2分析
この章の内容は次のとおりです。
財務向けのOracle Transactional Business Intelligenceの概要
この例では、「Payables Aging Summary」という分析を表示します。この分析は、アドホック・レポート・ツールであるOracle Transactional Business Intelligenceを使用して作成されました。このツールを使用すると、Oracle Financials Cloudアプリケーションからの情報を使用して、分析、ダッシュボードおよびインフォレットを作成できます。
分析の表示
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財務レポート・センターから開始し、「Payables Aging Summary」を検索します。
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「展開」アイコンをクリックすると、タイプや場所などの詳細が表示されます。
この例では、タイプは「分析」です。場所には、分析が格納されている場所が示されます。
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タイトルをクリックします。
これで、分析を確認できます。ここの情報はリアルタイムで、最新のトランザクション情報に基づいています。
この分析には、棒と、「Current」、「Overdue 21 - 60 days」などの年齢調べカテゴリ別の合計を示す表があります。分析では、時系列折れ線、棒、表、ヒート・マップなどの様々なビューを使用できます。分析では、複数のタイプのビューを使用して、利用者にとって有用な情報を整理できます。
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「Overdue 91-180 Days」の棒をクリックします。
このカテゴリの合計を構成する請求書が表に示されます。サプライヤ名、請求書支払期日、請求書番号、未払額などの請求書詳細を確認できます。
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「バケット」ドロップダウン・リストをクリックして、カテゴリを変更します。
これで、別の年齢調べ合計を構成する詳細が表示されます。
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前ページに戻ります。
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タイトルの後にある「分析」アイコンをクリックします。
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「編集」リンクをクリックして、レイアウトを開きます。
ここで変更を行い、同じ場所に保存するか、アクセス権を持つ別の領域に保存できます。別の分析を作成することもできます。「新規」メニューをクリックして開始します。
Oracle Transactional Business Intelligenceでの財務サブジェクト領域の探索
この例では、Oracle Transactional Business Intelligenceの財務サブジェクト領域を調査します。「資産」、「予算管理」、「資金管理」、「経費」、「一般会計」、「会社間」、「買掛/未払金」、「売掛/未収金」、「収益管理」および「補助元帳会計」というサブジェクト領域を持つ財務製品のリストを次に示します。
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財務レポート・センターから開始します。
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「タスク」をクリックします。
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「財務レポートのワークスペースをオープン」をクリックします。
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「ナビゲート」→「アプリケーション」→「BIカタログ」を選択します。
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アクセス権を持つサブジェクト領域を表示するには、分析を作成する必要があります。
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「新規」アイコンをクリックします。
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「分析」をクリックします。
サブジェクト領域はフォルダに編成されており、そこに含まれる情報はレポート要件に基づいて異なります。「一般会計」サブジェクト領域には、勘定科目残高、仕訳および期間ステータスが含まれます。
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「総勘定元帳 - トランザクション残高リアルタイム」サブジェクト領域を選択します。サブジェクト領域名の「リアルタイム」という用語は、その情報が、最新の一般会計仕訳が転記された時点の最新の情報であることを示します。このサブジェクト領域を使用して、残高試算表および一般問合せを作成し、勘定科目残高の変更の推移をレビューできます。「サブジェクト領域」ペインに表示されるフォルダの一部を次に示します。
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貸借一致セグメント
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コスト・センター・セグメント
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通貨
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時間
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元帳
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元帳セット
フォルダを展開すると、そのコンポーネントを表示できます。たとえば、「時間」フォルダには会計期間および会計年度が含まれています。複数の元帳がある場合は、元帳および元帳セットでフィルタする分析を作成できます。特定の一般会計残高または一般会計残高のグループを問い合せることができます。
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「サブジェクト領域」ツールバーの「サブジェクト領域の追加または除去」アイコンをクリックすると、より多くのサブジェクト領域とそこに保持される情報タイプが表示されます。
たとえば、「買掛/未払金」サブジェクト領域では、サプライヤ、サプライヤ残高および運送費や税額を含む請求書に関する情報を調べることができます。請求書および支払が一般会計にどのように影響を与えるかを確認することもできます。分析では、どの請求書が期限内に支払われたかや、小切手が決済されたかどうかなどが示されます。
「売掛/未収金」サブジェクト領域には、顧客情報、顧客残高、支払条件や入金、クレジット・メモ、収益修正などの請求書詳細が含まれます。買掛/未払金と同様に、一般会計勘定残高に対する入金の影響を分析できます。
分析の作成と変更の概要
自分のトランザクション・データに対する独自の分析を編集および作成できます。事前定義済の分析およびダッシュボードを使用すると、ビジネス上の多くの疑問に対する答えを導き出すことができます。ただし、要件を満たすために独自に作成することもできます。
この表は、いくつかの例を示しています。
タスク | 例 |
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分析の作成 |
チームがアカウントIDでソートされたすべての勘定科目の単純なリストを必要としています。アカウント名、IDおよび住所を新規分析に含め、ID列でソートします。 |
ビューの作成 |
事前定義済分析には棒グラフが含まれています。グラフに追加された表ビューとともに分析の新しいバージョンを保存します。 |
ビュー・セレクタの作成 |
後で、表とグラフの表示を切り替えるかどうかを決定します。表およびグラフ・ビューが含まれるビュー・セレクタを追加します。 |
ダッシュボード・プロンプトの編集 |
事前定義済のダッシュボードには、開始日プロンプトがあります。ダッシュボードのコピーを作成し、開始日プロンプトを日付範囲プロンプトで置き換えます。 |
ダッシュボードの作成 |
分析とレポートを両方表示できるダッシュボードを作成します。ダッシュボード・プロンプトを追加して、分析とレポートの両方をフィルタします。 |
フレックスフィールド属性
管理者はビジネス・インテリジェンス(BI)リポジトリを変更して、分析で使用可能にする列を指定できます。
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また、BIの(属性をサポートする)フレックスフィールドを有効にし、それをリポジトリにインポートします。
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管理者がフレックスフィールドをインポートした後、そのフレックスフィールド属性を選択して分析に含めることができます。
ウィザードを使用した分析の作成と編集
ウィザードを使用して、分析をすばやく作成および編集します。ウィザードを使用して、列の選択、フィルタやビューの追加など、ほとんどの分析を作成および編集できます。また、拡張ビジネス・インテリジェンス機能を使用して、ダッシュボードの作成や編集、カタログ内の分析やその他のオブジェクトの管理を行うこともできます。
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「レポートおよび分析」作業領域または「レポートおよび分析」パネル・タブ(使用可能な場合)からウィザードを開始します。
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新規分析を作成するには、「作成」をクリックし、「分析」を選択します。分析のサブジェクト領域を選択し、「続行」ボタンをクリックします。
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既存の分析を編集するには、「レポートおよび分析」作業領域で、フォルダまたはお気に入りリストでそれを選択し、その省略記号アイコンをクリックして「編集」を選択します。「レポートおよび分析」パネル・タブで分析をクリックし、「編集」をクリックします。
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「列の選択」ページで、オプションで「サブジェクト領域の追加/除去」をクリックし、「サブジェクト領域の追加/除去」ダイアログ・ボックスで、さらにサブジェクト領域を選択するか、必要でなくなったものを除去し、「OK」をクリックします。分析に選択した元のサブジェクト領域は除去できません。他のサブジェクト領域を除去するには、まずその列を分析から除去します。
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ここから、一連の分析定義ページで選択を行い、「次」または「戻る」を選択してページ間を移動します。
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「列の選択」ページで、サブジェクト領域とその中のフォルダを展開して、分析に含める列を選択します。これらの列のオプションも設定します。
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「ビューの選択」ページで、分析に表を含めるか、グラフを含めるか、またはその両方を含めるかを決定します。いずれの場合も、複数のタイプから選択します。両方を含める場合は、表示される順序を選択します。
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「表の編集」および「グラフの編集」ページで、表およびグラフ・レイアウトに適用するオプションを選択します。これらの各ページは、「ビューの選択」ページで適用するアイテムを選択した場合にのみアクティブになります。
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「ソートおよびフィルタ」ページで、オプションでフィルタを列に適用して分析内のレコードの選択を絞り込み、ソートを適用して結果を並べ替えます。
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「強調表示」ページで、オプションで、設定した数値しきい値に基づいて色の強調表示を追加します。
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「保存」ページで、分析の名前を入力し、分析を保存するカタログ・フォルダを選択して、「送信」をクリックします。
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一般に、これらのページは、使用手順がわかりやすいように設計されています。それでも、次のことを知っておく必要があります。
「列の選択」ページ
分析の列ごとに、「相互作用」オプションを選択します。
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「デフォルト」と「ドリル」の2つのオプションで同じことを実行します。列ヘッダーをクリックすると、次の階層レベルで値を表示する列が分析によって追加されます。(たとえば、「管理名」をクリックすると、分析によって「管理ID」列が追加されます。)列値をクリックすると、分析によって従属列が追加されますが、クリックした値を含むレコードのみが表示されるようにフィルタ処理されます。
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トランザクションへナビゲート: このオプションが設定されている列の値をクリックすると、分析には、値が適用されるオブジェクトのレコードへのリンクが表示されます。
ただし、このようなリンクを機能させるには、さらに構成を行う必要があります。開くレコードへのパスを定義する必要があります。このオプションを使用する場合は、BIカタログで分析を作成することをお薦めします。ただし、ウィザードで作成し、BIカタログで編集できます。「アプリケーション・ページへの分析のリンク」というトピックを参照してください。
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なし: このオプションを有効にすると、「デフォルト」オプションがオフになり、何もオンになりません。このオプションが設定されている列の値をクリックしても何も起こりません。
列ごとに、「非表示」オプションを選択することもできます。これにより、分析で列が表示されなくなりますが、フィルタなどではその値をバックグラウンドで使用できます。
「ビューの選択」ページ
ファクト・フォルダの列が少なくとも1つ含まれている場合にのみ、分析にグラフを追加できます。(選択した列に関係なく、分析に表を含めることができます。)ファクト列には、拡張統制によって返されたインシデントの件数などの数値が含まれます。その他の列には、拡張統制の名前など、オブジェクトの属性が含まれます。数値がない場合、グラフのベースになるものはありません。
このページで分析のタイトルを作成できますが、これはオプションです。また、「保存」ページでも分析の名前を作成しますが、これは必須です。両方を作成した場合、分析には両方が表示されます。両方を同じにする必要はありません。
「プレビュー」オプションを使用すると、分析で予期したデータが返されることを確認できます。このページまたは後続のウィザード・ページでオンまたはオフにします。オンにすると、プレビューはオフにしないかぎり、移動先の他のウィザード・ページに表示されたままになります。
「表の編集」ページ
表に対して選択できるレイアウト・オプションは、次のとおりです。
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列: これがデフォルトです。この値を割り当てる各列は、表に列として表示されます。
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プロンプト対象: プロンプト・フィールドで、構成する列から値を選択します。たとえば、列が「カレンダ月開始日」の場合は、日付を選択します。表には、選択した値を含む行のみが表示されます。
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セクション化基準: 表は複数のセクションに分かれます。構成する列の各値はヘッダーになり、各ヘッダーの下のセクションにはその値を含む行が含まれます。
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除外: 選択した列はビューで非表示になります。これは、基本的に「列の選択」ページの「非表示」オプションと同じです。
「グラフの編集」ページ
ファクト列にはレイアウト・オプションを適用できません。その他の列の場合、グラフ・レイアウト・オプションには、「プロンプト対象」、「セクション化基準」および「除外」が含まれ、これらは表の場合と同じ効果があります。次のオプションもグラフに適用できます。
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色変更基準: 構成している列の各値は、グラフで個別の色で表されます。
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グループ化基準: このオプションを割り当てる列の値は、グラフで結合されます。たとえば、棒グラフの「状態」列と「カレンダ月開始日」列でこのオプションを選択した場合、各棒は特定の日付の特定のステータスを表します。
「強調表示」ページ
この機能は、分析に少なくとも1つのファクト列が含まれている場合にのみ使用でき、ファクト列にのみ適用できます。
ウィザードを使用した財務分析の作成と編集
分析の作成および編集の手順をガイドするウィザードを使用できます。ウィザードではすべての機能が選択できるわけではありませんが、ビューやフィルタの追加など、一般的な変更には使用できます。
分析の作成
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「ナビゲータ」→「ツール: レポートおよび分析」。
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「作成」をクリックし、「分析」を選択します。
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「総勘定元帳 - 仕訳リアルタイム」サブジェクト領域など、分析するサブジェクト領域を選択します。
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含める列を選択します。
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仕訳バッチ: バッチ詳細: 仕訳バッチ
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仕訳ヘッダー: ヘッダー詳細: 仕訳ヘッダー摘要
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仕訳明細: 明細詳細: 明細
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仕訳明細:
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計上済借方
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計上済貸方
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時間: 会計期間名
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次のオプションを設定します。
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相互作用: デフォルト
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非表示: 選択解除のまま
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「次」をクリックします
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分析の最初に表示する仕訳レポートのタイトルを入力します。
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表のタイプを選択し、「次」をクリックします。
ヒント: このステップの後、任意の時点で「発行」をクリックして最後のステップに移動し、分析を保存できます。 -
分析名「コスト・センター別」を入力し、「マイ・フォルダ」を選択します。
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「発行」をクリックします。
分析の編集
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「ナビゲータ」→「ツール: レポートおよび分析」。
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ペインで分析「コスト・センター別」を選択し、「編集」をクリックします。
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「転記ステータス: 転記ステータス内容」を追加します。
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「発行」をクリックします。同じフォルダに同じ名前で分析を保存します。
ヒント: 編集したかどうかにかかわらず、新しい名前を指定するか、新しいフォルダに保存することで、分析のコピーを作成できます。
拡張機能を使用した分析の管理
ウィザードを使用すれば、分析を簡単に作成または編集できます。ただし、複雑な分析や固有の要件には、拡張機能を使用する必要があります。たとえば、ユーザーが1つの分析内で複数のビューを切り替えられるようビュー・セレクタを作成したり、SQL文を使用してフィルタの基準を定義したりできます。
また、たとえば、分析を削除したり、ビジネス・インテリジェンス・カタログ内でコピーして貼り付けるなど、分析に他のアクションを実行することもできます。
分析の作成と編集の方法
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「レポートおよび分析」作業領域または「レポートおよび分析」パネル・タブ(使用可能な場合)で、「カタログの参照」ボタンをクリックします。
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「新規」ボタンをクリックし、「分析および対話型レポート」の「分析」を選択して、サブジェクト領域を選択します。
または、カタログで分析を選択し、「編集」をクリックします。
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この表には、タブの使用方法がリストされています。
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分析を保存します。
分析のその他の処理
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「レポートおよび分析」作業領域または「レポートおよび分析」パネル・タブ(使用可能な場合)で、分析を選択して「処理」をクリックし、「その他」を選択します。
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分析の「その他」をクリックし、必要な処理(「削除」や「コピー」など)を選択します。
プロジェクト・パフォーマンス・ダッシュボードへの分析の追加
この例では、プロジェクト・パフォーマンス・ダッシュボードに分析を追加する方法を示します。このダッシュボードは、ビジネス・インテリジェンス(BI)カタログ内のダッシュボードではなくアプリケーションのページです。
事前定義済分析またはユーザー定義分析を、パーソナライズや編集が可能な任意のデスクトップ・ページに追加できます。
次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。
考慮が必要な意思決定事項 | この例の場合 |
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ダッシュボードにどの分析を追加するか。 |
プロジェクト損益計算書 注意: 分析では多数のレコードの問合せを行わないようにしてください。している場合、分析の追加後、「プロジェクト・パフォーマンス・ダッシュボード」ページを開くのに時間かかる可能性があります。
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ページのレイアウトを変更する必要があるか。 |
はい、右側の幅のほうが広い2列のレイアウトにします。 注意: 1列または2列のレイアウトで、分析を適切に表示するための十分な領域が提供されます。
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分析にすべてのビューを表示するか、一部のビューを表示するか。 |
すべてのビュー。 |
これらの変更の対象は自分のみですか。プロジェクト・パフォーマンス・ダッシュボードのすべてのユーザーですか。 |
自分のみ。 |
分析の追加
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プロジェクト・パフォーマンス・ダッシュボードを開きます。
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グローバル・ヘッダーで名前をクリックし、「管理」サブメニューから「ページの編集...」を選択します。
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分析を追加するには、アクティブなサンドボックス・セッション内で作業している必要があります。まだサンドボックス・セッション内で作業していない場合は、サンドボックスをアクティブ化します。「サンドボックスのアクティブ化」をクリックします。
すでにアクティブなサンドボックス・セッション内で作業している場合、ステップ3から7は不要です。
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「サンドボックスの管理」ウィンドウで、サンドボックスを選択し、「有効として設定」をクリックします。
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サンドボックスをアクティブ化すると、アプリケーションによってホーム・ページにリダイレクトされます。「警告」ウィンドウで、「はい」をクリックして続行します。
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プロジェクト・パフォーマンス・ダッシュボードを開きます。
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グローバル・ヘッダーで名前をクリックし、「管理」サブメニューから「ページの編集...」を選択します。
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「レイアウトの変更」をクリックし、「2列、左を狭く」オプションを選択します。
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幅が広いほうの列の「コンテンツの追加」をクリックします。
「コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスの「レポートおよび分析」フォルダに、BIカタログの内容が含まれています。
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「プロジェクト財務サンプル・レポート」フォルダが表示されるまでカタログ内のフォルダをクリックします。このフォルダ内の分析の名前をクリックし、「追加」をクリックして分析のすべてのビューを含めます。
「オープン」または「プロジェクト損益計算書」をクリックした場合、追加する特定のビューを選択できます。
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ダッシュボードの幅の広いほうの列の最上部に分析が追加されたことを確認したら、「クローズ」をクリックします。
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「クローズ」をクリックしてコンポーザのビューを閉じ、ダッシュボードを表示します。
ダッシュボードの作成と編集
ダッシュボードを作成および編集し、そのコンテンツとレイアウトを定義して分析や他のオブジェクトを編成して、有用でナビゲーション可能な情報のパレットを作成できます。分析、レポート、プロンプトなどのビジネス・インテリジェンス(BI)カタログ内のオブジェクトに加えて、テキストやセクションなどをダッシュボードに追加できます。
ダッシュボードの作成
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「レポートおよび分析」作業領域、または「レポートおよび分析」パネル・タブ(使用可能な場合)を開きます。
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「カタログの参照」をクリックします。
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「新規」をクリックし、「ダッシュボード」を選択します。
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ダッシュボードの名前と説明を入力し、保存先のフォルダを選択します。
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「すぐにコンテンツを追加」オプションを選択した状態で、「OK」をクリックします。
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オプションで、さらにページやタブをダッシュボードに追加します。
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ダッシュボード・オブジェクトまたはカタログ・ペインからアイテムを移動して、コンテンツをページに追加します。
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「保存」をクリックします。
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「カタログ」リンクをクリックします。
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「フォルダ」ペインで、ダッシュボードを選択します。
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page 1の「その他」をクリックし、「名前変更」を選択します。
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新しい名前を入力し、「OK」をクリックします。
ダッシュボードの編集
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「レポートおよび分析」作業領域または「レポートおよび分析」パネル・タブ(使用可能な場合)で、ペインのダッシュボードを選択し、「その他」をクリックします。
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このペインでダッシュボードを選択し、「その他」をクリックします。
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「編集」をクリックします。
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前述の「ダッシュボードの作成」のタスクのステップ6と7を実行し、次の例のように、必要に応じて他の変更を加えます。
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ダッシュボードのコンテンツを削除します。
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コンテンツを移動します。
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ページのレイアウトを変更します。
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「買掛/未払金請求書監査証跡一覧」ダッシュボードのコピー
この例では、オリジナルではなくコピーを編集できるよう事前定義のダッシュボードをコピーする方法を示します。適切なロールがある場合、(必要な場合のみ)ダッシュボードを作成したり、事前定義のダッシュボードを直接編集できます。そうではない場合、事前定義のダッシュボードをコピーし、コピーを編集する必要があります。
次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。
考慮が必要な意思決定事項 | この例の場合 |
---|---|
どの事前定義のダッシュボードをコピーしますか。 |
買掛/未払金請求書監査リスト |
コピーしたバージョンは自分専用ですか。複数のユーザー用ですか。 |
複数のユーザー |
ダッシュボードをコピーして機能させるには:
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「買掛/未払金請求書監査リスト」ダッシュボードのコピーを作成します。
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事前定義のものではなく、コピーした分析およびプロンプトが含まれるようコピーしたダッシュボードを編集します。
ビジネス・インテリジェンス(BI)カタログの「共有フォルダ」→「カスタム」の下にコピーを保存します。コピーがオリジナルと同様のフォルダ・パスを持つよう「カスタム」内にフォルダを作成する必要があります。
ダッシュボードのコピー
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「レポートおよび分析」作業領域を開きます。
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「コンテンツ」ペインで、「共有フォルダ」→「財務」→「買掛/未払金」→「請求書」→「買掛/未払金請求書監査証跡一覧」→「請求書監査証跡一覧」の順に選択し、「詳細」リンクをクリックします。
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「フォルダ」ペインで「買掛/未払金請求書監査証跡一覧」ダッシュボードが選択された状態で、ツールバーの「コピー」ボタンをクリックします。
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「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「財務」を選択します。
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ツールバーの「新規」ボタンをクリックし、「フォルダ」を選択します。
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「名前」フィールドに「買掛/未払金」と入力し、「OK」をクリックします。
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「買掛/未払金」フォルダに「請求書」サブフォルダを作成します。
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ツールバーの「貼付け」をクリックして、ダッシュボードを「請求書」フォルダにコピーします。
プロンプトおよび分析のコピー
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「請求書」フォルダがまだ開いている状態で、ツールバーの「新規」をクリックし、「フォルダ」を選択します。
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「名前」フィールドに「プロンプト」と入力し、「OK」をクリックします。
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「レポート・コンポーネント」という名前で別のフォルダを作成します。(このコンテキストでレポートはダッシュボードのことです。)
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「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」→「財務」→「買掛/未払金」→「請求書」→「プロンプト」を選択します。
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「買掛/未払金請求書監査証跡一覧」ダッシュボード・プロンプトの「詳細」リンクをクリックし、「コピー」を選択します。
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「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「財務」→「買掛/未払金」→「請求書」→「プロンプト」を選択し、ツールバーで「貼付け」をクリックします。
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「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」→「財務」→「買掛/未払金」→「請求書」→「レポート・コンポーネント」を選択します。
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「買掛/未払金請求書監査証跡一覧」分析の「詳細」リンクをクリックし、「コピー」を選択します。
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「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「財務」→「買掛/未払金」→「請求書」→「レポート・コンポーネント」を選択し、ツールバーで「貼付け」をクリックします。
コピーしたダッシュボードの編集
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「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「財務」→「買掛/未払金」→「請求書」→「買掛/未払金請求書監査証跡一覧」を選択します。
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「請求書監査証跡一覧」ダッシュボードの「編集」リンクをクリックします。
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「検索」リージョン内の「買掛/未払金請求書監査証跡一覧」ダッシュボード・プロンプトの「削除」ボタンをクリックします。
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「カタログ」ペインで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「財務」→「買掛/未払金」→「請求書」→「プロンプト」→「買掛/未払金請求書監査証跡一覧」の順に選択し、これを「検索」リージョンに移動します。
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「セクション1」領域内で「買掛/未払金請求書監査リスト」複合ビューを削除します。
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「カタログ」ペインで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「財務」→「買掛/未払金」→「請求書」→「レポート・コンポーネント」→「買掛/未払金請求書監査証跡一覧」の順に選択し、これを「セクション1」リージョンに移動します。
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「保存」をクリックします。
ビジネス・インテリジェンスのリポジトリおよびセッション変数
この表は、分析で使用できるリポジトリおよびセッション変数を示しています。
変数名 | タイプ | 使用方法 | オファリング |
---|---|---|---|
CURRENT_DAY |
セッション変数 |
現在の日付の値を返します。 |
すべて |
CURRENT_MONTH |
リポジトリ変数 |
現在の月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
すべて |
CURRENT_WEEK |
リポジトリ変数 |
現在の週の値をYYYY Weeknnn形式で返します。 |
すべて |
CURRENT_QUARTER |
リポジトリ変数 |
現在の四半期の値をYYYY Q n形式で返します。 |
すべて |
CURRENT_YEAR |
リポジトリ変数 |
現在の年の値をYYYY形式で返します。 |
すべて |
NEXT_MONTH |
リポジトリ変数 |
次の月の値をYYYY / MM形式で返します。 |
すべて |
NEXT_WEEK |
リポジトリ変数 |
次の週の値をYYYY Week nn形式で返します。 |
すべて |
NEXT_QUARTER |
リポジトリ変数 |
次のカレンダ四半期の値をYYYY Q nn形式で返します。 |
すべて |
NEXT_YEAR |
リポジトリ変数 |
次の年の値をYYYY形式で返します。 |
すべて |
PREVIOUS_MONTH |
リポジトリ変数 |
前の月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
すべて |
PREVIOUS_WEEK |
リポジトリ変数 |
前の週の値をYYYY Week nn形式で返します。 |
すべて |
PREVIOUS_QUARTER |
リポジトリ変数 |
前の四半期の値をYYYY Q nn形式で返します。 |
すべて |
FAQ
更新の適用時に変更された分析およびレポートに行われる処理
更新は、カタログの「カスタム」フォルダまたは「マイ・フォルダ」には影響しません。そこに保存されるものはすべて、編集または作成した分析およびレポートも含めて保存されます。ただし、事前定義カタログでそれらのフォルダの外部に保存されたものはすべて、更新にそれらのBIオブジェクトの新規バージョンが含まれない場合にのみ保持されます。
「カスタム」フォルダの外部で編集した事前定義済オブジェクトの新しいバージョンが更新に含まれる場合は、変更内容が新しいオブジェクトとして保存されます。更新の新しいバージョンで、既存の事前定義済オブジェクトが上書きされます。(編集された)既存のオブジェクトのコピーが同じフォルダ内に自動的に作成され、新しいバージョンであることを示す新しい名前が付きます。
事前定義済オブジェクトとそのファイル・パス内のフォルダの両方の新しいバージョンが更新に含まれる場合、新しいフォルダ名が、オブジェクトの新しいバージョンとともに既存の事前定義済フォルダおよびオブジェクトを上書きします。(編集したオブジェクトとともに)既存のフォルダのコピーが自動的に作成されます。フォルダは新しいバージョンであることを示す名前に変更されますが、編集したオブジェクトの名前は変更されません。