インポートされたデータに対する自動インボイス検証

自動インボイスでは、Receivablesとの互換性を確保するために、自動インボイス・ファイル・ベースのデータ・インポート・スプレッドシートを使用してインポートされたデータが検証されます。検証プロセスによって、自動インボイス・インタフェース表の列が、Receivablesの適切な値および列を参照していることが保証されます。

自動インボイス検証プロセスに関する次の側面をレビューしてください。

  • 標準検証

  • トランザクション・ソース設定

  • 支払済請求書に対するクレジット・メモ

標準検証

自動インボイスでは、すべてのデータに対して次の標準検証が実行されます。

  • 定値の定義: 設定に関連する値がすでにReceivablesまたは他の関連アプリケーションで定義されていることを確認します。

  • トランザクション番号採番: トランザクション・ソースに従ってトランザクション番号採番を管理し、指定されている場合は文書番号が関連文書連番タイプ内で一意であることを確認します。

  • 通貨精度: 金額および計上済金額が、General Ledgerでの定義に従って、指定通貨に対して正しい精度であることを確認します。精度は、指定通貨のトランザクションで通常使用される小数点の後の桁数です。

  • 相互検証: 特定の列値が相互に一致していることを確認します。これらの値は、1つのインタフェース表内または複数のインタフェース表間に存在します。

トランザクション・ソース設定

「自動インボイスのインポート」プロセスでは、タイプが「インポート済」のトランザクション・ソースのみを使用できます。「インポート済」のトランザクション・ソースの「自動インボイス・オプション」および「情報のインポート」セクションの設定によって、自動インボイスによるインポート済トランザクション明細の検証方法が決定されます。

支払済請求書に対するクレジット・メモ

自動インボイスでは、トランザクション・ソースの「クレジットの入金処理」オプションの設定をレビューすることで、クレジット・メモが検証されます。

「クレジットの入金処理」オプションが使用可能になっている場合、自動インボイスでは、各クレジット・メモおよび関連請求書が自動的にレビューされ、その入金処理の適格性が判断されます。

「クレジットの入金処理」オプションが使用可能になっていない場合、自動インボイスでは、次のように標準請求書検証を使用してクレジット・メモが評価されます。

  • 請求書に割り当てられたトランザクション・タイプで通常消込のみが許可されている場合、自動インボイスではクレジット・メモが拒否されます。貸方入力した請求書から入金の消込を取り消して、自動インボイスを再実行してクレジット・メモを正常にインポートする必要があります。

  • 請求書に割り当てられたトランザクション・タイプで超過消込が許可されている場合、自動インボイスではクレジット・メモがインポートされ、貸方入力した請求書から入金の消込が取り消されるまで、請求書は超過消込されます。