取得できます。 このサプライヤ名のPOZ_SUPPLIERS_V.PARTY_IDには、POZ_SUP_THIRDPARTY_PAYMENT_REL.REMIT_TO_SUPPLIER_IDの有効な値が必要です。
AP_PAYMENT_SCHEDULES_ALL.REMIT_TO_SUPPLIER_NAME
REMIT_TO_SUPPLIER_ID
請求書のサプライヤにかわって支払を受領するサプライヤの識別子。
入力するIDは既存の有効なサプライヤのIDである必要があります。 POZ_SUPPLIERS.VENDOR_IDから有効な値のリストを取得できます。 このサプライヤのPOZ_SUPPLIERS_V.PARTY_IDには、POZ_SUP_THIRDPARTY_PAYMENT_REL.REMIT_TO_SUPPLIER_IDの有効な値が必要です。
AP_PAYMENT_SCHEDULES_ALL.REMIT_TO_SUPPLIER_ID
REMIT_TO_ADDRESS_NAME
支払を受領するサプライヤまたはパーティに属する住所。
入力する名前は、POZ_SUP_THIRDPARTY_PAYMENT_REL.REMIT_TO_SUPPLIER_IDで指定したサプライヤの有効かつアクティブな既存の住所である必要があります。 HZ_PARTY_SITES.PARTY_SITE_NAMEから有効な値のリストを取得できます。 この住所のHZ_PARTY_SITES.PARTY_SITE_NAMEには、POZ_SUP_THIRDPARTY_PAYMENT_REL.REMIT_TO_ADDRESS_IDの有効な値が必要です。
なし。 この値は、AP_PAYMENT_SCHEDULES_ALL.REMIT_TO_ADDRESS_IDの導出に使用されます。
REMIT_TO_ADDRESS_ID
支払を受領するサプライヤまたはパーティに属する住所の識別子。
入力するIDは、POZ_SUP_THIRDPARTY_PAYMENT_REL.REMIT_TO_SUPPLIER_IDで指定したサプライヤの有効かつアクティブな既存の住所である必要があります。 HZ_PARTY_SITES.PARTY_SITE_IDから有効な値のリストを取得できます。 この住所のHZ_PARTY_SITES.PARTY_SITE_IDには、POZ_SUP_THIRDPARTY_PAYMENT_REL.REMIT_TO_ADDRESS_IDの有効な値が必要です。
AP_PAYMENT_SCHEDULES_ALL.REMIT_TO_ADDRESS_ID
RELATIONSHIP_ID
第三者支払関連の識別子。
入力するIDは、有効かつアクティブな既存の第三者関連である必要があります。 POZ_SUP_THIRDPARTY_PAYMENT_REL.RELATIONSHIP_IDの有効な値のリストを取得できます。
AP_PAYMENT_SCHEDULES_ALL.RELATIONSHIP_ID
REMIT_TO_SUPPLIER_NUM
サプライヤを識別するための一意の番号。
入力する番号は、既存の有効なサプライヤである必要があります。 POZ_SUPPLIERS_V.SEGMENT1の有効な値のリストを取得できます。
なし。 この値は、AP_PAYMENT_SCHEDULES_ALL.REMIT_TO_SUPPLIER_NAMEまたはREMIT_TO_SUPPLIER_IDの導出に使用されます。
BUDGET_DATE
予算管理を必要とする請求書の予算日。 AP_INVOICE_LINES_INTERFACEのBUDGET_DATEは、移入されている場合、この列より優先されます。 いずれのインタフェース表にも予算日が指定されていない場合、インポート・プロセスでは「予算日ベース」オプションを使用して請求書の予算日を決定します。
AP_INVOICES_ALL.BUDGET_DATE
FIRST_PARTY_REGISTRATION_ID
第一者登録の一意識別子。
なし。
AP_INVOICES_ALL.FIRST_PARTY_REGISTRATION_ID
THIRD_PARTY_REGISTRATION_ID
第三者登録の一意識別子。
なし。
AP_INVOICES_ALL. THIRD_PARTY_REGISTRATION_ID
FIRST_PARTY_REGISTRATION_NUM
第一者の税務登録番号。
なし。
なし。 この値を使用して、AP_INVOICES_ALL.FIRST_PARTY_REGISTRATION_IDの値を導出できます。
THIRD_PARTY_REGISTRATION_NUM
サプライヤの税務登録番号。
なし。
なし。 この値を使用して、AP_INVOICES_ALL.THIRD_PARTY_REGISTRATION_IDの値を導出できます。
この表には、Oracle Fusion Payablesベース表にインポートする請求書明細情報が格納されます。
AP_INVOICE_LINES_INTERFACE表のレコードによって、1つ以上の請求書配分が作成されます。 1つの行により、複数の配分を作成できます。 たとえば、この表に税金明細を入力し、3つの品目明細間でそれを按分すると、アプリケーションにより「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスで、この表の単一の税金明細に基づいて3つの税金請求書配分が作成されます。
INVOICE_ID
AP_INVOICES_INTERFACE表の対応する請求書のINVOICE_IDを入力します。
この値は、この表の明細をAP_INVOICES_INTERFACE表の請求書に割り当てるためにのみ使用されます。 この値がAP_INVOICES_INTERFACE.INVOICE_IDの値と一致しない場合、この請求書明細レコードはインポートされず、オープン・インタフェース却下レポートに表示されません。
AP_INVOICES_INTERFACE.INVOICE_IDの値と一致する必要があります。そうでない場合、明細がインポートされません。
なし。
INVOICE_LINE_ID
請求書の各請求書明細に一意の番号を指定します。 値を指定しない場合、AP_INVOICE_LINES_INTERFACE_S連番によってこの列に値が移入されます。
数値である必要があります。
なし。
LINE_NUMBER
明細を識別する一意の番号を入力します。
数値である必要があります。 請求書明細に重複明細番号が付いている場合、インポート・プロセスでは「重複明細番号」の事由で明細レコードを拒否します。
AP_INVOICE_LINES_ALL.LINE_NUMBER
LINE_TYPE_LOOKUP_CODE
作成する請求書明細のタイプ。 「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスでこのレコードから作成する請求書明細のタイプの参照コードを入力します。
入力できる値は、ITEM、TAX、MISCELLANEOUSまたはFREIGHTです。 参照コードは、INVOICE LINE TYPEタイプでAP_LOOKUP_CODES表に格納されます。
AP_INVOICE_LINES_ALL.LINE_TYPE_LOOKUP_CODE
LINE_GROUP_NUMBER
明細のグループに手数料を按分する場合は、手数料を按分するすべての品目明細に同一の明細グループ番号値を入力します。 たとえば、2つの品目明細にわたって税金を按分する場合は、2つの品目明細および税金明細に同じ明細グループ番号を入力します。
正の整数である必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.LINE_GROUP_NUMBER
AMOUNT
請求書明細金額。 購買オーダーと照合する場合、AMOUNTはQUANTITY_INVOICEDにUNIT PRICEを乗算した値に等しくなります。
請求書タイプに対して検証されます。 標準請求書の明細の金額は正数である必要があります。 金額精度が通貨に対して検証されます。
AP_INVOICE_LINES_ALL.AMOUNT
ACCOUNTING_DATE
請求書明細の会計日。 日付は、オープンまたは先日付期間内にある必要があります。
インポート時に、アプリケーションによって、請求書明細に割り当てる会計日値が検索されます。 アプリケーションでは、検出した最初のソースの値を割り当て、次のソースを次の順序で検索します。
請求書明細レコード
請求書ヘッダー・レコード
インポート発行の「会計日」パラメータ
「会計日ベース」請求書オプション
注意
アプリケーションによって会計日ベース・レベルで検索が行われた場合、次のようになります。「会計日ベース」オプションが「商品受入日または請求書日付」に設定されている場合、「商品受入日」フィールドに値が移入されていれば、その値が使用されます。 値が移入されていない場合は、「請求書日付」フィールドの値が使用されます。 「会計日ベース」オプションが「商品受入日またはシステム日付」に設定されている場合、「商品受入日」フィールドに値が移入されていれば、その値が使用されます。 値が移入されていない場合は、インポート時のシステム日付が使用されます。
請求書の会計日がPayablesの先日付期間内にある場合は、請求書に計上できますが、支払はできません。
有効な日付書式で表記されている必要があります。 日付はオープン会計期間内にある必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.ACCOUNTING_DATE
DESCRIPTION
このレコードから作成される請求書明細に割り当てる摘要を入力します。 値を入力せずに購買オーダーと照合した場合、インポートでは購買オーダー明細の品目摘要を使用してAP_INVOICE_LINES_ALL.DESCRIPTIONに値を移入します。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.DESCRIPTION
PRORATE_ACROSS_FLAG
この列をYに設定し、これが「税金」、「その他」または「運送費」などの「品目」以外のタイプの明細である場合、インポートでは、この明細と同じLINE_GROUP_NUMBERを持つすべての「品目」タイプ明細に手数料が按分されます。 LINE_GROUP_NUMBERが指定されていない場合、インポート・プロセスではすべての品目明細に手数料が按分されます。 この列がNに設定されている場合、インポートでは費用が按分されず、配分が1つのみ作成されます。
インポート・プロセスでは、「税金」タイプ明細には税金を、「運送費」タイプ明細には運送費を、「その他」タイプ明細にはその他の手数料を按分します。 インポートによって、手数料を按分する明細ごとに配分明細が作成されます。 品目明細の費用勘定が新しい請求書配分に割り当てられます。
明細タイプは「品目」ではありません。
なし。
TAX_CODE_ID
使用する税金コードの識別子。
TAX_CODE_IDは、AP_TAX_CODES_ALL.TAX_IDの有効かつアクティブな値である必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX_CODE_ID
FINAL_MATCH_FLAG
これが購買オーダーに対する最終照合であることが確かな場合は、Yを入力します。 請求書が受入と照合されている場合、受入と照合しているときに購買オーダーを最終クローズできないため、インポートではこの列の値がすべて無視されます。
有効な値はY、NおよびNULLです。
AP_INVOICE_LINES_ALL.FINAL_MATCH_FLAG
PO_HEADER_ID
購買オーダー番号の内部識別子。 購買オーダーと照合するには、PO_HEADER_IDまたはPO_NUMBERのいずれかを入力します。 請求書スプレッドシートにレコードを入力した場合は、PO_NUMBERフィールドに値を入力してこの列の値を指定し、サプライヤを指定する必要があります。
PO_HEADERS.PO_HEADER_IDの有効な値である必要があります。 同じサプライヤの値である必要があり、最終照合できません。
なし。
PO_NUMBER
購買オーダーと照合する場合に、購買オーダー番号を入力します。 購買オーダーと照合する場合、PO_NUMBERまたはPO_HEADER_IDを入力する必要があります。
別の列に異なるサプライヤ情報を入力し、PO_NUMBERに値を入力すると、アプリケーションでは購買オーダーのサプライヤが使用され、ユーザーが入力したその他のサプライヤ情報はすべて無視されます。
同じサプライヤの有効な購買オーダー番号である必要があり、購買オーダーはアクティブで最終照合されていない必要があります。 AP_INVOICES_INTERFACEで購買オーダーを指定する場合、この購買オーダー番号と一致している必要があります。 購買オーダー出荷の照合オプションを、購買オーダーに設定する必要があります。
なし。 この値は、AP_INVOICE_LINES_ALL.PO_HEADER_IDの入力に使用されます。
PO_LINE_ID
購買オーダー明細番号の内部識別子。 購買オーダー明細と照合する場合、PO_LINE_IDまたはPO_LINE_NUMBERのいずれかを入力します。
PO_LINES.PO_LINE_IDの有効な値である必要があります。
この値は、AP_INVOICE_LINES_ALL.PO_LINE_IDの入力に使用されます。
PO_LINE_NUMBER
購買オーダー明細と照合する場合、PO_LINE_NUMBERまたはPO_LINE_IDの値を入力します。
または、ITEM_IDまたはITEM_DESCRIPTIONのみを入力して、購買オーダー明細番号を特定できます。 この場合、入力する値は、そのPO_NUMBERを持つ1つのみの購買オーダー明細のITEM_IDまたはITEM_DESCRIPTIONと正確に一致している必要があります。 たとえば、書籍のITEM_DESCRIPTIONを含む明細を1つのみ持つ請求書について、その書籍のITEM_DESCRIPTIONを入力し、明細と照合できます。
PO_LINES.PO_LINE_NUMの有効な値である必要があります。
なし。
PO_LINE_LOCATION_ID
購買オーダー・スケジュールの内部識別子。
購買オーダーのPO_LINE_LOCATIONS.LINE_LOCATION_IDの有効な値である必要があります。 購買オーダー・スケジュールは最終クローズできません。
この値は、AP_INVOICE_LINES_ALL.PO_LINE_LOCATION_IDの入力に使用されます。
PO_SHIPMENT_NUM
購買オーダー・スケジュールの番号。 購買オーダー・スケジュールと照合する場合、PO_SHIPMENT_NUMまたはPO_LINE_LOCATION_IDのいずれかの値を入力します。
または、購買オーダーの1つのスケジュールのみが指定されたSHIP_TO_LOCATION_CODEを持つ場合、SHIP_TO_LOCATION_CODEの値を入力できます。 たとえば、事業所値が台北であるスケジュールを1つのみ持つ購買オーダーについて、台北のSHIP_TO_LOCATION_CODEを入力します。
PO_LINE_LOCATIONS.SHIPMENT_NUMの有効な値である必要があります。 購買オーダー・スケジュールは最終クローズできません。
なし。
PO_DISTRIBUTION_ID
購買オーダー配分番号の内部識別子。 購買オーダー配分と照合する場合、PO_DISTRIBUTION_IDまたはPO_DISTRIBUTION_NUMの値を入力します。
PO_DISTRIBUTIONS_ALL.PO_DISTRIBUTION_IDの有効な値である必要があります。
この値は、AP_INVOICE_LINES_ALL.PO_DISTRIBUTION_IDの入力に使用されます。
PO_DISTRIBUTION_NUM
購買オーダー配分番号。 配分と照合する場合、PO_DISTRIBUTION_NUMまたはPO_DISTRIBUTION_IDの値を入力する必要があります。
購買オーダーの配分番号と一致している必要があり、PO_DISTRIBUTIONS.PO_DISTRIBUTION_NUMの有効な値である必要があります。
なし。
INVENTORY_ITEM_ID
購買オーダーの在庫品目識別子。 購買オーダー照合時に使用されます。
購買オーダー情報が不十分な場合に、在庫品目番号を入力すると、アプリケーションにより、購買オーダー明細と請求書の照合が試みられます。 たとえば、サプライヤが、モニターの明細1つを含むパーソナル・コンピュータの購買オーダーを1つ持っているとします。 モニターの明細と照合する際に、購買オーダー番号がわからない場合、モニターの適切なINVENTORY_ITEM_IDを入力します。 アプリケーションによって、インポート時に、モニターの正しい購買オーダー明細と照合されます。
1つの明細のみの購買オーダーEGP_SYSTEM_ITEMS.INVENTORY_ITEM_IDと一致している必要があります。
この値は、AP_INVOICE_LINES_ALL.INVENTORY_ITEM_IDの入力に使用されます。
ITEM_DESCRIPTION
購買オーダーの品目の正確な摘要。 購買オーダー明細照合時に使用されます。
購買オーダー情報が不十分な場合に、この列に摘要を入力すると、アプリケーションにより購買オーダー明細と請求書の照合が試みられます。 たとえば、購買オーダーに書籍の明細1つとソフトウェアの明細1つが含まれているが、明細番号がわからない場合、書籍の正確な摘要を入力すると、アプリケーションによって正しい購買オーダー明細と照合されます。
PO_LINES.ITEM_DESCRIPTIONと一致している必要があります。
この値は、AP_INVOICE_LINES_ALL.ITEM_DESCRIPTIONの入力に使用されます。
QUANTITY_INVOICED
請求済ユニット数。 たとえば、請求書に5つの椅子がある場合は、5を入力します。 UNIT_PRICEに値を入力し、QUANTITY_INVOICEDに値を入力しなかった場合、アプリケーションでは、「買掛/未払金請求書のインポート」時にAMOUNTをUNIT_PRICEで除算してQUANTITY_INVOICEDの値を導出します。
購買オーダー・スケジュールの「請求書照合」オプションが「受入」の場合、インポートにより、購買オーダー・スケジュールの未請求数量を持つすべての受入がレビューされます。 続いて、未請求数量を持つ最も古い受入から順に、これらの受入と請求書の請求数量が照合されます。 次に、請求書の請求数量の金額に達するまで、各未請求受入数量が入力されます。 請求書数量が購買オーダー・スケジュールの使用可能なすべての未請求受入数量を超える場合、インポートによって、最も新しい未請求数量が残りの金額分過剰請求されます。
この明細のAMOUNTが正の場合は正数である必要があり、AMOUNTが負の場合は負数である必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.QUANTITY_INVOICED
SHIP_TO_LOCATION_CODE
購買オーダー・スケジュールと照合する場合に、PO_SHIPMENT_NUMおよびPO_LINE_LOCATION_IDのいずれにも値を入力しておらず、指定したSHIP_TO_LOCATION_CODEが購買オーダーのスケジュール1つのみに含まれていれば、SHIP_TO_LOCATION_CODEの値を入力できます。 たとえば、台北の値を持つスケジュールが1つのみ含まれる購買オーダーについて、台北のSHIP_TO_LOCATION_CODEを入力します。
未照合請求書にもこの値を入力できます。
検証は次の順序で実行されます。1. SHIP_TO_SITE_FLAGがYに設定された、HR_LOCATIONSの既存のアクティブな値である必要があります。2. PO_LINE_LOCATIONS.SHIP_TO_LOCATION_IDの既存のアクティブな値である必要があります。
なし。
UNIT_PRICE
購買オーダー照合済請求書品目の単価。 標準請求書の場合は正、クレジット・メモの場合は負である必要があります。 UNIT_PRICEに値を入力し、QUANTITY_INVOICEDに値を入力しなかった場合、アプリケーションでは、「買掛/未払金請求書のインポート」時にAMOUNTをUNIT_PRICEで除算してQUANTITY_INVOICEDの値を導出します(QUANTITY_INVOICED = AMOUNT / UNIT_PRICE)。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.UNIT_PRICE
DISTRIBUTION_SET_ID
配分セットの内部識別子。 インポート時、配分は照合済明細に対してのみ作成されます。 未照合請求書のDISTRIBUTION_SET_NAMEまたはDISTRIBUTION_SET_IDが移入され、それらの請求書の配分はインポートで自動的には作成されません。
この明細を購買オーダーと照合する場合、按分する場合または勘定科目を入力する場合は、ここに値を入力しないでください。
AP_DISTRIBUTION_SETS.DISTRIBUTION_SET_IDの既存のアクティブな値である必要があります。
なし。
DISTRIBUTION_SET_NAME
配分セットの名前。 配分セットは「配分セットの管理」ページで定義します。 インポート時、配分は照合済明細に対してのみ作成されます。 未照合請求書のDISTRIBUTION_SET_NAMEまたはDISTRIBUTION_SET_IDが移入され、それらの請求書の配分はインポートで自動的には作成されません。 ここに値を入力した場合、DISTRIBUTION_SET_IDの対応する値を入力する必要はありません。
購買オーダーと照合する場合、按分する場合または勘定科目を入力する場合は、この列に値を入力しないでください。
AP_DISTRIBUTION_SETS_ALL.DISTRIBUTION_SET_NAMEの既存のアクティブな値である必要があります。 購買オーダーと照合する場合に、この列に値を入力すると、「買掛/未払金請求書のインポート」によって請求書が拒否されます。
なし。
DIST_CODE_CONCATENATED
配分金額が請求される一般会計勘定科目。
勘定科目コード組合せは有効で、元帳で定義したものと同じフレックスフィールド構造である必要があります。
なし。 この値を使用して、AP_INVOICE_LINES_ALL.DIST_CODE_COMBINATION_IDの値を入力できます。
DIST_CODE_COMBINATION_ID
配分金額が請求される一般会計勘定科目の内部識別子。 請求書スプレッドシートとは異なる方式でレコードを入力する場合は、この値を指定する必要があります。
勘定科目コード組合せは有効で、元帳で定義したものと同じフレックスフィールド構造であり、GL_CODE_COMBINATIONS.CODE_COMBINATION_IDの値と一致している必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.DIST_CODE_COMBINATION_ID
AWT_GROUP_ID
源泉徴収税グループ名に関連付けられている内部識別子。 明細に源泉徴収税グループを割り当てる際、AWT_GROUP_NAMEの値を入力している場合は、ここに値を入力する必要はありません。
AP_AWT_GROUPS.GROUP_IDの有効でアクティブな値である必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.AWT_GROUP_ID
AWT_GROUP_NAME
源泉徴収税グループ名。 明細の源泉徴収税グループを入力すると、そのグループのすべての源泉徴収税が明細に適用されます。
源泉徴収税グループ名は「源泉徴収税グループの管理」ページで定義します。 この列に値を入力しなかった場合、「買掛/未払金請求書のインポート」時に、AP_INVOICES_INTERFACE.AWT_GROUP_NAMEに入力された値がアプリケーションによって使用されます。 値が入力されていない場合、アプリケーションでは、サプライヤ・サイトの値があればそれを使用します。
AP_AWT_GROUPS.NAMEの有効でアクティブな値である必要があります。
なし。
LAST_UPDATED_BY
このレコードを最終更新した個人のID (通常はCREATED_BYと同じ値)を入力します。
ここに値を入力しない場合、「買掛/未払金請求書のインポート」時に、アプリケーションによって「買掛/未払金請求書のインポート」を発行する個人のユーザーIDが使用されます。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.LAST_UPDATED_BY
LAST_UPDATE_DATE
このレコードの最終更新日(通常はCREATION_DATEと同じ日付)を入力します。 Payablesではこの日付を参照および監査のためにのみ使用します。 インポート・プログラムでは、この表のレコードから請求書を作成する際、請求書の最終更新日としてこの日付は使用しません。「買掛/未払金請求書のインポート」の発行時のシステム日付を使用します。
有効な日付書式で表記されている必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.LAST_UPDATE_DATE
LAST_UPDATE_LOGIN
このレコードを最終更新したユーザーのグローバル・ユーザーID。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.LAST_UPDATE_LOGIN
CREATED_BY
このレコードを表にロードする個人または組織のユーザー名を入力します。 「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスにより、インポート時にこのユーザー名がAP_INVOICE_LINES_ALL表に転送されるため、レコードの作成者が請求書および支払予定の作成者になります。 値を入力しない場合、インポート時に、アプリケーションによって「買掛/未払金請求書のインポート」を発行する個人のユーザー名が使用されます。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.CREATED_BY
CREATION_DATE
このレコードを表にロードする日付を入力します。 Payablesではこの日付を参照および監査のために使用します。 「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスでは、このレコードから請求書を作成する際、請求書配分の作成日としてこの日付は使用しません。インポートの発行時のシステム日付を使用します。
有効な日付書式で表記されている必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.CREATION_DATE
ATTRIBUTE_CATEGORY
請求書明細に対してインポートする付加フレックスフィールド情報の付加フレックスフィールド・カテゴリを入力します。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.ATTRIBUTE_CATEGORY
ATTRIBUTE1-15
請求書明細に対してインポートする付加フレックスフィールド情報を入力します。 データ・タイプや値セットといった、これらの列に入力する情報の構造は、請求書配分に対して定義した付加フレックスフィールド・セグメントの構造と一致している必要があります。そうでない場合、請求書ページで情報にアクセスしようとしたときに検証の問題が発生します。
付加フレックスフィールドを持つ配分セットを使用している場合、ここに入力するデータで配分セットの付加フレックスフィールドが上書きされます。
「購買オーダー配分追加情報の転送」オプションが使用可能な場合、インポートでは、NULLである対応するオープン・インタフェース属性列に対し購買オーダー値が使用されます。 ただし、オープン・インタフェース属性にデータを入力した場合は、請求書で購買オーダー値のかわりにその値が使用されます。
「購買オーダー配分追加情報の転送」オプションが使用不可の場合は、インポート時に購買オーダー・フレックスフィールド値が無視されます。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.ATTRIBUTE1-15
GLOBAL_ATTRIBUTE_CATEGORY
インポートする付加フレックスフィールド情報のグローバル付加フレックスフィールド・カテゴリを入力します。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.GLOBAL_ATTRIBUTE_CATEGORY
GLOBAL_ATTRIBUTE1-20
請求書に対してインポートするグローバル付加フレックスフィールド情報を入力します。 データ・タイプや値セットといった、これらの列に入力する情報の構造は、請求書に対して定義したグローバル付加フレックスフィールド・セグメントの構造と同じである必要があります。同じでない場合、請求書ページで情報にアクセスしようとしたときに検証の問題が発生します。
ローカライゼーションを使用している場合は、このフレックスフィールドに適切な値を入力する必要があります。入力しない場合、インポートで請求書が拒否されます。
AP_INVOICE_LINES_ALL.GLOBAL_ATTRIBUTE1-20
PO_RELEASE_ID
購買オーダー・リリース番号の内部識別子。 包括購買オーダーと照合する場合は、RELEASE_NUMまたはPO_RELEASE_IDのいずれかを入力し、出荷番号を指定する必要があります。 オプションで、明細番号を指定することもできます。
PO_RELEASES_ALL.PO_RELEASE_IDの有効な値を照合する必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PO_RELEASE_ID
RELEASE_NUM
包括購買オーダーのリリース番号。 購買オーダー照合時に使用されます。 包括購買オーダーと照合する場合は、RELEASE_NUMまたはPO_RELEASE_IDのいずれかを入力する必要があります。
PO_RELEASES_ALL.PO_RELEASE_IDの有効な値を照合する必要があります。
なし。
ACCOUNT_SEGMENT
この明細の勘定科目で勘定科目セグメントを上書きするには、ここに値を入力します。 Payablesによって、インポート時にこの値で勘定科目セグメントが上書きされます。
値は、会計フレックスフィールドの勘定科目セグメントの有効な値である必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.ACCOUNT_SEGMENT
BALANCING_SEGMENT
勘定科目の貸借一致セグメントを上書きするには、ここに値を入力します。 Payablesによって、インポート時にこの値で貸借一致セグメントが上書きされます。
値は、会計フレックスフィールドの貸借一致勘定セグメントの有効な値である必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.BALANCING_SEGMENT
COST_CENTER_SEGMENT
勘定科目のコスト・センターを上書きするには、ここに値を入力します。 Payablesによって、インポート時にこの値でコスト・センターが上書きされます。
値は、会計フレックスフィールドのコスト・センター・セグメントの有効な値である必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.COST_CENTER_SEGMENT
プロジェクト列
このレコードから作成された請求書配分をProjectsのプロジェクトに関連付けるには、次の列にProjects情報を入力します。 Projectsがインストールされており、プロジェクト列に情報を入力すると、Projectsによりこの情報に基づいて費用勘定が作成されます。
請求書が購買オーダーと照合され、購買オーダーにプロジェクト関連情報が含まれている場合、インポート時に、Payablesによって自動的にAP_INVOICESおよびAP_INVOICE_LINES_ALLのProjects関連列に値が移入されます。
PROJECT_ID
TASK_ID
EXPENDITURE_TYPE
EXPENDITURE_ITEM_DATE
EXPENDITURE_ORGANIZATION_ID
PA_ADDITION_FLAG
また、Projectsにより次の列を使用して請求書データが転送されます。
PA_QUANTITY
PA_CC_AR_INVOICE_ID
PA_CC_AR_INVOICE_LINE_NUM
REFERENCE_1
REFERENCE_2
PA_CC_PROCESSED_CODE
これらの列に入力した情報はProjectsに対して検証されます。
AP_INVOICE_LINES_ALL.Projects列
STAT_AMOUNT
配分明細に関連付けられている統計数量を計測するための数量。 たとえば、単位がバレルの場合は、バレル数を入力します。
PO_UNIT_OF_MEASUREの有効な値も入力する必要があります。
AP_INVOICE_DISTRIBUTIONS_ALL.STAT_AMOUNT
TYPE_1099
アメリカ合衆国1099レポート可能サプライヤの所得税タイプ。 1099その他税金タイプを入力します。 サプライヤの管理ページで連邦政府レポート可能オプションを使用可能にして、サプライヤを連邦政府レポート可能として定義します。
この値をNULLのままにして購買オーダーと照合すると、この値には常に購買オーダーのデフォルト値が使用されます。デフォルト値がNULLで、サプライヤに値が指定された場合でも同様です。
未照合請求書で、請求書配分の作成に配分セットを使用しなかった場合、アプリケーションではサプライヤの所得税タイプをデフォルト値として使用します。 配分セットを使用して請求書配分を作成した場合、アプリケーションではその配分セットのデフォルト所得税タイプをデフォルト値として使用します。 サプライヤがUS 1099サプライヤとして定義されているかどうかにかかわらず、このフィールドに入力できます。 この情報は、US 1099支払レポートおよびUS 1099フォーム・レポートの発行時に使用されます。
値は、AP_INCOME_TAX_TYPES表の有効かつアクティブな値(MISC9、MISC11およびMISC12を除くMISCタイプ1-14)である必要があり、このレコードのサプライヤは連邦政府レポート可能として定義されている必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TYPE_1099
INCOME_TAX_REGION
サプライヤがUS 1099サプライヤの場合に、サプライヤのレポート・リージョンを入力します。 値を入力せず、「サプライヤ税リージョンの使用」オプションを使用可能にしている場合、アプリケーションによってインポート時にサプライヤ・サイトの所得税リージョンが使用されます。 値を入力せず、かわりに「所得税リージョン」オプションの値を入力した場合は、アプリケーションによってインポート時にその値がデフォルト所得税リージョンとして使用されます。
値はAP_INCOME_TAX_REGIONS.REGION_SHORT_NAMEの有効かつアクティブな値である必要があります。 INCOME_TAX_TYPEの値も入力する必要があります。
AP_INVOICES_DISTRIBUTIONS.INCOME_TAX_REGION
ASSETS_TRACKING_FLAG
「一括追加の作成」プロセスを使用してOracle Fusion Assetsに請求書配分をインポートする必要がある場合は、Yを入力します。 値を入力せず、明細に資産タイプの勘定科目が入力されている場合は、この値はインポート時に自動的にYに設定されます。
勘定科目は既存の資産カテゴリとして設定する必要があり、資産精算勘定また建設仮勘定精算勘定のいずれかである必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.ASSETS_TRACKING_FLAG
PRICE_CORRECTION_FLAG
明細により価格訂正が作成されるかどうかを示します。 価格訂正は、購買オーダーと照合した請求書の単価の変更に対し、サプライヤが請求書を送信するときに使用します。 価格訂正を記録するには、標準またはクレジット請求書を入力し、このインジケータをYに設定して、PRICE_CORRECT_INV_NUM列にベース照合済請求書を入力します。
アプリケーションによって、請求数量を調整せずに、以前に照合された購買オーダー・スケジュールまたは配分の請求済単価が記録および更新されるため、価格差異を追跡できます。 最初に照合された購買オーダー配分の請求金額も更新されます。
有効な値はY、NおよびNULLです。
なし。
ORG_ID
ビジネス・ユニットの識別子。
なし。
なし。
RECEIPT_NUMBER
購買オーダー受入と照合する場合、受入番号を入力します。
入力する請求書と同じサプライヤ、サプライヤ・サイトおよび通貨の購買オーダーと受入は、承認済かつオープンである必要があります。 また、照合対象の購買オーダー・スケジュールの「請求書照合」オプションが「受入」に設定されています。
AP_INVOICE_LINES_ALL.RCV_TRANSACTION_ID
RECEIPT_LINE_NUMBER
購買オーダー受入と照合する場合、照合対象の受入明細を指定できます。
入力する請求書と同じサプライヤ、サプライヤ・サイトおよび通貨の購買オーダーと受入は、承認済かつオープンである必要があります。 また、照合対象の購買オーダー・スケジュールの「請求書照合」オプションが「受入」に設定されています。 これは受入の有効な明細番号である必要があります。
なし。
MATCH_OPTION
請求書が購買オーダーまたは受入と照合されるかどうかを示します。 請求書スプレッドシートで購買オーダーまたは受入と照合するときに、アプリケーションによって、購買オーダー・スケジュールの値に基づいてこのフィールドに値が移入されます。
PO_LINE_LOCATIONS.MATCH_OPTIONで指定されている値と一致する必要があります。
なし。
RCV_TRANSACTION_ID
この値は照合する受入レコードを指定します。 この値は、Oracle B2B XML請求書を受入と照合するために使用されます。
RCV_TRANSACTIONS.RCV_TRANSACTION_IDの有効な既存値である必要があります。
AP_INVOICE_LINES_ALL.RCV_TRANSACTION_ID
PA_CC_AR_INVOICE_ID
Oracle Fusion Receivables内の対応する売掛/未収金会社間請求書の識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PA_CC_AR_INVOICE_ID
PA_CC_AR_INVOICE_LINE_NUM
Receivables内の対応する売掛/未収金会社間請求書の明細番号。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PA_CC_AR_INVOICE_LINE_NUM
REFERENCE_1-2
これらの列は、別のアプリケーションのレコードを参照します。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.REFERENCE_1、AP_INVOICE_LINES_ALL.REFERENCE_2
PA_CC_PROCESSED_CODE
受け側ビジネス・ユニットでの、Oracle Fusion Project Billingによるこの請求書明細の処理ステータスを示します。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PA_CC_PROCESSED_CODE
TAX_CODE_ID
税コードの内部識別子。 TAX_CODEまたはTAX_CODE_IDいずれかの値を入力できます。
AP_TAX_CODES_ALL.TAX_IDの有効な値である必要があります。 その他の検証はTAX_CODEのものと同じです。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX_CODE_ID
CREDIT_CARD_TRX_ID
Oracle Fusion Expensesに入力した経費精算書のクレジット・カード・トランザクションがPayablesにインポートされるときに、この列に値が移入されます。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.CREDIT_ CARD_TRX_ID
VENDOR_ITEM_NUM
購買オーダーのサプライヤ品目番号。 購買オーダー照合時に使用されます。 購買オーダー情報が不十分な場合、この列にサプライヤ品目番号を入力すると、アプリケーションにより購買オーダー明細と請求書の照合が試みられます。
1つの明細のみのPO_LINES_ALL.VENDOR_PRODUCT_NUMの有効な値と一致している必要があります。
なし。
TAXABLE_FLAG
Yの値は、明細が課税対象であることを示します。 インポートにより、B2B XML請求書にこの値が使用されます。
なし。
なし。
PRICE_CORRECT_INV_NUM
価格訂正請求書が更新している請求書の番号。 PRICE_CORRECTION_FLAGをYに設定してこれが価格訂正であることを示している場合、ここにベース照合済請求書の番号を入力する必要があります。
この値は、「標準」タイプの有効な購買オーダー照合済請求書である必要があります。 更新する購買オーダー金額をアプリケーションで識別するために十分な購買オーダー情報を入力する必要があります。
AP_INVOICE_DISTRIBUTIONS.PRICE_CORRECT_INV_IDの導出に使用されます。
PRICE_CORRECT_INV_LINE_NUM
価格訂正対象の請求書明細。
なし。
なし。
EXTERNAL_DOC_LINE_REF
Receivablesからの内部文書参照番号。
なし。
なし。
SERIAL_NUMBER
品目のシリアル番号。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.SERIAL_NUMBER
MANUFACTURER
製造業者の名前。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.MANUFACTURER
MODEL_NUMBER
モデル情報。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.MODEL_NUMBER
WARRANTY_NUMBER
保証番号。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.WARRANTY_NUMBER
UNIT_OF_MEAS_LOOKUP_CODE
請求数量の単位。
INV_UNITS_OF_MEASURE_VL.UNIT_OF_MEASURE
AP_INVOICE_LINES_ALL.UNIT_MEAS_LOOKUP_CODE
ASSET_BOOK_TYPE_CODE
Oracle Fusion Assetsへの転送のデフォルト資産台帳。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.ASSET_BOOK_TYPE_CODE
ASSET_CATEGORY_ID
Oracle Fusion Assetsへの転送のデフォルト資産カテゴリ。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.ASSET_CATEGORY_ID
REQUESTER_ID
依頼人の識別子。 有効な値は、アクティブな人事管理従業員の値です。
PER_WORKFORCE_CURRENT_X.PERSON_ID
AP_INVOICE_LINES_ALL.REQUESTER_ID
REQUESTER_FIRST_NAME
請求書明細で商品またはサービスを要求した従業員の名。 この値は、依頼人IDの導出に使用されます。 請求書承認ワークフローを使用する場合、依頼人IDを使用して明細の承認者の階層リストを生成するルールを定義できます。
なし。
なし。
REQUESTER_LAST_NAME
請求書明細で商品またはサービスを要求した従業員の姓。 この値は、依頼人IDの導出に使用されます。 請求書承認ワークフローを使用する場合、依頼人IDを使用して明細の承認者の階層リストを生成するルールを定義できます。
なし。
なし。
REQUESTER_EMPLOYEE_NUM
請求書明細で商品またはサービスを要求した従業員の従業員番号。 この値は、依頼人IDの導出に使用されます。 請求書承認ワークフローを使用する場合、依頼人IDを使用して明細の承認者の階層リストを生成するルールを定義できます。
なし。
なし。
APPLICATION_ID
アプリケーション識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.APPLICATION_ID
PRODUCT_TABLE
製品ソース表名。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PRODUCT_TABLE
REFERENCE_KEY1-5
他製品ビューのレコードを一意に識別する主キー。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.REFERENCE_KEY1-5
PURCHASING_CATEGORY
購買カテゴリ情報を導出するための品目カテゴリ連結セグメント。
なし。
なし。
PURCHASING_CATEGORY_ID
品目カテゴリの一意識別子。
なし。
INVOICE_LINES_ALL.PURCHASING_CATEGORY_ID
COST_FACTOR_ID
取得価額コンポーネント区分の識別子。 取得価額コンポーネント区分は、明細の合計取得価額を構成する個別のバケットまたはコンポーネント取得価額(直接材料費、運送費、労務費、生産費、換算費など)の識別に使用されます。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.COST_FACTOR_ID
COST_FACTOR_NAME
取得価額コンポーネント区分名。 取得価額コンポーネント区分は、明細の合計取得価額を構成する個別のバケットまたはコンポーネント取得価額(直接材料費、運送費、労務費、生産費、換算費など)の識別に使用されます。
なし。
なし。
CONTROL_AMOUNT
計算済税額が実際の文書の税額と同じであることを確認するための、ユーザーが入力できるオプションの値。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.CONTROL_AMOUNT
ASSESSABLE_VALUE
課税標準として使用されるユーザーが入力できる金額。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.ASSESSABLE_VALUE
DEFAULT_DIST_CCID
トランザクション明細に関連付けられている一般会計勘定科目のコード組合せ識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.DEFAULT_DIST_CCID
PRIMARY_INTENDED_USE
税金ドライバ。 製品の使用目的です。 実際の用途は配分レベルで格納されます。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PRIMARY_INTENDED_USE
SHIP_TO_LOCATION_ID
税金計算用の出荷先事業所識別子。 請求書明細が購買オーダーと照合されない場合にのみ使用されます。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.SHIP_TO_LOCATION_ID
SHIP_FROM_LOCATION_ID
税金計算用の出荷元事業所の一意識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.SHIP_FROM_LOCATION_ID
SHIP_FROM_LOCATION_CODE
税金ドライバ。 商品出荷元のサプライヤ事業所またはサイトです。
なし。
なし。 この値を使用して、AP_INVOICE_LINES_ALL.SHIP_FROM_LOCATION_IDの値を導出できます。
FINAL_DISCHARGE_LOCATION_ID
税金計算用の最終荷下ろし場所の一意識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.FINAL_DISCHARGE_LOCATION_ID
FINAL_DISCHARGE_LOCATION_CODE
税金ドライバ。 顧客が行った購買の最終搬送先です。
なし。
なし。 この値を使用して、AP_INVOICE_LINES_ALL.FINAL_DISCHARGE_LOCATION_IDの値を導出できます。
PRODUCT_TYPE
税金ドライバ。 製品タイプです。 有効な値は「商品」および「サービス」です。 在庫品目属性によってデフォルト値が指定されます。 指定されない場合、ユーザーが値を入力します。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PRODUCT_TYPE
PRODUCT_CATEGORY
税金計算用に在庫品目の製品タイプ・デフォルト値を上書きします。
有効な値は「商品」または「サービス」です。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PRODUCT_CATEGORY
PRODUCT_FISC_CLASSIFICATION
税金ドライバ。 製品会計分類です。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.PRODUCT_FISC_CLASSIFICATION
USER_DEFINED_FISC_CLASS
税金ドライバ。 会計分類です。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.USER_DEFINED_FISC_CLASS
TRX_BUSINESS_CATEGORY
税金ドライバ。 ユーザーにより割り当てられるトランザクション・カテゴリです。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TRX_BUSINESS_CATEGORY
TAX_REGIME_CODE
税制コード。 税務当局によって管理される1つ以上の税金の処理を決定する税務処理基準のセット。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX_REGIME_CODE
TAX
財政当局または税務当局を介して政府が賦課する手数料の分類。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX
TAX_JURISDICTION_CODE
税管轄区域の内部識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX_JURISDICTION_CODE
TAX_STATUS_CODE
課税標準レート、ゼロレート、免税、非課税などの税金ステータス・コード。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX_STATUS_CODE
TAX_RATE_ID
請求書日付に有効な税率の内部識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX_RATE_ID
TAX_RATE_CODE
税率識別子に関連付けられている税率名。 TAX_RATE_IDは一意ですが、TAX_RATE_CODEは日付範囲に応じて異なる税率を持つことがあります。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX_RATE_CODE
TAX_RATE
一定期間に有効な税金ステータスに指定された率。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX_RATE
INCL_IN_TAXABLE_LINE_FLAG
税金明細の金額が課税明細に含まれているかどうかを示すインジケータ。
有効な値はY、NおよびNULLです。
なし。
SOURCE_APPLICATION_ID
ソース文書アプリケーション識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.SOURCE_APPLICATION_ID
SOURCE_ENTITY_CODE
ソース文書エンティティ・コード。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.SOURCE_ENTITY_CODE
SOURCE_EVENT_CLASS_CODE
ソース文書イベント区分コード。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.SOURCE_EVENT_CLASS_CODE
SOURCE_TRX_ID
ソース文書トランザクション識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.SOURCE_TRX_ID
SOURCE_LINE_ID
税金が計算される最低レベルの識別子。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.SOURCE_LINE_ID
SOURCE_TRX_LEVEL_TYPE
ソース文書トランザクション・レベル・タイプ。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.SOURCE_TRX_LEVEL_TYPE
TAX_CLASSIFICATION_CODE
税分類コード。
なし。
AP_INVOICE_LINES_ALL.TAX_CLASSIFICATION_CODE
消費通知番号
消費通知の番号。
INV_CONS_ADVICE_HEADERS
消費通知明細番号
消費通知明細の番号。
INV_CONS_ADVICE_LINES
消費通知ヘッダーID
消費通知の識別子。
INV_CONS_ADVICE_HEADERS
消費通知明細ID
消費通知の明細の識別子。
INV_CONS_ADVICE_LINES
BUDGET_DATE
予算管理を必要とする請求書の予算日。 AP_INVOICE_LINES_INTERFACEのBUDGET_DATEは、移入されている場合、AP_INVOICES_INTERFACEのBUDGET_DATEより優先されます。 いずれのインタフェース表にも予算日が指定されていない場合、インポート・プロセスでは「予算日ベース」オプションを使用して請求書の予算日を決定します。
AP_INVOICE_LINES_ALL.BUDGET_DATE
サプライヤがOracle Fusionサプライヤ・ポータルを使用して入力する請求書。
購買オーダーまたは消費通知と照合されるセルフサービス請求書は、Oracle Fusion Payablesで標準請求書またはクレジット・メモとして記録されます。
購買オーダーまたは消費通知と照合されないセルフサービス請求書は、請求書要求として記録されます。 請求書要求がPayablesで標準請求書またはクレジット・メモになるには、請求書承認ワークフローを使用して承認される必要があります。
自己請求は、次のいずれかです。
受入時支払プロセスによって作成される請求書
サプライヤへの返品トランザクションによって作成されるデビット・メモ
消費通知の作成プロセスによって、使用時支払オプションが設定されている委託契約から作成される請求書
未完了請求書とは、無効なデータや欠落しているデータがある請求書画像から作成された請求書のことです。
未完了請求書の保留を解除するには、「請求書の編集」ページでハイライトされている請求書属性に対する警告を処理します。 すべての問題が処理されると、請求書の保存時に、未完了請求書の保留が自動的に解除されます。
「買掛/未払金請求書の検証」プロセスのパラメータとして使用される請求書、支払プロセス要求発行の選択基準および一部のレポートでのパラメータの集合。 請求書オプション「請求書グループが必要」を使用可能にした場合、各請求書を請求書グループに関連付ける必要があります。
「請求書明細の照合」ページの「受入」フィールドの値のリストは、購買オーダーによって異なります。 受入のリストを表示するには、まず購買オーダー番号を入力する必要があります。
「請求書明細の照合」ページの「消費通知」フィールドの値のリストは、購買オーダーによって異なります。 消費通知文書のリストを表示するには、まず購買オーダー番号を入力する必要があります。
請求書が次のとおりであるためです。
全額または一部支払済
保留中
支払用に選択済
ステータスが最終クローズ済の購買オーダーと照合済
すでに取消済
クレジットまたはデビット・メモにより訂正済
請求書を取り消せない他の理由は次のとおりです。
請求書に前払金が充当された。
請求書を取り消すと、購買オーダーの請求数量がゼロ未満に減額される
請求書を取り消すと、請求書およびすべての賦払金額がゼロに設定され、すべての請求書配分および購買オーダー・スケジュールおよび配分に対するすべての照合が戻し処理されます。
予算管理を必要とする請求書の場合、請求書を取り消すと、消費済支出予算も戻し処理されます。照合済請求書の場合は、購買オーダーに以前に課されていた予算が元に戻されます。
請求書が次のとおりであるためです。
検証済
購買オーダーまたは受入と照合済
税金計算により更新済
承認の実行中で、承認ステータスが「必須」または「不要」のいずれでもない
定型請求書を作成するプロセスによって自動的に、請求書にクローズ期間保留が適用されます。 Oracle Fusion Payables期間をオープンした後で、検証プロセスを実行して保留を解除してください。
承認ステータスが「開始済」の場合、Oracle Fusion Payablesによって次の処理が実行されます。
既存の承認プロセスが終了されます。
すべての保留中の通知が取り消されます。
請求書の承認ステータスが「手動承認済」に更新されます。
この情報が請求書承認履歴に記録されます。
承認ステータスが「拒否済」など、「開始済」以外の場合、Payablesによって次の処理が実行されます。
請求書の承認ステータスが「手動承認済」に更新されます。
この情報が請求書承認履歴に記録されます。
サプライヤ情報をマージする場合、様々なオプションがあり、そのうちの1つが請求書のマージです。 すべての請求書または未払の請求書をマージできます。
すべての請求書をマージする場合、すべての関連する支払もマージされます。
未払の請求書をマージする場合、アプリケーションでは一部支払済の請求書または一部充当の前払金が転送されません。 このような条件が当てはまる請求書がある場合は、すべての請求書をマージするオプションを選択する必要があります。 または、請求書の支払または前払金の充当を完了できます。 マージによって新しいサプライヤに重複請求書が作成される場合、マージ・プロセスでは請求書が転送されません。 重複請求書を特定し、解決できるように、マージの前に古いサプライヤと新しいサプライヤ両方の請求書をレビューしてください。
注意
マージが完了した後で、元に戻すことはできません。
価格訂正では、購買オーダー・スケジュールの請求数量を調整せずに、以前の請求金額に対する請求価格差異が相殺されます。
請求書またはクレジット・メモを購買オーダーと照合する場合は、購買オーダーの請求数量が更新され、以前の請求金額に対する請求価格差異の相殺は行われません。
注意
請求価格差異は、(請求単価-購買オーダー明細単価) *請求数量として計算されます。
はい。 ただし、前払金を充当する際には制限があります。 前払金は、その前払金と同じ購買オーダーと照合済の明細を1つ以上持つ請求書に対してのみ充当できます。
購買オーダー、受入または消費通知と照合された請求書の単価を調整する、サプライヤ請求書。
価格訂正請求書では、購買オーダーまたは消費通知の請求数量の調整は行われません。 価格減額を表す訂正の場合、クレジット・メモまたはデビット・メモを作成します。 価格増額を表す訂正の場合、標準請求書を作成します。
請求書検証プロセスでは、請求価格が許可された許容範囲内にあるかどうかをチェックするときに、ベース照合済請求書の加重平均価格およびそれに関連付けられているすべての価格訂正をチェックします。
加重平均単価を計算するために、Oracle Fusion Payablesでは次の式を使用します。(数量*単価) + (数量*単価) ... /ベース照合済請求書の請求数量
たとえば、この表は、購買オーダーと照合済の請求書およびその後の請求書に対する価格訂正を示しています。
トランザクション | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|
ベース照合済請求書 |
2 |
350.00 USD |
700.00 USD |
価格訂正 |
2 |
5.00 USD |
10.00 USD |
この例での加重平均価格は、(2 * 350.00) + (2 * 5.00) / 2 = (700.00 + 10) / 2 = 355.00であることから、355.00 USDです。
購買オーダー、受入または消費通知と照合された請求書の数量を調整する、サプライヤ請求書。
数量訂正請求書では、購買オーダーまたは消費通知の単価の調整は行われません。 数量訂正の場合、クレジット・メモまたはデビット・メモを作成します。 数量訂正では、購買オーダー配分を配賦できます。
サービスベースの購買オーダーまたは受入と照合済の請求書の金額を調整する、サプライヤ請求書。 金額訂正では、未照合の請求書の金額を調整することもできます。
負の金額訂正の場合、クレジット・メモまたはデビット・メモを作成します。 正の金額訂正の場合、標準請求書を作成します。
請求書が次のとおりであるためです。
取消済
一部または全額支払済で、オプション「支払済請求書修正の許可」は使用不可
支払用に選択済
利息請求書
一部または全額充当済の前払金
承認処理中
請求書明細が次のとおりであるためです。
取消済
前払金充当または非充当
自動源泉徴収から生成された
手動源泉徴収明細
購買オーダーまたは受入と照合済
訂正済明細
税金明細
他の品目明細に配賦された「運送費」または「その他」明細
いいえ。請求書配分は、次のものに対して自動的に生成されます。
購買オーダーまたは受入照合済明細
前払金充当または非充当明細
手動源泉徴収税明細
Oracle Fusion Taxによって生成される税金明細および源泉徴収税明細
訂正関連明細
支払時に生成される利息請求書
請求書配分が次のとおりであるためです。
すでに戻し処理済
請求価格差異または換算レート差異などの差異配分
源泉徴収税タイプ配分
請求書明細が次のとおりであるためです。
購買オーダーまたは受入と照合済
訂正済または訂正中の明細
税金明細
税金計算済の品目明細
手数料配賦のある品目明細
請求書が次のとおりであるためです。
取消済
一部または全額支払済で、オプション「支払済請求書修正の許可」は使用不可
支払用に選択済
利息請求書
一部または全額充当済の前払金
割引を上書きした場合、入力された金額の検証が行われなくなります。
Oracle Fusion Payablesにより、次の情報をハイフンで区切って連結することで、税務当局請求書の請求書番号が作成されます。
源泉徴収税
サプライヤ請求書番号の内部識別子
サプライヤ請求書での源泉徴収税の配分番号
請求書の摘要は、次の情報をハイフンで区切って連結し、スラッシュを付加することにより作成されます。
源泉徴収税
サプライヤ名
サプライヤ請求書番号
たとえば、サプライヤAllied Manufacturingが、次の情報を持つ請求書を持っているとします。
請求書番号123456
請求書ID 10239
源泉徴収税の配分番号は3
税務当局請求書の請求書番号は、源泉徴収税 - 10239 - 3になります。 請求書の摘要は、源泉徴収税 - Allied Manufacturing - 123456 /になります。
「請求書の編集」ページの「ソーシャル」リンクを使用して、他のユーザーを会話に招待し、請求書支払の承認を受けてください。
たとえば、サプライヤが高額請求書の緊急支払を必要としており、10日以内に請求書の支払が行われた場合に2パーセントの割引を提供するとします。 この請求書の支払条件の変更について、マネージャの承認が必要です。
「請求書の編集」ページで、次の手順を実行します。
「ソーシャル」をクリックしてOracle Social Networkをオープンします。 共有ボタンをクリックするか、またはコラボレーションがすでに開始されている場合は参加をクリックします。
関連する会話を新規に作成します。
会話への参加をマネージャに依頼します。
会話の詳細は、この特定の請求書のコンテキスト内で記録されます。 マネージャは、請求書のウォールで請求書詳細を確認できます。 いくつかの会話の後で、マネージャは期日前支払を承認し、ユーザーはサプライヤに即時に支払を行うことができます。 会話の詳細に、この請求書の期日前支払を決定した理由が示されます。
割り当てられているジョブ・ロールおよび権限に応じて、次のOracle Fusion Payablesビジネス・アクティビティに関するソーシャル・ネットワーキング機能にアクセスできます。
請求書
支払プロセス要求
支払
請求書の場合、次のいずれかの理由です。
請求書日付に第三者支払関連が定義されていません。
デフォルトの第三者支払関連が定義されておらず、「請求書オプションの管理」ページの「第三者支払における送金先サプライヤ上書きの許可」オプションが使用可能になっていません。
支払の場合、次のいずれかの理由です。
支払日付に第三者支払関連が定義されていません。
デフォルトの第三者支払関連が定義されておらず、「支払管理オプション」ページの「第三者支払における受取人上書きの許可」オプションが使用可能になっていません。
次の請求書および支払プロセスでは、引き続き請求書のサプライヤが使用されます。
請求書の検証
請求書または支払の計上
源泉徴収税の計算
支払用請求書の選択
アメリカ合衆国1099情報のレポート
残余予算のチェック処理では、次の処理が実行されます。
許容範囲および上書きを考慮に入れて、使用可能資金に対して請求書配分を比較し、比較の結果を提供します。
請求書明細および配分に対する保留中の変更すべてを保存します。
予算の資金は消費しません。
使用可能資金への影響はありません。
注意
いずれかの請求書配分でチェックが失敗すると、対応する請求書明細および請求書の資金ステータスが「失敗」になります。
残余予算チェックが失敗した請求書を検証できます。
残余予算チェックでは、次の処理が実行されます。
請求書処理メニューから実行されます。
購買オーダーや請求書などの文書でのトランザクション金額を、許容範囲および上書きを考慮に入れて使用可能資金と比較し、比較の結果を提供します。
残余予算引当では、次の処理が実行されます。
他の予算管理検証とともに、請求書検証中に実行されます。
残余予算チェックと同じ比較が実行されますが、その後、次の処理を実行します。
予算の資金を消費します。
使用可能資金を減額します。
資金が不足しているか予算期間がクローズしている場合、予算管理の失敗を上書きできることがあります。 最初に上書きの理由を入力する必要があります。 次のステップは、誰が予算管理の失敗を上書きする権限を持っているかによって異なります。
この表は、上書き権限ごとに、上書き処理を選択した場合に行われる操作を示しています。
上書きできるユーザー | 上書きにより行われる操作 |
---|---|
自分 |
予算の資金が消費され、請求書が検証されます。 |
他のユーザー |
上書きできるユーザーに通知が送信されます。 |
誰も上書きできない |
予算マネージャに通知が送信されます。 |
まず、次のいずれかのステップを実行します。
予算マネージャに連絡し、レビューと、金額、予算日、配分勘定の変更といった必要な予算調整を依頼します。
予算管理の失敗を上書きします。
プロセスを完了するには、次のようにします。
オプションで、残余予算チェックを実行し、十分な資金が使用可能であることを確認します。
請求書を再検証して保留を解除します。
注意
上書き権限を持つユーザーが請求書を再検証する必要があります。
「一部引当済」の資金ステータスは、請求書のすべてではなく、一部の請求書配分が予算管理検証に成功したことを示します。
たとえば、請求書に複数の配分を持つ明細があり、そのうち1つの請求書配分のみが検証に失敗した場合、請求書明細の資金ステータスは一部引当済になります。
「一部引当済」の資金ステータスは、請求書ヘッダー・レベルおよび請求書明細レベルで示されます。
クレジット・メモにより請求書の手数料が戻し処理されるため、標準請求書に対してクレジット・メモを作成すると、請求書の影響が戻し処理されます。 クレジット・メモを検証すると、使用可能資金が増額されます。
請求書に前払金を充当すると、使用可能資金が増額されます。
次に例を示します。
100 USDの前払金を作成します。
前払金を検証して、前払金勘定で予算を消費し、使用可能資金を減額します。
前払金を支払います。
300 USDの請求書を作成します。
請求書を検証して、請求書で使用される費用勘定から予算を消費し、使用可能資金を減額します。
請求書に前払金を充当して再検証します。これにより、前払金勘定から100 USDの資金がリリースされます。
要約すると、前払金の充当によって100 USDの資金がリリースされ、請求書によって300 USDの資金が消費されるため、使用可能資金の純減額は200 USDになります。
購買オーダーが最終クローズされ、受入または請求されていない数量の資金がリリースされます。
たとえば、1,000 USDの購買オーダーに600 USDの請求書が1つのみある場合、購買オーダーを最終クローズすると購買オーダーから400 USDがリリースされ、使用可能資金に追加されます。
購買オーダーで予算管理が必要な場合に、期間終了時に計上すると、照合済請求書に計上したときに予算引当が戻し処理されます。
請求書には、次の場合に予算管理が必要です。
請求書を購買オーダーと照合し、次のものに対して予算管理が使用可能な場合:
購買オーダーと関連付けられている購買依頼発行ビジネス・ユニット
「買掛/未払金請求」ビジネス機能
「照合済請求書」トランザクション・タイプ
請求書を購買オーダーと照合せず、次のものに対して予算管理が使用可能な場合:
請求書ビジネス・ユニット
「買掛/未払金請求」ビジネス機能
「未照合請求書」トランザクション・タイプ
期間終了時に計上した場合、請求書を検証すると、次の処理が実行されます。
債務負担バケットから支出バケットに資金が移動されるため、全体的な資金可用性は影響を受けません。
請求書の照合済金額およびその他のすべての差異が支出として引き当てられ、使用可能資金が減額されます。
購買オーダー資金ステータスが「清算済」または一部清算済に更新されます。
請求書検証プロセスでは、次の場合に請求書の予算引当を保留にします。
使用可能資金が請求書の要求済資金より少ない場合
請求書の予算日がオープン期間内にない場合
資金ステータスは、予算管理を必要とする請求書の残余予算チェックまたは引当ステータスを示します。
この表は、各資金ステータスおよびそのステータスが請求書ヘッダー、明細または配分に適用されるかどうかを示しています。
資金ステータス | 説明 | ヘッダーに適用されるか | 明細に適用されるか | 配分に適用されるか |
---|---|---|---|---|
未試行 |
残余予算チェックまたは引当は試行されていません。 |
はい |
はい |
はい |
引当なし - 管理予算なし |
残余予算チェックまたは引当が実行されました。 管理予算は割り当てられていません。 |
いいえ |
いいえ |
はい |
引当なし - 適用なし |
残余予算チェックまたは引当が実行されました。 残余予算検証は必要ありませんでした。 |
はい |
はい |
はい |
引当なし - 一部残余予算 |
一部の明細または配分で、残余予算チェックまたは引当が失敗しました。 |
はい |
はい |
いいえ |
引当なし - 合格 |
残余予算チェックまたは引当に合格しました。 |
はい |
はい |
はい |
引当なし - 警告 |
残余予算チェックまたは引当に警告があります。 |
はい |
はい |
はい |
失敗 |
残余予算チェックまたは引当が試行されましたが、失敗しました。 |
はい |
はい |
はい |
引当 |
すべての明細および配分に残余予算が引き当てられました。 |
はい |
はい |
はい |
引当 - 管理予算なし |
残余予算引当が実行されました。 管理予算は割り当てられていません。 |
いいえ |
いいえ |
はい |
引当 - 一部 |
一部の明細または配分に残余予算が引き当てられました。 |
はい |
はい |
いいえ |
引当 - 警告 |
残余予算が警告付きで引き当てられました。 |
はい |
はい |
はい |
不使用 |
残余予算引当が実行されました。 残余予算検証は必要ありませんでした。 |
はい |
はい |
はい |
支払のビジネス・ユニットが請求のビジネス・ユニットとは異なり、その支払ビジネス・ユニットへのアクセス権がありません。 「支払」タブで一般的な支払情報を表示することはできますが、ドリルダウンして支払の詳細を表示することはできません。
Oracle Fusion Payablesでは、Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management (BPM) SuiteのApproval Management Extensions (AMX)を使用した請求書の自動承認をサポートしています。
Payablesには、請求書要求承認、請求書承認および保留解決用の事前定義済ワークフローが備わっています。 一部の事前定義済ワークフローはBPMワークリストで設定できますが、その他のワークフローは更新できません。
請求書要求とは、Oracle Fusionサプライヤ・ポータルで作成される未照合請求書で、依頼人による承認が保留になっているものです。 承認されると、請求書要求は請求書に変換されます。 Payablesでは、事前定義済タスクおよびルール・セットのFinApInvoiceApproval: InvoiceRequestApprovalRuleSetを使用します。これらはユーザーが設定できます。
請求承認を使用可能にした場合、Payablesでは事前定義済タスクおよびルール・セットのFinApInvoiceApproval: InvoiceApprovalRuleSetを使用します。これらはユーザーが設定できます。
オプションで、ワークフローを使用してユーザーが解除可能な保留を解決できます。 保留に対して保留解決ワークフローを使用可能にするには、保留に保留解決オプションを設定します。 これらの保留のワークフローは、次の場合に開始されます。
請求書検証により保留が適用された場合
「請求書の作成」または「請求書の編集」ページでユーザーが手動で保留を適用した場合
ユーザーが支払を無効化し、請求書を保留にすることを指定した場合
ユーザーが請求書インポートを発行し、インポートされたすべての請求書を保留にすることを指定した場合
注意
ワークフローに対して保留を使用可能にした場合、その保留は保留解決用のワークフローで処理される必要があります。
Oracle Fusion Subledger Accountingを使用して、Oracle Fusion Payablesで請求書および支払トランザクションの会計仕訳を作成できます。 Subledger Accountingでは、補助元帳仕訳の確定会計が作成され、会計が一般会計に転送されます。
Payablesには、会計を作成するためにSubledger Accountingで使用する一連の事前定義済の勘定科目ルールが含まれますが、Subledger Accountingで独自の詳細な勘定科目ルールを定義できます。
Payablesでは、Subledger Accountingで使用される会計イベント区分および会計イベント・タイプが事前定義されています。 一部のイベントに対して会計を作成し、それ以外のイベントには会計を作成しないように、会計設定を変更できます。
この表は、請求書および支払に対してPayablesで定義されているイベント区分とイベント・タイプについて説明しています。
イベント区分 | イベント・タイプ |
---|---|
修正入力 |
手動 |
支払手形 |
|
クレジット・メモ |
|
デビット・メモ |
|
請求書 |
|
支払 |
|
前払金充当 |
|
前払金 |
|
支払消込 |
|
払戻 |
|
サード・パーティ・マージ |
|
「欠落している換算レートの適用」プロセスでは、換算レートが欠落し、「ユーザー」以外の換算レート・タイプが指定された外貨請求書または外貨支払に、換算レートが自動的に適用されます。 外貨請求書で換算レートが欠落している場合は、請求書を検証すると、検証プロセスで「レートなし」保留が適用されて、請求書の支払および会計が防止されます。
オプション「換算レートの入力が必要」が使用不可の場合は、「欠落している換算レートの適用」プロセスを実行します。
「欠落している換算レートの適用」プロセスでは、Oracle Fusion General Ledgerの日次レート表の換算レート情報を使用して、換算レートが欠落している外貨請求書または外貨支払の換算レートが入力されます。 請求書の次回検証時には、「レートなし」保留が自動的に削除されます。
永続的経過勘定(受入経過勘定)会計の場合、トランザクションを受け入れると、受入在庫を借方に記録し、未請求受入を貸方に記録する受入経過勘定仕訳が自動的に作成されます。 最終宛先への受入の搬送後、受入在庫勘定科目が決済され、資材勘定科目が借方に記録されます。
期末経過勘定の場合は、資材受入時および最終宛先への搬送時のいずれでも会計は作成されません。
注意
在庫品目は常に受入時に計上されるため、期末経過勘定は費用品目にのみ適用されます。
永続的経過勘定会計を使用する場合、未請求受入経過勘定の作成プロセスを実行する必要はありません。
期末経過勘定会計の場合、期末までに受入の請求書が入力されないと、未請求受入経過勘定の作成プロセスにより経過勘定が生成され、会計が一般会計に転送されます。 逆仕訳は未完了ステータスで作成されます。 仕訳ステータスを「完了」に変更し、仕訳を一般会計に転送するには、「見越計上逆仕訳会計の作成」を実行する必要があります。
永続的経過勘定の場合、請求書会計によって経過勘定が借方に記録され、負債勘定が貸方に記録されます。
期末経過勘定の場合、請求書会計によって費用勘定が借方に記憶され、負債勘定が貸方に記録されます。